雑談です。
ちょっとディープ風味。(笑)
高 任:「阪神が優勝して、夏も終わったねえ…」
吉 井:「そんなことで季節の移り変わりを感じてどうします(笑)」
高 任:「え…だって、来年からまた長い冬が始まるし(一同大爆笑)」
吉 井:「年単位の季節のことでしたか…(笑)」
ラオウ:「連覇するとかいう考えは、これぽっちも無いわけね」
吉 井:「というか、常勝チームだったら阪神ファンって減ると思います(爆笑)」
高 任:「優勝目前にして連敗しまくったでしょう?あのあたり、やはり阪神は阪神かなどと思ってしまうわけですよ(笑)」
ラオウ:「いや、あれは観客動員および本拠地での胴上げのための焦らし作戦だろう(笑)」
高 任:「そういや夏頃から、阪神に便乗したグッズが一杯でましたなあ……スポーツドリンクとかスナック菓子とか」
ラオウ:「冷静に考えると、毎年どこかしらの球団が優勝してるんだけどね(笑)」
高 任:「ま、どうでもいいですが……俺の場合、知人に阪神ファンが多いんで、そういう意味では良かったなと思うぐらいで」
吉 井:「誰か、道頓堀に飛び込んだりとか?」
高 任:「基本的に、そういう奴とは縁を切って生きてきましたので……つーか、日記でもちょろっと書いたんで話題かぶっちゃうんですけど、あの夜に約5300人ぐらい飛び込んだらしいですぜ(一同大爆笑)」
吉 井:「5300人かあ……18年前はせいぜい数十人だったのにね(笑)」
ラオウ:「それって、一人一人数えてた人が居たのかな?カウンターとか持って、カチカチと(笑)」
吉 井:「いたんじゃないですかね……なんせ、飛び込みを見ようとしてなのか、道頓堀の窓際座席は8月末から予約で一杯だったらしいですから(笑)」
高 任:「まあ……その2日後だかに、1人死んでますけどね」
吉 井:「そうですよね」
ラオウ:「え、初耳…」
高 任:「なんか、酔っぱらってたのか仲間(?)と一緒に……で、1人だけそのまま浮かんでこなかったらしくて」
吉 井:「あれって本当に仲間だったのかな?なんか、『突き落とされた』とかいう目撃証言があったらしくって、事件の可能性があるとかニュースで言ってたような」
ラオウ:「そういや、俺道頓堀って良く知らないんだけど水深って……」
高 任:「浅いよ……つーか、俺も5年ほど見てないからなんとも言えんけど、日中なら川底のヘドロが見えるし、精々2、3メートルとちゃうかな?」
ラオウ:「うわ、危ね(笑)」
吉 井:「んー、7月に阪神の優勝が濃厚になって川底をさらった……ってな話は聞いたことあるけど?」
高 任:「あ、そーなんですか……俺は知人から、優勝目前になって川から岸にのぼることができるように簡易梯子を十数台設置したとは聞いたんですが」
ラオウ:「ああ、いくら禁止しても飛び込む奴はいると割り切ったんだな……って、そこって梯子がないと?」
高 任:「んー、特殊技能がないと厳しいと思うよ(笑)」
吉 井:「冷静に考えると、水質とか匂いがどうのこうの言う前にめちゃめちゃ危険です……だから『やるな』って言われてるのに」
ラオウ:「……疑問に思ったんだけど、何で阪神が優勝して道頓堀のあたりに人が集まるわけ?」
吉 井:「それはこっちが聞きたいです。本拠地で言うなら、尼崎商店街だと思うんですけどね(笑)」
高 任:「いや、今でこそ収まってますが、『阪神は大阪のチームだ』『阪神は尼崎のチームだ』ってんで、ファン同士の確執から傷害事件とか多発してた時期がありまして」
ラオウ:「ほう」
高 任:「年輩の方に始まる、『阪神ファンは乱暴だ、荒っぽい…』とかいう認識はその頃に育まれたワケなんで、そういう発言は控えましょう(笑)」
吉 井:「ボクは時々高任君が同年代の人間とは信じられないことがあるよ(大爆笑)」
高 任:「まあ個人的には、本来道頓堀は近鉄とか南海ファンのたまり場と思うんだけど」
ラオウ:「先生、南海はとっくの昔に…」
高 任:「俺の心の中にはまだあの緑のユニホームが生きているんだよ(爆笑)」
吉 井:「確か、阪急と一緒の時期に身売りしたんですよね」
高 任:「阪急もね……あのリリーフカーがボールを半分に切ったデザインでね、『阪急』と『半球』をかけた心憎いジョークだったんですが」
ラオウ:「野球には興味ない俺はもちろん、誰もついてこれないと思うぞ」
吉 井:「まったくです……」
