まあ、例によって対談中の脱線および雑談を再構成。
 
 
吉 井:「お久しぶり…というか、夏コミぶりだから2ヶ月ぶりですね(笑)」
ラオウ:「ども、お元気そうで何より」
高 任:「2ヶ月ぶりは、ふつー、久しぶりのカテゴリーでしょう、吉井さん」
吉 井:「どーも、年単位じゃないと久しぶりという感じじゃなくなってきたよ(笑)」
高 任:「あははは…(乾いた笑い)」
ラオウ:「と言っても、俺は仕事がらみで水曜日から、ここにお邪魔してるんですが」
吉 井:「え、そうなんですか…じゃあ、ウォームアップもばっちりってことで?」
高 任:「いやあ、この数日ラオウさんとはろくに話しもしてないですよ(笑)」
ラオウ:「確かに(笑)」
吉 井:「倦怠期の夫婦ですか(笑)」
ラオウ:「というか、俺が仕事で朝にここを出かけるじゃないですか……で、俺が出かけた後に高任さんが仕事から帰ってくるわけですよ」
高 任:「帰ってきて、まあ、買い物に出かけて、新聞読んで、ちょっと日記書いて……で、夜の仕事に備えて寝ますよね」
ラオウ:「で、夜の8時頃に俺が帰ってきて……高任さんが起きて、風呂入って仕事の準備を始めて行ってらっしゃい…の繰り返し(笑)」
吉 井:「うわあ(笑)」
高 任:「だから、冗談抜きでほとんど会話できてないんです」
ラオウ:「仕方がないから、リンコと会話してました(笑)」
吉 井:「夏コミの後、思いっきり忘れていったそうですね」
ラオウ:「いや、あの時は寧々さん。だから大丈夫(爆笑)」
 
 ……何が大丈夫なんだか。(笑)
 
ラオウ:「まあ、尖閣諸島ネタは…(吉井さんをちらりと見て)…やめときますか」
吉 井:「そうしていただけるとありがたいですね」
高 任:「そわそわそわ…(笑)」
ラオウ:「口で言うなよ」
高 任:「いや、日本では言論の自由がわりと認められてるし」
ラオウ:「うん、わりと、ね」
高 任:「そういえば、国勢調査がありましたね」
吉 井:「だから、なんでそう微妙なネタを話したがるかな、高任君は?」
高 任:「いや、わざとやってるわけじゃなくて、俺はそういうキャラかな、と」
吉 井:「そういうキャラとか言ってる時点で思いっきりわざとだよ(笑)」
ラオウ:「まあ、たまには心が晴れ晴れするようなネタを語りたいなあとは思います」
吉 井:「そうですよね」
ラオウ:「でも、ないよね、そんなネタ」
高 任:「かなしいけど、これが現実なのよと」
吉 井:「しくしく…」
高 任:「都条例の改正案も、どうも可決されそうな流れですし」
ラオウ:「票ほしさに、民主党が寝返ったからな」
高 任:「寝返るも何も、そもそも最初に反対してたのも、票が欲しかったからやん。結局あの連中のほとんどは、あの条例の内容とは本当に理解できてないぞ、きっと」
吉 井:「や〜め〜て〜」
ラオウ:「吉井さん、気持ちはわからなくもないですが、何かを表現するモノとしてこれは触れておくべき事柄だと思いますよ?」
吉 井:「言ってることは正しいですが、口元の半笑いが、明らかにおもしろがってます」
高 任:「知人が、アレの討論会というか、シンポジウムみたいなのに参加してみたらしいんですが」
ラオウ:「ほう」
吉 井:「……なんか嫌な予感」
高 任:「『高任さんは絶対に行かない方がよい』とのことです(笑)」
ラオウ:「なんでよ?」
高 任:「話を聞いた限りでは、ラオウさんも行かない方が良いよ、きっと……つーか、これについて真面目に考えたい人間は、行かない方がよいと思う」
吉 井:「それ、終わってない?」
高 任:「まあ、なんというかこう……オタクである俺が言うのも何ですが、いわゆるオタクという人種は、ケンカのやり方を知らないやつが多すぎるというか」
