お題……True Love Story SummerDays,and yet(以下TLS4)(PS2)
 
 まあ、今更言うまでもないですがTLSシリーズの最新作というか、だったら正式タイトルが何故『TLS4』じゃないのかなあ……などという発売前の疑問がプレイしてみると綺麗さっぱり解けます。(笑)
 
 吉井さん曰く……『やっぱり、TLSは転校がないと…』
 ラオウさん曰く…『だから、何故じゃなくてなんだよ…』
 
 ……いや、その理論だとTLS3はTLSじゃないと言うことに。(笑)
 高任個人としては、TLS3は一応TLSでしたが、今回はもうTLSとは呼べないだろう……と言うスタンスです。
 まあそのあたりは対談で述べられているので省略するにして……
 
 
ラオウ:「高任さん、高任さん…」
高 任:「はいよ……うがッ」
ラオウ:「……とりあえず、嘘つきに対する鉄拳制裁だ」
高 任:「ラオウさん、良く思い出してごらん?俺は『今回は妹が出る……』の後に、聞こえないぐらいの小さな声で『…と良かったのにね…』って呟いたはずだ(爆笑)」
吉 井:「と言うか、またまたお姉さん登場という情報は結構ポピュラーだったと思ってたんですけど?(笑)」
ラオウ:「自慢じゃないが、コンシューマーのゲーム雑誌や情報には縁がないモノで……この前某雑誌のシスプリ連載が終わったからますます縁遠くなる一方ですな(大爆笑)」
吉 井:「まあ、1と2が妹で、3と4?…が姉と言うことは、次に出るファンディスクはかなめとるりの姉コンビですか?」
ラオウ:「いや、仮に出たとしてもこれぽっちも興味はありませんが(笑)」
高 任:「現実世界のお姉さんは、大体あのぐらい横暴な存在らしいので…今回主人公の姉であるるりは、ある意味リアリティあるかも知れませんな」
吉 井:「現実に妹がいる人間に聞くと、妹は妹で横暴らしいですけど(笑)」
ラオウ:「何が言いたいんですか?」
高 任:「まあ……男って奴は弱い生き物なのかと(爆笑)」
ラオウ:「眼鏡原理主義者に言われたくないって…」
高 任:「眼鏡原理主義者と言えばラオウさん。俺はマガジンの新生MMRについて俺はアツク語りたくて仕方がないんですが(笑)」
吉 井:「……どういうニューロンのつながりしてるんですか?
 
 この後、『MMR』について脱線しずぎ……いや、マジで。(笑)
 
