2003年7月27日(日) ボイル沈黙、その訳は
前回の釣行で、サイズと波動がキモではないか?と睨んだので、今回はそれを検証すべく、涸沼へ。いつものごとく2時半に出発。 釣り場には4時に到着。今日はなんと、先行者がいた。しかし、わずかに先に着いたようで、下見を終えて土手を下りてくる所であった。準備は自分の方が先に終えてしまったので、「どちらに入りますか?」と声をかけ、先行者の入らない側のポイントに入る。 天気は曇り、風は今日は北西、流れはゆっくりと順流に流れている。ボイルはまだ起こっていない。とりあえずのエスフォーで探りをいれる。後に、今日試したいルアーを適当なタイミングでチェンジしていく。 4時20分頃、頭上が明るくなったと思ったら、車が2台やってきた。先行者と仲間らしく、少しの会話後ウェーディングすべく下流に入っていった。どこに入るのだろうと見ていると、そこはベイトが本流に流れ出す重要な場所。イヤな予感がしたが、まあ釣りには支障がないだろうと、その時は気にも留めなかった。 4時半をまわり、いつもならボイル爆発タイムなのだが、今日は所々でしか起きない。先の2人は開始早々から爆釣。はっきり言って、そこにウェーディングしている人も初めて見たし、誰もルアーを投げないだろうから、釣れるはずなのだ。ルアーの選択が大きく間違ってなければ。こちらは先行者も含めて、全く反応がない。 その後、Sさんが登場。今日の状況を説明し、Sさんも少しルアーを投げてくると言って別れた。反応が無いので、ウェーディング2人組の巻くスピード、ロッドの角度、ルアーのシルエット等を良く観察し、ルアーをソニックブレードにチェンジ。しばらくキャストしていると、ちょうど5時頃「コンッ」と小さい感触がロッドに伝わった。「魚か?ボトムか?」ちょっと迷っていると、ゆっくり動いた。と、思った瞬間、バシャっと一発エラ洗い&フックアウト。頭のシルエットからして、60オーバーは確実だった。シングルフック1本だったので、掛かり所が悪かったのと、自分でもアワセをろくに入れられなかったのがフックアウトの原因か。残念。 それ以後は、今日用意したスモールルアーのゲイブレード、フィリー、ラパラF05、そして、気になって持ってきたスピナベのV−FLATをキャストするが、反応無し。5時半になり、ウェーディングの2人組も引き上げてきた。ボイルも単発になり、そろそろ時合も過ぎたように思えた。 Sさんが、6時で終了。自分は6時半まで粘ろうと、可能性のあるソニックブレードをキャストし続ける。結局6時40分までに、本流側でV−FLATで1回、ソニックブレードで1回バイトがあっただけだった。ソニックブレードのバイトは、一度アワセ損ねた後、フワッとなったルアーにもう一度バイトしてきたのだが、フッキングしなかった。 そういう訳で、今日はボーズ。Sさんが「こんなにボイル起きなかったんだっけ?」と帰り際につぶやいたが、確かに今日はボイルが少なかった。それはおそらく、ウェーディング2人組が、ベイトの本流への進入口に立ちこんだのと関係があるはず。それが無かったら、もう少し魚が上流まで入って来たはずなのだ。しかし、いつもボイルがあってもヒットは2〜3回だし、今日も一度ヒットさせているのだから、そのために釣れなかったとも言えない。少ないバイトを確実に掛けないと、魚はキャッチできないという事だ。掛ける事に関しては、もう少し修行がいりますな。 それから、前回疑問に思って検証してみたスモールルアーたちだが、バイトすらない所を見ると、あまり小さすぎるのも良くないという事だろう。サイズに関しては、単に長さだけでなく、シルエット、ボリュームという見方もあるから、大きくても薄い、細いとかでボリュームが小さければ、ヒットするのではないか。あまり小さいルアーは、フックもそれなりに小さくしなきゃいけないので、バイトがあってもヒット後バラシという状況になりそうだ。そこそこに小さくというのが正解だろうが、こればっかりは、釣りながら観察して見つけるしかない。次回もサイズと波動については、意識して釣りをしようと思う。 ■釣行データ■
■使用タックル■
■経費■
<back|next> |