ラオウ:「いや、俺が言うのも何ですが、ケンカのやり方を考えるって事は、現実を直視するって事だよな?オタクってのは、基本現実を直視しない人間が多いのでは?」
高 任:「俺、現実を直視してませんよ、目がつぶれるから(笑)」
ラオウ:「俺だってしてねえよ(笑)」
吉 井:「すみません、なんか尖〇諸島について語られた方がマシな気がしてきました…」
高 任:「じゃあ、実質ゼロ金利政策の復活とか…?」
吉 井:「せめて、読み手が食いつくようなネタで」
ラオウ:「……」
高 任:「……」
吉 井:「いや、考えつかないなら対談を再開しましょうよ」
高 任:「あ、南米はチリの鉱山の落盤事故の救出劇は、一応心が晴れ晴れする出来事では?」
吉 井:「ああ、無事に救出されて良かったですねえ、あれ」
ラオウ:「まあ、赤穂浪士の討ち入りと一緒で、本質的に歴史を語るニュースでないことだけは確かですが」
高 任:「いきなり水をかけるラオウさん(笑)」
ラオウ:「いや、支持率低迷してた大統領が、せっせと政治的に利用しまくってて笑えたなあと」
高 任:「笑えるというなら、事故現場に奥さんと愛人が駆けつけて鉢合わせしたとか、そっちの方が」
吉 井:「え、そうなの?」
高 任:「助けられた時、そこに残っていたのは愛人だけだったとか(笑)」
ラオウ:「いや、そこは奥さんが残ってるべきでは…」
高 任:「古い愛は、新しい愛に駆逐されるのだなあ(笑)」
吉 井:「なぜ、カオスなネタに持って行きますか…」
ラオウ:「ノーベル賞?」
吉 井:「どーせ、中国ネタに持って行くんでしょう?」
高 任:「実質ゼロ金利政策の復活?」
吉 井:「……」
高 任:「ラオウさん、吉井さんの視線が痛いです」
ラオウ:「それは仕方ない」
 
 
高 任:「そういえば、女子校が共学に……というゲームでは良くあるケースだけど、現実で面白いケースがあってね(笑)」
ラオウ:「ん?」
高 任:「いや、中国地方の某女子校なんだけど、これがまあ歴史のある学校なんだけど、時代の流れか、共学化を選択せざるを得なくなったのかあたりはおいといて」
吉 井:「リアルな話はちょっと…」
高 任:「いや、多分俺の予想だと、春には全国的に有名になるから大丈夫」
ラオウ:「お前、また資料探すうちになんかやばいネタを拾ってきたんか?」
高 任:「やばくない、やばくない……まあ、共学化にあたって、甲子園を狙うような強い野球部を作ろうというお話だよ」
ラオウ:「ほう」
高 任:「で、創部一年目で春の選抜甲子園の、中国大会出場を決めてね……多分、ベスト4まで来ると思う」
ラオウ:「1年目って、おい(笑)」
吉 井:「それはまた…」
高 任:「まあ、それはさておき……過去に色々あったけど有名な監督さん呼んで」
ラオウ:「その、『過去に色々あった』は監督にかかるのか、それとも監督を呼ぶにかかるのか?(笑)」
高 任:「まあ、行った高校を次々甲子園に送り込む監督のほとんどは、ある程度指導方法に極端なところはあるよ。しかも最近は、ちょっと殴られただけで問題にされるしな」
ラオウ:「よし、それ以上は聞かん(笑)」
吉 井:「そうしてください」
高 任:「まあ、野球の話をするのが目的じゃなくてね……当然、監督を確保した上で中学校の有力選手を引っ張るというか、スカウトするんだけど」
吉 井:「やばい話はやめてね」
高 任:「だから違いますって……ここに誘われた中学生は、『先輩がいない』ってのがものすごい魅力的に映るはずなんよ」
ラオウ:「まあ……それはな」
高 任:「で、俺はこの話を聞いた時ね、別のことを考えたんだ」
吉 井:「ん?」
高 任:「いや、中学生と言えば思春期真っ盛りじゃないですか」
ラオウ:「……?」
 
高 任:「(声を潜めて)元女子校だから、基本周りは女子だらけ(爆笑)」
 
