6月1日(日)
 
 最近さっぱり名前を聞かなくなったハンドボール……オリンピック出場権をかけて、クロアチアで最終予選を戦っていたのですが。(男子の話ね)
 この最終予選、12チームを3組にわけて(1組4チーム)上位2チームに出場権を与えられるというシステムで……つまり、この最終予選で6チームが出場権を得るわけ。
 
 え、6チーム?
 
 と、ここで首を傾げることが出来る人はかなりスポーツに詳しい人だと思います。
 競技にもよりますが、この手の団体競技……出場数が12であることが多く、1つはもちろん開催国、そして5大陸のそれぞれチャンピオン(この前のやり直しの騒ぎはアジア選手権というか、韓国はアジアチャンピオンとして出場権を獲得したわけですね)……で、本来ならその後も色々ある事が多いわけですが。
 で、基本的に競技の盛んな地域は強いわけで……例えば、アジアのチャンピオンが、ヨーロッパのベスト8に歯が立たないなんて事も起こり得ます。
 早い話、最終予選段階で6チームも出場権が得られるような状況……これはもう、日本ハンドボールにとって絶望的なんだな、とわかる人間には一瞬でわかるわけです。
 まあ、日本と同じ組の国を挙げてみると、クロアチア、ロシア、アルジェリア……。
 
 ふむ、1勝2敗だな。(笑)
 
 と、戦前の予想通りの結果というか。
 クロアチアとロシアに負けて、1勝2敗……オリンピック出場ならず。
 
 まあ、これだけだとわかんない人にはさっぱりかも知れませんから、男子バレーのオリンピック最終予選が行われていたりするので、それと比較してみましょう。
 例によって開催地は日本で……かつてのオリンピックでの日本男子バレーの試合に感動して、ワールドカップやら、世界選手権やら、これからは全部日本で開催しましょう……などと、親日も親日の会長が退くことになったので、これからはそういう大会の度にコートの上をローラーで走りまくる馬鹿騒ぎを見ずにすむかも知れませんが。
 ……話が逸れました。
 参加国は8……で、総当たり戦。
 全体の1位と、それ以外のアジア勢最上位の国が出場権を得る……まあ、アジアの中国が開催というか、色々と政治的パワーバランスの結果というか、ちょいとアジア優遇されてる感じを受ける部分はスルーと言うことで。
 早い話、全体の1位がアジア勢だった場合……アジア勢から2チーム出場権を得られるという感じなんです。
 まあ、出場国を挙げると、日本、イタリア、アルジェリア、アルゼンチン、オーストラリア(アジア勢という区分けになります)、タイ、韓国、イラン。
 ちょいとイタリアが骨っぽいというか、頭1つ抜けた感じですが(ただし、世界ランキングで言うとアルゼンチンが最上位)……さっきのハンドボールに比べたらぐっと割安感というか、そういうイメージで。
 極端な話、オーストラリア、韓国、タイ、イランより上の順位に行けばオッケーなわけですから、まあハンドボールの絶望感に比べたら。
 ちなみに、ハンドボールのクロアチアとロシア……韓国よりずっと強いです。いや、勝負に絶対はありませんけど。(笑)
 そういう状況で、昨日日本はイタリアと対戦し……第4セット、セットカウント2対1で、スコアは24対17……日本のマッチポイント。
 おいおい、ここで格上のイタリアに勝ったらもうオリンピック出場は確実じゃね……と、いう状態から、観客よりも選手自身がその現実を受け入れられなかったのか、逆転負け。
 ラリーポイント制で、しかも勝ってる状態から7連続失点って……。(笑)
 まあ、アジア最上位に狙いを切り替えて……ある意味、イタリアから2セットとれたってのは良かった良かった。(ポリ〇ンナ風に)
 
 ……何が言いたいかというと、もちろん一発勝負の怖さってのはあるんですが、強いところが順当に出場権を得て、残り一つや二つの椅子を残ったモノ同士で奪い合う状況の方が楽なケースってのが多いんですな。
 もちろん、強ければ問題なしですけどね。
 
 
 6月2日(月)
 
 知人から聞いた話ですが……新規航空会社のス〇イマーク。
 6月に予定していた羽田発着4路線の内、全体の1割にあたる168便(一ヶ月で)を欠航するとか。
 その理由を聞くと……パイロット2人が退職して、機長の人数が足りなくなったせいだとか。
 
1……おおう、パイロットの数さえぎりぎりに抑えて経費を削り、格安路線を作り上げているんだなあ…。
 
2……ちょっと待って。それって、何らかのトラブルが起きたとき、対処できない状況ってことじゃねえの?
 
 1のように感心するか、2のように心配するか、それとも両方か……高任としては、一応2の方に心が傾きますね。
 最近の事情は知りませんが、機長とコパイ(副機長)の2人1組で飛行機というか、旅客機は運転されます。
 試験はもちろん何千時間の飛行時間……等を経てパイロットになるわけですから、育成には時間がかかります。
 戦後の航空会社では肝心のパイロットが少なくて、外国人機長に、日本人副機長……という時代が長く続いたそうです。
 パイロット2人は、フライト前に同じ食物をとってはいけない(まさかの時に、共倒れになったら困るから)などと、なかなかに厳しい職業ですが……どうなんですかね。
 
 
 6月4日(水)
 
 地域によっては既に導入されているタスポ……いわゆるタバコの自動販売機の購入カードのアレですが。
 いわゆる、未成年者を喫煙から守る云々……は、まあ建前として。
 カード作成に関する利権、タバコの自動販売機の入れ替え……いわゆる、街のタバコ屋さんにとってはダメージで、コンビニなどの店頭販売に一時的に客が流れるのではないかという予想通りに動いているとか何とか。
 まあ、コンビニはコンビニで、未成年者にタバコを売ってしまったら前科がつくとか罰金50万円とか色々あるんですけどね……まあ、大人が買って、ガキに渡すだけになるような。
 あからさまに子供子供した人間がタバコを買っていくことはほとんどなさそうですけど……18歳と20歳だとほとんど違いはないというか。
 高任も、これは……と思って年齢確認した事は3回ぐらいしかありません。
 余談ですが、その内の一人は面白かったというか……留学生というか、外国の人で、『自分の故郷ではタバコを吸っても問題ない年齢だ…』
 
