いつもの雑談。
 
高 任:「何やら、今年の花粉は過去最強らしいですが…」
ラオウ:「……花粉のない世界にいきたい」
吉 井:「水の底ですか(笑)」
高 任:「やはり、そこは『私は誰の挑戦でも受ける』とか強がってみるもんでは?」
ラオウ:「強がっても無駄……奴らは音もなくどんな場所にでも忍び寄ってくるからな(大爆笑)」
吉 井:「な、なかなかいい表現ですね(笑)」
ラオウ:「まあ、じたばたしても始まらないと言うか……結局、対症療法はあっても根治療法はないしね」
高 任:「放火とか(大爆笑)」
ラオウ:「いや、今はまだ花粉飛んでないから笑えるけどさ、実際に花粉が飛び始めるとそれは洒落にならないよ(笑)」
吉 井:「燃やしたくなりますか?」
ラオウ:「いや、マジで誰かがポンと肩を叩いて『燃やしてオッケー』言ってくれたら、3人に1人は燃やすと思うよ(爆笑)
高 任:「……燃やしたら逮捕されるとわかっていても」
ラオウ:「俺はやらんぞ(笑)」
吉 井:「なんか、杉花粉のエキスを皮下注射するとかはどうなんですか?」
ラオウ:「んー、あれは免疫療法の一種でしてね……早い話、免疫反応が過剰に引き起こされるのが花粉症なんですが、結局花粉に身体を慣らしてしまおうというか」
高 任:「……あれ?」
ラオウ:「何よ?」
高 任:「……って事は、それって杉花粉が飛んでる時期は治療を中断しなきゃいけないのでわ?下手すりゃ、ショック反応とか起きるよね」
ラオウ:「そーだよ。花粉の飛散が終了する時期から、最初は週に一回のペースで皮下注射を繰り返し、濃度をあげ間隔を開けつつ2年以上続けなきゃいけないらしいね」
吉 井:「……それはつらそうですね」
高 任:「ちょっと不謹慎かも知れないけど、それを利用した殺人事件つーか、推理小説とか出てきませんかね?」
ラオウ:「……トリックとして可能かどうかはともかく、それは読者から反感をかう内容になる気がするぞ」
高 任:「んー、『花粉症殺人事件』とかいうタイトルを付けたらそれなりに人目はひくような気がするんですが」
吉 井:「花粉症でイライラした挙げ句、人を殺すだけとか(爆笑)」
ラオウ:「(微笑みながら)……2人とも良かったね、今は花粉が飛んでなくて」
高 任:「ごめんなさい、僕が悪かったです」
吉 井:「ところで……その免疫療法とやらの有効性はどのぐらいなんですか?」
ラオウ:「今のところ、8割程度とか聞いたことがあるが……個人的には、やっぱり巨神兵に向かって『焼き払えっ!』と命令したいね。全体的かつ即効性が高いし(笑)」
吉 井:「確かに、これ以上ないくらい完璧な対処方法ですが」
高 任:「材木がどうとかいう意味じゃなくて、かなり難しいだろうね……花粉症産業ってのが出来ちゃったから、全ての花粉症患者を完全に治療する方法が見つかったとしても、それが実行されるかどうかは怪しいモンだ」
ラオウ:「まあ、資本主義のルールだからなあ…(笑)」
吉 井:「いきなりブラックな事言ってますね」
 
 
ラオウ:「さて、某ナカムラについて語っていいですか?(大爆笑)」
高 任:「去年の……2月に散々語ったからもういいでしょう」
吉 井:「あれは洒落になってなかったですよ」
ラオウ:「いや別に、洒落で言ったつもりは(笑)」
吉 井:「しかし、結局某ナカムラって文句たらたらなのに示談に応じたんですよね?」
ラオウ:「裁判所による和解斡旋のケースは、それを蹴って裁判を続行すると示談よりも金額が低くなる判決がでるのがほとんどなんですよ……だからでしょ」
吉 井:「なんか、金額が問題じゃないとか言ってた気がしますが」
高 任:「吉井さん、そんなの誰も信じてませんって(爆笑)」
ラオウ:「……某ナカムラ自身は裁判を続行したがったようだけど、金額が下がれば下がるほど報酬が減ってしまう弁護士が無理矢理某ナカムラをねじ伏せたという噂もありますが(爆笑)」
高 任:「え、ねじ伏せたって?」
ラオウ:「裁判続けるなら1人でやれ……と言ったかどうかはともかく、弁護士がいなくなると某ナカムラの主張がただの嘘っぱち…(以下略)」
吉 井:「ラオウさん、ストップストップ(笑)」
ラオウ:「まあ、いいんですけどね……つまるところ、俺は某ナカムラは見苦しい嘘つきだから嫌いだというだけなんで(笑)」
高 任:「じゃあ、『何故裁判を起こしたんですか?』って尋ねられたら、ワシは金が欲しいんじゃあ……と、答えたら応援するか?(爆笑)」
ラオウ:「裁判の意義以前に、かなり応援してしまうと思う(笑)」
吉 井:「こう、いわゆる『おまカフェ』の主人公のような正直さが(笑)」
 
 
吉 井:「あ、そういえば『川口浩探検隊シリーズ』のDVDは?」
高 任:「いや、『漫画…』の方のプレゼントに応募しましたから(笑)」
ラオウ:「当てるつもりか、貴様」
高 任:「いやあ……俺としては、全編渡辺先生の書き下ろしで漫画化して欲しいというか(爆笑)」
吉 井:「(びっと親指を立てて)OKッ!