高 任:「……で、何を話してたんでしたっけ?」
吉 井:「いや、何から話そうかという時点でいきなり話がMMRにいっちゃったような気がするんですが(笑)」
ラオウ:「あの作品に『MMR』というタイトルを冠してはいけない」
高 任:「冠してはいけないというと……このゲームって、TLSのタイトルを冠しちゃいけないんじゃないですかね?
ラオウ:「新シリーズをたちあげるよりは、既存のタイトルのネームバリューを使う方がリスクが少ないからな
吉 井:「また爽やかに微笑みながら、薄汚い台詞を吐きますね(笑)」
ラオウ:「つーか、TLSなんてのは、姉が出てきた時点で消滅してるんですよ!少なくとも俺の中では!(大爆笑)」
吉 井:「うわ、断言ですか…」
高 任:「じゃあ、るりが姉じゃなくて妹だったら?」
ラオウ:「んー、甲乙つけがたい(大爆笑)」
吉 井:「壊れてますか?」
ラオウ:「いや、それは冗談ですが……何というか、こう…」
高 任:「ラオウさんにしては珍しく歯切れが悪いな、どうしたよ?」
ラオウ:「初代とか2とかでは、ほら、主人公をね……」
高 任:「ああ、そういうことですか」
吉 井:「お二人さん、絶対テレパシー能力持ってるでしょ」
高 任:「吉井さんはラオウさんの学生時代を知らないからアレでしょうけど、ラオウさんっていわゆるパーフェクト超人なんですわ」
吉 井:「は?」
ラオウ「成績優秀に加えて、スポーツ万能……まあ、性格に関しては残虐悪魔超人でしたけどね(大爆笑)」
ラオウ:「本人を前にしてええ度胸やな(笑)」
高 任:「誉め言葉やんけ」
ラオウ:「残虐悪魔超人がか?(爆笑)」
高 任:「誉め言葉じゃないですか。だって、性格が正義超人とか言われて嬉しいですか?」
ラオウ:「……あんまり嬉しくないな。いや、むしろ馬鹿にされているように感じるか」
高 任:「でしょう?」
吉 井:「(ぼそっと)……腹黒コンビ」
高 任:「それも、誉め言葉ですけど?」
吉 井:「うわ、自分の言葉をこれっぽっちも疑ってないよこの人……っていうか、一体何を言いたいんです?(笑)」
高 任:「例えば、学校でイジメられている自分がいる……と、じゃあ身体を鍛えてそいつらを反対に半殺しの目に遭わせてやる……というポジティブさと能力を兼ね備えたというか」
ラオウ:「もうええから、俺に遠慮せずにずばっと言え。反対に気分が悪いから(笑)」
高 任:「早い話、できない自分が我慢できない人間なんだと……俺とか吉井さんが、ヘタレ主人公許せんとか言うのよりも遙かに高いハードルで」
ラオウ:「いや、それはちょっと違うぞ……俺は、自分が重視する部門でそれができないのがイヤというか(笑)」
吉 井:「……シスプリの主人公はいいんですか?」
ラオウ:「いや、あんなヘタレな主人公は許せませんな。大事な妹達に心配をかけるなどもってのほか(一同大爆笑)」
吉 井:「(頭を抱えながら)だ、ダメだ……高任君といい、ラオウさんといい、自分だけのルールが完璧に出来上がっている人間を相手にすると心がすり減る…」
ラオウ:「ま、まあそれはそれとして……何というか、今回ってキャラクターのタイプをセレクトするのはいいんですけど、それって、一緒に帰るときの話題レベルの違いだけじゃないですか」
吉 井:「まあ、優等生とかスケベとかでその反応はありえんだろうというのは結構ありましたが」
高 任:「いや、一応土曜日とか日曜日の過ごし方が変わってくるぞ。優等生とかだったら、今日は復習をしようってな感じで……もちろん、本編には全く影響ナッシングですが(笑)」
ラオウ:「いや、そういうのがあるから余計に違和感を覚えるというか……スポーツマンとかガリ勉とかはもちろん、スケベとか食いしん坊とかでもシナリオは全く同じで、るりにはこき使われて、押しが弱くて、純情とか言うのとはちょっと違って結構ダメ人間ですよね、今回の主人公」
高 任:「つーか、今回の主人公って、オープニング早々自分がシスコンであることを白状するじゃないですか。違う意味で、これからどうやって収拾つけるんだろうとか心配になりましたよ(爆笑)」
ラオウ:「しかも、るりに無理難題をふっかけられて嬉しがってるからな……Mだろ(笑)」
高 任:「かなりM、ですよね(笑)」
吉 井:「何の話ですか…」
高 任:「まあ、俺はそういうのとは違う意味合いでこのゲームをTLSとは認めたくないんですよ……ゲームとしては面白いとは思いますがっ!(笑)」
吉 井:「何となく言いたいことがわかるような気もしますが(笑)」
高 任:「各キャラの水着シーンの演出とかね、何というか主人公が高校生の時は純情な中学生レベルで、主人公が中学生の時は小学生レベルのほのぼのとした雰囲気がね、今作の主人公の感性ってただのオッサンですやん(一同大爆笑)」
ラオウ:「お、おっさんってアンタ…
高 任:「〇〇さんのブルマ姿……とか、〇〇さんのスクール水着……とか、じろじろと見つめながらの独白はオッサンですわっ!勘弁してくださいっ!(大爆笑)」
ラオウ:「お前だって、もうオッサンだろう?
高 任:「だから、ゲームとしては面白いと思いますがっ!と前置きしてるだろうっ!(一同大爆笑)」
吉 井:「(ぶつぶつと)……これでいいのか、今年30歳を迎える独身男性」
高 任:「大体、ラオウさんだってオッサンだろう。俺より年上のクセして」
ラオウ:「いや、今まで黙っていたが俺はヤン・ウェンリー星人でな、永遠の20代なんよ(笑)」
吉 井:「高校生から見たら、オッサンにはかわりありませんって」
高 任:「いや、実際にオッサンとかそういうのじゃなくて……何というか、俺の中でTLSシリーズというのはですね、心の奥にそっとしまい込んだアルバムを眺めるような、郷愁感というか、今でこそどす黒く濁ってしまいましたが、澄んだ黒色をしていたあの頃を懐かしく思うアレが……
吉 井:「結局は黒色ですか(爆笑)」
高 任:「混じりけのない黒色です。純粋な心だったんです」
ラオウ:「もう、どこから突っ込めばいいのか…」
高 任:「大体、眼鏡娘のお尻に顔を埋めるは、姉の下着をわしづかんで妄想に耽るは……って、例を挙げればキリがないというか」
