例によってぐだぐだの雑談を……。
 
 
ラオウ:「……1年に3回目は、久しぶりですな(笑)」
吉 井:「確かに」
高 任:「そーいや、冬コミ受かった……のが、まだHPに反映されてないというのは事実ですか?」
吉 井:「いや、更新したよちゃんと」
高 任:「あ、そーでしたか、失礼」
ラオウ:「……更新したの、月末ですやん(笑)」
吉 井:「いや、更新のついでにやろうと思って(笑)」
高 任:「なるほど……いや、当落通知が送られてくる時期を過ぎても、HPでリアクションがないから『冬コミどうだったの?』などと知人から連絡が来まして」
吉 井:「むう、余計なことを(笑)」
ラオウ:「つーか、高任さんから連絡すればいいだろ」
高 任:「そうともいう……つーか、ラオウさんは来られなさそう?」
ラオウ:「うむ、無理っぽいな」
高 任:「そうか…」
吉 井:「というか、冬コミ受かるぐらいなら、東京マラソンの抽選受かって欲しかったというか…」
高 任:「とりあえずそれは聞かなかったことに……って、落ちたんですか?」
吉 井:「落ちたよ…」
高 任:「まあ、7倍とか言ってましたしね……一応コミケより、倍率高いです」
ラオウ:「(意味が分かってない表情)……?」
高 任:「いや、吉井さん、今年もマラソンに申し込んだらしくて…」
ラオウ:「それは、知ってるけど…というか、参加者、3万人とか言ってなかった?え、7倍?」
高 任:「いや、ラオウさん……そんな『わざわざ金払って、何時間も走ろうとする人間がそんなにいるのか?』みたいな表情を(笑)」
ラオウ:「いや……(微笑んで)吉井さん、別にそれは異常なことではないですよ(大爆笑)」
吉 井:「なんか異常者にされてますか、俺っ!?(笑)」
ラオウ:「大丈夫、大丈夫ですから…」
吉 井:「いや、だから…」
高 任:「この男は、こういう嫌がらせが本当にうまいというか……でもまあ、同人もマラソンも、同じぐらい希少人種だと思いますけどね……世間からすれば、前者はアレで、後者は健全に見られるんでしょうけど(笑)」
ラオウ:「まあ、両方ってのは、さらにレアで(笑)」
高 任:「つーか、そもそも体育会系と、漫画、ゲーム、アニメの両立しにくいと言うか……基本的に、俺部活の人間とほとんど話が合わなかったですから」
ラオウ:「高任さんの場合、趣味じゃなく人間性の問題ではないかと(笑)」
高 任:「否定はできん(笑)」
 
 
高 任:「しかし、ここ2、3ヶ月はネタだらけというか……」
ラオウ:「色々ありましたというか、ありますねえ……北京オリンピックが遠い昔のことだったかのように(笑)」
高 任:「言われてみれば、高々4ヶ月ほど前のことなんだが(笑)」
吉 井:「……あまり、お二人さんに喋らせたくないネタがほとんどですが…」
高 任:「ギョーザとか、考えてみたら今年の話ですからね……時の流れが早い早い(笑)」
ラオウ:「早いよなあ(笑)」
吉 井:「というか、人の関心が経済一直線ですよね、なんとなく」
ラオウ:「……喋らせたくないネタといいながら、何故自らそれを振りますか(笑)」
吉 井:「いや、まあ、政治よりはマシかと…」
高 任:「経済ですか……数年後、『こんな事もあったね』と微笑み合うことが出来ることを期待しつつ(笑)」
吉 井:「……(苦笑)」
ラオウ:「つーか、急激な経済環境の変化とか言ってるけど、結局はサブプライム爆弾がついに爆発しただけのことで、その後のことはほぼ予想通りの展開ですよね?(笑)」
高 任:「去年から、いつ爆発するのかな、とドキドキしてましたが……予想以上に想像通りの展開で、ああ、人間って成長しない生き物なんだなあと、俺は無常感を(笑)」
ラオウ:「まあ、人間の進化は2000年前にストップしたという言葉もありますし」
吉 井:「それは、違う意味ですよ、ラオウさん(笑)」
 
 中略。
 
吉 井:「某ホンダがF1から撤退してしまう…」
高 任:「もっと重要なのが、ハンドボールが今年で休部というか、廃部というか(笑)」
ラオウ:「ハンドボール…そういや、あれも今年の話か?(笑)」
高 任:「綺麗さっぱり負けましたし、話題にもなりませんし、そもそも中東云々のはなしもどこへやら…」
ラオウ:「日本人だからなあ…」
吉 井:「いや、F1の話しようよ」
高 任:「ここ数年のF1って規制の時期に入ってるじゃないですか。そういう意味では、メリットよりデメリットの方が…という意見にもうなずけなくも…」
吉 井:「そうなんだけどね…」
ラオウ:「まあ、メリットとかデメリットとかいう時点で世知辛い話ですけど(笑)」
高 任:「そりゃそうだ……まあ、某ホンダの場合外国人の株主も多いだろうから、余計にそういうのはうるさいだろうしね」
吉 井:「むう…」
高 任:「……つーか、某ト○タの業績見通しが下方修正されて赤になるとかいう噂がちらほら耳に入ってくるけど」
ラオウ:「そうなん?」
高 任:「いや、噂なんだけどね……(この数日後、発表されました)」
 
