自分の大切さと共に他の人の大切さを認めることができ、行動できる子どもに
平成18年6月
広安小学校人権教育研修会

 ただいまご紹介いただきました中川です。「ありとし」と言います。私が七滝小学校に赴任したときです。校長・教頭が一度に異動しました。教頭先生は女性でした。新聞で異動状況を見た地域の中で「今年は、校長も教頭も女性バイ。」との噂が広まったと言うことでした。私はよく女性と間違われます。地域の方は私の名前を「ゆうき」または「ゆき」と読まれたのでしょうね。
 私はこの名前がとても好きです。「有り」は「保有する」という意味があります。「紀」は「21世紀」の「紀」で、「とし」という意味があります。親は「年をとるにつれ、それ相応の人になれ」との期待を込めて名付けたと話しをしてくれました。今、62歳です。なかなか年相応の人間にはなれません。しかしそれを目指して生きています。世界に一つしかない名前を付けてくれた親に感謝し、尊敬しています。だから、私は、何時どこで名前を呼ばれても大きな声で「ハイ」と返事しています。
 皆さんも今日帰ったら、お父さん、お母さんに自分の名前の意味やそのときのご両親の期待を聞いてごらん。皆さんの名前についていろんなことが分かると思いますよ。そして、世界に一つしかない自分や周りの人の名前を大事にしてください。
 熊本県内のある小学校の子どもの「たからもの」と言う詩を読みます。しっかり聞いてください。

たからもの
ぼくのなまえは「だいご」です。
ともだちはときどき「だんご」とかいいます。
ぼくはへいきだけど、
おとうさんとおかあさんがくれた、
せかいにひとつだけのたからものです。
たいせつにしたいです。

 いかがですか。

 今日の人権教育研修会には、体育館いっぱいに約530名の子どもたち、そしてお父さん、お母さん達がいます。大人と子どもが一緒に勉強するのです。
 私は校長時代、先生方に「これからは授業参観、学習参観ではなく、小学校版公開講座の時代ですよ。」と言っていました。それは、保護者が後ろから子どもの学習の様子を参観するばかりでなく、保護者も学習に参加して一緒に学び、考える一時にすることです。高校や大学では社会人が学生と一緒に学ぶ講座があるでしょう。あの小学校版です。今日はまさに小学校版公開講座です。私は一生懸命話しをします。 
 そこで、約束が2つあります。
 1つめの約束は、目で見て、耳で聞いて、心で受け止めることです。約束してくださいね。
 2つは、体を使って活動してもらうことがあります。私が「はーい、集中」と言ったらどんなに活動中であっても、とても楽しいところであっても活動やお話しをやめ、その場に静かに座って待つことです。約束できますか。

 それでは、互いに自己紹介をしましょう。約束事があります。
1 まず、笑顔で「こんにちは」とあいさつする。
2 握手して自己紹介する。 
3 簡単な自己アピールをして、「よろしくお願いします。」という。
4 なるべく、異性や年の違う人とあいさつを交わしましょう。
 5分間です。どうぞ。

 皆さん、たくさんの人とあいさつを交わし、自己紹介できたことでしょう。私もたくさんの人とあいさつを交わすことができました。笑顔で、目と目を合わせて、あいさつすることが心と心を通い合わせる第1歩ですね。
 
