トップページ

こころ元気研究所 鎌田敏です。

学校講演を終えて、生徒の皆さんからいただいた感想の一部です。ご紹介させていただきます。

講師として講演会でお話させていただく僕にとっての大切な宝物です。

みんな、ホントにありがとう!


平成19年6月
愛知県の中学校にて テーマ「命は宝」 


■自分の意見などをもとにして、しゃべっていて面白くてわかりやすかった。話をきいて、生きててよかったなと思った。大阪弁で面白かったからあまりねむたくならなかった。最後言った言葉でなるほどと思った。鎌田さんは、その言葉を守ろうとしていることが伝わってきて、この人はすごいなと思った。また前中に来て、話をしてもらえればと思う。(1年男子)

■今回の講演では、何か当たり前のことがすごくわかりました。たしかに幸福になりたいなんて、普通だけどこんな意味があったなんてと思い、へーということもあれば、小学校の社会でも勉強した沖縄のことについてとかすごくかわいそうなことも知りました。やはり1番心に残った言葉は、「命どう宝」と「人生は一度しかない」という言葉でしょうか。どれも当たり前の言葉だけど、なんかいつも心においておかないといけない言葉だなあと思いました。(1年男子)

■鎌田先生の話を聞いて、命がどれほど大切なのか、がよくわかりました。今私たちは、普通に生活をしているけど、それがどれほど幸せでどれほど嬉しいことなのかよくわかりました。会話の中で「死ね」とか「しょうがい(笑)?!」などを使うことが自分もあるし、周りの人が言っているのを聞くこともよくあります。だけど・・・・・今日、話を聞き、絶対に軽い気持ちで使ったらいけないな。今日からは何があっても使わない、使いたくないと思いました。(1年女子)
 
■私は今回一番印象に残ったことはやっぱり「戦争のお話」です。私は、去年学芸会で「はだしのゲン」をやったので、その状況などが思い浮かびました。南風見や波照間について、とても悲しく思います。「星になったこどもたち」も児童が考えた幼い作品なのにとてもりっぱにすばらしく伝わってきました。今となっては、なぜ戦争が起こるのだろうと思いました。1月の阪神淡路大震災も6434人(だっけ・・?)の人が亡くなったなんてびっくりしました。とても悲しいです。(1年女子)

■あの人は、熱血でいいと思いました。自分も命を大切にして長生きしたいです。子どものうちに死ぬのは、嫌だなあと思いました。楽しみにしていた大人を味わえないのは、とても悲しいです。大人になったら、何かをしたいとか、何かになりたいとか夢があるのに、死んでしまった子どもたちはかわいそうだと思いました。日本はすごく恵まれているなあと思いました。交通事故には絶対にあいたくないです。変なところをけがしたら死んでしまうかもしれないので、気をつけて生きていきたいです。(1年女子)

■命は、お金より大事だとわかった。人が喜ぶことを積極的にやりたいと思う心が大切だとわかった。人にあいさつしたり、ありがとうといわれるようなことをしたい。自分は豊かに恵まれていて、本当にありがたいと感じた。(1年男子)

■この講演会に参加して、印象に残ったことは3つあります。1つは、「幸福」の字の意味の違いです。この説明を聞いたときは「へぇ〜」と思いました。2つ目は、気持ちのもち方についてです。これから部活で走るときは、気持ちのもち方を変えてがんばりたいと思います。3つ目は戦争の話です。このような話はとても興味があるので、聞いていて、とても勉強になりました。(2年男子)
 
■マイナス思考だと「福」も逃げていくんだと思った。戦争の話はすごいひどかった。今私は、人の傷つくようなコトバばかりをいっているけど、話をきいて、いっちゃいけないと思った。そんなコトバよりももっとすばらしいコトバをおしえてもらってすごくよかった。2秒に1人死んでいると聞いて、話を聞いているときも人は死んでいるんだと思うと悲しくなった。大人になれない子どもはたくさんいるんだと思った。なので、私は今子どもだけど、障がいもなくて、幸せに暮らしているので、自分の満足することだけをあつめるんじゃなくて、努力しなきゃなと思った。そして、もっと友達など、たくさんの自分の居場所をつくって、いろんなところを照らしていきたいと思いました。(2年女子)

■命というものをどれだけ大切にしてもしすぎることはないと思った。しかしよく考えてみると、僕たちは、虫の命を絶つことは日常茶飯事のような気がする。人じゃないならいいのかというとそうでないと思う。しかし、こちらが生きていくのに害な者は命を奪ってしまう。だとしたらいじめられている人はいじめている人の命をうばってもいいのかというと、絶対に違う。そこらへんの話は難しいけれど、みんな同じ命なので、考えていきたい。ぼくにとって大切な言葉は、ニュースで言っていた「プレーボールが少しおくれただけだよ」という言葉で、戦争の関係で甲子園にいけなかった人たちが、甲子園でも催しものを行う中で言った一言で、甲子園というあこがれでしかなかったものに手が届いたことをとてもうれしいという気持ちが伝わってきて感動したので、好きな言葉です。(2年男子)