 いや、日本だから、ここ。
 
 などと、楽しいやりとりをさせて貰いました。
 
 それとは別に、タバコの値段が500円になったら禁煙するという人間の割合は……等という記事をどこかで目にしましたが、なんか10年ぐらい前にも似たような質問をやってたような。
 ドジョウをいきなり熱湯に投げ込んだら逃げ出すが、水から煮ていくと逃げ出さずに死んでしまうという話があるように……タバコの値段をじわじわ上げていくのって。(笑)
 まあ、タバコの値段を1000円にしよう。消費量が変わらないとしたら、これだけの税収が……等という話を聞きますが、そもそもタバコの値段を上げるのは喫煙率を下げて、医療費を押さえることによって結果的に税収と同じ効果を生み出すのが狙いだと思うんですが。(笑)
 タバコの値段が1000円になったら喫煙率が下がる。そんな計算通りに税収が増えるはずがない……などと反論する人もいて、やはり日本政治家は気配りが重要なのだなあ、などと。
 
 
 6月6日(金)
 
 2016年のオリンピック誘致の候補地絞り込み……で、東京、マドリード、シカゴ、リオデジャネイロの4都市に絞られたとか。
 ここでドーハが候補地に残っていたら、アジアの票を食い合う事になり……などと考えていた関係者にとっては、ドーハが候補地に残らなかったことに胸をなで下ろしているでしょう。
 まあ、本命はというか、初の南米開催を目指してリオデジャネイロなんでしょうけど……ドーハがこの絞り込みで落選した理由はやはり金がらみなのは間違いないでしょう。
 ドーハの開催案では10月……つーか、7月や8月だと、日中の最高気温50度越えますからね。(笑)
 結局、それがネックになったんでしょう……シドニーオリンピックの時もちょっと話題になりましたが、9月や10月に開催されたら困る連中がいるからです。
 もちろん、かつての東京オリンピックは10月10日に始まりましたし、ソウルオリンピックだって9月の中旬から開始でした……多分。(笑)
 で、2000年のシドニーオリンピックを最後に、7月〜8月開催の原則を徹底というか、国際オリンピック委員会がその期間以外の開催を即座に却下する傾向にあります。
 この夏に行われる北京オリンピックにしても、当初は9月開催を打診したそうですが、却下されているそうです。
 
 ……これだけの記述で、ピンと来る人間はわりとスポーツ関連の情報を耳にする機会が多い方だと思われます。
 さて、第2ヒント……というわけでもありませんが(笑)、北京オリンピックにおける競泳と体操競技の決勝が、午前10時に始まります。
 午後じゃなくて、午前です。
 何でわざわざ午前でやるのか……普通、もりあがる決勝なら、午後というか、ゴールデンタイムに……まあ、中国とは時差がありますので、日本だと午前11時ぐらいに放送されることになりますけど。
 
 ん?(笑)
 
 北京で午前10時、日本で午前11時……じゃあ、北京の午前10時が、ゴールデンタイムになる国はどこだ?
 おっと、ちょっと検索要項が不十分でしたね……北京の午前10時がゴールデンタイムになり、かつ競泳と体操の人気が高い国はどこだ?
 
 すみません、粘着的な文章で。(笑)
 まあ、お米の国です……ついでに言うと、お米の国のNBCの威光とでもいいますか。
 オリンピック放映権……この放映権だけで、国際オリンピック委員会の4年間の収入の半分以上を賄うとされており、その放映権料の半分以上を、アメリカNBCの契約額が占めると言われています。
 何故、7月〜8月開催でなければダメなのか?
 欧州サッカーはシーズンオフ、アメリカバスケットボールは終了、アメフトはシーズンが開幕する前、大リーグも後半戦の一歩手前というところ。
 お米の国と言うだけではなく、欧米主要スポーツのちょうど端境期に当たるのが7月から8月であり、この時期の魅力的なスポーツイベントは重複することなく視聴率を稼ぎやすいからです。
 視聴率を稼ぎやすいということは、スポンサーを探すことが容易ということであり、それは放映権を獲得するにあたって、より巨額の金を動かすことができるということで……以下略。
 
 9月中旬に開催する事になったシドニーオリンピック。
 9月に入って、大リーグはヒートアップし、アメフトがシーズンインし……スポンサー契約や、番組編成でかなりの苦労をしたらしく『シット、何で9月開催にしたんだ、このクソ野郎』などと、かなり友好的な会話が関係者の間で交わされたとか何とか。
 もちろん、これが10月開催だとさらにとんでもないことになるのは明らかで……かつて一度開催した東京と、ドーハ……いろんな項目を点数につけて色々言ってましたが、これまでオリンピック開催に向けていろんな都市が建設ラッシュに湧いたわけで。
 それを、『規模縮小』『既存のモノを活かした…』などという建前を盾にしたら……そりゃ別の意味で既に完成している大都市でしか開催できないですな。
 どこかの国の、誰かが言ってくれませんかね。
 
『私はアマチュアだ、だからオリンピックに出場する資格を持っていない』
 
 まあ、その選手がその後悲惨な目に遭うのは目に見えてますが。
 
 
 6月7日(土)
 
