6月1日(火)
夏コミ当選。
うわい。
月のはじめから、なかなかに縁起がよろしい……人生でこうでなくては。(笑)
にしても……一昨年の冬コミ以来だから、1年半ぶり。連続落選による優遇措置じゃない当選とは、瀕死連合も偉くなったもんです。(笑)
通算成績5勝13敗……2割7分8厘ってことは、ある意味保証されている2割5分を越えてしまいましたなあ。
さて、お金がない……で、マスコミを通じていろいろやってた女子ホッケー。
マクドナルドが、代表チームの支援を行う2年のスポンサー契約を交わしたとか……女子ホッケー協会じゃなくて、日本代表チームの支援という部分が心憎いですな。
アテネに向けての募金活動なんかも展開されているのと、アテネオリンピックが終わった後の女子ホッケーの世界を舞台にした試合は(ぴー)年後だから、結局日本代表の支援と言っても……まあ、意地悪な見方はやめときますか。(笑)
4月に引き続いて5月も、外国為替市場への円売りドル買い介入額はゼロとなったとか。(財務省発表では)
昨年度は32兆円越え……1月某日(忘れました)に、1日だけで1兆6000億のドル買いをやったと聞いたときは結構笑ったものですが。
どうやら、3月をもって投機筋は利益が得られないまま取引を手じまいせざるを得なくなった……んでしょうね。(笑)
お疲れさまでした。
さてみなさま、健康で文化的な最低限度の生活を送ってますか?(笑)
何故いきなりこんな事を書いたかというと……某千葉県において、県労働組合連合会のメンバーの中の約30人が『現行の最低賃金で、憲法の定める健康で文化的な最低限度の生活は確保できるのか……』という主旨の基に、本日より1ヶ月にわたって最低賃金生活を実体験するとか。(笑)
こういう素敵(笑)な試みが高任は大好きです。
最低賃金(労働者に保証されている賃金の最低額)の存在はほとんどの人が知っているでしょうけど、各都道府県によってその額が違う事や、その額がどうやって決められるのか……になると、ちょっと首をひねる人もいるはず。
ちなみに千葉県における最低賃金は時給677円だそうで(全国最高は東京都の708円だったと思います。最低は沖縄県の610円ぐらいかな?)、1日8時間、月22日労働と仮定して、月収を約12万円と規定。
税金と保険料、家賃、光熱費を際し引いた金額が生活費で……大体1日あたり1500円程度だとか。
楽勝では?
高任の聞いた話だと、世の中のサラリーマンというか、OLさんの多く……少なくとも入社後3年4年のレベルの人は確実に1日1500円よりも少ない額で毎日を過ごしていたはずなのですが。
でも……手取りで二桁をきる女子社員とか、某教師とかの話を耳にしてきたせいなのか、いまいちピンとこない話ではあります。
などと一瞬思いましたが、1人暮らしならそりゃ楽勝かも知れないけど、20代から40代のメンバーって事は間違いなく家族持ちの方が含まれてますわな。
確かに家族でその額だと厳しいを通り越しているような……。
ちなみにこれは今年限りの試みではなく、昨年は青年部のメンバー11人が挑戦したが規定額内で過ごせたのは僅か3人だったとか。
そのうちの1人は、1ヶ月で10キロも体重が落ちたとかなんとか……結果は、最終日の2日前に規定額をオーバーしたらしいですが。(笑)
まあ、健康で文化的な最低限度の生活とやらの明確な形などがあるはずもなく……っていうか、12万円から、年金、税金、健康保険料、生命保険料、家賃、光熱費……をひいて、4万5千円残るかどうか?
いや、月収が12万なら年収が150万を割るから、年金に関しては半額控除が受けられるか……にしても、ネックは家賃ですな。
下手しなくても、12万の半分は家賃で持っていかれるのでは……某千葉県の、家賃の相場なんて知らないけど。
ちなみに、会社勤めをはじめると入社3年目ぐらいの手取りが一番少なくなります。意外に思うでしょうが、新入社員時の手取りは多いのです。
今年から会社勤めという人は、その点ご注意を……って、高任が就職した会社ではわざわざ新人研修の時に教えてくれましたけど。(笑)
研修で教えないといけないぐらい、やばいことになった社員がたくさん発生したのかどうかは知りませんが、高任の同期で数人、給料のほとんどをローンで右から左……ってな、江戸っ子がいました。
何はともあれ、この素敵な試みに参加する某千葉県労働組合連合会のメンバーの皆様が健康を損ねたりすることがないように、ちょっとだけ祈ります。
6月2日(水)
昨日、小学生6年生の女の子が、同級生にカッターナイフで首筋を斬りつけられて死亡したとか何とか。
被害者、加害者共に未成年というか、14歳未満のせいでしょう、ニュースでもはっきりしたことは放送されてないので、推測以外ではなんとも言えません。
警察が発表を控えているのか、それとも報道規制が敷かれているのか……高任が思うに、多分後者でしょう。
何故かというと、ニュースというか報道体勢が既に『異常な』事件として扱っているとしか思えないから。
小学生が同級生をカッターナイフで切り付けて殺した……確かに、普段耳にすることのない事件ですが、この一報を聞いて高任がまず思ったのは……
相手が死んだからこれほどまでのニュースになったんだな……と。
ニュースの姿勢から感じたような、異常な事件とは感じなかったんですよ……もちろん全てが報道されているわけでもないですし、高任の感性が異常と言われたらそれまでですが。(笑)
例えば高任……まあ、我の強い性格ですので逆恨みというかなんというか、中学生の時は、階段から突き落とされたりニードルで背中を刺されたりしてまして。(笑)
結果的に大した怪我もしなかったので高任自身どうでもいいやと思いましたし、事実、別に学校で大きな問題になることもなかったです……ただ、ニードルの件は高任とは別口で話が漏れて(後日、別の奴をニードルで刺した(かすり傷)……と言うことは、その時にリアクションをおこさなかった高任に責任があるのか?)当事者は正座および教師による説教……高任のクラスではホームルームで『万が一のことがあったら…』ってなネタになったぐらいで。
これは、結局死んでなかったから。
もし死んでたら、多分大騒ぎになったでしょう……死んで騒ぎにならなかったら、それはそれで悲しいモノがありますが。
小学校の時は金属バットで殴られたことがあるし……受け身ではなく高任から手を出したケースとしては、小学生の時に3つ違いの兄の頭に拳大の石をぶん投げて……あ、これは(家庭内で)大騒ぎになったんでした。(笑)
そういや中学校の同級生の女の子で、小学校の時に男の子をはさみの刃でぶっすりと(根元まで)刺した……ってのがいましたなあ。
これまた別に死んでないから大した騒ぎにもならなかったそうですが。(笑)
高校の時の同級生から聞いた話でも、やはりそれに類するような話がぼろぼろと……まあ、結果はともかく行動そのもの(カッターで切り付ける、バットで殴りかかる、階段から突き落とすなどの、殺意云々は抜きに運が悪ければ相手が死ぬという危険行為に関して)そういう話はどこにでもゴロゴロ転がっている……というのが高任の認識なのですが……どうでしょう、心当たりはありませんか?
多分こういう感じで、結果がたいしたことなかったから表沙汰にならなかったケースなんてのは星の数ほど……というと語弊がありますね。
肉眼で確認できる星の数は精々6000程に過ぎませんが、表沙汰にならなかったこの手の事件は6000やそこらですむとは思えませんし。
もちろん、ゴロゴロ転がっている話だからやっても構わない……ってな話じゃないですよ。(笑)
死んだ…という結果を利用するようなマスコミの報道姿勢に疑問を感じるというか。
カッターナイフで切り付けて殺した……普段から仲が良かったとかなんとかかんとかニュースで言ってますが、殺意とか動機云々はこれからの捜査待ちの状態なんですよね?
