お題……『プリンセスメーカー5』(PC版)
ある意味有名どころ過ぎるので、ゲームの説明なんか必要あるのかな……などと思ってしまいますが。(笑)
基本的に、プレイヤーである主人公が一人の少女を預かり、10歳から18歳までの8年間を自由に育て上げ、その結果……さあ、何が出るかな、何が出るかな〜♪……を楽しむゲームです。
まあ、初代からこの5に至るまで、舞台が微妙に変化はしても大きなコンセプトは変わらず………いや、『GO、GO、プリンセス』は、別物ですから。(笑)
しかし、変わらぬコンセプトはマンネリと表裏一体で……『んー、ちょっと飽きてきたよね』などと囁かれることに関係者が危機感を覚えたのか(推測)、『4』あたりから娘ではなく制作者が冒険を始め……以下略。
と、いうか……当初の予定では、誰かさんの希望で『4』を対談するつもりだったのですが、『対談の意味ねえよ』などと誰かさんの猛烈な反対を受け……誰かさんも公平な価値観を持った人なので、一旦は退いたように見えたのですが。
『5』でやりましょう……『5』なら対談する価値はありますから。(建前)
そのついでに、『4』もちょっと触れましょう。(たぶん本音)
どこかの政治家に見習って欲しいですが……確かに、『5』には、対談する意味が見いだせました。
まあ、『4』も別の意味で対談する意味はあったかも知れませんが。
内容については対談で語りますが……とりあえず、1つ。
『5』ではお母さんプレイ可能。(笑)
吉 井:「しかし……『ゴッド・オブ・ウォー』に『ラブレボ』に『プリンセスメーカー(以下プリメ)』というラインナップはどうよ?(爆笑)」
ラオウ:「重なり合わない主題を複数掲げることで、どれかに興味を持たせる……こういうのを、ごく一部で投網手法といいます(笑)」
吉 井:「捕まえればこっちのモノって事ですか」
ラオウ:「まあ、面白ければ……の前提ですけど」
高 任:「……その3つって、割と重なってると思うけど?」
ラオウ:「キミの価値観は狂っている(笑)」
高 任:「いやいやいや、神に戦いを挑む『ゴッド・オブ・ウォー』の姿は、ある意味『プリメ』と重なるでしょ」
ラオウ:「いや、苦しいだろ、それ」
吉 井:「じゃあ、『ラブレボ』は?」
高 任:「何言ってるんですか吉井さん。『プリメ』といえば、ダイエットじゃないですか(大爆笑)」
ラオウ:「…た、確かに、それはあるな」
吉 井:「て、てっきり恋愛エンディングで切り返されるかと思っていたけど、まさかそっちで切り返されるとは…」
高 任:「と、いうか……『話題作は敢えてスルー』という、瀕死連合のツッパリの心はどこに」
ラオウ:「まあ、最近の『プリメ』は話題作と言うより…(以下略)」
吉 井:「ラオウさん、『プリメ』にはコアなファンが多いので迂闊な発言は慎んだ方が(笑)」
高 任:「しかし、初代(PC版)がもう……あまり考えたくないですね(笑)」
ラオウ:「コン〇ティークとかで、着替えの裏コマンドを紹介されてたからなあ。何年前とか言うレベルじゃないし(笑)」
高 任:「某先生の漫画で、5歳の女の子が子育てしてましたけど……その子供が既に成人してますよね(笑)」
吉 井:「それは、俺らも人のことは言えないよ高任君(苦笑)」
高 任:「そうか……ゲームをプレイしながら、ヒロインの成長を見守っているような気がしてたけど、実はゲームが僕たちの成長を見守ってくれていたんだね(大爆笑)」
吉 井:「それは対談のしめに使う言葉では……っていうか、背景に青い空が見えちゃったよ(笑)」
ラオウ:「始まったばかりで、綺麗にまとめてどうする(笑)」
高 任:「実際に対談が始まるとはてしなく風呂敷が広がるから、綺麗にまとめようとすると風呂敷の広がってない最初しかないじゃないですか(笑)」
ラオウ:「おいおい」
