お題・・・『プリズムコート』(PS)
 さて、コートといわれて連想するスポーツは何ですか?
 テニスとかバレーがトップを争うのでは?などと思いますがこのゲームはバレーです。しかも高校女子バレー!熱血です!ラブコメです!愛です、努力です、友情です!もうここまで詰め込まれたら高任はめろめろです。(笑)
 一年生だけで作った女子バレー部。素人も含めて6人、出れば負けのチームのコーチを頼まれた主人公は今でこそしがない教師をやっていますが、かつては大学バレーの名選手で全日本メンバーにも選ばれたほどの選手でした。しかし、その晴れの舞台でけがをして舞台から退場を余儀なくされました。
 ひたむきな少女達を見て、くすぶっていた主人公の心に灯がともります。
 と、お約束ばっちりな設定です。
 
 
 
高 任:「さて、『プリズムコート』ですが、何故売れなかったんだろう?(爆笑)」
吉 井:「いきなりなんですか?」
ラオウ:「間違いなく『狭く深く』の売れ筋だったな。絶賛か無視。これほど綺麗に評価が分かれたというか売れ筋が偏った作品も珍しい。」
高 任:「やはり、さっきの『ぶるまー2000』と同じく、パロディとお約束が全面に押し出されたからかなあ。しかもかなりディープなネタにはまってたから理解できなかったのかもしれない。」
ラオウ:「いっとくが、俺も半分ぐらいしか理解できてないぞ。(笑)未だにオープニングを見て笑い転げた君の行動が理解できてないのに。」
吉 井:「・・・あれって笑うところありました?」
 (オープニング鑑賞中)
高 任:「海沿いのランニングは(ぴー)だろ、ここの四天王登場は(ぴー)だし、とにかくどこかで見たようなシーンが盛りだくさん。」
二 人:「そんなディープなネタがわかるかあっ!」
高 任:「そうかなあ?『すごいよマサルさん』程じゃないと思うけど。」
吉 井:「いや、ここで問題なのは年齢設定。『サインはブイ』とか『エース・・』とか『金メダル・・』とかそんなの制作者も絶対意識してないって。」
ラオウ:「・・・俺の方が年上なんだよな。『燃えろ!アタック』って何?聞いたことがないぞ?(笑)」
高 任:「『レッド・ビッキーズ』の後番。基本的にスポ根バレーはこれが最高作品だと思うんだけど既に忘れかけてる。(笑)でもこのゲームのイベントってほとんどこの番組が元ネタと思ってたけど?」
吉 井:「れ、レッドビッキーズ。懐かしい。(笑)」
ラオウ:「『ユリカボール!』とか言ってうっすらとピアノ線が見えてたんだよな。」
高 任:「あの番組が元で少年野球の変化球とかが社会的に問題になったんだよ。ちゃんと番組の中でも肘を痛めたりするドラマが描かれてたし。」
吉 井:「・・・どうでもいいけど、この時点でこの対談についてこれない人が9割を越えるに100円賭けてもいい。(笑)」
ラオウ:「1000円でも賭ける。(笑)」
高 任:「・・・わかりました。やめます。」
 
ラオウ:「高任君が就職して上京したときの荷物が確か段ボール2箱の服と『プリズムコート』(爆笑)」
 (注・一年間会社の寮で部屋の中は寝袋と小さなテーブルだけで過ごしました。どのみち一ヶ月のうち一週間は帰ってこれなかったし。帰ってきた日も夜中の3時や4時。)
吉 井:「今だから言えるけど、高任君って大学時代プレステ持ってなかった。」
高 任:「会社やめてからですよ買ったの。パソコンは除いて、その前に持ってたゲーム機は『アルカディア』(一同大爆笑)」
吉 井:「わからない。絶対若い子にはわからない!」
ラオウ:「(歌うように)あーるーかでぃあー!」
高 任:「ああ、そんなコマーシャルでしたね。僕は『ホッピー・バグ』と『タンクゲーム』がやりたかったんだい。(笑)」
ラオウ:「また脱線してるから話を戻すけど。それで高任君が『プリズムコート』を持って遊びに来て・・・」
高 任:「黙ってこのゲームをやれいっ!(爆笑)」
吉 井:「・・・ってことは高任君、プレイしたことなかったの?」
ラオウ:「・・・そういや、上京してくる途中で偶然見つけたから・・・とか言ってたよね?なんであんな自信たっぷりだったわけ?」
高 任:「ふっ、俺はゲームのオーラが見える男なのさ!(笑)」
ラオウ:「???・・・いや、面白かったからいいんだけど。」
吉 井:「高任君ったら大学の漫研の先輩や後輩にも残らず勧めまくってた。」