カッターで切り付けた……結果として死んだ……ニュースとして放映されている情報だけで考えると、結果が珍しいだけであって、カッターで切り付けた云々ってのはそんなに珍しいことではない。(笑)
つまり、マスコミ側は……まだ(もしくはいつまで経っても)ニュースとして放送はできないが、この事件が『異常』と判断できるだけの材料を握っているんだなと。
おそらくは、カッターナイフで切り付けたとかそういうレベルを超えた何か……ニュースとして伝えることのできない判断材料……情報の受け手としては、その情報が得られないとそういう報道をされても混乱するだけで意味ないんですけどね。
殺意云々については……子供の頃って、もちろん急所は外しますけど『殺してやる』ぐらいの気持ちでケンカする事なんて珍しくないですよね……ないですよね?(ちょっと不安)
まあ、殺したらどうなるのか……殴るにしても明らかに非があちらにあると証明できなければ手を出さない……などと、想像力というか自己防衛を働かせることで、人間は我慢する生き物というか……ただ、想像力以前に冷静さを失ったらそんなもん関係ないというか。
で、子供の頃ってのは、たいてい心の防波堤および想像力がかなり劣るワケで。(笑)
勘違いしないで欲しいのですが、殺してもいいとかそんな話じゃなくて……少年少女絡みの場合、なんでもかんでも異常な事件として取り上げるマスコミの姿勢は問題ないですか?……という話です。
繰り返しますが、今現在、情報の受け手である高任達が知らされているのは……基本的には小学生が同級生にカッターナイフで切り付けたというだけの事件です。
関係者の神経を逆なでするような発言で申し訳ありませんが、そんなの日本全国でいくらでも転がっている話でしょう……もちろん、結果だけを見れば珍しい事件であることを否定しませんが。
……とまあ、最近のニュース番組の報道姿勢に対抗して、こういう極端な内容にしてみましたが。(笑)
高任個人のバランス感覚的には、最近のニュース等の姿勢はこの程度には歪んでるんですけど……みなさんにはどうなんですかね。
少年少女の犯罪が起こるたびにダボハゼのようにマスコミが食いつきますけど……加害者の心の闇がどうだとか、家庭でのあり方、教育、命の大切さ……二度とこんな事件が起こらぬように対策を練っているんじゃなくて、いい年をした大人達が『この事件はこういう理由で起こった……と思う』という感じに、それっぽい理由をでっちあげて自分達を安心させるためだけに大騒ぎしているのではないかと思うのです。
数年前に色々と取り上げられた動物虐待……学校で飼っているウサギだとか鳥をどうにかすると言った事件も、報道姿勢に高任はちょっと首をひねってましたよ。
したり顔で何かを喋っている人の何人かは、多分子供の頃はカエルにストロー突っ込んで破裂させたり、蝉やトンボの羽をむしったりしてたんじゃないのかなあと……いや、独断と偏見なのでそんなことは絶対にしてない方もいらっしゃるでしょう。(笑)
ただ、世代論で語るのはどうかと……知識人の世代でも、そういう事やって育ってる人は確実にいるんですから。
ちなみに、高任の友人には蝉に爆竹を抱かせて空に放したり、空気銃を改造してスズメを撃ったり……そこには子供特有の残酷さってのがあるだけで、悪意とか殺意とかそういうモノじゃなかったような気がするなあ、と。
高任自身も、稲を食い荒らすラプラタリンゴ貝を手当たり次第に抹殺したり……自分に害を与えていると判断すれば、容赦なくいろんな生き物をぶち殺しまくってましたよ。
突き詰めて考えたら、その考え方って『学校で飼っている鳥の鳴き声や臭いが許せないから殺した』ってのと50歩100歩ですよね。
ゴキブリやネズミは人間の生活に害を与える云々はさておき、ウサギはダメでカエルや蝉やトンボは(笑)……もちろん、学校でそれを飼っている人の気持ちを考えたらという部分がスポーンと抜けているのは認めますが。(笑)
子供が悪いことをする……ぶん殴る……これをすると殴られるからしない……子供の躾にしろ、社会におけるルールにせよ、悪いことをすると罰せられる(自分にペナルティーが課せられる)からしない。
性善説や性悪説の是非はおいといて、集団におけるルールってのはどうあがいてもこれが基本なんですが……少なくとも、この手の事件でテレビに登場してくる方たちは、人間を高尚な生き物と捉えすぎてるんじゃないかなあと思わざるを得ないです。
高任としては本当に少年少女の犯罪が増えているのかという疑問があり……例えば、最近の子供達は骨が弱い、なぜなら昔に比べて子供の骨折件数が増えている、昔はちょっとの怪我で病院に行くことはなかったから気付かれなかっただけでは?とか、骨折してしまう下手な遊び方をする子供が増えたのでは?などの考察がすぽんと抜けてるってな類の、統計のトリックというか、陥穽にはまってるのでは……と疑っているのですが、少なくともニュースに出てくる少年少女の犯罪ってのは、びっくりするほど考え無しに行われたモノが多いなあとは思ってますけど。(捕まる馬鹿が多くなったってな可能性もあるか)
無論、そういう事件をマスコミはこぞって取り上げている可能性は高いでしょうが、どうせやるなら完全犯罪を……とかの自己保身というか、想像力の欠如した印象が少年少女の犯罪(テレビで取り上げられるような)には非常に強いというか。
殺したいほど嫌いな奴がいる……本来、殺したいほど嫌いという感情を分析していくと、その嫌いな奴がいなくなれば、自分の生活なりなんなり快適な環境が整うという計算があるはずだと思うのです。
そいつを殺す……その行動の結果、自分が捕まったりすると、快適な環境が整うどころの話ではありません。
じゃあ、自分がつかまらないようにしなきゃ……と思考は進み、自分の能力なりなんなり計算し、可能なら実行、不可能と計算したならとりあえず我慢……その場合でも、自分が捕まっても相手を殺すことが有益であると判断した時に、行動開始……ですよね。(笑)
もちろん、嫌いだから殺す、以上……で思考が止まってしまう(それ以上思考が進まない)ようなメモリーの少ない脳味噌の持ち主には、この例えは意味がないですけど。
……とまあ、ここまでが『悪いことをすると怒られる』の限界ですかね。
完全犯罪ならやっても問題なしとか、たとえ罰せられてもこいつだけは許せない……という状態に追いつめられた人間がモリモリ犯罪を行うわけですから、これでは集団としては都合が悪い。
もちろん、そこに辿りつくまでの防波堤の高さは人によってまちまちですし。
じゃあ、ここから先は……?
という状態で、初めてモラルとか道徳とか美学が登場してくるワケです。
まあ、意地悪い見方をすれば支配者層が効率よく被支配者層を管理するために作り上げられたモノが根底に流れていたり……とは言っても、集団社会の目的には集団そのものを守るってのが根本にありますから無理もないんですけど。
そのための効率の良い手段が、道徳なりモラルの存在……という側面は否定できません。(笑)
……で、高任が考えるに『悪いことをすると怒られる』という段階を踏まずに、『命の大切さ…』ってなモラル教育を施したところではたして意味があるのかな、と。
思考力というか学問力というか……最近の人間科学研究では、ある程度の語彙力(知識)を身につけないと、人間は思考することができないとか何とか。
それが本当に正しいかどうかはさておき、確かに思考ってのはモノ(知識なり経験)とモノとの有機的結合という気がします。
人の命は大切だ……この言葉が単なる言葉ではなく、思想として各自の心の中に染み入るまでにある段階を踏まなければいけない……高任はそんな気がするんデスけど。
安直に答えを求める者は、安直な答えが与えられる……
誰の言葉だったか、なかなかに含蓄のある言葉ですね。
考え無しの短絡的犯罪が増加しているように高任は思うのですが、安直に答えを求めてばかりいると……いや、答えを急ぎすぎるのはダメですね。(笑)
でも、後数日もすれば週刊誌なりテレビなりで速やかに答えが出されるでしょう……そして、大人達は一安心。
地球は今日も回ってる……で、新しい事件が取り上げられたり。
そしてまた、自分達が安心できるような安直な答えが生産されていく……と。
ああ、日本は平和な国だなあ……もちろん悪い事じゃないかもしれないけど。
6月3日(木)
某巨人の某清原選手。
……この人、全打席ホームランを狙ってるような。(笑)
相変わらず、ヒットの半分以上がホームラン……とりあえず、2000本安打まであと1本ですか。
6月4日(金)
ボクシング、ダブル世界タイトルマッチ……いや、もうトリプルとかダブルとかはいいから、少なくともタイトルマッチにふさわしいカードにしてください。(笑)
タイトルマッチで、フルマークの判定ってあり得ないでしょ、ふつう……全然見せ場がなかったって話じゃないですか。そりゃ、チャンピオンはデビューからタイトル奪取まで無敗の帝王ですが。(笑)
あ、フルマークってのは全てのラウンドで優勢と判定されることです。
つまり、12Rの判定で120対……というスコア。
でもう一つの試合は、チャンピオンが前日の計量でリミットオーバーし、2度目もオーバー、3度目でなんとかパスという状況。
2Rにチャンピオンのパンチで顎の骨を折られ、試合終了後に病院直行……顎の骨のみならず、歯も3本折り、顔中血だらけでフルラウンド戦って僅差の判定(1人はドローのジャッジ0対2)は接戦と言えば接戦ですし、力の限り戦ったその姿を責めるつもりは毛頭ありません。
でも、チャンピオンの体調が万全だったら……とか、マネージャーなりトレーナーはどうお考えでしょうか?
