お題……『嘘デレ』(WIN)
 
 
 私立聖志舘学園……山の麓に築かれた、立地面でも日本随一のミッション系女子学園。
 『すり傷1つで50万円』と噂される、お嬢様連中が通う清き学舎。
 
 『何故、俺はこんなとこにいるんだろう…?』
 
 と、首をかしげるのは、我らが主人公、在原(橘…母方の姓?)行弘(ありはら・ゆきひろ)。
 日本経済界に多大な影響を与える在原家の直系……のはずなのだが、祖父の冷酷な会社経営に反発した父親が、妻と子供(主人公)を連れて家を飛び出したため、行弘はごくごく庶民的な生活の中で成長し、庶民的な感覚を身につけるに至った。
 ただ、両親が数年前に他界……父が家を飛び出した経緯から、行弘は父方の祖父の世話になることにためらいを覚えたと同時に、1人残された行弘に対して祖父もまた特に連絡を取ることもなく。
 それ以来、行弘は1人で生きてきた。
 
 父と確執のあった祖父が死んでから1年。
 祖父の遺言が公開されると言うことで、血縁である行弘にも連絡がやってきたのだが……。
『や、両親が死んだときにも何の連絡もなかったし…今更、遺言とか遺産がどうとか言われても…そっちで勝手にやってよ』
 
 と、相続放棄の意志を告げたのだが……『一族全員臨席のもとに遺言を公開せよ』と祖父が言い残した以上、行弘が出席してくれないと(以下略)……に押し負ける格好で渋々と足を運んだ行弘。
 今更祖父の遺産に興味はない行弘だったが、1つだけ心残りがあった……父に連れられて在原家を出たときに、別れた従兄妹の存在である。
 幼くして両親を失い、祖父に引き取られた在原一純(ありはら・いずみ)は、行弘達が家を出ると聞いたときに、自分も連れて行って欲しいと願ったのだが…。
 彼女は、病弱……というより心臓に持病を持っていた。
 その治療(手術)には、多額の費用が必要で……家を出る行弘の両親にその費用を工面するあてはなく、結果、一純は在原家に残されたのである。
 
 何はともあれ、遺言が公開された結果…。
 
 遺産の全ては行弘が継ぐことになり、その条件として在原家の当主となり、一純の兄として養育し、その生活を監督する義務を定められ…。
 
 特例の形(共学化のテストケースとか何とか)で、聖志舘に通うことになったのであった。(笑)
 
