◆いすゞ K-ED系

左側面 右側面
井笠鉄道 K-EDM430

<概要>
 昭和54年排出ガス規制(K-)適合のいすゞ製9m大型バスで、1982〜1984年に製造された。
 従来、この大きさの車輛はいすゞのシェアが高く、古くからBA系が存在したた。
これを、1978年にモデルチェンジして誕生したのが、EC系(1980年以降はK-EC系)で、
その後、1982年にエンジンが変更されこのK-ED系になった。

 富士重架装の場合、K-ED系は基本的に5Eになる。(K-)EC系は3Eになる。
なお、富士重以外の車体架装は、川重(標準)と北村が存在する。

<5E架装車の特徴>
・リベットボディーで、左側面・右側面とも最後部にエンジン開口部が開いている。
・5Eリベットボディーの9m大型車はこの型式のみである。
・ナローボディーの車両が極少数ではあるが存在する。
 なおこの時、車体幅の関係で分類上は6Eになるが、仕様は5Eそのものである。

<型式内容>
 1978年〜1983(K-車)年まで使用された型式基準で、中型のCCM・CDM、大型のCJM他と同様である。
(2)はエンジンをあらわし、中型と同じものを使用している。
(3)はサスペンションで、当系列はリーフサスのみの設定である。
(4)数字部分は軸巨をそのままセンチメートル単位で表している。

K- E D M 430
(1) (2) (3) (4)
  意味 当系列への適用例 他系列への適用例(参考)
排出ガス規制 K=昭和54年規制  
(1) エンジン配置 E=リヤエンジン C=リヤアンダーエンジン
(2) エンジン型式 D=6BF1(170PS) J=6QA2 (大型 直噴式標準出力)
L=DH100H(大型 予燃焼室式)
Q=6RB2 (大型 直噴式高出力)
(3) サスペンション M=リーフ A=エアサス 
(4) 軸距(単位:cm) 430=9m車 370,410=中型
470,500,520,550,600=大型

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