竹宇,白須登山口
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【吊橋】
尾白川無料駐車場を朝7:00に出発しました。
竹宇駒ケ岳神社で水を補給し、尾白川に架かる吊橋を渡りま
す。
いよいよ急登で有名な難コース「黒戸尾根」を登り始めます。
登り始めの登山道の雰囲気は冬の丹沢風です。落ち葉が
道を覆い木々の間からの景色は、高度を上げるにつれ眺めが
良くなります。
笹の平(横手登山口との合流点)手前から雪道となっていまし
たが、今年は雪が少ない様です。
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刃渡り
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【刃渡り】
八丁登りの樹林帯でザックを降ろし、12本爪アイゼンを
装着しました。だいぶバテて来てあきらめて引き返そうとも
考えました。長い長い登りです。
名物の「刃渡り」です。写真の様に雪で覆われています。
滑落の可能性もある場所なので慎重に通過しました。
振り返ると真っ白な赤岳、蓼科山が雲上に姿を現して
いました。
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刀利天狗
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【登山道】
刃渡りを過ぎると樹林帯の登山道です。
岩に着けられたクサリと梯子を越えると「刀利天狗」
(トリテング)という神社に到着しました。
雪で覆われて解りずらかったけどかなり昔の石碑が
並んでいます。「山伏」とか「山岳修験者」がさかんに
この山に来ていた事が伺えます。
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五合目の小屋
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【五合目の小屋】
黒戸山の北側斜面を下ります。登りなのに下る道がある
と道に迷ったかと思いあせります。地図で確認しました。
鞍部の狭い場所に写真の「五合目小屋」が立っていました。
「立ち入り禁止!」
「雪の重みで崩壊の可能性があります。白州町」
と看板が張られてますが、中にはテントを張れるし登山者
にとっては好キャンプ地となっている様です。
これから行く前方に眼をやると
強風が吹き、屏風岩の垂直な崖には長い梯子が架かって
います。七丈小屋までの難所の始まりです。
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登山道
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【稜 線】
厄介な梯子とクサリ場が沢山あります。「カニのヨコバイ」風
のクサリ場があり数センチの岩のステップにアイゼンの前爪
を乗せ攀じ登った所もありました。滑落は出来ません。
梯子は雪で埋もれていて手が入りません。
ピッケルのピックが雪に硬く刺るのを確認しながら登ります。
フィックスロープやお助けロープが設置されていて登りやすい
箇所もありましたが緊張の連続でした。
一段落して後は日没までに七丈小屋に着くように休まず
歩きます。
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鳳凰山方面
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【鳳凰山】
樹林の間から鳳凰三山が遠くに望めます。
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七丈小屋
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【七丈小屋】
夕方4時過ぎに小屋に到着しました。
テント場は雪面が整地されてなく小屋番が「スコップを貸すから
自分で整地しろ!」と言っています。
整地の手間より寒さには勝てません。
素泊まり料金3,000円を払い小屋に泊まる事に決めました。
この日のこの小屋の宿泊者は11人でした。
ストーブやTVもありいつもテント泊の私には天国の様です。
ラーメンwith持参の肉みそand山菜御飯が夕食メニューです。
甘酒、おしるこ、紅茶を作り飲み干します。
喉が渇いていたので水分補給です。
明日は快晴の天気予報です。
甲府盆地のイルミネーションと満天の星空は感動的な
景色でした。
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