お題・・・『終末の過ごし方』(WIN)
 ・・・ついに来たか。(笑)
 発売前から私の仲間内では大騒ぎも大騒ぎ。ゲームのコンセプトを聞いた瞬間には既に購入することを北極星に固く誓っていましたのことよ。(意味不明)
 登場キャラがすべて眼鏡娘。しかも主人公まで眼鏡着用。これを買わずして何を買う、これをやらずして何が眼鏡属性だ!
 ・・・さて、実際はどうだったのでしょうか。眼鏡はともかくとして小池さんの柔らかな絵柄に惚れ込んだ人も多いと思います。
 
 
 
 
高 任:「・・・と言うわけで『終末の過ごし方』です。」
吉 井:「よっしゃ!」
ラオウ:「・・・・・・」
高 任:「いや、このゲームのことを友人にメールで教えてもらった時は、仕事中なのに『よっしゃあっ!』とか叫んじゃいましたよ、私は。(笑)」
 (注・そのときはまだ会社で働いてたのだ。とは言っても辞めることを伝えてはいたけど。)
吉 井:「高任君って辞めたんじゃなくてくびになったんと違うの?(笑)」
ラオウ:「・・・・・」
高 任:「最後の方は上司と喧嘩上等状態になって、勤務中にせんべいばりばり食べながら仕事してた。引継ぎで少しだけ楽になって2時ぐらいには会社から帰れた。(笑)」
吉 井:「それでも、2時。(笑)」
ラオウ:「・・・・」
高 任:「一ヶ月のうち土日を含めて純粋な休みは二日ぐらい。月の3分の2は日付が変わらないと帰れなくて、そのうち5日ぐらいは徹夜。下手すると会社の椅子の上で仮眠とった回数の方が家で寝るより多かったかも。」
吉 井:「・・・よく生きてましたね。」
ラオウ:「・・・」
高 任:「辞めたいって上司に伝えたら『何故辞めたいんだ?』とか言われて思わず会議室のテーブルひっくり返しかけたもの。(笑)」
吉 井:「なるほど、そんな状況でこんな喜ばしいメールが届いたのか・・・泣かせる話だ。」
ラオウ:「・・」
高 任:「ラオウさん、何静かにフェードアウトしてるんですか?(笑)」
ラオウ:「僕、このゲームやってないから。じゃ!」
 (注・ラオウさんはロフトの上で『どきどきポヤッチオ』をプレイし始めました。)
高 任:「・・・どのみちあんまり長く話さないのに。」
吉 井:「多分、嫌な思い出でもあるんでしょう。(笑)」
高 任:「ま、コンセプトと雰囲気に関しては文句言わないけど、ゲームとしてはちょっとお粗末だったかな。」
吉 井:「あれをノベルと呼ぶのは少し抵抗がある。」
高 任:「泥水を静かに放置しておいて、泥が沈殿した後に上澄みの部分をすくい取ったような話だったかな。微かに漂う世界の混乱と、その中での無色透明な登場人物達。全部が全部悪い意味にとってもらっても困るんだけど。」
吉 井:「(考えている)・・・なるほど。言い得て妙かな。とにかく限られた時間の中で人物同士が理解し合う最初のページをめくった時にはもう世界が終わってるから。」
高 任:「・・・そこらのカタルシスは好きだからいいけど。だから僕は基本的に他人にはこのゲームを勧めませんでしたよ。眼鏡属性の人以外には。」
吉 井:「女の子が腕時計を身につけたまま・・・と言うのが印象的だったなあ。世界の終末と時間とのせめぎ合いのあれでしょうけど。」
高 任:「というわけで、・・・もうキャラについて語るしかありませんね。(笑)」
吉 井:「そう、極論すればこのゲームってキャラと雰囲気だけだから。(笑)」
高 任:「敷島緑!」
吉 井:「大村いろは!」
高 任:「・・・・(笑)」
吉 井:「・・・・(笑)」
高 任:「やはり『いろは』ですか。ひょっとすると『歌奈』かな?とか思いましたけど。」
吉 井:「やはり『緑』だったか。案外『千絵子?』とも思ったけどね。」
高 任:「個人的には留希先生も攻略したかったけど。(笑)」
吉 井:「きつめのキャラですからね。」
高 任:「しかし、吉井さん。またもや『心臓がぽんこつ』というシチュエーションですが。」
吉 井:「偶然やろ。」
高 任:「『揺れる想い』というゲームにいい子いますぜ、だんな。(笑)」
吉 井:「・・・そのゲーム持ってたりして。(笑)やってないけど。」
 
