例によって(以下略)。
 
 
ラオウ:「……このあたりって、最近(対談当時)インフルエンザ増えてるんだろ?」
高 任:「そうみたいだねえ」
吉 井:「まるで他人事だね」
高 任:「いや、最悪死ぬだけじゃないですか(笑)」
ラオウ:「ふつーは、そこが大問題なんだけどな(笑)」
吉 井:「というか、今のところ従来のモノより弱毒性らしいし」
ラオウ:「まあ、日本のマスコミの報道姿勢に問題があるのは百も承知だけど、死者がでてる……などと騒いでた時期、現地に旅行にいった奴らは勇者だよねえ」
吉 井:「勇者ですねえ」
高 任:「とはいえ、『酒場に行けばいくらでもいる』類の勇者だけど(笑)」
吉 井:「高任君が日記で書いてたけど、マスクがすごいことになってたし…」
ラオウ:「あの時期のマスクは、花粉症患者のためにあるんだけどな……そもそも、インフルエンザ予防にはほとんど効果ないんだから、花粉症患者に優先的に回してくれよというか(笑)」
高 任:「まあ、企業や自治体がメーカーに直接注文して、小売店まで品物が回ってこない状況が今も続いてるんだけどね」
吉 井:「んー」
ラオウ:「もう、花粉が飛ばなくなったから別にいいけど(笑)」
高 任:「そういや、今年の花粉っておかしくなかったですか?」
ラオウ:「おかしかったな」
吉 井:「……?」
高 任:「いや、日記にちょろっと書きましたけど4月下旬で『あ、今年はもう終わりかな』って感じだったんですよ、それが5月になってまたぶわわわっと(笑)」
ラオウ:「土俵際でうっちゃられた気分(爆笑)」
高 任:「多分、シャアと孔明にはかられたんだよ(笑)」
ラオウ:「坊やだったんだな、俺ら(笑)」
高 任:「坊やだったんですね…」
吉 井:「そういえば、高任君も花粉の人になったんだったね」
高 任:「おかげさまで……つーか、昔は3月から5月にかけて競馬で稼いでたのに、花粉の人になってから負けまくりですよ(笑)」
ラオウ:「花粉の時期はやめた方がいいぞ」
高 任:「ですね」
吉 井:「いや、SSは書いてくれないと。花粉のせいにしちゃダメだって(笑)」
高 任:「あ、それはちょっと違いますよ」
吉 井:「?」
高 任:「いや、2月から仕事が変わったわけですが……そのせいで1日あたりの拘束時間が最低5時間増えたんですよ」
ラオウ:「むう」
高 任:「その結果、単純に1ヶ月で100時間以上、漫画読んだり、ゲームやったり、文章書いたりする時間が失われてるわけです。花粉以前に、それに費やす時間が少なくなってるわけですから、物理的に書けてないだけなんですね、これは」
吉 井:「な、なるほど…」
高 任:「まあ、他にも理由はありますが、これはまた今度語ると言うことで(笑)」
吉 井:「?」
ラオウ:「なるほど、何か新しい構想を練っているのだね?」
高 任:「新しい構想を練る前に、古いのを片づけろと言うツッコミは無しの方向で(笑)」
ラオウ:「今更(笑)」
高 任:「というか、新しい生活リズムにやっと慣れてきたというか」
ラオウ:「……よどみなく出てくる言い訳に、うさんくさいモノを感じるのは俺だけですか?(笑)」
高 任:「いや、このために昨日から理論武装を(爆笑)」
吉 井:「時間の使い方間違ってるよ、高任君っ!」
 
 しばらくお説教タイム。(笑)
 