これで、日本人による初王座挑戦(防衛じゃなくてタイトル挑戦って事)に関しては19戦連続失敗……とか。
ありえない……タイトルマッチの勝敗がここまで偏ることは普通あり得ない。
奇数ばかり出ているサイコロを持って、『今度は偶数が出るだろう…』と、何の考えもなくサイコロを振る前に、『このサイコロはおかしいんじゃないか?』と考えなければいけないでしょう。
競馬なり麻雀に負け続けている人間が、『そろそろ勝てるはずだ…』などと呟くのと同レベルですからね、それじゃあ。
今度は勝てるはずだ……ってのは、あくまでちゃんとしたサイコロを振っているというのが必要最低条件です。
まあ、サイコロがちゃんとしてないという事に気付く人間は、『今度は勝てるだろう…』などという痴呆じみた楽観論にどっぷりと浸かることはないでしょうけど。
結果から導かれる結論ははっきりしてます……タイトルマッチに臨む資格のない挑戦者を、日本のジムなりテレビ局なりが乱造してるからです。
日本人による世界挑戦失敗が続くたびに、ボクシング雑誌やスポーツ記事などで世界戦を急ぎすぎることで、本当に厳しい試合を経験することなく世界タイトルマッチというこのうえなく厳しいリングにあげられる選手は災難……ってな談話がありますが。
この選手が負けたから、今度はこのジムの選手が……などと持ち回りの世界挑戦をする前にちょっと考えてみましょう。
挑戦するのは世界チャンピオンですよ、世界チャンピオン。
なのに、なんで同じ階級で日本人が次々と挑むわけですか?
世界を目指す日本人同士で潰し合い、勝ち残った1人に世界タイトルマッチへの狭き門が開かれる……ものでは?
ふと、昔読んだボクシング漫画を思い出しました。
ボクシングコミッショナーとジム関係者の会話ですが、こんな感じ……
『世界が狙える器の2人を…ただ1人で客が呼べる2人を戦わせて何になるって言うんだ!?』
『客が呼べます』
今の日本ボクシング業界の世界戦興業の現実と照らし合わせると、なかなかに含蓄深い会話かと。(笑)
一応断っておきますが、選手に罪はありません。
ただ、テレビ局に視聴者として一言。
日本人の試合を見たいのではなく、いい試合が見たいです。
オリンピックや世界選手権、その他色々のスポーツに関して、日本人の試合ではなく、いい試合が見たいです。
と、言うわけで6月28日にダブル世界タイトルマッチがあります。(笑)
チャンピオンは、日本のジムに所属するチャンピオンの2人、徳山選手とイーグル京和選手で、挑戦者はいずれも日本人……いや、だからさ。(笑)
6月6日(日)
デカ。
いつも失敗ばかりのピンクが、イエローの真似をする……という話ですか。
でも、主役はボス。(笑)
例え出番が1シーンだったとしても、主役はボス。
……えーと(笑)、今週はイエローとピンクのガールズが主役だったため、エンディングの曲がそっちバージョンに……高任は消しましたけど。
個人的には、やる気のなさそうなイエローが好感度高いです。
本日の迷シーン。
『私が飛び出してから、7.5秒後に赤いレバーをひいて!』
『ラジャー』
と、元気良く頷いたはいいモノの、心の中で『7.5秒数えてから』部屋の中に飛び込んでいき、赤いレバーにとりついてひくピンク。
イエローの計算ミスを、何も言わずに自分が修正してやるピンクは、実はかなり優秀な人材です。
仮面ライダー誰彼。
さあ、キリュウが死んだからまた新しいキャラが登場するんだろう……とか思ってたら、本当に出てきました。(笑)
イサカに代わる(?)上級アンデッドの登場です……これまでなりを潜めていたのは封印されたままだったのか(だとすれば、チベットに飛んだカラスマがまた何かやらかした臭い)、それとも自分の出番がくるまでじっと我慢してたのか判断は付きませんが。
とりあえず、こいつの死亡時期は7月下旬から8月上旬ぐらいですかね。(笑)
そういえば、先月『大人の都合』云々と書きましたが……どうやら、変身できたり変身できなかったり力のコントロールがうまくいかなかったりするのは『アンデッドの邪悪な意志に弄ばれている』からだそうです。
『お前、死んだんじゃなかったのか!?』
『ああ、実は無事だったんだ』
ぐらいのレベルでごまかされたような気もしますが、ベルトに関するほとんどの矛盾がこれで解決したことになりそうです……っていうか、冗談じゃなくシナリオ担当の人がそう思ってるような気が。
これからはどんな不都合がおこっても、『アンデッドの邪悪な意志に弄ばれているから』でシナリオが進んでいくんですか……まあ、仙命樹みたいもんですかね。
もしくは、某猫型ロボット。
さて、上級アンデッドというか、イサカの行動規範は何だったのか……ってな疑問は、今となってはなかなか難しいですが、今週登場してきた上級アンデッド、『仮面ライダーを探さないとな…』 などと呟いてました。
アイカワは、アンデッドの裏切り者……という設定になりつつある(笑)のはともかくとして、アンデッド同士が戦ったりしないのは何故か。
アンデッドは共存し合う……少なくとも、アイカワとイサカはかなり昔から敵対関係だったようなので、上級アンデッド同士は相容れないモノがあるのか、それともかなり以前からアイカワは仮面ライダーとしてアンデッドの裏切り者であったのか(後者は、人間になりつつある云々の台詞からして矛盾を生じる)……謎は深まります。
とはいっても、新しく登場した上級アンデッドはアイカワの存在を認知してないようですが……というか、『ここがライダーのいる場所か…』などとやってきたはいいものの、何故かコタローをライダーと勘違いしているぽかったり。(笑)
聞いた話によると、某奈良県の某あやめいけ遊園地が閉園になったとか……って、めちゃめちゃローカルなネタだからわからないですよね。(笑)
レーガン元大統領が亡くなられたとか。
おそらく、歴代アメリカ大統領の中でもっとも人気があるんじゃないでしょうか……高任としては、大統領就任直後の1981年の3月に銃撃されたときの台詞が強く印象に残ってます。
もちろん、逸話として聞いたのでそれが事実がどうか不明です……が、この逸話を聞いたことのない人のためにちょっと説明します。
ワシントン市内のホテルを出たところで銃撃を受け負傷……搬送された病院の緊急治療室に知らせを聞いて駆け込んできたナンシー夫人に向かって
『ハニー、よけそこなっちゃったよ』
……素晴らしい。
この逸話が事実であるなら、高任は1人の男として、これだけでレーガンさんを尊敬します。
夫人を安心させるためとか、簡単には表現できない感情も混ざり合っていたでしょうけど……この状況で、他人を思いやる台詞がでてくる人がどのぐらいいますか。
大統領が人格者である必要云々はさておき……高任は銃撃されたくなんか無いですが、そういう優しい心遣いのできる男でありたいとは思います。
ちなみに、この逸話に続きがあって。
手術室で、医師達に向かって『君達は共和党員だろうな?』などと、小粋なジョークを飛ばしたとか。
こっちに関しては、人によって受け取り方が様々かなと。
まあ、医師達の緊張をほぐすためのジョークなんでしょうけど、人によっては場違いなジョークと受け取るかも知れません。
これ以外にも、いろいろと逸話があって……不用意と紙一重の、無邪気で単純な政治家……というのが、世界各国の評価では。運が良ければ、日本の元総理大臣の森さんもこんな風に栄光に包まれていたかもしれませんが……運、不運というのは残酷なモノです。
早い話、『悪い人じゃないんだけどね…』のタイプ。
今現在の時点で、残した功績が高い評価を受けていますが……50年後、100年後にどういう評価を受けるかはわかりませんし、今のブッシュ大統領に比べたら時代に恵まれたというのは間違いないかと。
ただ、高任としては大統領就任時におけるアメリカのインフレ……それを抑え込んだ(非難の中、インフレ抑制のポストに権限を与え続けた)のは政治家としての功績じゃないかと。
何はともあれ、ご冥福をお祈りしたいと思います。
6月7日(月)
ヤングマガジンで、『カイジ』の新章スタート。
さて、今度はどんなネガ飛び出すやら。
6月9日(水)
マガジンの某政治漫画。
農薬問題に絡んでから、『こんな偏った上に間違った内容の漫画を世の中に送り出すなんて……』などと、ラオウさんの憤りバロメーターが赤丸急上昇だったのですが。
やはり、いろんなとこからツッコミが入ったらしく(推測)、今週はすっごい唐突に内容が変化したというか農薬を何故使うか……あたりで言い訳じみた説明がダラダラと垂れ流されていて、高任は読みながら笑いをかみ殺すのに苦労しましたですよ。(笑)
しかも、来週は作者取材のため休載って……シナリオを書き直す必要が生じたのだなと深読みできるというか。(笑)
まあ、今週も相変わらず農薬関係に携わるキャラクターは異常というか醜悪な人格に描かれ、本来人格と農薬の是非は関連がないのに、あたかも読者を勘違いさせるような表現方法が用いられてますけど。