ラオウ:「・・・結局、俺も自分用の買ったけど。(笑)」
高 任:「ふっ、俺一人で20本近く販売に貢献したからな。」
 (注・所詮20本)
高 任:「結局このゲームをプレイしたのは会社を辞めてからなんだよね。」
吉 井:「他人にさんざん勧めまくっておいて・・・プレイするのは一番後。(笑)」
ラオウ:「これでつまらかったら殺されても文句言えんかったな。」
高 任:「いや、そんな心配はこれっぽっちもしてなかった。(笑)」
二 人:「何故に?」
高 任:「だって、パッケージ手に取った瞬間にわかったもん。これは傑作だって。」
ラオウ:「・・・・」
高 任:「会社やめた後、体ぼろぼろだったからゲームの途中で便所に駆け込んだりしながらプレイしたのを昨日のように思い出すよ。(笑)」
吉 井:「それってゲームのせいで余計に体に悪影響があったんじゃあ・・・」
高 任:「僕だって馬鹿じゃないから『プリズムコート』ばっかりやってたわけじゃないですよ。ちゃんと合間には『蒼天の白き神の座(くら)』をプレイして・・・」
二 人:「・・・間違いなく馬鹿だ。」
 
高 任:「まあ、オープニングはおいとこか。(笑)」
吉 井:「と言ってもね、結局イベントタイトルが全部パロディだから話すことは同じだと思うけど。(笑)」
 (注・このゲームはイベントにタイトルが付いており、そのタイトル名がすべてパロディなのである。例えば『言うな友よ!激白一秒前』なんかは多分怪傑ズバットの『死ぬな友よ!危機一秒前』というタイトルだと思います。あくまで僕の推測ですが。)
ラオウ:「しかし、ちびキャラのバレーのプログラムって良くできてるよ。心から感心するわ。」
高 任:「そんな感心の仕方、大概の人間はしないと思う。(笑)プログラムの人は喜ぶだろうけど。」
ラオウ:「だって女の子のパラメータによって動きが全部違ってくる。ここまでのこだわりはそうは見られない。」
吉 井:「・・・頼むから二人とも重箱の隅をつつくようなほめ方はやめようよ。そんなことしなくても誉める部分は腐るほどあるんだから。」
高 任:「いや、このゲームの細部に至るまでのこだわりのすばらしさを知ってもらおうと思って。(笑)」
ラオウ:「ま、確かにこれまでの対談の流れだと、単なるパロディゲームと思われかねないし。まともにシナリオを追ってみますかね。」
高 任:「了解。・・・なんていうかこのシナリオの巧みなところはキャラに役割分担させているところだと思うんだ。」
吉 井:「・・と、いうと?」
高 任:「いや、普通だったら一人のキャラの中で笑いあり、涙あり、って感じにシナリオを展開させがちでしょ?」
ラオウ:「ああ、言いたいことがわかった。あくまで傾向としてだけど、『ラブコメ』は真琴で『熱血』はナツキとあかりという感じに分かれてるっていいたいんだろ。」
吉 井:「あかりは『パロディ』とか『おたく』じゃないの?(笑)いや、必殺技とかばんばん飛び出すから熱血なんだろうけど、名前が全部パロディ。『ジェットスクランダー発進!』って一体何歳なんだおまえは?」
高 任:「自己紹介が『バレーでも何でも覚えます。だから連れってってください!』だもんなあ。(笑)当然好ましい返答は『馬鹿なことを言うなよ』。」
ラオウ:「ゲームの初っぱなに『カリオストロの城』なんか出されても若い子には訳わかんないでしょう?ここらがこのゲームの敗因だな。(笑)」
吉 井:「あれって確か80年頃でしたっけ?高校生から下は全滅するネタだね。(笑)」
高 任:「・・・ちなみに『燃えろ!アタック』も79年から80年にかけて放送されたんだけど?」
ラオウ:「・・・ま、ネタによっては僕らの世代も全滅するわけやね。(笑)」
吉 井:「大体登場人物の名前が日本の作家さんの名前のパロディだし。シナリオと育成部分はともかくそれ以外はすべてパロディと言うお遊びに命を削ってる。」
高 任:「それを受け取れるか、受け取れないか。・・・そういう意味では同人のようなコンセプトかな。個人的には傑作とは思うけどゲーム史に残していいかと言われるとちょっとためらうかな。」
ラオウ:「そんな堅苦しく考えなくてもいいんじゃない?このゲームはシナリオもちゃんとしてるし、育成部分もきっちり作り込めてる。お遊びだけのゲームでは決してない。」
高 任:「・・・何を話してたんだっけ?(笑)」
吉 井:「シナリオの役割分担。」
