4月1日(日)
昨日の大荒れの天気から一転して、よく晴れて暖かい。
スーパーを3つほど回って買い物を済ませ、てけてけあるいて帰っていたら。
『え、マジ?告られたん?』
『…うん』
などと、高任の前を歩いていた中学生ぐらいの女の子が、なにやら甘酸っぱい会話を始めました。
ほほう、甘酸っぱい話を書く高任にとって、参考になりそうな話でも聞けるかな……などと、耳をそばだてていたのですが。
そーでしたね、今日は、エイプリルフールでしたね。(笑)
4月2日(月)
言うまでもなく、3月末から4月にかけてはお引っ越しシーズン。
コンビニにやってきて『段ボールください』などという人は、人生経験が決定的にかけているような気がしてなりません。
まあ、それはそれとして。
ア〇ゾンで注文して、家に配達してもらってもちゃんと受け取れるかどうかわからない……そんな人のために、近くのコンビニに届けてもらって、自分の都合の良いときに取りに行く、なんてサービスが、全国画一なモノと勘違いしてるのか。
簡単に状況を述べると。
コンビニで品物を注文というか、予約。(代金支払い済み)
その後、引っ越しが決定。
実際に引っ越して、予約した品物が店に届けられて受け取りに行く期間がやってきてから、店に電話をかけてきて。
『あのー、引っ越したんで、今の住所の最寄りのコンビニで受け取りたいんですけど』
クソ忙しい時間帯にわざわざ電話かけてくる前に、注意事項を読んでください。(笑)
ちなみに、この人の主張はこう。
1、今すぐ欲しい。
2、こっちには取りにいけない。(遠いから……のわりに、隣の県とか口走ってたが?)
3、同じコンビニなのに、何故今の自分の住所で受け取れないのか?
まあ、『客が予約した商品が、全国どこのコンビニでも常備されている』と思いこんでいるあたり、ツッコミどころ満載。
いい大人が、ここまで想像力が貧困な上に、流通の仕組みを理解できていないのか。
……まあ、予約商品の取り消しは、予約期間内じゃないと受け付けられないしな。
最大限好意的に解釈したとして、ここ数日でいきなり引っ越しが決定して、実際に引っ越してから、引換券の存在を思い出した、という状況か。
本当に欲しかったら、高任は取りに行くな。
交通費が、商品の代金よりかかるならあきらめて、現地で手に入れる。
もしくは、電話で店に連絡を入れ、後日引換券と、自分の今の住所というか、宅急便の伝票(着払い)を郵送して、店の人間に送ってもらう。
まあ、店の人間の善意だのみだから、ばっくれられる可能性はあるけど、ぐだぐだ文句言うよりよっぽど実現性は高いと思われる。
そのぐらいの歩み寄りができないもんかねえ。
いや、宅急便の方法に関しては、高任の方から提案はしたんですけどね、『そんなの、今すぐに受け取れないじゃないですかっ!?』と、怒られました。(笑)
うわー、なけなしの善意を踏みにじられたら、悪意しか残らないよ、こっちも。
つーか、予約注文する前に注意事項読んでくれよ……読む人いないけどね。
と、いうわけで、1時間近く電話で粘られて少々疲れました。
その間、店の中は1人になるから、レジに人が並んで、急いでいたのか、商品を近くの棚に置きさらしにして帰っていく人間が…。
業務妨害にはあたらないんだろうか、これ?
4月3日(火)
週刊将棋という新聞があります。
いや、毎週読みたいというわけではないのですが……どこに行けば売ってるのだろう。
やっぱ、将棋会館ですか?
4月5日(木)
どこかの新聞の、『追い出され政治家人生』という言葉で盛大にふいた。(笑)
誰のことかは、書くまでもあるまい。
そういや、去年に刊行された漫画単行本の総数のうち、6%が、『ワ〇ピース』の単行本なんだとか。
出版不況だなあ……。
それはさておき、4月出版予定のコミックス……イ〇ニング連載の犬漫画のコミックスが23日発売予定。
何故、価格が未定なのだろう?(笑)
4月6日(金)
この週末は、また気温が下がるとか。
梅一輪の……とは言うけど、桜の場合はどうなるんだか。
4月8日(日)
桜花賞。
痛恨の買い間違いで、馬連だけの的中となりトリガミ。(笑)
ダメだ、やはり花粉が高任をダメにする。
バイトが1人逃げそうな予感。
つーか、何故普通に辞めていかない?怒りゃせんのに。
4月9日(月)
某ジ〇ンプ。
某め〇かは、新章突入だそうな……あ、でも、この感じだと原作者は手を引いたかな。
会話とか展開が、そんな印象を受ける。
余談ですが、剣道の漫画の行く末に注目中。
某ヤングマ〇ジン。
競馬漫画が、最終回。
半年よりちょっと前ぐらいに、特に話の筋が大きく変わるわけでもないのに一旦終わって、『2』としてそのまま連載が続いてたんですが、ここで終わるって事は打ち切りなのか?
と、すると……この前の、『ここで殺すのか?』は、打ち切りのための展開だったと言うことか……寂しいなあ。
某ス〇リッツ。
この前サッカー漫画が終わったから、ヤングサ〇デーからやってきた連載も、残るはあとわずか。
4月11日(水)
まあ、なんだかんだ言いながら、今年は花粉が少ない。
たまに、ものすっごい花粉を抱えた客が店にやってきて殺意を覚えたりもしますが。(笑)
9日に、青野武さんが亡くなられたそうです。
黙祷。
4月12日(木)
もう、最近は、政治とかそういうのをネタにする気もおきませんな。
某朝〇新聞の読者投稿ページに、目がつぶれそうなほど多作の人気作家のがあって、ちょっと興味をひかれました。
なるほど、この人はこっちよりですか…?
