お題・・・『シスタープリンセス』(以下、シスプリ)(PS)
 いやあ、もうシスターがプリンセスなんですよ!(笑)まさに、全国1200万の『お兄ちゃん』にプレゼント・フォー・ユー!って感じのゲームです。
 フロンティアスピリッツも裸足で逃げ出すぐらいの心意気に満ちあふれた、まさしくファン待望の一品です・・・多分。
 萌える瞳が世界を変えるぜ!(爆笑)
 
 
 ・・・プロローグ第一幕。(電話にて)
 
ラオウ:「やっぱり対談ってのはタイムリーなネタを引っ張って来ないとあかんね!」
高 任:「もう既に対談のレギュラーであることについてはあきらめたんかい?」
ラオウ:「というわけで、来月の『シスプリ』でいきましょう!これが出た瞬間に対談するんだよ。もうタイムリーなことこの上ないし、これまでの瀕死連合にはない違う客層のみなさまのハートををがっちり鷲掴み。」
高 任:「・・・え?」
ラオウ:「この企画が通らないなら、俺はもう対談に行かないからね。」
高 任:「・・・少し考える時間と工作する猶予をください。」
 
 ・・・プロローグ第二幕(電話)
 
高 任:「吉井さん、『シスプリ』に手を出すつもりはないですか?」
吉 井:「・・・悪いけど、あれに手を出そうとは思ってない。(笑)」
高 任:「・・・そうですか。・・・はあ、まだ若いのに・・・。」
吉 井:「高任君、何が言いたいの?」
高 任:「吉井さんが『シスプリ』をやるやらないに関わらず、対談はします。これは既に決定事項なんですよ。(笑)」
吉 井:「なにいっ!」
高 任:「だとすると、汚れ役としての吉井さんをでっち上げたりするとかしないとか?いや、僕もそんなことはしたくないんですけど。(笑)」
吉 井:「・・・ぜ、善処するので早まったことはしないように。」
 
 ・・・そして2001年3月ついに『シスプリ』降臨!
 諸処の理由でまさに今、前代未聞のリアルタイムプレイ対談が始まろうとしていた。
 
ラオウ:「秋葉原のゲーム屋は全滅状態でしたよ!」
高 任:「予約もなしで良く買えましたね。」
ラオウ:「いやあ、幸せの青い鳥でした。(笑)」
吉 井:「・・・どういうことです?」
高 任:「幸せというのは身近に存在する。つまり、近所のゲーム屋かどこかで見つけたってことでしょう。」
ラオウ:「ふっ、さすが高任さん。つきあい長いだけあるわ。(笑)」
吉 井:「あれ、『幸せの青い鳥』ってのは身近に存在する幸せを感じ取れるように、いろんな経験を積み重ねなさいという教訓じゃなかったっけ?」
高 任:「まあ一般的には、『幸せというのは近くにあるものだから、わざわざ探し求める必要はない』と認識されてるみたいです。」
吉 井:「なるほど、わざわざ探し求める必要はないのか。」
高 任:「まあ、いろんな経験を積むのもいいことですよね。」
ラオウ:「何か言葉の端々に棘を感じるけど・・・?」
二 人:「それもまた幸せ。(笑)」
ラオウ:「それは多分違うぞ・・・ってそんなことより、これを見てください!これですよこれっ!」
 
 ・・・ラオウさん、初回限定版の特典についていたらしい『シスプリ時計』を見せる。
 なぜだかとても嬉しそうである。そういえば、『AIR』の時も時計貰って喜んでたなあんた。・・・単におまけに弱い人なのか?(笑)
 
ラオウ:「目覚ましなんですけど、このチャンネルみたいな奴で声が切り替わるんです。12種類の妹たちの萌え萌えーなおはようボイスが・・・」
ボイス:「おにいちゃまあぁー!(大爆笑)」
高 任:「ちょ、ちょい待ち。それって音量調節はついてないの?生半可な壁ではその音量は防げんぞ!」
ラオウ:「そんなものないよ。」
吉 井:「使えん、それは使えんって・・・人として。(爆笑)
ボイス:「おにいたまあぁあー」
高 任:「だああっ、しつこい!勘弁してください!(笑)」
 
 この部屋は壁が薄くてねえ・・・。(泣)
 
高 任:「まあ、ラオウさんが頑張って買ってきてくれたんだから、とりあえずプレイしてみましょうや。」
吉 井:「ラオウさんはプレイしてみたんですか?」
ラオウ:「(何か楽しそう)とりあえず、二人とも画面に注目してなさい。『センチメンタル・グラフィティ』以上の驚愕が君たちを襲うよ。(笑)」
 
 ・・・ぽちっとな。
 
ボイス:「(次々と・・・)お兄ちゃん、お兄ちゃま、あにぃ、お兄様、おにいたま・・・(以下略)」
二 人:「ぶわっはっははあっはあっ!」
吉 井:「なんじゃこりゃあ!」
高 任:「・・・くす。」
ラオウ:「ぷぷぷ・・・リクエストに応えてもう一度・・・」
ボイス:「・・・兄上様、にいさま、アニキ、兄くん、兄君さま、兄チャマ、兄や・・・」
二 人:「ぎゃははははっはっははあっ!」
ラオウ:「ボリュームアップ!ボリュームアップしなきゃ!」
高 任:「・・・了解。」
ボイス:「・・・おにいちゃーん!(大音量)」
吉 井:「腹がー、腹が痛いー!」
ラオウ:「ぶはははっ・・かっ・・ごふっごふっ!(せき込んでいる)」
 
 ・・・二人ともしばらく悶絶状態に。しかしラオウさん、あんた既に洗礼を受けてたんと違うのか?
 