ついでに言うと、農薬使用と農協組合の関係やら経営と資金調達、収入がどうのこうの描かれてますが、どれもこれも付け足しというかなんというか……何故農薬が使用されるのかという事に対して、本当の問題がどこにあるのかを無視した理論展開が素敵です。
原作者は完全に利権と農薬を絡めてしまって、あたかも利権構造を作るために農薬使用を始めた……ってな誤解を与えそうな内容になってますが、基本的にはまず農薬使用ありきで、それから時を経て利権に結びついたという流れが見えてないのかなと心配になってしまいます。
知識……というのはそれ自体に罪があるモノではなく、ナイフと同じように(というとちと乱暴ですか?)使い方次第でどちらにでも役立つ武器だと高任は思ってます。
つまり、問題は知識の使い手に収束されるというか、使い手がどちらの側に立つかによって知識もまたそれぞれの側の武器となるワケで……農薬によってより多くの利益を得ている(と思っている)人間はもちろん、農薬がいかに有益であるかを語り、不利益な部分には口をつぐむか、もしくは差し支えないと思われる部分を取り上げてこれこれこういう点が不利益ですがと誠実さをアピールしたりすることで農薬そのものを擁護するために知識を使います。
農薬によってより多くの不利益を被っている(と思っている)人間はもちろん逆で、自分達の不利益がどこから来ているかを踏まえ、農薬の危険な部分なりなんなりを強調して農薬そのものを非難する立場に立つ……ってのは、農薬に関わらず色々なことで当たり前すぎる話です。
自分には有利に、相手には不利に言い訳する小学生と同じレベルの話ですから。
ただ、それに知識なり人生経験なりが加わって巧妙に(人によっては下手くそに)なるだけの話で。
……で、1人の人間が自分の立場を踏まえて……ならいいのですが、ただ情報を垂れ流すマスコミ(というと表現的に重いか)というかなんというか……読み手や情報の受け手に客観性を持たせるだけの材料を与えなければいけないと思うんですよ。
こういう現実におけるメッセージ性の強い作品もまたしかり。
漫画は表現手段、映画や小説と同じく文化である……という考えに異を唱えるわけではありませんが、読み手が低年齢層に広がっているという現実を忘れてはいけません。
これは原作者に言ってるのではありません、某マガジンの編集者に言ってます。(笑)
現状を良く知らないであろう子供がこの漫画を読んだらどう思うか……ぐらいの想像力は持ち合わせて欲しいというか。
さて、再来週は何やら事態を解決する良いアイデアが飛び出すそうですが……ふざけたアイデアが出てくるような気がします。
無農薬野菜として契約農家になるとか、学校教育としての畑解放で子供達の人手をあてにするとか……(以下略)……お気楽アイデアが炸裂したら日記は荒れます。
ああ、この原作者の傾向から考えて、学校教育として畑を開放した絡みも含め、育てた無農薬野菜を学校給食で使用する…とかいう契約も出てきそうですな。(笑)
北へ……の前に何やらガンダムの再放送をやっていたので何となく見る。(笑)
運良く、ガルマ・ザビが死亡する回だったり。
『シャアッ!謀ったな、シャアァッ!』
いつ聞いても、この台詞は最高というか。(笑)
……とすると、来週はイセリナがアムロに向かっていく回だったはずだから……『坊やだからさ…』の台詞が聞けるのは……
ガンダムの放送自体はあまり見てないはずなのに、何故こんなに覚えているんでしょう?(笑)
で、北へ。
ふーん、明理は前後編か……何故スオミは1話完結だったのかなあ。
それはそうと、今日のオープニングで『ダイアモンドダストの伝説って知ってる?』などと、やっとこさ物語のテーマらしきモノがちらりと。(笑)
6月10日(木)
昨日の日記のネタのマガジンの政治漫画とはうらはらなモーニングの医者漫画。
本当に取材すれば事実と異なっている部分があるのかも知れませんが、少なくとも政治漫画よりは客観性が感じられます……高任には。(笑)
現実と理想……利益と不利益……情と理……が相反するところに社会なり各個人が悩みを抱え込む土壌があるというか。
農薬を使う必要はない……じゃあ使う必要ないじゃん……だったら、そりゃ主人公は悩まなくてもいいですよね。(笑)
ちなみに今は精神病という、これまた重いネタを取り扱っておりますが、漫画の中に出てくる新聞記者の『新聞って、商品なんですよ…』の独白がなかなかに……ほとんどの大人にとっては当たり前と言えば当たり前の事を今更って感じですが、子供にはこういう事を早めに教えてあげるほうがいいですね。
そうじゃないと、ニュースとか報道とかはいつも、かならず、正確で正しいことを報道すると勘違いしたまま大人になってしまう人がたまに。(笑)
あまりこういう事をいう大人はいません(最近はそうでもないか)し、わざわざ子供に教えてやる大人はさらにいませんし、全員が全員自分でそれに気付く……って事もなさそうです。
新聞だと、記者が書いた記事をまずデスクがチェックし、次に部長、そして整理部なり校閲部のチェックがあって、重要な記事だったら編集局次長なり編集局長のチェックがあるのは当然ですが……もちろん、編集方針に合わない部分はカットされるか書き直されるかは当たり前。
編集権というか経営権ですよね……ほら、資本主義ですし。(笑)
さて、漫画の編集はどうなんですかね?
この医者漫画の描き手のバランス感覚が優れている(もしくは読み手をそう錯覚させるだけの技量がある……高任が騙されている可能性は否定できないので)だけなのか、それともマガジンとモーニング(同じ講談社ですが)の編集者のバランス感覚に差があるだけなのか。
……何か4月末あたりからやけに荒んでます、高任ってば。
と言うわけで、チャンピオンの虹色ラーメン。(笑)
いろんな意味で収拾がついてない……というか、いろんな意味で口元半笑いというか……いろんな意味で面白いです。(笑)
6月11日(金)
例の事件を起こした女児ですが、付添人の弁護士が精神鑑定を申請したとか。
それに関してのコメントとして『今の冷静沈着な態度と、残虐な犯行とのギャップが埋めきれない』……とか。
冷静な人間は残虐な犯行をおこさない……って命題ははどう考えても無理があるし、おそらく上手く表現できなかったか、ニュースなり記事になるまでにニュアンスがねじ曲げられたと見るのが妥当でしょう。
会話と文章では、聞き手なり読み手なりに与えられる情報が全然違いますし。
しかし、この手の精神鑑定って……どうするんですかね?
責任能力の云々を調べるためのモノではなくて、犯罪心理学というか、犯行について理解するための鑑定なのはさておき。
高任は精神鑑定がどういう風に為されるかほとんど知らないのですが、自己表現なり自己分析なりがある程度成熟してないと、精神鑑定人の問診に対して判断できるだけの十分な受け答えができないんじゃないのかなあ。
でもまあ、小学6年生といえば身体は子供でも心はもう立派な大人……東京都条例では、10歳になると男の子は親と一緒でも女風呂には入れなくなりますし。(笑)
6月13日(日)
うむ、デカレンジャーの映画(同時上映で仮面ライダーブレイド)は9月11日ですか、楽しみですなあ。
今年に限って何故秋に上映なのか……と思いましたが、多分アテネオリンピックと重なるの避けたせいでしょうか。(笑)
デカ。
うむ、東映映画村は日本のハリウッドときましたか……それはともかく、太刀筋が見えるないも何も、巻き藁を刀で叩き斬って木っ端微塵になるということに疑問を抱けよ。(笑)
それにしても東京、京都間をどんな速度で移動したんだデカベース……っていうか、おもちゃ販売戦略がかいま見えるというかなんというか……高任には関係のない話ですが。
ライダー。
捨てキャラ……という言葉が頭に浮かびましたが、先週登場した上級アンデッドは7月上旬はおろか今週あっさりとお亡くなりになられました……実はこいつの方が真打ちの上級アンデッド(ちなみにミユキ)だったのだあ……って話の流れなのはともかく、いや、もうその手の話に関して期待することはやめましたけど。
あと、ムツキはタチバナの指導のもと、精神力を鍛えてカテゴリーエースアンデッドの邪悪な意志に負けないようになるんだとか……ふーん、ほー、へー。
番組関係者っ!
お前ら、ちょっとは身内でつっこめよっ!
ついでに、タチバナがアイカワに『こいつは、カテゴリーエースの邪悪な意志に弄ばれて、力を自分で制御できていない云々』などと言ったのですが、アイカワはあっさりと『そうか』ですからね……前作でも頻度の高かった『あるキャラの単なる推測が、次の週には公式世界設定として語られてしまう』という必殺技がさらりと。
で、ケンザキとタチバナとアイカワ……少なくとも、アンデッドやらライダーに関して一番詳しいのはアイカワの筈なのですが、アイカワがその言葉だけであっさりと納得したと言うことは、今のムツキのようになった存在が過去にもいた(自分自身がそうだったというケースも含めて)事を示唆することになるんですが、絶対にその程度の事も考えてないよな、このクサレシナリオ担当者は。(笑)
……俺、何でこの番組見てるんだろう?
精神修行か?