■今日の話で沖縄の戦争のことや命の大切さがよくわかりました。最初に話した沖縄の戦争のことで、僕は社会で勉強した戦争のことが今回のことでよくわかりました。戦争は人の命を奪い、血をとても多く流します。僕は6年生の頃に「神風突撃隊」という劇をしました。でも戦争で国のために命をなくすことは今では考えられません。今は自殺したり、普通に人を刺したりだとか、昔ではあまり考えられないことが起こっています。だから日本人はもっと昔を知り、戦争で命を失う人の気持ちになってこれからを生きてほしいと思います。次は命の大切さだと思います。前に勉強したとおり、命は値段には変えられないと思います。なのに戦争では、命がどんどんなくなってしまっていて、僕はありえないなあと思いました。僕はこの話をきいてとても感動しました。感動という言葉は、感じたことを行動にうつすということです。僕はこれから感じたことを行動や言葉にかえて人生を生きたいと思います。

 径寸十枚 国宝に非ず  一隅を照らす人  この言葉を大人になるにつれて知れていけばいいと思いました。(3年男子)

■鎌田先生の講演を聞かせていただいて、やっぱりひとから「ありがとう」と言われるようなことをすると、「ありがとう」といわれた自分の心がとてもうれしくなり、やさしい心になれるんだなあと思いました。これから今以上に」といわれるようなことを言っていきたいです。「命は宝」命を大切にしていくために毎日を充実させ、自分がキラキラするような行いをしていきたいと思います。(3年女子・司会)

■鎌田先生の言っていたことはとても共感できるところがあった。人を思いやることの尊さ、大切さは大事だと思う。僕の周りや社会の中にも人を思いやることのできない人々はたくさんいる。基本的に僕は、そういう人々は苦手だ。人を思いやることのできない人は、優しさがかけているし、何より自分中心の考えを持っていて、あまり「いい人」とは言いがたいと思う。僕は今回の講演を聞いて、命の大切さとともにもっともっと他者を大事に思えるようにしたいと思った。僕自身、時々、自己中心的な考え方をしてしまうこともあるので、今後はその考えを捨てて、自分中心になりそうになったら、今回の講演を思い出して、人を思いやれるようになりたいです。(3年男子)

■体が健康でも心が健康でなければ元気が出ないといっていて、そのとおりだと思った。疲れていたり、いらいらしているときには元気が出ないし、逆に元気がないときには心も健康じゃないと思う。沖縄の戦争のことを聞いて、たくさんの人が命を落としていたり、傷ついたりして、本当にかわいそうだと思った。歴史の授業で何回も勉強してきたことだけど、唯一地上戦になった場所で1番衝撃が強かったと思う。その沖縄の子どもたちが世界にむけて作った詩をみると、本当にかわいそうだった。たくさんの子どもたちが罪もなく、死んでしまったのをみて「命こそ宝」だと気づいたんだと思う。世界中の人々が忘れてしまっているこの言葉を沖縄の子どもたちはしっかりわかっていると思う。その死んでしまった人たちのことを忘れず、鎌田先生に言われたようにかげから照らしていける、支えていけるようになりたいと思った。(3年女子)

■今日、鎌田先生の話がとてもわかりやすかった。「ありがとう」の言葉、たった一言で人が変わる。その話がとても印象に残りました。そして戦争の話、何千万人のも人々が病気でなくなっていく。人の「死」とは、簡単にみんな使っている言葉だけれど、よく考えてみると、怖いもので、人の感情を動かすのも簡単ではない。先生の話を聞いていると鳥肌が立ちました。先生の姿もホワイトボードに書かれた言葉も見えなかったけれど、何をいっているか私は真剣に聞いていました。ずっと前から皆は、「死」という言葉を簡単につかっているけれど、もう少し考えてみてほしいと思う。「死」というのを耳にするだけで、人に嫌な思いをさせてしまう。「ごめんね」より「ありがとう」の方が気分がいいと思いました。人との会話に気をつけ、今までの自分も見直し、これからも人とのかかわりや命というものの大切さを忘れず大事にしていきたいです。鎌田先生にも・・・「ありがとう」(3年女子)


生徒の感想の一部です。生徒は生徒なりに先生の言葉を受け止めて、感じるものがそれぞれにあったのだなと思いました。先生が最後に自分の好きな言葉を見つけようといわれていたので、今持っている自分の好きな言葉を書いている生徒もたくさんいました。沖縄への思いや教科書には載っていない戦争の一幕を知ることができてよかったと書かれているのもたくさんありました。遠いところ本校まで来ていただきありがとうございました。



いただいた感想はすべて僕の宝物です。
みんな、ありがとうございました。
それぞれの一隅を照らすべく、元気に明るく、優しさと強さをもって、立派な大人へと一歩一歩、その素晴らしい階段を歩んでください。一歩、一歩!
また、いつかどこかで…!(こころ元気研究所 鎌田敏)