ラオウ:「くはあー、なんかこれだけで一年分笑った気分ですわ。」
吉 井:「いやあ、いいゲームでしたね。」
ラオウ:「終わってない、終わってない。(笑)」
高 任:「はじまってすらいないでしょう・・・とりあえずちょっとボリュームを落としますよ。近所づきあいは大切にしないとね。(笑)」
 
 ・・・はっきり言って巨大な近所迷惑である。(笑)それ以前に隣の住人としばらく顔を合わせられない気がする。
 
ラオウ:「高任さん・・・ひょっとして面白くなかった?」
高 任:「ぬるいな。
吉 井:「は?」
ラオウ:「これでぬるいと?俺はこれで充分おなか一杯ですが、それでも足りないとおっしゃる?」
高 任:「萌えの本質がわかってないなこのオープニングは・・・。」
吉 井:「今さらっとかなりの人間を敵にまわしましたよ・・・確実に。」
高 任:「まわす?おお、まわすまわす、ぶんぶんまわしてやるとも!(笑)大体何のために12人の妹をそろえてるんだよ?」
ラオウ:「・・・商売。(爆笑)」
高 任:「12人が個別にユーザーと戦っていては意味がないだろう!少なくとも最後に全員の大合唱が無い時点で方向性をまちがっとるわあっ!」
吉 井:「間違ってるのは高任君の人間性としての方向。(爆笑)
ラオウ:「いや、あのね・・・オープニングだけでそんな力んでもしゃあないでしょう。とりあえずプレイしなきゃプレイ。あ、音声スキップは禁止ね。(笑)」
高 任:「んじゃ、俺が代表していきますか。スキップ禁止ならみんなついてこれるだろうし。」
 
 ・・・高任は読む速度が常人の二倍ぐらい速いらしいのである。
 
高 任:「大体この手のゲームはゲーム性がゼロって相場が決まってるからな。(笑)」
吉 井:「本気だ・・・高任さんは本気で喧嘩を売っているよ。」
ラオウ:「コンセプトだけで充分でしょう。ゲーム性を求めてはいけません。」
 
 主人公の呟き・・・「僕の可愛い9人の妹たち・・・」
 
高 任:「・・・この男、信じがたい設定をさらっと述べやがった。(爆笑)」
ラオウ:「んなところで突っ込んでどうします?」
吉 井:「9人?後の3人は?」
ラオウ:「黙ってゲームをやってください。(笑)」
 
 そして9人の妹たちを代表した妹の1人が主人公をパーティーへと誘う。それに対して主人公いわく「まあ、妹たちにはいつでも会いたいしね。」
 
ラオウ:「高任さん、何か口元がゆるんでますよ。(笑)」
高 任:「いや、こういうナチュラルな萌えっぷりがでてくると、つい。(笑)こういうのはいいね、うん。」
吉 井:「・・・残りの3人は?(笑)」
 
 パーティで9人の妹たちが次々と自己紹介をしていく。お約束の顔見せと性格の情報公開のシーンである。
 
高 任:「(しばらくして)・・・やっぱりここらがわかってないよな。」
ラオウ:「高任さんは一体何を求めているんですか?」
高 任:「もちろん、萌え要素。(笑)
吉 井:「・・・いつから妹属性を獲得したの?・・・あのゲームですか?」
高 任:「いや、そういうわけでは・・・。それよりこの妹たちの性格と状況だと、この会場に主人公がやってきた瞬間、何人かの妹に飛びつかれなければあかんやろう?」
ラオウ:「は?」
高 任:「もちろん、千影(クール)とか鞠絵(病弱)にそれをさせたらあかんよ。設定上無理が生じるからね。」
吉 井:「ちょっ、今のだけで名前と性格とか把握したの?」
高 任:「それだけで充分ですよ。この手のゲームをやるときの俺は集中力が数倍に跳ね上がりますからね。(爆笑)」
ラオウ:「・・・恐ろしい男だ。」
高 任:「もみくちゃにされた主人公のCGを入れて、しっかり役の妹の1人に『ダメよ、お兄さまが困ってるじゃないの。』とか喋らせた後に、一人一人自己紹介させるのが進行の常識っちゅーもんです。」
吉 井:「・・・こだわるなあ。(笑)」
高 任:「いきなり1人ずつの紹介だと、心理的にキャラとの距離をおいちゃうんです。どこかよそよそしいでしょ?この手のキャラゲーは、導入部分においてユーザーに一瞬たりとも冷静さを持たせてはいけないんですよ。
ラオウ:「真顔でそんなこと語られても・・・(笑)
吉 井:「とりあえず、ゲーム進めます。・・・あ、新キャラ発見!(楽しそう)」
 