つーか、こっちも作家か……読者投稿欄でありながら、作家を2つ並べて、しかも……まあ、いいや、これ以上は言うまい。
新聞も商売だからな。(笑)
話がそれました……計算通りとも言いますが。
そっか、会社の金横領して、女に貢ぎましたか……そういや昔、外国人女性に貢いで貢いで、貢ぎたおした公務員がいましたな。
ほら、祖国に逃げ帰った外国人女性に、金の返還を求めたりしてたあれ。
まあ、これは新聞記事を読んだだけなので、何とも言えませんが……億単位の金を、1人の女性に貢ぐというのも、ある種男のロマンなのか。
自分の金の範囲でやめとけ……という、理性をフルスロットルでぶっちぎったところに、常人では思いの至らないガンダーラがあるのではないか、と、反対に常人は考えてしまうのでしょう。
しかし、『入院する事になって1500万円必要』と言われて、ほいほいと(会社の金を横領して)女性に渡す等……と、記事には書いてあったのですが。
入院で1500万円(どんな入院だ)……で、おそらく常人なら気づくはず。
と、いうか……水商売は、客の懐具合を見極める力が必須と聞きますし、ただの勤め人である男性に対して、そうやって金を引き出そうとしたからには、まともな金でないことは想像がついたはず。
親の遺産…などと、男性がうそぶいたかもしれませんがね。
と、すると……男性がせっせと貢いだ女性……えっと、キャバクラ嬢のようですが、どういう立場になるんでしょう?
もちろん、後ろ暗い金だとは思わなかった……なんて事は言うんでしょうけど、さてこの金、会社の方から返還要求されたりするんでしょうか?
そして、返還の義務はあるんでしょうか?
しかし、女性にわたった金はいくらになるんだろう。
……部屋の中に蜂が入ってきました。
ええ、最初カナブンかと思ったんですが……つーか、でかかったから。
閉め切った部屋の中にどこから入ってきたかというと、閉めきられていないどこからか入ってきたわけで。(笑)
そうです、ここは密室ではないのです。
あ、蜂ですか?
定規のフルスイングをくらって、バラバラになりました。
スズメバチじゃなければ、それほど怖くもないですし。
4月13日(金)
ヤングア〇マルの、某嘘つき…が終了。
誰がそんななし崩しハッピーエンドを望んでいたというのか……などという言葉が喉まで出かかって……まあ、日記に書けば同じじゃん、等というなかれ。
立ち読みしてて、思わず口をついて出そうになった……という事ですので。
これまでのストーリー展開の意味がなくなったのでは、としか高任は感じませんでしたが、どうなんでしょ。
読者全員の心に人間不信という名の傷を刻み込む、99%の悪意と悲しみと絶望の中に1%の偽りの癒しを与える……そんなエンディングを望んでいたのだが。
ああ、いつの間にか……電撃プ〇イステーションの、新作スケジュールからプレステ2の表記が消えたよ。
はて、いつの間に消えたのか……たぶん、ヴィータが出た頃かなあ。
4月14日(土)
明日に向けて、コースの傾向を観察……って、この雨だと意味がなさそうだよなあ。
様子見で買った馬券は、当たったけど、トリガミでした。
4月15日(日)
皐月賞。(於…中山競馬場)
当たったけど、トリガミでした。(笑)
4月16日(月)
さあ、各企業の決算が出る時期。
まあ、それが信用できるかどうかはさておき。
この客、これで50万以上使ってるよなあ…。
いや、2月中旬から、ほぼ毎日のようにひたすらウェブマネーを購入していくお客様がいて(大体1回2万)……2月末に、ぱったり店に来なくなって…3月中旬からまた毎日のように…。
『たぶん20万が1ヶ月の上限だから』などと知人に教えてもらって、なるほどと手を打ったのですが。
大きなお世話かも知れませんが……お金は大切にね。
4月18日(水)
天安門事件は夜に起こった。
当時はともかく、この事を取り上げるというか、注目して語られる事はあまりありません。
集まった人間を追い払うのだったら、昼でいい。
わざわざ夜に軍隊を突入させたのは……。
攻撃する側の心理として、攻撃される側の顔が見えないというのは結構重要なファクターだとか、そもそもの隠蔽工作のためとか…。
だとすると、あの事件は明確に、国が国民に対して軍というか武器そのものを向けた事を証明しているはずだと高任は思います。
いや、なんでまたいきなりこんな話を書いたかというと……こういう国で育った政治家と、日本で育った政治家がやり合ったら、そりゃ負けるよな、という某新聞の記述に納得せざるを得なかったから。
ひゃっほう、頑張れダ〇ビッシュ。
目指せ、第二の〇川。
いやあ、何度も書いてますが、かつて日本の野球界は、ポンコツを売りつけられて高い金を払い続けてきましたからね。
世界的な不況というか、金融不安というか……まあ、こんな時は、高い金をぶん取った人間は、それだけで英雄だと思うのですよ。
某井〇選手は、日記でも書いた気がしますが、素人目に見てもメジャーでは成功しないだろと思っていたのに、某ヤン〇ースが何十億も出したから、『あれ、向こうは金にシビアだし、それだけのポテンシャルはあると判断してるんだな』などと考えをあらためたのですが、終わってみれば、もうっ、最高っ!(笑)
日本にいるときは、好きな選手ではなかったのですが、高任は彼のことが大好きになりました。
今年ようやく日本に戻ってきたけど、素直に応援できます。
長い目で見れば……という意見には、敢えて耳をふさぐのでよろしく。
4月19日(木)
今日はお休みだったので、久しぶりに図書館へ……あれ、ひょっとして、2年ぶり…いや、それ以上?
