NO.5(作成:2002年4月2日)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
平田 | Israel YADLIN | ||||
Michael BAREL | Yoram AVIRAM | 林 | 前田 | ||
HANA | Doron YADLIN |
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(ホームテーブル) (オークション) パストハンドのNの1Hオーバーコールに、Eのネガティブダブル(4枚S紹介)。 SのHレイズの仕方だが、Nがパストハンドでなければ、2Hレイズでゆったり判断もあるハンド。 9枚フィットだが、3Hのプリエンプティブレイズには、少し良過ぎる気がするから。 NS共にパストハンドなので、プリエンプティブ3Hレイズの方を試してみた。 Wのダブルは良いハンドを紹介するダブル。 Eの4Dテイクアウトに、Wは5Dを自然に選択した。 (プレイ) 考えられたWのプレイだった。 NからのHローのリードとSのHJのフォローの具合から、NはHKだけのよう。 1HオーバーコールしたNは、SK、DK、CKの内、3枚は無いが2枚を持っている可能性が高そうだ。 プリエンプティブ3HレイズしたSに、HQJxxとサイドのどれかのKを1枚、という全体像が描ける。 DKがSに居る時は、SKはNに居るだろうから、DAプレイで空振りしてSのDKに負ける格好になっても、SQでフィネスすれば、ゆくゆくCのルーザーをSの4枚目でディスカードできるという読み。 DKがNに居る時は、DA叩くのは損が無く、DKダブルトンの場合は、SKのフィネスに期待して、将来CルーザーをSでディスカード出来る。 DKCKがNで、SKがSの時のチャンスは、NがDKシングルトンの時だけ。 プレイ問題によく登場するカードリーディングとパーセンテイジプレイ。 実戦では、WがHAを勝ってDAを叩くまでは8秒くらいで、速いプレイが印象に残った。 (ビジターテーブル) (オークション) Nの1Hオーバーコールに対する1Sレスポンスは、4枚Sしか保証していない約束。 Sに3Hのプリエンプティブレイズをされて、Wは一気に4Sのゲームをゲスしたが、レスポンシブ風、カードショウイングダブルで捌く判断もあった。 だが、6枚Dを持っていて、ピュアなアナー模様と、EWはS&D、NSはH&Cの2スーターフィットの予感のあるハンドで、もしEが(4234)のハンドパターンの時、3Hダブルをペナルティパスされるのが気掛かりなダブルにはなる。 (プレイ、E前田の感想) SのHQのリードをホールドアップ。 ここまでは良かったが、CローのシフトにWからC5をプレイしたのが敗着。 SKのフィネスが抜けている時は、DK、CKはNにある可能性が強い。 Dスーツは、DAで叩くつもりだったので、CシフトをすぐにCAで上がるべきでした。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Wの1Nオープンは、ノンバルでは、12−14点とのこと。 Nのダブルはペナルティダブル。 立派な15HCP持っていて、EとSが共にパストハンドを考慮すると、期待値は、NSが21HCP、EWが19HCPの計算になるからだ。 Eのパスはコンベンショナルで、Wにリダブルを言いなさい、という意味。 1Nリダブルで勝負のハンドと、2スータータイプで逃げるようなハンドが含まれている(らしい)。 Eのフォーシングパスに対して、Sはパスをして様子を見ることにした。 ここですぐ2Dなどのスーツビッドは、建設的な6(5)枚スーツなのか、弱い1スーターなのか、話し合いはされていなかった。 実際のSのハンドは、2(3)スーターハンドなので、積極的にDスーツを紹介したいということはない。 (すぐ2Dは6枚Dの弱いハンド、3Dは6枚Dの良いハンド、パスはそれ以外、と思っている) Wのフォーストされたリダブルに対してNはパスで様子を見たが、後の感想でもあったのだが、ナチュラルに2Cをビッドする方が簡明な展開だった。 Nのパスに、Eがペナルティパスをして、Sに回ってきた。 