 年齢設定とかで凄い不可解な謎は残るんですが(こういうことを考えてしまう辺りが冷静さを与えている証拠)、なんだかんだで12人が勢揃い。その後12人の中から1人を『マイ・シスター』(笑)に選択して本編がスタートする訳なんです。
 
吉 井:「ん?これは結局1人を選べっちゅーことですか?どうせだったら、3人ほど選んでストーリーが展開する方が楽しいだろうに。」
ラオウ:「いや、別に選ぶと言っても他の妹が出てこなくなるわけでは・・・って高任さん!なんか速攻で1人選びましたね。(笑)」
高 任:「いや、別に目に付いたキャラを選んだだけだけど?」
吉 井:「その割には、最初の位置からわざわざ何人か動かしてた様ですが?」
ラオウ:「唯一の眼鏡娘・・・もとい、眼鏡妹ですか。(笑)しかも病弱のオプション付き。(爆笑)
高 任:「ふっ、俺は己の本能に忠実な男だからな。(爆笑)
ラオウ:「・・・。まあ、とりあえず私も最後までプレイしたわけでもないんですよ。だから、ここから立場はほとんど同等に。(笑)」
吉 井:「でも、プレイするのは高任君。いや、別に俺はそのキャラでおっけーですよ。『心臓がぽんこつ属性』とかじゃなくて(笑)」
 
 ゴーグル(サングラス?)装備のキャラなら他にもいるのだが。とりあえず眼鏡娘は一人だけ。
 
高 任:「おや?『マイ・シスター』を選んでからじゃないとセーブできないのか?だとすると12回もあのかったるいプロローグを見なきゃいけない訳ね。」
ラオウ:「2回目はとばせるようになってるでしょう・・・多分。」
吉 井:「説明書読んでたんだけど、この選択ってあんまりストーリーには関係ないみたい。ただ、選んだキャラの『スペシャルシナリオ』が始まるかそうでないかだけみたいで・・・。」
ラオウ:「それは、ストーリーに関係が大ありだと思うのですが?(笑)」
高 任:「しかし、本編はバレンタインデーからか・・・しかも妹全員からチョコを貰って幸せの絶頂からスタートするわけだね。(笑)」
ラオウ:「いちいち細かい突っ込みをいれんとプレイできんのか君は・・・?」
吉 井:「へ?さっきの選択次第ではもらえないケースもあるのでは?もう、高任君たら『あまあまのお兄ちゃん』なんだから。(爆笑)」
 
 30分程経過。
 この間、妹たちから『一緒のベッドで寝ていい?』とか『毎朝一緒にジョギングしよう』とか『一緒に学校に行こうよ』とか『お小遣いちょうだい』とか『お弁当を作ってくるね』とか数え上げればきりがないぐらい都合のいい展開があったと思いねえ。(笑)
 
高 任:「(疲れたような声で)・・・すいません、ちょっと休憩させてください。
吉 井:「・・・って気持ちは分かるけど。(笑)」
ラオウ:「はっはっはっ、そこらのエロゲーも裸足で逃げ出すぐらいの都合の良い展開だねえ。(爆笑)」
高 任:「みんな平等に『いいお兄ちゃん』として接しようと努めてきましたが、そろそろ1人のゲーマーとしてプレイしてよろしいですか?」
ラオウ:「『いいお兄ちゃん』は『妹と同じベッドで寝たりしない』と思うが?(爆笑)」
吉 井:「12人だしねえ・・・予約がブッキングしまくり。(笑)」
 
 毎晩毎晩妹たちからメールが送られてきて(と言っても全員からではない)『今すぐ来て』とか『明日は暇ですか』とかいろんなお願いによってまさに身体が12個欲しいような状態なのである。
 
ラオウ:「高任さん、(プレイを)再開しないの?」
高 任:「・・・逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・」
吉 井:「でも逃げないと。(笑)」
高 任:「こいつら約束をすっぽかしても、一言も文句言わないでしょ?それってすげー怖いんですけど。ある日いきなり刺されそうで。(爆笑)
ラオウ:「あんなに裏切らないでって言ったのに・・・とか囁きながら。(爆笑)」
吉 井:「しかし、イベント優先順位はどうなってるんだろう?誰かと約束しててもいきなり無視されるみたいだし。」
高 任:「はあ、まあいいや。所詮俺は戦場でしか生きられぬ男。」
ラオウ:「やな戦場だな、おい。(笑)」
吉 井:「この戦場には爆弾もなさそうですし。(爆笑)」
 