 次は、グループ作りをしてみましょう。全員の方に参加して欲しいと思っていましたが、会場の都合で1年1組のみなさんにやってもらいたいと思います。1年1組の人立ってください。みんなの方を見てください。
 皆さん、1年1組のよい子です。どんなグループが出来るか、どんな作り方をするかを見ていてください。激励の拍手をしてください。
 それでは、1年生の皆さん、私が指を3本出して「3人」と言ったら3人グループを作りその場に座りましょう。「男2人女3人」と言ったら男女5人のグループを作るのですよ。では、始めますよ。いいですね。
 「2人」グループを作りましょう。(全員2人組が出来る)早くできましたね。
 次は、「3人」。
 2人が余ってしまいましたね。グループに入れず、立ったままの人がいます。「仲間に入れないというのは寂しいですね。今はゲームです。ゲームだから次には新しい仲間作りが出来ますが、これが学級や地域でのことだったらどうでしょう。仲間に入れなかったり、仲間はずしにあったりしたらどれだけ「心を痛め、悲しみ、苦しい」思いがするでしょう。
 先日、2年生になる孫が私に泣きながら話をしました。
 △ちゃんが「○○ちゃんとは遊ばないで」とみんなに言って私の大好きなお友達が仲間はずしになったの。大好きな○○ちゃんは一人ぼっちで泣きそうな顔をしていたの。私はとてもかわいそうに思った。今日はずっと○○ちゃんと一緒に遊んでいたよ。どうして仲間はずしをするの?
 もしかしたら皆さんの中にも仲間はずしになったことがある人がいるかも知れません。(3年生くらいの男の子が手を挙げる)
 仲間はずしになったことがあるのですか。(「ウン」と言う。)そう。きつかったね。寂しかったでしょう。でも、今はお友達がいっぱいいるのでしょう。勇気を持って手を挙げてくれてありがとう。
 仲間はずしがどれだけ人の心を傷つけるかをよんだ詩があります。一緒によんでみましょう。

 
                 招かれなかったお誕生会
                                   江口 イト

 孫は小学四年生かわいい顔した女の子

 仲良しA子ちゃんの誕生会小さな胸にあれこれと選んで買ったプレゼント

 早く来てねと友の呼ぶ電話の声を待ちました

 夕陽が山に沈んでも電話の声はありません

 孫はポツリと言いました きっと近所のお友達おおぜい遊びに行ったのでお茶わん足りずにAちゃんは困って呼んでくれないかも

 二、三日たった校庭でA子ちゃん家での誕生会楽しかったと友人に聞かされ孫はA子ちゃんに 

 どうして呼んでくれないの私はとても待ったのよ

 A子ちやんとても悲しい顔をして私は誰より千恵ちゃんを呼びたく呼びたく思ったの

 けれども私の母ちゃんは呼んではならぬと言ったのよ

 それで呼べずにごめんねとあやまる友のその顔を見つめた孫の心にはどんな思いがあったでしょう

 私は孫に言いました お誕生会に招かれずさびしかっただろうねと

 孫はあのねおばあちゃん A子ちゃんとても優しいの私の大事なお友達

 A子ちゃん悪くはないのよお母さんが悪いのよ大人ってみんな我ままよ

 寂しく言った孫の瞳に光る涙がありました どんなするどい刃物より私の胸を刺しました


 はじめに自分で思い描くコップの絵を描いてみましょう。
 いろんなコップの絵が出来ています。たくさんの人に描いてもらいたいのですが代表して2人に描いてもらいましょう。(男の子 水を飲むコップ  女の子 取っ手がついたコップ)
 私は「コップの絵を描いてみましょう」と言ったのですが、コップの受け止め方でこのようにいろいろな形が描かれます。みんなすばらしいコップです。言葉を聞いての受け止め方や思い描くイメージがこのように違いがあることに気づいたことと思います。「私はこう思うからみんなもこう思うはず」という考えはおかしいということがわかりますね。自分の考えを大事に、そして他の人の考えも大事にしていきましょう。
 また、今皆さんが描いたコップの絵には、いろんな形がありました。でも、ほとんどが上向きになっています。今こうして私の話を聞いている皆さんの心のコップも上を向いています。下向きのコップに外から水を注いでも、何も溜まっていきません。もったいないことですね。「心のコップ」はいつも「上向き」になるようにしたいものです。
 次は、お月さまを描いてみましょうか。
 三日月、弓張り月、満月、いろいろありますね。先ほどのコップと同じで、受け止め方はこんなにも違うのです。
 あまり話し合いもせずに、相手を誤解したり、自分が誤解されたりしたことはありませんか?
自分は三日月の話をしているつもりなのに相手は満月のつもりで聞いているかも知れません。これでは誤解が生まれるはずです。そんなときは、よく話し合うことです。
 いくつかの絵を見てみましょう。