 中略。
 
ラオウ:「そういえば、例の航空幕僚長の、トンデモ論文ってどんなん?(笑)」
高 任:「知らんがな……と言いたいけど、どーも、あの人間に本を書かせようという出版社があるとかないとかという、噂を耳にしたな」
吉 井:「例の論文で?」
高 任:「いや、どうでしょうね……まあ、『何かを守ろうという気持ちは、それが良きモノであるときに強くなる。自分たちが守ろうとするモノが、悪いモノだったらそれは当然懸命にはなれない……つまり、良きモノであり、愛することが出来るような歴史観をうち立てなければ、国が滅ぶ…』とか、そういう感じの……うん、ラオウさんなら悶絶すると思っていたよ(笑)」
ラオウ:「ぜーはーぜーはー」
吉 井:「今、ものすごい論理のすり替えがあったような…」
高 任:「多分……個人的に付き合う分には、責任感があって真面目な人だとは思うんですが。とりあえず、権力持たせたらダメな人ですね、絶対に」
ラオウ:「いや、守り甲斐のある国と思いこむために、侵略の歴史を否定しようと……って、確信犯だろ?絶対良い人じゃないぞそれ(笑)」
高 任:「いや、もう自衛隊を定年退職になったからふつーの一市民やん。自衛隊の幹部でないなら、俺らがどうこういう話でもないわな」
ラオウ:「いや、『元』がつくから、普通の一市民というわけには(笑)」
吉 井:「まあ、言論の自由が許されない職業ですし」
高 任:「つーかね……今の日本人って、自衛隊に対してきついよね。正確に言うと、政治家とか、自衛隊とか、公務員とか、そういう人たちに対して、はらうべき敬意とかそういうのがものすごい欠如してるというか」
吉 井:「いやそれは、玉子が先か、鶏が先か…」
高 任:「極論ですけどね、他人に怒られる人間って、自分から反省することが少なくなっていくんですよ。さっき挙げた職業の人間に必要なのは、自己を律するって能力でしょ?必要以上に他人に抑圧されることで、ダメになってる部分は絶対あると思います」
ラオウ:「まあ、一理はあるかもな、一理は(笑)」
高 任:「そりゃ例外はあるでしょうけど、みんながみんな、『ああ、あの人は立派な人なんだよ』という目で見続けたら、人間って空気を読む生き物ですから、『ああ、立派な人間として行動しなければ…』と、自分で自分を律していく人は多いと思うよ」
ラオウ:「いや、増長してしまう少数派が問題なんだけどな(笑)」
吉 井:「……高任君は、とても原稿を書き上げるのが早くて、遅らせたりすることが全くない、素晴らしい人で…」
高 任:「なんの話ですか?」
吉 井:「いや、自己を律するのかなと(笑)」
高 任:「そんな上っ面の言葉ではダメです。もう、心の底から敬意をにじませた言葉じゃないと(笑)」
吉 井:「ごめん、無理」
ラオウ:「心の底からの本音がにじんでますね(笑)」
高 任:「まあ、話を戻しますが……でたら、そこそこ売れるんと違うかな?そういうの、好きな人は結構いるし、そのトンデモ論文そのものを擁護するような雑誌も世の中には存在するし」
ラオウ:「そうなん?」
高 任:「だって、そんな論文が主催者のごり押しもあったとはいえ、最優秀賞取っちゃうんだぞ。えーと、ライトでライトな人が絡んだ集団に組織に、企業なんかは結構ごろごろしてますから」
ラオウ:「ライトでライトな人(笑)」
高 任:「二つ目のライトをどう訳すかで、その人の人間性が素敵に滲み出ると思う(笑)」
吉 井:「……ちょっとHPの関係もあって、管理者としては一刻も早く、この話題うち切りたいけど(笑)」
 
 中略。
 
高 任:「そういや、なんかノーベル賞の順番が回ってきたみたいですね……って、考えてみたらアレも結構最近の事ですが(笑)」
吉 井:「時の流れが速いよね、特に今年は」
ラオウ:「ノーベル賞に関しては、まさに順番に回ってきたという表現がぴったりなんだけど」
吉 井:「日本国籍がどうのこうの、とかけちくさいことで騒いでましたが、日本ぐらいですよね、あんな事言ってるの」
ラオウ:「というか、揃いもそろって国外の研究施設にいるって事の方が重要なんですけどね」
高 任:「そうなん?」
吉 井:「え、知らなかったの?」
高 任:「ええ」
ラオウ:「ついでに言うと、国内の研究施設にいる外国人がノーベル賞を受賞したって事もないわけで……ごく普通に考えると、『おめでとう』とか『快挙』とか言ってる場合じゃないんですけどね」
高 任:「でも、アレだろ?今現在研究されてる内容でノーベル賞が回って来るのは、また10年後20年後の話だろ?正直、理系はよくわかりませんが(笑)」
ラオウ:「……理系離れの現実だよなあ」
高 任:「……バイト先の大学生(理系)が、エアコンの触媒について理解してなかった方がよっぽど問題だと思いますが(笑)」
吉 井:「マジですか…」
高 任:「まあ、俺もフロンガス云々の問題がニュースになるまで、エアコンの原理はおろか、触媒が何故必要なのかもわかってませんでしたが」
ラオウ:「……」
高 任:「虫けらをみるような目はやめて(笑)」
ラオウ:「中学校の理科だぞ?」
高 任:「だから、説明されたら理解したよ……知らないのと、理解できないのは別だろ?」
ラオウ:「知らないことそのものが、恥ずかしいことだと思うが」
高 任:「いやまあ、それはね、うん…(笑)」
吉 井:「その論理で言うと、世の中には恥ずかしい人だらけと思いますよ、ラオウさん」
ラオウ:「それは別にいいんですけどね…というか、俺も恥ずかしい人ですが、それを恥ずかしいと思わない人が多いのは問題だなあと」
高 任:「まあ、勉強ってのは、しなきゃ自分がやばい……ぐらいは、自覚した方がいいですけどね」
ラオウ:「義務教育ならむしろ当たり前ですが、高校とか、大学で、授業についてこられない人間に手をさしのべる必要があるのかなあ……などというと、問題発言になるんですかね(笑)」
高 任:「多分、めちゃめちゃ攻撃されると思います……が、ラオウさんの言ってることは間違ってません(笑)」
吉 井:「んー」
高 任:「また吉井さんがいい人であろうとして、口をつぐんでますな(笑)」
吉 井:「いや、別にそんなことは…」
ラオウ:「レポートの書き方がわからないから教える、高校の授業の復習をカリキュラムに組み込む……って、できん学生は留年させたらいいだけとちゃうの?」
吉 井:「学生が集まりませんね、多分」
高 任:「なんでもかんでも西洋方式を模倣すればいいとは思いませんが、大学に関してはアメリカ方式でいいと俺も思いますけど……卒業できない奴はずっと卒業できない(笑)」
ラオウ:「と、いうか……自動車学校にね、日本の本質が色濃く現れてると俺は思う」
高 任:「…?」
ラオウ:「見極めで失敗、何回もやり直してはんこもらって……とにかく、卒業させようとするというか」
高 任:「まあ、俺も人のことは言えません(見極めで一回ミス)が、何回も失敗する人間は、基本的に車に乗ったらダメではないかと(笑)」
ラオウ:「だよなあ。でも卒業させて、免許を取らせちゃう…それがこの国。違うだろ、車に乗っていい人間か、そうでないかを選別するための関門なのに、『よし、がんばったから、おまけではんこ押しちゃえ』って(笑)」
高 任:「車の事故は他人を巻き込みますからね…」
吉 井:「それは、言えてますね…」
ラオウ:「高任さんの、実際に免許もらっていいのは10人に1人ぐらいってのは極端だと思いますが……ダメなモノはダメって、切り捨てなきゃいけない分野と、切り捨てなくてもいい分野をわけられてないのな」
高 任:「それに対して、西洋方式は、切り捨てなくてもいい分野まで切り捨てる…と(笑)」
ラオウ:「まあ、そうやな…」
吉 井:「そういえば、75歳以上の人が運転する車にマークを貼るとかも…今年でしたっけ?」
ラオウ:「時の流れは早いなあ…」
高 任:「なんか、割と反発強いみたいですね……車が必須の人は大変だろうけど、基本的に運転が危ない人は、自分でそれに気付きませんよね」
ラオウ:「つーか、反射速度とかの基準を作って検査したら……多分、免許を取りあげられる人間は結構いるでしょうね、75歳以上じゃなくても」
高 任:「よっぽど訓練してる人は別にしても、30歳になったら確実に視神経は衰えますからね……反射速度とかの基準が出来たら、2人に1人はダメだと思います」
吉 井:「でも、それじゃあ車が売れないから」
ラオウ:「経団連の重鎮に、車企業の人間が居座っている限り、そんな基準ができるわけがない(笑)」
高 任:「まあ、円高と不況で、その車企業がえらいことになってますが…」
吉 井:「派遣社員、きりまくってます」
ラオウ:「……つーか、こういう時のために法整備を整えたのに、いざそれを実行すると、鬼のように叩かれるって…」
高 任:「……泥縄の国にすんでいるって実感できますよね(笑)」
ラオウ:「あの法案が通ったとき、こういうことも起こる……と覚悟を決めた人間がめちゃめちゃ少ないって事ですか」
高 任:「俺は、会社やめたときに、いろんな覚悟だけはしましたけどね……まあ、それ以前に、人生をほとんど投げてたからかもしれませんが」
ラオウ:「お前が言うと洒落にならん(笑)」
吉 井:「……ノーベル賞が、何故こんな話に…」
高 任:「まあ、アレですよ……合格率10%と、合格率90%の関門。全員受験の場合、受験者が必死になるのはどっちってやつで」
ラオウ:「は?」
吉 井:「それは……90%の方だよね(笑)」
高 任:「10人に1人しか落ちない試験で落ちた人間に対して、この国の人間ってものすごく冷たいところがあるでしょ。仮に、『お前には車に乗る資格がない』と宣言された人間って、ものすごく肩身が狭いと思いますよ。そういう意味でも、10人に1人に免許を与える……方が正しいと思います」
ラオウ:「なるほど、そこまで考えての割合か…」
 