色々と、とりとめもなく調べモノをしていて、気がついたら第二次世界大戦中の日本陸軍の資料なんかに迷い込んでいたりする。
以前、多少は調べたはずなのに、綺麗さっぱり忘れていて清々しい。(笑)
なるほどねえ……日露戦争の際に、日本陸軍の装備は、世界で見て準一流だったのが、第一次世界大戦時に2流になり、太平洋戦争時には3流になっていたのか。
まあ、早い話……資料を信じるとすれば日露戦争から30年あまり、日本陸軍の装備は、ほとんど進歩していなかったらしいです。
それは、物資の不足ではなく、ただ単に時代の流れに逆らうかのように装備が改善されなかったようで。
あと、兵器開発の資料ではなく、開発関係者のコメントを重視するなら……日本陸軍の幹部は、『兵器・装備について』優秀なモノより、それに劣るモノを選択する傾向が拭いがたくあったそうな。
……恐ろしい話だ。
まあ、戦車の燃料がなくなっても、大和魂で何とかなるとか、本気で口走ってたらしいしね。
あ、いや、これはメインの話ではなくて……太平洋戦争終結から67年。
それは、人が生まれて死んでいくに足るだけの時間ではありますが、それでもわずか70年に満たない期間。
本当なら、高任の世代は、こういった話をちゃんと生で聞いてなきゃいかんのだよなあ……と。
いや、高任は3種類の新聞を読んで……なおかつ、テレビのニュースを見て育った人間ですから、無意識のうちに表現の危うさというモノを認識して、自分で考える、判断するという感覚を……まあ、多少過剰なところがあるのは否めませんが、手に入れたように思うのです。
歴史をたどる際に、資料が少ない時代は、それだけ研究そのものはもちろん、内容も危うくなるのは、歴史研究の間では常識なのですが。
わずか70年前のことが、既に目にする資料によって大きく印象が変わってくる状態に陥るわけで。
生の声というより、その多様さに対して、資料としてまとめられたものは、結局その書き手の認識というか、思考・思想によってフィルターがかけられたモノであるのを忘れてはいけないでしょう。
あくまでも高任個人の印象としてですが、『当時の日本は、日本のトップと言うか、軍部の連中は何故こんなアホなことをやったのか?』という思いで、昔色々と資料を調べたのですが、おそらく、資料をまとめる人間も、その疑問を強く感じていたのでしょう。
日本人というか、人間は…かも知れませんが、原因と結果を求める傾向があり、『当時ではなく、今の書き手が納得できる』理由を求める部分が強いような気がします。
時間の経過が真実を照らし出す面も否定しませんし、資料そのものを否定するわけでもないですが……それでも、当時の人間にしかわからない、時代感覚みたいなモノはあるのでしょう。
無理にまとめるとするならば、表現は危ういモノであり、それに振り回される人間はもっと危うい存在に過ぎないなあ、と。
余談というか、以前ゲーム対談でちょっと触れたことがありますが、日本が誇る97式中戦車(通称チハ車…昭和13?年完成、実戦本格配備は昭和15年頃)について。
当時、曲がりなりにも世界で戦車を生産できる国は8つ程度(鋼板の生産は、当時でいうところの最上級レベルの技術で、日本では、軟鋼板がやっと生産できるレベルだった)だったらしいのですが。
さて、このチハ車……こちらの攻撃は向こうの戦車に通じず、向こうの攻撃をこちらは防げないという素敵戦車で、それだけ聞くと当時の日本の技術水準が大きく劣るモノだと誤解してしまいそうです……つーか、高任は誤解してました。
どうやらこの戦車、『戦争さえしなければ』同時代の世界で、最高級の機械だったらしいです。
他の国の戦車がガソリンエンジンを使っていて、火炎瓶などを投げつけられることで簡単に炎上してしまう事に注目し、チハ車はディーゼルエンジンを採用。
しかも、ディーゼルエンジンは水冷式が普通だったのだが、水のない満州国境近辺を戦場に想定していたため、空冷式を開発。
ディーゼルエンジンの心臓部とも言うべき噴射ポンプは世界の水準を遙かに超え、戦後のディーゼルトラックの元祖は、このチハ車です。
この部分だけで、ああ、日本人はオタクの人種だ。オタクの血が流れている……などと、高任は苦笑しました。
ここで、ピンとこない人は多いと思いますが、ディーゼルエンジンの最大の長所は、力が強いことです。
ああ、そりゃ戦車だもんね、厚い鋼板に優れた機動力を同居させるためにはパワーが必要だ……と思うはずが、何故かこのエンジンの馬力を170馬力に『節約』。
ほら、日本は資源貧乏国だから。(笑)
ちなみに、チハ車の総重量は15トンを越えます。
あと、ガソリンエンジンが燃えやすいといっても、機関部の周りを金網で囲めば、敵歩兵が投げつける火炎瓶が効かなくなる程度の欠点で……何よりもガソリンエンジンの長所は、軽便性です。
つまり、扱いやすい。少なくとも、ディーゼルエンジンより、遙かに扱いやすい。
総合的に、技術の後れている国が、複雑なディーゼルエンジン戦車を開発して……(以下略)。
まあ、技術本部は『この戦車は、もっと長大な砲を持ち、もっと強い防御力がなければ、世界のどの戦車と戦っても負ける』と、現実を見ていたようです。
それに対して参謀本部は『戦車であればいいじゃないか。防御鋼板の薄さは大和魂で補うし、薄ければ機動力もあるだろう。砲の力が弱いと言うが、歩兵や砲兵に対しては有効だろう』という思想で、押し切ったらしいです。
いや、防御が厚くて機動力もあるのが戦車の基本で、歩兵や砲兵を守るために敵の戦車が配備されてるんですけどね……幸か不幸か、当時の中国には戦車そのものがなかったし、ロシアには強力な戦車が存在していて、ノモンハンにおいてそれは思い知ったはずなんですが。