 絵を見てください。
 (1)中に描いてある四角形は正方形でしょうか?
   (四角形の周りに円が描いてあるので、曲がって見えませんか?帰ったら定規で確かめてください。)
 (2)直線はどちらが長いでしょうか?(左が長く見えませんか。) 
 (3)2本の線は直線でしょうか?(ふくらんで見えませんか。)                                      

 実は、(1)の図形は正方形、(2)の図形は長さは同じ、(3)の図形は直線で平行なのです。
 違った角度から見ると、これまで見えなかったことが見えることがあります。ほんの少し、図形を付け加えることによって違って見えてしまうことがあります。社会を見つめるとき、いろんな情報や自分の決めつけなどによりこのように見誤るようなことはないでしょうか。予断と偏見でものを見ると、正しく見えないことがあります。

 絵を見てください。どんなに見えますか? 

 おばあさんに見えた人? 少女に見えた人? どちらにも見えた人?
 最初におばあさんに見えた人にとっては、少女にはなかなか見えないでしょう。その逆もありますね。
 物事を見るとき、話を聞くとき、決めつけや固定観念で見たり聞いたりすると、正しく判断できなくなることがあります。予断や偏見になることがあります。予断や偏見は差別を助長したり温存します。「そうかな」と立ち止まって見つめ直す、考え直すことにより、予断と偏見を取り除いていくことが大切です。
 また、無知は偏見を生みます。偏見は差別につながります。物事は、自分の目や耳、心でとらえ、正しく理解することが大切です。

 皆さんは野球の一郎選手知っているでしょう。一郎選手がシアトルの小学校を訪問して子どもたちに「皆さん、自分を大切にする子になってください。自分を大切にする人は他の人も大切にします。」と言っています。
 自分自身を大切にする心、自尊感情と言います。英語ではセルフエスティームと言います。自分自身を大切にする人になって欲しいと思います。そんな子どもに育てて欲しいと思います。そうは言っても簡単にできるものではありません。
 テストの結果の親子の会話を聞いてください。
 1年生のありちゃんは、初めてのテストで「40点」をとりました。○を4つももらったのです。うれしくてるんるん気分で急いでおうちに帰りました。
 「お母さーん、テストで○を4つももらったよー。」お母さんもその声を聞いてうれしくなって「どーら見せてご覧。」「何ね、これは!たった40点じゃなかね。こんな点でどうするね。」と怒りました。
 ありちゃんは、がんばって次のテストでは80点とりました。「今日はお母さんから喜んでもらえるぞ。」と急いで帰りました。胸を張ってテストを見せると、「なんね、80点ね。100点取りきらんとね。」
 「よーし、こんどは100点とってやるぞ」とまたがんばりました。次のテストは100点です。今日こそはとスキップで帰りました。お母さんに見せると「うわー、100点とったね。よく頑張ったね。100点はあんた一人だったの?」「ううん、みんな100点だったよ。」「なんて、そぎゃん100点取った人がおるとならいばられんタイ。」これにはさすがのありちゃんもがっくりしました。
 こんな親子では、自分を大切にする心など育ちません。
 自分を大切にする心は、毎日の生活の中で、自己存在感、自己有用感、信頼されている、やればできるなどの思いを数多く実感することで育ってくると思います。このような体験を数多く持たせてください。
 そこで、皆さんにお願いがあります。
 まず子どもの皆さん、1年生のありちゃんのように努力をしてください。間違いや失敗を能力不足にしないでください。努力不足や努力の仕方の反省にしてください。
 保護者の皆さん、子どもの努力を認め、ほめ、励まし、伸ばしてください。決してありちゃんのお母さんのようなことはしないでください。
 先生方、そして保護者の皆さん。子どもたちに自己実現の機会をたくさん与えてください。小学4年生から中学2年生くらいまでのこの期間に自己実現を実感した回数が多ければ多いほど学習意欲が旺盛になります。それも高齢になってからまで。今、私は社会教育指導員として益城町公民館講座の世話をしています。講座で学んでいるほとんどの人がこの時期に自己実現を数多く実感した人です。
 資料に私が熊日に投稿した文を付けておきました。よかったら帰ってから読んでみてください。