高 任:「というか……初代って確かディスク8枚組でしたよね」
吉 井:「8枚だったっけ?」
ラオウ:「収穫祭だけ、別のディスクに入れ替えたり……あれ、A、B、C……Gディスクだったっけ?(笑)」
高 任:「ほら、メモリー増設して、『キャッシュメモリーだけで遊べるぜえ』などと騒いだ記憶がありますから、多分8枚だったと」
ラオウ:「キミの、DA(9801シリーズ)だったっけ?」
高 任:「そっすよ……386最後の機種で、元々1メガのメモリーがついてて、そこにどんと8メガのメモリーを(笑)」
吉 井:「どんと、8メガ(笑)」
高 任:「お値段わずか7万円(笑)」
ラオウ:「うん、まあディスク枚数はともかく、そういう時代だったね、『プリメ』の初代の頃は……あれ、お前の増設したメモリーって12メガじゃなかったか?(笑)」
昔話に花が咲く。
高 任:「ところで、初代はともかく『2』とか『3』とかってプレイしてます?」
吉 井:「『2』はしたけど、『3』はしてない」
ラオウ:「『3』って、コンシューマーだけだったっけ?なんか、パソコンソフトで見かけた記憶が希薄というか、ないというか」
高 任:「……予想はしてたけど、『3』になると、もうどうでもいいやという意識が働いているのが見え見えですな」
ラオウ:「まあ、正直なところ、そう(笑)」
吉 井:「基本的に一緒ですからね……エンディングがこんなに増えましたとか言っても、変化するのはエンディングだけで、過程のイベントというか、シナリオの道筋は2つか3つってところですし」
ラオウ:「あ、でも…『3』までのキャラが出る、なんとかプリンセスとか言うゲームがあったような…」
高 任:「いや、あれは別物だから……ちなみに『GO、GO、プリンセス』だったと思うが(笑)」
吉 井:「確か、すごろくゲームとか聞いたような…」
高 任:「……考えてみれば、あれってPSソフトでしたっけ?とすると、『3』が出て、それが出て……微妙な空白を経て『4』がでて、『5』が出たと」
ラオウ:「やっぱり、『3』あたりで不評というか、ユーザーとしてはお腹いっぱいの人が多かったのでは?」
吉 井:「そういえば、『5』って、今月PS2に移植されたところだよ」
高 任:「おお、なんてタイムリー(笑)」
ラオウ:「…(ラオウさんには珍しくなんかそわそわしてる)」
吉 井:「どうしました?」
ラオウ:「いや、別に」
高 任:「……えっと、結局はあれですよね『4』で復活を果たしたというか」
ラオウ:「俺、キミのそういうところは好きだよ(笑)」
吉 井:「……?」
高 任:「まあ、推測でしかないですが……『4』のあれは、『3』に対してユーザーの評価が芳しくなかったせいではないかと」
吉 井:「結果的に、ラオウさんがばくりと食いついてこうなってるわけですが(笑)」
ラオウ:「いや、誤解しないで欲しいんですが、俺はキャラデザがシスプリの人だから購入したわけではなく、敢えてキャラデザにシスプリの人を投入したところに、こう、対談のネタになりそうな気配を感じたから買ったわけで」
高 任:「まあ、『4』は別名『ひ〇こメーカー』と呼ばれてますが(笑)」
吉 井:「でも声は亞〇亞(笑)」
ラオウ:「さすがに、姿が〇子そのまんまで、声まで雛〇だとまずいでしょうし」
高 任:「でも、どうせだったら、キャラも声も、亞〇亞でやれよとか」
ラオウ:「いや、そんなことはないよ(笑)」
吉 井:「……(笑)」
高 任:「でもまあ、雛〇はともかく、亞〇亞って成長するイメージ湧きませんし(笑)」
ラオウ:「高任さん、ちょっとそこに座れ(笑)」
高 任:「というか、〇子って、成長すると咲〇になるんですねえ」
ラオウ:「いや、姉妹だから似るのは当然(笑)」
吉 井:「亞〇亞が成長しても、〇耶になるとは思えませんが」