 とりあえずゲームを再開。
 
ボイス:「・・・ねえ、(ぴー)のお願い聞いてくれるかな?」
高 任:「そのお願いは聞けないな。(爆笑)
ラオウ:「ああっ、裏切るんですか?とうとう裏切るんですね?
高 任:「くわー、こいつ嫌いなんだよ!実際問題こんなんが身内にいたら首しめてるかもしれん。(爆笑)」
吉 井:「高任君が『ダメなお兄ちゃん』に!とうとう偽りの仮面をはぎ取った!」
高 任:「こいつも気にくわんから、えい。(ぴ)」
ラオウ:「ああっ!(笑)」
吉 井:「なんか、高任君の表情が生き生きしてきたな。(爆笑)」
ラオウ:「しかもさっきから学校の行き帰り(一緒に帰るキャラを選択できる・・・ただし選べまいキャラもいます)まで特定のキャラに集中してきた・・・ってあんたの『マイ・シスター』は病院で入院してる眼鏡娘やろが!(爆笑)」
吉 井:「『ダメなお兄ちゃん』どころか、『浮気者のお兄ちゃん』にレベルアップしてる!(爆笑)」
 
 ・・・大きなお世話です。
 
高 任:「さて、今夜もメールチェック。」
ラオウ:「この主人公、妹からしかメールがこんのか?寂しい奴。(笑)」
吉 井:「ゲームに関係ない部分はとことんまで削ぎ落としてるね。なんせ、友人の1人も出てこないし。今のところサブキャラはメイドさんとチアリーダーだけか。(笑)」
高 任:「あのチアリーダーは結構個人的に好感度高いんだが・・・なんだこのメール?」
ラオウ:「『兄チャマに挑戦!(メール名)』・・・ああ、暗号か。」
吉 井:「文章の左端ですかね?」
高 任:「・・・だろうね。お・か・し・や・・・お菓子屋で待ってるんだろう。でも行かない。(爆笑)」
ラオウ:「予約がつまってるしなあ・・・しかも間違ってるかもしれないし。」
吉 井:「多分、エンディングのフラグにでもなってるんでしょう。」
 
 否応なしにブッキングの嵐が吹き荒れて、この時点で半分以上がエンディングを迎えられないであろうと思われる状況でした。
 それからさらにゲームを進めていき・・・
 
ラオウ:「なんとなくターゲットが3人に絞られてきましたね。」
高 任:「妹をターゲットって言うな。(笑)」
吉 井:「しかし大分雰囲気に慣れたのか、穏やかな顔つきでプレイしてる。」
高 任:「いや、こいつらを妹と考えずにプレイしてるから。ちょっと都合の良すぎるギャルゲーと思えば・・・
ラオウ:「それじゃあ、このゲームをやる意味ねえ!(爆笑)」
高 任:「だってさあ・・・自分のことを慕ってくれる妹をえり好みする兄って道徳的に耐え難いんだが?それ以前にこのゲームだとどうしても平等に扱えんが。」
ラオウ:「そういや、あんたは末っ子だったな。理想主義の甘ちゃんの臭いがぷんぷんするぜ。(笑)」
吉 井:「・・・とりあえず突っ込むのはやめときます。」
高 任:「おや?」
ラオウ:「どうしました?」
高 任:「いや、待ち合わせの約束してたんだけど、そこにいないんだよ。」
吉 井:「一回ロードしてみたら?」
高 任:「(ロード中)・・・あ、出てきた。・・・ひょっとしていろんな要素が絡まってイベントフラグにすら割り込んでくるのか?」
ラオウ:「さっきと同じ選択だよな?・・・多分そういうことだろう。」
吉 井:「そんなこと言ってる間に、なんかまたお誘いがかかってますよ。」
ボイス:「両親が温泉旅行に行っちゃうの・・・不安ならお兄ちゃんに泊まりに来て貰いなさいって・・・。」
高 任:「・・・」
ラオウ:「・・・」
吉 井:「・・・あのさ、両親っていうか・・・どうなってるのこれ?(笑)
ラオウ:「一応、妹たちは全員が別々の家庭にあずけられている設定らしいが・・・主人公の両親は海外だろ・・・えーと、養子にでも出されたんかこいつら?それはそれでなんか優しくしてやろうという気分になるが。(笑)」
高 任:「そっかー、じゃあ、主人公は捨てられてるようなものか?」
吉 井:「その割には、さっき子供の頃の思い出とか出てたよ?」
ラオウ:「考えるな!感じるんだ!(爆笑)」
高 任:「そ、そうだよね。これは妹ゲーなんだからね。
 
 ・・・突っ込んだら負けです・・・多分。
 
高 任:「この毎晩のメールチェックがやっぱりちょっと面倒だな。」
ラオウ:「これ以上簡略化してどうします。ただでさえ、ゲーム性なんかほとんどないんだから。」
吉 井:「確かにね、全然時間かからないし。」
高 任:「しかし、このゲームってお目当ての妹以外のメールは本当は読まない方がいいんだろうなあ。(爆笑)」
ラオウ:「・・・まあ、下手にイベントとか発生するとまずいことにもなるし。」
吉 井:「それでも、チェックしていくんだね。さしずめ今の高任君は良心回路がオンになっている。(笑)」
高 任:「・・・せめて人間扱いしてくれませんか?(爆笑)」
ボイス:「・・・兄やは(ぴー)の兄やなのにどうして同じ家にいないの?」
吉 井:「それはこっちが聞きたいんじゃあー!(大爆笑)」
高 任:「おや、愛しの『マイシスター』からメールが来てるよ。(笑)」
 
