お題…好き好き大好き!』(WIN)
 
 『好き好き大好き!』……なんか、何の前知識も無しにこのタイトル名だけを聞くと、『ほほう、学園を舞台にしたちょっとコミカルな感じのラブコメのお話なのかな?』なんて思ったりしませんか……おや、しませんか。(笑)
 
 高任が吉井氏にこのゲームを推薦されたときはそう思いましたけどね。ちなみに、発売は98年の7月……だったと思います。(笑)
 で、ゲームの本当の内容はこんな感じ。
 
 片思いの女の子を電車の中で見つめるだけだった主人公。
 だがある日、主人公は電車の中で女の子が不良に絡まれるのを目撃します。そして、それを見ながら誰も助けようとしなかった事が彼の愛を暴走させました。(一応、主人公がなけなしの勇気を奮って女の子を助けました……ただし、女の子との面識は無し)
 そして、主人公は決意するのです。
 こんな……こんな危険な世界の中で彼女を生活させるわけにはいかない。
 でも大丈夫だよ……この僕が、君を襲うあらゆる災厄から守ってあげるから。
 
 で、主人公が選んだ手段は……誘拐監禁(笑)
 
 何というか、ある意味男らしいっちゃあ男らしい決意なのかも知れませんが……その手段は愛の暴走というか逆送というか。
 ただ、このゲームの心憎いところは……主人公の属性に一ひねりをくわえているところでしょう。
 ごく普通の生まれかたをし、ごく普通の家庭に育ち、(少々内気だけど)ごくごく普通に成長した主人公は、ごくごく普通の大学に進学しました.
 しかし、主人公には誰にも言えない秘密があったのです。
 
 まあ監禁中の片思いの少女に、『彼女には空気さえも触れさせたくない』と、ぴっちりとしたラバースーツおよび、ゴムマスクを着用させてしまうことから想像していただきたい。
 
 と、言うわけで対談に。(笑)
 
 
吉 井:「いやあ、ゲームの対談を始めましょうと言い出された頃から、このゲームの対談は絶対にやる……とは決めてたんですけどね」
高 任:「『ポヤッチオ』とは違って、内容が内容だけに(笑)」
ラオウ:「『次の対談でやりますよ……』などと予告されたときに限って、現実世界において『誘拐監禁事件』が起こったりしましたからね(一同大爆笑)」
高 任:「『うわあっ、タイミング最悪っ!この対談はまたの機会に!』などと予定が延びて延びて……今に至ると(笑)」
ラオウ:「……そういう心配りを否定するわけではないけど……って言うか、むしろその心配りは人として大事なモノの筈なんですが」
吉 井:「何が言いたいんですか?」
ラオウ:「何故よりによって……まあ、確かにそれどころではない大事件のせいで世界の注目がそちらに集まってはいますが……某誘拐監禁(未遂?)事件の記憶も新しい今やるわけ?(爆笑)」
 
(注)……実はこの対談、2001年の某月に行われたモノです。(ちょっと考えるといつやったかばればれですね)
     対談をやるにはやったのですが、少し冷静になった3人で協議した結果『これはまずかろう』という風に意見が一致しまして、我々の間では幻の対談だったのですが。
 