 ぐだぐだぐだ…。(笑)
 
ラオウ:「しかし、予想以上にダメですな、どこかの首相は(笑)」
高 任:「ああ、今のタイはぐだぐだですしね」
ラオウ:「誰が微笑みの国の話をしとるか(笑)」
吉 井:「一応、一部の人間に人気があるそうですから、悪口は控えた方が」
ラオウ:「いや、これは微笑みの国の話ですから(爆笑)」
高 任:「どの口が言うた(笑)」
吉 井:「まったくです」
ラオウ:「(何を言ってるのかわからないという感じに肩をすくめ)……?(笑)」
高 任:「つーか、ここで語るまでもなく日記で書きまくったからな……そもそもこれはと思った人間から首相に選ばれていくんだから、期間をあけずに新しく選んだ方がカスなのは火を見るより明らかだろうに」
ラオウ:「新しく選ばれた理由も理由ですからね(笑)」
吉 井:「すみません、HPが炎上させられる恐れがあるのでそのぐらいに」
高 任:「まあ、空港を占拠するぐらいだからねえ」
ラオウ:「観光事業が大変ですな……まあ、解除されたけど」
吉 井:「……」
ラオウ:「微笑みの国の話ですよ、吉井さん?(笑)」
吉 井:「……まあ、いいですけど」
高 任:「というか、某森さんと違ってスケールが小さいというか」
吉 井:「高任君、それタイの話じゃないよね?」
ラオウ:「某森さんか、確かに今になって思うと、スケールがでかかったよなあの人は」
高 任:「確かに。あの人に比べたら、いろんな意味で小者としか」
吉 井:「スイッチ、切っていい?」
 
 泣いて頼まれたので、中断。(笑)
 