高 任:「ああ・・でもやっぱりあかりは『熱血』だよ。低い身長を補うためにギプス使ったり(ちゃんと物陰から女の先生が見守るオプションつき)、挫折をバネに新たな必殺技を身につけたり・・・・」
ラオウ:「ま、熱血だね。レシーバーにして『来たよぉ!プレッシャー!』とか叫ばせるのも楽しいんだけどね。(笑)」
高 任:「・・・ちなみにみなさん。『大極道根性ギプス』ってわかります?」
吉 井:「わからない。」
ラオウ:「同じく。(笑)」
高 任:「『ガクラン八年組』という漫画で出てきたんだけど・・・そうかあ、やっぱりわからんか。」
ラオウ:「どういうこと?」
高 任:「いやあ、以前『プリズムコート』の同人誌作ろうと思ってネームを友人に見てもらったらほとんどのネタが全く意味が通じなくて。(笑)」
吉 井:「・・・熱血スポ根ギャグ?」
高 任:「当然。」
吉 井:「じゃあ、やめて正解だったと思うよ。のりのりの高任君ってスポーツものに向いてないから。(笑)」
ラオウ:「何故?(笑)」
吉 井:「あまりにパロディがマニアックすぎるし、専門選手でないと理解できないような専門知識がぽんぽん出てくるもの。結局ほとんどの人間には理解できない。」
高 任:「それなりにスポーツやってたらスポーツ医学や栄養学、力学やその他は軽くでも目を通すと思うけどなあ・・・。」
ラオウ:「・・・ありとあらゆるスポ根ものに目を通したりはしないと思う。(笑)」
高 任:「じゃあさ、高校女子バレーの選手が片足で踏み切ってバックアタックした瞬間、会場の有名な女子選手とかが思わず腰を浮かしかけるシーン・・・とか言ってもぴんとこない?」
ラオウ:「・・・それはつまり女子で片足踏切によるバックアタックは滅多に見られないということ?」
高 任:「ま、そうだけど。全日本クラスでもきちんと打てるとしたら2・3人かな。」
吉 井:「それって一般的な知識だと思ってる?」
高 任:「・・・違うみたいね。(笑)」
 
吉 井:「ところで高任君の好きなシナリオってどれ?」
高 任:「なにをやぶからぼうに。(笑)」
ラオウ:「いや、俺も興味がある。高任さんは一体どういう熱血が好きなのかというのは。とりあえず真琴のシナリオは違うでしょ?『ラブコメ』主体だし。(笑)」
高 任:「いかん!見切られている!(爆笑)」
吉 井:「わかりやすすぎ。」
高 任:「キャラじゃなくてシナリオでしょ?うーん『こずえシナリオ』かなあ。(笑)」
ラオウ:「ないない、そんなシナリオ!」
吉 井:「自分の頭の中の世界観と混同しちゃだめ!(爆笑)」
高 任:「違うよ、オープニングを6回ループさせてL・Rボタン同時押しで四天王とこずえの単独シナリオが発動するんだよ。」
ラオウ:「真剣な表情で見てきたような嘘をつくなあっ!(爆笑)」
高 任:「信じてないの?主人公はもともと右肩に爆弾を抱えてたから控えにまわってたんだ。それで全日本が劣勢に立たされたときにタイムアウトをとってね。お決まりの『日本チャチャチャ』が始まるの。」
吉 井:「・・・・」
高 任:「それでそのとき一人の女の子が立ち上がって叫ぶねん。・・・主人公の名前を。いつしか『日本チャチャチャ』は主人公の名前の大合唱になってついに腰を上げた主人公に監督が『・・・いいのか?』とか聞くんだけど、主人公は『早いか遅いかだけですよ。それに期待を裏ぎる訳にはいきませんから』とか呟いて生涯最後のコートに立つ。」
ラオウ:「いかんっ!絶対に嘘やと思うんだけど試したくなってきた。(笑)」
高 任:「試合が終わった後でサインをもらおうと潜り込んだこずえは監督や医者と主人公の話を立ち聞きしてしまって、自戒の念に駆られる。そんな過去を踏まえて『自分のせいでコートを去った主人公の夢をつぐには負けるわけにはいかないというバックボーンを背負ったこずえ』シナリオがお気に入りだな、うん。」
吉 井:「それ、ショートショートで書いたら?(笑)」
高 任:「どのキャラも文庫本一冊で収まらないボリュームになるからちょっと。ついでにほとんどの人がついてこれない。(笑)それでも書きたかったから連覇シナリオを黙々と書いてたら二年の夏の大会を迎えたで原稿用紙換算400枚を越えてしまってあきらめて消した。(爆笑)」
ラオウ:「よ、400枚。卒業する頃には楽に1000枚以上になるな。(笑)」