高 任:「まあ、野球の話なんかしても仕方ないんでアレですが……ところで、ラオウさん」
ラオウ:「何?」
高 任:「夏が終わったわけですが、この部屋で預かってるラオウさんの荷物は一体どうすればいいんでしょうか?(爆笑)」
吉 井:「まさか、まだ引っ越しの荷物が片づいてないとか?」
ラオウ:「いや、何かもう面倒で(大爆笑)」
高 任:「ダメすぎる…」
ラオウ:「パソコンなんて周辺機器関連まだ全部接続してないし(笑)」
吉 井:「……引っ越したの4月の頭でしたよね」
ラオウ:「いや、別に誰に迷惑をかけているわけでも…」
高 任:「……」
ラオウ:「(高任から目を逸らしつつ)……誰に迷惑をかけているわけでもないし(笑)」
高 任:「いきなり、段ボールの中のシスプリ時計が稼働して『にいや…起きて』なんて連発し始めたら楽しいだろうな(一同大爆笑)」
ラオウ:「いや、高任さんも一緒に荷造りしたからわかってるだろうけど、ちゃんとナンバー振って目録作ってるし、どの段ボールにどの荷物が入ってるかは把握してるワケよ」
吉 井:「そういうとこ、几帳面なんですね」
ラオウ:「つまり……大きく分類すると、あれはあれで片づいているといえなくも(笑)」
吉 井:「……それは片づいてないと」
高 任:「吉井さん、誤解しないで欲しいんですが……今の部屋がどういう状況かは知らないけど、ラオウさんの部屋って、ゴミが散乱してたりはしないですからね。俺の部屋なんかよりきちんと部屋の中は掃除されて、ゴミなんかもきちんと分類されて……それなのに、ただ足の踏み場がないだけで(爆笑)」
ラオウ:「埃と湿気はパソコンと本の大敵だから(笑)」
高 任:「まあ……毎日生活する分には、そんなに荷物なんて必要ないけど」
ラオウ:「そういうこと」
高 任:「しかし……なんですなあ」
吉 井:「どうかしたの?」
高 任:「いや、最近ゲームをする本数がめっきり減りまして……人としてこんな事ではイカンなと思うんですが」
ラオウ:「……まあ、俺がツッコムまでもないからやめときます(爆笑)」
高 任:「と言うわけで対談のネタがないです(笑)」
ラオウ:「何を藪から棒に(笑)」
吉 井:「別に今更始まったことでも(笑)」
高 任:「と言うか……最近コンシューマー単独ギャルゲーは衰退ジャンルなんですか」
ラオウ:「それ、ちと語弊があると思うぞ」
吉 井:「まあ、ゲーム自体がでませんからね……えろゲのへなちょこ移植版は見かけますけど」
高 任:「個人的にはね、パソの恋愛系えろゲをコンシューマーに移植するのは反対なんですわ……まったく次から次へと、けしからん」
ラオウ:「けしからんって、何様だお前(笑)」
吉 井:「なんか、高任君のそういう敵を作りそうな発言を久しぶりに聞いた気がするなあ(笑)」
高 任:「ストーリーからエロを除く……それに伴ってシナリオとかばっきばっきに書き換えるならともかく、その部分だけ書き換え移植……なんてのは、結局エッチシーンが本来のシナリオに何の貢献もしてないと作り手側が思ってる事だろ?」
ラオウ:「パソゲの場合、18禁かそうでないかで売り上げには貢献するけどな(爆笑)」
高 任:「いや、心の底までずしりと響く本音トークはいいから…」
吉 井:「そうでないゲームもあるけど、とりあえずエッチシーン入れちゃえ……ってな、なんちゃって18禁ゲームなんぞ珍しくもなんでもないでしょう(爆笑)」
高 任:「なんちゃって18禁から、えっちを取り除いてなんちゃってギャルゲーですか(笑)」
ラオウ:「そういうこと言ってると、また友人無くすんじゃないの(笑)」
高 任:「別にえろを否定してるわけじゃないんだけどね。恋愛系を謳うなら、えろというかえっちは意味がなけりゃいけないわけで。そのシーンがカットされるなら、シナリオからカットされた意味を補填するためにシナリオ全体を書き直しは当然ではないかと」
ラオウ:「えっちはゲームを売るため(大爆笑)」
高 任:「アンタって人は…(笑)」
ラオウ:「で、移植版は開発に投資した資金回収のためというか小銭稼ぎだろ。早い話、ユーザーがなめられてるわけだが、ただのわかりやすい経済行為やんけ」
高 任:「作り手の良心はどこにいった?」
ラオウ:「良心のあるメーカは、体力がないと潰れるって……そういう綺麗事は、あくまで余裕があって初めてできること……ってな事をお前に説明しても仕方ないな。高任さんは骨身にしみて良くわかってるだろうし(笑)」
