11月某日。
 ラオウ氏、ちょっと遅れて登場。
 
ラオウ:「ふはあ、すいませんね遅れて…」
高 任:「まあ、ラオウさんは遅れるときは遅れるって連絡くれるからいいんだけど…」
ラオウ:「……どうしました?」
高 任:「また、えらく痩せましたな(笑)」
ラオウ:「んあ、そういや会うのは2ヶ月ぶりか?9月の末から仕事が忙しくてな(笑)」
吉 井:「痩せたっていうか、やつれたって言うか(笑)」
ラオウ:「……ああ、今朝は髭剃ってこなかったからでしょう。そんなに心配されるほど痩せてはいませんよ」
高 任:「やはり、痩せてはいるのか」
ラオウ:「まあ、仕事の山さえ越えたら元に戻りますって」
吉 井:「大変そうですね」
高 任:「今日は大丈夫なのかね?(笑)」
ラオウ:「気分転換をかねて多少は……ただし、あんまり長居はできん」
高 任:「そうか、まあとりあえずミカン食いねえ(笑)」
ラオウ:「(とても嬉しそう)おお、既に箱買いかね!」
吉 井:「1人暮らしで10キロの箱は買いすぎでは…?」
ラオウ:「え?俺も一応1人暮らしですけど、一冬で2箱から3箱は食べますけど?」
高 任:「俺の家は寒いから長持ちしますけど、ラオウさんの家は暖かいから鮮度が早く落ちる……エチレンガス発射っ!って感じで(笑)」
吉 井:「腐ったミカンはまわりのミカンを腐らせますからね……はっきり言って、金八先生立場無いです(笑)」
ラオウ:「まあ、一日平均10個ぐらい食べればどうってこと…」
吉 井:「いや、それは食べ過ぎだと思います……って、早くも一個目のミカンを(笑)」
ラオウ:「しかし高任さん、ミカンと言えばSサイズだろう……これはLサイズではないかね?」
高 任:「いやあ、それ買ったんじゃなくて懸賞で当たったんだわ(笑)」
ラオウ:「はい?」
高 任:「なんつーか、他人曰く幸運の二文字から見放された人生送ってきたみたいなんですが、この一年はちょっと気味が悪いぐらい幸運です。蒼〇の拳のドラマCDとか、雑誌の懸賞とか、ついでにコミケの当選とか(笑)」
ラオウ:「おいおい、コミケの当選はついでかよ(爆笑)」
吉 井:「……ひょっとして、死兆星でも見えてる?」
高 任:「いや、俺って視力悪いですし」
吉 井:「関係ない、関係ない(笑)」
ラオウ:「吉井さんそうでもないよ。あの死兆星ってのはさ、昔のヨーロッパでは視力検査に用いられてたらしいですから……多分5等星か6等星で、ラテン語だかなんだかの言語で検査を意味する言葉が名前になってるとかいう話を聞いたことがありますし」
高 任:「(口調を変えて)…北斗七星の横にある星を貴様は見たことがあるか?」
ラオウ:「あいにく目が悪いんでな(笑)」
吉 井:「高任君、ラオウさんの台詞をとってはいけません(笑)」
高 任:「じゃあ、本題に戻りますか……と、これが今回送られてきた封筒です……ちなみに比較対象としてこれまでの通知封筒はこっち」
ラオウ:「でかいな(笑)」
吉 井:「……ラベルじゃないんだね。一目見ても受かってるのか落ちてるのか分からない作りに(笑)」
高 任:「いや、落ちた人の封筒がどんな風になってるか知らないのでそこらはなんとも……ただ、この冬は例年の2日間開催ではなくて3日間開催ですから」
ラオウ:「ああ、なんか書いてるねえ……サークルの当選率は夏は7割、冬は5割未満……高任さん、何かこの記述を見て従来の確率論に異議を唱えたくなったりしないかね(笑)」
高 任:「それはあくまで全体としてのパーセンテージですから……一応、ギャルゲージャンルは倍率的に激戦区なんですけど」
ラオウ:「……で、これは本物なんですか?(一同大爆笑)」
高 任:「んー、通知自体は知人の所にも来てるみたいだから本物と思って差し支えないかと」
吉 井:「そういう疑問を持つ時点で、高任君が歩んできた人生に思いを馳せて涙してしまいます(笑)」
高 任:「でも変だと思いません?これまでの封筒は定形郵便なのに、この封筒だと定型外郵便になるので、郵便料金が高くなるんです……5万サークル分総計したら、軽く見積もっても(ぴー)百万円のコスト増になるわけで(笑)」
ラオウ:「……あいかわらず、コスト計算に関しては容赦ないな」
高 任:「容赦も何もこのぐらいは基本中の基本だ……俺は小学生の頃からこうだったぞ(笑)」
吉 井:「イヤな小学生ですね(笑)」
ラオウ:「立派に成長して、イヤな大人になりました(爆笑)」
高 任:「つーか、中学、高校、大学、社会人、と年月を経てきたわけですが、コストの概念があやふやというか、想像力のない人間って結構多いのな。俺、ごっついカルチャーショック受けたよ(笑)」
ラオウ:「まあ……否定はしないけどさ(笑)」
高 任:「話は変わるけど、競馬やってる奴なんかで『2万円馬券を購入して8万4千円の払い戻しを受けて、よっし、8万4千円勝ったぜ!』などと口走る奴とかたまにいるよな(大爆笑)」
ラオウ:「いるねえ(笑)」
高 任:「おいおい、払い戻しから軍資金の2万円は差し引けよって感じで(笑)」
吉 井:「話を元に戻しましょうよ(笑)」
高 任:「ただ今回はラベルを貼らずに、一枚のシートにチケットと送り先の住所を印刷して、それを封筒のセロファン部分に見せてるわけだから、全体的なコストとしてはどうなってるかわからないんですけど(笑)」
ラオウ:「(低い声で)…話を戻そうぜ」
高 任:「うぃっす!(笑)」
吉 井:「……ラオウさんって、時々恐いッスね(笑)」
ラオウ:「この温厚篤実な私に対してなんたるお言葉(笑)」
高 任:「あっはっはっ…」
ラオウ:「で、前から気になっていたんだがどのジャンルで申し込んだんだ?
高 任:「うむ、落ちて元々(笑)と思ってだな、激戦区のギャルゲージャンルの中でも、最激戦区と予想されるゲームで応募したよ
吉 井:「……最激戦区?」
高 任:「そう、最激戦区」
ラオウ:「シスプリですか?
高 任:「蹴るぞ、お前」
ラオウ:「シスプリのアニメが始まったというのに、忙しくてまだビデオも見てないんですよ……」
高 任:「うわあ、めちゃめちゃ忙しいんだね(笑)」
ラオウ:「そうなんだよ」
吉 井:「……ラオウさん、微妙に馬鹿にされてるような気がするんですが気が付いてます?(笑)」
ラオウ:「シスプリよりも激戦区……そんなゲームあったっけ?」
吉 井:「第一、高任君がそれで申し込もうと思うゲーム…?」
高 任:「分かりませんか?」
吉 井:「ときメモじゃないんだよね?」
高 任:「ときメモなら最初からそう言いますって(笑)」
ラオウ:「……って言うか、お二人さんってサークルとしての意志疎通って出来てます?(笑)」
吉 井:「いやあ、なんせ高任君ですからね(笑)」
ラオウ:「まあ、そう言われるとそうですけど」
高 任:「なんか、そこはかとなくその会話がむかつく(笑)」
ラオウ:「で、何かねジャンルは?」
 