吉 井:「眼鏡娘のシナリオでは、大分スパークしてましたね…」
高 任:「ポヤッチオのアルのような、どこか純な感じじゃなくて……えーと、そう!全体的に邪念を感じるんですよ!(爆笑)」
ラオウ:「(ぽそっと)……アホって言う奴がアホ」
高 任:「いや、こうみえても私、幼稚園児の頃が一番スケベだったような…(大爆笑)」
ラオウ:「なんじゃそりゃ?」
高 任:「いや、大学生の時に知人とかとうろうろしてて、街中とかにいるじゃないですか、人目をはばからず2人の世界を構築してるカップル達が」
吉 井:「そりゃ、まあ…」
高 任:「で、知人が『よそでやれ、よそで…』って吐き捨てると同時に、俺は『んー、微笑ましいねえ…』等と呟いて、『こいつ、何者?』って感じに不思議そうに見られる事がしばしば。他のことでも、なーんか『アンタ人間として枯れてる?』と聞かれる事が多かったり(笑)」
ラオウ:「いや、本当に枯れてる人間は『くそう、眼鏡娘をこんなぞんざいに扱うとは許せん!』などと騒ぎ立てたりはしないだろうと(爆笑)」
高 任:「んー、情熱のコップが傾いてしまってる弊害でしょうか?でも、でもさ、他人のそういう方面の幸せそうな光景って見てると心が癒されません?」
吉 井:「なんか、その発言だけ聞いてると、高任君がすごくいい人かと勘違いしてしまいそうです(笑)」
ラオウ:「ちなみに、例えば俺が宝くじが当たったと聞いたら?」
高 任:「まあ、ご飯でもおごれとか言うかも知れないけど、やっぱり楽しくなるが?」
ラオウ:「……えーと、君の友人を裏切った末に栄光をつかみ取って栄華を極めた人間が目の前に現れたら?」
高 任:「無茶苦茶むかつくから、ぼこぼこにしばき倒して唾でも吐きかけてしまうかもしれん」
ラオウ:「……なるほど、そういうスタンスか」
高 任:「しかし考えてみれば、スカートめくりにはじまり、大きくなったら結婚しようね等と約束したり、お医者さんごっこをしたりなどと、今思うとすげえぞ幼稚園の頃の俺(笑)」
ラオウ:「今、最後のほうでさらりとやばげなこと言わなかったか?」
吉 井:「まあ、お医者さんごっこと言ってもピンからキリまで…
高 任:「当時の俺は4歳とか5歳だったからセーフ
吉 井:「え、幼稚園児でありながら、セーフとかアウトとかいうレベルまでやったんですかっ!(爆笑)」
高 任:「……別に邪な気持ちがあったとかそういうのではなくて、あれー、どうしてこんなに違うのかなあ……って感じにあれこれとお互いにいろいろとやっちまいました(笑)」
ラオウ:「頼むからそれ以上喋るな貴様
高 任:「えーと……だから、俺はこのゲームから邪念を感じてしまうんですよ!(爆笑)」
吉 井:「いやまあ……言いたいことはわかるんですが」
ラオウ:「おいおい、話が元に戻ってるぞ…」
高 任:「だからね、面白い面白くないはともかく。俺はこのゲームをやっていて、懐かしいとか心が洗われるような感じが全くなかったというかなんというか……って、くわあ、自分の思いが上手く表現できないのってストレス溜まるぞコンチキショー!(笑)」
吉 井:「いや、コンチキショーとか言われても……」
高 任:「とにかくね、ゲームとしては楽しめたが、俺がTLSというシリーズに求めてた何かは与えられなかったんですよ。なんか、TLSを購入したという感じが今でもないんですよ、絵柄が変わったとかそういう問題じゃなくてっ!」
ラオウ:「……ゲームとして楽しめたのに、何故こうした批判めいた言葉を口にしなければいけないのかという心の葛藤は伝わってくるのだが」
高 任:「それっすわ、ラオウさん!鰈の煮付けをモリモリ食いたくなってそれを注文したのに、出されたのはステーキで、食べてみたらステーキも美味しくて店員に文句を言うべきかどうか悩んでるような状態ってのが一番近いですな!(大爆笑)」
ラオウ:「も、もうちょいマシな例えはできんのか?」
吉 井:「いや、なんか凄くわかりやすい例えですよ(笑)」
高 任:「あ、でも食べずに『これ間違ってますよ…』って店員に返せばいいやん。考えてみれば間抜けな例えだ(大爆笑)」
ラオウ:「その自己完結のクセはどうにかした方が良いと思うぞ」
高 任:「はあ、それ以外にもこれはTLSシリーズと呼びたくない理由はありますよ」
ラオウ:「ほう」
高 任:「……何というか、どこにでもいそうな平凡な主人公がですね、転校というきっかけを元に残された学園生活を一生懸命に送ってみる。で、そうしてみると少し違った風景が見えてくる……新しく知り合った女の子、少しずつ惹かれていく2人、元はと言えば転校が2人を引き合わせてくれた、それなのに2人は離れてしまわなければいけない……と言うところに、TLSシリーズの本質があるというか、そういう部分に心が震えてしまったりする自分がいるんですよ
吉 井:「あ、それは同感です。だから、3あたりで首をひねったというか」
高 任:「こう、ね……何気ない日常を愛おしむきっかけというか、主人公に変わるきっかけがあるってのがいいんですよ。ヘタレ主人公の元にいきなり魔法少女がやってくるとか、女の子ばっかりの下宿に迷い込むとか……俺に言わせればそれは後ろ向きなんですよ!まず頑張ってみる、しかる後に状況が変わるという部分が世間に転がっているギャルゲーと一線を画しているワケで…」
ラオウ:「……それしても高任さん。お前、そういうこと語らせると上手いな、何か風景が浮かんできそうやわ(笑)」
高 任:「離れてみて2人は気付く。知り合って一ヶ月の絆は一年以上先の2人をつなぐ架け橋となるであろうか?考えてみればお互いの一部しか知らない……そんな不安や焦りを、たまにやりとりする手紙や電話で癒していく……そして再会して、2人は自分達の絆がいつの間にか大きく成長していることに気付くんですなあ……と言う感じの語り方ですか?」
ラオウ:「うん、まあ……」
高 任:「なんだよ、どす黒い人間がどの面下げてそういうこと言ってんだとか言いたいのか?」
ラオウ:「いや、腹黒さと口先は全く関係がないし」
高 任:「それはそうだけど」
吉 井:「お願いです。嘘でもいいから少しは否定して」
 