高 任:「もう、あんまり話すことないですよね。(笑)」
吉 井:「・・・ああ、運動少女の眼鏡娘ってこのゲームが出るまであんまりいなかったんと違う?ショートカットも。」
高 任:「眼鏡娘と言うだけで、長髪・文学少女っていうパターンが未だ根強いですからねえ。」
吉 井:「実際どう?運動するときに眼鏡って邪魔?」
高 任:「そりゃ邪魔です。サッカーではヘディングができない・・・チップ(かすらせるようにして軌道を変えるだけのヘディング)は可能だけど。飛んだりはねたりするたびに視線がぶれるし、雨が降ったら視界がぼやけるし、曇るし。」
吉 井:「なるほど。じゃあ、実際問題難しいか。」
高 任:「スポーツで本当に一流を目指すなら視力を落としちゃいけませんよ。例外はいますけど。」
吉 井:「ふーん。」
高 任:「中学の時、マスクと一緒になって眼鏡が飛んでいったときはどうしようかと思いましたよ。眼鏡を拾い上げる暇もなくて、バックホームされたボールはバスケットボールよりでっかいし。(笑)」
吉 井:「捕れたの?」
高 任:「何とか。(笑)ランナーの動きが見えなかったから危なかったですけど。」
吉 井:「・・・両方見てるの?」
高 任:「そうじゃないとブロックできませんよ。」
吉 井:「奥が深い。」
高 任:「ポニーテールの運動系眼鏡娘がほとんどいませんよね。」
吉 井:「髪型だけならともかく、運動とくるとちょっとわからないな。」
 以下略
高 任:「しかし、こうやって話すと本当に中身ないですよね。(笑)」
吉 井:「いや、このゲームは『眼鏡娘オンリー』という未開の地を開拓すべく、初めて鍬をたたき込んだ記念すべきゲームなんだ!」
高 任:「なるほど!フロンティアスピリッツですね!」
ラオウ:「そんなとこ開拓しても住む人はほとんどいないけどね。(笑)」
高 任:「いきなりなんて失礼なことをぬかすかなこの人は。(笑)」
吉 井:「ま、少なくとも誰かが開拓しなければ人口は増えませんよ。」
高 任:「・・・大人だなあ、吉井さん。」
 
 
 お買い得度・・・・・・・・・5(ただし、受け口は狭いです。)
 音楽・・・・・・・・・・・・7(静かな音楽風味)
 操作性・・・・・・・・・・・6
 再プレイ度・・・・・・・・・2(おそらく一年ぐらい経ってからもう一度と言う感じ)
 エロ・・・・・・・・・・・・5(エロと言うには清純で、エッチというにはちと暗い)
 雰囲気・・・・・・・・・・・7(カタルシス、終末系を好む人ならこの値。)
 シナリオ・・・・・・・・・・6
 絶対値評価(最高値5)・・・ 3(眼鏡を除けば印象として2になります)
 
 
 どう説明すればいいのでしょう?
 僕は『眼鏡娘オンリー』というコンセプトに対して言うならば『意気に感じた』わけです。
 そういった感情を全く抜きにすると、このゲームははたしておすすめとなりうるか?
 絵柄が好き、と言うのもいいでしょう。でもゲームとしての総合力で判断するならばこのゲームはおすすめではないと判断しました。(涙)
 主人公と4人の少女のふれあいよりも、脇役のカップルの方にドラマがあったように思いました。結局シナリオそのものが主人公、脇役を含めた集団の一風景という感覚です。
 それを是とするか非とするかは評価が分かれると思いますが、僕は敢えて非の立場をとります。個人的には楽しんだんですけど。(笑)
 ・・・・・文責・高任斎。

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