ラオウ:「わははは、なるほどな」
吉 井:「いや、でもそれは…」
高 任:「まあね、でも、漫画とか小説の話のネタとしてはそういう展開もありかなって……有名な監督が、有力な中学生の家を訪問して、両親に向かってはそれらしい話をするんだけど、最後に中学生の耳元で『女子校だから、周りは女子ばっかりだよ。野球部で活躍したら…』などと」
ラオウ:「ばっと頭を下げて、『お世話になります』と(笑)」
高 任:「つーか、『砂〇の野球部』が、こんな展開だったな……しかも中国地方だよ、県は違うけど」
吉 井:「つーか、実際野球やってた人間として高任君ならどう?」
高 任:「いや、俺は才能ないのわかってたんで、多分行かないでしょうね。いろんなモノを切り捨てることで前に進もうとするタイプでしたから。むしろ、女は遠ざける方向で」
ラオウ:「なるほど、『私と野球、どっちが大事なの?』で迷わずに『野球』と(笑)」
高 任:「まあ、某チームメイトは、別の道を選ぶかも知れないけど……ころころと付き合う相手を変えましたが、結婚相手まで変えましたし(笑)」
ラオウ:「お前、それは特定されないか?」
高 任:「チームメイトと言っても、高校と中学があるぞ?」
ラオウ:「なるほど」
高 任:「ついでに、高校の時のは、離婚したやつが3人以上いるからな(爆笑)」
ラオウ:「野球で培った選球眼は、役に立たないと言うことか(笑)」
高 任:「いやあ、見逃し三振よりマシ、と言い返されるのがオチで」
ラオウ:「誰がうまいことを言え、と(笑)」
 
 
吉 井:「ラオウさん、高任君が文章書きをサボっていてHPの更新が出来ないんです(笑)」
ラオウ:「なるほど(笑)」
高 任:「いや、待たれよ」
ラオウ:「まあ、確かにここ数日の生活ぶりからして、無理かなあという、同情を寄せなくもないが」
高 任:「同情というか何というか……あのね、夏コミの前にちょっと気がついたことがあってね」
吉 井:「……?」
高 任:「俺、2009年にね、ゲームを6本しかクリアしてなかったの。しかもそのうち3本は、2時間ぐらいで終わるエロゲー」
ラオウ:「まあ、往年の高任さんからすると桁が2つ違うな(爆笑)」
高 任:「二桁も違わねーよ(笑)」
吉 井:「いや、マジで1年に100本ぐらいやってなかった?」
高 任:「金が続きませんって……大学の時、1ヶ月で23本完全クリアしたのが最高ですよ」
ラオウ:「まあ、1ヶ月で可能なことを、1年通して可能かどうかは…(笑)」
高 任:「つーか、ゲームの種類によりますよ。ときメモで1週間かかりましたからね……どっかの漫画の主人公見たく、テレビとゲーム機が複数あれば楽なんだろうけど」
ラオウ:「お前、冗談抜きでパソゲーやりながら、コンシューマーもやってたやん(笑)」
高 任:「2つなら、誰でも出来る(笑)」
ラオウ:「そりゃそーだが」
吉 井:「まあ、アクションモノは無理だし、普通はやらない」
高 任:「って、話が逸れたけど……『え、6つ?6つしかゲームしてないの、俺?』などと、アイデンティティの危機を感じまして」
ラオウ:「いやなアイデンティティだな…」
高 任:「というわけで、ゲーム強化月間というか、この3ヶ月で20本ほどやりこんでみてたんですが……あ、ラオウさんが夏コミの時インストールしてた同人ゲームは別ね。一応、出来るモノはクリアしたけど(笑)」
ラオウ:「なるほど、それはつまり」
高 任:「文章なんか書く暇ねえ(爆笑)」
吉 井:「なるほど、そうだったんだ(笑)」
高 任:「ええ、そうなんですよ(笑)」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「……えーとですね、人間という生き物は、限られた一部を除いて、インプットだけでも生きていけないし、アウトプットだけでも生きていけないのです」
