NO.2(作成:2001年9月16日)
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | C.M.Lin | ||||
Yen Ding Ming (愛称:たほいや) |
Lee Jung Fu | 林 | 前田 | ||
HANA | Allen Chao |
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(ホームテーブル) (オークション) Sは寂しい0コントロールハンドだが、2Hレイズは義務のようなもの。 2Hレイズに対するNの4Hのゲームビッドは賛成だ。 一般に、(A、K、Q、J)を(4、3、2、1)HCPと数えるが、それは誰でも取っつきやすい簡素化のためである。 多くのベテランは自分なりのカウント法、ハンド評価法を持っているだろう。 ちなみにHANAは、スーツコントラクトでのアナーの評価は、(A=4.5/K=3/Q=1.5/J=0.5)である。 (ビジターテーブル) (林の解説) Nはストロング1Cオープン、Sの1Nはナチュラル模様、Nの2Cはアスキング、Sの2HはS4枚のミニマムを示し、Nのナチュラル3Hに、Sが4Hレイズして終わった。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Eの1Dオープンは、かなり頑張ったオープンだろう。 10が1枚も無いし、HのQダブルトンは、十分なバリューとは評価できない。 HANAがオープンするギリギリのハンドは、(A1086 64 AJ93 Q103)程度である。 Wの2Dはインバーティドレイズで、ゲームフォーシングの約束だそうだ。 Wの3Cのバリュービッドに対してEは、3Dでウェイティングするか、3HでH自身のハーフストッパー模様を表現したりするのも候補と思われる。 (プレイ) 「NTには、長くて強いスーツをリードせよ」を守って、H5のオープニングリード。 NがHAで勝ち、H3をリターンして、EのHQをHKで捕まえた。 そして実戦では、HJを続けたが、NのH3を全面的に信用してH6をリードし、NにH10をプレイさせる方が親切ではある。 実戦の展開は、SのHJリードに対して、NがH10をアンブロックし、H5勝を確保することとなった。 オークション、EのHプレイから、SのH5枚を確信できたからであろう。 3巡目でH5勝確定し、1ダウンは確保出来る状況になった時、油断してはいけない。 先ず、気を付けるべきは出し間違い。 Hスーツをつまみ間違わないように、右に移動する。 そして次に、2ダウン目以上を考えて、オポーネントのディスカード等をよく観察する心の準備をしておかねばならない。 往々にして、ダウンした喜びから精神が昂揚し、観察がおろそかになってしまうものだから。 Nの5巡目のディスカードのC7は、Sのスーツプリファランス。 Sは、トップオブナッシングのS5をリードした。 (ビジターテーブル) Eが冷静にオークションした。 競り合いで、NSにも結構なバリューがあり、EのHQダブルトンは価値の低いものとなったので、3Dの競り合いで満足したのは適切な判断といえる。 3Dのプレイで、Wは、正しくSをダブルフィネス模様にプレイしたのであろう。 |
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(ホームテーブル) (オークション) 珍しくマルチ2Dを使って、ウィーク2Sオープンを試みた。 HANAにとっては当然のオープンではないが、オポーネントのやたらプリエンプティブオープンに誘われた気持ちもあるし、対抗テーブルに合わせておこう、という意識があった。 結果は、このウィーク2Sは僅かな失敗であった。 悪いSAリードを呼び、1IMPのマイナスとなったから。 レベルの高い試合での効果的なウィーク2オープンのハンドと状況はいかなるものであろうか。 HANAは、頑張ったウィーク2オープンを殆どしたことがないので、あまり語れない。 ただ、一般の試合で、一般的なウィーク2を使用して失点するケースと、使用しないで失点するケースは、前者が多いのではないか、という観測はしている。 (ビジターテーブル) (林の解説と感想) Sの2Hは、台湾プリエンプティブの一つで、Sのウィーク2か、H+マイナーの弱いハンドのどちらか。 最後の決勝で、たほいやさんと対戦した時に、強さ(弱さ)に関しては、バル関係に応ずるが0点もあり得る、と教えてもらった。 このオープンに対して、前田−林ペアのディフェンスは:ダブル=Hに対するテイクアウト(レベンソールも使う)、2S=ナチュラルなSオーバーコール、残りは2Sオープンとみなしてビッドする、というもの。 このボードが台湾戦の最初で、まだ打ち合わせの記憶も鮮明で、Wは3Hとオーバーコールし、Eが4Hレイズした。 最後の決勝でも、台湾プリエンプティブには、わりに上手く対処できたような気がする。(コキッシュさんのおかげです。) |
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(ホームテーブル) (オークション) Eのスーパーライト有りの1Cオープンに対して、Sはテイクアウトダブルから介入した。 競り合いの介入の仕方には、個人差のある分野であるが、HANAのルールは簡単である。 代表的なものに; 「18HCP以上は、形に拘わらずテイクアウトダブルから。」 「オポーネントスーツがボイドならば、ダブルから。」 「4333形は、テイクアウトダブルに向いている。」 そして、パートナーがパストハンドかどうか、バルネラビリティ、ハンドパターン、オポーネントスーツの枚数、スーツの内容によって、選択するアクションが決まっているハンドも多い。 先程紹介したルールは、10年程前から実戦し、観察し、十分な良い結果を得ているので、かなり自信を持って奨められる要領である。 Sは、1Nオーバーコールも選択としてはあるが、良いアナー、ミドルカードと、ポジションを考慮すると、18点の評価をした。 Nは2Dのジャンプテイクアウトは、軽いインビテイション。 Sは、3Nジャンプで、結論をビッドする。 (プレイ) Dを走った後、NからSローを見えないSのハンドに向けてリード。 EがSKでアップし、可愛いアップトリック1つ。 (ビジターテーブル) (前田の解説) Sはプレシジョン1Cオープン。 対するNの1Dはネガティブ1Dレスポンスのよう。 1Nリビッドは、17−19。 Hリードから、Dを負けにこられ、CQフィネスされて、S1H2D4C3個の合計10個取られは、仕方なし。 |
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予告: #1〜#8までは、(17−6)IMPで、良い勝負なのですが、#9から後のボードが凄い失点の連続となります。 #9〜#20で、(5−72)IMPです!開始が#10で、最悪の流れで#20までゆき、折り返しの#1から#9で、少しは立ち直ったか、といった感じのこちらのテーブル状況でした。 |
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