ラオウ:「そういや高任さん、某阪神、優勝せんかったやん」
高 任:「私は貝になりたい(笑)」
吉 井:「既に知人にいじめられたっぽい(笑)」
ラオウ:「つーか、高任さんの日記の『でもそんな阪神がちょっと好き』でかなりふいた(笑)」
高 任:「いや、ネタと言うより本音なんですけど……」
ラオウ:「まあ、俺は別に野球には興味ないですが……いまはともかく、昔の阪神は好きでしたよ。なんというか…『仕方がないなぁ、こいつぅっ!』って感じで(大爆笑)」
高 任:「今や、2位で監督が責任とって辞任ですからね……いやな時代になりました(笑)」
吉 井:「いやな時代というか、不思議な時代というか…」
高 任:「この話も、阪神ファンに怒られそうなので……つーか、吉井さん。大分(サッカー・ナビスコ杯)、優勝しましたやン」
吉 井:「おおっ、したよ!かつての、これでもプロか…という時代の姿を知っている人間としては、感無量というか(笑)」
ラオウ:「ああ、そういえば吉井さんの地元というか、故郷でしたっけ」
吉 井:「まあ、つながりはそれだけですが(笑)」
高 任:「T県のサッカーチームは、J2でぶっちぎりの最下位を独走です(笑)」
ラオウ:「つーか、四国4県で、愛媛と徳島の2チームって無理だろ(笑)」
高 任:「大分みたく、選手育成に力を入れて、成長したところで人身販売しつつ、堅守速攻でいくしかないですな」
吉 井:「それは皮肉?」
高 任:「つーか、サッカーファンとか、協会のお偉いさんの間で、大分のサッカーってやたら評判悪いですよね……ちょっと日記でも書きましたが、正直アレには俺も眉をひそめるというか」
ラオウ:「大分のサッカーに?」
高 任:「じゃなくて(笑)」
吉 井:「与えられた条件の中で、好成績を残そうとすると……ああなりますよね、普通(笑)」
高 任:「世界のどこでもああですよ……それを、『つまんねえサッカー』とか、平気で口に出来る人間は、サッカーのファンじゃないよなあ、と」
ラオウ:「……高任さん、サッカーファンなん?」
高 任:「いや、全然(笑)」
吉 井:「……」
高 任:「つーか、俺は大抵のスポーツは好きですが、サッカーに関しては嫌いな部類に入りますね」
ラオウ:「小学生の頃、ぼろ負けしたから?(笑)」
高 任:「否定したいけど、ひょっとしたら少しは影響してるかも知れない……といっても、ぼろ負けしたのはサッカーだけじゃないですよ?(笑)」
ラオウ:「なるほど…」
高 任:「つーか、某野村さんが阪神の監督やったけどだめで、某星野さんがやったら……という理由で、監督としての力量は……という理論があるけど、あれはどうかなあというのと同じで」
吉 井:「……え?(話のつながりが見みえなかったっぽい)」
高 任:「いや……別に俺は某野村さん嫌いですけどね、あの人は与えられた材料を何とかやりくりして……という指導者タイプなのに対して、某星野さんは『チーム(フロント含む)の構造そのもの全部改造して…』……と、根本的な部分からやっちゃう強権を与えられないと、何も出来ないタイプの指導者だと俺は思うわけで」
ラオウ:「ああ、そういう意味ね」
高 任:「オリンピックでどうのこうのありましたけど、そりゃチームに対してあんまり権限を与えられてないんだから仕方ないだろ……という趣旨の記事は無かったですな。そもそも、力を発揮できないフィールドで戦わせてるんですから……多分、あの状況だと本人が了承するかどうかは抜きにして、某野村さんの方が適任だったでしょうね」
吉 井:「なるほど…」
高 任:「とまあ、話を戻しますけど、チームおよび周辺の事情も考えずに、『何故これこれこういう風にしないんだ?』と、声に出すだけってのは、ただのだだっ子と同じだと思うんですよ」
吉 井:「大分って、金ないですからね…(笑)」
高 任:「と、言っても…J1の他のクラブに比べての話でしょう」
吉 井:「高任君、それを言ったら…(笑)」
ラオウ:「まあ、サッカー経験者から言わせてもらえば……得点シーンはもちろんそれはそれで価値が高いですけど、得点を防ぐプレーは同じぐらい美しいと思うんですけどね。攻める側のミスと、防御側のファインプレイを区別できる人間はほとんどいませんね」
高 任:「一見ただのシュートミスだけど、実はディフェンスのファインプレイとか?」
ラオウ:「うん、そう……こう、足を引っかけたりすると、転んですぐにファールってわかりますけど、相手のシュートの瞬間にほんのちょっとだけ手首を引き寄せるとか、反対に押すとか……まあ、そういう駆け引きを映像で流すわけにもいきませんか(笑)」
吉 井:「それは……青少年への影響上ダメでしょう(笑)」
高 任:「むう、サッカーも奥が深いな」
 
 
ラオウ:「(高任に向かって微笑みながら)ところで」
高 任:「(いやな予感がしたので目をそらして)ちょっとトイレに…」
ラオウ:「(立ち上がって背を向けた高任を気にもとめずに)最近、書くペース遅くないですか……というか、止まってないか?(笑)」
高 任:「(立ち止まって)むう、吉井さんに話を振ることなく、一点読みですか(笑)」
吉 井:「……ちなみに、更新が止まっている理由が高任君にあると、どこで判断したんですか?(笑)」
ラオウ:「……初歩的な推理ですよ、とか言うべきですか」
吉 井:「まあ……(部屋の中を見渡して)……ある程度、想像はつきますけど」
高 任:「いや、別にゲームばかりしてたわけでは。ほら、このあたりのは図書館で調べてきた資料だし(笑)」
ラオウ:「まあ、とりあえず座れ」
高 任:「そんな、停学処分を告げる教師のような表情で」
吉 井:「あれ、高任君って、停学食らったこと…?」
高 任:「いや、俺はないです」
ラオウ:「ええから、座れ」
高 任:「はい…」
 
 中略。(笑)
 