高 任:「それはさておき、夏コミ受かりました」
吉 井:「連絡ないから、ちょっと先走ったよ(笑)」
高 任:「いや、どーせ、すぐに対談の予定あったから、そのときでいいかなあと(笑)」
ラオウ:「まあ、それは確かに」
吉 井:「……いや多分、『瀕死連合はどうだったんだ?』とコミケの当落が気になって気になって、夜も寝られない人がいるかも知れないし」
ラオウ:「いないですって」
高 任:「いないでしょうな」
吉 井:「……ここで、俺は頷いちゃいけないよね?(爆笑)」
ラオウ:「まあ、高任さんがちょいちょい書いてるけど……店売りで買える同人誌だけが目当ての人間はコミケに来る必要ないよな」
高 任:「いきなり何の話よ?」
ラオウ:「いや、見た感じ……瀕死連合のスペースに足を運んでくれる人って、HPの客オンリーやん」
高 任:「そんな感じ……つーか、チョコキスを求める時点でもう(以下略)」
ラオウ:「と、すると……わざわざ足を運んできてくれる人のために、なんらかのメリットを与えなければならないわけだが……ここまではいいかな?」
吉 井:「何やら、ラオウさんが回りくどい(笑)」
高 任:「俺の描く絵は、むしろ罰ゲームだと?(爆笑)」
ラオウ:「自覚あるなら、何とかしろよ」
高 任:「何とかなるなら、何とかなってるよ、既に」
ラオウ:「……ふつー、ある程度まではうまくなるもんなんだけどな」
高 任:「まあ、ここ数年まともに練習とかしてないから、さらにレベルが下がる一方のような…」
ラオウ:「……とはいえ、一昔前はそういう同人誌もちらほらあったんだけど。最近はほとんど見かけないと言うか」
吉 井:「ああ、確かに最近は同人誌の絵のレベルというか、底辺のレベルが上がりましたよね」
ラオウ:「絵のレベルが上がったからと言って、全体的に面白くなったかというと疑問だけど(笑)」
高 任:「それでも俺は、絵が描ける人がうらやましいよ。あと、ギャグが描ける人も」
ラオウ:「じゃあ、話を作る能力と画力のどっちをとる?」
高 任:「画力……つーか、話を作るのって、ある程度まではセンスじゃなくて、単に理詰めの問題やん。でも、絵って何もないところに己のラインというかそういうものを見出さなきゃいけないから、理屈の問題じゃなくて単純にセンスの問題としか思えん」
ラオウ:「いや、ふつーは、努力すりゃ画力もある程度まではつくはず……なのになあ(笑)」
吉 井:「そういう切ない話はやめません?」
 
 
高 任:「実写ドラ〇ンボールはやはり話題になってませんでしたか?」
吉 井:「なってないよ」
ラオウ:「全然なってないな」
高 任:「かなり笑えたんですけど」
ラオウ:「いや、笑えるという時点で、色々ダメだろう(笑)」
高 任:「エンディングテロップ後のピッコロ復活シーンはともかく、ラストシーンがロッ〇ー(悟空とチチの殴り合い)ですからね。映画館でなかったら、笑い転げてますよ、俺(笑)」
吉 井:「いや、高任君の言う『面白い』はちょっとまずい方向の『面白い』じゃないかと」
ラオウ:「……つーか、映画の内容がダメだったら、別の意味で話題になるはずなんだけど。そういうのも全然ないしな」
高 任:「映画の主題歌を浜崎あ〇みが歌ってるんだけど、なんとなく黒歴史(経歴から抹消される)になりそうですな」
吉 井:「ああ、一時某コンビニで流れまくってたね…」
ラオウ:「……(某漫画雑誌の裏表紙を見ながら)……これが悟空だろ?もう、それだけでがっかり感200%というか(笑)」
吉 井:「それはまあ…」
高 任:「この主人公が、ハリウッダー(笑)に対して『パンパン』やったら、映画館だろうが、スタンディングオベーションかましたけどな(大爆笑)」
ラオウ:「ああ、さすがにそれはなかったのか」
吉 井:「っていうか、ハリウッダーって(笑)」
高 任:「しかし、一ヶ月足らずで映画館から名前が消えたからなあ……つーか、今年は漫画原作の映画が結構あって、別の意味で楽しみというか」
ラオウ:「……カ〇ジは無茶だろう(笑)」
吉 井:「そもそも、わざわざ実写版でやる意味が不明ですが」
高 任:「いや、個人的には『カ〇イ伝』が。もう、主役は小六さんで、2時間ずっと踊り続けてるんですよきっと(笑)」
吉 井:「これが本当の『カ〇イ、出ん』だっけ?(笑)」
ラオウ:「まあ、漫画原作からして、主役のカ〇イが全然出てこないとかざらだったらしいからな」
高 任:「実際は忍者のアクション映画らしいですけどね……だったら、わざわざ『カ〇イ伝』をネタにする意味ないというか、オリジナルで脚本書けよ、と思う」
ラオウ:「テレビドラマと同じで、映画もあんまり冒険できないんだろうな」
吉 井:「(首を傾げながら)勘違いしてない、高任君?」
高 任:「え?」
吉 井:「『カ〇イ伝』じゃなくて、『カム〇外伝』の方だよ、映画になるの」
高 任:「あ、そーなんですか……じゃあ、忍者映画で(笑)」
ラオウ:「イ〇ナ落としだったっけ?」
高 任:「ジャーマンスープレックスは、あの技をヒントにして生まれたましたから」
吉 井:「へえ」
高 任:「いや、突っ込むところです、ここは(笑)」
ラオウ:「つーか、暗黒流れ星(笑)」
 