ラオウ:「……というか、DVDの方は売れてるんですか?」
高 任:「近所の店では見かけませんが」
吉 井:「え、俺は見かけましたよ……レプリカユニフォーム付きの奴とか」
高 任:「胸〜に、輝〜く、マークはテレ朝〜♪(笑)」
ラオウ:「文字数が合ってないぞ」
高 任:「うん、自分でも苦しいと思った(笑)」
吉 井:「DVDはいらないけど、ユニフォームは欲しい」
ラオウ:「手に入れてどうするんですか、あんなもん」
高 任:「そういや、この前小耳に挟んだんですけど……あの手のDVDの採算ラインって1万本未満ってのはマジですか?」
ラオウ:「は?」
高 任:「だから……昔のアニメも含めて色々とDVDとか出てますやん。あれって、1万本を越えるとヒットのレベルとか聞いて嘘だろ〜とか思ったんですが」
吉 井:「……案外、そんなもんじゃないのかな」
ラオウ:「漫画のコミックスでも、初回4千部でそれっきりとか言うのは結構あるし」
吉 井:「また切ないネタを(笑)」
高 任:「いや……1万本って事は、全国のそれっぽい店に均等にばらまいたとしたら、多分、置いてない店とかでますよね」
ラオウ:「ヒット商品とかいう言葉はもう少し選んで使って貰いたいと言うことか?」
吉 井:「1万本ぐらいでがたがた言うなと(笑)」
高 任:「……実際の話」
ラオウ:「なにかね?」
高 任:「チョコキス』のゲームって、どのぐらい出たんですかね(笑)
ラオウ:「正直、1万本を越えてないと思うけど(爆笑)」
吉 井:「5千本も怪しいのでは」
高 任:「しくしくしく…」
吉 井:「でも、発売日に秋葉でイベントとかやってたんでしょ……広告には金を使ってたんですかね?」
高 任:「広告なんか必要ないやん…オーラ出てたし(大爆笑)」
ラオウ:「それはキミだけ……っと…ところで」
高 任:「ところで?」
ラオウ:「『偽チョコ』間に合うのかね?」
高 任:「あっはっはっ」
ラオウ:「おお、楽勝の高笑い」
高 任:「(逆ギレ)んなわけあるかああっ!」
ラオウ:「お前が自分で言い出した締め切りだろがあっ!」
高 任:「締め切りっちゅうんは、守るためのと破るためにあるんじゃああぁッ」
ラオウ:「ワケわからんことぬかすなっ」
吉 井:「まあまあまあ…」
高 任:「正直なところ、今は31話を書いてる途中ですが……とりあえず、発売日記念SSでも書いときます」
ラオウ:「(指を折りつつ)……間に合わそうと思えば、間に合うのでは?」
高 任:「そりゃ、スキルだけで書くならな……でも違うだろ、魂を込めないといかんヤン(爆笑)」
吉 井:「魂と来ましたか(笑)」
高 任:「そう、魂です……こう、自分で言ったらなんだけど最初の10話ぐらいって行間から滲み出てるモノがないですか?(爆笑)」
ラオウ:「いや、出てる出てる、今も出てるって(笑)」
高 任:「そうかなあ……何か、15話あたりから人間関係入り組んできたせいか、こう……内容が技術よりみたいな……ちょっと魂薄れてるみたいな感じがないですか?」
吉 井:「そう…ですか?」
ラオウ:「……少なくとも、ちびっこが登場した場面はいつも気合いが入ってる(爆笑)」
吉 井:「確かに」
高 任:「まあ、油断するとちびっこのエンディングに向かって勝手に指が動き出しますからね(一同爆笑)」
ラオウ:「操られてるのかっ?お前は何かに操られてアレを書いているのかっ?(爆笑)」
高 任:「いや、心の奥底に押し込めた願望がだね……」
吉 井:「……」
高 任:「どうかしました、吉井さん?」
吉 井:「いや……それって……ちびっことのエンディングはないって事で?」
ラオウ:「(あっさりと)そりゃないでしょ」
吉 井:「(高任に視線を向ける)」
高 任:「(視線から目をそらす)」
ラオウ:「いや、確かに誰のエンディングにもいけそうな感じですけど、シナリオの構成そのものを考えると、絶対にちびっことのエンディングはありえないですよ……基本的に、高任さんは書き手としては真面目ですし」