 
高 任:「埋蔵金は、宇宙人に盗まれました…で、爆笑しました(笑)」
ラオウ:「どこいったんでしょうね、埋蔵金(笑)」
吉 井:「というか、このシナリオライター、確実に民〇党に悪意持ってません?」
高 任:「悪意というよりは、単にネタにしただけと思います」
ラオウ:「政権担当者が悪く言われるのは世の常というか(笑)」
高 任:「でも、キャラクターに某お米の国を経済ヤ〇ザと単純に呼ばせてるあたり……ライター自身の見識から生まれた言葉じゃなくて、ネットなり新聞なりのフレーズをそのまま使いました…って感じですね」
ラオウ:「ものすごい失礼な言いぐさだが、俺は否定しない(笑)」
吉 井:「いや、この手のゲームで、政治や経済について真面目に語られてもウザイだけなんですけど(笑)」
ラオウ:「まあ、それはそうなんですが……こう、いわゆるお嬢様キャラを違った視点から描こうとした作品なのは間違いないわけですよね」
吉 井:「それは、まあ…ある意味(笑)」
ラオウ:「俺は高任さんじゃないんで、ゲームキャラの統計的な分析は苦手なんですが……っていうか、今回の対談ネタ、密かにお嬢様特集組んでないか?(笑)」
高 任:「気のせいだ、疲れてるんだよ、ゆっくりお休み(大爆笑)」
ラオウ:「ごふごふごふ…」
吉 井:「すいません、つい笑ったんですが、何のネタですか、それ?」
高 任:「まあ、3連コンボ…とだけ(笑)」
ラオウ:「別の意味で死亡フラグだがな(笑)」
吉 井:「……?」
ラオウ:「ま、まあ……つーか、いわゆるお嬢様キャラって、政治経済的な毒素が降りかかることはあっても、本人そのものは本質的に無縁であることが多いよね」
高 任:「……うん、確かに」
ラオウ:「だけど、このゲームの場合、本人そのものから政治経済的な毒素を発してるよね?」
吉 井:「ああ、なるほど…」
ラオウ:「と、すると…こうは考えられないか」
高 任:「…なんか、ラオウさんにスイッチ入った(笑)」
ラオウ:「前半部分は、ギャグで逃げ、後半部分は、見た目が綺麗な人情話で逃げ……キャラの本質を生み出していると言っていい、政治経済的な部分にはほぼノータッチ」
高 任:「あぁ……意識的かどうかはともかく、設定とシナリオが上っ面部分でしか描かれてない、と?」
ラオウ:「と、いうか……まずアイデアありきの作品で、シナリオがそのアイデアにより沿ってない印象を受けるというか」
高 任:「それは、わかる(笑)」
ラオウ:「そもそも、タイトルが『嘘デレ』ってつけてる時点で、ヒロイン達が主人公に向ける顔が演技ってのはユーザーにも想像つきますよね」
高 任:「ああ、そういうことね…」
吉 井:「どうせ予想はついてるんだから、最初から裏側は見せるなって話ですか?」
ラオウ:「ですよ」
高 任:「まあ、その方がいいでしょうね……清楚で病弱な妹というか従兄妹に、幼なじみ、お嬢様……普通に表の部分だけ進める方が絶対にメリハリでますし」
ラオウ:「……『目薬さして、涙仕込んで』感動の再会とか、予想するのと、最初からネタばらしされてるのとは違うというか」
吉 井:「まあ、それは…」
高 任:「俺はちょっと思ったんですが…政治経済的な話はとりあえずおいといて、多分『志村、後ろ後ろっ!』のコンセプトで進めたかったのではないかと(笑)」
ラオウ:「最近の若いやつに、わかるんかな、そのネタ(笑)」
吉 井:「どうですかね…」
高 任:「いわゆる、主人公じゃなくて、プレイヤーに神様視点を与えておいて……『おいおい、ひっかかるなよ、主人公』とか『いやいやいや、気付けよ、おいっ』って感じに、ツッコミをいれるスタンスでやりたかったのかなあ、と」
ラオウ:「だとしても、成功してるとは言い難いだろ」
高 任:「んー(笑)」
吉 井:「まあ、わざわざオープニングアニメは、主題歌まで変えて2種類作ってますし…気合いが入ってるのは間違いないですよね」
高 任:「あれも…もう少し見せ方を考えたら、『全部嘘かよっ!?』などと、良い意味でプレイヤーを驚愕させたと思うんだけど(笑)」
ラオウ:「政治経済的な部分もそうだけど、俺が考えたのは、最初から裏側を見せる描き方しか出来なかったのではないかと」
吉 井:「と、いいますと?」
ラオウ:「情報設定というか、ある意味情報を制限した文章の場合、いわゆる情報大公開の文章に比べて、限られた情報できちんと読み手に理解させる構成なり文章力なりが必要になってきますから」
高 任:「それはまた、辛辣な意見で(笑)」
ラオウ:「というか、ギャグにしても、シリアスにしても、なんか中途半端に感じるのは、結局構成のミスなのは間違いない」
高 任:「まあ……美優のシナリオなんか、明らかに神様視点じゃない方が、引き締まりますよね。美優の嘘がばれる、それでもがんばることで美優は主人公に惹かれていき……嘘ではなく、本気でデレるんだけど、主人公はそれを今までと同じ嘘と思ってしまう。このあたりのすれ違いを書き込んだら、泣けると思うんですが」
ラオウ:「まあ、最初からわかってると、どうしてもね…」
吉 井:「始まったばかりで、飛ばすなあ2人とも…」
 