高 任:「あ、多分2000枚は越えたと思う。だって後半に向けて盛り上げようと思ってできるだけ抑えめに書いてたから。でも、すべてをあきらめるためにファイルごと消した。だって誰が文庫本5冊分もネット上で読む?(笑)一応書いたからには読んで欲しいと思うのが人間だよ。」
吉 井:「場面場面で分割したら?『プリズムファイト』とか名前をつけて。(爆笑)」
高 任:「場面だけでは熱量が不足するからなあ・・・。」
ラオウ:「余りすぎ余りすぎ。(笑)さっきのオープニングだけでかなりの人間がひくぐらい余ってる。」
高 任:「・・・話を戻すけど、『理央シナリオ』かなあ。最後の方の展開が今ひとつ気にいらないけど。でも、キャラさえはずせば『連覇・伝説の王者シナリオ』だな。」
吉 井:「ナツキとか早苗じゃないの?」
ラオウ:「なるほど、友情というエッセンスが好みと見た。(笑)」
高 任:「さあ?ナツキは『明るすぎて悲壮感がない』、早苗は『命を懸けてまでバレーするという背景が不十分』、真琴は『面白いけど結局恋愛かいっ?』だし、あかりは『ライバルが最終的に力不足かつ挫折がぬるい』、んで香純は『かなりぐっときた』。」
吉 井:「・・・『ぐっときた』ってそれなら香純シナリオでは?」
高 任:「いや、『ぐっときた』のはキャラとして。(爆笑)」
ラオウ:「眼鏡か?熱血というフィールドでさえ眼鏡なのか君は?それで満足なのか?いいのかそれで?(一同爆笑)」
高 任:「いや、そうじゃない。あくまで個人的判断だけどシナリオとして一番熱血してたのは香純。『バイオリニスト』としての自分をつらいたでしょ?でもここは敢えてバレーが題材だけにそこに敬意を表して香純をはずしたの。」
ラオウ:「・・・・」
吉 井:「ま、深く突っ込むのはやめときましょう。(笑)でも、高任君は『熱血もの』には容赦がないねえ。」
高 任:「周りの共感が得られないのはわかってるけど、これだけは譲るわけにはいかない。」
ラオウ:「・・・誰も譲れなんて言わないって。(笑)」
 (注・オープニングをループさせ始めたそこのあなた。一応いっとくけどそんなシナリオ始まらないからね。)
高 任:「んじゃ、吉井さんは?」
吉 井:「早苗。」
高 任:「・・・・・・」
ラオウ:「・・・・・・」
吉 井:「二人とも何故黙る?(笑)」
高 任:「(ぼそっと)吉井さん。『実は心臓がぽんこつ』属性がありません?(爆笑)」
ラオウ:「まみたんとか。(笑)」
吉 井:「(考え中)・・・いや、偶然でしょ。大体そんなキャラほとんどいないし。」
高 任:「・・・『病弱属性』として、『卒業写真2の櫻塚蛍子』とかどうです?」
吉 井:「ごめん、知らない。(笑)」
ラオウ:「吉井さん、ちょっといいかな?」
吉 井:「何でしょう?」
ラオウ:「早苗はエンディングで死にましたか?(笑)」
吉 井:「死にまくり。(爆笑)」
高 任:「そういや、昔電話で『どうやったら助けられるの?』とか聞かれたことがあったなあ・・・。」
吉 井:「あんなの気がつきませんでした。(笑)」
ラオウ:「お約束ですけどね。まあ、死んだ方が盛り上がったりしますけどね。ねえ、高任さん!(笑)」
高 任:「早苗ファンの人すいません。僕は敢えて殺しました。(爆笑)」
吉 井:「笑うところかなあ?」
高 任:「・・・あれ?」
ラオウ:「どうしました?」
高 任:「・・・TLSのお気に入りは弥生だったから・・・・そおかあっ!」
吉 井:「何事?」
高 任:「謎はすべて解けましたよ。(笑)」
ラオウ:「またですか。(笑)」
高 任:「吉井さんには実は・・・・」
吉 井:「え?俺っ?」
高 任:「『丹下桜さん属性』があるでしょう?」
吉 井:「・・・・・・否定はしない。(一同爆笑)」
 (注・『丹下桜さん』大人気の声優さん。何故僕が知ってるかというと友人がいろいろ教えてくれたから。)
ラオウ:「質問される前に言うけど、真琴だから。」
吉 井:「ラブコメですか?」
高 任:「まあ、『ラブひな』支持者ですし、順当なとこかと。(笑)」
ラオウ:「実は真琴のイベントを全部ビデオに収めてあるんですよ。(一同爆笑)」
吉 井:「そ、そうか、ラオウさんってクールなように見えて実はラブコメに弱かったのか?」
ラオウ:「後は香純も収録したんですが、さすがにそれ以上は気力とビデオテープが続かなくて。(笑)イベントだけでも凄いいっぱいあるからテープ使いきっちゃった。」