吉 井:「締め切り破ってますが(大爆笑)」
ラオウ:「そうではなくて……つーか、敢えて全キャラ登場させてシナリオをゴロンゴロン回してるだけに、物語性をある程度犠牲にしてるでしょ……じゃあ、エンディングは必然的に(笑)」
高 任:「……しかし、ラオウさんってアレですな」
ラオウ:「アレとは?」
高 任:「いや……去年、話したときにわざわざ『安寿』と『綺羅』について聞いてきたでしょ」
ラオウ:「(笑いながら)……聞いたねえ」
高 任:「あの時点で、そこまで裏が読めるもんなの?」
吉 井:「話が見えないです」
ラオウ:「まあ……完結したら対談でもしようか。基本的に掲示板とかは肯定的な意見が多くなるし、対談というかたちで俺が聞きにくい質問とかをして高任さんがそれに答えるというのもある種のサービスになるだろうし」
高 任:「俺の知る限り、一番イヤな質問者が敵に回るのですか(笑)」
ラオウ:「まあまあ、いつも製作者をこき下ろしてるんだから、たまにはこき下ろされる立場を味わうのも良かろう(爆笑)」
 
 
ラオウ:「そういや、高任さんが昔勤めてた会社の暴露本みたいな本をちょろっと読んだんだけど…」
高 任:「ああ、あれか…」
吉 井:「あ、俺も去年……の夏でしたっけ?読みましたよ……高任君、こんなとこで働いてたのか……と、ホロリときました」
ラオウ:「あの著者が頭悪いのは読めばわかるけど……あの、頭悪すぎる文体は一体何?」
高 任:「いや、アレは多分わざとですよ……あの会社で働いていた人間にしかわからないギャグですから」
ラオウ:「え、そうなん?」
高 任:「あの会社の入社ガイドというか……社員用の説明資料って、今は知りませんけど俺らの頃は全部ああいう文体でしたから(一同大爆笑)」
吉 井:「マジですかっ?」
ラオウ:「あ、あったま悪い会社…」
高 任:「すまんな、その頭悪い会社から給料貰ってた事があって」
ラオウ:「まあ、頭が悪かろうが良かろうが、金は金だから」
高 任:「なんか10万部ほど出たみたいですけど……多分、あの本はかつてあの会社で働いていた人間および、今働いている人間に対しての呼びかけだったと思うんですよ……さっさと潰してしまえそんな会社…というメッセージ込みの(爆笑)」
吉 井:「そ、そうかなあ?」
高 任:「いや、あの会社で勤めてた経験のある人間ならわかります」
ラオウ:「そう言われると反論できんけどさ……高任さん、入社して1ヶ月やそこらでこの会社なりシステムはもうダメだって言ってたやん……けど、あの著者って気付くの遅すぎでしょ(笑)」
高 任:「いやあ、俺に言わせるとあの人は人事出身だから内容がまだ甘い……まあ、経理担当の人間なら話半分で書いても絶対に出版できないけどな(一同大爆笑)」
吉 井:「あれでまだ甘いの?」
ラオウ:「……というか、高任君が昔言ってた『決算やり直せ』って言われたっていうのは冗談だと思っていたよ(笑)」
高 任:「……真面目な話ですが」
吉 井:「なんか、聞かない方がいいような気がする」
高 任:「決算をやり直すと言うか……上に上がってきた数字をごく少数の人間がいじり倒すのはまあ、どこの会社も大なり小なりやってることで
ラオウ:「おいおい、断言するなよ(笑)」
高 任:「まあ、それなりの大きな企業なら今はほとんどが電算決算というか、毎日、毎月重ねてるデータをつき合わせて、海外レート変動調整して、本来はお終い……なんだけど、決算発表用の資料作成の時間がどうとか言うけど、結局は決算の結果を上が見て、こりゃまずいと思ったらその部分を一部の人間がちょっとした魔法を使って、その上で資料を作るんだな」
吉 井:「イヤな話になってきました」
高 任:「で、あの会社のすごいところは……いきなり上から指令が来るんです。『なんだこの決算は、もう一回やり直せ』と。もう、問答無用で(大爆笑)」
ラオウ:「素晴らしい」