 
高 任:「……と言うわけで、ゲームの出来云々以前のTLSシリーズとしてどうかという我々のスタンスも定まったようですし、そろそろゲームそのものについて語りますか」
ラオウ:「うわ、何でこんなに時間が経ってるの?」
吉 井:「始まって早々、二人してMMRの事をアツク語りだしたからです」
高 任:「もう二度と復活しないでしょうね、あの出来では……」
ラオウ:「あの出来なら復活させる意味もないし…」
吉 井:「ゲーム対談の意味、わかりますか?」
高 任:「『げえ・むた・いだん』というと、古代アルメリアの小国家群で使用されていた言語で……」
ラオウ:「なんですってーっ!(一同大爆笑)」
高 任:「ラオウさん、それはオチ泥棒ですよ…」
ラオウ:「いや、そんなオチを想定してるんじゃないかなと予想できたから(笑)」
高 任:「俺は『人類は滅亡するしかないんだよ!』の台詞を想定してたんですが(笑)」
ラオウ:「まあ、さっきも言ったが『MMR』全13巻の本質はたったの二コマですからね。効果線を背負って『人類は滅亡するしかないんだよ!』と絶叫するキバヤシに、4人揃って『何ですってぇっ!』の二コマ(笑)」
吉 井:「……このゲームのキャラクタータイプに、『高任君』とか『ラオウさん』とかあったら、会話能力が結構楽しいでしょうね」
高 任:「あー、楽しいでしょうね。『わ、私先に帰るね!』とか言われっぱなしになるとか(爆笑)」
ラオウ:「話の展開が急過ぎたかな…とか(笑)」
吉 井:「……」
高 任:「まあ、それはともかく『ほめる』『見つめる』『手を握る』は下校会話の三種の神器じゃけんのう!あの恥ずかしそうにチラチラと視線を迷わせて、とどめに『もう…』とか呟かれるとたまらんですわ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「おいおい…(笑)」
高 任:「すくなくとも俺の価値観で下校会話ってのはね、好感度を上げるのが勝ちじゃなくてキャラクターが恥ずかしくて逃げ出した瞬間が勝ちなんですよ。ちなみに俺の中の最高傑作は、初代(R)のみさきですな。『もう、おにいちゃん変なことばっかり言うんだから!』とか言い残してのアレ!(一同大爆笑)」
吉 井:「何故みさき?」
高 任:「別に俺は妹キャラ云々について偏見および編好はないですよ……まあ、みさきはお気に入りの妹キャラのトップ3にランクインしてますが」
ラオウ:「ほう、貴様もなかなか物事の道理がわかってきたようだな」
吉 井:「うわああ、洗脳が、洗脳が進んでいるよ!(笑)」
高 任:「いや、洗脳云々じゃなくて俺は前からこうです。妹キャラだろうが眼鏡娘だろうが、嫌いなキャラは嫌いだし、好きなキャラは好きなキャラです……まあ、俺の妄想エンジンにニトロを叩き込むのはほぼ眼鏡娘ですが(大爆笑)」
ラオウ:「……ほぼと言うことは、眼鏡娘以外でも君の妄想エンジンにニトロを叩き込んだキャラがいると?」
高 任:「『チョコキス♪』のちびっこ」
吉 井:「ああ……そういえば」
高 任:「『好き!』の雨宮海とか、『卒業写真2』の禅仰寺沙織とか、『KISS』の藪内吐絵とか、『プレゼント』の山内舞とか…」
ラオウ:「いや、全然ついていけんからそのぐらいでストップしてくれ頼むから」
高 任:「俺のお気に入りのキャラクターの内、眼鏡娘の占める割合は精々が7割弱に過ぎないわけで。で、眼鏡娘のキャラクターは全体の5割だからして、俺の偏向なんか、精々数ある統計の中ではちょっとした偏りを見せている程度に過ぎないんですな
ラオウ:「これ聞いて、素直に頷く人間は騙され人生まっしぐらですが(爆笑)」
吉 井:「えーと、それはさておき……今回の下校会話って、これまでで一番難易度が低くないですか?」
高 任:「ああ、随分と低いですよね……でも、各話題レベルが1だったりするとかなり苦戦しますよ」
ラオウ:「学校をうろついて、いろんなキャラと話することで話題レベルがあがっていく……って言うのは、目新しいと言うより、何か納得しましたよね」
高 任:「まあ、話がうまいというか話題が豊富な人間ってのはそれだけの情報に接してるワケですから」
吉 井:「ただ、その分特別な会話とかは出すのが難しくなりましたね…何せ話題レベルの調節までしないと出ないみたいだし」
ラオウ:「どうせ、ガイドブックとか出て、そういうのまで解説されるんじゃないですか?」
高 任:「……と言うかですね、さっきも言いましたが『ほめる』『見つめる』『手を握る』の三種の神器なんですが、レベルが変化する毎に相手の反応が変わるみたいなんでよろしく(爆笑)」
吉 井:「え、マジですか?(笑)」
高 任:「んー、全キャラ全レベルで反応が変わるってワケじゃないですけど、例えば『みつめる』なんか、某キャラにおいて恥ずかしげに『もう…』とか呟いていたのが、『もう、何でそんなにじっと見つめるのよ…いじわるね』と言う風な感じに変化していきます……っていうか、最高ですと言うか、俺ってばこのバリエーションだけで殺されそうです(大爆笑)」
ラオウ:「高任さん、そういうの好きだからな…」
高 任:「システムとかシナリオの細かい部分の作り込みに関してはちょっと首をひねる部分がありますが、少なくともこの下校会話の作り込みは、少々情熱が暴走している部分も見受けられますがすごいです(笑)」
吉 井:「普通の話題の特別会話なら少しは出したことがあるけど……」
高 任:「面白い話とかの特別会話が寒いですよ。なんせ、『ふとんがふっとんだ』とか、『このカレンダー誰んだ?俺んだ』とか、ひょっとするとこの会話は女の子のドキドキゲージを下げさせるための特別会話ですか、などとレベルが低い内は邪推してしまいます(笑)」
吉 井:「そ、そんな会話なんですか!?」
高 任:「ちなみに眼鏡娘の場合、『ふとんがふっとんだ』で、涙をこぼさんばかりに大ウケ(大爆笑)」
ラオウ:「変だ、変だと思ってはいたが…」
吉 井:「ダメすぎる……って言うか、教室のドアからこっちを覗いているイベントが恐くて恐くて」