高 任:「まあ、それはそれとして……株価の暴落が、思わぬ影響をもたらしたのは事実なんですが」
ラオウ:「まだ言うか」
高 任:「いや、バイト先のオーナーが…(省略)…でな(爆笑)」
吉 井:「うわあ」
ラオウ:「それはまた…」
高 任:「いや、笑い事じゃなくて、それで……(秘密)」
吉 井:「……」
ラオウ:「……え?」
高 任:「だから、資産の整理というか……(省略)……まだ聞きたいか?(笑)」
ラオウ:「いや、いいです…」
高 任:「という事情を知った上で、俺の10月以降の日記を読み直してみると、なかなかに味があると思うぞ(笑)」
ラオウ:「むう…」
高 任:「万引きのせいで閉店した本屋といい……俺が関わった店は、なかなかの高確率でなくなりますな(大爆笑)」
ラオウ:「会社はつぶれてないぞ」
吉 井:「……というか、バイト先の店そのものが赤字とかじゃ?」
高 任:「いや、全然黒字です……といっても、それほど利益率がいい商売じゃないですからね。利率が高い方にお金を預けるのと同じで、オーナーの判断に文句言うほど子供じゃないつもりです」
ラオウ:「いや、高任さんはそうかもしれないけど…他の人は…」
高 任:「というか、まだそれを知らないバイト連中がほとんど(爆笑)」
吉 井:「え、それって?」
高 任:「いや、店の発注状況とか、備品のアレとか、バイト募集の貼り紙が無くなったとか……なんか、おかしいぞと思って、調べてみたら…」
ラオウ:「調べてわかるものなのか?(笑)」
高 任:「わかるわからないじゃなくて、異常を察知さえすれば、見当はつきますし……で、店長に聞いてみたらビンゴというか」
吉 井:「バイトの貼り紙というと?」
高 任:「店にもよりますけどね、バイトって、それなりの研修期間があるんですよ……で、2ヶ月、3ヶ月先に閉店を予定しているコンビニで、新しいバイトを募集するかどうかって話です」
ラオウ:「ふむ」
高 任:「まあ、それだけじゃなくてね……いつもすぐに修理に出してた備品をなかなか修理に出さないとか、店の売り上げは増えてるのに、そういう部分で金を使いたがらないってのは…」
吉 井:「な、なるほど…」
高 任:「だけど、いち早くそれに気付いたからどうなんだという話で。つぶれるまで動けないのはどのみち同じだから(笑)」
吉 井:「確かに」
ラオウ:「つーか、そういうのは早めにバイトの人間に知らせるものなのでは?」
高 任:「閉店が客にわかると売り上げが下がる傾向があるし、バイトのモチベーションが下がるというか、悪いことする人間もでてくるからね」
吉 井:「そうなの?」
高 任:「店の人間が品物を盗むのを、万引きとは別に内引きって言うんですが、前のバイト先も含めて数人いましたし、レジを間違えたフリして金をチョロまかす人間とかも…」
ラオウ:「ばれるだろ、それ?(笑)」
高 任:「いや、なんというか……頭が悪いというか、想像力が欠如してるというか、店のシステムを理解していないと言うか、自分の行為が発覚しないと思ってる奴が結構多いのよ(笑)」
吉 井:「なんかいやな話になりそう…」
高 任:「なるからやめます……つーか、一番大変なのは店長ですし(笑)」
吉 井:「え?」
高 任:「あ、オーナーに雇われたという形の店長さんです。グイグイ売り上げ伸ばして、まわりのコンビニつぶしてやるぜ……ってのが、いきなりクビですから。はっきり言って、何の責任もないというか、本当はこの人が一番怒っていいのではないかと」
吉 井:「切ないなあ…」
ラオウ:「つーか、コンビニのフランチャイズ契約って確か…(中略)」
高 任:「ああ、オーナーと地主が別のケースと、オーナー兼地主のケースだと話が変わってくるから……って言うか、詳しいね、ラオウさん(笑)」
ラオウ:「お前もな(笑)」
高 任:「いや、いずれコンビニの暗部をさらけ出すような話を書いてみようかと(爆笑)」
ラオウ:「人生が、人生がこいつの肥やしになっていく…(笑)」
高 任:「つーか、俺はス〇カの契約の悪辣さを告発したいな……俺、びっくりしたもん、アレ(笑)」
吉 井:「えーと、話題変えましょう…」
 
 
ラオウ:「まあ、それとは別に……大変そうやな、偽チョコ(笑)」
高 任:「どういう意味?(笑)」
ラオウ:「いや……3周目を考えてるから、ああいう回りくどい書き方をしてるわけだろ?」
吉 井:「あるの、3周目?」
高 任:「何のために選択肢を出したと思ってるんですか。当然、『途中から始める』コマンドの炸裂ですよ(大爆笑)」
ラオウ:「なるほど、その手があったか……って、前も言わなかったか?(笑)」
吉 井:「……いいのかなあ」
高 任:「まあ、そういう理由で、誰かのルート一直線というコマンド選択してるわけではありませんが…そこは誤魔化す(笑)」
吉 井:「というか、ちびっこを自転車で送る選択肢なんて意味あるの?(17話)」
高 任:「……あれは、割と重要選択肢かもしれませんよ」
ラオウ:「重要なのか?(笑)」
高 任:「いや、歩いて送ったら割と時間かかりますよね……流れとしては、ずっと黙ったままってわけでもないでしょうし」
吉 井:「ああ…」
ラオウ:「その次の日に夏樹にくぎをさされる(18話)わけだし、その前なら聞けなかった質問が出来た…という感じ?」
高 任:「かもしれませんね(笑)」
ラオウ:「わかった、それ以上はツッこまん」
高 任:「まあ……ちびっこが中等部の生徒でありながら高等部の演劇部に乗り込んだとか、裏方志望だったはずの夏樹を抜擢して、演劇部の建て直しを計ったとか、『夏樹様』の親衛隊だったりするとか……原作のこのあたりのピースに、多少疑問があってね」
ラオウ:「と、言うと?」
高 任:「演劇が好きだから高等部の演劇部をたて直そうとした。演劇部のたて直しに、今の路線を選択した。夏樹の信奉者であり、親衛隊云々……これ、そのまま1つにつなげるの、無理があると思いません?」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「少なくとも、この3つの内の1つには、ちびっこの欺瞞が潜んでないとおかしいよな……ってのが、俺が偽チョコを書き始める前の疑問でしたね」
ラオウ:「…いや、原作を良く覚えてないんだけど(爆笑)」
吉 井:「同じく」
高 任:「そーきましたか(笑)」
ラオウ:「偽チョコの読者に聞いてみ?多分、原作をきっちり覚えている人間はかなり少ないと思うぞ」
高 任:「それは、喜んで良いのかなあ…」
ラオウ:「いいんじゃない?どこかの漫画じゃないけど、『パクリってのはこうやるんだっ!』の台詞よろしく、どっちが本家かわからないってのはそれなりのスキルが必要なわけだし(笑)」
吉 井:「……前も言ったけど、多分、高任君ほど、あのゲームをやり込んだ人間はいないよ、きっと」
高 任:「それはそれとして……夏樹の台詞で、みんなが協力すればもっといい芝居になるはずなのに……と、部員の妨害にあって隠れて泣くちびっこが語られましたやン、というか、語られたんですよ(笑)」
ラオウ:「ほう」
高 任:「だめだ、本気で覚えてないよ、この人」
ラオウ:「何年前のゲームと思ってる?」
吉 井:「いや、むしろ他のゲームより覚えている方だと思うけど……主に高任君のお陰で(笑)」
高 任:「つーか……ちびっこの演劇観と夏樹のそれがずれているというケース。ちびっこが主演となるはずの夏樹の協力を取り付けるためにわざとそういう姿を見せたというケース……などによって、2人の関係というか…聞けよ」
ラオウ:「高任さん、君がやるべき事は、説明する事じゃない、書くことだ」
高 任:「むう…」
ラオウ:「つーか、なんかこう、新規の読み手がやってきそうな新作とか、ないの?(笑)」
高 任:「『北へ。』のプロットが、できあがりつつ…」
ラオウ:「新規な。俺の言ってるのは、新規な。(笑)」
高 任:「競馬好きの主人公は、夏競馬を観戦するために、軍資金10万円を握りしめて北海道へと乗り込む…」
ラオウ:「函館と札幌だけやん、それ(爆笑)」
吉 井:「まあ、初代は札幌中心ですけど」
高 任:「函館競馬場は、スタンドから海が見えて、潮の香りがする競馬場として有名ですが……潮の香りというか、魚の香りに振り返ってヒロインの1人と出会うんですよ(爆笑)」
ラオウ:「待て、面白そうだけど、それはちょっと待て(笑)」
高 任:「観光ガイドに載ってない、観光地を紹介してやるぜ……つーか、旭川の地方競馬は今年で終了したけど、ばんえい競馬とかで十勝というか、牧場なんかも含めて北見の方はカバーできるんだが(笑)」
吉 井:「……競馬しながら、北海道の各地を観光?(笑)」
高 任:「まあ、『北へ。』のファンに殺されそうだから、半分冗談ですが」
ラオウ:「……馬券握りしめて、『差せーっ!』とか叫んでるヒロインはやだなあ(笑)」
高 任:「家業の魚屋の赤字を埋めるために、競馬で稼ぐヒロインとかはやりすぎでしょうが、馬を題材に映画を撮ろうとするヒロインとか、実家で牧場を営むヒロインとか、やりようはあるんですけどね(笑)」
吉 井:「砂金じゃなくて、馬を育てたり(笑)」
 