 日本男子バレー、オリンピック出場権を獲得。
 スポーツ新聞はもちろん、一般新聞のスポーツ欄でもデカデカと取り上げられていて、注目度の高さというか、メディア側の意識がなかなかに滲み出ておりました。
 や、もちろん、高任も良かったなあと思ってますよ。
 何はともあれ、16年ぶり……ああ、バルセロナが最後だったか。
 つーか、植田監督と主将の荻野選手って全日本メンバーの同期だよな……考えてみたら、あの頃全日本メンバーはもちろん、実業団の選手から大学の選手も将来全日本に上がってくると思われてる選手なら名前程度は知ってたんだよな……バレー部でもないのに。(笑)
 まあ高任の場合、母親がバレーの試合は欠かさず見てたというか……基本的にスポーツ好きだから、父親がプロレスを見てたら、プロレスを見てたし、野球を見てたら野球を見たし、ボクシングを見てたらボクシングを見たし……ラグビーも見たし、相撲も見たし……どう考えても、スポーツ中心だったな、高任のテレビ時間。
 そうだよなあ……バレーはともかくとして、昔はプロレスがゴールデンタイムに放送してたもんなあ。
 某アントニオ猪木の入場曲なんか、誰でも知ってたというか……今、某三沢とかそっちの入場曲知ってる子供なんかいねえんとちゃうかなあ。
 
 ……って、我ながらものすごい勢いで話が脱線しましたが。(笑)
 
 そういや、水泳の某水着とかネタにした方がいいのか……って、アレだけ騒いでたら誰でも知ってるよな、それに面白いこと書けないし。
 などと思っていたところ、北京オリンピック壮行会のジャパンオープンで、某スピード社の水着を着用した選手が、日本新を連発したり。
 まあ、選考会が終わったこの時期にいい記録はでにくいと言うか……本気で、アレなんでしょうね、この水着。
 つーか、縫い目極少、水分吸収率云々はともかくとして、身体を締め付けて形を変え、水の抵抗を減らす……のは、ある意味コペ転というか。(笑)
 どこかのエロゲーのヒロインみたいに、髪を切らずに……なんて甘い世界ではありません。
 50メートルのストロークがいくつ、ターンのタイミング……など、レベルが上がれば上がるほど、詰め将棋のような世界であり、目をつぶって泳いでもきちんとターンできるとか、練習なら自分がどのぐらいのペースで泳いでいるかを1秒未満の誤差範囲で当てられるとか、もう、どこかの漫画の『マシーンだ、お前はマシーンになるのだ』なんて台詞が聞こえてきそうなぐらいで。
 そういう世界であるから、誰にでも同じような効果が現れるか……というとそうでもなく、今回の日本選手に関しては全然調べてませんが、この水着を着用して記録を伸ばした海外の選手に関しては、ある程度の傾向が出ています。
 身体の軸が5ミリぶれる、ストロークは1センチ短い、息継ぎの時の身体の角度が1度ずれている……素人からすれば、そんなずれで、1秒、2秒のタイム差となってしまうシビアな競技だけに、技術よりの選手の泳ぎも乱れを少なくする性能が、タイムに現れているのではないか……と、言われています。
 早い話、馬力で最初から最後までガーッと泳ぐタイプの選手には、ほとんど恩恵がないそうです。
 まあ、身体をギュッと締め付けるタイプの水着なのは確かで、着用した選手は口をそろえて『着心地最悪』と言うそうな。(笑)
 
 昨日、アイヌを列島北部の先住民族と認める国会決議が採択されました。
 
 まだ、されてなかったんかいっ!
 
 などと、別の意味で驚いてしまいましたが。
 まあ、それが採択されたからどうなるか……ってのがアレなんですけどね。
 差別とか貧窮とか、そもそもどこが根っこかというと、もともとアイヌの人たちの居住地とか、共有財産を日本という国が奪い取って…以下略。
 それはそのままで、(今更どうしようもないのはあれですが)、国民として等しい権利と……って、ただの綺麗事としか。
 
 中山競馬場に出向いて、先週の競馬の結果というか成績表の資料を持って……そんなもん、次の日に新聞見りゃいいんじゃね?とか思うかも知れませんが、この資料はけっこう細かいデータというか、1ハロンごとのタイムとか、どの馬券がどれだけ売れたか(投票されたか)とか載ってるんです。
 ちなみに、先週というか6月1日に行われたダービー。
 
 単勝馬券が880万票……よーするに、100円の馬券が880万枚投票されたって事で。
 で、1番人気の馬がスカッとターフを駆け抜けたわけですが、この馬の単勝が約210万票売れてます……まあ、大体、全体の4分の1ってとこですね。
 複勝(3着以内を当てる)が670万票。
 枠連が1537万票、馬連が5038万票、馬単が2881万票、ワイドが、861万票、3連複(上位3頭の組み合わせを当てる)が4930万票、3連単(上位3頭の順位を当てる)が、1億1192万票…。
 基本的に、競馬ってのはみんなが賭けたお金を奪い合うモノなので、全部でどれだけ賭けられたかイコール、それ以上のお金は手に入らないって事でもあります。
 もちろん、ダービーでの馬券の売り上げは普通のレースとは桁が違うので、全部が全部これだけ売れていると思われてもアレですが……早い話、単勝に賭けられたお金は約9億円。
 つまり、自分一人だけその馬に賭けた……というケースであっても、最大で9億円しか(実際はテラ銭取られるからもっと少ないけど)獲得できないって事です。
 もちろん、3連単だと賭けられたお金が100億を越えてるので、理論上は一人で当てると100億ゲットって事になりますが……まあ、そんな弱い(と思われてる)馬が勝つケースがない以前に、そんな馬券を買えるかどうかってのが。
 こういうケースで恐ろしいのが、一人で当てたら100億なのに、もう一人当てたやつがいたらいきなり50億に減ってしまうと言うことでしょう。
 10人なら10億で、100人なら1億。
 だからたまに『くそーっ、もっと賭けてれば良かった』などという声を聞きますが、それは基本的に払い戻しされる金額の中で自分が賭けた割合を高めるという行為であって、倍率が高ければ高いほど、『もっと賭けてれば…』は、ガクンと倍率を下げる行為でもあります。
 早い話、100円買って一人当てで、100億払い戻し……200円買ってても、払い戻しは100億で変化なしと。
 もちろん、現実ではその他大勢のなかの極微少な一部に過ぎないですから、賭けたお金を二倍にすると、払い戻しも2倍になることがほとんどです。
 まあ、オッズが動くような大金を投入したりする人の場合は別ですが。
 ちなみに、ダービー当日の第1レース……単勝馬券は約27万票。
 ダービーの単勝が9億円売れたことに対して、こっちは2700万一人で当てても2700万。
 これが、特に大きなレースのない裏開催のレースだったりすると……さらに少なく。
 こうなると、一攫千金なんかは幻に過ぎず、宝くじ買って寝るか……の方が、よっぽど心の期待値は大きいと言えましょう。
 