と言うわけで、つぎは小耳に挟んだちょっといい話を。
今夏オリンピックの行われるギリシャのペロポネソス半島のオリンピア遺跡……先月末(5月)のことらしいですが、日本人観光客が石柱の欠片を持ち帰ろうとして逮捕されていたとか。
この観光客、保釈金3万ユーロ(約400万円)を払って保釈され、残りのツアーをの日程をこなして帰国したらしいです。
これを聞いて、『え、何で逮捕されるの?』と思ったあなた……結構やばいです。
これはギリシャだからまだ良かった……これが、カンボジアのアンコールワットでやらかした事だったら確実にまだ帰国できてないどころか、死ぬまで刑務所で服役しなきゃいけない可能性がかなり高いです。(笑)
さて、8月に合わせてギリシャに旅立つ日本人も多いでしょうが……同じような事をやらかしてくれる日本人がいるのではないかと心配で心配でたまりません。
日本なら『知りませんでした、ごめんなさい』で許されることは多い(笑)ですが……海外では、無知であることそのものが罪ですので。
6月14日(月)
昨日は詳しいことがわからなかったので、1日遅れですが……もちろん、今詳しいことがわかっているわけでもないですが。(笑)
プロ野球球団のオリックスと近鉄の合併話……もちろんこれが実現するまでにはオーナー会議がどうとか色々あるわけですが、球団名売買の時と違って、今回は近鉄側も色々と根回しをすませているらしく。(笑)
日本におけるプロ野球は、つまるところ親会社の利益につながる広告媒体……正しい正しくないはともかく……という認識が親会社側に強く(親会社側にすればそれは当然)、球団が経営の足を引っ張るならそんなものいらないと言う感じ。
もちろん今さらそんなことを言ってもアレですので……ここで注目すべきは、プロ野球選手(一部では代理人ですか)が、球団の収益と自分達の給料の関係に無頓着過ぎると言うことではないかと。
アメリカにならえ……ってな事を70年代後半から80年代にかけて色々とあったわけですが、大リーグの球団経営やら、バスケットの経営危機やら……いくらでもわかりやすいモデルは存在したのに、フリーエージェント制が導入されてからの年俸の高騰ぷりというか、シーズンオフにおける選手達の希望額というか……。
いや、前から日記でちょくちょく書いてるような気がするのでやめますが。
さて、この合併話が実現すれば……オリックス、近鉄両球団から、特別救済枠が取り入れられたとしても単純計算で50人から60人ほどの失業者が出現するワケです。
プロ野球選手の権利を守る、主張する……というお題目で、選手会や選手会長は色々と発言しますが、そういう立場にある高給取りの人間が自分達の職場の存続を危うくしてるという事実に今になって気付く(ひょっとしたらまだ気付いてないかも知れないけど)とは、なかなかに皮肉な話でありましょう。
もちろん、毎年抜群の成績を残した上で高給を貰っている選手なら食いっぱぐれはないかも知れませんし、弱肉強食、スポーツとは本来そういうモノだ……という考えをお持ちの方も多いでしょうが、だったら選手会は何のためにあるのかとか、経費削減なら高給取りの選手から(笑)……などという現実が。
ちなみに、今年度のプロ野球選手の平均年俸は3800万円程度……もちろん、球団によって差はあるでしょうが(特に某ジャイアンツとか)単純に計算すると、支配下選手が60人程度として、選手への年俸だけで23億円。(笑)
まあ、観客動員数は増えないのに人件費ばっかりかかる……てのが現状です。
球団の収入源について詳しく書くとかなり生臭い話になる(笑)のでパスさせていただくとして……近鉄の本拠地である大阪ドームの年間使用料は約10億円、オリックスの本拠地であるヤフー球場は6000万円(知人から聞いてびっくり)だとか。
大リーグの選手がファンサービス旺盛……と言うのは別に美談でも何でもなく、そうすることによって自分達の利益を安定させるという意識が染みついているからなんですが、日本の選手はあんまりそういうことがわかってないような気がします。
いや、正確には……ファンを大切にする気風が根付いていると言った方が正しいですか。
ただ、球団のグッズ販売でマージンバックされる(要するに、自分のグッズ販売による利益のいくらかが自分の収入になる)から、良い成績を残したり、ファンを大切にしたりして人気が上がると収入が上がる……まあ、そういう合理的なシステムが出来上がってるんですな。(笑)
6月15日(火)
合併反対というプラカードを持ったファンがニュースで映し出され……観客席は往年の川崎球場を思わせるほどにガラガラで。(笑)
えっと……川崎球場ってのは、千葉ロッテマリーンズの前身、ロッテオリオンズが本拠地とした球場で、『往年の川崎球場』ってのはいわゆる『このままじゃあんまりだ』という非難を浴びて改装される前の川崎球場のことで、交通の便が悪すぎだとか、刑務所のロケが行われたとか、球場裏の木の上から中に入れるとか、野球そっちのけで花札勝負に明け暮れ金のやりとりをしている客がいた……などの噂が出るほど程良く寂れた雰囲気を醸し出しており、1試合の平均観客数は約2000人(もちろん球団発表数とは違いますが)で、その昔近鉄の某助っ人外国人が『ロッカーの汚さに耐えられない』などと母国に帰ってしまった藤井寺球場とは比べモノにならないぐらいに、そりゃもうなんというか……てへ。(笑)
ま、それはさておき……あらゆるスポーツニュースで今度の合併騒ぎが取り上げられており、元プロ野球選手の解説者達がそろいもそろって『プロ野球の危機』であることを強調してます。
まあ、危機には違いないんでしょうけど……問題の本質がどこにあるかはほったらかしです。もちろん、問題の本質を正直に語るような人間がテレビの仕事などできるはずもないですが。(笑)
球団運営の経費、人件費(トレーナー、チームドクター含む)、球場使用料、選手移動に関する交通費……ってのを挙げて、全部つき合わせてみるぐらいの度胸のある人はいませんかね。(笑)
第一、観客数の減少がどうとか言ってますが……もし観客動員数が増えたとしても、選手の年俸が増えたら同じ事の繰り返しというか、球場という入れ物の大きさが決まってる以上どこかに限界があるというか。
高任の認識としては、プロ野球というのは資本原理に則った1企業に過ぎません……っていうか、これを否定されたら哀しいですけど。(笑)
6月16日(水)
マガジン。
……なんか、『はじめの一歩』のページ数が微妙に少ないような。(笑)
まあ、某選手のアレ絡みで忙しいんでしょうか。
北へ……の前にガンダム。(笑)
ギレンが若い……来週は、『立てよ、国民!』かな?
北へ。
ああ、なるほど……最終話で各キャラがダイアモンドダストをそれぞれ目にするという構成ですか。
しかし、こう言ったらなんですけど……恐ろしいぐらい中身のない話ですな。(笑)
ゲームをやってようがやってまいが何の関係もなく、ただそれっぽい話を重ねただけという感じの。(笑)
6月17日(木)
くうっ、やはりアフロはチャンピオン、いやチャンピオンがアフロなのか……って、バスケットのファイナルの話です。
デトロイトピストンズが、ロサンゼルスレイカーズを4勝1敗でくだして優勝。
2年連続で最優秀ディフェンシブプレーヤーを獲得したベン・ウォレス(このチーム、ラシード・ウォレスという選手もいるがこっちはアフロと違う)という選手が、これまた見事なアフロヘアなんです……それだけの話ですわ。(笑)
6月20日(日)
第104回全米オープン、初日、2日目と首位をキープしている丸山選手の活躍を……って、今週はデカとライダーの放映お休みかい。
深いラフ、高低差に加えツルツルのグリーン(栄養失調で芝が枯れる寸前までグリーンを刈り込むらしい)、そしてシーサイドコース特有の強い風……スコアがイーブンでも優勝争いに絡むだろうってな予想が聞かれたのですが、『こんなに風がないのは初めてだ』と言わしめたほど、初日2日目とべたなぎ状態。
そして3日目……このコースにしてはまだ弱めですが、7メートル程の不規則な風が吹き始めると、上位選手のスコアが崩れる崩れる。(笑)
グリーン上でとまりかけたボールが、風と傾斜に流されてグリーン外のラフに……なんて光景が続出。
速いグリーンだけに、パットのタッチは非常に繊細で……そのせいで、選手に踏みしめられたカップまわりのちょっとした傾斜なり芝の傷なりでいきなりあらぬ方向にボールが転がったり……こんなグリーン、高任は20センチのパットでも2回に1回は確実に外す(もっとかも)自信があります。(笑)
……と言うわけで、トップタイの6アンダーでスタートした丸山選手は、スコアを4つ落としてトップとは3打差の4位タイで最終日に。
