豆 本  
第1回リーブル豆本造本装幀コンクール
審査員賞受賞作(1985年)
「あひゞき」 ツルゲーネフ 著 二葉亭四迷 訳

サイズ 68×50×12
山羊革を使った丸背溝つき製本、綿ローンに薔薇の刺繍をして表紙にはめ込みました

スリップケース:見返しとも自作マーブル紙を使用、本の丸背にあわせてケースも曲線に仕上げてあります

「高瀬舟」森鴎外 著

サイズ 68×51×8
山羊革丸背突きつけ装、自作マーブル紙を使用した継ぎ表紙
三方小口マーブル染め

スリップケース:表紙・見返しと同じマーブル紙を使用、本を取り出すための紐がつけてあります

豆本コレクターとして有名な元文化出版局局長の今井田勲氏・製本家の栃折久美子氏等が審査員でしたので、大賞を頂けて大変うれしかったです
豆本コンクールらしく、革装の賞状もかわいらしい豆本サイズでした

第2回リーブル豆本造本装幀コンクール
リーブル大賞受賞作(1986年)

「野菊の墓 上・下」伊藤左千夫 著

本のサイズ 68×53×10  1986年製作
総モロッコ革突きつけ装、金箔押し模様(上下巻連続模様)
この写真では光って良く見えませんが天金を施してあります

スリップケース:見返しと同じ自作マーブル紙使用
上下巻2冊用のケースにしました