 日本中を驚かせた佐世保の小学校で御手洗聡美さんが亡くなったのは、2年前の6月1日でした。最近では、子どもが犠牲になる事件が相次いでいます。奈良の事件、広島での事件、秋田での事件、秋田での事件は近所の顔見知りの人が犯人でした。熊本市の中学校では同級生を投げつけ、大けがを負わせる事件も起きました。
 人の命を奪うことは、人権侵害の最たるものです。人の命はこの世で一番大切なものです。
 子どもの皆さんは校長先生から、命の尊さについての話を聞いたでしょう。
 保護者の皆さん、「命を大切に」、「人の命を奪ってはいけません」などを声を大きくして叫ばねばならないなんて、なんて情けない世になったとは思いませんか。
 「なぜ、人を殺してはいけないのですか」などと子どもが質問する世の中です。「なぜ」なんて理屈ではありません。人を殺してはいけないから人は殺してはならないのです。理屈ではありません。
 私が小さい頃、家に乳牛を飼っていました。1頭の子牛が結核にかかりました。育てることは出来ません。殺さねばならないのです。業者がトラックで子牛を引き取りに来ました。トラックに牛を乗せようとしますが、前足を突っ張って動こうとしません。牛にも分かるのでしょう。父が車の上から牛を引っ張ります。私がお尻を押します。子牛は涙をながしながら必死で前足を突っ張り動きません。子牛が涙を流すのです。父も母も私も兄弟もみんなが泣きながらやっとの思いで牛をトラックに乗せました。あの時の牛の悲しそうな顔、そしてトラックが動き出したときの「めー」という悲しそうな声は今でも忘れることは出来ません。
 同じような経験をした人がここにもたくさんいると思います。校長先生が熊日新聞に書いておられる「命を大切にする」文、ここでは時間がないので読めませんが、もう一度家で読んでください。
 「命を大切にする」これは、言葉で言って聞かせるものではありません。このように心を揺り動かす体験、つまり「感動する」ことを重ねることで、成長の過程で心に刻み込まれる感性です。
 夏の夜空を彩る花火大会、感動しますね。ある年、熊本市の花火大会で目にした光景です。小学1年生くらいの親子連れでした。「うわー、きれい。うわー、音が大きい。」と二人で手を取り合って喜んでしました。同じ感動でも2人が共感しあうと、それが増幅するのです。少し異動して人混みの中に来ました。やはり小さな子どもとお母さん。子どもが「うわー、きれい。」「うわー、大きな音。」と言うと、「せからしか、静かに見切らんとね。」とお母さんが言っています。
朝日の出を見て厳かな気持ちになる、夕日を見てきれいと思う、自分が育てた生き物の元気な様子を見て喜ぶ、その死を悲しむ、このような「心を揺り動かす体験」、これを情動体験と言います。数多くさせてください。それが豊かな感性を育てるのです。人権感覚豊かな人とは、豊かな感性を持った人です。
 さらに、感謝の心、我慢する心、恥ずかしいと思う心、人を信頼する心、人を思いやる心を普段から育ててください。これらの豊かな心を持った人が人権感覚豊かな人であり、「自分の大切さと共に他の人の大切さを認めることが出来、行動できる人」です。
 差別発言があったとき、「自分は差別しようなど思っていない。きゃ出ただけタイ。」と言う人がいます。発言した人はそのような感覚かも知れませんが、差別をされた人は自分の命を脅かされたような思いをするのです。先ほどの「招かれなかった誕生会」の最後の部分「どんな鋭い刃物より私の胸を刺しました」をもう一度読み直してください。
 私たちの身の回りにある部落差別をはじめあらゆる差別をなくすために行動できる一人になりましょう。
 ご静聴ありがとうございました。