 中略。
 
吉 井:「と、いうか…2周目は御子がものすごくないがしろにされてるような(笑)」
高 任:「ゲームだったら、廊下の影から恨みがましそうに、主人公を見つめて、たたたっと逃げていく演出とか入りそうですね(爆笑)」
吉 井:「なんか、イメージが目に浮かんだよ、それ」
ラオウ:「その割には、弥生なり御子の、背景が結構語られているような気がするけど」
高 任:「んー、そのあたりは…まあ、下準備も兼ねているわけですよ。1周目が偽チョコという世界に読み手を馴染ませる役割だったわけですが、2周目もある程度の世界観というか、キャラの背景にちょいと踏み込む記述を必要とする……つーか、まんま、ギャルゲーのシナリオ方式なんですけど(笑)」
ラオウ:「ぶっちゃけた話、安寿の話って後回しにせざるを得ないよね?」
高 任:「むう、かなりぶっちゃけるとその通りですが……つーか、安寿の話が、一番精神的にも、技術的にも厳しいだろうね(笑)」
吉 井:「そうなの?」
高 任:「世界観云々はさておき、『幸せ』に語らないといけませんからね。書くだけならいくらでも書けますが、読み手にそれを納得させるとなると…(笑)」
ラオウ:「書き手に、人間的な深みがないからなあ(笑)」
高 任:「おい」
ラオウ:「あるの?」
高 任:「ないけど(爆笑)」
吉 井:「…あれ?」
高 任:「はい?」
吉 井:「下準備って事は、弥生なり御子の背景が語られるのは、次のプレイはそっちのシナリオに分岐するという…」
高 任:「さあ、どうでしょう」
吉 井:「つまり、この2周目では2人のシナリオには…」
高 任:「吉井さん、そのぐらいで(笑)」
ラオウ:「というか……『卒業すると夏樹には自由に恋愛する権利があるかどうかわからない』という冴子の発言(20話)は、なかなかに意味深ですな」
高 任:「意味深ですな(笑)」
ラオウ:「一周目のアレと、矛盾は……してないんだよね?(笑)」
高 任:「してないよ…多分(笑)」
ラオウ:「そうか、ならいい(笑)」
高 任:「……読み込んでるね」
ラオウ:「まあ、それなりに」
吉 井:「(考え中)……まさか、婚約者がいるとかいうベタな展開に?(笑)」
ラオウ:「吉井さん、1周目のラストで『屈折してない』とか『悩みとかほとんどない』とか冴子が言ってた部分があったでしょ……なのに、2周目は夏樹が割と屈折した悩みを抱えている表現をしているわけですよこの男」
吉 井:「言われてみれば」
高 任:「……」
ラオウ:「で、こいつ今『矛盾はしてない』って言いましたから(笑)」
吉 井:「……あれ?」
ラオウ:「高任さんがどう書くか、楽しみですね」
高 任:「麻理絵はともかく、夏樹の背景に関しては問題ないはず……だよ(笑)」
ラオウ:「矛盾がないって事は……ものすごいヒントだよね、アレ(笑)」
高 任:「いろんな意味でヒントなのは否定はしない」
吉 井:「『卒業すると夏樹には自由に恋愛する権利があるかどうかわからない』って冴子が言った(20話)よね?あれって、思いっきり婚約者の枕詞だと思ったんだけど」
高 任:「ノーコメントで(笑)」
ラオウ:「……吉井さん、婚約者がいたら、反対に自由に恋愛する権利がなくなるのでは」
高 任:「それ以上つっこむな、頼むから。せっかく、さりげなく書いてるのに」
ラオウ:「じゃあ、さっさと書け(笑)」
 