高任はもちろん実物を見たことはありませんが、当時のロシアというか、ソ連というか…まあ、BT戦車(別名クリスティ戦車…アメリカ人の私製戦車で、アメリカ軍には採用されなかったのをロシアがそれを買い付けて、BT戦車を作った。独ソ戦において活躍するT34戦車にいたるまで、これが母胎)は大量生産をはかるために、日本のチハ車なんかより小さく、鉄板をばたばた張り付けただけのような粗雑な作りのモノだったらしいです。
ただし、格好はともかく、砲と鋼板だけはしっかりしていて、見せるのではなく勝つための……早い話、武器だったわけです。
それに対し、日本のチハ車、89式戦車は……見栄えはよいモノの、少なくとも、武器ではなかった。
こちらがいくら攻撃しても、向こうにはかすり傷ひとつつかず、向こうの攻撃でこちらは破壊されていく……そんな戦車隊を指揮することになった人間はもちろん、戦車に乗り込んで戦った人間が哀れでなりません。
ビルマ作戦では、このチハ車はアメリカ軍の軽戦車(主力はM4の中戦車)であるM3と戦うことになったわけですが……軽戦車に、全戦全敗といった有様だったのは言うまでもありません。
そういう意味では、このチハ車は日本の技術を集めた、ノーベル平和賞モノの素敵戦車だったわけですな。
いや、戦車に対して戦えないのだから、そもそも戦車じゃないかも知れませんが。
こういう書き方すると、実際にこれで戦った人なんかに、怒られそうですけど。
それはそれとして、金も資源もなかったはずなのに、ただ格好を付けるためだけに、金と資源をひたすら浪費したというにほんの戦時歴史が、戦車ひとつとっても浮かび上がってきますね。
いや、どうせ全滅するというなら、自転車に爆弾積んで、敵戦車に向かって走っていった方が、少なくとも安上がりにすんだわけですから。
特攻隊、桜花、回天……など。
国を、というよりおそらくは自分の身近な人々を想いながら死んでいった人間に対する様々な言葉を耳にします(特にこの十数年)が、本当に目を向けなければいけないのは、このどこかおぞましい……高任にいわせればそれは狂気などではなく、変態的思考というか、むしろ自分で何も考えられなかった集団のあり方が、どこから来たのか……ではないのでしょうか。
ひょっとしたら、日本人のオタク思想というか、職人気質というか……それは、この集団性と表裏一体のモノかも知れません。
4月20日(金)
不活性化のポリオワクチンが、製造販売が承認されたそうな。
申請が今年の2月だったから、これまでの日本では考えられないぐらい異例の早さでの承認ですな。
よほどつつかれたか…もしくは、受け手側というか、販売側の(以下略)…。
まあ、色々と話題になったせいか、生ワクチンの接種を避ける傾向が表面化して、昨年は一気に摂取率が15%も落ち込む羽目になったから……ですかね。
ほら、摂取率が落ち込んで困るのは…(以下略)。
理想の上司。
実際に存在しないから理想なんだよ、そんなもん。
などとうそぶいているウチはいいんですが……そうか、今の新入社員は、あれを理想の上司というか。(笑)あれを理想というなら、おそらく、自分で何かをしようという人間がものすごく少ないんでしょうね。
あれが上司なら、はっきり言って、部下は何もできないとしか高任には思えません。
ふむ、後10年も経てば、この国を乗っ取るハードルはものすごく低くなるんじゃなかろうか。
命令待ち人間が増えれば増えるほど、社会システムとしては安定するかも知れませんけどね……それは多様化による、長期的安定ではなく、簡略化への過程における短期的安定以外の何物でもないですし。
……などと、書くのは簡単ですが。
おそらく、その実体は『多く、それもおもしろおかしくマスコミに取り上げられる回数が多いから』だけなんだろうなあ。
ぶっちゃけると、他にあげられる人間を思いつけないと言うか、そんなことすら押しつけられた情報にただ毒されてる証拠としか、高任には思えません。
4月21日(土)
熊が(檻から)出たぞー。
と、いうネタを瞬間的に連想して、不謹慎にもふいてしまった高任です。
いや、9割以上の人間にはわけわかんないでしょうが、事件というか、ニュースそのものは至って単純。
某秋田県の、熊を飼育してる動物園というか、熊牧場?
え、この広さで牧場?
つーか、30頭以上の熊を飼える施設とは思えないのだが……まあ、ニュースではそっちの方がネタになってるわけじゃないから、いいや。
現状は冬季閉鎖中ですが、来月の連休に向けて準備中というか、餌やりとかやってる最中に、積もってた雪を踏み台にして高さ4メートル以上のコンクリート塀を熊が全部で6頭乗り越えて、飼育員というか従業員が2人かみ殺された……と。
脱走した熊は、地元猟友会の方によって射殺されました。
うん、まあ基本的に、日本において熊は最強の動物ですから。
最強だよね?
4月22日(日)
前日の熊牧場の件。
昨日のニュース……え、120頭から死にまくり?
なにやら、動物愛護団体から色々とツッコまれている施設だったようですが……高任は見てませんが、射殺されたヒグマは妙にやせてたそうな。
きちんと餌を与えてない、もしくは餌が不十分?
とりあえず、熊は人になつかない生き物だそうです。
ふむ、すでに関西は朝から雨か…。
競馬、当たったけど、トリガミ……こればっか。(笑)
4月23日(月)
さあ、ゴールデンウイーク進行…というが、雑誌が合併号でもりもり納品されて大変です。
あ、某ジャ〇プの漫画家漫画終わったのか……まあ、続けようがないしね。
4月24日(火)
さあ、名人戦第2局、始まるよお〜♪
ニコ動かなんかで、生放送してたらしいが、将棋の生放送は長考時にきついのではないかと。
初日の時点では、高任的にやや羽生優勢かと。
そして、史上最低(?)の勝率を誇る、名人森内の封じ手やいかに?