高 任:「ふっ、それについては私が説明しましょうラオウさん」
ラオウ:「ふむ、説明してもらおうか(何故かえらそう)」
高 任:「つまりやな、この対談をやろうと思うたびに日本のどこかで誘拐監禁事件が起こるということは……
ラオウ:「いうことは?」
高 任:「誘拐監禁事件ってのは、そんなに珍しい事件ではないって事だよ(一同大爆笑)」
ラオウ:「その発言、不謹慎すぎるわあっ!
高 任:「ただ単に珍しくないという発言が不謹慎か?事件そのものを許容しているわけでも何でもないのだが?」
ラオウ:「俺の言いたいことがわかっててごまかすなよ(笑)」
高 任:「集団意識形成の問題かね?……大体やなあ、日本中を震撼させた6月の事件からまだ数カ月しか経ってないというのに……今、犯人の名前を覚えてる人間って日本国内でのぐらいいると思う?そのくせ、芸能人がどうとかいうニュースはバッチリ覚えているという素晴らしい逸材が揃っているんだぞこの国は!」
吉 井:「何か論点がずれてるような気がしますが」
ラオウ:「吉井さん、ずれてるんじゃなくて意識的にずらしてるんですこの男は(笑)」
高 任:「はっと気が付くと問題点があやふやになっているという、実に汎用性のある技術ですから、みなさまぜひ身につけておいた方が(大爆笑)」
ラオウ:「時代が時代なら、大学で立派なアジテイターとして活躍しただろうに」
高 任:「ラオウさんの発言の方がよっぽど不謹慎な気がしますが(笑)」
 
 ちょっと脱線。
 
ラオウ:「……話を戻すけどさ。誘拐監禁事件に対するマスコミのあり方は適当かそれとも過剰なのかってのは判断が難しいよ」
吉 井:「幼稚園の送迎バスジャックみたいなモノですかね(笑)」
ラオウ:「子供も大人も命の重さは同じ筈なんだけど、同じバスジャックでも間違いなく罪は重くなるし、大騒ぎされたあげく、犯人は人間扱いされないでしょうね」
高 任:「ネオショッカーめ、何故子供達を狙うんだ!(大爆笑)」
吉 井:「まったくです(笑)」
ラオウ:「いや、あれにはちゃんと理由があるんですよ。子供達を狙うというのは子供達が弱者だからじゃなくて、子供達がこれからの未来を担っていくからなんです。世界征服で一番難しいのは未来への投資ですからね、戦略としては全然間違ってないです」
吉 井:「……なるほど」
高 任:「ヨミが深い……俺はまだまだ表面的なモノに目を奪われてましたよ(笑)」
ラオウ:「……ちょっと話が逸れました、この手の事件が起こるたびにどこからともなく出てくる底の浅い知識人とやらがえらそうな口をきくのが嫌いでして」
高 任:「この手の事件って…幼稚園送迎のバスジャックってそんなに頻繁に起こりましたっけ?(一同大爆笑)」
ラオウ:「そこから離れろよ(笑)
吉 井:「……というか、猟奇事件が起こるたびに犯人の家捜しして、『エロゲーがどうの…』『漫画がどうの…』とかこじつけたがる風潮があるのは確かですね」
高 任:「まあ、そういう理由があると安心できますからね。人間にとって一番不安なのは何故そういうことをしたのかわからないって状態ですから……首を傾げながらも納得できる理屈を捏造したいという意識が働いてるんでしょう」
ラオウ:「時々思うんだけどね……その手の犯人の家捜ししたらさ、文部省推薦とかそういう感じのモノしか出てこなかったらどう反応するんだろね?(爆笑)」
高 任:「そんなの決まってますよ。発狂したから……で、終わりですね。多分、その発表が社会的に一番安心できるモノでしょうから」
吉 井:「じゃあ、このゲームのような犯罪を犯した人間の家にこのゲームがあったら……」
ラオウ:「絶対にこのゲームの影響とか言い出すだろうね……」
高 任:「でもねでもね……考えてみたら展開次第では主人公も誘拐監禁されるじゃない。つまり、このゲームには『因果応報』という日本の道徳理念がびしっと貫かれてるから全然オッケーじゃないですかね?」
吉 井:「高任君……なんか、口の中に2枚ほど舌が見えるんだけど(笑)」
高 任:「乱視ですか?きちんと眼鏡のレンズ調整しないと度が進みますよ」
ラオウ:「……この男は」
高 任:「いや、そんな風に誉められるとちょっと照れますね(笑)」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「というわけで、同人活動してる人間が誘拐未遂してようが、学校の教師が誘拐未遂事件起こそうがこの対談には全然問題なし!(大爆笑)」
吉 井:「そうかなあ、本当にそうかなあ?」
 