 病弱な『マイ・シスター』は病院で入院中なので、これといったイベントがほとんどなかったのである。そして、メールを開いた途端・・・。
 
三 人:「ぶはははは・・・(大爆笑)」
高 任:「そうかー、ここにお約束を持ってくるのか。」
吉 井:「何のために高任君が君を『マイ・シスター』に選んだと思ってるんだい?」
ラオウ:「よりによって高任さんに『メガネっ子は嫌いですか?』はないだろう。そんなの聞くまでもないって。(爆笑)」
 
 ・・・眼鏡をかけてればいいというものでもないが。
 ま、それはともかくこれまでのイベントの少なさをカバーするように毎日のようにメールがやってくるようになりました。さあ、エンディングは間近です・・・多分。
 
ボイス:「・・・今日は本当に体の調子がいいんです。」
高 任:「(ぽつりと)・・・こいつ、死ぬな。(爆笑)」
ラオウ:「た、高任さん!仮にも『マイ・シスター』に向かって何というご無体なお言葉を!(笑)」
吉 井:「『体の調子がいい』とか『羽が生えたように体が軽い』てのは危篤状態の枕詞ですからねえ・・・。」
ボイス:「・・・こほ、こほっ。(咳込んでいる)あ、兄上様。大丈夫です。ちょっと街の空気が・・・高原に比べると・・・。」
三 人:「これ、間違いないわ。(爆笑)」
ボイス:「兄上様が、落ち込んだりしたときに訪れる場所を知っておきたいんです。」
高 任:「・・・深い台詞だな。」
ラオウ:「しかし、このキャラって全てが計算尽くの行動をとっているような気がするんだけど?(笑)」
高 任:「うん、俺もそう思う。(爆笑)」
吉 井:「二人とも真っ黒ですね。(笑)」
高 任:「いや、このキャラのお見舞いに行ったときに、『わざわざ主人公の目につく場所に写真を飾ってたりしてた』よね。しかも、『あっ、ちゃんと片づけておいたはずなのに、恥ずかしい!』などと言ってたし。(笑)」
ラオウ:「主人公に隠れて『計算通り!』とか心の中で叫びながらガッツポーズしてるような気がする。(笑)」
吉 井:「いいんですか?そんな黒いキャラでいいんですか?」
高 任:「え?俺そういうの好きですよ。(笑)」
ラオウ:「身体が弱いんだから知謀をめぐらせる訳ですね。(笑)
 
 そして、その一日後。三人の期待通りメールがやってきた。『明日、また兄上様に会いに行きます』
 
高 任:「よぉーし、きたきたきたあっ!(笑)」
ラオウ:「体の調子が悪くなって待ち合わせ場所に来ないか、デートの途中で倒れるかの2択だな!(爆笑)」
吉 井:「ここまできたら、お約束から外れていいことなんか一つもないです。是非倒れて欲しい。希望はデートの途中。(爆笑)」
高 任:「さて、待ち合わせ場所・・・いない。(笑)違うキャラのアイコンがある。」
吉 井:「それは『大変だよ!(ぴー)ちゃんがっ・・・』の黄金パターンでは?(笑)」
ラオウ:「まあ、とりあえず行ってみましょう。」
ボイス:「・・・ランドセル?誰か一年生になるの?」
ラオウ:「・・・なんかまったく関係のないイベントのようですが?」
高 任:「いやいや、ここまでひっぱておいてそんなことは・・・?家に帰ったら病院から『(ぴー)さんを知りませんか?行方不明で・・・』のパターンかもしれない。(笑)」
ラオウ:「・・・」
吉 井:「・・・何事もなく一日が終わってしまったようですが?」
 
 結局その日は何も起こらず、しかも、次の日に妹の1人から『相談したいことがございます』というメールが届く。
 
ラオウ:「・・・」
吉 井:「・・・」
高 任:「・・・鼻ちょうちん、ぷー。」
吉 井:「何これ!違うキャラとハッピーエンド?」
ラオウ:「あっという間にエンディングの歌が・・・ってあれでエンディングなんか?凄いちゃちいぞ!(笑)」
高 任:「お、俺の『マイ・シスター』はどうなったんだ?」
吉 井:「いや、多分愛情が足りなかったんだよ!それを認識させるためにわざとこんなしょっぱいエンディングに!(爆笑)」
ラオウ:「このエンディングは実はバッドエンドだったりして。確かにちゃちな作りのエンドだったし・・・。」
高 任:「いや、多分何かの間違いだろう。ロードしてみよう、ロード。」
 