高 任:「チョコキス♪
 
高 任:「……ラオウさん、ミカンを食いながら蹴るのはやめてください
ラオウ:「手加減したよ」
吉 井:「……そうですか、手加減してたんですか」
ラオウ:「高任さん、今回当選した理由が分かった
高 任:「『チョコキス♪』で申し込んだのが俺らだけとでも言いたいのか?
ラオウ:「分かってるならそれで良し(爆笑)」
吉 井:「……んー、高任君だけって事はない……と言いきることができない気がするのがなんとも(笑)」
高 任:「いやいや、こうやって目を閉じるとだな……ほら、『チョコキス♪』のサークルスペースが一列、二列、おおっ、三列も!(一同大爆笑)」
ラオウ:「本当に最激戦区と思ってるなら、東館全てが『チョコキス♪』で埋まってる妄想ぐらいしてみせろ(笑)」
高 任:「いや、それだとさすがに信憑性がないかなと思って(笑)」
吉 井:「えらく、謙虚な妄想ですね(爆笑)」
高 任:「まあ、開幕7連勝で阪神タイガースの優勝を祝って乾杯した知人の妄想ほどではないがな(爆笑)」
吉 井:「サッカーのワールドカップの陰に隠れてこっそりと失速し、終わってみれば4位でしたね(笑)」
高 任:「まあ、監督が替わったとか勢いに乗ってとかだけで優勝するなら、それは選手がたるんでただけでしょう。アマチュアならともかく、プロならいかなる状況でもお客さんを惹きつける最善のプレイをするべきだし」
ラオウ:「……で、話を逸らして本題をうやむやにされる前にはっきりとしとこうか(笑)」
高 任:「やばい、よまれている!(大爆笑)」
ラオウ:「なんで、『チョコキス♪』やねん?(笑)」
高 任:「いや、夏コミ終わった後忙しくてさ……『うわあ、サークルカット描く暇が…何か無いか、何か無いか…』と、部屋の中を引っ張り探したらだな、あったんだよ」
吉 井:「なにがですか(笑)」
 