 
吉 井:「何というか、この『好き好き大好き!』と言うタイトルがなんとも内容とのギャップを感じさせ……(笑)」
高 任:「戸〇純の名曲ですな(大爆笑)」
吉 井:「……前から思ってたんだけど、高任君の芸能関係の知識ってかなり偏ってるよね(笑)」
ラオウ:「どういう曲ですか?」
吉 井:「……」
高 任:「……」
ラオウ:「何ですか、その沈黙は?(笑)」
高 任:「まあ、早い話……愛してるって言ってくれなきゃ殺す』ってな感じの歌詞が(一同大爆笑)」
吉 井:「高任君、真面目な顔でそういうこと言わないように(笑)」
ラオウ:「ほ、ほんとーにそういう歌なんですか?」
高 任:「はっはっはっ、真実が知りたければ買うが良い(爆笑)」
吉 井:「あんまり、見つからないと思いますが(笑)」
ラオウ:「ま、まあいいや……ところで、ゲームのシステムってのは説明するほどのものでもないよね(笑)」
高 任:「まあ、地下室に監禁してるヒロインの様子を見に行くか行かないかの選択で一日が始まる……の、選択式のノベルゲームですから」
吉 井:「最大でも15日でしたっけ?」
ラオウ:「確かそのぐらいだと……」
高 任:「しかし誘拐監禁つったって……このゲームの主人公の行動は18禁ゲームにありがちな調教とかそういうのじゃなくて、言ってみれば『春琴抄』の佐助というか、『痴人の愛』の譲治というか……谷崎文学を連想させません?」
ラオウ:「いや、ろくに読んでないし(笑)」
吉 井:「……『細雪』がたしか四姉妹の話でしたっけ?」
高 任:「むう…会話が続かない(笑)」
ラオウ:「何が言いたかったのかはわからんが(笑)、このゲームは誘拐するだけしてひたすら優しくヒロインの世話をする内容です
吉 井:「ラオウさん、その説明はちょっと問題があるかと(笑)」
ラオウ:「いやあ、主人公の気持ちはともかく……結局はストックホルム症候群によってヒロインの中にそういった感情が芽生えるってのと、孤独故に主人公を愛しすぎる少女……の織りなすグチャドロの愛憎劇と言うだけのお話だろう
高 任:「また、夢も希望もない言い方を(笑)」
吉 井:「ストックホルム症候群ってああいうのでしたっけ?」
ラオウ:「早い話、ある存在に対しての依存心の増加……まあ、最近だとカウンセラーへの依存心云々の方が話が早いか」
高 任:「相手を選んで相談相手になったり、まわりからのイジメから助けてやったりしないとえらい目に遭うってコトですな……いや、まったく」
吉 井:「何かあったんですか?」
高 任:「いえ、一般論です」
ラオウ:「……」
高 任:「何だよ?」
ラオウ:「いや、別に(笑)」
高 任:「なんつーか……そういう話は抜きにしてこのゲームのテキストの雰囲気は絶品でしたね
吉 井:「確かに。何というか電波……いや、計算し尽くして書いてるんでしょうけど、妙なリアリティに溢れているというか」
ラオウ:「……」
高 任:「ラオウさん、テキストについて何か一言(笑)」
ラオウ:「そりゃ、技術的に問題はないかもしれんけど……何というか、主人公をはじめとしたキャラクターがとことん自分を見つめることで泥沼に落ちていくアレってかなり好みが別れるのでは?
高 任:「くどい……というと言葉が悪いけど、読んでいる人間の背骨にうねうねと絡みついてくるような雰囲気が最高です(爆笑)」
ラオウ:「そうか、高任さんがそういうなら何も言うまい(笑)」
吉 井:「(唐突に)……みるく、最高です!(大爆笑)」
ラオウ:「吉井さん、そりゃ眼鏡娘ですけど、このキャラはやばいって(爆笑)」
高 任:「何言ってんですかラオウさん。この眼鏡娘は、ヒロインを完全にくってますからね。あ、でも『ふふ、ずーるいんだ……私に内緒で仲良くなったりして……』などと、主人公を屋上から突き落として微笑む莉香も捨てがたいですが」
ラオウ:「捨てろっ!頼むから捨てろっ!(一同大爆笑)」
吉 井:「まあ……このゲームに出てくる女の子って、ごくまともなのはヒロインとゆかりだけですもんね(笑)」
高 任:「……とはいえ、選択次第ではヒロインが主人公の狂気にあてられて立派な(ぴー)になっちゃいますけど」
吉 井:「でもやっぱりみるくでしょ。『……そうですか、先輩はその女の子のことが好きだから閉じこめちゃったんですね』と、呟いた瞬間のカタルシスが……
高 任:「『どうしてですか?……先輩も同じ事してるじゃないですかあ』とでも言いたげに微笑みながら、主人公監禁するエンディングもアレですが、『先輩はあの子を選んだ……だからあの子にだけは先輩を渡さない…』と叫びながら主人公刺し殺すエンディングもアレだし、『あなたさえいなければっ!』って感じにヒロイン刺し殺すエンディングもアレですよね(笑)」
吉 井:「そうそう……って、会話が何か指示代名詞ばっかりですけど(笑)」
ラオウ:「……」
高 任:「……あ、一応純愛エンディングもあるから安心だよ
ラオウ:「あれ、絶対に純愛違う……というか、誰に説明している(笑)」
高 任:「いや、プレイヤーの選択次第では、無限の未来が開けているという事を弁明しようと(笑)」
吉 井:「弁明って、悪いコトしてるんじゃないですから」
ラオウ:「誘拐監禁、および殺人は悪いコトだっ!(一同大爆笑)」
高 任:「や、別に主人公を弁明してるわけじゃ(笑)」
 