高 任:「真琴かー・・・すべては『あの山でこけ』から始まるんだよな。大笑いしたけど。」
ラオウ:「一番簡単に攻略できるキャラだよね。あれだけお約束ばっちりだとプレイしていて楽しいし。・・・ところで『あの山でこけ』ってむちゃくちゃ不自然だけどなんのパロディなの?」
高 任:「多分っていうか確信に近いものがあるけど、『ウルトラセブン』の『魔の山へ飛べ』だと思う。(笑)」
吉 井:「タイトルはともかく、内容的にはボーイッシュな女の子が初めて女の子として扱ってもらった相手に・・・・という黄金パターンですよね。」
高 任:「しかし、イベントタイトルって妙に偏ってない?ズバットとかウルトラマンシリーズとか。」
ラオウ:「悪いけど『エヴァ』ぐらいしかわからない。」
吉 井:「絶対これとは言えないからあれだけど、『姫ちゃんのリボン』ネタが多いと思う。少なくとも『あんまんよりも君が好き!』は『肉まんよりも君が好き!』以外考えられない。(笑)」
高 任:「確かネット上で全タイトルの元ネタ予想してる人がいたよ。『バレー、楽しいのさ』が『ゼーレ、魂の座』になってて感心した。なるほどおって。(笑)」
ラオウ:「気がつくとまたパロディネタになっている。(笑)・・・やっぱりこのゲームってかなり受け口が狭いわ。わからん人間にはとことんわからんもん。」
高 任:「イベントもある意味お約束だからなあ。真琴にしたって、留守電に告白しようとして途中で留守番テープが切れるとか、告白しようとすると邪魔が入り続けるとかで分かり切った結末の手前でじらすことじらすこと。(笑)」
ラオウ:「ま、ラブコメの醍醐味だから。(笑)」
吉 井:「みんなに励まされながら主人公に告白するシーンでかなり照れました。しかも場所は全国大会の決勝戦のコートのど真ん中。(笑)」
高 任:「あんなことされたら、もう誰も手が出せない。(笑)」
ラオウ:「しかも断れんよな。なんて戦略的な女なんだ、あなどれん。(爆笑)」
 
高 任:「ところで、育成とか試合で気をつけた点とかあります?」
ラオウ:「全員のアタックポイントを鍛えて体力を増やすことぐらいかなあ。アタッカーレベル1毎に60増えたよね。」
高 任:「そう。でもセッターだと25しか増えないから、全員アタッカーレベル2ぐらいまではもっていっときたい。」
吉 井:「早苗はすぐに倒れるから。(笑)後は試合のタイムの度の3択は覚えるしか仕方がない。間違えると能力が一時的に下がっちゃうし。」
高 任:「それはわかってるけどついつい熱血な台詞を選んでしまう。楽勝の試合の時に『・・・つまらんな』とか、『このまま負けるの?』とか言われてたら『来た来た来たあっ!』とか。(爆笑)」
ラオウ:「え?その『来た来た・・・』って試合中に競馬でもやってたのか?」
高 任:「あのパラメータの激減ぶりからして多分。俺は『これが逆境だ!』のつもりで選んだだけだったのに。(一同爆笑)」
 (注・試合中にタイムは2回。次の試合に持ち越されるのできるだけ体力を回復させるためにマッチポイントでタイムをとるなどある程度の戦略性を必要とする。そしてこのタイムの時に少女達の心を奮い立たせるような選択をすると一時的に能力が上昇したりする。無論逆もありうる。)
吉 井:「やっぱり必殺技とか使うタイミングを考えますよね。(笑)」
ラオウ:「そこまでこだわっていません。体力とのかねあいもあるし。」
高 任:「サーブ権ありの3セットマッチで鮎川こずえとやりあったら、2時間以上かかりました。最後はみんなもうへろへろ。」
ラオウ:「普通ラリーポイントの1セットでやるでしょう?」
高 任:「いや、僕ラリーポイント嫌いだし、ついでにリベロシステムも。」
吉 井:「このゲームの頃はリベロがなかったのかな。」
高 任:「発売された次の年の世界選手権あたりから採用されたはず。確かそこらに当時のバレー雑誌が・・・。」
ラオウ:「何故そんな雑誌がある。(笑)」
高 任:「この同人誌作ろうと思って勉強し直したんです。」
吉 井:「しなくていい、多分すればするほど誰もわからなくなるから。(笑)」
ラオウ:「で、なんでリベロが嫌いなの?」
高 任:「オールマイティーな能力の中でのスペシャリストでなく、攻撃という手段を禁じられた中で守りのスペシャリストというのは俺のスポーツ美学に反するから。」