吉 井:「……というか、移植版って売れてるんですか?」
高 任:「さあ?俺はシナリオを含めて作り直し……って事じゃないと、買う気がしないから」
吉 井:「……エンジン、PS、サターン、スーファミのときメモを持ってたりする俺って一体?(一同大爆笑)」
高 任:「ただのときメモファン(笑)」
ラオウ:「韓国だか、中国だかの移植版も持ってるとか言ってませんでした?(笑)」
吉 井:「全然読めないので、如月さんを登場させてそこでやめたっすわ(笑)」
高 任:「……何やらこれまでの会話が否定されそうな雰囲気なんで、話題を変えましょう(笑)」
ラオウ:「都合が悪くなったからって逃げるのは、どこかの政治家みたいだが」
高 任:「政治家は公僕だから自分の発言から逃げたら問題になるけど、俺が今逃げても基本的には何の問題にもならんな。問題の根っこを無視して、一般的問題として採り上げるのはやめていただきたい(爆笑)」
ラオウ:「はっはっは、さらりと切り返してくるあたりさすが口が上手いねえ」
高 任:「ラオウさんには負けますわ」
吉 井:「(困っている)……え、えーと、夏を過ぎるとパソゲはともかくコンシューマーはしばらくゲームの発売本数が減少しますからね……ネタのなさは加速こそすれ(笑)」
ラオウ:「まあ、毎年この時期になると雑談でお茶濁してるしな、じゃぶじゃぶと(爆笑)」
吉 井:「雑談があると、『ああ、ネタがないんだな…』と行間を読んでくれてるんでしょうね、きっと(笑)」
高 任:「いっそのこと、昔のゲームオンリーとか、我々が隠れた名作と信じる座右のゲームを題材にするとかいう風に開き直ったら……」
ラオウ:「どうせ貴様の座右のゲームは『好き!』だろ?」
高 任:「当たり前です、あれは世間の評価が低すぎる……っつーか、メーカ潰れたからもう絶対に移植されねーっ!(爆笑)」
ラオウ:「……ちなみに、吉井さんは?」
吉 井:「(力強く)ヒロインドリーム!」
ラオウ:「……」
高 任:「どーしましたラオウさん?頭痛でもするんですか?」
吉 井:「じゃあ、ラオウさんは?」
ラオウ:「カスタムメイト3かな?ギャルゲーとえろゲー含めて、アレを越える作品にはお目にかかってないよ」
高 任:「……」
吉 井:「……」
ラオウ:「どーしました?」
高 任:「いや、別に…」
ちょっと脱線。
この瞬間の3人の表情を上手く文章で表現できない自分がちょっと悔しいですが、簡単にいうと『こいつらダメだ…』ってな感じでした。(笑)
いや、確かにそれぞれ良いゲームとは思いますが。
高 任:「夏と言えば、悪代官2は対談ネタを見込んでたから誤算でした……パワーアップキットというか、バージョン1.3みたいなゲームで対談しても仕方ないですからね(笑)」
ラオウ:「いや、プレイしてないからなんとも言えないんだけど(笑)」
吉 井:「同じく」
高 任:「まあ、俺も発売直後にちょっとした知り合いの所でプレイしただけですが」
ラオウ:「よくそれで偉そうな口を(笑)」
高 任:「……まあ、主人公が違ってたりするのはともかく、敵キャラ西郷隆盛とか、江戸時代からちょっとデッドボール気味で、やっぱりバカゲーオーラは健在なんですが(爆笑)」
ラオウ:「どうせなら時代を遡って、押し寄せる数万のモンゴル兵に敢然と立ち向かう悪代官なんてのは?(笑)」
吉 井:「よりによって、元寇ですか(笑)」
高 任:「……台風が、実は悪代官の仕掛けた大がかりなトラップだったとか(大爆笑)」
ラオウ:「それいいな。一発書いてみん?(笑)」
高 任:「他人事と思って(笑)」
吉 井:「というか、なんでわざわざ台風の時期に仕掛けてきたんだか」
高 任:「潮の流れというか、風向きが安定してる時期だからでしょう。ほら、『蒼天の白き神の座』の登山時期とかもそうでしょう?モンスーンアジアの宿命ですな」
吉 井:「たしかに(笑)」
高 任:「ちなみに、ペリーは1853,1854の来日に関しては香港、沖縄航路から日本にやってきたからね……香港、上海、沖縄、小笠原?の順番だったか?」
吉 井:「え、そうなの?なんか、太平洋を越えてやってきたような印象があるけど」
ラオウ:「……調べたの?」
高 任:「間宮林蔵程じゃないけど多少は……っていうか、何も調べずに書くほど度胸座ってねえです。なにげに、悪代官のSSって下調べに時間かかってますってば(爆笑)」
