大生連サブロゴ
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大阪市生活保護交渉

2011年12月14日 大生連
 12月14日、中之島中央公会堂にて大阪市健康福祉局保護課と2日目の交渉を行いました。当局は武市課長代理、喜志係長他が対応されました。大生連は17単組91人参加し、私の要求アンケート3単組15名分を追加提出しました。

《貸付についてのやりとり》
■エアコン設置の貸付について
【大生連】 貸付件数は何件か。
【大阪市】 市では把握していない。調査のしようがあるか検討させてほしい。
【東淀川】 今あるエアコンが故障しているときも、貸付を利用できるのか。
 港  古いエアコンなので電気代がものすごくかかる。新しいものに買い換えるために貸付は利用できるのか。
【淀 川】 クーラーがなく扇風機で我慢していることは担当ケースワーカーも知っているはずなのに貸付があることを教えてくれたことはない。
【大阪市】 文書や会議等でも制度の周知は行っているが、不十分なら再度したい。エアコン購入費は貸付対象になる。【大生連】 年金などの収入がない人は貸付を利用できない矛盾がある。大阪市の考えを教えてほしい。緊急援護資金で貸付は出来ないのか。また、東京都は4万円を支給している。大阪市で行うとすれば予算はどのくらい必要か。
【大阪市】 緊急援護資金は生活保護世帯は対象になっていない。4万円を支給するとすれば単純計算で4億5千万円。市独自での制度の創設はむずかしい。現在検討はしていない。
【大生連】 大生連が行ったアンケートでは3割の世帯がクーラーのない状況。年金などの収入のなく貸付利用できない人はどのようにやりくりしてクーラーを購入すればいいのか教えてほしい。
【大阪市】 今の生活保護制度では一時扶助の対象外については月々のやりくりの中で行うことになっている。エアコン設置のための貸付対象について厚生労働省にも問い合わせたが、現状は方法がない。
【大生連】 改善をするよう国へ要望してほしい。月々の保護費をやりくりし、お金を貯める余裕はない。保護世帯の立場にたって考えてほしい。また、貸付を利用するために必要な保証人をたてることも利用しにくい原因にもなっている。


■緊急援護資金について
【大生連】 原資の増資はされているのか。
【大阪市】 平成17年に1800万円の増資をしてからはしていない。原資としては10億円あり、9億2千万円を貸付につかい8千万円ある。償還分を貸付にまわしている。
【 港 】 失業し、雇用保険が支給されるまでしばらくかかるので申請に行っても5万円しか貸してくれなかった。保証人も必要といわれた。
【鶴 見】 5万円必要といって貸付申請に行ったが、お金がないという理由で1万円しか貸してくれなかった。
【東 成】 お葬式で田舎に帰るからと5万円申請したが、交通費の実費分しか貸してくれなかった。
【 港 】 5万円の貸付を利用しているが限度額まで残り5万円ある。貸付は利用できるのか。
【大阪市】 限度額は10万円。必要最小限の金額の貸付を行う。居住6ヶ月未満の人には保証人が必要。区の判断で個別ケースのよっては保証人をとっている場合もある。貸付は返還後でなければ利用できない。平成22年度は5300件の貸付を行っている。5万円以上貸付けているのは600件超。10万円の貸付は39件。
【 港 】 生活費としては貸付けてくれない。公的な貸付が利用できないとサラ金にはしってしまい、そこから生活保護へと陥っていくケースが多い。限度額の増額もしてほしい。
【大阪市】 ただ生活費がないというだけでは貸付理由にならないが、例えば医療費が多くかかり生活費が足りなくなったということなら貸付理由になる。
【此 花】 民生委員へ必ず行かなければ貸付は利用できないのか。直接区役所で手続きできるようにしてほしい。
【大阪市】 民生委員は協力機関。世帯の日々の生活について見まもりとしても必要だと思っている。とくに大阪市は高齢の単身世帯が多く、その部分でも見守りは必要。対応などについては直接的な指導をできる立場にはないが、民生委員指導連盟には伝える。昭和45年から委託をしており、決定する立場にもある。
【大生連】 齟齬(そご)があったときなど大阪市が責任をもって行う必要がある。
【大阪市】 原資の10億円は公金なので大阪市の事業には間違いない。大阪市の責任はある。
【大生連】 昭和45年当時とは時代背景も違い民生委員が個々の世帯を把握することは困難になっている。また、生活保護については補助機関から協力機関になった。今の時代にはあわない。
離職者支援資金、母子寡婦福祉資金については件数、金額などの資料を求めました。

《事例に基づく交渉のやりとり》
■生活保護基準について
【生 野】 70歳になって保護費が下がったが、生活費としては60代のころと変わらない。必要な栄養面からみても70歳からのほうが生活費がかかるのになぜ減額されるのか。
【淀 川】 70歳になり保護費が下がり生活が大変。食事も日に2回にして節約し、電化製品が壊れたときのために貯金している。基準を引き上げるよう国へ要望してほしい。
【大阪市】 保護基準は一般世帯の水準や経済動向などをみて国で決められる。なぜ70歳から引き下げられるのかは国からの詳しい説明はない。国へ意見は伝えたい。