 注……『心の期待値』:数学的な期待値ではない。
 
 ちなみに、これまでの最高配当は1600万ぐらいですが……これは15票しか買われていませんでした。
 仮にこれがダービーの購入金額だったとすると7000万ぐらいの配当になったんですけどね。
 余談ですが、スポーツ新聞だったり、ギャンブル関連雑誌、もしくは怪しげな雑誌に競馬予想会社(レースの予想を金で売る)の広告が結構載ってます。
 高任はもちろん利用したことないので何とも言えませんが、広告を見るだけで嘘とわかる会社がわりとあります……つーか、そんなもんを堂々と広告に載せる雑誌や新聞もどうかと思うが。
 先の最高配当1600万のレース……から、3ヶ月ぐらい経って(ここがポイント)、『的中』などと広告を載せていたりする会社なんかは、もう典型的で。
 いや、15票しか売れてませんからね。
 偶然売れたというケースがなかったとして、予想会社から予想を買って、的中させた人間が最大で15人。
 
 いやいやいやいやいや。(笑)
 
 と、まあ……この資料を見るだけで、どのレースに大体どのぐらいのお金が動いているのか、とか色々わかるというか。わりと面白いんですよ。
 
 あ、ちなみに、全員が外れると100円に対し70円戻ってきます。(笑)
 
 
 
 6月8日(日)
 
 秋葉原。
 ほんの1時間ほど前にそんなとんでもない事件が起こったことなどつゆ知らず、騒然とする秋葉原に出向いたり出向かなかったり。
 死者7人、怪我人10人、ここ数年の通り魔事件としては……ん、6月8日、通り魔事件……なんかデジャブ。
 昔の日記を調べてみると、大阪の某小学校に出刃包丁持って侵入して……死傷者25名をだしたあの事件が、6月8日のことでした。(2001年)
 うむ、日記って素晴らしい。
 これが、MMRなら見開きでキバヤシさんに何かしら叫ばしたいところですが、さすがにちょっと不謹慎ですか。
 ある意味、名の売れた観光スポット(?)なので、この事件は日本のみならず世界を駆けめぐったとのこと。
 しかし、日曜の秋葉原のあの場所は……歩行者天国で、あの人出で。
 車で突っ込んで……高任個人としては、良くそれだけの被害ですんだなと思わざるを得ません。
 詳しいことはニュース待ちですが……。
 
 これはどうも、高任独自のセンスというか、あまり周囲の理解を得られないことを承知の上で書くことですが……こういう事件のニュースで、誰かが携帯で撮影した映像とかが流れることが多くなってきたと思います。
 例えば、まさに逃亡しようとする犯人の姿を撮るとか、そういうのなら許せるというか、捜査の上では重要な証拠となり得るんですが……事件が終わったあとの、道路で倒れている人とか、治療を受けている人達を、何のために撮影するんだろう。
 当然テレビカメラも現地に到着し、撮影を開始していたわけですが……そのカメラの視界にはいって手を振る人達と、根っこは同じとしか高任には思えないと言うか。
 肖像権とかそういう話じゃなくて、喜ばしい出来事ならそれもいいでしょうが、まさに人の生き死にの現場で、それを撮影する……戦場カメラマンなら、その映像によって何かを訴えるという、本音にしろ、建前にしろ言い分ってモノが存在しますが、ウルトラマンの変身よろしく、携帯で撮影してる人間の群は……どこか、人間として大事なモノが欠落しているのではないかと。
 もちろん高任も、人間として大事な何かが欠落している自覚はあるんですけど。
 何か手伝えることを探す、手伝えることがないなら、専門家なり救急車両の妨げにならないように努力する、最悪その場から立ち去る……だと思うんですが。

 ……まあ、携帯で撮影して……に関して一応高任なりの考察はあります。

 被写体とコミニュケーションを取るカメラと違って、携帯のそれは……コミニュケーションを取る相手が別にいることがほとんど。(こんな事があった…と、メールで送るなど)

 つまり、被写体そのものに対して最初からコミュニケーションをとろうとしていない……コミュニケーションを取る必要を認めていないのだから、本人にとってそれはモノに過ぎません。相手の気持ちとか、そういうモノを一切考慮しない……あたりから来てるんじゃないかと。

 
 クリントン氏、終戦……。
 まあ、高任は嫌いなんですけどこの人……どうも負け方が気に入らないと言うか。
 
 
 6月9日(月)
 
 この漫画家、自分の漫画のホモ同人誌でも見せられてキレたんだろうか……などと、某漫画を読んでちょっと心配になりました。(笑)
 ま、それはそれとして…
 
 そうか、俺は変態だったのか…。
 
 名言だと思います。(笑)
 
 まあ、わかる人はものすごく少ないであろう上記の漫画はさておき、某ジャンプのブリーチ……戦闘シーンで設定の綻びを繕い直す時間を稼ぎ、(もしくは読者にいい感じに忘れてもらう)、最近やっと繕った設定語られ始めて……頑張ったなあ、などと。(笑)
 
 
 6月11日(水)
 
 首相問責決議…意味あんのか?
 参院の選挙がもっとも民意を反映した結果であるから……うん、その頃首相は別だったけどな。(笑)
 
 
 6月12日(木)
 