 ちょい脱線。
 
高 任:「まあ、ここ十数年の日本の映画は、公共事業だから、とか誰かが言ってた(笑)」
ラオウ:「なるほど、いい表現だ(笑)」
吉 井:「この春は割と、馬鹿映画が多かったんですけどね…ひょっとして、この流れが一年続くんでしょうか(笑)」
高 任:「某ゴ〇モンとか興味あったんですけど」
ラオウ:「え、ゴエモンってあの、石川五右衛門?」
高 任:「『愛する人のため、戦い続けた…』とかいうあおり文句だけで馬鹿映画の期待大というか(笑)」
吉 井:「なかなか笑えたよ」
高 任:「馬鹿でしたか?」
吉 井:「いやもう、これが…(以下略)」
 
 雑談からも、大脱線。
 
高 任:「……しかし、ミサイルやら、政治やら、経済やら、元大統領の自殺やら、某児童ポ〇ノ法とか、ツッコミ所満載のネタが転がりまくってるんだけど、どうツッコミを入れても、憂鬱でしかないな」
ラオウ:「だったら、ゲームとか、漫画とか、小説に絞ってネタにすれば…」
吉 井:「それはそれでものすごく洒落にならないような気がするのは俺だけですかっ!?」
高 任:「つーか、マジで児ポ法は洒落になりませんね……単純所持が違反になって、二次元のアレも規制対象になったら、正直逮捕されまくりですよ(笑)」
ラオウ:「だよなあ……というか、例の件でパソ倫が、いわゆる陵辱モノの販売がどうのこうのの自主規制云々言い出しただろ。正直、あれで多数のメーカーに激震が(笑)」
吉 井:「つーか、男性向け同人誌は…(以下略)」
高 任:「結局……二次元の規制って、頭の中で考えるだけでもダメという視点から喋ってるとしか思えないんですが」
ラオウ:「いや、『子供達を守ろう』という錦の旗を押し立てた人たちに、対抗するのは難しいよ。正面から反論した瞬間に犯罪者のレッテルはられるから、どうしても『表現の自由』とかそういう抽象的な物言いにならざるを得ないだろ。で抽象的な発言に対して『子供達が性的に搾取されている状況について』などと具体的に切り込まれたら、どうにもならないのよ。二次元とか、現実とか関係なく、とにかく規制するという姿勢で活動している人たちだから、多分色々わかってる上で『規制は厳しい方がいい』、『そもそも連想すらさせない』……で無理押ししてるから」
吉 井:「……そもそも、議論がかみ合わないですよね」
ラオウ:「じゃなくて、向こうはわざと議論がかみ合わないようにしてるだけです。議論がかみ合うと言い負かされる可能性があるでしょ(笑)」
高 任:「『子供達を守る』ってのは、例外を除けば絶対に正しい看板ですし、俺もそれは賛成ですが……二次元の規制に関しては、結局、『漫画やアニメがおかしな人間を作り出す』って考えが根本にあるとしか思えないところに、俺は反発を覚えるですよ」
ラオウ:「まあ、規制を強めたら犯罪そのものが減少するか怪しいという論戦をはってる人もいますが、大抵は海外のケースを基にして『規制した後も逮捕される人間が増えている』という事を根拠にしてて、正直これは根拠になってないんですよね」
高 任:「なってないですよね……多分、わかっててやってるとは思うんですが」
吉 井:「論戦そのものが、空中戦ですね(笑)」
ラオウ:「ついでに言うと、制度ってのは絶対に悪用する人間が出てきますからね。この法律が成立したら、絶対にわけわからん事言い出す奴が出てきます」
高 任:「まあ、正直それがイヤだから反対してる人がほとんどですよね…」
 