ちなみに、高任はミケルソン選手が好きだったりするのですが……ギャラリーの反応があからさまにミケルソン贔屓(ミケルソン選手はアメリカ)なのに、ちょっと苦笑。
一緒に回った丸山選手、いろんな意味で大変だったでしょうね。
日本の話。
宮里選手が2週連続優勝……強いねえ。
ただ日本の場合、騒がれてプロ入りしたアマチュア選手は最初はともかくその後さっぱり……というケースが多いので、真価が問われるのは来年以降かも知れません。
6月21日(月)
全米オープン最終日……結果から書くと、南アのグーセン選手が優勝。丸山選手は今日6つスコアを落として4位タイ。
プレーを終えた後の丸山選手と解説の青木選手の会話が、なかなか心に残るいいやりとりだったと高任には思えました。
グリーンの設定が年々難しくなっているのか、それとも道具の進歩が結果的にグリーンの難易度を高めているのか……2人にとっては何気ないやりとりなんでしょうけど、深い。
それにしても、アンダーパーは最終的に2人で、出場選手の平均スコアは約78(パー70)だとか……とんでもないコースですね。(笑)
見ている限りでは、懐かしのゴルフゲーム『遙かなるオーガスタ』の『エイトレイクス』の2倍ぐらいグリーンが速そう……ペブルビーチのシステムじゃなくて、エイトレイクス単独の方ね。あれって、ペブルビーチシステムでセレクトしたら、エイトレイクスってグリーンがやや遅くなって難易度ががくんと下がったような気がしますし。
それはそうと、今日で試合は終了しましたが……明日からグリーンの管理者は大変でしょう。
シーサイドコースで短く刈り込んだ芝……細心の注意を払ったケアを施さないと、枯れちゃうのは目に見えてますし。
台風が南方の熱い空気を運んできたのか……なかなかの猛暑。(笑)
6月22日(火)
女王様が帰ってきました……なんて、書きっぱなしで終わらせたらワケのわかんない人ばかりでしょうから、ちょっと説明。
ウインブルドン……早い話、テニスですが、レフティクイーン、ナブラチロワが9年ぶりにシングルスコートに帰ってきたんですわ……47歳だったか?(笑)
ちなみに、高任の世代だとナブラチロワというよりはグラフやセレスが女王という意識の方が強いかも……そういや、高校の同級生が同窓会で、『これが頭角表してきた頃のグラフ。そんでこれが今のグラフ……時の流れは残酷だ…』などと、めっちゃ失礼なことを血の涙と共にくっちゃべってましたが。(笑)
高任はちっちゃな頃からとにかくスポーツの類はかなり好きだったので……いわゆる、円熟プレーヤーとしてのナブラチロワではなく、パワーテニス全開だった頃のナブラチロワも知ってますが……技術は体力に付随するとはいっても、技術でかなりの事ができるのだという事がよくわかりましたなあ。
で、この女王様……相手を寄せ付けずにさくっと1回戦突破。(笑)
ただ……2回戦で失速したのはやはり体力面の問題でしょうか。
6月23日(水)
マガジンの某政治漫画。
どこからかツッコミが入ったのか……などとこの前の日記で書きましたが、どうやら講談社は、というかマガジン編集部は正気じゃないかも知れませんが本気です。
『給食のパンは危険?』などと、巻末というか漫画の後に現実社会における農薬絡みの問答(漫画のキャラを使ってはいるが)にページを割いてしまうぐらいまで本気です。(笑)
ここまでやってくれると、いっそすがすがしささえ感じますが……いわゆる情報の担い手としての義務感もへったくれもなく、まず自分達の主義主張ありきなのでしたか。
もちろん、この漫画の原作者が『イヤイヤイヤッ!ボクはぜえったいに(独断と偏見で)農薬問題を取り上げるんだもんっ!これがカットされるならもう貴様らの雑誌には原作を提供しないっ!』などと駄々をこねた可能性を否定はしませんけど。(笑)
まあ、人気あるみたいだし編集部としては突っぱねるのは難しいのかな?
……さて、どこからツッコミましょうかね、あの漫画。(笑)
はっきり言うと、問題の争点がコロコロと猫の目にように気まぐれ(笑)というか、論理的な積み重ねが全くできてないので、できれば相手にしたくないですけど、とりあえずこの漫画の内容に反論する形で書きますね。(笑)
さてこの漫画、農薬が危険云々はともかく、農薬と肥料を混同視しているふしもあるし……農薬は危険だからという話がいつのまにか単なる1農家のモデルケースに話がすり替わり、そのモデルケースを救済するアイデアで、農薬は使わなくても大丈夫なんだと結論づけるような手法といい……詐欺師としてはお粗末としか。
無農薬栽培は手間がかかる……カエルとかカブトエビはともかく、学外授業の一環だかなんだか知らないが、小学校の生徒を使って雑草を抜かせる……でも、小学生の手を借りるにしても限界が……なーに、小学校は1つじゃないから順番に……
農家も1つじゃないんだが。(笑)
1つの農家に小学校がいくつも必要というなら、そりゃあ大変だ。(笑)
元々、農薬は必要ない……という事を証明するためのモデルケースのはずなのに、それが全体的解決法じゃないのは明らかです。
もしこれで物語がそのままするっといってしまう(笑)なら、これまで散々取り上げてきた『農薬は危険で、かつ使う必要のないモノだから……』ってな問題はどこにいってしまったのか?
あれ、いつの間に単なる1農家の話になっちゃったの?(笑)
答は簡単。
原作者は、この手法が全体的解決策にならないことを知っているから。(笑)
だから、ごく限られた狭い部分での問題解決策を示し、あたかもこれまで自分が主張してきた問題が解決したかのような錯覚を読者に与えようとしているにすぎない……としか考えられないんですよね、今週の話を読んだ限りでは。(笑)
もちろん、これは今のところ1市長選挙だからこの市だけ解決できればいいんだ、ほかの地域なんか知ったこっちゃねえし、これから政治家として立場が大きくなっていくと共に全体調節役としての苦悩を経て成長させていくつもりだからごちゃごちゃ言うな!と居直られるとアレですが、漫画の主旨を考えるとねえ……口元半笑いにならざるを得ないというか。
原作者は農薬非難の立場に立って、自分が貧弱な取材で得た知識を使って、自分に都合のいいように話を組み立てた……んでしょうねえ。
心底騙されているのならともかく、自分自身の欺瞞を知っていてこの内容を垂れ流す……なかなかの心臓です。高任にとっては嫌悪の対象にしかなりませんが。
『国が正しいことをいってるとは限らない』
漫画の中でこういう発言がありましたが、もちろん高任はこの発言には賛成です。
この原作者自身も、その事を良くわかってるでしょう……そりゃ、自分自身がそういう事やってるから。(笑)
もちろん、高任が正しいことを書いてるとも限りませんけど。(笑)
人を殺した人間が『殺人は悪いことだ。どんな理由があろうとも許されることではない』と発言すると憤る方は結構いるでしょう……ただ、人格者が口にしようが悪魔が口にしようが、正しいコトッてのは正しいというか、それを口にしたことに対して憤るのであって、その内容が誤っているから憤るわけではありません。
早い話、『お前が言うな』って事ですよ。(笑)
どこかのプロ野球球団オーナーが、『プロ野球は、年俸が高すぎる選手が多すぎる、上限を定めよう、最低年俸保証を撤廃しよう…』などと発言したのに対し、『そのきっかけであるフリーエージェント制度を半ば脅すように導入させたお前が、金で他の球団の選手の横っ面をひっぱたいているお前が言うな(笑)』って話ですよ。
もちろん、それを口にする資格のあるなしは農薬問題の本質からかけ離れた事なのでどうでもいいことです。
まあ、日本という国は昔から雅語が発達してるというか……わかりやすい例を挙げると、敗戦じゃなくて終戦とかね(笑)……物事の本質をいかにしてぼやけさすかと言うことに暗い情念を燃やしてきてきたから、高任やラオウさんの方が日本人としては異常なのかも知れません。
何故、農具は改良されてきたのか?
何故、肥料を使うようになったのか?
何故、農業革命は起こったのか?
何故、農薬を使うようになったのか?
何故、農業の近代化の流れが世界的な主流になっているのか?
さて、農業は一体何を目指しているのか?
単なる高任の推測に過ぎませんが、この原作者はそういう根本から考えてないから農業そのものの本質を見失ってるんでしょうね……これだけ偉そうなこと言ってて、高任が見失ってる可能性は否定しません。
高任は所詮、専門家でもなんでもないただの田舎出身の1市民ですんで。(笑)
そういや漫画の中で、昔の農業はカエルだのカブトエビだのの生態系の中で営まれ、そんなに手間がかかるモノではなかった……ってな述懐がありましたが。(笑)
農業、なめてますか?