 例のというか、秋葉原の事件で(3月の某駅通り魔事件も合わせてでしょうが)ナイフの規制がどうのこうのという声が挙がっているとか。
 いや、規制も何も、そもそも刃渡り3センチ以上の刃物を所持(持ち歩くという意味合い)しちゃアカンので、ここでいう規制は購入すら出来ない、家で持つことも出来ないという意味合いでの声だと思います。
 だったら包丁はどうするんだよ、とかいうツッコミもむなしいですが。
 法整備のためには、時代の要請というかまず法の必要性としての根拠だとか、そういうモノが必要になってくるんですが、人を殺傷する恐れがある云々でやると、包丁はもちろん、カッター、はさみ……なども、全部規制しなくちゃいけなくなる。
 詭弁だ、とか言われそうですが、法ってのはそういう感じで作られていくんであって、だから簡単にいかないというか……すみません、ちょっと論理飛躍してます。
 まあ、ナイフを規制……したところで、ナイフがなければ包丁を使えばいいじゃない…だけのような。
 いや、ひょっとして最近暴力行為の代名詞としての存在感が薄れた金属バットの復権を目指しての……バットは正しく使いましょう。(笑)
 つーか、昔からナイフ持ってるやつは持ってましたしね……まあ、出された瞬間、高任はダッシュで逃げましたが。
 
 つーか、今も刃渡り15センチ以上(うろ覚え?)の刃物は、所持許可が必要だったような…。
 
 ボクシング。
 WBCバンタム級チャンピオン某長谷川選手は6度目の防衛戦……ラスベガス進出の噂もあり、スカッと倒して勝つ必要性を認めたのか、ランキング9位のクリスチャン・ファッシオ選手との対戦。
 高任お気に入りの新居田選手と違って、人気は高いというか、日本武道館での試合。
 観客数は約8000人……満員で3000人と言われる後楽園ホールすら席を埋められなかった新居田選手とはえらい違いというか、所詮プロスポーツは人気の世界ですか。
 試合が始まってすぐ、ああ、この2人は本来試合をしちゃいけない力関係だ……と思った通り、2回で試合が終わりました。つーか、挑戦者は調整ミスだったのでは。
 長谷川選手、6度目の防衛をノックアウト勝ち。
 余談ですが……3月に7度目の防衛を果たした新居田選手のファイトマネーと長谷川選手のそれを比較すると、人気がなければチャンピオンって悲しいな、などと。
 もちろん、ファイトマネーの額は推定なのであれですが。
 
 ま、前座はさておき……いや、メインは逆ですけどね。
 例によってダブルタイトルマッチというか……WBAスーパーフェザー級、デビュー以来23連続ノックアウト勝ちの怪物エドウィン・バレロ選手に、挑む勇敢な挑戦者嶋田選手。
 あ、ちなみにバレロ選手はベネズエラ出身ですが、日本のジムとちょっとした契約を交わしているので…以下略。
 嶋田選手は36歳……勝てば、日本人最年長の世界王者になります。
 
 勝てば、な。
 
 ……しかし、強いなバレロ。(笑)
 
 
 6月13日(金)
 
 さあ、毛布を洗うぜ。
 気温上昇、天気予報は3日後まで晴れ……ここしか、ここしかあるまい。(笑)
 乾く前に雨に降られたり、乾きはしたけど風が強くてほこりをかぶったり……3度目のチャレンジ。
 
 
 6月14日(土)
 
 お、この揺れ方は、震源地遠そうだな……などと、しばらくしてからテレビをつけたら、仙台の方がえらいことになってました。
 プロ野球の試合が、この影響で中止になったとか。
 震度6強ですか……このアパート、確実に壊れるなあ。
 耐震設定以前に、通常強度に関しても怪しいし……ま、いっか。
 
 夜に、ぱらぱらっと通り雨が……月も出てるし、星も出てるのに、何故ピンポイントで……ああ、毛布攻防戦。(笑)
 
 
 6月15日(日)
 
 某漫画を購入……ゲラゲラ笑って過ごせる時間はとても貴重だったり。
 というか、貴重なアイテム満載の地下97階までもぐった某ゲームのセーブデータが飛んだ後で、ポリアンナに良かった探しをしてもらいたかったりする今日この頃。
 
 そういえば先週だったか……高任は見落としてたんですが、某ガッシュの作者が『カラー原稿を紛失された』と小学館を相手に損害賠償だかなんだか…。
 漫画の原稿がアートとかそのあたりの解釈は人それぞれだからおいといて、損害賠償の出し方がアレというか……カラー原稿をネットオークションにかけたところ、1枚が30万円になったので、それに紛失した枚数をかけて。
 まあ、昔から漫画を読んでると『原稿を紛失されたときは原稿料の10倍返し』という噂がちらほら出てた(真偽は知りませんが)ものですが、小〇館としては、原稿料の3倍の補償して……まあ、作者も原稿紛失に至る前の段階で色々とたまったモノがあったんでしょうが、今回の訴訟になったらしく。
 まあ、裁判の結果に関わらず今後小〇館で漫画を描くことはない……と作者は言ってますが、個人的に言わせて貰うと、ガッシュはたまたまいろんな要素が絡んではまっただけの漫画であって、人気作品を連発するタイプの漫画家とは思えないし、へたをするとこのまま二本ほど打ち切りになって消えていくような気がしないでも。
 そういう意味では、作者の入れ替わりが極端に少ないサンデーという雑誌以外で、生き残ることが出来るのかなあ……まあ、余計なお世話ですね。
 とりあえず、高任はあまりガッシュを読んでないというか……高任の意識が世間からずれてるのは承知なので、これからもばんばんヒットを飛ばせる人なのかも知れません。
 つーか、もめ事起こした漫画家を起用する雑誌社が出てくるかどうか疑問ですが。
 