 注…基本的に、二次元規制について語ってます。
 
吉 井:「個人的には、現実にやらかさない限りは何の害もないと思うんですけどね。つーか、頭の中で人を殺しても罪にはならないという現状において、順当な考えだと思うんですけど」
高 任:「現実と空想の区別が付かなくなるってのは使い古された表現ですが、俺としてはそういう人間の方が現実を軽視しすぎていると思う」
ラオウ:「と、いうと?」
高 任:「いや、現実ってすごいですやん。現実という名の共通認識があってこその、いろんな表現が存在するわけですし。現実と空想の区別が付かなくなるなんて事を言える人間って、現実のすごさが本当の意味でわかってないですよ、絶対」
吉 井:「確かに」
高 任:「ネットゲームで、『他人と協力してゲームを進める楽しさ』とか言ってますけど、俺に言わせれば『現実世界で他人と折り合って生きてるんだから、ゲームぐらい1人でゆっくりプレイさせろっ!』と思うんですよ(爆笑)」
ラオウ:「な、なるほど(笑)」
高 任:「『あ、この人ゲームに慣れてなさそうだからフォローしなきゃ』とか、『この人、攻撃しか考えてないな、俺もアタッカーしたいけどバックアップに回ろう』とか、『うわあ、俺早く抜けて寝たいけど、ここで抜けたらみんなの迷惑になるな』とか、なんでゲームの中でまで、他人の顔色見て走り回らなきゃいかんねんっ!ゲームのなかでぐらい、好き勝手に行動させろやっ!違うか?俺のいってることは何か、間違ってますか?」
吉 井:「まあ、そういわれると、そうなんだけど…」
高 任:「……他人と協力してゲームを進める楽しさなんて、現実世界で充分堪能すりゃいいやんけ。現実世界をめいいっぱい生活してたら、そういうフレーズは出てこないぞきっと」
ラオウ:「現実世界では、モンスターは狩れないから(笑)」
吉 井:「いや、仮想世界で、現実世界とは違う自分を演じる楽しみが」
高 任:「現実世界で違う自分を演じる必要は多いですし、仮想世界でも自分の生き方を変えようとは思いません」
ラオウ:「うん、能力はさておき、根本的な部分でネットゲームに向いてないわお前(笑)」
高 任:「つーか、俺にとって野球はものすごい神聖なモノだったんだけど、根本的に団体競技に向いてないのな、俺って(爆笑)」
 
 中略。
 
 
ラオウ:「……なんというか、一言だけ言いたいことがあるんですよ」
高 任:「と、いうと?」
 
ラオウ:「どーすんだよ、グイ〇サーガ(大爆笑)」
 
吉 井:「ど、どーするんですかね?(笑)」
高 任:「どーにもなんないでしょ(笑)」
ラオウ:「まあ、ファンにとってはいろんな意味で痛恨の一撃なんでしょうね…」
高 任:「つーか、いつの間にやら100巻越えて……130…140はまだだったよね?」
ラオウ:「最初は全100巻とか言ってた様な…(笑)」
高 任:「結局、30年ぐらい書いてたんだっけ?」
ラオウ:「どのぐらいだったかなあ…?」
 
 しばし、黙祷。
 
吉 井:「『弱〇ペダル』が一山越えましたね」
高 任:「そんな感じですね。これは長期連載になるでしょう」
ラオウ:「何の話?(笑)」
吉 井:「チャ〇ピオンの自転車漫画です」
ラオウ:「……『シャ〇リキ』みたいな?」
高 任:「いや、かなり毛色は違うけど、熱いよ」
ラオウ:「ふむ……というか、サ〇デーのアレは、もうネタ切れだな」
高 任:「まあ、最近は苦しそうだなあ……作者のギャルゲーの引き出しの数が少ないというより、読者に受け入れられる引き出しの数がそもそも多くないという方が正確か」
吉 井:「……『神のみぞ…』ですか?」
ラオウ:「ですね……あとはラストに向かってたたむための風呂敷を用意する感じかと」
高 任:「サ〇デーと言えば、月刊サ〇デーが創刊されました。月刊漫画誌の巨頭、月刊マ〇ジンに挑む……のはいいけど、分が悪そう(爆笑)」
ラオウ:「ス〇エアもなあ…」
高 任:「個人的には一斗の続きが、すげえ読みたいんですが……多分、総集編の売れ行きで判断しようとしてたんでしょうが、今ひとつだったんでしょうね。総集編そのものが途中でなくなりました(笑)」
ラオウ:「むう…」
吉 井:「続きと言えば、『オッ〇』はア〇ションで再開したね」
高 任:「つーか、そろそろコミックが出るですよ……まあ、アレも色々あったらしいですが、あそこの編集が個人的にあの漫画のファンで、尽力したとかしないとか」
吉 井:「うむ、良い仕事」
ラオウ:「何それ?」
高 任:「自転車……というか、競輪漫画?」
ラオウ:「また自転車かよ(笑)」
 
 もう、このあと無茶苦茶。(笑)
 