ラオウ:「……」
吉 井:「どうしました?」
ラオウ:「ごめん、何かこの対談めちゃめちゃ疲れるんですけど(笑)」
高 任:「だって、さっきから叫んでばっかやん(笑)」
ラオウ:「んー……俺はたとえジョークでもこの手の犯罪行為を肯定するような発言は嫌いなんだよ」
高 任:「そうかっ?本当にそうかっ?(爆笑)」
吉 井:「……まあ、18禁ゲームに犯罪行為は付き物ですけどね」
ラオウ:「そうじゃなくてですね……何と言ったらいいのか、このゲームの主人公って罪の意識がないでしょ」
吉 井:「そんなことはないですって。毎日毎日、他人の視線に脅えまくっているじゃないですか(笑)」
ラオウ:「そういう事じゃなくって……早い話、十字軍遠征的な、自分達は使命を受けているから全ての行為は許される……的な無意識が見え隠れしてるでしょ」
高 任:「ああ、そういう事ね」
吉 井:「ラオウさん、アメリカ嫌いでしょ(爆笑)」
ラオウ:「大嫌いです(笑)」
高 任:「……って、俺らの世代でアメリカが好きって人間はあんまりいないと思いますけど」
 
 この後、某大事件も絡め、絶対秘密な脱線話。(笑)
 