ラオウ:「なるほど、つまりキミにはインプットが必要だった…と」
高 任:「うむ、時間的に余裕があれば、同時にインプットとアウトプットをこなすんだがな……結局、去年からどっちか一方しか時間的な余裕がないというか」
ラオウ:「まあ、それはそんな感じだねえ…」
 
 
ラオウ:「ところで、高任さん」
高 任:「ん?」
ラオウ:「『みつめてナイト』っていうか、ピコの話で……あのサーカスの猛獣が逃げ出した事件で、猛獣が人々に怪我はさせても襲おうとはしていなかったのは、当然意味があるんだよな?」
高 任:「そりゃありますよ。そうじゃなきゃ、わざわざグスタフにあんな台詞しゃべらせません」
ラオウ:「……いや、ひょっとしたらアレに気づいてない人の方が多いかもしれん」
高 任:「えー……こういう聞き方は失礼かも知れませんが、吉井さんは…」
吉 井:「読んでないよ(爆笑)」
ラオウ:「げらげらげら…」
高 任:「心にしみる感想、ありがとうございます」
吉 井:「いやあ、また長いなあ…とか思うと(笑)」
ラオウ:「ぐふふ、高任さん。つまり、お前の書いた話は、元々興味のある人間しか読んでくれないレベルなのだよ」
高 任:「まあ、そもそもパロディなんですが(笑)」
ラオウ:「本当に面白かったら、多分口コミで広がるぞ……つーか、1年1話はマジで勘弁して、ホント(笑)」
高 任:「知人にも言われましたが、情報のつき合わせが大変なんですよ、あれ」
ラオウ:「前もそんなこと言ってたけど、そもそもそれは最初に終わってるんじゃないの?」
高 任:「いや、結局時間の流れにつれて話が変わっていくわけだから、それに合わせて、原作の情報を元にした仮想の周辺国家状況を作り上げなきゃいけないから」
ラオウ:「いや、だから、それは最初に終わってなきゃいけないことではないの?(笑)」
高 任:「だから、後書きで予定が狂ったって書いただろ。あの後、修正入りまくりなんだよ、わかってて、聞くな(笑)」
吉 井:「まあ、エンディングは決まってるんだよね?」
高 任:「そりゃ、決まってますよ……ルートの変更はあるかも知れませんが」
ラオウ:「このままピコが最後まで出てこなかったら、前代未聞の話になるね(笑)」
高 任:「だったら、最初からピコのタイトルなんてつけないよ…」
ラオウ:「つーか、全部で15話の予定だったっけ?ちゃっちゃっと書いちまえ」
高 任:「多分、パーシル平原のところで詰まるな」
ラオウ:「パーシル平原……つーと、ミーヒルビスがでてくるとこか?」
高 任:「あの戦いをどう展開させようか……で、まだ詳細が詰められてないんだわ。後、原作ではミーヒルビスが盲目とかいう設定だけど、さすがにそれはなあ……と、ちょっと原作レ〇プ決定だから(笑)」
ラオウ:「今更」
高 任:「と、いうか……原作の設定に忠実なら、戦力比一対三で、見晴らしの良い平原でぶつかり合って、ドルファン側の騎士の3割が壊滅する戦いの詳細を考えるって、勘弁してくれよ(笑)」
吉 井:「それは、難しそうだ」
ラオウ:「まあ、そういう言い方をするって事は、めどは立ってるって事だよな?」
高 任:「それはまあ、なんとか……」
ラオウ:「ほんとになんとかなってんのか?実はドルファンが弱いだけ…じゃ、読み手が絶対納得しないぞ」
高 任:「この話において、そんな恥知らずな逃げはうたん」
吉 井:「言い切った(笑)」
 
 
ラオウ:「で、偽チョコは?」
高 任:「別に……ただ、書いてないだけ」
ラオウ:「……」
高 任:「いや、26話はほぼ完成してたんですが」
吉 井:「……?」
高 任:「ふむ、どうやらラオウさんが、俺の留守中に古い方のパソコンを、全くいじってないことが良くわかった」