高 任:「ちびっこ(結花)の落書きが(大爆笑)」
 
高 任:「……だから、蹴るのは勘弁してください」
ラオウ:「手加減してるって」
吉 井:「……手加減したらなんでも許されるって事ですか?(笑)」
高 任:「ちゃんと、手加減して申し込みましたよ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「どんな申し込みだ、それは(笑)」
高 任:「いや、話の流れ的に、こういえば許されるのかなって(笑)」
吉 井:「なんか、すげえフレーズですねそれって……ゴメンですんだら警察いらんより強烈かも(笑)」
高 任:「会社の金を横領しても…」
ラオウ:「ちゃんと手加減しましたよ!(爆笑)」
高 任:「約束の締め切りをオーバーしても…」
ラオウ:「ちゃんと手加減しましたよ!(大爆笑)」
吉 井:「いや、それは手加減したから締め切りをオーバーしてしまったのでは(笑)」
ラオウ:「……まあ、それはいいんだけどさ(…と、高任の肩をつかむ)」
高 任:「なんです?」
ラオウ:「いいか、俺の予想では『チョコキス♪』でスペースを与えられたサークルはお前だけだ。わかるな、この意味が(笑)」
 
高 任:「ちびっこオンリー?」
 
高 任:「いや、待って……蹴らないで(笑)」
吉 井:「ラオウさんの予想が正しいとしたら……まあ、多少はオールキャラ的な内容にした方がいいかも知れませんね」
高 任:「じゃあ、誰かにキャラ全員集合のイラストを一枚描いてもらって……嘘です、冗談ですとも(笑)」
吉 井:「じゃあ、高任君は1人で『チョコキス♪』本を作るとして……(笑)」
ラオウ:「うわ、チームワークバッチリですね(笑)」
高 任:「いや、違うぞ(笑)」
吉 井:「で、……高任君と俺で何の本を作りますか?」
ラオウ:「強い、対談の調整役に徹している吉井さんが珍しく強いぞ……『チョコキス♪』の漫画を描きたくないという思いがひしひしと!(笑)」
高 任:「……ふっ、男はいつだって1人きりだよなあ」
吉 井:「やはり、基本に立ち戻ってときメモですか?(笑)」
ラオウ:「立ち戻りすぎでは?(笑)」
高 任:「まあ、それはおいおいうちあわせるとしてですね(笑)」
吉 井:「しかし……てっきり落ちると思ってたから、この冬はゼルダとかゼルダとかゼルダとかやろうと思ってたんですけど(爆笑)」
高 任:「12月の13日でしたっけ?」
吉 井:「うん、そのぐらい…」
ラオウ:「シスプリ2はまだですかね…」
吉 井:「……」
高 任:「……(確かD君が来年の3月6日だよひゃっほう!とか叫んでいたような気がするが、面倒なので黙っておこう)」
ラオウ:「何故に目を逸らしますか?(笑)」
吉 井:「あのネタをあれ以上どうしろと(笑)」
高 任:「そういえば……『メモオフ〜思い出に変わる君』がもうすぐ発売の予定だな(爆笑)」
ラオウ:「踏むのか?そこでまた敢えて踏むのか君は?そろそろ思い出にしてしまった方がいいんじゃないのかっ!?」
高 任:「アンタが言うな(笑)」
吉 井:「クリボーを見たら踏まずにはいられないマリオのように、地雷に向かって単騎突入してこそ高任君(笑)」
高 任:「……え、俺ってあれを踏まなきゃイカンのですか?(笑)」
ラオウ:「(さっきとはうって変わって)三度目の正直だ!」
吉 井:「(ぼそぼそと呟くように)……二度あることは(笑)」
高 任:「ど、どうせ踏むなら中古で踏みたいな(笑)」
ラオウ:「今更ひよってどうする」
吉 井:「……だからといって、ネタのために地雷を踏むのは(笑)」
高 任:「先生、目的と結果がすり替わっている気がします(笑)」
ラオウ:「……人間という生き物はさ、どこかで自分を騙しながら生きていかなきゃいけない哀しい生き物なんだよ(笑)」
高 任:「そんな、飲み屋で酔っぱらったオッチャンのようなことを言われても(笑)」
吉 井:「つーか、今ラオウさんが騙そうとしてるのは高任君だったり」
高 任:「(唐突に)……おおっ、そういえばラオウさんの誕生日ってついこの前だったのでは?」
ラオウ:「おや、よく俺の誕生日なんて覚えていやがったな(笑)」
高 任:「誕生日と言えば、お祝いしないとね…(話題を変えようと必死)」
ラオウ:「いや、この年になると誕生日なんぞどうでも…」
高 任:「おおっ、ミカンの缶詰があった(大爆笑)」
吉 井:「この期に及んでまだミカンですか!」
ラオウ:「いいねえ、開けよう開けよう(笑)」
吉 井:「喜んでるよ、この人!」
 