 まあ、単純に損害賠償と言うよりは、漫画家としての立場が弱い……と、暗に編集との間の暗闘というか、やりとりに不満を高まらせていたのは間違いないコメントでしたが。
 漫画家に限らず、小説なり、記事なりの描き手の立場が弱い云々は良く聞く話ですが、そういう立場でありながらクールな意見を持っている人もいます。
 
『雑誌社をメーカーと考えると、作家は下請け工場だろう……ピッチ1.5でM8のネジを作れと言われて、違うモノ作ったらダメに決まってる。基本的に、編集部がこういうモノ描いてくれといったものに沿う形で描くしかないわけで
 
 ちなみに、高任が好きなギャグ漫画家の……つーか、本日購入してゲラゲラ笑ってた漫画の中で語ってた言葉。(笑)
 編集入ってるかも知れないけど、まあ、クールですわな。
 漫画はアートか……という問いかけに対して、少なくともアートと人気商売ってのは立ち位置が違うような気がします。
 中世とか、近世の芸術家の境遇を考えると、死んだ後に評価を得たとかそういうのをのぞけば、みな処世術というか、パトロンつかまえて……以下略。
 芸術はそこにあるだけで芸術……ってのがあるかどうか不明ですが、あらゆる立場の全ての人間を感動させる人工的作品にたいして高任は懐疑的というか。
 
 まあ、編集との人間関係のもつれだろう……と推測して書いてるので、今回の騒ぎもおそらく現実とのずれはあるでしょうけど。
 
 
 6月18日(水)
 
 むう、ドリームジャンボが外れたよ。
 おかしいなあ。
 
 さて、昨日『六〇のお〇しい水(2リットル)』が、不当表示だとして、公正取引委員会が排除命令を出したとか。
 とはいえ、六甲じゃなかったとか、美味しいとは言えないとか、そういう話ではなく、ラベルに表示されている『六甲山系の花崗岩のミネラル成分が含まれている』という表記に根拠がないとしての処置です。
 とはいえ、今年の1月に公正取引委員会(通称公取)が調査を開始した時点で、メーカーはその表示を取りやめており、今回の排除命令は、確認作業みたいなものだと。
 ちなみに、排除命令は2リットルボトル限定。
 これは、2リットルボトルの製造を2004年の暮れに神戸市灘区の工場から、神戸市西区の工場に変更した事が原因というか何というか。
 西区の工場は、六甲山系の花崗岩質から7キロほど離れているだけではなく、透水性の低い粘土質に地層になどに遮られており、汲み上げた地下水に表示通りの成分が含まれている可能性は低いと判断しての今回の処置だったとか。
 ここで勘違いしてはいけないのですが、六甲山系の花崗岩のミネラル成分が含まれている可能性が低いから表示が不当なのであって、ミネラル成分が含まれていないと言うわけではありません。(笑)
 2リットルボトルの水と、別の水を飲み比べて……『むう、やはり、六甲山系の花崗岩に含まれているミネラル成分は、ひと味違うな…』などと、違いのわかる人は……やっぱりいるんですかね、いるんだろうなあ。
 
 
 6月19日(木)
 
 しかし……四川省の地震以後、アレだけ騒いでた北京オリンピックへのあれやこれやが音沙汰もなく……本当にそうなのか、単純に報道されないだけなのか不明ですが。
 まあ、どっちにしろ……状況1つでころりと変わる、その程度の騒ぎだったとすれば、政治的な意向が絡んでの騒ぎだったと判断して間違いないような気がします。
 水が高きから低きに流れるように、必然的な流れであるならば、地震の悲惨さを全世界にアピールしたところで、『それとこれとは話は別』となるのが普通ですし。
 だから、あくまでも日本では報道されないだけで……チベット云々については、問題は何も解決していないと見るべきでしょう。
 
 
 6月21日(土)
 
 ドリームジャンボが外れたので、地方自治というか、通称100円くじを購入。
 1等は1000万……人生が買える額ではありませんが、多少の夢が買える額ではあるか、と。
 
 
 6月23日(月)
 
 むう。
 某漫画を読んで、思わずうなってしまいました。
 散々ヒントを与えられながら、最後近くまで本当のオチが読めなかったというか、わかった瞬間に手を打ってしまいそうになったというか。
 しかし、そこでサザ〇さん持ってきますか。(笑)
 こういう漫画を読むと、なんだか幸せな気分になりますなあ。
 
 さて、今年もIWC(国際捕鯨委員会)の年次総会が開かれる時期となりました。
 今年は、チリのサンチアゴで23日から27日の予定。
 ここ数年というか、捕鯨支持国と反捕鯨国の激しい対立というか泥仕合によって、意志決定が困難な状態が続いていて……もう、笑うしかないと言う感じでアレなんですが。
 まあ、さすがにそろそろどうにかせんといけないなあ……と思う国が多くなってきたのか、今年の三月にロンドンで中間会合を開いて対策を協議というか……全ての議題を全体で協議するのではなく、各国間で対立する問題を解決するためにはそれに関連した小グループを設けて検討するのはどうか……という案が。(以下略)
 まあ、泥試合というか、ある意味均衡ができあがっているのを、小グループにすることで……それは、バランスを崩すことで一時的に前進するかも知れませんが、全体としてはさらに不満が高まるんじゃなかろうか……などと高任は思いますが。
 
 
 6月24日(火)
 
 さて、メタボがどうのこうのに煽られて……というか、今年になってやたら『カロリー0』の表示された食品というか飲料の新商品が目立ちます。
 まあ、カロリー0と言うからには砂糖が使えないんだろうし、その場合はスクラロースとかアセスルファムKなどの甘味料を使うのか……などと考えていたら大間違いです。
 こういった表記にはもちろん基準があって……かなりの頻度で変更がくわえられたりしますが。
 ちなみに、今の基準で言うと……100ミリリットル(100グラム)で5キロカロリー未満なら、カロリー0と表記することが出来ます。
 高任が最初にそれを聞いたときには耳を疑いましたが厚生労働省曰く『誤差の範囲内で人体への影響もない』からだとか。
 なるほどね、誤差の範囲内ですか……でも、最初から誤差があることを承知で『カロリー0』と表示するのは、法律的にはともかく、心情的には詐欺としか高任には思えませんが。
 カロリーに関しての表示は、『カロリー無』、『カロリー0』、『ノンカロリー』、『カロリーレス』等の種類があって、それぞれ基準が……このあたりで、口元半笑いになっていただけると、高任としては嬉しいですねもちろん、上に挙げた4つは基準の順番で並べてますから。(笑)
 