吉 井:「そういや高任君、なんで今更『ヴァルキリープ〇ファイル(初代の方、多分2000年ぐらい……あ、PSPで2006年に出たかも)』が部屋の片隅に転がってるの?」
高 任:「昔、同人誌のネタで理解できなかったのがありまして…つい、なんとなくうっかり(笑)」
ラオウ:「つい、なんとなく、うっかりって、最強やな(笑)」
高 任:「まあ、プレイして爆笑しましたよ」
吉 井:「え、ば、爆笑するような内容だっけ?」
高 任:「いや、多分悲劇を書こうとしたんだろうけど、いろんな意味で喜劇になってるというか……」
ラオウ:「いわゆる、やりすぎ?」
高 任:「つーか……まあ、あるエピソードの細かい部分ははしょるけど、何でも願いがなう宝石があるわけよ」
ラオウ:「ほう」
高 任:「父親に会いたいがために、遠くから旅をしてきた女の子に、男の子が一目惚れをする、と」
ラオウ:「ふむ」
高 任:「でも、女の子の父親は既に死んでて……失意の中で、その国をあとにしようとする女の子を見て、男の子はその宝石を手に迷うわけよ。この宝石の力を使って、女の子がずっと自分の側にいる事を願うか、それとも女の子の願いを叶えてやるか…」
ラオウ:「いや、ちょっと待って(笑)」
高 任:「さてこの男の子、よりによって『女の子の願いを叶えてくれ』と宝石に願い、その瞬間女の子は心臓発作を起こして死亡。死後の世界で母親と父親にであうという、素敵な…」
ラオウ:「〜〜〜っ(悶絶中)」
吉 井:「え、それ…笑うところですか?」
高 任:「とまあ……どいつもこいつも、悲劇というか、喜劇の中で命を失い、ヴァルキリーの『一緒に逝きましょう』を合い言葉に戦わされて、そこそこ強くなったところで天界に送られて兵隊にされるという……いやまあ、ゲームそのものはきちんとできてるんですが」
ラオウ:「ごめん、ちょっと貸してそれ」
高 任:「うむ、腹筋ねじ切れるぐらい笑ってくれ」
吉 井:「……この2人の笑いのベクトルって」
 
 注…意図的に、情報をねじ曲げてます。(笑)
 
高 任:「そういえば、みつめてナイトの後継作品がでますよ」
ラオウ:「え、そうなん?」
吉 井:「聞いてないよ?」
高 任:「いや、女の子の衣装が装備の戦略シュミレーションゲームというか」
ラオウ:「は?」
高 任:「うむ、女の子を着せ替えして戦力アップ」
ラオウ:「大冒険編かよっ!(爆笑)」
高 任:「素敵なツッコミありがとう」
吉 井:「ああ、『脱がせる(タイトル名は違います)』ですか」
高 任:「まあ、今のところ買う気はありませんが」
吉 井:「というか、2人ともボックス買って、洋ゲーをエンジョイしましょうよ」
ラオウ:「んー、洋ゲーですか…」
 
 
高 任:「そういや吉井さん、ツアーオブジャパン見に行きました?」
吉 井:「いや、さすがに平日は仕事が……つーか気がついたら終わってたよ、ぐらいの感じ(笑)」
ラオウ:「……?」
高 任:「自転車競技」
ラオウ:「むう……正直俺は、ツールドフランスぐらいしか名前を知らないよ」
高 任:「今年って、いつからですか?」
吉 井:「ん、7月の頭…多分2日から」
高 任:「なるほど」
吉 井:「アームストロング復活ですよ。さてさて、どうなるやら」
高 任:「え、あの人もうすぐ40じゃなかったですか?」
ラオウ:「ごめん、話が全然わからん(笑)」
高 任:「いや、俺もそれほど詳しいわけでは…」
ラオウ:「嘘つけっ」
高 任:「ちなみに、比較対照は吉井さん(笑)」
吉 井:「(指先で眼鏡の位置を調節しつつ)一応、ちょっと詳しいですが、何か?(笑)」
ラオウ:「うわー(笑)」
 