ラオウ:「……このゲームのキャラクターって全員がそういう傾向あるよね?『誰かを愛してるから何でもできる』とか、結局はきれいごとの言い訳の中に逃げ込んでるという自覚すらもないだけで……まあ、莉香の場合はちょっと違うけど(爆笑)」
吉 井:「『仕方ないわよ、瑠香ちゃんは私のことが好きなんだもの……』ってな感じの発言から察するに、ひょっとすると一番恐いキャラかも知れないですが(笑)」
高 任:「まあ、主人公を屋上から突き落として……『さあ、昔みたいに3人で遊びましょ…』ってな感じで、主人公と瑠香の死体に向かってダイビングするあたりは、ナチュラルに狂ってましたね(大爆笑)」
ラオウ:「……と言っても、莉香と瑠香の絡んだエンディングってそれだけでしたっけ?」
高 任:「エンディングは全部で11で……考えてみたら死にまくりですね、このゲーム(笑)」
吉 井:「ヒロイン死亡、主人公死亡、みるく死亡、瑠香、莉香、主人公死亡……で、ヒロインが死んでみるくを飼う……主人公事故死ではヒロインも結果的に死亡、みるくに監禁されるのもヒロインが死亡するし、そういう意味ではみるくに主人公が殺されるのもそうだし……」
ラオウ:「なんかそれだけ聞いてると、えげつないエンディングの嵐ですね(爆笑)」
高 任:「某漫画家の漫画ぐらい死亡率が高いです(笑)」
吉 井:「そういえばひとつ気になってたんですが…」
ラオウ:「何です?」
吉 井:「このゲームのタイトルの『好き好き大好き!』なんですけど、主人公は『ヒロイン』と『ラバー』のどっちをより愛してたんでしょうか?(笑)」
ラオウ:「……シナリオによって微妙ですね」
高 任:「吉井さん」
吉 井:「何かその満面の笑みが気になるけど……何?」
高 任:「愛情ってのはね、順番をつけられるモノじゃないんですよ(一同大爆笑)」
ラオウ:「なんか、綺麗事で強引にまるめこもうとしているね(笑)」
高 任:「大概の人間ってのは、綺麗な言い訳を必要とする生き物ですし」
ラオウ:「言ってる内容は間違ってないかもしれんが、使うタイミングは確実に間違っているぞ(爆笑)」
高 任:「そう、つまるところ全てはタイミングなんですよ……この主人公もね、ヒロインを誘拐するという勇気の振り絞り所を逸しただけなんです」
ラオウ:「……なんか、強引にテーマを匂わせて美しく終わろうとしているね(笑)」
高 任:「このゲームって最後の最後で『あの時をもう一度…』のエンディングを迎えるじゃないですか……あれはつまり、多分そのことなんですよ」
吉 井:「あのエンディングでも、主人公は相変わらず『ラバーフェチ』のままでしたけどね(笑)」
高 任:「ごめんなさい、美しく終われそうにありません(爆笑)」
ラオウ:「まあ仕方なかろう……でもね、ヒロインのほのかな恋心と主人公のそれとがすれ違っていく場面は良かったな。ゲーム全般に流れる悲劇性がギリシャ文学のそれを彷彿とさせて」
高 任:「タイトルは忘れたが、外国の映画でそういうのあったね……泣きながら好きな女の子をレイプする場面が印象的な」
吉 井:「どういう意味で印象的なんですか(笑)」
高 任:「いや、すれ違う愛情が子供心にもただ悲しくてね……ああ、悲劇だなあと……ホントだよ(笑)」
ラオウ:「まあ、このゲームの主人公がヒロインを強姦する場面は……全身ラバースーツにガスマスクですからね……『僕の大好きなゴムの匂いとヒロインの匂いだけが全てだあっ!』……ちょっと、悲しみを通り越して滑稽さを感じましたが(爆笑)」
吉 井:「まあ、このゲームのエッチシーンって半分ぐらいは主人公の妄想ですからね(一同大爆笑)」
高 任:「……というか、現実においても本当に女の子がそういう反応をしているのか、それともただの主人公の思いこみなのか判断不能な描写が延々と続きますよね……だからこそ余計に狂気めいた雰囲気を醸し出しているんですけど」
ラオウ:「愛と狂気は紙一重っていうか、この主人公の場合既に完全に踏み越えてますよね……誘拐以前に(爆笑)」
高 任:「ここから先は怪物領域…ですか?」
吉 井:「……?」
ラオウ:「………?」
高 任:「いや、わからないならいいです(笑)」
ラオウ:「何の話?」
高 任:「まあ早い話……『危険、ここから先は怪物領域』という看板があるとしてだね……境界を踏み越えてしまった人間をそう呼ぶのか、それとも……その境界を敢えて踏み越えるコトのできる人間をそう呼ぶのかって小説だよ。まあ、その看板が暗に示唆しているモノは状況によって色々考えられて面白いよ?」
吉 井:「俺はプレイしてないんですけど、『さよならを教えて』ってこんな感じのゲームですか?(笑)」
ラオウ:「いや、あれは完全に主人公が既知外ゲームです(爆笑)」
高 任:「……なんとなーく、テキストの部分部分で同じような雰囲気を感じたから、ひょっとすると……と思ったけどライターは全くの別人でしょう」
 