ラオウ:「その下調べした事が、ほとんど役にたってないと言うところが心の琴線に触れるな(笑)」
高 任:「まあ、10の内容を書こうとしたら1000の調べモノをしなけりゃいけないってのは常識ですし」
吉 井:「それ以前に、悪代官とか正義の味方とか全く関係ないですが(笑)」
高 任:「じゃあ、西郷隆盛が正義の味方ですか?(一同大爆笑)」
ラオウ:「それ言ったら、大岡越前なんかも大きく出世してるから、幕府にとっての能吏であったわけで、時代劇で語られるような庶民の味方だったかというと怪しいよね(笑)」
吉 井:「またラオウさんはそんな洒落になってない事を…」
ラオウ:「そういや高任さん、この前掲示板で『ど、どの話のことですか?』とか思いっきりとぼけてなかったか?」
高 任:「いや、アレはマジボケです。つーか、俺ホームページなんて掲示板しか見に行かない事がほとんどだから、いつ何が更新されたかなんて知りませんもん(笑)」
ラオウ:「いや、あのボケは親しい相手ならともかくちと失礼だろう……わざわざ『悪代官』ですって返事があったからちゃんと説明してきなさい」
高 任:「うー、では明日にでも(笑)」
吉 井:「明日って…フットワーク軽いね(笑)」
ラオウ:「それはさておき、あれってアレでラスト?」
吉 井:「唯一の悪代官SSサイトとして、書き続ける使命があるんじゃない?(爆笑)」
高 任:「んー、元々エジプトから日本に帰るルートでもう一イベントあっただろうと思って、間宮林蔵のネタというか、それの序章として世界観を多少なりとも伝えるためにプロローグを書いたわけなんだわ。だもんで、一発ネタという気持ちがあったから、続きモノとしての対応ができてないというか」
ラオウ:「……と言うことは、最初から構想練り直せば続き物でもオッケーって事ちゃうの?(笑)」
高 任:「そりゃできない事はないでしょうけど根本的にネタがねえですって……結局は正義の味方とか関係無しに、歴史上の人物が次から次へと悪代官を倒しにやってくるだけに(爆笑)」
ラオウ:「別にそれでええんとちゃうの?なんせ、本家のゲームでツタン仮面とか出てるしな、基本的に何でもアリだろ(笑)」
吉 井:「まあ、元々あのゲームは、ムービーを楽しむゲームでしょう……と言っても、楽しめる人間は結構限られてるような(笑)」
高 任:「つーか、資料を漁る時間がねえですよ……最近図書館にも行ってないし(笑)」
ラオウ:「資料を漁る時間がないなら、マジでネット環境整えたら?はっきり言って、調べモノとかめっちゃ楽だと思うけど」
高 任:「んじゃ、ネットで『間宮林蔵』とかで検索かけたらどういう生い立ちで、樺太探索行ルートやそういうのがきちっと羅列されて出てくんのか?」
ラオウ:「多分出てくるぞ」
後日確かめてみたら、マジで出てきた……けど、資料としては眉唾物。
高 任:「え、マジで?」
ラオウ:「お前、ネットの情報量なめてるだろ」
高 任:「じゃあ、『チョコキス♪』で検索かけたら10万件ぐらいヒットするデスか?」
ラオウ:「いや、それはない(一同大爆笑)」
高 任:「ラオウさんの嘘つきーっ!(笑)」
ラオウ:「ヒット数と情報量は単純に比較できるモンじゃないんだけどね…」
吉 井:「夏コミレポート読んで大体のことは想像ついたんですが、『チョコキス♪』は無かったんですか?」
高 任:「えーと、俺が見落としてたという事にしといてくれません?最近というか、あれ以来ちょいと心が荒んでるんで(笑)」
ラオウ:「現実から目を背けるのは良くないと思う」
高 任:「と言うわけで、冬コミは多分『チョコキス♪』で申し込みましたから(笑)」
ラオウ:「多分ってなんだあっ、多分って!(爆笑)」
高 任:「いや、思いっきり風邪ひいて熱だしてたから良く覚えてないというか……いつもなら申込書のコピー取ってるのに、それすらも取ってないし」
ラオウ:「ホントに申し込んだのか?」
高 任:「日記を読んだ限りでは申し込んでると思うぞ(大爆笑)」
ラオウ:「……何かいらん事書いてないだろな」
吉 井:「……ま、いいんだけど」
高 任:「ただ、来年の夏コミはときメモ10周年だからときメモで申し込みましょう」
ラオウ:「もう、10年も経ったんですか!(笑)」
吉 井:「あれ、そーだっけ?なんか前も話したような気がするけど、いまいちピンとこないな」