 
高 任:「そういや、わりと内容がえげつないとか言われてましたが、別に何ともなかったですね」
ラオウ:「たしかに」
吉 井:「そりゃ、お2人の感覚ではそうかも知れませんが…(笑)」
高 任:「あ、バッドエンドがらみで、主人公がヒロインの奴隷と化していく部分のことですかね…?」
ラオウ:「まあ、正直なんでそうなるのかな…としか思えなかった」
吉 井:「面白かった……んですよね?」
ラオウ:「まあ、面白かったといえなくもないですが……その面白かった部分は、『キャラ同士のやりとり』や、さっき高任さんが言ってた『埋蔵金は宇宙人に盗まれました』なんかの言葉の部分だけなんですよ」
高 任:「それはちょっと厳しいかと…」
ラオウ:「まあ、一純が唐突に『……ごふっ』とか言って倒れた部分は笑ったけど、シナリオが進むにつれて、面白みそのものは単発的というか、本質的にシナリオとは関係ない部分でしかないというか」
高 任:「ん、まあ…ん…」
ラオウ:「キャラそのもののシナリオは特にこれはと思えるものもなかったし、タイトルにある『嘘デレ』というか、演技というか、キャラのギャップなんかにこの作品の狙いがあったと思うんですが、それはさっき述べたとおり、設定というか、見せ方の時点で失敗してますし……個人的な評価としては、惜しいどころか残念な作品だなあ、と」
高 任:「んー」
ラオウ:「正直、高任さんがこれを対談のネタに持ってきた意図が読めなくなったんですが……俺はてっきり、『このアイデアなら、もっとましな見せ方があるだろがっ!』的な叩き系の対談になるもんだと(笑)」
高 任:「よし、叩くか(大爆笑)」
吉 井:「高任君、流されすぎ(笑)」
ラオウ:「まあ、高任さんが『偽』で書いてくれるなら読むよ、俺は」
高 任:「……『偽』で書くなら、まず主人公大改造だな(笑)」
ラオウ:「ほう」
高 任:「そもそも、主人公って両親死んでから一人で生きてきたわけだろ……その割には普通過ぎというか、人生の苦労をなめた気配がみじんもないのな」
吉 井:「言われてみると、たしかに」
高 任:「そうだな……まずはオープニングは、とまりとの再会からですか。『行弘様…まさか、こんなとこにいらっしゃるとは、それも偽名まで使われて…』」
ラオウ:「何故偽名?」
高 任:「いや、父親が祖父に逆らって家を出たんだろ……主人公が言うような基本冷血漢だったとしたら、色々と手を回して、父親が働けないようにするよ、基本だろ(笑)」
ラオウ:「な、なるほど…そもそも両親の死亡原因を、祖父との確執に持って行くか」
吉 井:「王道ですね」
高 任:「その上で……まあ、一純が主人公に対して演技するのと同じく、主人公も同じく、周囲に対して人畜無害の、好青年の演技をする、と(笑)」
ラオウ:「その路線か」
高 任:「ただそれだと……喜劇役が足りないから……一純と主人公の仮面生活というか、その狭間でとまりが二人に対して良い顔をするために疲労困憊する…みたいな対立路線にするのが無難ですかね」
吉 井:「おお…」
ラオウ:「高任さんの話にひきこまれてるってことは、吉井さんもこのゲームの見せ方が失敗してると感じているはずですが(笑)」
吉 井:「いや、それは、高任君のしゃべりがうまいだけで」
ラオウ:「まあ、それはそれとして……高任さんいつも、『キャラだ、キャラ』とか言ってますけど、さっきのやりとりだけでも、『シナリオに沿ったキャラ設定』と『キャラにあったシナリオ』を、ふつーに意識してるのがわかりますよね?」
高 任:「シナリオを合わせないとキャラが死ぬもん」
ラオウ:「まあ、きちんと設定を詰めたら絶対に面白くなるかというとアレですが……少なくとも、そううのはシナリオを作り出す人間としての誠意だと思うんです、俺は」
高 任:「そんなたいしたことか?(笑)」
ラオウ:「まあ、高任さんからしたら当たり前すぎてそういう言いぐさになるわな……でも、このシナリオって、そんな『当たり前のこと』をきちんとやってないとしか思えないよ?」
高 任:「いや、実際に書くのとは全然別物だし(笑)」
吉 井:「話すだけなら簡単…というか高任君?(笑)」
高 任:「え?」
 
 脱線……というか、いきなりお説教タイム。(笑)
 