高 任:「いろんな意味で秀作だと思うんですが、今となっては手に入りませんか?」
吉 井:「パソコンゲームで3年経つとちょっと……注意しなければいけないのが、同じようなタイトルのゲームがあるってコトで(笑)」
ラオウ:「『好き好き大好き!フロレアール』ですか?メーカーも同じでしたっけ?(笑)」
高 任:「まあ、これだけゲームが出てたらタイトルが重なってもおかしくないんですけどね……エロゲーメーカーの笑い話でこんなのがありましたよ」
吉 井:「何?」
高 任:「いや、タイトルを何にしようかって話で、ピチピチの19才の新人(バイト)が、『天使達の午後』ってのはどうでしょう?と、提案したという楽しい話が(大爆笑)」
ラオウ:「いやあ、若いってのは素晴らしいねえ(笑)」
高 任:「あの文字コマンドの入力が……『そんなコトできません!』とか、『何を考えてるんですか!』と画面に文字が出てくるたびに感じた切なさを知らないんでしょうねえ(笑)」
吉 井:「……高任君、年齢の計算が合わないんだけど?」
高 任:「あの頃は18禁じゃなかったんです(大爆笑)」
ラオウ:「と言うか、リメイク版が出たじゃん(笑)」
高 任:「いや、それ以前に今ならあの内容は18禁とは言い張れないと思うけど?そんなこと言ってたら、『エイケン』は70禁ぐらいになってしまいますが(一同大爆笑)」
吉 井:「『スクライド』は40禁ぐらいですかね?(笑)」
ラオウ:「チャンピオン好きですね、2人とも……」
高 任:「なにはともあれ……このゲームはお勧めです(爆笑)」
吉 井:「まちがいなしにいいゲームですよね……主人公がラバーフェチって事で色物扱いされてた様ですが(笑)」
ラオウ:「……1つ気になったのですが、このゲームってWIN95システム用だったっけ?なんか、98で動かしてると時々フリーズするような気が……(笑)」
高 任:「そんなこと無いですよ。せいぜい10回に1回ぐらいじゃなかったですか?」
ラオウ:「充分やばいって(笑)」
高 任:「……いや、もう手に入らないだろうし(笑)」
吉 井:「この対談の存在意義って一体……」
 
 
 お買い得度…… 8(内容的に人を選ぶ……かな?)
 操作性………… 7
 音楽…………… 9(うらぶれたギターの旋律がたまりません)
 再プレイ度…… 8(高任のハードディスクには今も入ってます)
 既知外度……… 8(人が壊れていく様に妙なリアリティが)
 お買い得度…… 4
 
 
 誘拐事件は起こるは、アメリカでテロ事件が勃発するわ、誘拐未遂事件は起こるわ………全く世紀末を思わせる世の中ですね……って、新世紀が始まったばかりですけど。(笑)
 ま、それはともかくこのゲームは機会があればぜひプレイした貰いたい作品です。
 
 そうか、去年の今頃はこんなコトがあったんだなあっと読み返しながら思ってましたが……あれから一年過ぎたし、めちゃめちゃやばそうな部分は削除したから全然問題無しの筈!(笑)
 それにしても、誘拐事件が起こって犯人の家からその手のゲームとか雑誌が見つかるたびにてきとーなこという人間って一体。
 それを言ったら、少年による凶悪犯罪が起こるたびにゲームと漫画の影響が云々…って、きょうび、ゲームや漫画をやったり読んだりしたことのない人間が日本にいたら、それはちょっと奇跡っぽいですけどね。

前のページに戻る