高 任:「最初PCエンジンで5月の下旬に出たでしょ……で、PSでその次の年の10月に出て…」
吉 井:「それはそうなんだけど、PSで出たのって95年だっけ?」
高 任:「えーと、ほら。吉井さんと2人でときメモ本出したじゃないですが、PS版発売に合わせた10月のコミストで……」
注 コミスト:コミックストリートの略。
昔関西ではそれなりに大きな同人誌即売会だったのだが、協賛の印刷屋が倒産したりとかいろいろあって消滅。
最後のコミストは、なかなか寂しいモノがありました。ラストぐらいは華やかに……とか思ったのに、確か募集サークルの半分以下しか集まらなくて……あのイベントの雰囲気、好きだったんですけどね。
吉 井:「あー、うんうん」
高 任:「で、1月のシティで2冊目出したけど、吉井さんが卒論とかやってて俺独りで描く羽目になって……つまり、95年でしょ?」
吉 井:「(指を折りながら)……おおっ、ホントだ」
ラオウ:「あ、ときメモといえば以前やったGSの対談で気になってたんだけど」
高 任:「はい?」
ラオウ:「あの、『5月にスズランを送るのは常識……』って、結局どういう意味なん?」
高 任:「んー、俺も元ネタは……映画だか小説のワンシーンで…」
ラオウ:「いや、何のパロディかはええから、言葉の意味だ!(笑)」
高 任:「気になってたなら、何故その場で聞かん?」
吉 井:「ゴメン、実は俺もむっちゃ気になっててん(笑)」
高 任:「……あれはですね、花言葉が関係ありまして、『幸運は二度やってくる』とか、『幸運は舞い戻る』ってのがスズランの花言葉にはあるんです」
ラオウ:「ほう…」
高 任:「で、あのキャラはいつも『ミズキとお友達になれて幸運……』って事ある毎に言ってただろ……つまり、卒業してパリに行くことは行くけど『幸運は舞い戻る』わけだ……早い話5月っていうか、主人公に会いにすぐに帰ってくるとか、ずっとお友達……とかいう気持ちをね、意地っ張りのあのキャラはああいう遠回しな表現でしか言えなかったワケなんですわ」
吉 井:「ああ、なるほど…いい話だねえ」
高 任:「実にあのキャラらしいエンディングエピソードでしょ?だから、ああ、良くできてるなあ……と、俺は感心しつつクラクラ来てたんですわ(笑)」
ラオウ:「……かなり説得力があるのは認めるが、本当にそうなのか?」
高 任:「いや、それ以外解釈のしようなんて無いですって」
ラオウ:「でもそれって……それって、理解できてるユーザーってめちゃめちゃ少ないのと違う?」
吉 井:「……個人的には、1割以下のような気がする(笑)」
高 任:「でも別れのシーンで、スズランの花を手渡す……ってのは結構ポピュラーなシチュエーションだったと思うけど」
ラオウ:「……高任さんを基準に考えるのは問題があると思います(笑)」
吉 井:「しかし、そうやって説明されてみると、何かの話で使えそうですよねそのシチュエーション」
高 任:「実は、昔TLSのSSで使おうかと思ってました(爆笑)」
ラオウ:「ああ、なるほど……きっと帰ってくるよという約束代わりなワケね」
高 任:「ただ、あの主人公の性格からして主人公サイドからそれをするって事はあり得ないんですよね。だからやめたんですが……個人的には、初代の水谷さんあたりに『いいから、あなたはこの花を私に渡してくれればいいのっ!』ってスズランの花を押しつけられるってなネタはアリかなあと(笑)」
吉 井:「……そういえば、TLSって何年に出たんでしたっけ」
高 任:「96年だったと……TLSが出てから来年で8年か」
ラオウ:「あ、それは何か実感がある(笑)」
高 任:「……同級生が出てからもう既に10年以上」
ラオウ:「それはやめとけ。多分実感がある人が多すぎるから(笑)」
吉 井:「……同級生2が95年でしたっけ?」
高 任:「吉井さん、卒論前に買ってませんでしたか?(爆笑)」
吉 井:「よけーな事を良く覚えてるね。そういや……結局、同級生3ってぽしゃったんですか?」
ラオウ:「んー、ほら例の件でいろいろもめたらしいですから、違う人間がキャラデザするぐらいならってのがあるんじゃないですかね?まあ、メーカー自体のカラーも随分変わったみたいだし」
吉 井:「ラオウさん、そのぐらいでやめといた方が(笑)」
高 任:「それ考えると、アリスソフトってすごいですね(笑)」
