◆日産ディーゼル KC-UA系(8気筒エンジン車)
左側面 右側面
ジェイアールバス関東 KC-UA521NAN ※開口部は下表(1)のタイプ

<概要>
 平成6年排出ガス規制(KC-)適合の日産ディーゼル製大型バスで、1995〜2000年に製造された。
富士重製の車体を架装した場合、全車R17型ボディー(7E,7B)が架装される。

 平成元年規制では2種類のエンジンが存在したU-UA系高出力(8気筒)車であるが、ここで、再び1種類(KC-UA521)に統一されている。
その他の概要はU-UA510系と、ほぼ変わらない。

採用の傾向も、やはり富士7Bを架装した貸切車・自家用車が多いが、7Eでの採用事業者が若干増え、
市内線用のワイドドア装備車も存在する。

<7E架装車の特徴>
・UA系でノーマルな6気筒エンジン車(KC-UA460系など)に比べ、車内へのエンジン貼りだしが大きい。
・エンジン開口部は縦長の長方形で右下の角が斜めに切り取られたている。  中央に桟があり上下2段に分割される。
 ただし道北バスの車両(および自家用車の一部)は、この桟がない1枚もので、右下角の切り取り角度も浅い。
・リヤのナンバーステーは標準タイプが車体中心に付く。
・給水口の位置は右側面最後部の窓レベルにあり、縦長の蓋がついている。
 日デのKC-の路線車の特徴で、同社のP-およびU-と見分けるポイントである。

鹿児島市交通局 道北バス
KC-UA521のエンジン部分
車内への張出しが大きい
鹿児島市交通局 KC-UA521NAN
道北バスKC-UA521NANのリアビュー
エンジン開口部の中央に桟がない ※下表での(2)のタイプ

<型式内容>
 1990年(U-)以降〜現在に登場した型式で使用されている基準で、中型のRM、RN、RP、JM、JP等と同様である。
(1)はエンジン配置とフレームの有無、(2)は車種を表し、この二つを合わせたものが通称で呼ばれることが多い。
(3)はエンジン型式、(4)は車種またはエンジン単位での仕様変更順位をあらわしている。
(5)は軸距である。4.8mの設定はないが、自家用車では改造型式扱いで採用例(7E架装)がある。
 また6.0m以上設定があるが、7E架装車はいない。
(6)はサスペンションで、エアサス(A)のみである。
(7)はブレーキで、路線バス系車輛は基本的にNのみである。

KC- U A 52 1 N A N
(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
意味 当系列の適用例 他系列の適用例(参考)
排出ガス規制 KC=平成6年規制  
(1) エンジン配置
フレーム
U=リヤアンダー R=リヤ(フレームレス)
J=リヤ(フレーム付)
(2) 車種 A=大型 N=小型
M=中型
P=9m大型、中型ベースの大型
(3)
(4)
エンジン
仕様変更順位
521=RF8 (高出力 8気筒) 460=PG6 (標準出力 6気筒)
(5) 軸距 L=5.00〜5.24m(5.24m)
N=5.50〜5.74m(5.55m)
R=6.00〜6.24m(6.00m)
T=6.50〜6.74m(6.50m)
H=4.50〜4.74m(4.72m)
(6) サスペンション A=車軸式エアサス S=リーフサス
B=独立式エアサス
T=低床リーフサス
(7) ブレーキ N=空気油圧複合式  

<KC-UA521 + 7E 採用事業者>
事業者名型式扉配置窓形状エンジン
開口部形状
導入数備考
道北バスKC-UA521NAN折折―逆T字(2)1上川方面専用 
道南バスKC-UA521NAN折――メトロ(1)5
ジェイアールバス関東KC-UA521NAN折――2段(1)3宇都宮支店・小諸支店に配置
鹿児島市交通局KC-UA521NAN折ワ―メトロ(1)15軸距5.24m
鹿児島交通KC-UA521NAN折――メトロ(1)2軸距5.24m 1台は大隈交通ネットワークに異動
屋久島交通KC-UA521NAN折――メトロ(1)1軸距5.24m 現:種子島・屋久島交通
(福島県内の自家用)KC-UA521NAN折――メトロ(2)1
(栃木県内の自家用)KC-UA521NAN折――2段(2)1軸距5.24m
(神奈川県内の自家用)KC-UA521NAN折引―メトロ(2)2軸距4.72m 中日臨海バス(京浜支店 契約輸送用)→ファースト秩父バス(契約輸送用)、静岡県内の自家用に移籍。
(沖縄県内の自家用)KC-UA521NAN折――2段(2)1軸距5.24m


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