ラオウ:「え?」
高 任:「つまり、こういうことだ(と、スイッチを入れる)」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「……」
ラオウ:「お亡くなりになっておられる?(笑)」
高 任:「いや、『アトリ』の対談のために、久しぶりに『青空』を再プレイしておこうと、インストールしたらその直後に…」
ラオウ:「(色々いじってる)……おおおおぉ?」
高 任:「はいよ、システム」
ラオウ:「(色々やってる)……あれれれれ?」
高 任:「何やっても、反応しねえんだわ、これが」
ラオウ:「……ここまで起動するって事は、ハードディスクや、マザーがいかれてるってわけじゃないな…とすると」
高 任:「いきなりシステムの一部分だけがぶっ壊れた…としか思えない」
吉 井:「だったら、再インストールしかないんじゃない?」
高 任:「文書データもろとも?」
吉 井:「おう…」
ラオウ:「ついでに言うと、ウインドウズの98とか2000の、企業側のバックアップが既に終了しているというか、そう簡単な話ではなくて」
吉 井:「え?」
ラオウ:「いや、このマザーとかハードディスクそのものを、システムが認識しないんですよ。今更80ギガのハードディスクなんて売ってないでしょ?(笑)」
吉 井:「ああ、はいはい」
高 任:「98の場合、純正でマスター側のハードディスクの認識って24ギガまででしたっけ?」
吉 井:「うわあ、そういやそんな時代だったなあ…」
高 任:「最初に買ったハードディスクは、確か10.8ギガ……今なら、大きめのゲーム3本でほぼアウトですね(笑)」
吉 井:「ああ、そうだったそうだった…」
ラオウ:「……つーか、この男、ネットに繋がないから、パソコン組むときもものすごく手間というか」
高 任:「全員が無条件で、ネットに繋ぐという世間的風潮が今ひとつ気にくわないというか」
吉 井:「でも、新しい方で文章は書けるんだよね?」
高 任:「書けますが、文章の加工とか、そういうソフトが全くないです。つーか、今はエクセルも使えないから、小遣い帳とか、競馬のデータとか全死に状態」
吉 井:「あれ、新しい方のシステムって…」
ラオウ:「セブン」
吉 井:「なんでいきなり、2000から7まで飛ぶか(笑)」
高 任:「いや、古いゲームをプレイできる環境は貴重ですよ?」
吉 井:「む、それは確かに」
ラオウ:「つーか、セブンで仮想システムを組むしかないな…」
高 任:「ほう」
ラオウ:「ただし、かなりマシンパワーが必要だからこれでは無理だぞ」
高 任:「20万ぐらい、みとけばいい?」
ラオウ:「あと、ネットに繋がないと無理」
高 任:「……正直な話」
ラオウ:「何よ」
高 任:「俺は、自分を不便な環境の中に置いときたいというか、便利と言われる環境に置いておきたくないというか」
吉 井:「ああ、確かにそういうところあるね、高任君は」
高 任:「大学で一人暮らしを始めてダメになる日本人の割合は高いと思うんですが、俺は、俺の中にかなりレベルの高いダメ人間スキルがあることをわかっているんですよ(爆笑)」
ラオウ:「な、なるほど…」
高 任:「さっき、女子校とか野球部の話でちらっと触れましたが、俺という人間に、あまり快適な環境を与えてはいけないんです」
吉 井:「ダメになるから?」
高 任:「そう、今以上にダメになるからです」
ラオウ:「……そこまで言い切れるお前ってすごいわ(笑)」
高 任:「大学受験の時も、駅から大学までゲーセンが6軒……だめだ、ここはやばい、この大学はやばいっと、浪人を選択したわけです(爆笑)」
ラオウ:「謙虚なのか、アホなのか…」
高 任:「まあ、半分は冗談ですが」