 まあ、この手の単発ネタはキリがないので。
 
ラオウ:「そういや、みつめてナイトというか、ピコはまだ終わらんの?」
高 任:「言わなかったっけ?全15話の予定って」
ラオウ:「いや、聞いたけどさ(笑)。一応、ここは読み手のフォローをしておくべきかな、と」
吉 井:「多分、待ってる人がこっそりと多いシリーズのような」
高 任:「知人が『ライズは可愛いなあ』などと、留守電に吹き込んでくれました(笑)」
ラオウ:「おいおい」
高 任:「いや、多分『ライスの出番を増やせ』という催促だと思う……個人的には、『ライズは可愛いなあ』じゃなくて、『ライズは凛々しいなあ』の方向で書きたいんだけど」
吉 井:「っていうか、ヒロインのはずのピコがいなくなりましたけど?(笑)」
ラオウ:「ふつーに考えると、ノエルが出てくるんだが…」
高 任:「俺、ふつーちゃうもん(笑)」
ラオウ:「だよなあ(笑)」
高 任:「つーか、個人的にノエルはノエルで別キャラクターとして書いてみたいという希望はあるんだけどね……」
ラオウ:「まあ、原作ではある意味謎の人だったし」
高 任:「別の短編も考えてたんだけどね……まあ、女の子1人も出ない話なんで、多分ほとんどの人が求めない話だろうと(笑)」
ラオウ:「つーか……やっぱり、『偽チョコ』『みつめてナイト』『キミキス』の連載3つ抱えると、あれやな(笑)」
高 任:「全部まとめて……で考えると、それほど遅いペースじゃないよ」
吉 井:「まあ、古くからの人間は『偽チョコ』のスタートダッシュが印象に残ってるでしょうし」
ラオウ:「いや、俺はむしろ吉井さんのあの更新ペースが驚きでしたが」
高 任:「まあ、一週間おきに郵便送りつけてプレッシャーかけましたからね、あの時は(笑)」
ラオウ:「つーか、みつめてナイトのペース遅いよ」
高 任:「気分はパズルですから(笑)」
吉 井:「…?」
高 任:「いや、帳尻あわせが大変なんですよ、あれ」
ラオウ:「楽しそうに言うなよ(笑)」
高 任:「王位継承の謎とか、国家間の陰謀とか、そもそもプリシラ王女は何者だったのかとか……こうね、ルービックキューブをいじる感覚というか、ラストシーンで読み手に『なるほどっ』と膝を叩かせてみたいわけですよ、俺としては(笑)」
ラオウ:「ほう」
高 任:「あ、いや、ちょっと違うな……(考え中)……歴史小説をたとえに上げますけど、いろんな資料を集めて、事実(?)という石を積み上げていく作業が、作業としてはメインになるんだけど、やっぱりどうしても資料のない部分がでてくるわけで」
ラオウ:「まあ、そりゃな」
高 任:「つーか、手間はかかりますけど、石を積み上げる作業って根気さえあれば誰にでもどうにか出来るというか……でも、石を積み上げられない部分ってね、結局、飛ぶしかないじゃないですか、想像という翼で」
ラオウ:「一部、妄想(笑)」
高 任:「そうとも言う(笑)けど……でも、作業としては全然メインじゃない、その飛ぶという行為にこそ、書き手の味というか、キャラというか出てくるわけでしょ。自分の想像に現実味を持たせるのが、豊富な知識だったり、独自の歴史観だったり、人物観だったり……精妙な文章力だったりするわけで」
吉 井:「結局、高任君としては、その行為が楽しい、と?」
高 任:「楽しいですね……つーか、いわゆる自己表現以外の何物でもないんでしょうけど。多分、俺がいつも言ってる『原作通りのパロディなら意味ない』ってのも、根っこにはそういう思考があると思います」
ラオウ:「まあ、そういう風に考えると……みつめてナイトは、ある意味うってつけの題材ではあるわな」
高 任:「ですね……積み上げる石が存在しないとか、そもそも物語に矛盾が満載で積み上げるべき石が積み上げられないとかいうのは論外ですけど、最初から最後まで石を積み上げられてしまう物語(がっちり書き込まれて、想像の余地がない)も、どうしようもないですし(笑)」
吉 井:「確かに考えてみたら、ヴァルファの目的って謎のままなんですよね、あのゲーム」
高 任:「謎なのは、それだけじゃないですけどね……結局、カルノーの行動を考えると、シベリアが一枚岩ってのはあり得ないですし」
ラオウ:「……難しいと思うぞ、あれは」
高 任:「まあ、ぼちぼち(笑)」
ラオウ:「楽しそうやな」
高 任:「だから、楽しいと言っている(笑)」
吉 井:「セガの魂が…(笑)」
高 任:「前にも言いましたが、基本的に俺は『ゲームの中に登場する情報を紹介する』ように書くと同時に、本来ゲームをプレイしたユーザーが想像したのとは別の世界観を提供したいわけですよ」
ラオウ:「(笑いながら)なおかつ、読み手がそれを納得する形で?」
高 任:「なんつーか、偽チョコとは別のベクトルの楽しみなんですよ。楽しいって事は、そりゃ、凝りますよね、人間なら(笑)」
ラオウ:「わかるけど、一応突っ込んでおこう(笑)」
高 任:「まあ、基本的に、ふつーにプレイしたユーザーが誘導されるべき設定とは、全然違う話になるんだけど、読み手が納得してしまうというか、読み手を納得させてしまう……これがパロディの醍醐味だと思うんですが」
 