 
吉 井:「ところで、みつナイは?」
高 任:「んー、6話をね……2年目の3月から初めて、ライナノールとの決闘までで区切ろうと思ってたんだけど」
ラオウ:「……(指折ってなんか数えてる)」
高 任:「うん、書くのが止まっていると言うよりものすごく長くなってて……5月頭のダナン防衛戦が始まった時点で、3話と4話を合わせた量より多くなってたり(爆笑)」
ラオウ:「途中で切れよ」
高 任:「いや、話の流れというか……まあ、ダナン防衛戦が終わったところで切ろうかなとは思ったんだけど、それやると、7話がどうしてもライナノールとの決闘がメインになって……そうすると、1年を5話ぐらいで書くという予定が狂って、泥沼化するのが目に見えるというか」
吉 井:「……別に、長くなる分には(笑)」
高 任:「いや、バランスというか……短くするためにどこかカットするなら、ちゃんと書き直さなきゃいけないし、長くするならそれはそれで色々と…」
ラオウ:「まあ、言いたいことはわかるが、聞こえなかったことにしとく(笑)」
高 任:「と、いうか……なんか最近、『あれ?3メートルのパットで、30センチぐらい外れてないか?』などと首を傾げたり(笑)」
ラオウ:「おいおい、今更(笑)」
高 任:「まあ、誤差の範囲内やけど(大爆笑)」
吉 井:「というか、ピコは帰ってくるの?」
高 任:「秘密(笑)」
ラオウ:「ヒロインだろ?」
高 任:「決まり切ったゴールに向かって、七転八倒する……これ、ラブコメの王道やン」
ラオウ:「ラブコメか?アレはラブコメなのかっ!?」
高 任:「まあ、人生は喜劇であるという言葉に従えば、コメディだな、うん……というか、ストーリーの本筋じゃない部分の、3年分のウイークリートピックスをパズルのように組み立てていく作業が、なかなかに手間でな」
吉 井:「……本筋だけ書けばいいのに」
ラオウ:「さっきから、吉井さんがぼそぼそと本質をつく発言を(笑)」
高 任:「書いてる人間にも楽しみが欲しいというか……つーか、トピックス読み込んでる人間にとって、『アリス』とか、『ティーナ』って、割と刺激的な人名のはずなんだけど」
ラオウ:「さすがに、細かい部分は忘れた」
高 任:「ソフィアとか、ジーンとか好きな人は、トピックス読んでそれを見つけたら多分、ピンとくる(笑)」
 
 以下略。
 
ラオウ:「……つーか、またキミキス書き始めたのな(笑)」
高 任:「ああ、なんか偽チョコとか、みつナイとは別のベクトルにあるようで」
吉 井:「え?」
高 任:「いや、偽チョコとかの筆が進みづらい状況の時、キミキスの話はそれほど苦労せずに筆が進むというか。自分でも意外でしたが、偽チョコとみつナイって、両方とも同じベクトルっぽい。書けるときはどっちも書けるし、書けないときはどっちも…(笑)」
ラオウ:「ダメじゃん」
高 任:「ダメじゃないだろう。3つとも書けないわけじゃないんだから」
吉 井:「……」
高 任:「というか、実は夏の終わり頃からポヤッチオ書いてたんですよ……もう、それが例の騒ぎで、一行も進まなくなりました(笑)」
ラオウ:「むう」
吉 井:「いや、ここは今更ポヤッチオ…とツッコム所ではないかと(笑)」
高 任:「無理に書こうとすると、『ねえさーんっ!!』一直線になるな(笑)」
ラオウ:「それはそれで」
高 任:「良くねえよ……つーか、わざわざポヤッチオでやる意味がない。正直、ポヤッチオなのにその展開という点でしか意味がないだろ。それはつまり、一発ネタでしかないと言うことだし、俺はそんな話、書きたくねえ」
吉 井:「なるほど」
ラオウ:「……こう言ったらなんだが、高任さんの場合、嫌いな作品に対して一番自由に振る舞えるかも知れんな」
高 任:「というと?」
ラオウ:「いや、作品に対して敬意を払わずにすむというか…『こんなクソシナリオ、俺が全部修正してやるっ!』って感じに(笑)」
高 任:「それはそうかもしれんが……嫌いな作品でも、根本的な部分は踏襲すると思うぞ。パロディである限りは」
ラオウ:「……ふしゅう?(笑)」
吉 井:「ラオウさん、無理に時事ネタを挟まなくても(笑)」
ラオウ:「ああ、そうだろう(大爆笑)」
高 任:「つーか、あの連載終わったぞ」
ラオウ:「え、そうなん?」
高 任:「格好いい某首相が読みたいなら、某麻雀漫画やな……某新聞のコミックガイドでとりあげられたせいか、連載が再開されたというか……別の雑誌の連載を無理矢理終了させたっぽいし」
ラオウ:「麻雀漫画?(笑)」
 