吉 井:「……まあ、そこに入学してたら、俺と高任君は出会わなかったわけか…」
高 任:「人生には色々な道がありますねえ…」
ラオウ:「……つまり、こっちのパソコン動かないから、思う存分、ゲーム三昧の暮らしに没頭してたってのが、真相かね」
高 任:「まあ、そんなとこ…といっても、仕事もあるから、漫画と小説と文章書きの時間を、ゲームにつぎ込んだってとこですが」
ラオウ:「つーか、話を戻すけどお前バックアップとか取ってなかったか?」
高 任:「取ってますよ、ただそれ古いやつだからというか…まあ、一度書き上げた文章をもう一度書き上げろと言われたら、ちょっと心が萎えませんか?(笑)」
ラオウ:「む、それはわからなくもない(笑)」
高 任:「というか、もう一回書くぐらいだったら話を変えて書き上げてやる……などと、思ってしまうのは俺だけなんでしょうか?(笑)」
ラオウ:「わからなくもないが、それをやって苦しむのは、自分自身だぞ」
高 任:「いや、設定狂ってまた練り直す……そんな作業が好きなんだよ、俺って生き物は」
吉 井:「まあ、書いてくれれば、どうでも(笑)」
 
 
高 任:「ピラミッドが小さくなると、多様化は成立しませんな」
ラオウ:「人格の話か?」
吉 井:「人格の多様化って…」
高 任:「いや、ゲームだけど」
ラオウ:「ああ、いまさら」
高 任:「ものすごく売れるソフトがある裏で、全体の売り上げそのものは年々減少というか、中央競馬の売り上げとおなじですな」
ラオウ:「何故競馬(笑)」
高 任:「いや、基本的に俺は競馬の勝ち金でゲーム買うから(笑)」
吉 井:「これがダメ人間スキル(笑)」
ラオウ:「つーか、お前年間の収支はプラスなの?」
高 任:「いや、マイナス」
ラオウ:「買えないじゃん(笑)」
高 任:「つーか、毎週土日に競馬新聞とスポーツ新聞買って、毎月の競馬雑誌……だけで、年間5万円以上負けるんだぞ。しかも、これが固定費用」
吉 井:「なるほど……興味がない俺としては、無駄金としか思えないけど」
高 任:「で、競馬場の入場金やら、その日に飲み食いした食費と、宝くじとトトの購入金額にゲーム代も含めて、去年一年では12万ぐらい負けた」
ラオウ:「ちょっと待って」
高 任:「俺は、宝くじやトトは、ギャンブルくくりにして収支を取ってますが?」
ラオウ:「いや、ゲーム代金って何だよ」
高 任:「よし、勝った。ゲーム買って帰ろう……という事ですが?」
吉 井:「……?」
高 任:「競馬場に行くとき、財布に2万円入れて……帰ってきた時、財布の中が1万8千円……今日は2千円負け、という単純収支で」
ラオウ:「いや、明らかに競馬以外の収支が混じってるだろ、それ(笑)」
高 任:「多分、プラマイ0か、ちょっとマイナスだと思う」
ラオウ:「……税金逃れ?」
高 任:「50万以上勝たないと対象外だね、あれは。そういう賭け方をしてないから俺とは無縁ですね」
ラオウ:「……」
吉 井:「……ちなみに今年は?」
高 任:「春先の巨大なマイナスが、この前ようやくチャラに(笑)」
ラオウ:「ああ、日記で書いてたアレか」
吉 井:「……勝ち金は確保しておこうよ」
高 任:「いや、春先は年金とか、色々出費がかさむじゃないですか……そのために用意したお金をつかって、どん、っと大きな勝負をして、1年間のゲーム代金とか確保しておくんですよ」
ラオウ:「負けたら?」
高 任:「大変ですねえ…というか、大変でした(爆笑)」
吉 井:「ダメ人間スキルが、こんなとこに…」
高 任:「親に仕送りしてもらった授業料でゲーム買った人間には言われたくないです、吉井さん」
吉 井:「既に時効だねえ…(笑)」
ラオウ:「……」
吉 井:「ラオウさんの視線が痛いよ、高任君」
高 任:「やつにはわからない、男のロマンですよ、これは」