ラオウ:「姉妹だから、似るとは限りませんので(笑)」
高 任:「でもまあ、基本的に『4』も同じなんですよね……キャラデザが変わっただけというか」
吉 井:「ですよねえ……アレを対談ネタにするのはちょっと抵抗が」
ラオウ:「まあ、それは俺も認めるけど」
吉 井:「『3』はどうか知らないけど、『4』では娘が冒険できなかったぐらいの話では?後、エンディングにフリーターが加わったというか」
高 任:「まあ、娘が冒険できないかわりに、制作者サイドが冒険したわけで(爆笑)」
ラオウ:「俺、キミのそういうところ嫌い(笑)」
高 任:「なら、笑うな(笑)」
吉 井:「でもまあ、ある意味あのキャラデザは大冒険だったんでしょうね」
高 任:「『5』では元通り(笑)」
ラオウ:「何があったんだろうな(笑)」
高 任:「ラオウさんにこれ以上嫌われたくないから言わない(笑)」
ラオウ:「キミのそういうところは大嫌いだよ(笑)」
高 任:「で、『4』についてはこのぐらいでいいかね?」
ラオウ:「いや、せめてPC版のみの付録のアレを」
吉 井:「アレですか(笑)」
ラオウ:「アレです(笑)」
高 任:「アレは……結局アレですよね?プレイヤー、主人公、そして執事のキューブ……の3人暮らし。娘に愛情を注ぐほどに、プレイヤーの心の中で成長していく声なき叫びが実現したというか(笑)」
ラオウ:「わざと誤解を招くような表現しやがって(笑)」
吉 井:「キューブ、邪魔だからどっかいけ(大爆笑)」
高 任:「まあ『4』では、娘の服を着替えさせようとすると、『いえいえ、旦那様のお手を煩わせるまでもありません』とかいってキューブが着替えさせちゃうしな(笑)」
ラオウ:「というわけで……とある事情でキューブがしばらく家をあけることになり、娘と主人公の生活が幕を開けたりするわけですが(笑)」
高 任:「いや、生活も何も『キューブのいない一日』というタイトル通り、一日だけのおまけシナリオやんけ(笑)」
吉 井:「というか、実際にプレイヤーが成長させたというか、セーブデータを使った娘が登場するのかと思ったら、〇子限定ですし(笑)」
ラオウ:「まあ、咲〇の姿でお父さんの上に馬乗りになって起こしに来たらイメージ的にまずかろう(爆笑)」
高 任:「でもなあ……いきなり最初の選択肢が『娘の着替えを手伝ってやる』『自分で着替えさせる』だし。こう、ろくでもない香りが漂っているというか(笑)」
ラオウ:「高任さん、アホって言う奴がアホ(笑)」
吉 井:「普通のゲームのおまけならまだしもプリメのおまけで『パパァ、パジャマ脱がしてぇ』って色々問題ありません?」
ラオウ:「だから、〇耶じゃなくて雛〇なんだよ」
高 任:「違う意味で、咲〇より〇子の方がまずいような気がするんですが…」
脱線。
高 任:「さて、『4』は『4』で、何があったんだと心配になりましたが、『5』は『5』で一体何があったのかとびっくりするようなイメージチェンジというか」
吉 井:「びっくりしましたよね……3周目からはメッセージスキップボタンを押しっぱなしで、1プレイ2時間の、ある意味ボリューム少なすぎがお約束の『プリメ』だったのに」
ラオウ:「2時間じゃ、半年も進まないよ(笑)」
注……当然、プレイ期間は8年です。
高 任:「というか、こんなに時間のかかるゲームなのにエンディングは100種類って、ユーザーに対する宣戦布告かよっ、などと最初は憤りましたが(笑)」
吉 井:「ボリューム増えすぎ(笑)」
ラオウ:「あちらを立てればこちらが立たずと言うか……ある意味全てが丸く収まるシステムは不可能というか」
高 任:「基本的に、これまでは1ヶ月を10日毎の3つに分けてそれぞれスケジュールを選択し、イベントなんかもほとんどなかったのに……」
