裏銀座&槍穂縦走[テント泊5泊6日] 
2007年8月
@自宅−新宿-(臨時あずさ71号)-信濃大町−高瀬ダム−ブナ立尾根取付-烏帽子小屋テント場(泊)
A烏帽子小屋-烏帽子岳2,628m)-烏帽子小屋-三ツ岳−野口五郎小屋-野口五郎岳2,924m)-竹村新道分岐-東沢乗越(2,734m)-水晶小屋(泊)
B水晶小屋-水晶岳2,986m)−水晶小屋-ワリモ岳2,888m)-鷲羽岳2,924m)-三俣山荘-三俣蓮華岳2,841m)-双六岳2,860m)-双六小屋テント場(泊)
C双六小屋-樅沢岳2,755m)-西鎌尾根-千丈沢乗越-槍ヶ岳山荘テント場-槍ヶ岳3,190m)-テント場(泊)
D槍テント場-大喰岳3,101m)-中岳3,084m)-南岳3,032m)-南岳小屋-大キレット【南壁下降-最低コル-長谷川ピーク2,841m)-A沢ノコル-飛騨泣き-】北穂高小屋-北穂高岳3,106m)-南稜テラス・テント場(泊
E北穂南稜下降-涸沢小屋-横尾-徳沢-明神-上高地(バス)-新島々(電車)-松本(あずさ)-新宿-自宅

高瀬ダム(裏銀座縦走 1日目)

裏銀座縦走】

北アルプスの代表的な縦走路、高瀬ダムから槍ヶ岳を
目指す裏銀座と呼ばれるコースを歩いてみました。

この高瀬湖を線対称に燕岳方面から槍ヶ岳を目指す登山道を「表銀座」、そしてブナ立尾根、烏帽子岳から途中の水晶岳,鷲羽岳に登頂し更に三俣、双六から西鎌尾根を登り詰める大展望の稜線歩きが「裏銀座縦走コース」です。

既に槍ヶ岳には登った事があるのですが、槍まで行けば穂高までの縦走もできると考え律義にこのコースを縦走しました。

JR信濃大町駅からタクシー(運賃\8,000)にて高瀬ダムに
到着。(相乗りなので半額で済みました)

不動沢吊橋

【登山開始】

ダムから不動沢トンネルを抜けると吊橋があります。
河原には石灰質のような白い砂が一面に広がっています。

見上げると七倉岳が大きく聳えていてアルプスの山中にいる実感が沸いてきました。

吊橋を渡った所にテント場がありましたが、寂しい所なので
張る気にはなりません。

ブナ立尾根取り付き

【ブナ立尾根取付】

「最後の水場」と看板のある水場(この標識の30m手前、左下
の沢)でプラティパス1Lに水を汲みザックに詰めました。
6日分の食料とテント道具一式を担いでアルプス三大急登の
「ブナ立尾根」をゆっくり登っていきます。

登山道はコメズカなどの針葉樹やブナ樹林に覆われていて
日差しが避けられて涼しい風が吹いていました。

長い尾根道は番号札がKから@まで設置されていて山頂まであとどれぐらいで到着するかがわかるようになっていました。

小屋に着く夕方頃には濃いガスで覆われ雨が降り出したので
小屋にテント届を出して設営後外には出ませんでした。

数多くのテントが所狭しと張られていて遅く着いた私は平らな場所を探すのに苦労しました。夕食を済ませ明日に備えます。

烏帽子岳[2,628m](裏銀座縦走 2日目)


【烏帽子岳】

テントをそのままに朝、烏帽子岳まで往復しました。

ガスが切れて青空が見え出し、烏帽子岳の全容が良くわかります。

尖って崩れやすい岩で覆われていて特徴の有る形をした山です。


まっすぐ行くと四十八池や船窪岳への登山道ですが、標識があり左へ行くと山頂への登山道となっています。

烏帽子岳の登り 

【滑落注意】

クサリ場があり滑落注意と看板が掲げてありました。
岩壁をトラバースし、途中から岩の間を少し登ると山頂です。

烏帽子岳山頂

【烏帽子岳山頂】

長い縦走の最初に登頂した山「烏帽子岳]です。
グループの人がいたので少し待ちましたが、山頂で
記念撮影をしました。

小屋のテント場まで戻り、テントを撤収して野口五郎岳へと
向かいます。

槍ヶ岳遠景 


【縦走路】

三ツ岳は「展望コース]と「お花畑コース]と2つのコースに
分かれていて「展望コース]は山頂まで登る方、「お花畑コース」はそのままの巻き道です。私は荷物が重いので、「お花畑
コース」を進みます。

槍ヶ岳を眺めながら、猛暑の縦走路を次の目的地「野口五郎岳」へと進んでいきます。

野口五郎小屋

【野口五郎小屋】

青いトタンの屋根と壁で作られていて古い感じの山小屋です。
小屋で山バッチとペットボトル(お茶)を買いました。
小屋の親父さんは優しそうな人でした。

ちょうど昼時なので小屋前のテーブルでザックからコンロとクッカーを取り出しラーメンを作って食べました。

大阪から来たと言う小学5年生の男の子とお父さんの2人組も昼食を作っていました。話をすると、私と同様、今日は水晶岳まで縦走するとの事でした。

※野口五郎岳山頂〜NEXTページをご覧下さい。