吉 井:「うん、そうだね(笑)」
ラオウ:「君達の言う男のロマンは、家庭を、ひいては国を崩壊させる類のまがい物ではないでしょうか…」
 
 
高 任:「そういや、この前知人に『ときメモ』の長編書いてよ……などと言われたんですが」
ラオウ:「だから何故、時代に逆行する?(笑)」
吉 井:「今更(笑)」
高 任:「つーか……どうあがいても、あのゲームの設定って、主人公が詩織の後を追いかけて……って話じゃないですか」
ラオウ:「まあ、そうだね」
高 任:「あの部分に決着をつけない限り、他のキャラの話は書きづらいというか……正直、如月さんの誕生日…は最近書いてないけど、ああいうの書きながらも、『違うよな、これは主人公の動機が不自然だよ』などと首をかしげながら書く羽目になって、どうしても、こう、筆が自由に伸びないというか」
吉 井:「原作レ〇プ常習者の高任君にしては意外だ」
ラオウ:「いや、基本的に高任さんは人物の動機に重きを置く人ですからね……詩織を追いかけて高校に入学したのに、よその女に色目使う……って部分に、引っかかりを覚えるのは想像に難くないですよ」
高 任:「つーか、そこに決着がつかない限り、長編は書けないというか、詩織の話になって……昔、HP開設した頃、リクエストされて書いた話みたいにならざるを得ないというか」
吉 井:「詩織に、『二度と近づくな』と言われるとか(笑)」
高 任:「そこを乗り越える(笑)」
ラオウ:「スポ根好きは、融通が利かない(笑)」
吉 井:「詩織を追いかけて…の設定を無視するとか」
高 任:「詩織を追いかけて……の部分は、主人公のパーソナリティにおける重要部分でしょう。それを無視するって事は、そもそも主人公の人間というか人格が完全に消えてなくなることを意味しますから」
ラオウ:「まあ、高校に入ってから何をやっても良いというゲームの主人公ですからね。そのために出来る限り人間性を排除したわけですから、それを無視すると…」
高 任:「というか、『ときメモ』が『ときメモ』である重要部分に属すると思うんですよ。たとえば、主人公が高校二年になったとき、かつての幼なじみの詩織が、再びお隣の家に戻ってきた……とかやると、もうそれ『ときメモ』じゃねえじゃん!?って話になりますよね」
吉 井:「まあ…確かに(笑)」
高 任:「明るく快活な美樹原さんとか、それだけでいろんなモノが崩壊しますし……紐緒さんが、主人公の怪我を優しく治療する…なんてのも違うでしょう、せいぜい、主人公の怪我を不器用な手つきで治療しながら『人間の怪我は、放っておけば治る…とは理解しているはずなのに、何故こんな無駄なことをしているのかしら』などと呟かせるのが精一杯でしょう」
ラオウ:「その紐緒さんは、ちょっと読んでみたい気がする(笑)」
高 任:「前も言いましたが、壊しちゃいけないモノを破壊して書くパロディは、パロディじゃないですよ」
吉 井:「……高任君が書くモノを読んでると、そのあたりの基準が今ひとつ理解不能というか(笑)」
高 任:「俺の書くパロディは、ほぼ例外なく原作に忠実ですよ?(笑)」
ラオウ:「……」
吉 井:「……」
高 任:「何故黙るか、二人とも」
ラオウ:「いや、ボクは大人だから(笑)」
吉 井:「同じく」
 
 
吉 井:「というか、新しいゲームで書きたいやつとかないの?」
高 任:「新しくもないですがエロゲーで3つほどありますな」
吉 井:「18禁はダメの方向で」
高 任:「まあ、18禁ゲームで、18禁行為を抜きにして書ける話ってのは、ものすごく限られてくるんですが」
ラオウ:「ヴァルキリアとかは?」
高 任:「クレメンティアとヴァレリーっ!…じゃなくて、ゲームはともかく、設定そのものを否定する方向になりそう……というか、アレを書くならやり込まないとダメでしょう」