 ・・・5分後。
 
ボイス:「(看護婦さん)・・・この病室は面会謝絶です!」
高 任:「・・・お約束イベントだねえ。」
ラオウ:「さっきのは何だったんだろうねえ?(笑)」
吉 井:「一度期待をすかされたので、いまいち盛り上がらないけど。(笑)」
高 任:「ああっ!何故そこで眼鏡を外す!」
ラオウ:「・・・(ため息をついていたようです。)」
吉 井:「眼鏡外すと顔の区別が付かないんですけど?(笑)」
ラオウ:「あの・・・このキャラって姉妹なんだけど?顔がそっくりなのが当然でしょ?(笑)」
二 人:「そういえばそうでした。(笑)」
 
 まあ、この後はいろいろ想像通りのことがあったと思ってください。(笑)
 
ボイス:「・・・私、本当は兄上様の妹じゃないらしいの!」
高 任:「じゃあ、お別れだな!(大爆笑)」
ラオウ:「俺は妹のお前が好きだったんだよ・・・とか言って。(爆笑)」
吉 井:「くっ・・ぷぷっ・・・そんな鬼畜の主人公にはできんでしょう。」
ラオウ:「・・・ネットとかの情報では『実は血がつながっていない』・『本当の兄妹』とかキャラ毎に4種類ずつエンドがあるらしいよ。バッドも入れて。」
高 任:「これが天下御免の『妹萌えゲーム』だとしたら『実は他人』と言うエンドはゲームの存在意義を見失ってないかなあ?(爆笑)それとも呼び方が『お兄ちゃん』であればいいとでも言うのか?」
吉 井:「説明書には『いまいちなエンディング』とかいうのもあるが?・・・さっきのはそれなのかなあ?」
ラオウ:「いやいや、やっぱり前半部分で『八方美人のお兄ちゃん』を演じたのがまずかったんだろう。(爆笑)」
吉 井:「なんて罪作りなゲームなんだろう。まあ、ギャルゲーは大概そういうところがあるけど。(笑)」
 
 この後、セーブデータを使っていろいろ試してみました。
 
高 任:「このゲームのエンディングフラグって一体・・・?」
吉 井:「ゲームの前半部分を完全にないがしろにしてるような気がしないでもない。なんで『病弱キャラエンド直前のセーブデータ』から3人も4人もエンディングに持っていけるんだ?(笑)」
ラオウ:「・・・ま、まあ攻略が楽になったと思えば・・・」
高 任:「うーん・・・今までに見たエンディングは全部『いまいちなエンディング』なのかなあ?あまりにエンディングが手抜きのような気がするぞ。」
ラオウ:「え、でもさっきの『実は他人』エンドは違うでしょう?・・・いや、手抜きっぽいのは確かですが。」
 
 さらに試すこと十数分。
 
高 任:「・・・まあ、なんだかんだいいながらフラグはあるみたいだな。これ以上は新しいエンドも見れないから最初からやってみよう。(笑)」
吉 井:「次の『マイ・シスター』は誰にします?」
ラオウ:「同じの選んだらめーだからね。(爆笑)比較できませんから。」
高 任:「それじゃあ、性格が楽しい(ぴー)にしよう。さっきも『本当の兄妹』エンドは見たから変化が実感できるでしょうし。」
吉 井:「その前に『おまけ』を見てみましょう。・・・『ある一定の条件を満たしたクリア』がさっきのプレイにはあったみたいですから。」
ラオウ:「ん?クリアしたキャラしかCGが見れないのか?・・・とすると、普通それなりのエンディングを経てから・・・」
高 任:「じゃあ、あれは一応ハッピーエンドなのかなあ?」
吉 井:「しかし、結構見てないイベントがあるみたいですね。」
高 任:「すいませんね、なんせ『浮気者のお兄ちゃん』だったもので。(爆笑)」
 
 再プレイに突入。
 
ラオウ:「・・・高任さん?プロローグは飛ばしてもいいですよ?」
高 任:「いや、どうもとばせないみたいです。」
二 人:「なにいっ!」
 
 ・・・あーもう、だるー。(笑)一応メッセージ送りコマンドはありますけどね。
 
高 任:「あ、本当だ。イベントが変わってる!」
ラオウ:「へ?」
吉 井:「さっきは病弱な『マイ・シスター』がわざわざ家までチョコを届けに来てくれてたじゃないですか。」
高 任:「そうそう。『マイ・シスター』から外れた途端に郵便で送り届けるだけとはな。さすが俺がみこんだだけのことはある。」
ラオウ:「勝てない勝負はしないのよ・・・ですか。(笑)」
吉 井:「そういう打算的なキャラではないと思うんだけど?」
 
高 任:「・・・」
ラオウ:「・・・」
吉 井:「・・・」
三 人:「・・・だるー。」
高 任:「さっきと同じイベントを延々繰り返していくのって苦痛なんですけど!」
ラオウ:「大丈夫、もう少し進めれば分岐がはじまるよ。さっき、高任さんが切り捨てていった妹たちのイベントを拾っていけば・・・」
吉 井:「それはそれで、精神的にきついものがありそうだ。(爆笑)」
 