4月25日(水)
名人戦は羽生が勝って、1勝1敗の五分に。
23日発売予定の犬漫画のコミックスを求めて、ついに隣町まで……発見、即購入。
無免許なのに、趣味はドライブですか。(笑)
殺された遺族は、たまりませんな。
へえ、猫の集会は、親戚会議だったのか。
4月26日(木)
さあ、今日は日本の司法の良心の有無が試されるとき。
いや、既に良心なんてモノをかなぐり捨てたからこそ、今日のこの状態があるのですが。(笑)
地裁、高裁、最高裁……の三審制の日本において、この件は検察審査会なんつーもんをでっち上げて四審制にしちゃってるし、そもそも検察が二度不起訴にしてるから…六審制?(笑)
以前の日記で書いたので詳細は省きますが、政治資金規正法違反罪なんて大層な言葉をマスコミは連呼してますが、その中身はただの虚偽記載。
いや、そもそも最初は、いわゆる『黒い金』で引っ張る気満々だったし、各マスコミももはや確定路線とばかりに、書いて書いて書いて書き倒してたんですけどね……それがアンタ、どれもこれも立証できないって言うんで流れに流れて、『ここまで来たら後には退けん!とにかく、なんでもいいから有罪に持っていくぞっ!』と、一致団結(どことどこが、までは書きませんが)したあげくに……。
法治国家ってのは、法に基づいた手続きをとった上で……ってことでね、〇沢さんが起訴された時点で、法治国家としての日本は死んだ、と言いいたくもなるもんです。
ついでに言うと、『政治資金規正法』は、会計責任者である秘書らの責任を問う法律です。(笑)
まあ、それはそれで政治家に都合の良い法律である……などと言ってますけどね。
簡単に言うと、収支報告書に虚偽記入があっても、罪に問われるのは作成に関わった会計責任者の秘書なんです。
政治家が刑事責任を問われるのは、会計責任者の選任と監督の両方で注意を怠った場合か、会計責任者らとの共謀が認められたときに限られます。
……つまり、会計責任者である秘書が、『虚偽記入を指示された様子を詳細に語り、法廷でもその供述を維持すること』によって、摘発が可能になります。
選挙法なんかと違って、連座制じゃないんですね……そこが、政治家にとって都合の良い法律と言われる所以ですが。
秘書が『完落ち』しない限り摘発が至難だから……今回の件は、そもそも法律的には絶対に無罪になります。
ちょっと付け加えると、『秘書の取り調べにおいて事実とは異なる供述書を作成し、それを法廷でも維持する事に成功したなら』、摘発することが可能になります。(笑)
だから、録音テープによって違法な取り調べが明らかにされ、検察が提出した供述書がでたらめだと破棄された時点で、本来は勝負がついてるんです。
純粋に法が執行されることを信じているというか、願っているとしたならば、〇沢さんは(今回の起訴に関して)無罪でなければいけません。
この時点で、〇沢さんの有罪を声高に発している連中は、『法律そのものをよく理解していない』か、『〇沢さんを有罪にすることが目的』の、どちらか。(もしくは両方)
さて、ここで問題というか……『政治家として身の潔白を…』等と言ってる、政治家およびマスコミが、『政治資金規正法』を理解していないことは許されません。
つまり、彼らの主張をまとめると……『法をねじ曲げてでも、〇沢さんを有罪にしろ』って事ですね。
いや、だって……法律のことをよくわかってないのなら、『罪』の『有無』を、何をもって判断してるのか……ということですよね?(笑)
前回の公判によって、『まともには有罪判決は出せない』ことが明らかにされたわけですが……さて、それでも『有罪判決を出す』のかなあ……と思う程度に、高任は今回の件について、日本の司法を全く信用できません。
いや、日本の司法の独立を信用していません。
……ちょいと意地悪な書き方をしました。(笑)
だって、マスコミは最初、こんな『政治資金規正法』なんかで〇沢さんを罪に問おうなんて思ってなかったんですもんね。
不透明な金の流れがある…間違いない、ここを調べたら、なんらかの収賄が出てくるに違いない。『ゼネコンと黒い金はセットみたいなモノだから』なあ……と、ひたすら、問いつめて、脅迫して、ねつ造して、でっち上げて……それでも何も出てこなかったというか立証できないからって、こうなったわけですよ。
負けを認めない、というか、負けを認められない立場だから、もはや当初のもくろみから大きく外れたこんな場所で、威勢だけはよろしく、声を張り上げているってのが、実状というか。
そもそもみんな勘違いしてるよ……あの田中〇栄が可愛がっていた最後の政治家がですね、法的に罰せられるようなしくじりを犯すわけがない。(笑)
法律を熟知して、自分の手が後ろに回らないようにいろんな保険をかけてからやるんだよ……普通に考えたら立証できるわけないじゃん。
やってるやってない、やらかしてるやらかしてないは、全然関係ありません。
おいおいおい、などとツッコミを入れるかも知れませんが、一方的でアンフェアな報道を続けるマスコミをみてるとね、このぐらいの皮肉は言いたくなります。
国民バカにするのも、たいがいにしとけや。
余談ですが、『疑惑の総〇商社』やら『ムネ〇ハウス』等で……正確には、マスコミがたたいて叩いて叩きまくって一躍その名を全国にとどろかせた、鈴木宗男前衆議院議員は、有罪判決を受けました。
『憂国のラ〇プーチン』という漫画で描かれてますが……まあ、この漫画もいろんな意味で問題はあると思いますが(ある種の、カウンターパンチとしては優秀な作品だと思います)……基本的に、今回の〇沢さんの経緯が、ムネオさんのそれとほぼ同ルート。
そうか、あれは10年前のことか……日韓共同開催のサッカーのワールドカップで、一部で盛り上がってた頃ですな。
ちなみに、その1年前が狂牛病と……いわゆる、9・11テロと……大阪の某小学校に刃物もって突入したあの事件と……ああ、ひどい1年だ。
と、このぐらい書いたら、『ああ、あの頃か…』と、なんとなくイメージできるのでわ?