ラオウ:「なるほど」
吉 井:「……」
高 任:「吉井さんがものすごく優しい目で、俺を見てらっしゃる(笑)」
吉 井:「いやいや、俺は何も…」
高 任:「つーか、プレイしてないけど、アサシンは書いてみたい」
吉 井:「アサシンって、グリード?」
高 任:「イエス」
ラオウ:「骨太な世界観を構築したいなら、クレイトスさんでいいのでは?(笑)」
高 任:「あれは、ギリシャ神話が面倒だ(笑)」
吉 井:「無視すればいいじゃない(笑)」
高 任:「吉井さん、背景を理解した上で無視するのと、理解せずに書くのは雲泥の差があります」
吉 井:「それはそうだけど」
高 任:「そういや、クリ〇ナルはどーなんですか?」
吉 井:「あれは、手を出そうとは思えなかった」
ラオウ:「買ってはいないが、基本エロゲーシステムだよな……(笑)」
高 任:「そういう意味では……最近のコンシューマーのゲームって、やらなくてもどういうゲームか想像できるのがほとんどです」
ラオウ:「市場規模縮小傾向だからな……メーカーの規模が大きくなればなるほど、冒険は出来なくなるよ」
吉 井:「シリーズものか、別メディアのゲームか、既存モノの改訂版…のオンパレードですか」
高 任:「いや、『チョコキス』や『蒼天の白き神の座』の2が出るって言うなら俺は無条件で買うけど(笑)」
吉 井:「『蒼天』はともかく、『チョコキス』はクソになる可能性高いでしょう」
ラオウ:「……クソも何も、世間的にはそもそも初代が」
高 任:「なんか言ったか?」
ラオウ:「なんか聞こえた?」
高 任:「まあ『ゲームがつまらなくなったんじゃない。ゲームをつまらなくなったと感じる方が変わっただけだ』という言葉を、我らの希望として…」
ラオウ:「いや、ゲームがつまらなくなったなんて事はないよ。つまらないと思えるゲームが増えたってだけで(笑)」
吉 井:「リンコは元気ですか、ラオウさん」
ラオウ:「ええ、元気ですよ(笑)」
高 任:「知人が、『アレさえなければ、今頃はドリクラが天下を取ってたんだ』と嘆いてました」
ラオウ:「ああ、歴史にはそういう『もしも』が転がってますね」
吉 井:「相変わらずというか、オンラインのでの指名は眼鏡娘が下位を低迷してるそうです」
高 任:「まあ、一応はアイマスがそっちではアレって事ですか」
吉 井:「アイマスの眼鏡娘、2では攻略対象外になったそうです」
高 任:「ほう、それで新しい眼鏡娘が…」
吉 井:「でてこないよ」
高 任:「……は?」
吉 井:「あれ、そのあたりも理解した上で眼鏡娘戦線の厳しさを訴えてたんじゃないの?」
高 任:「律子は、ロー〇ンの名誉店長様なんですが」
ラオウ:「なにそれ?」
高 任:「いや、律子は〇ーソンの名誉店長なんよ、ロー〇ン行ってみ」
ラオウ:「いや、そうじゃなくて、話の脈絡というか…」
高 任:「いや、店長の受けた恥は社員の受けた恥ということで、社員および全国8000店舗(ぐらい?)で働くバイトの人間が一致団結すれば、そのぐらいの苦境は軽く乗り越えられるかと」
吉 井:「別のキャラ攻略してたりして(笑)」
高 任:「まあ、ロー〇ンもコンビニに変わりはないから、1店舗あたり、平均20名以上のバイトが在籍してるとして、その半分がアイマスユーザーとなれば、8万人のマンパワープラス、元々の律子ユーザーを加えて…」
ラオウ:「そこ、むなしい計算はやめなさい(笑)」
高 任:「人生の半分は、むなしさという成分から出来てます」
ラオウ:「半分ですむならそれは恵まれてるな」
高 任:「俺もそう思う」
 
 ぐだぐだですね。
 では、また来年。(笑)

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