高 任:「某家政婦並に見られてますよね(大爆笑)」
ラオウ:「つーか、いきなりお尻に顔をつっこんできた主人公に向かって、おもむろに自己紹介し、そして脅えながら逃げていくというキャラは人格が破綻してるだろう」
高 任:「特別会話から察するに、この眼鏡娘って相当なお嬢育ちみたいですけどね……好きな食べ物はお寿司らしいんですが、回転寿司の存在を知らないみたいですし……ああ、だから苛められてたのかも(笑)」
吉 井:「むう、とすると『回ってていい?』『アカン』のやりとりが理解できないのか……」
高 任:「というか、コンプレックス編ではある種、『君望』のマナマナに通じるモノがあるというか…」
ラオウ:「マナマナって言うか、TLS初代の本多さんもそこはかとなく恐かった(笑)ですが、あのキャラのテイストを強めにしてユーザーに媚を売るためにいろいろと特徴を付け加えたらこうなりました…って、ところですか(爆笑)」
吉 井:「キャラデザの意図は分かりすぎるぐらいにわかるんですが……やっぱり恐いんですよう(笑)」
ラオウ:「確かに思い詰めたら主人公を拉致監禁しでかしそうな雰囲気はありますが(一同大爆笑)」
吉 井:「主人公が指を切って、血を流すイベントがあるじゃないですか……血が流れるのをじっと見つめて『心の綺麗な人は血液も綺麗なの……』等と呟かれると、どう反応していいやら(笑)」
高 任:「いや、そのイベントってコンプレックス編限定でしょ?献血のイベントとかもありますけど、ダイエットというか拒食症の人間には血液への関心を示すケースが少なからずありますから、あれはアレでいいんじゃないですかね?」
ラオウ:「そうなん?」
高 任:「ただ、コンプレックス編において『食べ物について』の話題に対する反応がほとんど変化なしってのがいただけませんでしたが」
吉 井:「いや、それ眼鏡娘に限った事じゃ…(笑)」
高 任:「体重を減らす事に関心を寄せすぎて、排出物にそういった感情を示すというか……俺も詳しくは知りませんが、延々と唾液を吐く事を続けて口の中血だらけになった女の子とかもいるらしいです」
吉 井:「それも恐いな…」
高 任:「陸上競技の長距離とか結構恐いですよ……ギリギリまで体重を削り落とそうとするから、女子選手なら生理の止まったとか、髪の毛が抜けていくとかいう話は割と聞きました」
ラオウ:「どうも、俺なんか減量というとボクシングで、しかも力石徹しか思い浮かばなかったり(爆笑)」
高 任:「ここに、白湯があります…か?」
吉 井:「気持ちだけいただきますとか言って、捨てるんだっけ?(笑)」
ラオウ:「『リングにかけろ』で、誰かが便器の水を飲もうとしたシーンとかも記憶にあるな」
高 任:「……って話が逸れましたが、眼鏡娘の世間話の特殊会話で『エルニーニョって可愛いよね?ほら、語尾のにょってところが…』なんつー感じの会話もありますが……俺は、この会話のシナリオを書いた人間と膝をつき合わせて小一時間ほど問いつめてみたくてしょうがないのだが(爆笑)」
吉 井:「問いつめるだけですか?」
高 任:「いや、ライターさんが自分のプライドにかけてアレを書いたというなら引き下がるが……適当にああいうのを書いたとかぬかしやがったら、ちょっとかつての某大学野球部並のセッキョーの嵐を食らわしますよ(一同大爆笑)」
ラオウ:「……高任さん」
高 任:「何?」
ラオウ:「貴様このゲームやりこんでいるな?」
高 任:「いやあ、それほどでも(笑)」
吉 井:「ふ、高任君はこうでなくっちゃ…」
高 任:「しかし、これって出会いの違いで二つのシナリオに分岐するんですよね……最初はそれが良くわからなくて首をひねったというか」
吉 井:「そりゃ、女の子と出会って好感度をあげて……というシステムじゃなくて、いわゆる条件クリアも含めて、全部チェーンイベント方式ですし」
ラオウ:「イベントさえクリアしていけば、『いや、主人公とこのキャラって絶対仲悪いだろ…』という感覚でもエンディングになっちまうからな(爆笑)」
高 任:「エンディングと言えば、告白に至るデートの場面での強制リセットは見ましたか?」
吉 井:「ああ、見ました」
ラオウ:「は?」
高 任:「いや、デートの受け答えでハートマークが増えたり減ったりするでしょ?3個以上で告白可能、5個の満貫全席でクリアしたらエンディング後のエピソードが追加されて……」
ラオウ:「いや、それぐらいはわかりますが…」
高 任:「で、ハートマークが2個以下だと、告白に失敗して『うお、なんて不吉な夢だ……こんな事にならないようにしないとな』と夢オチになって、デートの朝からやり直しさせられるんですよ……って、キャラとかシナリオによって違うのかな?(笑)」
ラオウ:「……それって、考えようによっちゃユーザーの意志は無視されてるってわけですか?」
吉 井:「いや、ロードの手間を省いてあげようと思っただけじゃないですかね……ほら、今作って一日の終わりに『今日の朝からやり直す』という、クイックロードみたいな機能がつきましたし、多分意図としてはユーザーフレンドリーの方向だと思うんですよ」
高 任:「そういや、いきなり夜中に電話がかかってきて、否応なしにデートの約束をさせられてしまうのは一体なんだろね?」
吉 井:「え、そんなのあるの?」
高 任:「んー、複数人同時攻略中、後はデートに誘って告白を成功させたらエンディングという状況で、いきなり眼鏡娘から電話かかってきてデートする事になったことが(爆笑)」
ラオウ:「おそるべし、眼鏡娘」
高 任:「いや、同時攻略に対するペナルティか何かかと思ったんですけどね……なんせ、佐藤さんを含めて7人全員同時攻略を敢行中でしたし(笑)」
吉 井:「まあ、普通にゲームを進めていけば自動的に同時攻略になっていくけど」
高 任:「ただ、佐藤さんから電話がかかってきてデートの約束を取り付けられたのは助かりましたが……佐藤さん、なかなか出てこない上に恥ずかしがり屋で、チャカチャカ帰っていきますから(笑)」
 