何でこんな事書いたかというと……ムネオさん、あれだけ叩かれまくったというのに、何の罪で有罪判決を受けたのか……というと、基本的にほとんどの人間が知らないというか、わかってないみたいだから。
ああ、いたね…なんか、汚職とか収賄がばれて、捕まったんだよね…みたいな。
これ、〇沢さんが有罪になったらというか、押しつけられたら、たぶん世間のイメージは、収賄とか汚職で捕まった……って事になっちゃうんでしょうね。
この、ム〇オさんに関しても、『疑惑の総合商社』などと国会で某辻本議員に罵られたのが確か2000年のことで……たぶんあれも、某辻本議員が自分で考えた言葉ではなく、周囲のブレインか、マスコミあたりが、簡潔で印象深い言葉を考え出して、これを使えって話だったんではないかと、高任は思ってますが。
オリンピックで金メダルとった選手なんかで、試合前のコメントとか、試合後のコメントとか、いわゆるキャッチコピーとなるあれって、自分が考えた言葉はほとんどなく、スポンサーというか広告業界の人間が考えた言葉を教えて、そのまましゃべれ…って、言わせられてるモノなんですよ。(笑)
話がちょいとそれました。
で、ムネオさんが実際に逮捕されたのが、2002年の夏……サッカーのワールドカップが終わった頃。
まあ、その逮捕理由が……収賄罪なんですが。
疑惑の総合商社などと言われたわりには、検察特捜部は話題にあがったものからは何もあげられず……結局、1998年の、製材会社からの斡旋収賄容疑。
金額400万円。(笑)
だけじゃあ、語弊があるからちょいと説明。
この製材会社は、1998年8月に、当時の北海道知事と、ムネオさん、もう1人、衆議院議員に献金を行ってます。
ムネオさんは、この献金に関して『政治資金収支報告書』にちゃんと記載し、領収書も書いてます。
で、この1ヶ月後に、製材会社は盗伐で行政処分を受け……それを受けて、3人とも献金されたお金を製材会社に返却しました。
あ、捕まったのは、『何故か』ムネオさんだけです。(笑)
検察によると、盗伐の行政処分を受ける気配を感じた製材会社が、それをやめるように林野庁に圧力をかけてくれと頼まれ、その見返りとして金を受け取ったというモノです。
いや、賄賂に領収書出して、報告書提出するか?しかも、返してるじゃん……と、思うのですが、政治資金収支報告書に記載されたのは、体裁を整えるためだけで、実際はそれ以上の金をもらって(以下略)…だと、検察が主張し……。
高任も最近まで知らなかったのですが、贈賄罪……いわゆる賄賂を送った側の時効は3年で、収賄罪……賄賂をもらった側の時効は5年なんだそうです。
3年と5年……この2年のタイムラグ。
え、4年前の斡旋収賄容疑?
高任は、これを知って『なるほど、検察って頭良いわ』と感心しました。
つまり、こうした政治家の汚職というか、収賄事件において、秘書は調べる、政治家も調べる、当然賄賂を送ったとされる会社の人間も調べる。
3年以上経ってるから、会社側の人間……贈賄罪は、既に時効です。
君らは時効だから、これを認めたところで罪には問えない……こうやって、ずっと取り調べが続くのはお互いに面倒だろ?賄賂だったって認めちゃえよ。
なるほど、この、5年は経ってないけど、3年は過ぎている……ってのは、まさに検察にとっては、ものすごい落としやすい事項なんですね。
『賄賂を送った』という供述書を元に報告書が作られる。
秘書に対しては、『君らは執行猶予だよ。さっさと認めてこれからの人生について考えた方が…』などと自供させて、報告書を作る。
『賄賂を送った』という人間がいて、『それを受け取った』と秘書が自供してしまうと……政治家がいくら否定したところで、『ああ、こいつは嘘をついている』と思われて有罪にされるのがオチですよね。(笑)
基本、高任の精神は官僚型な部分がたぶんにあるので、わかりすぎるぐらいにわかります。
3年から5年前の事をほじくり返せば、たいていのことは、有罪に持ち込めますから、これほど楽なことはありません。
いやあ、調べてみたら……過去の政治家の収賄事件の事象って、ものすごくそのあたりの件に集中してるんです。まるではかったように。(笑)
いや、はかってんだよ。どう考えても。
……一応、説得力をもたせるためにこのぐらいの説明は必要でしょうか。
たぶん、〇沢さんもしくは周囲のブレーンは、検察のやり方をかなり研究した上で、対抗する手段を探ったんだと思います。
いや、対抗しないと有罪にされちゃいますからね……やってようがやってまいが。
物的証拠のあるなしは関係ないし、まあ、物的証拠なんかを残すはずもないでしょうが……とすると、検察が作成する報告書の真偽が定かならず……ともっていけば、有罪にはならない。
つまり、どうやれば検察の報告書の信憑性を揺らがせることができるか……。
と言う部分で、おそらく息詰まる攻防があって、検察側が敗れた……んだろうなあ、と高任は思っているのですが。
そういう意味では、例のM木さんの件で、検察に対する信頼が揺らいでいたのは追い風だった……というか、あれも、色々と手を回したのかも知れませんね。
後々の自分のために。(笑)
さて……今日の裁判は、どうなるのかなあ。(笑)
雨の中、傘を差して歩く老人のもう一方の手には、ピンク色の子供用の傘。
ああ、あれかな…お孫さんでも迎えに行くのかな……などと、優しい気持ちになったのもつかの間、通りがかったコンビニの傘立てから傘をひょいっと。
ただの、傘泥棒でしたわ。
こんな国、ほろんじゃえ。
4月27日(金)
無罪。
いや、無罪なんだけどさ……いやあ、笑った笑った。
法務官僚と裁判所が、自分たちの立場(権益も?)を守ることだけしか考えてない内容の垂れ流しというか。
ええと、大まかにまとめるとこんな感じ。
『〇沢氏は無罪』