高 任:「・・・」
吉 井:「可愛い妹が遊びに来てくれと頼んでいるではないですか。」
ラオウ:「ここで、新しい一歩を踏み出さないと!(爆笑)」
 
 ・・・自分自身でプレイしてみやがれ。(泣)結構きついぞ。
 
ボイス:「おにいたまあー!」
吉 井:「一体君はいくつなんだね?(笑)」
高 任:「多分小学生でしょう。さっきのゲーム中に初等部とかいう情報が出てましたから・・・ってちょっと待って、小学生(低学年)相手に『実は他人』エンドは違う意味でやばくないですか?(大爆笑)」
吉 井:「まあ、大きくなるまで待つだろうから大丈夫。(笑)」
ラオウ:「身長とかから察するに、妹のほとんどが小学生か中学生だと思う。」
高 任:「中学一年の平均身長は確か150以上だしな・・・。あくまで平均だけど。」
 
 (注)・・・対談終了後、何となく興味があったので(笑)攻略してみたんですが、どうも『実は他人』エンドにたどり着けませんでした。『ちょっと良い話し』的なエンドだったりしたのでほっとするやらがっかりするやら。(笑)
 
高 任:「おや、さっきと進行が違う。これが『スペシャルシナリオ』ってやつですか!」
吉 井:「ああ、なんか高任君の好きそうな展開に。(爆笑)」
ラオウ:「さっきはこの後イベントが起こって終わったんですよね?」
高 任:「これは、あからさまにサブキャラとか出てきてるし大丈夫でしょう。」
 
 時間の許すかぎり、全ての愛情を1人に注ぎまくったせいか、なにやら挿入歌と共に過去の想い出等がプレイバックされ始めます。
 
高 任:「おおっ、このぐらいのエンディングなら大分形になってるよね。」
ラオウ:「というか、さっきのエンディングに比べたら雲泥の差だ。」
吉 井:「しかし、さっきの『マイ・シスター』のエンディングは凄い寂しかったよね。おそらくハッピーエンドのはずなのに。」
高 任:「確かに、CGも大分埋まってたしなあ。」
ラオウ:「単にシナリオ担当の人が眼鏡娘を差別しただけでは?(笑)」
吉 井:「何いっ!そんな奴は逝って良し!(爆笑)」
高 任:「ある属性キャラを差別するような人間は、所詮どんな属性も中途半端になるよな。」
ラオウ:「その言葉、そっくりそのまま返してやる。(笑)」
高 任:「あんたは時々訳の分からないことを言うね。」
ラオウ:「いや、根が正直なもので。(爆笑)」
吉 井:「こらこら、まだ続きがあるみたいだよ。」
高 任:「あ、本当だ。なんかむかつく。(笑)」
ボイス:「お兄様の言葉を聞いて、やっと告白する決心が付いたの・・・私とお兄様が兄妹じゃないってこと。」
ラオウ:「その割にはこのキャラ・・・」
高 任:「そこで突っ込むなよ・・・テキストを共有させるシナリオさんも大変なんだから。(笑)
吉 井:「・・・あれ、終わり?やっぱり幕切れはあっさりしてますね。」
ラオウ:「いや、歌が終わった後で何かあるかもしれない。」
 
 注・・・エンディングの歌は結構長いんですがとばせません。
 
高 任:「何もないね。それ以前に歌が流れる前にデータセーブがあったからそうじゃないかなとは思ってたけど。(笑)」
吉 井:「どうも、力の配分が無茶苦茶な気がする。」
高 任:「とりあえず、このぐらいにしときますか?・・・疲れたし。(笑)」
ラオウ:「ん、そだね。延々リプレイみたいな対談にするわけにもいかない。」
吉 井:「いやあ、しかしこのゲームはなんというか・・・(笑)」
ラオウ:「これは傑作でしょう?おそらくゲーム史に名を残すはず。(爆笑)」
高 任:「そんな歴史はめー。(笑)これは少なくとも受け口が狭いはず。」
吉 井:「でも誰がやっても確実に話の種にはなります。でも馬鹿ゲーでもないしクソゲーとも思わない。ちゃんとゲームにはなってると思うけどなあ。」
ラオウ:「多分、このジャンルは世界初のはず。このコンセプトだけで充分。(笑)」
高 任:「『妹ゲー』・・・いや、これは血がつながってないエンドもあるから『お兄ちゃんゲー』とでも命名しよう。元祖ってなんだろ?」
吉 井:「『お兄ちゃんゲー』の元祖?それはないでしょう、敢えて言うなら『お兄ちゃんキャラ』の元祖。(笑)」
ラオウ:「『お兄ちゃんキャラ』・・・『同級生2』の唯とか?」
高 任:「唯(ゆい)と書いて『ただし』と読む!(爆笑)」
 
・・・多分エロゲー界で初めての『ホモえっちCG』があったゲームのキャラ。(笑)
 