カロリーが含まれている『カロリーゼロ』より基準が甘い『ノンカロリー』って一体……。
 
 まあ、カロリー0とか、糖類0とか……商品表示に関しては、ただの言葉遊びじゃねえの?と思うような事が色々あります。
 つーか、『糖類0』と『糖質0』の違いを説明できる人間がどのぐらいいるのか……などと、心配になってしまうというか。
 だって、3年後にテレビのアナログ放送が終了する事を知っている人の割合が65%という国ですし……まあ、調査の方法にもよるでしょうけど。(笑)
 
 ちなみに、糖類は単糖類と二糖類……すなわち、ぶとう糖や果糖、砂糖や乳糖、麦芽糖を意味し、糖質は多糖類と糖アルコール……オリゴ糖やでんぷん、キシリトールを意味します。
 あ、先ほど名を挙げた甘味料の2つは、糖質に含まれます。
 つまり、甘味料を使った飲料なり食品の場合、『糖類0』とか『砂糖0』などの表示が可能ですが、『糖質0』の表示は出来ません。
 セルロース等の食物繊維は、それより大きなカテゴリーというか……一応、炭水化物というカテゴリーに含まれます。
 まあ、いいんですけど…。
 
 余談ですが、表示的には『無』の方が『ゼロ』より厳しいケースが多いです。
 『無』は概念で、『ゼロ』は誤差を含んだ測定値という位置づけなんでしょうけど、そのあたりの基準を知らない消費者的には語幹の違いというか『ゼロ』の方が受けがいいようですね。
 『無〇〇』と表示していた某製品をちょっと改良(?)して『ゼロ〇〇』と表示して売り出したところ、販売数量が2倍近くになったとか。
 おそらく、消費者の考えとは別方向の改良(?)にもかかわらず、売り上げが伸びる……もちろん、味が変わった等の理由も考えられなくもないですが、『無知とは罪である』という言葉がなかなかに重みを増す時代ですな。
 高任もこれまでちょくちょく日記で食品表示にツッコミ入れましたが……あれは、表示が間違っていたのではなくて、高任の認識が間違っていただけなんですね。(笑)
 いや、この手の基準が数年前まで結構曖昧だったから、全部が全部合法ではなかったと思いますけど。
 
『何故、勉強しなきゃいけないんですか?』
『騙されないように…少なくとも、騙されにくくなるためだよ』
 
 子供というかガキ相手に、胸を張ってそういえる時代だなあと。
 
 
 6月26日(木)
 
 さて、新聞を読む限りではIWC(国際捕鯨委員会)の情報が入ってきません。(笑)
 静かに進行しているのか、それともいつも通りのぐだぐだ総会になっていてニュースとしての価値がないと判断されたのか。
 
 
 6月28日(土)
 
 害魚指定されたことで、数年前からおおっぴらに全国各地で駆除が行われ始めたブラックバス。(ブルーギル含む)
 と、言っても……国というか自治体レベルでは、いわゆるレジャー条例などで再放流を禁止する(指定魚を釣り上げた後、再放流してはいけない云々)と決める程度なので、積極的に動いているのはやはり漁業関係者だったり、ボランティアだったりするわけで。
 ちなみに、再放流を禁止する云々も全国各地でばらばらなので、それをきちんと理解してその通りにする釣り人というか、バスフィッシングを楽しむ人間はごくわずかだろうと高任は推測しますが。
 まあ、そもそもバスが日本に放流された経緯や、犯罪行為によって日本全国に生息地が広まったなども知らない人が多いようなので、無理もないんですけど。
 
 ちょいと話が逸れました。
 まあ、高々30年や40年でバスがこれだけ生息地を広げた云々は、もちろん放流などの違法行為がきっかけなのですが、『敵を知り己を知れば…』の観念で言うと、バスフィッシングを楽しむ人こそが、バスの生態について最も詳しくなければいけないのに、何も知らないからこそ放流できたわけで。
 
 例えば、日本におけるバスの成魚率……約8割です。
 
 ちなみに、成魚率ってのは卵から成魚になる確率のことで……早い話、10個の卵のうち8個が成魚まですくすく育つって事です。ごく普通に釣りを楽しむ人間なら、このデータ1つだけで放流なんて出来るはずがありません。
 成魚率が8割……これがおっそろしいほどの高確率なのは、釣りをしない人でも……普通に義務教育の理科を学んだ人なら、明確にまでとは言いませんが、薄々感じ取れると思います。
 まあ、この成魚率に目を付け……駆除するなら卵の内にどうにかするのが有効だろうと考え、人工産卵床を設置して……と言うのが、ここ数年バス駆除のトレンドとなりつつあります。
 バスの産卵に適した……というか、そういう場所に人工的に産卵床を設置し、頃合いを見て引き上げて卵を駆除してしまう…まあ、大ざっぱに言えばそういう方法です。
 実際、この駆除方法は一部地域でかなりの効果があったようで……まあ、効果があったからこそ全国各地に広がりつつあるのですが、また別の問題を引き起こしつつあるようです。
 設置する人工産卵床……は、後で引き上げるために、当然目印を付けます。
 目印を付けると言うことは、ここに何かあるよ……と教えることです。
 あれ、なんだこれ?……と、この手のものに限らず悪戯されるのは世の常ですが、そういう悪戯を多少なりとも少なくするために、周囲に知らせる……人工産卵床を設置してる旨の看板を立てます。
 ああ、これは人工産卵床なのか……なるほど、これでバスを駆除するんだね、ふーん。
 