ラオウ:「そういえば、最初のシーン…遺書公開の場において一族総結集とか言ってたけど、一族って一純と主人公だけかよ(大爆笑)」
高 任:「あれは俺もツッコミました……まあ、本当はもう1人いる(さすがにこれ以上は秘密)わけですが」
吉 井:「一純が主人公の従兄妹で、両親が早くに死亡……えーと、一純の母親なり父親なりが、主人公の父親と兄弟、もしくは兄妹(姉)ってことで……」
ラオウ:「まあ、祖父の子供が2人……まあ、おかしくはないですか。どうも、金持ちと聞くと、遺族がわらわらと登場してくるイメージがあって(笑)」
吉 井:「1匹見つけたら、30匹は覚悟しないと(爆笑)」
高 任:「一純も在原家にひきとられた……ですから、主人公の父親と同じように、一純の両親も祖父を嫌って家を飛び出た……みたいな展開の方が美味しいですな」
吉 井:「それは、晩年のお祖父さんも心が折れますか(笑)」 
ラオウ:「そもそも、主人公に遺産を相続させたのは、一純を一人にさせないため……みたいな読ませ方を狙った感じですが、なのに、両親が死んでひとりっきりの主人公は、自分が死ぬまでほったらかしってところに矛盾を感じる」
吉 井:「人間は矛盾を抱えた存在ですから(笑)」
高 任:「いや、だからこそ祖父が主人公の両親が働けないように手を回した…という説が有力に(笑)」
ラオウ:「ああ、こうすれば折れて家に戻ってくるだろう…と?」
高 任:「そうそう。でも、二人とも死んじゃって……主人公はさぞ、自分の事を恨んでいるだろう……という後悔と、自分の死後1人残される一純はどうなるのか……自分の余命がそれほど残されていない事を知り、祖父は言葉に出来ない想いを抱えて遺言書をしたためるわけです。多分、実家のどこからか、主人公に宛てた手紙が発見されるはずですよ、間違いないですね(笑)」
吉 井:「こてこてだね」
高 任:「関西人ですから」
ラオウ:「いや、お前四国人だよ(笑)」
吉 井:「関西人と四国人の両方を侮辱する言いぐさのような…」
 
 
高 任:「そういや、山之辺(やまのべ)の元ネタって、〇虫なんですかね?」
ラオウ:「さすがに、ザ・〇ーンネタは使わないだろ」
吉 井:「いや、『ぼく〇の…』のせいで、ひょっとすると…」
高 任:「いや、自分で振っといてアレですが、それはないでしょう(笑)」
ラオウ:「でも、『お前は、何?』とか『涙はあるの?』とかの連続質問の元祖はあれだろ?」
高 任:「そういう意味で言うなら、アレの元祖というか、オリジナルは戦前の軍における(以下略)」
吉 井:「ごめん、それぐらいで…」
ラオウ:「言われてみると、褒美の角砂糖って……暗い時代ですね」
吉 井:「ラオウさんもっ、これ以上この話を引き戻さないっ!」
高 任:「戦争の話を語り継ぐことは、国民の義務ですよ?」
吉 井:「そういう意味で語り継げと言ってないよ、絶対……っていうか、そもそも戦争世代じゃない俺らが、なにを語り継いでいけと!?」
高 任:「いや、だから、上の世代から聞いた戦争の話を…」
ラオウ:「吉井さん、子供の頃にお年寄りからそういう話をさんざん聞かされて(聞いて回ったとも言う)育ってるよ高任さんは(笑)」
 