 ちょっと中断。
 
高 任:「しかし、自分で申し込んでおきながら言うのもあれですが……絶対落ちると思ってました(爆笑)」
ラオウ:「……おい、まさか(笑)」
高 任:「いやあ、先月から今月にかけていろいろ物入りで今月末からバイト入れちゃったよ、年末までもりもりと(笑)」
二 人:「おいおいおいっ!」
高 任:「まあ、なんとかなるだろう……」
ラオウ:「そりゃ、時間は止まらないから何とかはなるだろうよ(笑)」
吉 井:「た、確かに3人が3人とも落ちると思ってたみたいですし……」
ラオウ:「最初に断っておきますが……」
吉 井:「なんです?」
ラオウ:「俺、年末までずっと忙しいです(笑)」
高 任:「そんな時はあの歌を歌おう!〜でっきっるっかな、でっきっるっかな〜♪(大爆笑)」
ラオウ:「さすがにあれはまずかろう(笑)」
吉 井:「いや、最後の1ページがごく一部の人間に大ウケしてました(笑)」
高 任:「本当にごく一部ですけど(笑)」
ラオウ:「そういう意味じゃなくて、俺は基本的に作品として同じギャグはしたくないんですよ」
高 任:「そうか、コピーしたり切ったり貼ったりにはためらいはないわけだな(爆笑)」
ラオウ:「まあ、拳銃は最後の武器ということで(笑)」
吉 井:「いざというときは撃ってもいいって意味ですか?(一同大爆笑)」
ラオウ:「つーか、私はこのサークルメンバーではなくあくまでゲスト。ですから、好きなモノを描かせていただきます」
高 任:「シスプリとか?」
ラオウ:「貴様の予想通りに動くことは俺のプライドが許さん。ただ、どんな形であれ一冊はコピー誌を作って義理は通す(笑)」
吉 井:「……ま、いろんな意味で楽しみにしときます」
ラオウ:「ところで、今回のスペースはどこよ?いや、住所じゃなくて位置」
高 任:「んーとね、通路の大動脈にあたる……って、早い話ここ」
吉 井:「わお(笑)」
ラオウ:「こ、ここは……会場のサルガッソーでは?(爆笑)」
高 任:「ただ、この地図では大動脈になってるけど例年のスペース割り振りではここに通路はないんですよね…だから微妙な位置取りですな……って言うか、ラオウさんは同人誌を漁りに旅立つから関係ないでしょう?(笑)」
ラオウ:「いや、ちゃんと前みたいに荷物を置きに帰ってくるよ(笑)」
吉 井:「前って?」
高 任:「吉井さんが都合の悪かった二年前の夏です……俺は1人で店番してて、ラオウさんが1時間おきぐらいに帰ってくるたび隣の座席に同人誌が山のごとく積み上げられていくの(爆笑)」
ラオウ:「人聞きの悪いことを言うな(笑)」
高 任:「事実やんけ。個人的な買い物だけなのに宅急便使って、その上に自分のザックにもモリモリと同人誌を詰め込んどっただろ(笑)」
ラオウ:「えー、重かったから宅急便使っただけじゃないか……確かに、いつもより多少は買い物が多かったのは認めるが……吉井さん、どっちを信用しますか?」
吉 井:「ある意味、どっちも信用できないです(笑)」
 
