R15/16型ボディー架装例

・15型R1/R2/R3
R1 15型R1

13型では人気を博したR1だが、
15型では少数が製造されたのみ。
15型R2に13型R1の前頭部が組み合わさったような構造。

昭和自動車 日野 K-RC721P

(2001.9)
R1 15型R1

15型R1のリベットレス車も極少数製造された。

那須中央観光 いすゞ P-LV219S?

(2005.2)
R2リベット 15型R2

前面が2枚窓の15型R2フルデッカー。リベットボディー車。
R2は通常、普通窓・前扉折戸仕様で、廉価版フルデッカとされた。

小湊鉄道 三菱ふそう K-MS615S

(1998.11)
R2リベットレス 15型R2

1983年末にリベットレスボディー化される。

常磐交通自動車 いすゞ P-LV219S

(2000.6)
R3リベット 15型R3

前面が一枚窓のR3。
15型の貸切バスの代名詞的存在である。

阿寒バス 日デ K-RA51T

(2001.6)
R3リベットレス 15型R3

R2同様、リベットレスに移行したR3。

中部観光バス 日デ P-RA53TE

(2008.11)
R3カーブドガラス 15型R3

R3の中でもネオプラン風バンパーに、カーブガラス・プラグドアを備え
高級貸切車の印象を決定付けた仕様。

井笠鉄道 三菱ふそう P-MS715S

(2002.3)
R3三菱ふそうMSライト 15型R3

R3でも三菱ふそうMS系に架装された車輌の一部は
ライトまわりが純正の部品を採用した角目1×2灯で異彩を放つ。

日東交通 三菱ふそう P-MS715S

(2000.6)
R3P 15型R3P

R3のうち樹脂パネルを用いて、立方体調にしたもの。
後述の15型HDシリーズと似たリアスタイルを持つ。

秋田中央交通 いすゞ P-LV719S

(1999.7)

・15型E/15型B
5Eリベット 15型E

路線専用ボディーとして登場した15型E(5E)。
曲面ガラスを使ったリヤ/フロントガラスなど、
R2・R3と共通の設計思想を読み取れる。

佐世保市交通局 日デ K-U31K

(1998.9)
5Eパネル 15型E

P-からはパネルボディー化される
ライトも、いすゞLVを中心に角目2×2灯が加わる。

静岡鉄道 いすゞ P-LV314K

(2003.8)
5B 15型B

5EとR2の中間に位置するのが15型B(5B)。
標準床貸切用の位置付けであるが、路線シャーシにも架装できるため、
後・中ドアを持ち兼用車とされた例も多い。

下津井電鉄 K-UA31N

(2000.8)
5Bパネル 15型B

P-では、やはりリベットレス化される。
画像は中扉付きの仕様。

西日本ジェイアールバス 三菱ふそう P-MP218K

(2002.1)
5Bカーブガラス 15型B

こちらは逆に貸切に特化したタイプ。
一枚仕様のフロントガラス、側面のカーブガラス、
R3と同等のバンパーを使用している点に注目。

千曲バス 三菱ふそう P-MS715N

(2000.6)
5B連節 15型B

筑波科学万博用に作成された連接バス。
シャーシはスウェーデン、ボルボ社製のB10M。
画像は東京空港交通で使用後、旭川電気軌道に移籍した車両。

旭川電気軌道 ボルボ K-B10M

(2003.9)

・16型E/16型B
6Eリベット 16型E

5Eの狭幅版の16型E(6E)。
前面の窓が幾分小さめで、5Eと若干雰囲気が異なる。

高知県交通 日デ K-RM80G

(1998.4)
6E日野RJ 16型E

少数派だった日野K-RJ(RR)架装例は
その多くが丸目1×2灯で、特徴のある面構えとなる。

臼津交通(大分バス) 日野 K-RJ172AA

(2001.9)
6Eパネル 16型E

6EもP-移行時にリベットレス化されるが
前面窓が拡張され、より5Eに雰囲気は近くなった。
ヘッドライトも角灯が加わる。

川崎鶴見臨港バス いすゞ U-LR332J

(2000.4)
6B 16型B

5Eに対して5Bが存在するように、6Eに対しては6Bが存在する。
自家用での採用例も数多い。

ブルーライン交通 日デ P-RM81G

(2001.9)
6Bカーブ 16型B

中には前面1枚ガラス、カーブドガラスを採用し
R3に近い雰囲気を持つ車輌も存在する。

矢板観光バス 日デ P-RM81ER?

(2003.8)

・15型HD-I/HD-II/HD-III/HU 16型H1
HD1 15型HD-I

丸みを持つR3に対し、角張った外観を持つHDシリーズ。
車体断面の関係でR15系に属する。
ハイデッカー車はHD-I。

伊豆箱根鉄道 日デ P-RA53TA

(2000.12)
HD2 15型HD-II

スーパーハイデッカーのHD-II。
後輪2軸が印象的な日デDA系への架装例も多い。

富山観光バス 日デ P-DA67UE

(1999.6)
HD2 15型HD-II

いすゞのHD-I、HD-IIは
ヘッドライトが2×2灯になるのがデフォルト。

朝日自動車 いすゞ U-LV771R

(1999.9)
HD3 15型HD-III

科学万博用の連節バスで縁を持つことになったボルボB10Mに
富士重工が貸切用ボディーを架装したのがアステローペ。
車体はHD-IIIと呼ばれる。HD-IIとほぼ同一だが、一部2階建て構造と前面デザインに特徴がある。

越後交通 ボルボ P-B10M

(2001.8)
HU(UFC) 15型HU

いすゞLV系で設定されたUFC車。
低運転台に特徴があり、高級貸切車とされた。
画像の車輌は高速バスに転用改造されている。

中国バス いすゞ P-LV719R

(2005.8)
HU(UFC) 15型HD-II

UFC車の影響を受け、展望窓の角度がきつくなったHD-II。
少数派である。

千曲バス 日デ P-DA67UE

(2000.6)
HU(UFC) 16型HI

HD-Iの中型版が16型HI。
採用例は少ない。

京浜急行電鉄 日デ P-RM81GR

(2001.2)

▲ 富士重工製バス概要へ