  ちょい脱線。
 
高 任:「さて、一純ですが……本人曰く、お金を数えた事しかないお嬢様(笑)」
吉 井:「箸より重いモノを持ったことがない…という表現は聞きますが」
高 任:「なるほど、これが深窓のお嬢様ならぬ、深い倉のお嬢様」
吉 井:「……」
ラオウ:「そのネタはあまりにマイナーすぎるよ、高任さん」
高 任:「いや、ツッコめるラオウさんはどうなの?(笑)」
吉 井:「良くわかりませんが、銭ゲバお嬢様」
高 任:「このゲームをプレイして、久しぶりに銭ゲバなんて言葉を耳にしたよ(笑)」
ラオウ:「まあ、使わないよな最近は」
吉 井:「そもそも、銭ゲバの『ゲバ』って、何の略ですか」
ラオウ:「ゲバルト(ドイツ語)です」
高 任:「あぁ、あれは味のある戦車でしたねえ…」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「ツッコめないボケをかました私が悪うございました…」
ラオウ:「このゲームでも語られてるように、エアリーディングは紳士のたしなみだよ、高任さん」
高 任:「俺、紳士ちゃうもん」
吉 井:「紳士じゃない人間は、『ドリ〇ラ』プレイしちゃダメ(爆笑)」
ラオウ:「まだ引っ張りますか、そのネタ」
高 任:「……まあ、銭ゲバって言葉がふさわしいほどの描写はゲームないではされてませんが」
吉 井:「そ、そうかなあ…」
高 任:「まあ、人格に問題があるのは確かというか、そりゃお祖父さんも心配だっただろうと…」
ラオウ:「……さっき高任さんが言ってたし、シナリオの流れ上そういう解釈になるというか、『一純を1人にさせないための遺言』という見方に対してはちょっと異論があってな」
高 任:「はい?」
ラオウ:「人格その他はおいといて、少なくとも主人公および一純の祖父は、会社経営の才には長けていたのは間違いない……とすると、それなりに、人を見る目はあったはずなんだよ」
吉 井:「まあ……でしょうね」
ラオウ:「ここでね、祖父は単純に『一純を後継者に据えるのは危険だ』と判断していたという解釈はないかな、と」
高 任:「いや、解釈も何も、一純みたいな人間がトップに立ったら危険でしょう(笑)」
吉 井:「……主人公に対する愛情とかはこれっぽっちもなくて、一純を成長させるためだけのあて馬って事ですか」
ラオウ:「少なくとも、狙いとは別に、シナリオだけを読むならそう解釈せざるを得ないというか」
高 任:「まあ、シナリオ後半はなんとなく良い話でまとめにかかって、エンディングは、経済による世界制覇という男坂をのぼり始めた…(笑)」
ラオウ:「正直、軸がぶれまくってるシナリオのような」
吉 井:「いや、だから民〇党に対する悪意にまみれてるわけでしょ(大爆笑)」
ラオウ:「そ、そうだったのか…そう考えると、深いな」
高 任:「いや、一純の話に戻そうよ」
ラオウ:「経営の才能も何も、人格および判断力、ただのガキとしか思えませんが?」
吉 井:「うわあ…」
高 任:「別に、経営者には珍しくないよそんなの」
吉 井:「うおぉいっ!?」
高 任:「まあ、それは冗談として……確かに2人がくっついたとして、着地点が見えてこないのは確かですな」
ラオウ:「多分、内部の人間に裏切られたあげく、外資に買収されて終わりですよ(爆笑)」
吉 井:「やだなあ、そんなゲーム…」
 