水田と畑作を混同するなとか、農作業の一年の流れを理解してますかとか色々言いたいことはありますが、この原作者は教育問題でいろいろと自然に触れる機会がどうのこうの言ってますけど、高任に言わせればこの原作者自身が自然なり、農業なりにもっと触れた方がいいんじゃないかと思います。(笑)
ま、それはさておき……何故これほどまでにして農業は生産性なり効率性を高めようとしているのか。農家としての経営がどうとか、農協との絡みがどうとか……確かに、部分部分でそういう側面があることを否定しませんが、そういう問題じゃないんだってば。(笑)
それだけのカロリーを国というか世界が必要としてるからなんだってばよ……農薬の影響で後に苦しむ結果になるとしても、今死ぬよりはマシという論理の前では誰も無抵抗主義のガンジーになるしかないんだってば。(笑)
しかも、日本という特殊な地域限定で安っぽい話を……全世界の人間が頭を悩ませている問題を、痴呆的なお気楽さというか、日本人らしい無神経さをむき出しで。(笑)
農薬が本当に危険がどうか、かかっているのは人間の命だからもっと慎重に云々……ええ、それは正論ですよ。
じゃあ、仮に全世界で農薬使用を禁止して……生産効率が1割から2割(いわゆる近代化システムの否定につながるから絶対にそれ以上だけど)減少し、それに伴って生産高が減少したと仮定しますか。
それが引き起こす現象は……MMRも真っ青の、世界的な大恐慌(パニックの意味で)でしょうね。
もちろん経済的な恐慌も引き起こす可能性は非常に高いですが、それに留まらず自国民の必要カロリーを確保するためにいわゆる農業大国の農作物の輸出入は制限がかけられ、それをきっかけにして、食物という資源を奪い合うための戦争が始まるでしょうし。(笑)
まあ、農業生産に応じて世界の人口は制限されるわけだから当たり前と言えば当たり前ですね……人間にとって、全体的な生活水準を落とすという選択肢はそれこそ同じ価値観を持った聖人君子の集まりじゃない限りほぼ不可能ですし、活動に必要なカロリーを摂取せずに生きていけるのは仙人ぐらいなものですから。
そりゃもちろん、高任の推測ですよ……歴史的に農業生産の落ち込みがどういう事態を招いたかってな例はゴロゴロ転がってますけど、あくまで推測ですからそりゃ、『やってみないと実際に何が起こるかわかりません』けどね。(笑)
ただ、高任としては、『赤子の手をひねる』以上に、実際にはやってもらいたくないですね、それ。
もちろん、『農薬の害で苦しんでいる人がいるのに何て事を言うんだ!』などという反論はあるでしょう……特に半端ヒューマニズムに毒されてる日本は、それに反論でもしようものなら、ここぞとばかりに叩かれること間違いなしですし。
ぶっちゃけた話、今高任がこうして書いている内容は『俺が生きるためにお前らは苦しんでくれ』と主張してます……そりゃひどい話というかエゴ丸出しですが、農薬云々に限らず『自分は他人を虐げて生きている』という自覚ぐらいは一応持ってます。
もちろん、それは虐げられる側の人間にとっては免罪符どころか、屁の突っ張りにもならないのも承知です。
人間は基本的に『自分が虐げられている』という感覚には敏感ですが、『自分が誰かを虐げている』という事に関しては鈍感なことが多いです。
そういう意味だと、虐げられていないと感じている人間は多分いないでしょう……どこかの国の将軍様だって、アメリカをはじめとした世界中に虐げられていると感じてるでしょうから。(笑)
だからお互い様……なんて、幼稚な短絡論に走るつもりはありませんが、農薬を使うなという主張が、少なからぬ人間に『俺達のためにお前らは死んでくれ』という側面を持つと認識してない人間につべこべ言われたくないのが本音というか、『俺のために死んでくれ』という人間に対しては、もちろん高任も『俺のために死んでくれ』と言い返しますよ。
だって、死にたくないんですもん……これこそ、現代の世界が抱えたカルネアデスの板っていうか、羅生門ですやん。
……と、まあ本来はこのレベルのどうしようもなく重い話なんですけどね。
ラオウさんじゃなくても、こんなお気楽な上に無神経で、しかも詐欺的手法で押しつけられるメッセージが露骨な漫画を読ませられたらそりゃ怒りますよ。
虐げられている側の人間は、虐げられているという理由からそれを抗議する権利があるとは思います……が、虐げている側の人間が虐げられている側の仮面をかぶるのは許せません。そりゃ、この原作者が農薬によって虐げられている側の人間である可能性は否定しませんが……日本人特有の(もしくは虐げている側の人間特有の)無神経さがカンにさわるというか、高任は間違いなくこの原作者は他人を虐げている立場にいるとしか思えませんけど。(笑)
高任が思うに、虐げている側の人間に確実に許されているのは、今こういう問題がある……という、いわゆるルポルタージュというか、事実を世間に知らしめることだけです。
その事実を受けて、一人一人が『生きる』という事を考え、自分なりの答えを見つけて折り合いをつけていく……モノでは?
虐げれている側の人間の救済……それは集団の生命力に余裕があって初めて実現します……だから集団は膨張しようとするし、膨張できなくなった集団は消滅する……おそらく、歴史的に何度も繰り返されてきた事。
ま、歴史的に繰り返されてきたから正しい……なんて短絡的なこと言いませんけどね、人間は度し難い生き物である、ぐらいは理解しておいた方が。
会社の経営が瀕死状態の時に、社員の福利厚生の改善を……なんて主張する人がいたらどう思うかってのと似たイメージですね。
……上記を踏まえ、たとえ世界大戦を引き起こしてでも、食の安全は追求しなければならない……と、言うなら高任はもう何も言えません。
まあ、高任が言わなくても他の人が言ってくれるでしょうし。
高任はただ、食の安全……なんて生ぬるいことを口にできる自らの幸運にほんの少しばかり思いを馳せていただけたらと願うばかりです。
綺麗事を……と反論されるかも知れませんが、日本人の論理を世界中に押しつけようとするなら、最低でもそのぐらいの配慮はしていただかないと。
農薬で苦しむ方々の神経を逆なでするのはわかってますが、『今苦しんでいない』だけで、高任もひょっとすると虐げられている側の人間である可能性はあるわけで……食べるだけじゃなく、田舎育ちだから子供の頃は全身に農薬を浴びまくってますからね。(笑)
今現在使われている農薬よりも、確実に危険なシロモノが霧のように舞う中を、田舎の子供達は逃げ場もなくそれを全身に浴びながら夏という季節を過ごしていたのですよ。(笑)
ただ……田舎育ちというか、農業を肌で感じている人間は農薬によって害を受けたとしてもあまり騒ぎ立てる人はいないんじゃないかなあと。
何故かというと、子供心にも、まわりの大人は農薬によって自分自身がリスクを背負うことに対して覚悟ができてるように感じたというか。
ま、農薬は危険(少なくとも体に悪いぐらいは確実に)……なんてのは、田舎じゃ大人が子供に絶対言いますからね。(笑)
消費者と実際の使用者……どっちのリスクが高いかって言われたら、ねえ。
農業を営む人間の言葉って、高任の経験からすると結構重いですよ……どんなに頑張っても天候不順ならダメってな現実を突きつけられた年月を過ごしてきたせいか、生き死にはもちろんの事……言葉の根底に流れる哲学とも呼べる何かが、聞き手を圧倒してきます。
高任の薄っぺらい言葉と違って、こう……重量感があるというかなんというか、それでいて底が抜けたような明るさが、今になって哀しく思えたり。
……と、ちょっと話が逸れましたか。
日本の食糧自給率を考えると、国内の話で終わらせていい話じゃ(漫画では、日本国内どころか1地方の1農家限定ですが)ないですし、世界における農業の現状というか実態というか、どのぐら目が向いているかちょいと疑問です。
この原作者に、アフリカは赤道付近における農業のあり方……いわゆる混在農業は、その地域においてどういう役割を担っていて、近代農業にそのまま組み込まれる事を否定したのか……について、高任はちょっと尋ねてみたかったりします。
この漫画ででてきた1農家とある部分で重なるモノがあるんじゃないかと高任は思いますし……ちなみに、知識的には高校の地理レベルの話です。(笑)
正しい答えのあるなしじゃなくて(正しい答えがあるかどうかも疑問ですが)、視野の狭さが問題というか……もちろん、低年齢層に対してこういう問題提起をしたという意味では評価されるべきなのかも。
内容はめちゃくちゃなので、誤った認識を持たせる害毒の方が大きいかも知れません……が、この漫画をきっかけにいろいろと調べる子供が多分いるでしょう。
調べた結果、口元半笑いになるのはともかく(笑)……まあ、子供ってのは大人に騙されて成長するモノですから別にいいか。
さて、例によってこの日記の内容は、漫画におつき合いして微妙に問題をすり替えています……とはいえ、この漫画ほど恥知らずなすり替えじゃないとは思いますが。(笑)
あくまで高任の推測になりますが、つまるところこの原作者は農薬絡みの癒着問題が許せないんでしょう……で、癒着問題を農薬の是非問題にすり替えてシナリオを進めて、どこからかツッコミが入ったかどうか知りませんが、いかにもイヤイヤな感じで農家の経営的に農薬は必要という、農業コンサルティング的な話に問題をすり替え、だったらこうすればいいじゃないか……と、単なる1農家の救済アイデアを示して……で、とどめに俺はこんな漫画よりこの問題を取り上げたいんだとばかりにあの文章による農薬問題を採り上げる。(笑)
そんな幼稚な精神構造の原作者に振り回されている(推測)漫画家の方が気の毒になりますが、己の独断的な主張を押し通すためには手段を選ばない幼児的な傲慢さと、その手法の拙劣さがなんとも醜悪で……見るに耐えないと言うか。
ディベートでガッツンガッツンやりあうならともかく、日記でこういう文章垂れ流すだけだと単に性格が悪い人間の証明に過ぎませんな。(笑)
ま、性格が悪いってのは否定しませんが。
サンデーのパン漫画。
飛び具合が良好で申し分ないのですが、はたしてどこに着陸させるのか……そんな疑問を抱いた今日この頃。
ガンダム。
ああ、今週は『ザクとは違うのだよ』の回でもあったか。(笑)
北へ。
とりあえず最終回。
お、オチが、オチが付いてないよ……まあ、オチが付けばどうなのかという話でもありますが。(笑)
そしてごっきーが2匹。
大きくなれよ……天国で。(笑)
6月25日(金)
何やらアテネオリンピックの野球代表選手が決定したとか……各球団から2人ずつ、均等に……という時点で既に、日本代表もへったくれもなさそうですが。(笑)
ちなみに、高任は基本的にプロがオリンピックに出場することに否定的な考えの持ち主です。
何故か……プロという概念が元々アレですけど、少なくともスポーツを通じて一般人には手の届かない収入を得ている人間……と、定義するとそれなりの賛成は得られますかね?