ラオウ:「……ふ、引っ越し騒ぎのどさくさで年会費払い忘れて会員権を剥奪されたよ(一同大爆笑)」
高 任:「うわあ」
ラオウ:「いや、3年分一括とかで払ってたから引っ越しに紛れてついうっかり(笑)」
吉 井:「いや、俺もこの前ついうっかり電話代を払い忘れて止められてましたし」
高 任:「吉井さん、それうっかりしすぎです(笑)」
吉 井:「高任君にはわからないかも知れないけど、携帯持ってるから気がつかないんだってば……久しぶりにホームページの更新でもするかと思ったら(爆笑)」
高 任:「久しぶり…って(笑)」
ラオウ:「ああ、掲示板のあれですか……最初何かと思いましたよ」
吉 井:「面目ないです…(笑)」
高 任:「そういえば吉井さん、この前沖縄に行ってきたんですか?」
吉 井:「永住したい…(大爆笑)」
ラオウ:「まあ、故郷にしろなんにしろ、そう思ってるうちが華ですよ」
高 任:「またそういうリアクションの取りづらい受け答えを(笑)」
ラオウ:「……ん?そういや、このメンツで沖縄に行ったことがないの、高任さんだけでは?」
高 任:「ラオウさんは……ああ、そういや昔沖縄土産とか貰った記憶があるな」
吉 井:「荒んだ心を癒すために是非一度行くべきだよ高任君。いいよ、沖縄は!」
ラオウ:「俺の場合、沖縄と言っても特に感慨は……」
吉 井:「ラオウさんは黙っててください(笑)」
高 任:「んー、俺ってさだま〇しさんの『遠くに行きたい』のテーマが聞こえてくるような、ひそやかな旅行が好きなんですが。『防人の歌』でも可(笑)」
ラオウ:「……防人の歌って?」
高 任:「♪海は〜死にますか…の歌(笑)」
ラオウ:「おい(笑)」
吉 井:「そういや高任君って学生の頃、テスト期間になると遠くに行ってなかった?精神的に(笑)」
高 任:「英語とかフランス語の試験後は、知らない街を風に吹かれながら歩きたくなるんですよ(笑)」
ラオウ:「じゃあ、そういう感じでその曲聞きながらひそやかに沖縄に行ってきたら?(笑)」
高 任:「んー、俺は明るく開放的な海よりも冬の日本海の方が好みなのだが」
吉 井:「また趣味が渋い…(笑)」
高 任:「あれがいいんですよ、頬のあたりが切り裂かれるような寒風と、一瞬たりとも同じ表情を見せない海。いっすわー、海は(笑)」
ラオウ:「う、うーん?(笑)」
高 任:「つーか、そんな金があったら新しいパソコンを買うのだ……もう、今のパソコンでは最近のゲームが辛くて辛くて仕方ないのだ(爆笑)」
ラオウ:「ペン2の400だっけ?何年?」
高 任:「4年半、かな……当時は最高スペック(無改造スペックとして)に近かったのだが」
吉 井:「4年半ももったってのはすごいね」
高 任:「文章書くだけなら全然これっぽっちも問題ない……いや、そろそろ寿命というか違う意味で問題はあるんだけど……この前パソコン雑誌とか読んでたら、今となっては自分で組むよりセットの方がアレですか?」
ラオウ:「文章とゲームだったら……セットでいいんとちゃう?つーか、お前自分で組めるのか?」
高 任:「多分無理……っていうか、これは他人に組んでもらったから(笑)」
吉 井:「それはそれで問題あるような…」
高 任:「というか、最近ディスプレイもやばいような気がする…」
ラオウ:「おいおい、高任さんのディスプレイは大事にしないと……今となってはPC98シリーズと併用できるディスプレイなんて売ってないぞ多分」
高 任:「あうあう…高かったのに」
ラオウ:「まあ、俺のディスプレイももうダメかもしれん…」
吉 井:「そういやラオウさんは……って、何台も持ってるんでしたね。メインは?」
ラオウ:「んーメインと言っても……クロックアップして限界性能で1年ちょっと引きずり回したら最後はカカカカッとか断末魔を思わせる悲鳴を上げて壊れたんだよね(一同大爆笑)」
高 任:「ところで、アメデオの新作情報はまだですか?」
吉 井:「んー、発売日という意味でならまだだね」
高 任:「とはいえ、今作は前二作とは毛色を変えて……とかコメントしてたから、心の中の期待スイッチを意図的にオフにしてるけど(笑)」
吉 井:「意図的にオフ!(爆笑)」
ラオウ:「それって、気をつけないと後で反動来るだろ(笑)」
高 任:「まあね。強制的な自己暗示の一種だし(大爆笑)」
吉 井:「器用ですね、2人とも」