 で、終わればいいんですが。
 
 なにいっ、バスフィッシングを楽しんでいるオレサマがいるのに、駆除するとは何事だっ!自分さえよければそれでいいのかっ!
 と、わざわざ人工産卵床を破壊する一部の人間……もちろん犯罪行為なんですけど、誰もがそれに気付くぐらいならそもそもこういう事態にはならないわけで。
 
 もちろん、上のような人間はごく一部……ですが、ある意味もっとタチの悪い連中がいるわけで。
 
 ふむ、あの目印は人工産卵床か……なるほど、つまりあのポイントには大型のバスが寄ってくるって事だな。
 よし、人工産卵床が沈められているポイントを重点的に狙うぜ……と、その前に、ルアーが引っかかるといけないから、人工産卵床を取り除いておこう。
 と、人工産卵床を別の場所に移動したり、壊したり、ひっくり返して産卵床を産卵床じゃなくしてみたり……どうも、こういう連中が増えてきたようです。
 これが前者なら、明確に主義主張の対立なのでアレなのですが……後者はただの馬鹿というか、対立以前に議論がかみ合わないわけで。
 
 まあ、なんというか……日本国内で芦ノ湖以外でバスフィッシングは出来ない以前に、芦ノ湖以外にバスは存在してはいけないという事を徹底的に認識させるのが重要かと。
 
 さて、陸上競技の日本選手権が行われていたりもしますが、たまにはサッカーでもネタにしてみますか。
 ワールドカップ、アジア最終予選……10チームを5チームずつの二組に分け、ホーム、アウェーの総当たり、上位2チームが出場権獲得、各組の3位同士が戦い、勝者はオセアニア1位と大陸間プレーオフに回る。
 今更ですが、オセアニア予選があるのに、なんでオーストラリアってアジア予選に参加してるんだろう……まあ、なんとなくわかるけど。
 で、その最終予選の組分けというか抽選が行われ……日本は、オーストラリア、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと同じ組になりました。
 ちなみにもう一方の組のメンツは、韓国、北朝鮮、イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦。
 まあ、高任としては日本が勝とうが負けようがどうでもいいのですが……ちょっと気になったのが日程。
 今年の9月から始まり、来年の6月まで……はさておき、来年の6月に注目。
 
 6月6日にウズベキスタンと試合(アウェー)。
 6月10日にカタールと試合(ホーム)。
 6月17日にオーストラリアと試合(アウェー)。
 
 つまり、日本代表はウズベキスタンに行って試合をした後とんぼ返りで帰ってきて、カタールと試合して、息つく暇もなくオーストラリアに行って試合。
 まあ、2週間でざっと2万キロというとこでしょうか。(笑)
 それにくわえて、6月のウズベキスタン、日本、オーストラリア……って、コンディション激変しすぎというか。
 大変ですなあ。
 
 
 6月29日(日)
 
 むう……評価の低いゲームなのは承知で手を出したゲームだったが、予想以上にひどいというか、バカゲーとしてはなかなかのレベルというか。(笑)
 主人公には彼女の死、登場する女性キャラはそれぞれ心の傷を抱えていて、みなが何らかの救いを求めている……という、『ハンカチを用意しておきな』と宣言するような設定でありながら、プレイしていて高任はゲラゲラ笑いっぱなし。(笑)
 結果的に良い買い物でした。
 
 
 6月30日(月)
 
 また例によって、お米の国の大統領が任期終了間際にごそごそやってるようですが……なんというか、夏休み終了間際に必死に宿題を終わらせようとしている子供達のイメージがありますなあ。(笑)
 実際はどうか知りませんけど、某北朝鮮に足下を見られているような感じがして仕方ありません。
 
 特に面白いというネタではありませんが、高任自身の覚え書きのための内容というか。
 ジンバブエ大統領選挙にて、ムガベ大統領がが当選というかこれで5選……本当にちゃんと選挙が行われたかどうかは怪しいモノですけど。
 まあ、1980年のジンバブエ独立時に首相になり、1987年だか88年頃に共和制に移行した際に大統領になって……ですから、実質30年ほどに渡って…以下略。
 現在84歳だとか。
 ジンバブエと言われてアフリカでの位置がピンとこない人のためにちょっとだけ説明。
 南アフリカ共和国の北東…西にボツワナ、北にザンビア、東にモザンピーク……緯度的には、マダガスカル島と同じあたりです。
 
 まあ、ボツワナとザンビアを含めてかつてのイギリス領だったわけですが……90年代後半にイギリスとアメリカの独立後の援助がうち切られてから財政が逼迫。
 白人農場を矯正収容し、黒人に再分配する土地改革を開始したせいで農業生産が低下……独立のために白人と戦ってきた生き様がもろに影響しているのでしょう、イギリスやアメリカへの敵対姿勢を強め、イランや中国との関係強化を目論んだわけですが、それはもちろん欧米諸国からの経済制裁を招き、経済はさらに悪化。
 で、国民からの批判がふきだしたところでそれを抑え込むために、言論統制、武力制圧……と、絵に描いたような道筋をたどり、解放運動、約10年の獄中生活、ゲリラ闘争……独立の英雄と呼ばれたムガベ氏も、いまではすっかり独裁者です。(笑)
 もちろん、この手の情報はいわゆる欧米諸国側の情報ですので、現在の状況はともかく、そこに至るまでの経緯で同情すべき点はあるのかも知れませんけど。
 
 まあ、高任の興味を引いたのは、インフレ率、年16万%ってとこですが。
 
 1円が、1年で1600円ですよ。闇金融もびっくり……いや、仮にトサン(10日で3割)だと、年でどのぐらいになるんだろ。
 1ヶ月で2.2倍だから……1年で約5000倍ってとこですか。
 つまり1円が5000円……すみません、闇金融はびっくりしませんね。
 

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