吉 井:「一週間毎のスケジュール調整で、課外授業、部活、放課後の習い事にアルバイト、休日毎のお出かけは1時間単位で移動、季節毎の様々な催し物……ふっと、時計を見て愕然としました(笑)」
高 任:「あれ?いつもならもう2周ぐらい終わってるよ、ですか?(笑)」
ラオウ:「まあ、まともにプレイするとやたら時間がかかるというか……娘のストレス数値の調整があるから、時間を食うというか」
高 任:「でも、ゲームやってると……制作者サイドの苦渋の決断というか、そういうものが見えてきて……なるほど、抜け道は残されてるのね、と(笑)」
ラオウ:「そりゃ、いくつかは同時攻略が可能だけど、ひたすら水泳に打ち込んだり、柔道に打ち込んだりのエンディングに関しては、どうしようもないし」
吉 井:「ですよねえ」
高 任:「んー、だからエンディングを大きく分けると、『細かな数値調節を必要とするエンド』と、『8年間をどう過ごしてきたかによるエンディング』の二種類になると思うんですよ」
ラオウ:「いや、どっちも数値調整は必要だが」
高 任:「だから、大きく分けてだというのに……スポーツ関連で金メダルなんかは、結局中学、高校で同じ部活に所属する必要が(正確には3年以上在籍を条件とするモノがある)あったり、とかの」
吉 井:「まあ、ストレスがたまらないように門限とスケジュールを設定して、休日はほぼ娘にお任せでスキップ、友人づきあいはほぼ無視して、習い事と部活の選択だけ……でプレイすると、大幅に時間は短縮できますが」
ラオウ:「いや、それでも結構時間かかりますよ」
吉 井:「ですよね……2周目、3周目どころか、1周目の途中で挫折しそうでした。というか、時間のない人間にこのゲームは結構厳しいと思います(笑)」
ラオウ:「まあ、大ざっぱなシステムがいきなり細かくなりすぎて……の弊害ですね」
高 任:「いや、ちょっと話逸れたけど……そのあたりは制作者サイドもわかってただろうから、システムとしての抜け道がつくられてますやん」
吉 井:「ドーピングですか(笑)」
ラオウ:「ま、まあ確かにドーピングとしか」
注……基本的に、これまでプリメでは、教育による成長と、服装の変化およびアイテムによる数値の上下を比較すると、教育による変化に重点が置かれていました。
もちろん、後者の数値調整によるエンディングの変化はある意味伝統なのですが……今作においては、その比重がやたら大きかったりします。
高 任:「最初、消費アイテムと所持アイテムの違いが今ひとつピンとこなかったんだけどね…」
ラオウ:「というか……基本的に、所持することで数値が上がる(下がる)アイテムって、それを所持している限り、それ以下に数値が下がらないことはある意味前提になってることが多いんだけどね(笑)」
吉 井:「このゲーム、ガンガン下がりますよね(笑)」
高 任:「よっし、これで気品50を最低で確保した……とか思ってたら、気がつけば0に(爆笑)」
ラオウ:「びっくりするよなあ、アレは(笑)」
吉 井:「でも、そのせいで抜け道に気がついたというか(笑)」
ラオウ:「イベント的に必要な時期までアイテム持っちゃダメなんですよね。その時期までひたすら、能力が激減しようが金を貯める貯める貯める(爆笑)」
高 任:「その金でレオタード99着買って、いきなり魅力がマックスだぜ(大爆笑)」
ラオウ:「なるほど、これがシンデレラストーリー(笑)」
吉 井:「あれ、レオタードって運動じゃなかったですか?」
高 任:「……まあ、どっちでもいいじゃないですか(笑)」
ラオウ:「それとは逆に、能力値がマックス状態でアイテムを買い込んで(既にマックスなので能力はもう上がらない)、買い込んだアイテムを捨てると、捨てたアイテムの数値分だけ能力値が下がりますし」
高 任:「あれも最初はびっくりしたよなあ(笑)」