 ちょい脱線。
 
ラオウ:「……結局、キミキスの柊は退場処分なの?(笑)」
高 任:「何となく言いたいことはわかるけど、予定通りだよ?(笑)」
吉 井:「『転校』は、TLSファンにとってロマンだよね(笑)」
高 任:「まあ、今となっては古くさい考え方なのかも知れないけど、俺は人間が変わるためには何らかのきっかけが絶対必要と思うんですよ」
ラオウ:「いや、別にその事にケチを付けているわけでは…」
高 任:「いや、言いたいことはわかってるけど、ストーリーに関係するから、それ以上喋ってもカットするよ?(笑)」
ラオウ:「じゃあ、いいや(笑)」
吉 井:「……ラオウさんって、高任君の書く話の先がほとんど見えるんですか?」
ラオウ:「細部はともかく、大まかな部分では」
高 任:「とりあえず、眼鏡娘が幸せになります(爆笑)」
吉 井:「いないからっ、キミキスに純粋な眼鏡娘はいないからっ!(笑)」
ラオウ:「実は主人公のことを、陰で見ていた眼鏡娘が…(大爆笑)」
高 任:「さすがに、新キャラを出そうとは思ってませんが……そうですよね、眼鏡娘が2、3人登場する方が、リアリティありますよね(爆笑)」
ラオウ:「おいおい」
高 任:「いや、知人に言われてるんですよ。『最近の高任さんは、眼鏡娘に対する愛情が感じられないよ』って(笑)」
ラオウ:「……まあ、今書いてるのに眼鏡娘あんまりいないというか、眼鏡娘と言うより、ゲームそのものとか、キャラそのものに愛情を注いでいるという印象が強いからだろうな…」
吉 井:「と、いうか……前から言ってますけど、ここ数年の眼鏡娘は、添え物というか、イロモノ扱いがほとんどですからね」
高 任:「でも、漫画とか小説では、割と眼鏡娘ヒロインは復活の兆しがあるんですけどね(笑)」
ラオウ:「……チェック厳しいのう(笑)」
高 任:「というか、最近地道にコンタクトとか、視力開腹手術によって、障害をまねいた……みたいな、記事が増えてるんですよね。多分これは、眼鏡信奉者のテロ活動だと思うんですけど(爆笑)」
吉 井:「いやいや」
ラオウ:「単純に、そういうのに群がる人間の中で粗悪な連中がいる……という、いわゆる普及の過程における普通の事象だろ」
 
 脱線。
 
吉 井:「眼鏡娘と言えば、『ド〇ームクラブ』が(笑)」
高 任:「いや、俺はピュアな人間じゃないので、参加資格がないです(笑)」
ラオウ:「何それ?」
吉 井:「緑髪で名前は『みお』。狙いに狙ったとしか思えない、今や王道中の王道の眼鏡娘登場です。ここから巻き返しが開始」
ラオウ:「すみません、余計わからんのですが(笑)」
高 任:「……(棒読み)…『ピュアな心の持ち主だけが入れて、ピュアなホストガール達と楽しめるキャバクラゲーム』」
ラオウ:「(目をぱちぱちさせつつ)……はい?」
吉 井:「……(同じく棒読みで)……『ピュアな心を持つ人間だけが入店できるキャバクラで、同じくピュアなホストガール達と会話や疑似恋愛を楽しむゲーム』です」
ラオウ:「……なんですか、その総員対ツッコミ防御完了のあおり文句は」
高 任:「まあ……箱用ゲームだし、多分、ゲイ〇ポイントをユーザーからむしり取るシステムになってると思うよ」
吉 井:「アイマスから色々出張してますし(笑)」
高 任:「仲良くなるためには、飲酒力が必要不可欠……って、絶滅キ〇グかよっ!?(爆笑)」
ラオウ:「な、懐かしいモノを…」
吉 井:「(よく分かってない様子)……?」
ラオウ:「つ、つーか……要するに、ピュアかどうかはおいといて、プレイヤーがキャバホステスに貢いで貢いで貢ぎ倒すゲームか?」
高 任:「うん、でも貢ぐ相手は、多分ゲ〇ツ(笑)」
 