ラオウ:「・・・ま、いいや。(笑)」
吉 井:「ポジションってどういうのが基本なの?」
高 任:「普通はサーブカットをするレシーバーを後衛真ん中・・・ってローテーションするから、このゲームだとセッター1人、アタッカーを対角に配置して2人、レシーバー1人にオールラウンダー2人でしょう。」
ラオウ:「ナツキ、真琴、理央の三人を前衛に並べてアタッカーにしたら弱いチームなら完封できる。」
高 任:「・・・そのかわり、ローテ入ったら最悪でしょう?完封されたりして。(笑)」
吉 井:「それって後衛の平均身長が・・・157。きつい。(笑)」
高 任:「僕は大体、アタッカー3人かな?チームとしてはスピード重視。」
ラオウ:「スピードがないとセッターがボールに追いつけなくてトスが上がらない。レシーブしたボールがてんてんてん・・・とかいいながらコートを転がっていくのがすっごく寂しい。(笑)」
 
吉 井:「高任君に敢えて聞きたいんだけど、熱血を重視したとしてこのシナリオをどういじる?」
ラオウ:「そりゃ、誰もわからなくなるんじゃないの。(笑)」
高 任:「まあ、四天王の初期設定はいいんだけど。二年の夏以降から留学生のいる高校が現れるようにするね。その高校に・・・そうだな四天王の中で一番強い二階堂あたりが負けるイベントを作るとか。」
ラオウ:「ほほう。(笑)」
高 任:「後はキャラのシナリオによって四天王の1人が転校してくるとか、最初のチームのキャラを7人にするとか、今思いつくだけでも腐るほどあるね。(笑)」
吉 井:「プログラムという点では・・・だけど確かに今のだけでかなり人間関係に幅が出そうだね。」
高 任:「後はこずえが『サイコクラッシャー』で肩を痛めているというイベントを作ったりしてね。」
ラオウ:「なるほど、主人公がこずえのけがの様子をみているシーンをナツキなり、あかりなりに目撃させる訳ね。『先生、どうして?』とか。」
高 任:「ぴんぽんぴんぽーん!(笑)いやあ、わかってるじゃないですか。」
ラオウ:「そのぐらいわかりやすいのだったら俺だって。(笑)」
高 任:「四天王とかでも、晶なんかだと真琴にぼろ負けとかして『あたしは恋を捨てる!』とか真琴に宣言するとか。(笑)」
二 人:「うひゃあ、あつくるしい!(笑)」
高 任:「まあ、いくらでもいじれますよ。でも最低限四天王のバックボーンを描くイベントだけは作る。まずはライバルに深みを持たせないと。」
吉 井:「こだわってるなあ。」
高 任:「無茶な練習をさせすぎたらけがをして、大会出場を断念するとかね。6人なら6人のチームの悲壮感が欲しい。」
 以下略(我ながら語りすぎ)
 
ラオウ:「ところで、全日本メンバーにまで選ばれたことのある主人公のことを気がつかない・・・てありうるの?」
高 任:「基本的に女の子が小学6年生の時からだから、4年前。バレーというジャンルからしてあり得るね。僕らの親の時代と違って国全体としてマイナー方向に向かってるし。」
吉 井:「それは・・・けんかを売ってるよ。」
高 任:「誤解がないように言うけど、僕の見解としてはスポーツ全体がマイナー方向に向かってると思う。選手達に『ここ以外行き場所がない』といった狂気がなくなって、ライト感覚になった分熱が少ないもの。だから子供達が熱に浮かされない・イコール・縮小の方向でしょ。」
ラオウ:「・・・意味は分かるが納得はしない。(笑)」
吉 井:「・・・価値観の多様化された時代だし。間違いなく高任君は戦争になると自分の信じるものために真っ先に死ぬタイプだね。(笑)」
ラオウ:「野球きち(ぴー)だった高任さんが今は『ヲタク』として立派に更正してる。同人って偉大だなあ。(爆笑)」
高 任:「・・・このゲームをそのノリでプレイしたらえらいことになりました。」
吉 井:「だろうね。」
高 任:「『フェザーボールの謎?』で、先生、対抗策は?なんて聞かれて選択肢の中に『9回裏2アウトまで全員逆立ち!』なんてナイス選択があったら絶対選んじゃう。『先生、ふざけないでください!』とか言われるし。」
ラオウ:「・・・『巨人の星?』かな」
吉 井:「・・・多分。(笑)」
高 任:「大リーグボール3号だよ。バットの風圧でボールが逃げるの。(爆笑)」
ラオウ:「んなあほな!(笑)まあ、バレーのレシ−ブよりはましか。普通ボールの勢いを殺すんだから選手の力は関係ないって。それなのに正しい選択は『非力なやつにまかせろ!』だし。(笑)」