高 任:「あ、ひょっとするとあれかもしれない。」
ラオウ:「また、どマイナーなゲームの名前が出てきそうですな。(笑)」
高 任:「いや、タイトルは忘れたけれど・・・何かね、プロローグで天使様が『あなたは妹とお姉さんのどっちが好きですか?』って聞いてくるの。(爆笑)」
吉 井:「なんじゃ、そりゃあっ!」
ラオウ:「出てくるキャラは?」
高 任:「いや、1人だけ。最初の質問に『妹』って応えたら何の脈絡もなく主人公に妹が登場するの。年齢は二つぐらい下で。(笑)」
吉 井:「えっちは?(笑)」
高 任:「有る・・・ということは近親相姦か・・・パソ倫が出来る前だな。とすると10年以上前のゲームって事か。」
ラオウ:「10年以上前って・・・君は今いくつだい?」
高 任:「モンゴリアンチョォーップ!(訳・だまらっしゃい)」
 
 今現在18禁ゲーとして存在するゲームは、元々そういう表示がなかったのです。その昔、ある事件(少年がエロゲーを万引き)をきっかけにして業界に世間の逆風が吹き荒れて、それに対してソフトメーカーがパソコンゲーム倫理機構を発足して自衛策をとった・・・という様なことがあったのよ。
 当時の記憶が少しあやふやなので正しい説明ではないかもしれません。
 ・・・深くは突っ込まないように。
 
吉 井:「いや、そんな最近のエロゲー業界に勤める人間でも覚えてない(下手をすると知らない)ような事はおいときましょう。今は『シスプリ』について。」
高 任:「不完全燃焼かな?(笑)」
ラオウ:「その割にはかなりくじけてた様ですが?」
高 任:「どっちかというと、あのボイスにくじけてたんだけど。(笑)それより、もっとこう、萌え萌えの演出ができなかったのかなあ?(爆笑)」
吉 井:「高任君、君は本当に妹属性を持っていないのか?(笑)」
ラオウ:「貴様、何者だ?」
高 任:「コンセプトからして弾けてるんだから、もう怖いものなんか無いと思うんだけどなあ。だったら行き着くところまで行き着いた演出にすればいいじゃない。」
吉 井:「それはどうかと思うけど?高任君はそろそろ自分が異常だと言うことを自覚した方がいいと思う。(爆笑)」
ラオウ:「高任さんは『妹属性』を突き抜けた『真・妹属性』なのかも?『眼鏡属性』はじつは潜在的第二属性で・・・(爆笑)」
高 任:「無茶苦茶言うなあ。(笑)」 
ラオウ:「大体二人とも何か勘違いしてる。これをゲームだと考えるから受け入れられない。これは『妹ソフト』。(爆笑) 
 
 ・・・んなこと言われても。
 
 
ラオウ:「これは買わないと!こんなに楽しいゲームはそうはありません。とりあえず、『センチメンタル・グラフィティ』をオープニングだけで購入した人間なら間違いなく買いです!ついでに、『妹属性』の人も絶対に買いでしょう。もう、夏コミは『シスプリ』の同人誌で一杯ですよ!(笑)」
吉 井:「間違いなく話の種にはなるゲームです。ただし!・・・繰り返して遊ぶゲームではないですね。あーもう、だるー・・・って感じですから。」
高 任:「中途半端なゲームよのう。せっかく個性的な妹をそろえたんだから、その個性をもっと活かしたシナリオにすればいいと思うのだが。インパクトはあるけど、フォロースルーが下手だ。それではボールがまっすぐ飛んでくれない。(笑)」
 
 
 (注)これは高任の個人的評価点です。
 お買い得度・・・・・・ 5ないし9(好きな人はたまらんでしょう)
 操作性・・・・・・・・ 6
 音楽・・・・・・・・・ 6
 再プレイ度・・・・・・ 2(たるい)
 シナリオ・演出・・・・ 4
 萌えっぷり・・・・・・ 6ないし9
 絶対値評価・・・・・・ 4(インパクトは認めます。)
 
 
 (注)これ以下の文章は高任の個人的感想です。吉井氏、ラオウ氏の感想とは関係がありません。
 
 例えばですね、『眼鏡娘オンリー』とか『ぶるま娘オンリー』とかだと基本的に馬鹿ゲームテイストが(例外もあり)あるじゃないですか。いや、馬鹿ゲームにしろと言うんじゃなくてですね、『突き抜けた感性』が必要だと思うんです。
 このゲームからはそれが感じられません。だから、『中途半端』に感じたんです。だって、『妹ならではのイベント・ストーリー展開』があまりないんですよ。
 キャラの設定から妹という要素を除けば、ただのギャルゲーとして成立しそうな雰囲気まであります。それは果たして『妹ゲー』なのでしょうか?『妹という設定を付け加えたギャルゲー』ではないでしょうか?
『そんなのどうでもいいわいっ、キャラとして萌えれたらおっけー!』と言う意見もあるでしょう。僕もそれは否定しません。ただ、このゲームはいろいろと不都合(フラグ管理とか)や、手抜きと思われる部分がありました。
 それを許容できるほどはまれるかどうかが、おそらくはこのゲームの評価の分岐点となるでしょう。

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