NO.2(作成:2001年12月03日)
バーミューダボール 2001
(ホームテーブル) | (ビジターテーブル) | ||||
高野 | Richard FREEMAN | ||||
Bob HAMMAN | Paul SOLOWAY | HANA | 平田 | ||
清水 | Nick NICKELL |
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(ビジターテーブル) (オークション) Eの1Sオーバーコールには賛成。 強さとしてはギリギリであるが、NSバル、5431の形があるので、1Sオーバーコールする方が、パスするよりチャンスが多いだろう。 パートナーがパストハンドでない時のシンプルオーバーコールの感覚は、オープニングビッドするのと同じなのだが、このEのハンドは1Sオーバーコールの下限の指標である。 Wの2Dキュービッドからの3Cリビッドは、5+C、フォーシング。 オーバーコールに対するニュースーツは、建設的だがノンフォーシング。 また、ジャンプしての3Cはフィットジャンプ(4枚S&5C、10−12)と約束している。 |
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(ホームテーブル) (オークション、N高野の感想) バルのサードハンド、Wのハマンのウィーク2Hオープン。 3Cオーバーコールで介入すると、Eのソロウェイは3Hレイズ、Sは3Nをビッド。 ここでなんと、Wのハマンが掟破りともいえる4H! しかも、自分らだけバルでの4Hかぶせだ。 一見美味しそうに見える状況だが、このバル関係で、天下のハマンのビッドだけに逆に怖いものを感じる。 それに、トレイが回ってくるのが妙に早く感じられたりもした。 ハマンはやる気マンマンだ。 Sに良いCサポートがあることは間違いない。 「疑わしきは、1プッシュ」ということもあり、4Sをかぶせることにした。 Eのソロウェイは自分の手を改めて眺めながら、ちょいヘジのダブル。 これは演技か、ホント? はたまた5Cに逃げられたら自信ないのか? Sがパスで回してくるので、それなら受けて立ってやろう。 S清水「4Sはちょっとオーバービッドかな。」 やっぱりこうなっているもんなのかなぁ。 でも、あまり後悔はせず。 (トトロの感想) バルのウィーク2が、かなり建設的なのは当然として、サードハンドでも安っぽいウィーク2オープンはしない思想が、メスクトロスの本に書かれてあった。 だが、Wのウィーク2Hオープン、さらに4Hまでの競り合いが成立するという判断は凄いと思う。 EのCシングルトンらしいこと、きっとNSはSとC、EWはHとDの2スーターフィットらしいこと、抜けているHアナーはSにあって、フィネスでトラップできそうなこと、3N、4H共にメイクする可能性の十分あること、まだオークションは終わらないこと、などなど。 全体のハンドを読む力、特に高く上がる競り合いでの判断は、高いレベルの試合で揉まれていない自分(達)のウィークポイントの一つである。 プレイだが、T1で、HQをプレイしていたら、2ダウンで済んだかも。 DAのアンダーリードはしにくいから、Hでパンプされる分が助かったかもしれない。 (ビジターテーブル) (オークション) Eの2Sオープンは、タータン2スーターオープンで、5枚S&4+マイナー、5−10、を示している。 この2スーターオープンの評価だが、今までのHANAの感触は、5521形、バルは8−10、ノンバルは5−9でピュアハンドでの勝率がいい。 54形でのオープンは、建設的にも貧弱で、特にバルでの無理矢理オープンは結果が悪い。 このEのハンドでの2Sオープンは成功しそうな予感がする。 Wの3Cは、持っているマイナーを選択させるパスオアコレクトのビッド。 Eの3Dコレクトに、満足してのパスであった。 (プレイ) HQのフィネスが利き、Sでダミイ(W)をパンプされていないので、5メイドの結果。 だが、4H、5Dをプレイしたいハンドでは無い。 もし4Hのコントラクトだとして、SK(A)のリードの場合はどうプレイするのだろう? ラフをしてCでも先に負けておくのだろうが、ディフェンスはDでもぼんやりリードしておくのがよさそうか。 CをEで2回ラフ出来ても、トランプコントロールが保ちきれないので、Dスーツは上手く取れないようだ。 |
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(ホームテーブル、トトロの感想) (オークション) Wのハマンが、2C(6+C、11−16)オープンしなかったのは驚き。 セカンドハンド、バルだからオープンしなかったのだろうか。 Cスーツの内容が気に入らないにしても。 Nの高野の4Hは、思い切りのよい適切な判断。 Sが(1534)で、HAQの5枚あれば、10勝の良いプレイがあるからだ。 (ビジターテーブル) (オークション) Wの1Cオープンに対するNのテイクアウトダブルは当然だが、Sの4Hのゲームビッドの決断はちょっと大胆だろう。 そこそこの5枚Hの2Aなので、3Hインビテイションで十分に見える。 HANAの思うテイクアウトダブル以上に、Nのフリーマンのダブルは立派なハンドが期待できるのだろう。 総じてこのペアは、ビッドが手堅く、重いようである。 (プレイ) 丁寧なプレイで、綺麗な5メイド。 |
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(ホームテーブル) (オークション、N高野の感想) Sの1Hレスポンスからバリューショウイングダブル、そして3Sキュービッドに対するNの4巡目のアクションが問題であった。 実戦では3Nを選択したが、今考えるに、すぐの3Sではなく、ダブルしてからの3Sなので、3Nという選択は安直だったかもしれない。 3枚Hと思われることはないし、良い2枚Hあるので、4Hのビッドが良かったかも。 1ストッパーのSでは、CとHスーツの両方活用しきるテンポが、3Nには無さそうだ。 S清水「そっち(N)の手を持ってたら、そう(実戦の)ビッドしてしまいそうだけどね。」 (ビジターテーブル) (オークション) Wの1Sオーバーコールに対する、Eのプリエンプティブ3Sレイズには賛成だ。 オポーネントスーツ(H、C)にアナーが無く、4枚Sサポート、おまけにWはパストハンドだから、NSのゲーム近いコントラクトに対する良い牽制ビッドになるはず。 現実にSは、コンペティティブダブル、4C、5C、4Hから微妙な選択をしなければならなくなった。 Sの穏便な4Cの判断で、ちょっと得した気分の5メイドの結果となった。 だが、プリエンプティブ3Sがオポーネントの競り合いレベルを後押しする格好で、良い4H、5Cビッドの判断を助けてしまう事があることも忘れてはいけない。 |
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