リックマンを手に入れて半年。
不動車をリックマンらしく仕上げ、登録し、ツーリングやミーティングに出掛けて満足なのですが、
ポジションがきつく乗るのが大変に思い始めていました。
以前、海外のサイトでリックマンのZ1仕様を見つけて「へー、外装乗るんだぁ〜」なんて思っていました。
ポンで付くとは思っていませんが、知人にタンクとテールを借りて乗せて見ました。
が、どちらも全く付く気配がありません(涙)
ここで止めておけば良かったのですが、このままではどうせ乗らないし「絶対造ってやる!」と心に誓い作業を開始しました。
まず、私のリックマンと黄色のリックマン、スイングアームが違います。
黄色のは、後期モデルのロングスイングアームが付いています。
私のに比べ、ピボット〜アクスルシャフトまで80o長くなっています。
ショートに比べ80o長くても、Z用と比較した場合、アクスルシャフトの長穴部分の一番前とほぼ一緒に位置になる事が分かりました。
スイングアームをロングにしないと、タイヤからテールカウルかなり後方に伸びていく事になるので明らかにバランスが悪くなると思い、ロングスイングアームを知人に譲ってもらいました。
左側がショート 右がロング サスの取り付け位置も変更できるようになっています。
スイングアームを交換し、仕上がりのバランスをイメージしテールカウルを取り付ける為のサブフレームを作る事にしました。
ここからが悪夢の始まりのようです。
フレーム加工をせず、溶接も無しでフレームに使用しているボルトナットのみを使い作っていくので頭を悩ませました。
作ったステー、プレート類は大した作業ではありませんが、0からの寸法出しは作っては合わせ、の繰り返しで時間だけが過ぎて行きなかなか思ったようには行きませんでした。
テールカウルを取り付ける、サブフレームの完成。。
テールカウル角度や、タイヤとのバランスもグッドじゃないでしょうか?。
1番大変だったのは、タンク裏の加工でした。
Zのフレームはセンターにメインフレームが一本ですが、リックマンは2本。
タンク乗りません。
裏側のあたる部分をカットして、再溶接。
当時物オリジナルタンクをカットするのには勇気が必要でしたが、後には引けません。
ガバっといきましたよ!ガバッと!(画像はありません)
左側が内プレスタンクの裏側 右側が加工後の内プレスタンク
ハンドルを切った状態のトップブリッジとタンクのクリアランスを確保する為に若干タンクを後方にずらす為、コックの位置も変更。
キャブとヘッドの間に移設しました。
タンクとテールの位置が決まったので、シートの位置を決めました。
シートは7cm位詰めました。
純正と同じように開閉できるように取り付けるのもかなり苦労しました。
最後にホイールを交換。
ロナールの5本キャストから、EPMの6本キャストへ。
Z1/Z2用BEETキャストのデザインの元になったEPM
ロナールのリアのローターは230o EPMはZ1Rのローターを使用するので290o。
サポートを作り直しました。
やっと完成しました。
今回のポイント
塗り替え無しの茶玉外装に城東エンブレム
EPMキャスト
横出しのオイルクーラー
参考にした黄色のリックマンよりZ1らしく仕上がったと思いますが、どうでしょう?。