高 任:「幼なじみの美優……は、多分一番使い勝手が良かったというか、一純とは対照的に、どんな場所にでも着地点を見いだせるキャラでしたね」
吉 井:「篁観光の創業者の娘でありながら、経営が傾き、在原グループに買収されて……お嬢様でありながら貧乏も味わい、愛と復讐に燃える……確かに、何でもいけますね(笑)」
ラオウ:「豚の血まで用意して主人公との既成事実をでっち上げるぐらいなら、実際にやっちまえば良かったのでは?」
高 任:「いや、そこが乙女コスモの燃やしどころで(爆笑)」
ラオウ:「乙女コスモて…」
吉 井:「主人公の呟きに『幼なじみは〇ッチで、妹が銭ゲバなんて救いがなさ過ぎる』ってありましたけど……さすがにゲームとして、ビッ〇はダメでしたか(笑)」
ラオウ:「〇辱モノは別にして、ヒロインが〇ッチ系のゲームってありましたっけ?」
高 任:「……強いて言うなら、下〇生の(笑)」
吉 井:「まあ、登場するキャラクターは18歳以上ですし」
高 任:「風〇系は、お仕事だからビ〇チじゃないし……せいぜい、職業遊び人までですかね(笑)」
ラオウ:「ふむ、いないとなると、逆らってみたくなるのが人間の常」
高 任:「多分、眼鏡娘以上に、プレイヤーに相手されないカテゴリーだと思う」
吉 井:「男は身勝手ですからね」
高 任:「まあ、話を戻しますが、一緒に登下校して代金いくら……とか、笑ったよ」
吉 井:「ちゃりん、ちゃりん、ちゃりん(爆笑)」
ラオウ:「これが、同情するなら金をくれってやつですか」
高 任:「と、いうより性質の悪いキャバシステムというか」
吉 井:「ブランドモノ買った男性に、売り子が声をかけるんですよ『タグをお取りしましょうか?』って」
ラオウ:「ん?」
吉 井:「そうしたら、『いえ、彼女このブランドのファンで、タグとかも保存してるらしいのでそのままにしておいてください』などと答える男性がいるらしく」
高 任:「プレゼントされた次の日に返品ですか(笑)」
ラオウ:「ああ、なるほど、そのためにタグを残すんですね(笑)」
吉 井:「まあ確かに、このゲームの内容をえげつないとか言ってたら、リアルのえげつなさはどうするんだって話ですが(笑)」
高 任:「優しさも、残酷さも、美しさも、醜さも、現実の人間にはかなわないって事ですね」
ラオウ:「いや、無理矢理綺麗にまとめるなよ」
高 任:「と、いうか……みんなに黙って家から出て行くというバッドエンドがあっても良かったような気がする」
吉 井:「一純と美優、二人して主人公の財産狙いってわかった後?」
高 任:「ええ…朝焼けの中、鞄1つ持って…『美優の言うとおり、俺は自分の事しか考えられない男だったんだな…』とか呟きながら、去っていくエンディング」
ラオウ:「ああ、それは目に浮かぶなあ(笑)」
 
 
吉 井:「光奈」
高 任:「世間知らず系女王様?」
ラオウ:「無理矢理カテゴライズすんな(笑)」
高 任:「まず、キャラを印象深くしようと考えたんだけど、シナリオが収集つかなくなって投げ出したような気配を覚えた」
ラオウ:「また見てきたような…と言いたいが同意見だ(笑)」
吉 井:「悪魔超人が手を組んでしまったよ…」
ラオウ:「なんというか……何がしたかったのかわからないんじゃなくて、何かしたかったけど出来なかった」
高 任:「それっぽく、オチだけはつけときました」
二 人:「…そういう感じですかね?」
吉 井:「いや、オラはジェ〇ニモですから(爆笑)」
高 任:「まあ、対立にバトルに、お約束シーンを盛り込んではいますが、本質的に舞台設定があんまり関係なかったのは否めませんね」
 
 
高 任:「で、マリアさんですが…」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「マリアちがう、とまり(笑)」
吉 井:「今のはネタですかね?」
ラオウ:「いや、素で間違ったくさい(笑)」
高 任:「じゃあ、マリアと、とまりのシルエット重ねて見てみろよっ!」
吉 井:「そこはあまりつっこまない方が…」
ラオウ:「疾風のように〜♪」
高 任:「そこ、歌が違うっ!?」
 
 脱線。
 
高 任:「で、とまりですが」
ラオウ:「多分、みんな気づいてないだけで人生には巻き戻しボタンがあります(笑)」
吉 井:「どこかなあ…」
ラオウ:「巻き戻したいんですか、吉井さん」
吉 井:「まあ、20年以上生きてればそういう場面の2つや3つぐらい」
高 任:「俺なんか、テープがすり切れるぐらい巻き戻したいですよ(爆笑)」
ラオウ:「まあ、最近はDVDとかBDだから、巻き戻しという言葉そのものが死語ベクトルに向かうんでしょうね…」
高 任:「いや、何の話よ?」
吉 井:「タイム・〇ープ?」
ラオウ:「なんか、こういうぐだぐだに話が拡散していく対談は久しぶりですなあ(笑)」
高 任:「ん、とまりさん。隠れ純情、隠れ一途……の隠れ属性。個人的にエンディング(のみ)はお気に入り」
ラオウ:「まとめにかかったな(笑)」
高 任:「……今思ったんだけど、光奈ととまりって、何が嘘デレだったんだろう?(爆笑)」
 