『元秘書らは、政治資金収支報告書に虚偽記入した』
『〇沢氏は不記載を了承したと認められるが、記載の必要性を認識していたことの立証が十分ではなく、共謀は成立しない』
『検事が虚偽の捜査報告書を作成し、検察審査会に送ることは許されないが、これを元にした起訴議決は有効』
いやあ、高任は誤解してましたが、なかなかにギャグセンスがおありになる。
とにかく、『無罪ではなく、立証できなかったから有罪にできなかっただけだ』と、『自分たちは法治国家日本にふさわしい事をしたまでだ、なんか文句あんのか?』と、開き直ったのがよくわかりますね。
つーか、『検事が虚偽の捜査報告書を作成し、検察審査会に送ることは許されないが、これを元にした起訴議決は有効』ってのが最高。
検事が虚偽の捜査報告書を作成してはいけないし、検察審査会に送ることは許されません……まあ、当たり前なんですが……その、やってはいけないことをやらかした捜査報告書を元に、強制起訴したという負い目があるからでしょう、『これを元にした起訴議決(強制起訴)は有効』……ぽかーん。(笑)
いやあ、判決文では検察捜査を厳しく批判してですね、検察調書のねつ造部分をさっ引きましたが……たぶんこのままだと、検察の面子がなくなると判断したんでしょう、虚偽記載に〇沢氏が関与したことを認めてあげたんですね。
ただ、それを認めたけど、共謀とまでは言えない……。
ぶぷー、げらげらげらげら。お、お腹痛い…、誰か助けて。
いやあ、〇沢さんにはとりあえず『限りなく真っ黒な無罪』という面子を立ててやり、検察には『あんたらの主張は正しい。でも、ちょっと立証できなかったね』と。
このまま有罪判決とか出すと、後で色々言われて、自分のキャリアに傷が残るからね……ほら、疑わしきは罰せずってのは原則だからね、私たちは、やるべき事をやりましたよ。
などと、ある意味、これ以上はない正直な判決文といえるでしょう。
いやあ、裁判所がこれですからね……そりゃ、マスコミだって、絶対に自分たちの否を認めるわけがないじゃないですか。
そろいもそろって、『無実は証明されていない』『限りなく黒の無罪判決』『国会での証人喚問で潔白を示せ』などと、ひたすら自分の立場を守るために必死ですよ。
これ、いいんですかね?
各マスコミがそろって、『裁判所の存在価値』を問いかけてるはずなんですが……マスコミは足並みを揃えて、『判決そのものに対して、裁判官の判断そのものへの疑問』は何も書かないわけですよ。
ああ、もちろん言論の自由とはいえ、司法は、民主主義の根幹を為す柱のひとつであるから、軽々しく書くわけにはいかないとか言うんでしょうけどね。
とにかく、この一方的でアンフェアな報道そのものが高任の神経に障るったら。
しかし、事の発端は西松捜査だったんだよなあ……何でこんなしょっぱいことに。
ちょうど、新聞を色々並べてるし、まとめてみよう。
準大手ゼネコンの『西松建設』……海外での裏金づくりに関与した元社員からの情報を得て、平成20年6月、東京地検特捜部は外為法違反容疑で家宅捜索。
長年にわたって、ダミー団体を使って献金していた事実をつかみ、21年3月に〇沢さんの公設第一秘書を逮捕。
これと同時に、〇沢さんの事務所などを捜索して押収した資料から浮上したのが、土地購入を巡る政治資金収支報告書の虚偽記載。
ほら、土地を購入した金が、いわゆる黒い金だったのでは……と、この時点では自信満々だったはずなのにね。
検察も、新聞をはじめとしたマスコミ各社も。
で、気がつくと、21年の夏に、中堅ゼネコンの『水谷建設』元社長から、胆沢ダム受注を巡り『元秘書ら(大久保さん達のこと)に1億円を渡した』との『供述を獲得』。
『供述を獲得』……ここ重要、すっごく重要。(笑)
つーか、西松建設はどこに行った?
政治資金収支報告書の虚偽記載は、平成16年の土地購入の件。
この前2月…いや、去年の9月末…の日記で、長々と書きましたが、平成16年の10月15日に社長が1人でホテルのロビーに5千万円を持ってきてホテルのロビーで秘書に渡した……云々の、不自然きわまりないあれね。
うわあ、きっちり3年以上5年未満だよ、これ。(笑)
22年1月に、元秘書3人(議員が1名含まれます)が『土地購入事件』で逮捕。
ただ、『水谷裏献金』について〇川議員ら元秘書が一貫して受領を否定。
この時点で、検察は『有罪となるだけの証拠がない』と嫌疑不十分で〇沢さんについては不起訴とした。
この新聞、さらりと『土地購入事件で逮捕』なんて書いてるけど、『これこそ虚偽記載』のような気もするが……なんというか、まとめるとは書きましたが、この日の新聞って、ものすごく事実関係が捉えにくい書き方してて笑えます。
普段通り、きちんと事実関係を捉えるような書き方をすると、読み手がおかしいって気付いちゃうからね。
ふだんから新聞を読んでる人間は、今日の新聞の書き方がいつも通りじゃないことに気付くんですけどね……。
まあ、今回に限った事じゃないですが、ひどいモンですよ、はっきり言って。
しかし、不起訴とした後……『市民団体が検察審査会に申し立て』を行い、22年4月に、東京第5審査会は『起訴相当』と議決。
特捜部は再び不起訴としたものの、第5審査会は9月、『事件への関与を否定した〇沢さんの供述は信用できない』と、『起訴すべきだ』と議決……ここでついに強制起訴となった。
高任の日記を、真面目に読んでくださったならあれでしょうが……『事件への関与を否定した供述は信用できない』という理由で強制起訴させた、検察審査会の面々は……いくら何でも、不勉強すぎでは。
さらに、同じく市民が参加する裁判員制度は、弁護人がついて信用性の乏しい証拠を排除することができますが、検察審査会においては弁護人が参加できませんし、検察が『何故不起訴にしたか』という理由をはたして説明しているかどうか?
