◆日産ディーゼル NE-UA系(CNG車)
左側面
東京都交通局 NE-UA4E0HAN

<概要>
 圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)を燃料とする(NE-)日産ディーゼル製大型バスで、1996年〜2000年に製造された。
富士重製の車体を架装した場合、全車R17型ボディー(7E)が架装される。
 天然ガスは、軽油を燃料とするときに比べ、排気ガス中の黒煙や窒素酸化物(NOx)が大幅に少ないため、クリーンエネルギーとして注目されている。
それに応えるべく日産ディーゼルでは1993年から試験走行を開始、1994年にU-UA440系をベースに各部を天然ガス対応した車輛を登場させた。
この時は未だ同系列の改造型式扱いであったが、1996年1月にはKC-UA系ベースの車輌で正式な型式認可を取得し、日本初の市販CNGバスになった。
なお、他メーカーでも、いすゞが同年内に正式認可を取得(NE-LV288系)、その後は各社から各種車輛が発売されている。

 都市公営交通を始め、国立公園内など環境保全が要請される地域などで使用されている。

<7E架装車の特徴>
・右側面最後部に上下2段に解れたやや大きめの長方形のエンジン開口部(パンチ孔)がある。
 なお、初期に製造された車両を除き、右側面最後部コーナーに開口部が増設されている。
・前後輪間に横に細長い開口部がある。
・給水口の位置は右側面最後部の窓レベルにあり、縦長の蓋がついている。

右側面 右側面
初期に製造の車輛の開口部は左写真のような形であるが
後期に製造された車両は、右写真ようにコーナーに開口部が増設されている。
なお、左側画像の車両は、現在改造されて、右側の車両と同じ形態になっている。
両車とも東京都交通局 NE-UA4E0HAN

<型式内容>
 1990年(U-)以降〜現在に登場した型式で使用されている型式基準で、中型のRM、RN、RP、JM、JP等と同様である。
(1)はエンジン配置とフレームの有無、(2)は車種を表し、この二つを合わせたものが通称で呼ばれることが多い。
(3)はエンジン型式、(4)は車種またはエンジン単位での使用変更順位をあらわしている。
 なお、型式には現れないが、エンジンの出力は2種類が存在する。
(5)は軸距である。H尺とL尺のみで、N尺の設定はない。
(7)はブレーキで、路線バス系車輛は基本的にNのみである。

NE- U A 4E 0 H A N
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
意味 当系列の適用例 他系列の適用例(参考)
排出ガス規制 NE=天然ガス車(平成6年規制と同期の車両)
(1) エンジン配置
フレーム
U=リヤアンダー R=リヤ(フレームレス)
J=リヤ(フレーム付)
(2) 車種 A=大型 N=小型
M=中型
P=9m大型、中型ベースの大型
(3)
(4)
エンジン
仕様変更順位
4E0=PU6 (天然ガス 6気筒) 460=PG6(一般型 6気筒)
521=RF8(高出力 8気筒)
(5) 軸距 H=4.50〜4.74m(4.72m)
L=5.00〜5.24m(5.24m)
E=3.75〜3.99m(中型路線車 3.9m)
G=4.25〜4.49m(中型路線車 4.28m)(9m車 4.3m)
K=4.75〜4.99m(大型ノンステップ車 4.8m)
N=5.50〜5.74m(JP 5.56m)
(6) サスペンション S=リーフサス
A=エアサス
T=低床リーフサス
(7) ブレーキ N=空気油圧複合式

<NE-UA + 7E 採用事業者>
事業者名型式扉配置窓形状導入数備考
北海道中央バスNE-UA4E0HAN折折―2段1
札幌市交通局NE-UA4E0LAN折引―逆T字1ジェイ・アールバス北海道に移管。
仙台市交通局NE-UA4E0LAN折引―逆T字2
東京都交通局NE-UA4E0HAN折ワ―2段40
川崎市交通局NE-UA4E0HSN折引―2段2
NE-UA4E0HAN逆T字3
横浜市交通局NE-UA4E0HAN折ワ―逆T字27
富士急行NE-UA4E0HSN折―折2段3
特殊4
NE-UA4E0HAN6
名古屋市交通局NE-UA4E0LAN折引折逆T字1
大阪市交通局NE-UA4E0HAN折―引逆T字15
日本交通(大阪)NE-UA4E0HAN折―引2段2大阪ガス契約輸送用 日本交通(鳥取)に1台が異動し路線車に転用。
メトロ1大阪ガス契約輸送用
(サンプルカー)NE-UA4E0LAN折引折メトロ2埼玉県内の自家用車に1台、丸建自動車(埼玉県上尾市、契約輸送用)に1台が移籍。

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