1NXXは危険な香りのするコントラクト。 パスで勝負を受けて立とうという強さ、ハンドパターンでは無いので、単純に2Dの長いスーツでテイクアウトエスケープした。 Wのペナルティダブルが入って、Nは2Hに逃げ出したが、リダブルでSOSするのが普通だったのだろう。 1Nオープン、オーバーコールからのごちゃごちゃしたシークエンスでは、ナチュラルビッドとコンペティティブダブルで、それぞれの判断を表現してゆくパートナーシップとなっている。 (ビジターテーブル、トトロの感想) EW側の普通の2Hコントラクト。 お腹の空いたNならば、Wの2Hレイズに対して3Cオーバーコールするハンド。 その時点でのSのハンドの期待値は、(4153)の5HCPだから。 |
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(ホームテーブル) (オークション) Sの1Dオープンに対して、Nの1Hレスポンス、Eのテイクアウトダブルが入った。 Sの選択は、Eのダブルを気にしない2Cリビッド、Eの黒いスーツのバリューを考慮しての3Dジャンプリビッドから。 実戦では、気にしない2Cリビッド(紹介できるスーツは、出来るだけ紹介する思想)を選択した。 Nの2Dプリファーには3Dレイズ、2Hリビッドには大胆に4Hレイズ、2Nには3Nレイズ(3Dリビッドは完全なフォーシングでは無い)のプランだった。 Nからやや予定外の3Nビッドが返って来て、さて? 時間が経って、このSのハンドを冷静に見つめ直すと、自然な4Dをビッドしてスラムトライを粘るべきであった、と考えている。 2Cリビッドのままでは、良い6枚D、全体としてのスーツ向きな余裕のある強さが表現出来ていない。 4Nや、5Dでストップすることになっても、それがそんなに危険なコントラクトになってしまうとは思えない。 テーブルでは、「パートナーの3Nは邪魔するな」という教え、先の#18の失敗の影響で、Nが気分で頑張った3Nの可能性が高いだろうとか、(AQxx Kxxxx x KJx)のような(4513)の13点なら4N、5Dは大変だ、などなど、思考に暗い霧がたちこめていた。 ただ、Nのハンドは、3Nより5Dがベターな可能性があるので、S(x xx AQxxx AJxxx)、2Sのフォーススーツゲームフォーシングから、2Nには3N(3D)、3Cには3D、3Dには4D、3Hには3Nのビッドプランはあった。 |
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(ホームテーブル) (プレイ) T6で、SのDQが取れ、Wのハンドが(4243)でCJが無ければダウンと思ったが、チャンスのない(4252)だった。 |
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日本:13IMP イスラエル:69IMP 日本: −56IMP → 4VP (終了後の感想) (E前田の感想) しんどい、やってられない気分の試合でした。 少し(10〜20IMP)ぐらい負けているかな、と思っていたのですが。 ちょっとエスティメイトが甘かったか? (SのHANAの感想) 1IMPも、7回取られたら7IMP取られ。 アップトリック狙い、防ぎの長考ははよくないが、頃合いのアップトリックの勝負もちゃんと考えられる余裕が自分には無かった。 それは単なる1IMPだけでなく、オポーネントに与えるプレッシャーが大きく違ってくるもの。 1、2IMPづつが、試合の終盤でボディーブローのように利いてくる。 上がりの4ボードで、34IMPの失点になったのは、それまでのオポーネントの遅さ、態度などに影響されて、冷静な判断が出来ない精神状態だったというのは、まだ未熟者。 「実力は、上がりの4ボード、2ボードで示される」 (この試合終了後の、トトロメモ) 「負けた後が大事、まだまだ先は長い。」 「これからが、このティームのティーム力の見せ所だ。」 「林−前田ペアの不敗伝説、これにて終了す。 (そんなの、あったのね?)」 |
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