まあ、起訴イコール有罪という認識の日本が特殊と言えば特殊なんですが……その特殊な事情を鑑みた上で考慮ってのが…。
基本、日本では、起訴されるとたとえ無罪になっても社会的にかなりまずい状況に陥りますからね。
まあ、別にこの制度もまた試行錯誤の最中だから、多くは語りません。
何故、無罪なのか?
完全潔白ではない。
国会で説明責任はたせ。
消費税への影響避けよ。
政治的けじめどうつける?
新聞各社がこういう見出しというか、わざわざ目立つ活字にしてるんですけどね。
3人の秘書が有罪判決を受けたのに、国会での説明を拒む態度は政治家として云々……の論調は、耳にたこというか。
つーか、『消費税への影響避けよ』って何だよ?(笑)
政治家としての政治スタンスと、この判決との間に関係ないでしょうに。
まあ、高任は日記の中で繰りかえしてますが……某新聞はひどい。
〇沢氏の強制起訴によって人々の視線が司法に注がれ、刑事責任の有無ですべてが決まるかのように語られてきた。
だが、判決が出たのを機に、『議論を本来の舞台に戻そう』。
これは、根の深い政治問題であり、国会で論じるべきなのだ。
……いやあ、2009年の3月からもりもりと、メディアの暴力を意図的に発揮してきたとしか高任は感じませんでしたが。(笑)
たとえば、これは別の新聞ですが。
社会面にでかでかと、『会見せず、〇沢氏沈黙』の見出しをうつ。
高任としては、この見出しだけで悪意に満ちてると思いますが……まあ、『ただ事実を述べただけだ』と言い訳の余地はありますね、確かに。
が、その見出しの下の文章は……〇沢氏の秘書に対する態度が、絶対君主的であったというものを載せ、『田中角栄譲り』などと小見出しをつけて……『田中角栄』に対するイメージが黒い政治家という現状のイメージをたっぷり利用し、とどめに『政治責任を軽視』などと続いてゆく。
さて、それを読まされた上で……大きな見出しはどういう意味を帯びてくるか。
いわゆるマスコミがね、その程度の効果を知らないとか、わからないわけがないんですよ。(笑)
『決めつけない書き方の工夫をしてきた』などと言い訳をしてる某新聞にしたって同じ事で、『決めつけない書き方の工夫』ってのはつまるところ『あとで言い訳できる工夫』でしかないんです。
いやあ、高任ももりもり日記でやってますからね……同族嫌悪ってわけじゃないですが、マスコミがこれをやったらダメなんです。
所詮、主観なき視点なんてものは存在しませんが、それでもこの件に関しては、各マスコミの姿勢は一貫してアンフェアなものでした。
高任が日記でやる、アンフェアな書き方は、笑いをとるためか、何らかの事象に対するカウンターパンチとしてのアンフェアです。
……少なくとも、そう心がけているつもりです。
そもそも、この件に関しては、〇沢氏よりに高任は書いてますけど、虚偽記載の指示はちゃんと出してると思うし、献金がらみの収賄も当然あると思いますよ……しっぽは出さないようにしてるでしょうけど。(笑)
つーかね、検察を相手に負けるような政治家が、外国を相手に戦えるはずがないんです。
政治家は、政治を行うのが仕事……理想論を語るだけ、下手すりゃ理想論すら語れない連中がごろごろしてますが、政治を行えない人間は政治家になってはいけないのです。
政治を行える人間が政治家になるべきなんです。
高任はそういうスタンスです。
4月28日(土)
さあ、ゴールデンウイーク。
某所では、ゴールデンウイークは、デスウイークらしいですけど。
4月29日(日)
今すぐ京都競馬場に駆けつけて、某騎手を殴って蹴って(以下略)。
その直後に、今すぐ東京競馬場に駆けつけて、某騎手を殴って蹴って(以下略)。
今年の競馬の収支は最悪……。
4月30日(月)
仕事が終わって帰ってきたら……部屋のドアの前に、ふくらんだビニール袋が置かれている。
はて、何だろう?
警戒しつつ、結び目の隙間から中をのぞいてみたら…。
おう、えっちなDVD。(笑)
え、なに、これ、何かのどっきり?
実は隠しカメラが設置されてて、この後高任がどういう行動をとるか撮影されてて、ネットで公開されたりするわけ?
だが、残念だったな。
興味がないとは言わないが、高任は官能小説派なんだよ。
……って、これ、どうしたらいいの?(笑)
アパートの裏に不法投棄するつもりなら……何故わざわざ高任の部屋のドアの前に置く?
昨日の夜、仕事に出かけてから、今朝帰ってくるまでの間……まあ、確かにこのアパート、夜は廃墟のようなたたずまいだしな。
あ、相変わらずアパートの照明に関して、管理会社はほったらかしです。(笑)
えーと、このままゴミ置き場に持っていっても回収車は持っていってくれないよな。
ゴミ袋が違うし……。
あれ、俺はこのゴミを分別するために、家の中へ持って入らなきゃダメですか?
ひどい罠だ。(笑)
などと、5分ぐらい悩んだんですが……部屋の中で分別しました。(笑)
つーか、DVDの読みとり面が傷だらけなんですけど……ちっ。(笑)
えーと、パッケージはプラスティックゴミで、え、CDとDVDは可燃ゴミになるのか……ほうほう。
ああ、このDVDはちょっと見てみたいかも…。
中略。
何か、嬉しいような悲しいような、4月の最期の日。(笑)
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