高 任:「普通はね、決算をいじるなんて行為ってのはごく少数の人間限定にして秘密保持を計るモンなんですよ……だから、どの会社の経理も本社のえらいさんを除けば、自分の担当部署、しかもその一部しか本当の数字が見られないシステムになってるんです……そうすれば上でいじられても、へえ、ここで黒になってるって事はあっちの部署は随分頑張ってるなあ……などと、自分をごまかしてしまう事が可能というか(笑)」
吉 井:「なのに、思いっきり、やりなおせって指令がくるんですね(笑)」
ラオウ:「秘密保持もへったくれもないな、それ(笑)」
高 任:「それが恐ろしいことに、自分達は悪いことやってるという雰囲気がないんですよね……俺はそういう集団心理ってのに多少アレルギーありますけど、『こんな会社にいたら、ただでさえ俺はダメな人間なのにさらに腐ってしまう…』と恐くなりました」
ラオウ:「そりゃ、恐いわ(笑)」
高 任:「いやあ、決算もそうだけど監査が入ったときとか、私あの会社で大人の階段を二段とばしで駆け上がらせていただきましたわ(爆笑)」
吉 井:「イヤな大人の階段だなあ…(笑)」
高 任:「人生にはいくつもの大人の階段があるのだなあ…(笑)」
ラオウ:「台詞だけ聞けば、なかなかに良い言葉だが(笑)」
 
 
高 任:「なんかこう……やな話ばっかりしてる気がしますが、気分がスカッとするようなネタはないですか?コカコーラのコマーシャル並の笑みが自然にこぼれてしまうような(笑)」
ラオウ:「と、言われてもなあ」
吉 井:「これと言ったゲームもないし……いや、あるかも知れないけどアンテナに触れてこないし」
高 任:「日記で書いたけど『ああっ、〇神さま』ってアニメになったんですね……考えてみれば、今までアニメになってなかったのが不思議と言えば不思議ですが」
ラオウ:「……まだみてない」
高 任:「やっぱり俺は、初期の自動車部の先輩とかどかどか出てた頃が好きなんで、多分これからも見ます……っていうか、今年は特撮をみない事になりそうだから……本当にテレビはニュースぐらいしか見なくなります」
吉 井:「……今って、まだ連載続いてるんでしたっけ?」
ラオウ:「続いてますよ……ただ、今の『ア〇タヌーン』ってどの漫画が支えてるのかちょっとわかりません(爆笑)」
高 任:「『ラ〇やん』でしょう(爆笑)」
ラオウ:「そ、そーかな……確かに俺も大好きだけど、あの漫画ははたして広範囲の支持を得られてるのかなあ?(笑)」
高 任:「あ、でも……なんか妙に『おおきく〇りかぶって』の漫画をプッシュしてる雰囲気がありますよね?」
ラオウ:「あ、そういやあの漫画で聞きたかったんだけど……ストライクゾーンを九分割して投げわけるのってそんなに難しいことなのか?」
高 任:「いや……それなりのピッチャーなら大抵はできますよ…まあ、一球も失投がないってのは難しいですが」
ラオウ:「いや、漫画の中でコントロールのいいプロのピッチャーでさえ四分割がどうのこうの描いてたでしょ?」
高 任:「ああ、あれは違います……っていうか、多分作者が勘違いしてるんですよ。確かに、サインとしては大体4分割でだします……というか、ちょっと考えてもらったらわかると思いますが、速球、カーブ、スライダー、チェンジアップの四種類の球種を持つピッチャーに対して、ストライクゾーンを四分割した時のサインと九分割した時のサインの数を比較したら……」
ラオウ:「ああ、そういう事か……投げわけられないわけじゃなくて、サインの数が多くなりすぎるんだな」
高 任:「そういう事です……大体、速球なら速球でファストピッチ、それから10キロ抜いたタマとか、真っ直ぐでも種類がありますからね、球種、速さ、コース、ストライクかボールか……なんて全部サインでやろうとすると、反対にサインの数で投げるタマがばれちゃうと言うか、頭悪い奴はサイン間違えますからね(大爆笑)」
吉 井:「いや、頭悪いも何も……そういう風にやってたら、何十種類とかいうレベルじゃなくなるんだよね?」