 
ラオウ:「しかし、デートに誘ったら告白イベントが成功するまで繰り返しって事は……要するに、デートに誘った時点でエンディング確定なんだよね」
吉 井:「まあ、そういうことかと」
ラオウ:「エンディングはともかくとして、どうなんだろうね……『〇〇さんに放課後会いましょう』とか、『図書室か屋上か保健室で会いましょう』とかの条件をちまちまとクリアしていくのって、非常に作業テイスト全開なんですけど…
吉 井:「学校生活も完全に排除したシステムですからね……移動場所を決めて、下校するというシンプルなつくりです(笑)」
高 任:「そのキャラとの関係が良好だと条件が楽になる……のはさておき、隠しキャラの佐藤さんが全然、これぽっちも登場してくれなくて、下手な条件イベントにはまると、セーブロードを100回ぐらいやらないとクリアできないですよ(大爆笑)」
ラオウ:「佐藤さんか……あのキャラとの出会いって、主人公がただの馬鹿であることを強調するためのイベントかと思いましたわ(笑)」
吉 井:「名前を教えて貰った直後に、『えっと、田中さんだっけ?』とか、言ってますからね(笑)」
高 任:「存在が地味というか……このキャラって登場が隠しキャラじゃなくて、隠れキャラですわ(笑)」
吉 井:「イヤになるぐらい出てきませんもんね……登場させるのは割合簡単なのに」
高 任:「このキャラをロード無しでクリアしようとすると絶対時間切れ終了になりそうな気がする。だって、本当に出てこない……渡り廊下ならともかく、特に屋上とか中庭とか食堂にはかなりの低確率(爆笑)」
吉 井:「滅多に会えないから、余計に条件厳しくなるし(笑)」
ラオウ:「……他のキャラクターを蔑ろにしてると、多分出現確率あがるよ」
高 任:「ああ、そんな感じですよね……まあ、ロード繰り返して一緒に下校できるようになったら状況が好転し始めますが」
吉 井:「そこに行くまでが…(笑)」
ラオウ:「……他のキャラクターが登場しないような時間帯と場所なら割と確率高いよ。地道にそれを繰り返せば何とかなるレベルだとは思う」
高 任:「詳しいな……」
ラオウ:「いや、好感度と出現確率が連動してる感じがあるし……って、それはTLSシリーズのお約束だろう」
吉 井:「ラオウさん、何かクールですね。やっぱり、妹が12人ぐらい出てこないとダメですか?(爆笑)」
高 任:「妹が12人出てきたら出てきたで、別の意味でダメになるからな、この男(笑)」
ラオウ:「……というか、何で姉なんよ?このゲームにおいて姉である必要性があるとは思えんから、別に妹でも…」
吉 井:「別の言い方をすれば、妹である必然性も見いだせないと言うことでは?」
ラオウ:「……多分な、世間的な統計を取ったら姉よりも妹の方が人気高いって(爆笑)」
高 任:「話を元に戻すけどさ…」
ラオウ:「うん、何か収拾つかなくなってきたから是非戻してくれ(大爆笑)」
高 任:「佐藤さんと一緒に下校する時なんだけど……偶然なのか、それとも隠しキャラという事で裏設定でもあるのか、他のキャラに目撃されたことがないんだけど?」
吉 井:「え、どういうこと?」
高 任:「いや、佐藤さんと一緒に帰る……って選択して、それが下駄箱とかの最初のお誘い場所でも、目撃されたことがないのよ……他のキャラなら、間違いなく5割以上の確率で目撃されてしまうのに」
ラオウ:「……地味だから、主人公の隣にいる事を気づかれてないのかも知れないな(笑)」
吉 井:「あれ……俺は、佐藤さんとの下校を目撃されて誰かと気まずい雰囲気なった記憶が…」
高 任:「おや……と、するとただの偶然か」
 