感想から


○テレビを見れば毎日のように人に危害を加えたようなニュースばかりの現代社会にとって、人権・命に関するようなお話はとても貴重だと思います。
 自己中心的な大人達が多い中、先ず、自分たち自身が考えを改め、子どもたちへ伝えていくべきだと感じました。
 また、子どもたちが自分の価値を認められるように接していくべきだと思います。ゆとり教育と言われていますが、私たちの子どものころよりさまざまなストレスをかかえているような気がします。
 食育・地域との交流、自然とのふれあい、親子のコミュニケーションをしっかり確立し、みんなから守られているという実感を与えられるようなはたらきかけをしていきたいです。

○人の話を聞くときや人に話をするとき、子どもの話を聞くとき、相手により心のコップの向きが違う気がしました。
 子どもの話はコップが上向きなのですが、子どもの話は順番がまちまちで、そのうちコップは傾いているのです。そのことを反省し、話しをするときも話を聞くときも言葉を大切に、その話しをしている時間を大切にしたいと思いました。

○子どもを褒めること、認めることは、分かっていてもすごく難しいと思います。他の子を褒めることはできても自分の子を褒めるということはなかなかできません。
 講演会を聞いたのち、数日間はがんばれますが・・・。
 でも、親として子どもに何をしてあげられるかをよく考えながら私も成長していきたいです。一番に今日のことを家族で話し合いたいと思います。

○自分を大切にし、他人を大切にできる人になれるように努力していきたいと思います。
 子どもたちには命の尊さを改めて話し合いたいと思います。すばらしい大人になってもらいたいと思う前に、自分がもっと成長しなければならないとも思いました。中川先生、ありがとうございました。
 子どものころ両親に「親のありがたみが分かるときがくる」とよくいわれていました。今、自分が家庭を持ち、子どもができて、やっと親のありがたみが分かるようになりました。自分をここまで育ててくれた両親にはとても感謝しています。尊敬しています。自分の子どもたちにもきっとそう思ってくれることを願って子育てしていきたいと思います。

○「招かれなかったお誕生会」を読んで感じたことは、胸がずきんとさせられました。少し悲しくなりました。お誕生会に呼ばれなかった女の子の気持ちが痛いほどわかりました。それに対して、悲しくてつらい気持ちになりました。理由もないのに大人のわがままで傷つけるなんて最低だなと思いました。
 自分も知らないうちに人を傷つけているかも知れない、言っているかも知れないと反省しました。

○大変身になるお話を聞けて参考になりました。子どもと名前について、他の子との接し方、固定観念を捨てるなど日頃深く考えないことが、今日の話を聞いて再度考えてみようと思いました。

○感謝の気持ち、特に家族にはなかなか表現しにくいですが、すごく必要なことと思います。
 子どもの努力はほめてあげ、励まし、親と子と共に勉強して行くべきだと思います。心を育てていくべきです。
 人に惑わせられることなく自分の思う道を進ませていきたいと思います。

○日々、いろんな事件があり(幼い命を絶つなど)、命について本当に考えさせられる毎日です。子どもにも大切なことをたくさん伝えていきたいです。
 中川先生の子牛の話も心に響きました。(涙が出ました。)子どもたちにも伝わったと思います。

○最近心の勉強をする機会が多くありましたが、私たち親の世代が本当にきちんと勉強してなくて、学校の勉強で人を見てしまうのが習慣付いています。今一度、親が自分自身を見つめ直し、何が大事なのかを見極める必要があると思います。自分を大切にしながら偏見をなくしていかなくてはならないと思いました。
 子どもだけでなく、親も自分自身を変えていかなくてはいけないと思います。なるだけこういう講演会を夫婦でたくさん聞けたらいいなあと思います。日曜日にしていただきありがとうございました。