 
高 任:「でました男の娘ーっ」
吉 井:「流行ですからね」
ラオウ:「可愛いは正義ですか…」
高 任:「まあ、歌舞伎の女形の修行の一環とかいう、とってつけたような名目はありますが、基本は虐げられキャラですよね」
ラオウ:「と、いうか道化役」
高 任:「まあ、それはそれとして…睦月が、一番まともなキャラのような気がするのは俺でけですか(笑)」
吉 井:「そこはまあ、意図的なんでしょうね」
高 任:「それだけに、裏シナリオの睦月ルートは無茶振りしすぎのような」
ラオウ:「まあ、普段虐げられてるだけに、優しくしてくれる主人公にころっと(笑)」
吉 井:「そう考えると、不憫ですね」
高 任:「基本、主人公は優柔不断の流されキャラだから、対社会的にはともかく、二人の世界において幸せにはなれると思います」
 
 
高 任:「二条院式子(にじょういん・よりこ)……段ボールをかぶった、箱入り娘」
ラオウ:「そのまんまですな」
吉 井:「大手新聞社、テレビ局、プロ野球チームを……〇売グループですか?(笑)」
高 任:「付き合うとなったら、大変だなあ主人公…」
吉 井:「睦月の、『実家でつい段ボールに話しかけちゃってお父さんに泣かれた』の台詞に笑いました」
高 任:「まあ、あれに慣れちゃうとそうなるんだろうなあ……段ボールなんかどこにでも転がってるし(笑)」
ラオウ:「式子は、サブヒロインにしなくてもどうにかなったような気もするんだけどな……メインヒロインのシナリオにしてもほぼ完全分岐型だから、何の問題もないし」
高 任:「基本、問題有りまくりのヒロイン連中ですからね……段ボール脱いで、デレた式子が登場したら、プレイヤーは雪崩をうってやられる(笑)」
吉 井:「それじゃ、ダメだ(笑)」
高 任:「まあ、本来は、メインヒロインの仮面と素顔、そこに設定を絡めてプレイヤーの心情をジェットコースターさせて、気がつけばがっちりキャッチ……の、構成にしなきゃいけなかったはずだし、そうしたかったんだろうけど…」
ラオウ:「結局、素材をうまく調理できなかった……という答えに行き着くというか」
 
 
高 任:「シスター…は、別にいいよね?」
ラオウ:「いいんじゃない(笑)」
吉 井:「破戒シスター(笑)」
高 任:「まあ、冗談抜きでお米の国の国民は半分以上が進化論を信じてないという統計があるし」
ラオウ:「理論は常に感情に対して敗北者だからなあ…」
 
 
高 任:「修羅場とか期待してる人にとっては、多分がっかりな内容かと」
ラオウ:「アンタだけだよ」
高 任:「いや、俺はこのゲームの評価そのものは、ラオウさんほどひどくないよ?」
吉 井:「……?」
高 任:「どうしました?」
吉 井:「いや、高任君が対談のネタに持ってくるのって、ある意味極端な評価のモノがほとんどだったから……さっきラオウさんも言ってたけど、ちょっと意図が読めないな、と」
ラオウ:「お嬢様特集(笑)」
高 任:「ゆっくりお休み」
吉 井:「だから、そのネタは何?」
高 任:「殺人フラグ、口封じバージョン(笑)」
ラオウ:「くふう、俺もただではやられん」
高 任:「それは死亡フラグ」
吉 井:「……死亡フラグのさしすせそって、知ってる?(笑)」
高 任:「……まあ、それなりにネタにはなるゲームかと」
吉 井:「スルーされた?」
ラオウ:「というか、これほど熱のない高任さんのコメントは珍しいな」
吉 井:「わりと笑えた……けど、まあ、確かに、シナリオには期待しない方が」
ラオウ:「埋蔵金は宇宙人に盗まれました……これさえ押さえておけば、このゲームはやらなくてもオッケー(爆笑)」
高 任:「そこまで…」
 
 
お買い得度…… 5
音   楽…… 8
操 作 性…… 8
再プレイ度…… 3
仮 面 度…… 2(みんな、隠せてないよ)
絶対値評価…… 2
 
 
 このゲームが発売された頃は、まだ政界最強のナックルボーラーなどという言葉が世間で使われてた頃でしょうか。
 時の流れは速いモノですね。
 というわけで『嘘デレ』……ぶっちゃけると、一発ネタのゲームですね。
 しかも、ネタを消化し切れてないというか。

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