 ちょいと脱線。
 
ラオウ:「そういえば『3』の対談でちょっと話したような気がするが、今回のヒロインの名前はシリーズとしての流れを放棄したようだね」
吉 井:「……ヒロインって、先輩?
高 任:「いや、シスコン主人公が憧れているのはるり姉ですからね!ヒロインはるり姉ですよ!(大爆笑)」
ラオウ:「おいおい…」
高 任:「いや、神谷さんとのデートで、『僕はるり姉が大好きなんだ!』って告白するじゃないですか(笑)」
吉 井:「デートの最中に、神谷さんほったらかし(爆笑)」
高 任:「つーか、あそこで納得しちゃイカンでしょう!やっぱりエンディング前の一波乱として、『あなたが私に好意を持ってくれるのは、るりさんに似てるから…?』などと神谷さんに言わせないと!このエピソードでは起承転結で言うところの、まだお話が始まったレベルですよ!(一同大爆笑)」
吉 井:「さすが高任君、ど真ん中ですね(笑)」
ラオウ:「どうでもいいが、この前発売されたばかりのゲームのシナリオを語ってしまう行為は如何なものかと…」
高 任:「ラオウさん、本当にいいシナリオってのは、オチがわかったからと言って色あせたりはしないモノさ(笑)」
ラオウ:「うわあっ!とってつけたような言い訳カマしてるよこの男!(爆笑)」
高 任:「違うぞ!映画鑑賞とかでシナリオを先回りしてばらす馬鹿がいたからげんなりしたとかはな、シナリオをばらす奴の語りかたが下手だったからなんだ!もう、喋りとかが絶妙に上手い奴とかがシナリオをばらしたりすると、そっちの方が面白くなることだってあるんだぞ!」
ラオウ:「貴様、本当に少しずつ話の論点をずらしていくのが上手いな(笑)」
高 任:「お褒めにあずかり、恐悦至極(笑)」
吉 井:「……俺の記憶によると、一体誰がヒロインだったのか?と言うことを話していたような気がするのですが?」
高 任:「何か、『某幕張』の最終回みたいですな(笑)」
ラオウ:「これまでのシリーズの流れで言うと……って、最初にこのゲームはシリーズじゃないとか話したから間抜けだが、学校のアイドルというかマドンナというか…と言うことで先輩なのでは?」
吉 井:「……んー、なんか説明書には緋菜が本作のヒロインとか書かれてますが」
ラオウ:「……なんか、エンディングで『私なんか好きになって貰えないと思ってた……勉強もスポーツもダメで、おっちょこちょいで…』ってな発言をしていたような気がするのですが?」
吉 井:「べ、別にヒロインは成績優秀、スポーツ万能じゃなきゃいけないと言う決まりがあるわけでは…(笑)」
高 任:「んー、エンディング後のエピローグで緋菜はシナリオ別でエピローグが変化するんですよね……眼鏡娘や桐屋さん、神谷さん……ってなその他のメンツは、どっちのシナリオでも同じエピローグが流れることを考えると、やっぱり特別な扱いなのかなと思ったりもしますが」
ラオウ:「……ひょっとしてコンプリートなさってます?」
高 任:「いや、別に答える必要はないっすよね(爆笑)」
吉 井:「うん…見境なくやりこんでこそ、高任君」
高 任:「まあ、登場キャラの数だけヒロインがいると言うことで万事オッケーということにしときません?……と言うことで、ヒロインはるり姉ということにしとこう(爆笑)」
ラオウ:「確かにどうでもいいんだけどさ…」
高 任:「それでも納得できないと言うなら、刀根先生がヒロインだったと言うことで手打ちにしよう」
吉 井:「……?」
ラオウ:「誰だ、それは?」
高 任:「ふははははっ!貴様、まだまだやりこみが足りんようだな!顔洗って出直してきやがれ(笑)」
ラオウ:「んじゃ、帰りますか吉井さん」
吉 井:「そうっすね」
高 任:「ベタなオチだが、切り返しようがない……つーか、会話の中で名前が出てくるキャラだからね。探したって無駄だぞ、多分(笑)」
吉 井:「ところで……桐屋さんは、『シャカリキ』のファンにとっていろいろといらん事を考えてしまうキャラですね(爆笑)」
高 任:「坂は……自分自身と向かい合う場所だから』なんて言われた日には、あらぬ妄想が頭の中を駆けめぐってどうしようかと思いましたが(笑)」
ラオウ:「自転車デートとかで、坂を見た瞬間に桐屋さんの目がキラーンとか光ったりしてな(爆笑)」
吉 井:「主人公おいてけぼりで、いきなりアタック開始とか(笑)」
高 任:「16回のダンシング(立ちこぎ)に、8回の座りこぎであっという間に姿が消えちゃう(爆笑)」
吉 井:「卒業したらヨーロッパに行く』ってのは、てっきり自転車レースかと思いましたよ
ラオウ:「そういや吉井さんは自転車やってるんですよね……坂は好きですか?」
吉 井:「体重軽いのと筋力バランスのせいかそれなりに向いているっぽい……といっても、あくまで自分の中ではですけどね……」
高 任:「坂は苦しいところですか(笑)」
吉 井:「そりゃ、まあ……大体、自転車やってるといっても、ピンからキリまで(笑)」
高 任:「吉井さんの自転車って、フレームは何使ってるんでしたっけ?」
 
