"A Hard Road" (ボーナス・トラック盤)
John Mayall & The Bluesbreakers
(C)&(P)1967,2006 Decca Music Group Ltd., USM JAPAN, A UNIVERSAL MUSIC LLC
A Hard Road / John Mayall & The Bluesbreakers
UICY-25664
01. A Hard Road
02. It's Over
03. You Don't Love Me
04. The Stumble
05. Another Kinda Love
06. Hit The Highway
07. Leaping Christine
08. Dust My Blues
09. There's Always Work
10. The Same Way
11. The Super-Natural
12. Top Of The Hill
13. Someday After A While (You'll Be Sorry)
14. Living Alone
bonus tracks
15. Looking Back
16. So Many Roads
17. Mama, Talk To Your Daughter
18. Alabama Blues
19. All Of My Life
20. Ridin' On The L&N
21. Eagle Eye
22. Little By Little
23. Sitting In The Rain
24. Out Of Reach
25. No More Tears
26. Ridin' On The L&N
27. Sitting In The Rain
28. Leaping Christine

John Mayall- - -vocal,organ,piano,harmonica,guitar
Peter Green- - -vocal,guitar
John McVie- - -bass
Aynsley Dunbar- - -drums
with
Hughie Flint- - -drums
John Almond- - -sax
Alan Skidmore- - -sax
Ray Warleigh- - -sax,flute
Paul Butterfield- - -harmonica (19-22)

ブリティッシュ・ブルースバンド、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズの1967年の作品「ハード・ロード(A Hard Road)」を元に、ボーナス・トラックとして当時発売されたシングル盤や当時の音源などから選曲された特別編集盤「ジョン・メイオールとピーター・グリーン/ブルースの世界+14」(日本盤、SHM-CD仕様)です。 「A Hard Road」のオリジナル盤では、1曲目から14曲目の全14曲ですが、このCD盤では2倍の全28曲となっています。
ボーナス・トラックの曲では、15曲目と16曲目、23曲目と24曲目がシングル盤レコードのA面とB面、17曲目と18曲目が1966年10月の録音から、19曲目から22曲目がポール・バタフィールドが参加したEP盤("John Mayall's Bluesbreakers with Paul Butterfield")から、25曲目から28曲目が1967年1月23日に演奏されたBBCスタジオ・ライブからとなっているようです。
本作品はディスク仕様がSHM-CDや、多分リマスター音源と言うこともあって音質が良くなかなか聞きやすくなっているようです。

なおCD2枚組の「A Hard Road - Expanded Edition」も発売されています。

なお私の記憶やインターネットで調べましたが、”EP盤(Extended Play)”についてですが、EP盤は日本ではシングル盤(直径17cm、45回転、片面1曲)と同一でしたが、主にアメリカやイギリスでは同じ17cmで45回転のレコードに片面2〜3曲を収録した物をEP盤としていたようです。 シングル盤はオートチェンジャー用に中心部の穴の直径が大きいため”ドーナツ盤”とも呼ばれていました。 ですのでシングル盤の再生には、LPレコード(直径30cm又は25cm、33と1/3回転)も再生する一般的なレコード・プレーヤーではアダプター(直径約3.8cm)が必要でした。
確か日本ビクター等のシングル盤は中心部の穴の大きさがLPレコード用と同じでしたが、中心部を割って大きな穴にする為の工夫がされていました。 なお、日本ではアメリカやイギリスのEP盤のような形式はコンパクト盤(直径17cm、33と1/3回転、片面数曲入り、別名17センチLP)と呼ばれていました。
昨今はレコードが再び人気が出てきたようですが、レコード・プレーヤーはいろいろと種類が有りました。 そうですね、主にアンプやスピーカー内蔵の単体で使用可能な製品(ポータブル電蓄)と、オーディオ用で高性能な製品とがありました。 ポータブル電蓄は再生速度が調節できず回転数がやや早かったり、再生音も主に低音が出なかったりした製品が多かったですが、オーディオ用のレコード・プレーヤーは回転数が安定するダイレクト・ドライブが主流になってきましたし、回転速度の微調整が可能でしたし、ピックアップ・カートリッジが取り換え可能などたいていは高性能でした。 ただオーディオ用レコード・プレーヤーは、アンプやスピーカーが必要で、音質を追及すると限りなく費用が掛かるなどしました。
もともとレコードは欠陥が多く、針先が摩耗する為新しく購入が必要(ダイヤモンドの針先は長持ちした)、静電気などでほこりが付着しやすい為ノイズが出やすい、レコードの材質的に傷がつきやすく摩耗しやすい為これも不要なノイズが発生する、レコード盤が反ったりしていて場合によっては針が飛ぶ、使用回数が多くなると音飛びや同じ部分を再生し続ける、回転むら(ワウフラッター)により折角の音がふらつく、レコードの種類により回転数を変更する必要がある、シングル盤レコードはアダプターが必要など面倒なことが多かったです。
レコードの再生音も最初はモノラルでしたが、レコードの小さな溝の壁に2種類の音を刻むことが可能なステレオが発明されましたが、その方法は今でも理解しがたいです(1970年代の4チャンネル・レコードはさらに難解ですなあ)。

このCDアルバムのトータル・タイムは、79分22秒となっています。

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