 
ラオウ:「……」
吉 井:「さっきからミカン食べ続けですが(笑)」
ラオウ:「え……まだ5個じゃないですか」
高 任:「そういや……果物は太りにくいなんつー認識がちまたに流行してるらしいな」
吉 井:「は?」
高 任:「いや、多分インシュリンダイエットのせいでしょうけど……GI値がさほど高くないから」
吉 井:「え、高くないの?」
高 任:「まあ、早い話炭水化物の分解吸収速度の事なんですが……いわゆる砂糖ってのは単糖類で分解が早いんですよ。それが迅速なエネルギー補給に優れてるという点でもあるんですが、で、果物に含まれてる果糖ってのは複糖類というか、いわゆる単糖分子より大きいというか、ま、分解吸収に時間がかかるだけで、カロリーとしては同じだコンチキショー(爆笑)」
ラオウ:「……まあ、楽をしてダイエットしようなどという人種は放っておいたら?楽をしてつけた肉は苦労しなきゃ落ちないのは当たり前だろ?」
吉 井:「苦労してつけた筋肉は、楽をしたら落ちますけどね(笑)」
高 任:「まあ、問題は血液中の糖分を体内に蓄積するメカニズムなんだけど……ダイエット業界としてはそんなこと正直に言ったら商品にならないからねえ」
ラオウ:「JAROってなんじゃろー(笑)」
高 任:「いや全くその通りで……まあ、果物の場合水分が多いからカロリーとしてもさほど高くないモノが多いんだけど……栄養バランスとしてはやっぱり、炭水化物に偏っているわけで(笑)」
ラオウ:「……ちなみに、俺はそれを知った上で食べてるわけだから気にしないでください」
吉 井:「はあ、好きなんですね(笑)」
ラオウ:「こたつでミカン、ああ、幸せ……ここにこたつがあればな(笑)」
高 任:「こたつはそこにあるけどテーブルとして使っているよ……って言うか、エアコンと併用したら確実にブレーカーが落ちます」
吉 井:「問題はそこじゃなくて……どうしてこの部屋は夏は地獄のように暑くて冬は地獄のように寒いんですか(爆笑)」
ラオウ:「へたすりゃ、外より寒く感じる(笑)」
高 任:「いや、よく言うじゃないですか……暑いときには熱いモノって(笑)」
ラオウ:「あのね、あれは暑さで知らず知らずのうちに体力が落ちてるから余計な体力を消耗しないように体温よりも高い熱いモノを食せよと言うことでね……」
高 任:「すいません、真面目につっこまれると立場ないんですが(笑)」
吉 井:「……去年の冬、エアコン付いてるのにマウスを握ってる手が寒くて凍えましたからね(笑)」
高 任:「言いませんでしたっけ?この部屋の床の上ってエアコン無しだと冬の明け方は氷点下近くまで気温が下がりますよ(笑)」
ラオウ:「それは人が死ねる気温だよ」
高 任:「でも、俺の他に人がいると結構暖かいですけどね」
二 人:「あれでかっ!」
高 任:「まあつまるところは慣れですね……この部屋で一晩過ごすと、コミケ会場がまるで天国のように(笑)」
吉 井:「高任君、それは自己欺瞞というモノだ(笑)」
ラオウ:「…っと、それはともかくゲームの対談に入りません?マジで申し訳ないんですが、俺ちょっと仕事が押してるんですよ」
高 任:「その状況で出てくるかアンタ(爆笑)」
ラオウ:「んー、それは考えようでね……例えば普通の精神状態において20時間で仕上がる仕事があったとしよう」
吉 井:「例えなのか実話なのか良くわからないところが高任君と同類ですね(笑)」
ラオウ:「これがね、追いつめられた状態だと10時間で同程度のクオリティーをもって仕上げることができる(爆笑)」
高 任:「本当にそうか?本当に同程度のクオリティーなのかっ?」
ラオウ:「つまり、私は自分の限られた時間を有効に使うためにここに来たんだ(大爆笑)」
高 任:「マッシモだよ、ラオウさん(笑)」
吉 井:「うん、まあ、いいんですけど……」
高 任:「あるよね、そういう事……絶対に出なきゃいけないんだけど、絶対に出てはいけない電話とか(一同大爆笑)」
吉 井:「ああ、あるある(笑)」
ラオウ:「……というわけで、まずいんです(笑)」
高 任:「大丈夫?本当に大丈夫?(笑)」
ラオウ:「……大丈夫、本当にやばいならここには来てない(爆笑)」
吉 井:「本当にやばいわけではないけど、結構やばいんですか?」
ラオウ:「まあ、そんなとこですかね(笑)」
 
 ……自分の限界を知る男、ラオウさん。(笑)

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