 ちょっと、脱線。
 
ラオウ:「……(指を折って何かを数えている)」
高 任:「どーしました?」
ラオウ:「いや、緋菜に桐屋さん、神谷さんに先輩に佐藤さん、そして眼鏡娘……せっかくだから、弥子についても言及しておいたら?(笑)」
高 任:「ああ、それもそっすね」
吉 井:「随分とベタベタなシナリオで、なんというか楽しめましたわ(笑)」
ラオウ:「ベタベタというなら、先輩と緋菜も大概ベッタベタでしょう」
吉 井:「そりゃあ、ね」
高 任:「弥子の場合、幼なじみの年下の女の子、意地っ張りで素直になれない性格で……って、もうこれだけの条件が揃っちゃうとおのずとシナリオは決定してしまうと言うか(笑)」
吉 井:「水泳大会編と約束編でしたっけ……って、弥子に限らずあんまりシナリオが変わってないですとかいうツッコミはダメですか?」
高 任:「緋菜と、弥子と先輩の3人でしょう?他は、違うシナリオですよ……っていうか、隠しキャラの佐藤さんはシナリオ1つだけですか?どうせ、シナリオも隠れてるんだろう……などと必死で探索中の高任がいたりするのですが(笑)」
吉 井:「あ、ないんですか?」
高 任:「6人のキャラそれぞれ2つ、で、佐藤さんの1つをクリアすると、全部のシナリオをクリアしましたってメッセージが出てきます……が、アレはブラフじゃないのかなあと(笑)」
吉 井:「いや、そこまで言ってるのならないでしょう。あきらめた方が(笑)」
ラオウ:「それにしてもこの主人公、過去の遺産で頑張ってますね……弥子だけじゃなくて、緋菜とかも(爆笑)」
高 任:「弥子の友達としてちょろっと出てくる眼鏡娘がなかなか魅力的です(一同大爆笑)」
ラオウ:「今年の阪神ファンを見習って、そういう後ろ向きな姿勢はやめたらどうかね?
吉 井:「ラオウさん、今年の阪神は勝ってるからファンが前向きというか、一部のファンが暴走中というか(爆笑)」
高 任:「……にしても、昭和60年のシーズンと言い、今シーズンと言い、神懸かり的な優勝しかできないのか阪神(笑)」
ラオウ:「あ、断言?」
高 任:「断言も何も……ここからひっくり返されたら、全国で暴動が起こるよ。日本の平和のためにもこのまま優勝すべきだろう(一同大爆笑)」
吉 井:「確かに…」
高 任:「まあ、日本シリーズで勝てるかどうかは別問題だけど」
 
 ちょっと脱線。
 
ラオウ:「しかし……こういうとかなり語弊があるかも知れないが」
高 任:「何が?」
ラオウ:「CGの9割がエロCGというエロゲーのギャルゲー版というか、全部が全部キャラクターとの会話というかシナリオにそった内容というか……TLSシリーズ云々以前に、ギャルゲーの中でもかなり特化した作りになってるような気が(爆笑)」
吉 井:「まあ、ときメモみたいなゲーマーの遊び心をくすぐる部分が全くないですよね……それをユーザーがどう受け取るかで評価は別れるんじゃないでしょうか?」
高 任:「レールの上を突っ走るシナリオというか……つまるところ、シナリオとキャラにはまれるかどうかだけの問題になるわけだから、なにげにリスキーなシステムですよね(笑)」
ラオウ:「シナリオが嫌い、とかキャラが気に入らない……とか言う理由だけで、その存在価値が危うくなりますから」
高 任:「ただ、それだけにある意味意欲作ではありますよね……」
吉 井:「んー、でも『TLSシリーズ』を期待したユーザーにはどうなんでしょ?個人的には、こういうゲームなら他のゲームでも代替が効くなという印象を持ってますが?
高 任:「む、それは結構辛目の評価では?」
吉 井:「いや、良く作り込まれたゲームだとは思います……が、他のゲームとの差別化がなくなったと言う意味で」
ラオウ:「ギャルゲーとして良作だとは思う……が、『TLS』シリーズに、単なるギャルゲー以上の何かを求めてたユーザーにとってはどうかな?
高 任:「んー、それを言われるとつらいですね……ただまあ、これまで通りのゲームだったら、ここで対談として採り上げる意味はあまりないんですけど」
吉 井:「結局、次回作で方向が決まるというか、審判がくだるというか……って、2年後ですか(笑)」
ラオウ:「何となく、次にあまり間をおかずに『Winters Days』とかいうのを出そうなどと考えているような気がするのだが?(笑)」
高 任:「そういやこれって、発売前からドラマだかプレCDとかのタイアップ企画が激しく動いてるな……んー、ゲームだけでは食っていけない時代なんですかね
ラオウ:「高任さん、いつの時代だってゲームだけでは食っていけないんだよ(一同大爆笑)」
高 任:「心の奥までずしりと響く、本音トークありがとうございます(笑)」
 
 
 お買い得度…… 9
 音楽…………… 8(音楽に関しては、見事にTLS)
 操作性………… 8(要求はただ一つ、メッセージスキップを下さい)
 再プレイ度…… 7(特別会話とかCGコンプリートにこだわらない人にはつらいかも) 絶対値評価…… 4
 
 
 いや、勝ち気そうな瞳に、短髪、意地っ張り娘さんが豊作というか。(爆)
 ただ、上記に加えおとなしめのキャラなどに偏っているため、幅広い層をケアするにはいたってないかもしれません……眼鏡娘は、まあイロモノ系というか。
 で、高任としてはTLSシリーズとしてはどうか……という場所でうろうろしてしまいますなあ。
 というか、その一点に尽きるというか……それさえ除けば、ゲームとしてほかに大きな不満はないですし。

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