高 任:「だから、基本的にサインはどんなややこしいところでも5×5の25種類以内に収めるんですよ…よーするに、サイン二度出しというか……基本的にコースはミットを構える位置で調節できますけど、ストライクからボールに外すとかの細かい指示は、サインで伝えるのは難しいですから」
ラオウ:「ほう…」
高 任:「まあ、大抵の高校は球種とコースの二度出しサインですね……こう言ったらなんですが、それだとピッチャーは本当に投げるだけですね。駆け引きもへったくれもない(大爆笑)」
吉 井:「あれ……でも、こう、ストライクゾーンを9分割した的に当てていく番組とかあったよね?じゃあ、なんでアレはみんな失敗するの?」
高 任:「そりゃ、100万だか200万の金がかかったプレッシャーに慣れてる人間はあまりいないだろうし(笑)」
ラオウ:「に、しても……プロの選手が失敗するのはお粗末なのでは?」
高 任:「いつもと違うリズムというより……アレは、練習をやり込んでる人間ほど罠にひっかかりやすいですから」
吉 井:「……罠というと?」
高 任:「いや、普通ピッチャーってキャッチャーの構えた所に投げる練習してますから、もう、どこぞのコマーシャルじゃないけど毎日毎日、毎日毎日(笑)」
ラオウ:「……と言うと?」
高 任:「だから、あの的ってホームベースの前面の位置にあるんです。でも、いつも練習してるキャッチャーのミットは、そこから1メートル以上後方に位置してるわけで……その1メートルは、ボールのの自然落下が一番大きいとこでしょ」
ラオウ:「(ポンと手を打って)おお、なるほど」
高 任:「だから、己の肉体に刻み込んだ習練を活かそうとするなら、本当はあの的を狙うんじゃなくて、的の向こうにあるキャッチャーミットを想定して狙わなきゃいけないんです……と言っても、それを理解しても的があったら狙っちゃうだろうし、ボールの軌道補正なんか普通はできないし……コントロールが良くて、練習してればしてるほどアレは失敗してしまう可能性が高いというか(笑)」
吉 井:「なるほど……罠に気付いたとしても、どうにもならない部分が大きすぎると」
高 任:「俺も最初は、『なんであんな簡単なの失敗するんだ、恥さらしが』とか思ったんですけどね……アレを考えた奴は、相当頭がいいですね。人間の錯覚というか、そういうのを熟知した上で罠を仕掛けてます……まあ、ポンポンと賞金とられたら困りますから当然ですけど(笑)」
ラオウ:「うお…侮れんなあ(笑)」
高 任:「ただ、野球経験者としてはつらかったですね……あの番組のせいで、『なんだ、野球なんて大したことないヤン』とか、かなりの人間に思われたでしょうし」
吉 井:「ごめん高任君、俺めちゃめちゃそう思った(笑)」
高 任:「結局、下手に習練をつんでない素人の方が分がいいというか、それと同レベルでしかないと認識されるのは、経験者にとってちょっと屈辱というか……」
ラオウ:「なるほど……」
 
 
ラオウ:「……で、これから瀕死連合のHPではなんか予定はあるんですか?」
吉 井:「予定も何も、去年は高任君が1人つっ走ってましたから(爆笑)」
高 任:「今年は色々書きますってば……多分(笑)」
ラオウ:「つーか、新しいネタはないの?考えてみたら、『チョコキス』ってもう3年前のゲームやん(笑)」
高 任:「いや、盗んだバイクで走り出すように、時の流れに逆行というか、逆送するのもいとおかし(笑)」
吉 井:「つーか、ギャルゲー出ませんし……ほとんどがパソゲー移植の、なんちゃってギャルゲーでしょ(笑)」
ラオウ:「東鳩2が、ジャンルでは久々に10万本を越えたとか言ってたような…」
高 任:「強いて言えば、『北へ。』でちょっと書いてみたい話があるんですけどね……北海道の資料集めてないし、時間もないし、資料集めたら実際に行かないとダメだとか思っちゃうかも知れないし(大爆笑)」
ラオウ:「いや、書いてる途中の話をどうにかせいよ(笑)」