 
ラオウ:「偽チョコだけど」
高 任:「はい」
ラオウ:「ああいう流れになるって事は、一周目の世羽子のあれは、弥生に対して公平なチャンスを与えるために、基本的にはわざとふられたわけだよね」
高 任:「うん」
ラオウ:「……」
吉 井:「どうしました、ラオウさん?」
ラオウ:「いや、2周目で色々書いてるはずなのに、この男は重要な部分を意図的にスルーしてますから、3周目に対する伏線かなあ、などと(笑)」
高 任:「…(笑)」
吉 井:「え、3周目やるの?」
ラオウ:「吉井さん、重要なのはそこじゃなくて」
吉 井:「え?」
ラオウ:「まあ、読んでる人間は薄々気付いていると思いますが……この男が意図的にスルーする内容を想像すると、誰がエンディング対象キャラではないということを推測できるんです」
高 任:「……」
ラオウ:「まず、あからさまにそれを示しているのが二つあって、青山と麻理絵が放課後に何を話したのか…が1つ。もう一つは、日曜日に青山が世羽子の家を訪ねていって交わしたはずの会話」
高 任:「……」
ラオウ:「この2つは、多分選択肢に関わらず起こるイベントのはずなんだけど…?」
高 任:「うん、起こる。主人公の関与しないところでの必須イベント」
ラオウ:「1周目と2周目の世羽子の行動の違いはあるけど、多分青山が世羽子に語った言葉は同じなんだよね?」
高 任:「……前に言ったけど、青山は『2人によりを戻させようという積極的な立場にはないけど、2人の間にある誤解ぐらいは解いておいてやるか』と思ってはいるわけで」
ラオウ:「1周目の世羽子は、弥生に対する遠慮かどうかはさておき、一旦尚斗との関係を精算する方向に動いたけど、2周目はむしろ尚斗に近づく女連中を排除する方向に動いたよね」
吉 井:「ああ、つまり2周目において少なくとも(ぴー)と(ぴー)と(ぴー)は攻略対象外だと(笑)」
高 任:「……なんかそんな風に決めつけられると、抗いたくなるなあ(笑)」
ラオウ:「つーか、安寿に絡めて大きな風呂敷を広げたなあ(笑)」
高 任:「いや、予想通りという表情でそんなこと言われても(笑)」
吉 井:「(棒読み)冴子先輩って、そうだったんだね」
高 任:「本当は(まだ)書くつもりなかったんですが、ちょっと大きな意味での枠組みを変更してみようかと(笑)」
ラオウ:「一枚だけ羽根が残ってるのは絶対に何かの伏線です」
高 任:「わざわざ宣言しなくても、あれを伏線と思わない人間は、反対におかしいだろ(笑)」
ラオウ:「いや、『自分でもぎ取ったのに、一枚だけ羽根が残っている』という事がな」
高 任:「(棒読み)……ひょっとしたら、冴子は肩の関節が堅いのかも(爆笑)」
吉 井:「す、すごい言い訳だ(笑)」
ラオウ:「まあ、それはさておき……ああいう風に書くと、大抵の人間が勘違いすると思うけど、まだ『冴子が監視者と決まったわけじゃない』よな?」
高 任:「(麦茶をふいて)げふっ!ごふっ!」
吉 井:「うお、わかりやすい」
ラオウ:「いや、反対にわざとらしくて怪しいな……対談でこの部分を、きちんと文章にするかどうかで判断しないと」
高 任:「ごふっ、ごふ…こ、この男は…」
ラオウ:「まあ、それはさておき」
高 任:「ん?」
ラオウ:「多分自覚してると思うけど、2周目は謎解きというか、世界観描写に力を入れすぎでは?」
高 任:「自覚してる……つーか、根本的に2周目では主人公が動いてないんですよね(笑)」
ラオウ:「裏に力入れすぎ」
高 任:「いや、自虐的な意味を込めて、安寿あたりに『有崎さんの〜ちょっといいとこみてみたい〜♪』みたいな台詞を言わせてみようかと(爆笑)」
ラオウ:「便利だよな、安寿」
高 任:「便利ですよ。時事ネタだろうがなんだろうが、なんとなく何言っても許されるキャラってイメージが俺の中にはありますね(笑)」
吉 井:「いや、それはどうかと」
 
 以降、ぐだぐだ……つーか、おまけ。
 
高 任:「そういえば、どうもお隣の韓国がちょっとまずい状況っぽいですな」
ラオウ:「元大統領が自殺した云々か?」
高 任:「いや、あれからしばらくして韓国のニュースがほとんど報道されないからおかしいな……とは思ってたんだけど、報道規制かかってて、逮捕者とか出まくってるとか」
ラオウ:「ちょいまち(笑)」
高 任:「はいよ」
ラオウ:「なんで、そんなネタを知ってる?」
高 任:「日本に留学してる韓国人の元へ、友人の韓国人がやってきて、本国では言えないことを、色々と喋っていったらしくて(笑)」
吉 井:「いや、喋ったらいけないことなんじゃ…」
高 任:「もう、ネットとかの書き込みがすぐに消されたりするのは前からだけど、ネットに対する書き込みで逮捕者出まくりとか……大変らしいです」
ラオウ:「おいおい」
高 任:「まあ、又聞きだから真実は闇の中ですが……ただ、あれ以降韓国の記事がほとんど新聞に出てこないのは確かだけどね(笑)」
吉 井:「この話題やめよう、絶対やめよう」
 
     終了。

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