ラオウ:「いや、大概の人間は無意識にやってますって」
高 任:「というわけで、アメデオの新作が出たら『気まぐれストロベリーカフェ』とかと一緒に対談したいなと(笑)」
吉 井:「うわあ、久しぶりに女性向けゲーム特集ですか……ただ、アメデオの今作に関しては俺もちょっと疑問なんだけど」
ラオウ:「……『ストロベリー…』って、バカゲーじゃないらしいんでがっかりした…とか書いてなかったか?」
高 任:「それはあくまで『女性向けおまカフェ』という期待視のうえのお話……というか、最近乱立してる絶対値0のゲームより当たりはずれのデカイそっちの方が面白いんじゃないかと思うんですよ、内容的にも、対談的にも(笑)」
吉 井:「手段と目的がすり替わってるような…というか、やってみたらやっぱりバカゲーだったという可能性は充分にあると思うけど(爆笑)」
ラオウ:「……ちょっと前に、掲示板で『学園ヘブン』がどうのって書いてたよね……で、どんなゲームかなと思ってちょろちょろとレビューとか見てたんだけど」
高 任:「見たんかい(笑)」
ラオウ:「で、甘めのレビューが多いあの手のゲームにしては全体的にアレだったんだけど……『誘い受け』ってどういう意味?」
高 任:「……」
ラオウ:「ど−しました?」
高 任:「いや、目に入れても痛くない5歳ぐらいの一人娘に、子供がどうやったらできるのかって質問されたら父親はこんな気分になるのかと(一同大爆笑)」
吉 井:「そーいうもんかな?(笑)」
ラオウ:「で、どういう意味?」
高 任:「俺に聞かんでもその手の掲示板に……っていうか、『萌え』という言葉の定義をきっちり説明できる人を捜すようなもんだと思うが。多分、100人に聞いたら50通りぐらいの答えが返ってくるぞ(笑)」
ラオウ:「そんな微妙な言葉なん?」
高 任:「いかにも攻めっぽいキャラが受けに回るというか、強引に誘っておきながら受けというか……キャラの定義というより、元々はシチュエーションを説明する言葉だったというか……むー何と説明すればいいのか」
ラオウ:「ゴメン、さっぱりわからん」
高 任:「俺も何と説明すればいいのかわからん」
吉 井:「俺としては、何で高任君がそういう言葉を知ってるのかを説明して欲しいですわ(爆笑)」
高 任:「大きなおねえさんは最強ということさ(一同大爆笑)」
吉 井:「全然話は変わるけど……えーと、前から気になってたんだけど、高任君がタイトルに『偽』ってつけてるのは特別な意味でもあるの?」
ラオウ:「言葉通りの意味なら、こいつの書く話で『偽』じゃないSSなんてほとんどないしな(爆笑)」
吉 井:「『チョコキス♪』なんか主人公の母親を勝手に殺したりしてますからね(笑)」
高 任:「いや、あの……書きたいお話を展開させる上でのキャラクターのファクターというか性質というか、それは必要不可欠な事であって、後ろ指差されなきゃいけないような事ですか?」
ラオウ:「……パロディ自体、本来はというか、著作権云々の問題からして後ろ指さされる行為なんだけどな(笑)」
吉 井:「ラオウさん、それを言っては(笑)」
高 任:「他のはともかく、『チョコキス♪』に関しては某キャラを除いて本来の作品観を損なっていないという自信はあるぞ!(爆笑)」
ラオウ:「(笑ってる)…っ!っ!」
吉 井:「(笑ってる)……」
高 任:「……何故笑いますか?」
ラオウ:「(肩をポンと叩きつつ)……いや、それでこそ高任さんだ(笑)」
高 任:「何かひどくバカにされてるような気がするのは俺だけですか?」
吉 井:「いや、ちょっと話が逸れてるけど……『偽』の話は?」
高 任:「ああ、基本的に『偽』は『元ゲームの設定を尊重しません、俺が勝手に設定作ってます』って主張のつもりですが(笑)」
ラオウ:「……『尊重しません』ってのが、また微妙な言い回しだな、おい(笑)」
高 任:「いや、そのケースでも基本的にキャラの性質とかはほぼ尊重しますけど……設定無視して、キャラの特質まで無視したらパロディちゃうやん(笑)」
吉 井:「……マナマナ(笑)」
高 任:「細かいことは気にしないように(笑)」
ラオウ:「俺は、『偽』がついたタイトルって原作を虚仮にする意図があってつけてるんだと思ってたんだが……シスプリとか、えあとか……最近ではWINDもか」
高 任:「ふ、深読みはしないように(笑)」