吉 井:「なんで逆立ちするの?」
高 任:「バットスイングが鈍かったら風圧が少なくてボールは逃げ切れない。そして伴宙太は怪力だから当ててから力で持っていける・・・って、あんた疲れるために逆立ちしたんとちゃうんかい!(一同爆笑)」
吉 井:「そうか、案外大爆笑の漫画になるのか今では。」
高 任:「熱血って人の生き方が熱血と言う意味だから。ちなみに花形君はバントの様にしてボールが当たってから振り切るために、鉄球を使っての特訓をしたんだよ。」
ラオウ:「それは知ってる。確か人の体より大きな鉄球をクレーンでつり上げて、向かってくる鉄球をバットで受け止めて打ち返すんだろ。」
高 任:「正確に言うと少し違うんだけど・・・その特訓の代償として、ホームランを打った後に全身ぼろぼろになって入院することになる。これが熱血!ただ一勝負のためだけにすべてを捨てる覚悟完了!(笑)」
吉 井:「・・・巨人の星はそのぐらいにして。高任さんに任せてたら巨人の星だけで一日が終わってしまう。(笑)」
高 任:「でも、主人公がオープニングで聞いた『破滅の音』って巨人の星だよ?まあ、有名すぎるだけに仕方ないのかもしれない。」
ラオウ:「なるほど、じゃあ高任さんのことだから同人誌のネタは主人公が左利きになって再び世界のコートに立つんだな。(笑)」
高 任:「当たり前じゃないですか。早苗とか言わせるんですよ。『私の翼は両方とも折れてしまったけど、先生にはまだ片方残ってるじゃないですか!』とか。(笑)」
吉 井:「そのために早苗を殺しましたか。(爆笑)で、その元ネタは?」
高 任:「『スワン』とか『エース!』とかいろいろ。(笑)」
ラオウ:「あついなあ!でも高任さんの画力だと絶対無理。(笑)」
高 任:「確かにそこが一番のネック。(笑)『侍ジャイアンツ』の大回転魔球を編み出す特訓ぐらい無理がある。(爆笑)」
吉 井:「すでに『熱血おたく対談』になってますね。なんとかついてきた人もそろそろとどめ刺されてるんじゃないですか?」
ラオウ:「誰に話しかけてるんですか?(笑)」
 
高 任:「日本・中国は伝統的にコンビバレーなんですよ。」
ラオウ:「はい、そこまで!(笑)」
高 任:「・・・何が?」
ラオウ:「いや、またうんちく傾けそうだったから。(笑)」
吉 井:「容赦なし。(笑)」
高 任:「いや、どうにかして細かいコンビバレーの要素を詰め込められなかったかな?と思って。」
ラオウ:「育成がメインにきてるから、多分それはゲームアビリティーを悪くするだけだよ。これはこれでもう、システムとして完成してる。」
高 任:「了解。」
吉 井:「ところで、中西先生とか黒崎先生とはラブラブになれないの?」
高 任:「うーん、だめみたい。リハビリに通ったり、クリスマスは黒崎先生と食事を楽しんだりしたけどどうにもならなかった。(笑)」
ラオウ:「食事?」
吉 井:「早苗の恋愛度が一番高いときに可能ですよ。」
高 任:「しかし、各キャラとの個別エンディングよりも、卒業式で一人一人が主人公にお礼の言葉を語っていく方が俺としてはぐっと来ましたよ。」
ラオウ:「育て方を失敗したら侮蔑の言葉を投げつけられたりするけどな。(爆笑)」
吉 井:「でも、最後の中西先生の台詞が結構きましたよね。」
高 任:「『みんな、行ってしまいましたね・・・』ですか?・・・オープニングがあれだっただけに、まだパロディやりますか?と思ったけどさすがにそれは・・・(笑)」
ラオウ:「きちっと締めてくれた。思いつかなかっただけかもしれないけど。(笑)」
高 任:「『結局僕は、あいつらに何も教えてやることができなかった・・・。』とかしゃべらせるのもちと苦しいし。」
吉 井:「あはは、『いいえ、あの子達はちゃんと受け継いでいきましたわ・・・あなたの情熱です。』と言う感じですか?」
ラオウ:「しかし、全国大会を連覇しても部員が1人も来なくて廃部になるというのも、なかなか日本人の心の琴線に触れるものがある。(笑)」
高 任:「確か剣道とか長刀の名門校でしたっけ?体育祭の運動部対抗綱引きとかで123人対1人の壮絶な争いがあるんですよね。」
吉 井:「勝てるわけないって。(笑)」
ラオウ:「(渋い声で)・・・この勝負、一瞬で決まる!(爆笑)」