高 任:「〜流れる雲のように〜♪(爆笑)」
吉 井:「流れすぎ(笑)」
高 任:「いやね、雲のジュウザがユリアのために心動かしたようにね、流れ続ける俺の心をがっちりとキャッチアンドリリースする作品なりキャラが出てきたら……」
ラオウ:「リリースしたらアカンだろ(笑)」
高 任:「……いっそのこと、すげえ昔の作品とかで書きますか?パソゲーならドスのゲームとか(爆笑)」
吉 井:「それはわからない人が多すぎるよ(笑)」
ラオウ:「チョコキスも似たようなもんでしょ(笑)」
高 任:「偽チョコに関しては、一応ゲーム知らない人間にも楽しめるように書いてるつもりなんですが…」
ラオウ:「まあ、それは認めるが」
高 任:「……俺も歳ですかね、昔のゲームの方が面白かったなどと思ってしまうのは」
ラオウ:「高任さん、それは昔の面白かったゲームばかり覚えているからだよ……こう、壁に叩きつけたり、パソコンの電源を叩ききったりしたゲームもまた雲霞のようにあったはず(大爆笑)」
高 任:「ふむ、全ての人間が、時間という医師と2人3脚で旅をしているんだねえ…」
吉 井:「昔のゲーム……じゃあ、ヒロインドリームで(笑)」
高 任:「いや、花屋でバイトを始めたヒロインが作った花束と知らずに占い師さんが買ってヒロインにプレゼントする……それを受け取ったヒロインが占い師の正体に気付くとか言うベタベタな話でも?」
吉 井:「OKっ!(笑)」
ラオウ:「いや、帰ってきて2人とも…」
高 任:「流れる雲に帰る場所はないのです(爆笑)」
吉 井:「流れてるのは話題ですが(笑)」
高 任:「あーでも、メモリーズリフレインとかKISSとか書いてみたいかも」
ラオウ:「絶対覚えてる奴いない…まあ、いても数人レベル」
高 任:「……誰も覚えてないって事は好き勝手に出来るって事か」
吉 井:「今でも十分に好き勝手やってると思うけど(笑)」
高 任:「……というか、昔、ラオウさんとリレー小説書こうか……みたいな企画もあったんですが」
吉 井:「聞いてないよ(笑)」
ラオウ:「高任さんと俺だと、リレーせずに断線しますからね(爆笑)」
高 任:「というか、最後は必ず『なんですってーっ!?』の台詞で終わる…ってな無茶な条件を、各話毎に出してくれないと書き手としても面白くないもんね、あれ」
ラオウ:「つーか、締め切り2週間とかで次々に書かないと読み手の方がツライって」
吉 井:「……素直に、ゲーム対談をちゃんとやるのが一番では(笑)」
高 任:「いやだからネタになりそうなゲームが最近はめっきり少なくなって…」
ラオウ:「当たり前のゲームを、当たり前に批評したところで、そんなもん当人の自慰行為以上の存在価値は無いでしょ」
高 任:「ラオウさんラオウさん、今結構な人間を敵にまわしましたよ、多分(笑)」
ラオウ:「別に、何かを表現するって事が当人にとってのある種のセラピーになることはあるからね、そのものを否定してるわけじゃないよ……ただ、他人にとっては意味がないと」
吉 井:「なるほど…」
高 任:「文章のみのHPは難しいですなあ…」
吉 井:「そういえば、20万ヒット目前だよ」
高 任:「に、20万ですか……今はアレですか、結局月に5千ぐらいで?」
吉 井:「……最近は結構動いてるような?」
ラオウ:「か、管理者としてその発言はどうかと(笑)」
高 任:「じゃあ、1日に200ヒットとして……そのうち1人で2つも3つも回してるとして、とりあえず1日に100人ぐらいは来てるわけですか」
ラオウ:「まあ、そんなもんだろ…」
高 任:「そうか、1日に100人が偽チョコを読みに」
ラオウ:「それは違う(爆笑)」
吉 井:「まあ、とにかく、偽チョコはさくさくと完結させると言うことで」
高 任:「後は外伝と、偽チョコのパロディと…(笑)」
ラオウ:「……この男」

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