企業なりスポンサーなり、間接(直接と言ってもいいが)的にファンなりから収入を得る……人種は、収入を与えてもらっている存在に対して拒否権が持てません。(笑)
つまり、『オリンピックに行け』と命令されたら、半公的な立場(笑)として行くしかない……高任は、それは違うと思うんですよ。
オリンピックに出場する権利はある……が、興味がないとか、各個人のポリシーなり何らかの理由で『オリンピックには出たくない』と拒否できる(可能不可能の意味で)人間……そういう人間の中で集まる意志を持つ人間が集まって競うべきモノじゃないかなあと。
世界各国から、あらゆる思想、民族の壁を越えて競い合う大会……そういう建前があるんだから、オリンピック出場にに高い価値を見いださない人間の価値観をも内包して欲しい。少なくとも高任は誰かに強制されて集まった選手の戦う姿は見たくないなと。(笑)
今回代表に選ばれた選手のコメントなり、表情を見てると……名前は挙げませんが『ふざけんなこの野郎』って感じの方が数人程(もちろん、高任の独断と偏見ですが)いました。
名誉のため、国のため、はたまたいい記録を出して自分を高く売りつけるため……自分の意志で集うのならそれは結構なことです、どんどんやって下さい。
それにしても……日本人はどうしてこんなにオリンピックが好きなのか。出場を拒否できそうな雰囲気がある国は幾つか存在しますけど、日本だととてもじゃないがそれを言い出せない感じがありますね。
6月26日(土)
さて、アメリカで狂牛病の疑いのある牛が見つかったとか。
正確な検査は4日から7日後に判明する見通しとの話なので、情報が出てくるのは7月頭ぐらいでしょうか。
それはそうと、日米両政府は明日から3日間アメリカはコロラド州で2回目の専門会議を開き、日本の輸入再開に向けた最終方針を8月中にとりまとめる事を目指していたらしいのですが……これにより、急転直下。
個人的には、この2頭目の牛が純粋なアメリカ産だとか、月齢30ヶ月未満の若い牛だったりしたらアメリカ側がどう言い逃れをするかに興味があるんだけど……はたして、どういう状況でこの牛が発見されたのかというのが今のところ不透明。情報待ち。
……とか書いてたら、北海道の1次検査で感染の疑いがある牛が1頭見つかったとか。
もしこれが確定すれば、国内では12頭目。
6月27日(日)
デカ。
ブルーとアリエナイザーの魂が入れ替わった……というか、魂を入れ替える秘技だかなんだかで、デリート決定の犯罪者の中にブルーの魂が、そしてブルーの中にはアリエナイザー(これまでに数え切れないぐらい身体を入れ替えてきたらしい)の魂が。
翻訳機を壊されたブルーの魂の叫び。
『俺だ、わからないのか、みんな?』
そりゃ、わかりませんって。
ま、早い話アリエナイザーはデカベースを乗っ取るのが目的だったようで……話の筋としては仲間に追いかけられまくったブルーが、『俺はブルーだ。姿形は関係ないっ!』と、逃げ回る立場から一転、今まさに乗っ取られる寸前のデカベースに突入。
そんなこんなで、魂の入れ替わりに仲間が気付くというオチで。
なかなかいい話でした。
ただ一つだけ。
魂を入れ替える秘技……『額をくっつければ元に戻るはずだ』とか言ってましたが、これまでに数え切れないぐらい魂を入れ替えて相手の身体を乗っ取ってきたアリエナイザーですから、その秘技は今ここにいるアリエナイザーの身体的特徴によるモノではないはずで、アリエナイザーの身体に入ったブルーがそれをしても、魂が元に戻ることはないだろうから、おそらくはスワンあたりが某猫型ロボットのように便利な機械を発明するのだろう……と高任は思ってたのに。(笑)
ライダー。
本編はどうでもいいです……先週のミユキに続いて、上級アンデッドらしき人間が新たに1人でてきたのと、ムツキが戦う理由とやらを手に入れて、強い心を持ちカテゴリエースの邪悪な意志を抑えられるようになったってな都合のいい話ですんで。
今日の一番気になるところは次回予告。
カリスはアイカワではない……という所ですか。
カリスが封印されたカードはここにある……では、お前は誰だ?……ってな台詞があったんですよ。
でも、ちんけな上級アンデッド、イサカとの出会いの時は確か……まあ、2週間経ったらころっと自分の書いた設定を忘れてしまう鳥頭シナリオライターですから、4ヶ月も前のことは覚えてないですよね。(笑)
まあ、そういう部分には目をつぶってやる(笑)として……『アイカワがカリス(上級アンデッド)ではない』という設定を無理矢理はめ込むと、さてどうなるのか?
とりあえず、体液が緑色だからいわゆるアンデッドなのは間違いないとして……いや、この設定も忘れないとダメだな。(笑)
カリスではない上級アンデッドだった……という設定には意味がなさそうだし、元々は人間だったが例の研究所みたいなグループが他にもあって、そこの実験体として……という方がライダーっぽいな。
しかも、いじり甲斐がありそうだ。
何はともあれ、来週は必見。(笑)
6月28日(月)
WBCダブル世界タイトルマッチ。
最近はほぼ無敵の感があった徳山選手が、まさかの1Rノックアウト負け。(107秒)
川島選手は、1年前の判定負けの雪辱を果たしました。
狙いすました右フック……というか、結果が派手だったのでアレですが、本来はもうちょっと競った試合になる筈だったんでしょうが、いやはや、スポーツの結果ってのは残酷ですな。
と、こういうことが一度も起こらなかったこれまでの日本時絡みの世界戦はやはりどこかおかしいな、と高任は思わざるを得ないです。
何はともあれ、新チャンピオン川島選手おめでとうございます。
あ、もう一試合の方はチャンピオンが余裕の判定勝ちでした。
さて、あまり一般には知られていないこと(笑)ですが、世界ボクシング評議会……いわゆる、WBCはこのダブルタイトルマッチを最後に、組織が消滅するかも知れません。
まあ、色々とあったんですが……とどめとなったのは、不当にタイトルを剥奪されたと主張して裁判を起こしたドイツの選手に対し損害賠償として約36億円だか37億円だかの支払いを命じられた件で、今月、アメリカの裁判所に組織の精算を申請しました。
来月4日からの緊急会議で今後の方針を話し合う……との事ですが、組織の消滅と共にWBC世界チャンピオンの肩書きは……。
まあ、常々世界チャンピオンが多すぎると思っている高任にとっては痛快なできごとですが……どちらかといえばWBCよりの日本ボクシング業界にとっては大変です。
少なくとも、日本人絡みの世界戦は激減することは間違い無し……いいことですね。
これをきっかけに、高任はボクシング団体の一本化を強く望みます。
6月30日(水)
マガジン。
はじめの一歩。
試合を終え、来週は挑戦者の容態がどうなるかが必見ですね……国内屈指の(世界を含めてかも知れませんが)ハードパンチャーとして成長した主人公への精神面の試練といえば……やはり、それしか残ってないでしょうし。(笑)
試合が始まる前の主人公の独白……さて、その伏線は本当に伏線だったのか。
ま、それはさておき……次は宮田の試合。
サガグチ絡みの試合なんでしょうけど……まえにぽろっともらした宮田の弱点云々も絡めて、主人公と宮田は同じステップを踏む構成になるでしょう。
政治漫画というか、なんというか。
無農薬農法と低農薬の併用がどうのこうの……予想通りというか、さっぱりと話を流してくれました。(笑)
一見、農家の現実にも配慮した内容のようですが……人間の食べ物を作るならこのぐらいの努力はして当然という押しつけが素敵と言うかなんというか。(笑)
なーんか、農薬を使わなかったら農協がどうのこうの、農家にとって不利な条件が重なる云々……ってな内容を垂れ流していたような気もしますが、コロコロと目先を変えて、自分が持ち出した現実の問題はほったらかしですかい。
理由は不明ですが、この漫画を読んでいて、某スポーツ選手の頭の悪い気合い入れの言葉が浮かんでしまいました。(笑)
俺達が負けるはずはない!
なぜなら俺達は強いからだ!
根拠と結果の相互扶助とでもいいますか。(笑)
何やら今日は、静岡県でえらく雨が降ったとか……1時間で81ミリの雨量って、人が立っていられないレベルの集中豪雨ですよね。
朝から昼過ぎまで総雨量が370ミリ……土砂災害など起こらねば良いのですが。
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