 ちょい脱線。
 
高 任:「まあ、あの漢字を読みまちがうのも問題あると思うけど、鬼の首を取ったように反応する人間の鼎の軽重が問われるような気もしますが」
ラオウ:「まあ、子供の喧嘩だからな」
吉 井:「さらりと毒を…」
高 任:「そういや、景気振興だかなんだか知らないけど、一人一人に支給されるアレって、結局辞退できるんですよね?」
ラオウ:「受け取りを拒否すればそれが辞退になるのでは?」
吉 井:「え、2人とも辞退するんですか?」
高 任:「だって、その政策に反対している人間が受け取るわけにはいかんでしょう(笑)」
吉 井:「それはそうだけど…(笑)」
ラオウ:「そもそも、1人じゃ大したことは出来ないけど、みんなの分を集めて効果的に集中投下しよう……っていうのが税金ですよね。その、みんなから集めたモノを、わざわざみんなに戻すって……丸投げというか、政治機能の停止を意味してますよ?」
高 任:「今の言葉、ちょっとごまかしの部分が…」
ラオウ:「反対する人間は受け取っちゃダメなんですよ……これは選挙と同じで、どれだけの国民が、この政策にノーを突きつけられるかという、一種の選挙ですから」
吉 井:「言われてみると、それはそうですが…」
高 任:「まあ、ギャグとして、支給されるお金でみんなギャルゲーを買おうとか言わないといけませんか?」
ラオウ:「ギャルゲー市場に二兆円投下(笑)」
高 任:「すげえ、オラ、ワクワクしてきたぞ(爆笑)」
吉 井:「それは確かにワクワクします……実現すればですけど」
ラオウ:「…というか、今、ギャルゲーってどうなの?」
高 任:「んー、キミキスとは別の路線で『アマガミ』とかいうのが3月に出るとかでないとか」
ラオウ:「あまがみ……というと、神話とか、そういう感じの?」
高 任:「いや、多分、甘く噛むのアマガミ……かなあ」
ラオウ:「ますます、エロゲーっぽいタイトルですが」
高 任:「言うな」
ラオウ:「っていうか、買うん?」
高 任:「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」
ラオウ:「は?」
高 任:「とか言われても、ケーキがねえんだよ、パンしかないんだよ……これかっ、これがフランス革命前夜の民衆の悲しみか?」
ラオウ:「アレは作り話という説が有力ですが、当然知ってるよね?」
高 任:「つーか、今って、ギャルゲー市場完全に売り手市場ですやンっ!どうして誰も参入してこないわけっ?資本主義なめてんのかっ?俺達にケーキをよこせっ、選択の自由をくれえっ」
吉 井:「ああぁ、落ち着いて高任君…」
高 任:「相も変わらず、なんちゃってギャルゲーばっかりはずかしげもなく発売しやがって、それはつまり、逆もありということか。ギャルゲーをエロゲーにして発売してもいいということか」
ラオウ:「いや、普通に同人ゲームでやってるやん、それ(大爆笑)」
高 任:「……むう、綺麗にオチがついたな」
吉 井:「高任君も、落ち着いたようだし」
ラオウ:「……」
高 任:「……」
吉 井:「……あ(気付いた)」
ラオウ:「大丈夫、大丈夫ですから、吉井さん」
吉 井:「ラオウさん、その芸風は何のネタなんですか?」
高 任:「あ、今何となく『パンがなければ、眼鏡をかければいいじゃない』という言葉と共に、アイデアが湧いてきた(笑)」
ラオウ:「それ、何の解決にもなってなくないか?」
高 任:「人間は精神的な満足を得られれば、微笑みで死んでいけるですよ」
ラオウ:「死ぬんかい(笑)」
高 任:「つーか、昔の飢饉の時の資料とか調べてると、えげつないですなあ……ある地方とかでは、もうダメだとなると、土を練って食べ物を作るですよ」
吉 井:「つ、土?」
高 任:「死ぬ前に、お腹いっぱい食べたいというか……もちろん、土なんか食ったら、七転八倒の苦しみが待ってるはずですが(つーか、死ぬ)、それでも何かを腹一杯食べたという経験をしてから死ぬわけですな…」
ラオウ:「むう」
吉 井:「眼鏡をかけて死ぬの?(笑)」
高 任:「あ、いや、それとは別のベクトルです。(笑)ギャグですよ、ギャグ」
ラオウ:「……何の話でしたっけ?」
高 任:「今のギャルゲーには、パンしか無いという話ですが」
 
 ぐだぐだ。(笑)
 
吉 井:「ところで、例の『大〇記』って…?」
ラオウ:「ネット上で、もんのすごい叩かれてたから、違う意味で興味が湧いたんだけど」
高 任:「んー、知人に言われて、叩かれてた内容は俺も読んだけど……なんというか、あの手の叩く文章というかコメントって、受け狙いの部分があるよね?」
吉 井:「と、いうと?」
高 任:「いや、必要以上に強調するというか…『前から期待してたのに…』とか」
ラオウ:「……?」
高 任:「俺みたいに、ゲーム屋でジャケット買いならともかく、『前から期待してた』とか『思ってた内容と全然違う』とかいうなら、当然、発売前にメーカーのHPをのぞくとか、調べたりするもんだろ?」
吉 井:「まあ……そうだね」
高 任:「大河ドラマに便乗して……とかいうコメントがあったけど、少なくとも、あのメーカーって、一貫して江戸時代のバカゲー作ってマスやん。HPをちょっとでも見れば、真面目なゲームとか期待する方がおかしいというか」
ラオウ:「それは、そうだな」
高 任:「と、するとだ……別に批評のコメントを全部目にしたわけじゃないけど、否定的な批評コメントのかなりが矛盾した文章になってることがほとんどなのよ」
ラオウ:「ふむ…」
高 任:「まあ、ゲームの出来はおいといて(笑)」
吉 井:「結局ダメなんだ…」
高 任:「いや、そうじゃなくて……批評がただの感情論になりすぎてるなあ、としか俺には思えなかったわけです。『大奥の人物が主役なのに、絵が美形じゃない』とか、『オープニングの妙なムービーが気持ち悪い』とか…いや、それはむしろここのメーカーのウリでしょ?(笑)」
ラオウ:「……じゃあ、高任さん的に、あのネット上の批評は、妥当じゃない悪意に満ちているバッシングにすぎない、と」
高 任:「発売日の延期とか……こう、文句を付ける部分や、コメントで使われてる表現などから察するに、大河ドラマの影響もあるンかも知れないけど『大奥』という題材だけに惹かれて手を出した女性ユーザーの、不満というか、鬱憤が一気に噴出した結果ではないかというのが俺の推測」
ラオウ:「なるほど」
高 任:「ただ、ゲームの売り上げとしては、あのバッシングがかなり響いたと聞いてます……まあ、普通はアレ読んだら、買おうとは思わないでしょうし」
吉 井:「……だろうねえ」
ラオウ:「そういうのがあるから、ゲームの批評ってのは怖いというか……書き手もそうですが、読み手の読解力が必須というか」
高 任:「つーか、某大河ドラマも何も……あのゲームが目指したのは、『江戸時代版逆転〇判』だったのではないかと俺は睨んでるんですが(爆笑)」
吉 井:「むう」
ラオウ:「あ、俺やったこと無いんですよ」
高 任:「……ラオウさんはやらない方がいいと思います」
吉 井:「確かに(笑)」
ラオウ:「え?」
高 任:「多分、嘘の下手さとか、論理展開に、キレると思うので」
ラオウ:「そうなの?」
吉 井:「好きな人には『異議あり』とか言われそうだけど(笑)」
高 任:「まあ、ゲームのどこで楽しむかは人それぞれですし、重視する部分も違いますからね。ラオウさんのそれと、あのゲームのベクトルはおそらく一致しないというだけの意味ですが」
ラオウ:「ふーん、で、結局『〇奥記』の出来って、どうだったん?」
高 任:「……」
ラオウ:「何故黙る(笑)」
高 任:「いろんな意味で今ひとつの出来としか(笑)」
 
 今宵は、ここまでにしとうございます…。(懐)
 
 
 

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