《前回からのやりとり》
■鶴見区の高校生のアルバイト収入の返還について
【鶴 見】 収入申告されていなかったため78条での返還を言われている。担当のケースワーカーの説明不足で収入申告が必要なことを知らなかった。担当者は、収入があったにもかかわらず報告しなかった場合はすべて78条の扱いになる。鶴見区では厚生労働省の監査で63条の扱いが多いので、78条でするようにと言われた。
【大阪市】 母親に15歳以上の方については、収入のあるなしに関わらず申告するよう言っていた。説明していたにもかかわらず課税調査で判明したため78条での返還となった。
高校生の母親 子どもに小遣いがほしいと言われ、保護を受けているので、ほしければ自分でアルバイトするようにと言っていた。142万円の収入があり60回払いでの返還を言われている。月々2万3千円を5年間も続けるのは厳しい。子どもの収入を報告しなければいけないことは知らず、当初ケースワーカーも「僕がきちんと言っておけば。心配しなくても免除されることもあるから」と言っていたのに、くい違いがある。

【大生連】 知っている、知っていないに関わらず、収入未申告なら78条で対応するのは正しいことか。
【大阪市】 誤りです。保護開始時にはしおりを用いて基本的な説明も行っている。昨年には高校生のいる世帯へ文書も送付し周知している。これまでも周知のためにいろいろしてきたが、ビラをつくるなどたびたび文書を送ることも考えている。
【鶴 見】 毎月の収入申告時に高校生がいることがわかっているのだから、ひとこと言っていればこのようなことにはならなかった。本人もアルバイト収入があることを隠すようなことはしておらず、知らなかっただけで不正ではないため78条にはあたらない。
【大生連】 このケースは78条にあたらない。本人も交えて区との話し合いに本庁も入ってほしい。
【大阪市】 78条の取り扱いについては法の通り。すでに審査請求が出されている案件なので、これ以上のことはさしひかえたい。
【大生連】 審査請求の間は、返還の執行停止になるのか。
【大阪市】 ならない。別に申請が必要です。

生活保護法(第78条) 不実の申請その他不正な手段により保護を受け、又は他人をして受けさせた者があるときは、保護費を支弁した都道府県又は市町村の長は、その費用の全部又は一部を、その者から徴収することができる。

■住吉区の漏給について
【住 吉】 知人へ貸したお金の返済を毎月1万円収入認定されていた。保護を申請するときに知人へ50万円貸しており、毎月1万円の50ヶ月返済があることも伝えていたにも関わらず、10ヶ月も余分に収入認定し、保護費を削っていた。区は3か月分の遡及しか認めない。
【大阪市】 実施要領の通り、3ヶ月のみの遡及になる。
【大生連】 以前、平野区で母子加算の漏給があったとき、1年以上遡って支給された。もう一度検討してほしい。
【大阪市】 実施機関に間違いがあったことに違いはないが、法に基づく取り扱いしかできない。
【大生連】 住吉区の裁量で遡って支給することに市はダメと言うのか。また、審査請求はできるか。
【大阪市】 審査請求は期間が過ぎておりできない。
【大生連】 行政処分であれば審査請求できるが、その処分そのものに瑕疵(かし)がある場合は無条件でただすべきだ。

■淀川区の助言指導について
【淀 川】 50代の方で無保険だったため申請のときに病院に行きたいと言っているにもかかわらず、助言指導書を出している。稼動年齢の人には保護決定の法定期限が守られていない。また、病院に行くなら保護決定が病気の診断の回答を待つので1週間のびるといわれた。病院で働けると言うことになれば、そこからまた決定に2週間かかると言われている。
【大阪市】 個別ケースの特定ができなかったが、淀川区の場合、この間たびたび問題が起こっているため、課長に直接指導した。

■扶養義務の照会文書について
【平 野】 以前は「扶養義務照会」という文章だったが、「扶養義務のお願い」にかわり、内容も「していただかなければいけない」などと強制に取れるような文章になっている。なぜこのように変更されたのか。
【大阪市】 平成16年以降は変更してない。照会よりお願いの方がわかりやすいと思っている。ご意見として伺い、内容の検討もしたい。
【大生連】 どのように検討したのかも後日回答してほしい。
【大阪市】 わかりました。

一時金や老齢加算の復活を求めるひとこと
▼復活して欲しい。お正月などの時にもお餅も買いたい ▼クーラーはありますが出来るだけかけないようにしています。だから出して欲しい ▼贅沢三昧できるお金が欲しいのではありません。「もう少しあったら楽になるのにねえ」と言うささやかな金額なのです。親ならば子どもにクリスマスプレゼントお正月にはお年玉をやりたいと思う。夏には日帰りでいいから親子で遊びにも行きたい!そんなに贅沢なことでしょうか?教えてほしい ▼新しい服や下着など安い所を求めて、バザーなどで購入しているので、一時金が復活すれば旅行や、家族・友人と楽しい食事もできると思います ▼冬は、暖房は我慢ができても、夏の暑さは我慢ができません。冷房の電気代として夏季一時金は頂きたいです。年金があっても少しの年金しかありませんので生活ができません ▼高齢になり、体が動かなくなった時に出費も増える事と思うので、加算復活は必要と思う ▼11月20日で70歳になりますが、生活保護が3800円引かれます。田舎(岡山県)に墓参りにも行けません。(2人で往復4万円ぐらい) ▼夏季一時金について、ここ数年夏は、暑くなっているので、どこへも出かける事のない私達においてクーラーは必要です。その為の電気代が、大変です ▼私自身エアコンは使用していませんが、なぜかと言うと電気代が高くつくからです。60代も70代も食べる量は同じと思います。なぜ70代以上になると保護費が下がるのはおかしいと思います ▼年々温暖化してくる中で夏の暑さも厳しくなり熱中症の危険度も増してきます。今の住居は夏は暑く、冬は寒い構造のようで冬同様夏期加算が必要
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