吉 井:「冒険時に武器を付け替えて、冒険が終わってから武器を外すと…」
高 任:「マックスだった精神値が激減してますからね……え、アイテムってそういうもんなん?などと、目から鱗というか(笑)」
ラオウ:「ただ、それを多用してると……『結局は金だけか…このゲーム』などと暗い気持ちになりますが」
脱線。
高 任:「なんかいきなり話がゲーム内容に向かってしまいましたが……やはり、今作からプレイヤーがお母さんを選択できることになったってのは取り上げないと」
吉 井:「というか……この主人公は、英雄でありながら何故人間世界で生活してるんでしょう?(笑)」
ラオウ:「じゃなくて…もともと人間世界で生活していた主人公が、その世界に召喚されたのでは?」
吉 井:「なるほど…」
高 任:「まあ、最初のプレイでは迷うことなくお母さんを選択しましたよ」
ラオウ:「そうか」
高 任:「でも……『プリメを最初にプレイするとき目指すエンディングは何ですか?』というアンケートを採ったら、『プリンセス』と『俺の嫁』に二極化されてるような気がするからなあ(大爆笑)」
ラオウ:「……(ツボにはまったらしい)」
吉 井:「いや、それは……そうかも(笑)」
高 任:「まあ、女性ユーザーはどうか知らないけど……『俺の嫁』を目指すユーザーにとっては、『何故お母さんが必要なんだ?』と首を傾げたのでは」
ラオウ:「つーか、高任さんは何を目指すのよ?」
高 任:「俺は基本的に、最初のプレイは武闘派ですな。騎士や、剣士みたいな……つーか、正直プリンセスになったって、苦労するのが目に見えてるやん。娘がそれを願うなら、それにあわせた教育を施してもいいけど、自分の意志でそれを娘にやらせようとは思わんな(笑)」
吉 井:「タイトル全否定ですか(笑)」
ラオウ:「プリンセスを強制しないけど、武闘派を強制する親ってのもなあ…」
高 任:「それは俺の趣味です(笑)……というか、そういうエンディングをちゃんと作り込んでいるかという方に、興味が湧くというか。初代もそうだったけど、やたら力の入っているエンディングと、そうでないエンディングの落差に、それはちょっと違うんじゃないかなあ……と思ったりするわけで」
ラオウ:「まあ、言ってることはわからなくもないが…」
高 任:「今ふっと思ったけど、8年を前後半に分けて、前半は親が思ったとおりに教育し、その教育を受けて娘が『お父さん、私は将来〇〇になりたいと思うの』と宣言して、後半はその希望に添った教育をするかどうかはプレイヤーの胸先三寸…というシステムがあったら面白いかもな」
吉 井:「プレイヤーの自由度に問題がでるような」
ラオウ:「というか、エンディングに差を付けるなら、明らかに失敗したかどうかをはっきりさせるシステムが必要だと言いたいだけだろう」
高 任:「まあ、そうなんだけどね。そういうシステムなら、エンディングに差がついても納得できるよ、俺は。娘の希望通りにいかなかったとか、娘の希望をねじふせたとか…そういう感じで」
吉 井:「それこそ、時間かかりそう(笑)」
ラオウ:「……昔同人ゲームで、前半はプリメのように預かった娘を自由に教育し、後半は成長した娘を調教するという外道なゲームがありましたが(笑)」
高 任:「うわおう」
吉 井:「そ、それは…」
高 任:「よーするに、タカビーなお嬢様をどうにかしたいと思ったら、そう育てるわけか?(笑)」
吉 井:「外道過ぎる…」
ラオウ:「まあ、出来がひどかったからアレだけど……というか、難しいんだろうな、そういうシステムは」
脱線。
高 任:「また話が逸れたような気もするが……お父さんかお母さんを選び、今度は職業を決める(笑)」
ラオウ:「やはり、金が全てかこのゲーム(爆笑)」
吉 井:「一応、どの職業を選んでも8年間トータルの総収入というか、養育費は同じですから」