高 任:「いやいや、熱血だったらわかりませんよ。早苗あたりの回想シーンで『・・・次の瞬間、私たちは信じられない光景をそこに見たのです。』とか。(笑)」
吉 井:「バトミントン部が1人で仁王立ち。向こう側にはぼろぼろになった剣道部員123人。・・・燃えるシチュエーションですね。」
ラオウ:「この前から放映されてる某アニメの彼を連れてこないと。(笑)」
高 任:「・・・彼女の背中に鬼が宿るんですか?(爆笑)」
吉 井:「そういえば文化祭の劇とかも面白かったですよね。」
高 任:「勇者の旅立ちですか?」
吉 井:「久川綾さんの声で『・・・大丈夫よ、勇者には勝手に人の家に上がり込んで家捜しする権利が与えられているんだから。』とか言われて爆笑しました。」
ラオウ:「国の一大事なのに100ゴールドと薬草一つしか持たせてくれない国王とかもなかなか・・・。(笑)」 
高 任:「・・ああ、あの声が久川綾さんなんですか。どこかで聞いた声だな、とは思ってたんですけど。」
 
吉 井:「・・・しかし、ずっとパロディ談義してた気がするんですが?」
高 任:「多分、気のせいでしょう。(笑)」
ラオウ:「ゲームのことを知らないで読むと間違いなく誤解されるだろうな。」
高 任:「・・・多分、読まれてないんじゃないですか?この手の対談って、反応が書き込みに現れやすいし。(笑)」
ラオウ:「一概にそうとは思わないけど。大体選んできたゲームに難がありすぎると思う。基本的に昔のゲームで、しかもマイナー路線を突っ走ってるし。(笑)」
高 任:「しゃべったことそのまま書けば反応されるかも。先月のあれとか。(笑)」
吉 井:「絶対だめ!まあ、『レンズ・・・』なら許可する。(爆笑)」
ラオウ:「・・・・・(どうやら嫌な記憶を思い出したらしい)」
高 任:「で、このゲームはある意味受け口が狭いのは認めるけど、やっぱり間違いなく傑作だと思います。アルバムの一つ一つに声優さんがミニドラマ風にコメントをつけてたりしておまけも面白いです。」
吉 井:「やってみないとわからないと思う。ユーザーのパルスとこのゲームの中に流れるパルスが一致するかどうかだけ。(笑)」
ラオウ:「感情的に言うと手放しでおすすめ、でもネタ的にある意味18禁かも。(笑)この対談読んで笑えたり理解できたりする人間は間違いなく楽しめると思う。」
 
 
 
 お買い得度・・・・・・・10
 操作性・・・・・・・・・ 7
 音楽・・・・・・・・・・ 6
 再プレイ度・・・・・・・ 9(6人のシナリオがそれぞれ展開されるので。)
 シナリオ・・・・・・・・ 8
 熱血度・・・・・・・・・ 8
 絶対値評価(最高5)・・  5
 
 
 ちなみに上の評価って高任の個人的評価なんです。
 で、このゲーム。システムと作り込みは標準以上です。で、何故ここまではまり込んだかと言えばやはりプラスアルファに頼るところが大きかったんです。高任にとってそのプラスアルファはやっぱりパロディやお約束の部分でした。
 つまり、そういうお遊びが嫌いな人にはその分評価がマイナスになると思います。ある意味シナリオの展開はほとんど場合すぐにオチがよめるので、この後どうなるんだろうというはらはらどきどきの緊迫感は試合の最中以外には無縁のゲームです。むしろ、そろそろこういうイベントが出てくるはずとかいう風に私は楽しみました。
 当時のゲーム雑誌を読んだことがないので、単に話題にのぼらなかったのか、それとも一見いかにも手抜きそうなあのパッケージに後込みしてしまったのかわかりません。
 ・・・あんたパッケージで傑作と確信したとか言ってませんでしたか?と突っ込まれるかもしれませんがそれは本当です。一言で言うと『これだっ!』という感じでした。
 すべてを抜きにしても、このゲームって本当に細やかな配慮で隅々まできちんと作られてます。手間かければいいゲームというのは必ずしも成り立ちませんが、いいゲームってのは大概手間がかかってます。
 と言うわけで、このゲームの存在を知らなかった(そんな人はこの対談を読まないか?)と言う人は今からでも遅くはありません。
 是非購入しましょう。高任からのお願いです。(笑)別にこの会社の回し者でもなんでもないんですけどね。(笑)

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