NO.4(作成:2001年10月18日)
バーミューダボール出場権獲得KOステージ
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
前田 | Li Xin | ||||
Zhou Qinghong | Liu Haitao | HANA | 平田 | ||
林 | Sun Shaolin |
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(ビジターテーブル) (オークション) Wの1Hレスポンスに対して、Eは2Hのシングルレイズ(13−15)、3Hのジャンプレイズ(16−18)からの選択である。 シングルトンSQのアナーを割引評価して、いわゆるダミイポイントで16ポイントあたりといったところ。 ルージングトリックカウントの視点からは、S1H1D3C1の6ルーザーハンドだから、3Hのジャンプレイズに傾く。 明るく考えると、パートナーのWが; W(xxxx Axxxx x Qxx)で、立派な4Hのプレイがあるからだ。 ただ、3Hのジャンプレイズを躊躇する理由の一つに、4枚H、18HCPのバランスハンドが3Hレイズに含まれてしまうことがある。 その点、ホームテーブルのEWのように、プレシジョン1Cを使用しているシステムならば、1Dオープンから3Hのジャンプレイズは、ディストリビューショナルによるジャンプとハッキリと判るので、3Hのジャンプレイズの選択をしやすい。 ちなみに、ナチュラルシステムでこの問題を解決する一つの手段として、1C1H3D、1C1S3H、1D1S3Hの3つのシークエンスでのジャンプリバースビッドをディストリビューショナルなジャンプレイズとし、1C1H3H、1C1S3S、1D1S3Sを、バランスした18点のレイズとして区分けして表現したりする方法がある。 Eの2Hレイズに対して、Sのセミバランシング模様の2Sオーバーコールが入ってきた。 WのHANAは、パートナースーツのDボイド、CQはスラムに対して怪しいバリューということで、単純なゲームビッドの選択をしたが、粘りのないビッドであった。 Sの2Sオーバーコールが入った時点のパートナーのハンドパターンの期待値は、2452、2443、1453となっている。 明るく考えれば、Hは5−4フィット、S3、4枚目はEでラフ出来そう、HKQと、ちょっとした良いCアナーがあれば6Hだ、ともいえる。 例えば; E(xx KQxx xxxxx Kx)でも、6Hのプレイがある。 Sの2Sオーバーコールに対し、Wは3Sキュービッドで何かの相談はする必要があった。 1Dオープンだから、Dに無駄点がいろいろあるに違いない、と決めつけてはいけない。 Sがおもむろに2Sで出てきたのも、パートナーのDスーツにHCPが少ないことを暗示しているところがありそうだ。 (ホームテーブル) (オークション) EWペアは、ストロング1Cオープンを使っている関係で、このEのようなディストリビューショナルハンドでのジャンプレイズをしやすい。 |
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(ビジターテーブル) (オークション) Eの便宜的なストロング2Cオープンから2Nリビッドは、良い24HCPから、悪い26HCPあたりを示している。 Wの2Sレスポンスは、コントロールレスポンスで、Sに関係なく、ハンド全体で、A1枚、K1枚の3コントロールある事を教えている。 3Cのパペットステイマンに対する3Nリビッドは、4枚以上のメジャー無しの返事。 Wの6Nの判断は平凡な結論。 (プレイ) SKでSのSAに負けて、ウィナーは11個。 12個目のチャンスは、単純にH10が昇格するか、S、H、D絡みのスクイズである。 実戦展開では、SAで勝ったSは、Dリードを完結し、Dを早く捨てきって、Nのディスカードを助けようとした。 ディクレアラーの視点からは、EのD4枚目がいろいろなスクイズを掛ける上で必要な「アッパースレット」となっているのが判るので、理屈の上では、この6Nは必ずメイクするプレイが存在する。 NがJの4枚Hを持っていれば、HとDのシンプルスクイズとなり、仮にSがJ10の4枚HがあったとしてHを守りきれる場合でも、最後のCJの時に、SはSガードをはずさなければならないから、NをDとSでスクイズする事が可能となるコンパウンドスクイズが可能だ。 実戦では、Sの1枚C、3枚Dから、Sが4枚以上のHを持っていそうなので、最後H10のフィネスをメインにした仕上げとなった。 (ホームテーブル) (オークション) Eの1Cオープンは、便宜的な16+点の紹介(ストロング1Cオープン)。 Sの1Sオーバーコールは、ストロング1Cオープンに対する特別なディフェンシブビッドで、S&Hか、D&Cどちらかの2スーターオーバーコール。 Wのダブルは、Eの説明によると、便宜的な5−8HCPとのこと。 (何かミスアグリーメントあったかも) 従って、Eからみて、合わせて32点が限度だから、3Nの結論をした、と思われる。 |
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(ビジターテーブル) (プレイ) Cを先にプレイし、エントリに気を付けながらのプレイであった。 CAをNに2回ホールドアップされ、S10でSのSKに負け、HリターンをEのHQで勝った。 実戦はそこからCを負けに行って堅実な4メイドコースをとった。 そこでDを1回負けるプレイならば、5メイドの可能性があったが、D4−1の時、いろいろエントリ問題が起こり、3メイドに戻る可能性がある。 (ホームテーブル) (オークション) Wの1Nオープンは、13−15HCP、バランスハンド。 |
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(ビジターテーブル) (オークション) ストロング1Nオープンからの、ごく普通のオークション。 (プレイ) CJのリードは工夫のリード。 ディクレアラーにCの正確な状態を隠すためであろう。 CJが勝ち、CKコンティニューで、NからはSのCの様子を想像出来る。 従って、HAをすぐ上がってCリターンをしたのはちゃんとしたディフェンス。 (ホームテーブル) (オークション) Eのストロング1Cオープンに対して、Sの林はパスを選択したが、本人の感想によると、2Cオーバーコールでリードショウイングを頑張ってみる価値があった、とのこと。 C以外はスカスカ、EWのみバル、Nはパストハンドでもあるし。 Wの1Nレスポンスは、8−13HCP、バランスハンドの紹介。 (プレイ) S3のリードに対して、SAで上がる方が3Nのセイフティプレイである。 もしSにSKに負けたりすると、C攻められて3Nは安全ではない。 SAで上がった場合、HAに負けに行っても、そこからS4個を取られる心配は無いし、SK、SJをキャッシュする展開ならば、S10が昇格し4メイドとなる。 |
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日本:49IMP 中国:39IMP 日本: +10IMPリード |
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