ラオウ:「つーか、俺はてっきり『偽えあ』なんか書きっぱで放置するのかと思ってたよ(笑)」
高 任:「一応、1つを除いて全部完結させるつもりではあるんだけど」
吉 井:「とりあえず、今はTLSの全キャラ?」
高 任:「まあ、全キャラ書かないと不公平だし……個人的には、おまカフェとか一発書いてみたいんですが(笑)」
ラオウ:「だから、手を広げすぎだと言うに(笑)」
高 任:「ふっ、同時進行でいくつも書いてると、我ながらどれがどれだが混乱することがあるよ(爆笑)」
吉 井:「おまカフェはともかく……前から思ってたけど、無理して全キャラ書かなくても。全キャラ書いてないのもあるんだから(笑)」
高 任:「自分のお気に入りのキャラだけなかったら読み手はツライだろうな……なんて思うとやっぱりね」
ラオウ:「だったら全キャラ同クオリティに仕上げろよ……SS読んだら、お前がどのキャラを嫌ってるか大概わかるぞ(笑)」
高 任:「だってボクは人間だから(大爆笑)」
ラオウ:「好き嫌いだけかよ」
高 任:「んーそれはそれで捨てたモンじゃないとは思うけどね……物理法則云々はさておき、人間という存在に絡んだ価値観ってのは大概逆方向に同質量のベクトルの価値観があるはずで……そういう意味では多分人間にとって、好悪の感情だけがまごうことなき真実なんだな。その分、移ろいやすいけどね」
ラオウ:「良く回る舌だな」
高 任:「好悪の感情をコントロールし、相手の話を聞くということが人として大事だと補足しておこう(笑)」
吉 井:「よりによって高任君がそれを言いますか(笑)」
高 任:「言うだけなら(一同大爆笑)」
ラオウ:「まあ、言葉ってのはそれを発した人格には無関係なモノではあるし(笑)」
高 任:「どこかの政治家に言ってやれ。泣いて喜ぶぞ(爆笑)」
吉 井:「……この2人、どーしてこうシニカルなんだか」
ラオウ:「ごく普通でしょう(笑)」
吉 井:「……あ、そういえばラオウさん。今月のボ〇ボン知ってますか?」
ラオウ:「は?」
高 任:「あー、そうそう!MMRが、MMRが生きてたんですよ!(爆笑)」
ラオウ:「……え?」
吉 井:「いや、高任君。名前はBBR(笑)」
高 任:「だって、イケダさんは出てるし……まあ、主人公は子供だが、名前がキバでまごうことなきMMRでしょう……ちなみに、石垣ゆうき先生はこの雑誌で別の漫画を描いてたりもするが(笑)」
ラオウ:「……なんで、キミらそんなチェック厳しいねん(笑)」
高 任:「とにかく、絶対アレは本家の流れですよ!あれ読まなきゃMMRファンは語れませんって!(爆笑)」
ラオウ:「いや、語れませんと言われても…(笑)」
吉 井:「こんなこともあろうかと(笑)、コミックボ〇ボン持参してきましたあっ!」
高 任:「吉井さん、グッジョブ!……って、俺んちにもありますけど?というわけで、ラオウさん、読みない」
ラオウ:「まあ、せっかくだから(笑)」
吉 井:「……高任君、今『読みない』とかいう変な言葉使わなかった?」
高 任:「え?……ああ、まあ読めやってニュアンスの方言ですわ(笑)」
ラオウ:「(しばらくして雑誌を閉じながら)……ふう、石垣先生は子供達に夢を与えるような漫画を描き始めたんだねえ……ほろりときたよ」
高 任:「そっちかいっ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「マジで上手いんだけどねこの人(笑)」
吉 井:「まあ、どこまで行っても代表作はMMRですか(笑)」
高 任:「百万ドルキッズとちゃいますの?」
ラオウ:「それはさておき、明らかにテイストは本家のそれだけど……やっぱり子供向けって事なのか、内容がぬるいな(笑)」
高 任:「ぬるいですか」
ラオウ:「……つーか、所々あからさまにMMRを資料としてアシスタントか何かに描かせた絵柄っぽいのが非常に気になるのだが(笑)」
高 任:「ラオウさん、それは読んではいけない行間だと思います」
ラオウ:「と言うわけで、石垣先生に描かせれば全て解決だろう(大爆笑)」
吉 井:「いや、今度は子供達に夢を与えるような漫画を描きたいという石垣先生の意志はどこへ…」
まあ、それっぽい会話を拾い上げたので特にオチはないです。
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