ラオウ:「あれ、そーでしたっけ?」
高 任:「公務員が月4万の、ボーナス6万が年2回で、年間60万の8年で480万……先生(医者や弁護士など)が月5万のボーナスなしで…あ、確かに一緒だな」
吉 井:「経営者と、会社員は、前半の収入が少ないから、結構きついですよ……娘が成長しないと、アルバイトの収入は厳しいですし」
ラオウ:「そういや、自由業って選択したことないな」
高 任:「ああ、あれはね1年目は月7万だからすごく楽なのよ……でも、2年目は2万になるから」
ラオウ:「2万ですか(笑)」
吉 井:「豪華な食費だと月に1万かかりますよ(笑)」
ラオウ:「お小遣いが月に一度だとしても1000円で…それは、厳しいなあ」
高 任:「ただでさえ、娘のストレス解消に金がかかりますからなあ」
注…お小遣いは、小学校の2年間が1回1000円、中学の3年が2000円……と、一回ごとの金額が決められているのですが、毎月はじめの教育方針で『月に半額』『月一回』『月2回』『週一回』を選択し、小学生だと500円から4000円までの幅が出ます。
ちなみに、毎月のお小遣いの額が多いと娘の思考が柔軟になり、少ないと思考が堅実になっていき、それが将来に影響します。
もちろん、食事やお小遣いの以外にも、教育方針として設定することは色々あって、門限に、礼儀作法、人との接し方……それぞれに4つの選択があり、それによって、娘の性格が変動して……まあ、すっごい細かいんです。
高 任:「3年目が3万だったかな……まあ、トータル収入が同じだとしても、最初の2年間の収入が多めの方が楽な気がする」
ラオウ:「話戻りますが、吉井さん、豪華な食事って意味あるんですか?虫歯になったり、虫歯にならなくても予防のために病院に通って費用がかかったり、太ったりで、多少の体力増加とストレス減少がありますが、百害あって一利なしのような」
高 任:「ラオウさん、それはもちろん太らせるためですよ(爆笑)」
ラオウ:「どこかの魔女かお前は(笑)」
吉 井:「ご主人様、申し上げにくいですが、その服はお嬢様にはちょっと…とか着替えの時に言われますから(笑)」
ラオウ:「そういえば、太らせたことはなかったな……太らせると、後半ダイエットで大変だという意識がこびりついてるし」
高 任:「なんか、体重と言うより、身長にもよるけど、ウエストが65センチか66センチでグラフィックが切り替わるような……子供の頃のちょっとぽちゃっとしたグラフィックは可愛いと思うけど」
吉 井:「やり込んでるなあ、高任君」
高 任:「つーかジムに通ったら、0.02キロずつ体重が落ちるから、ああ、こっちでダイエットできるのか、と思ったんですけど」
ラオウ:「え、ジムって体重落ちたっけ?」
高 任:「おいおい」
ラオウ:「プリメのダイエットと言えば、食事制限しか頭になくて(笑)」
吉 井:「ジムでは痩せないの?」
高 任:「いや、体重は痩せるんですが…成長期は、身長、体重、バスト、ウエスト、ヒップの各数値が独自に動くというか、身長は0.5センチから0.7センチの間で成長し、他は他で……みたいなシステムだから、身長は165センチ、体重46キロ、なのにウエストが太ったままとかいう不思議な体型になったりするんです」
吉 井:「え、あんまり意識したことなかったけど、体重とウエストがうまく連動してないってこと?」
ラオウ:「というか、季節によってはダイエットのためのイベントというか、砂浜をひたすら歩く(1回2時間)イベントとかありましたよね?(笑)」
吉 井:「あれって、効果あるんですか?」
高 任:「1ヶ月の間、朝から晩…じゃなくて、夕方まで歩き続けましたが、痩せませんでした(爆笑)」
吉 井:「多分、目に見えない部分が痩せてる(笑)」
高 任:「一見太ってるけど、内臓脂肪が異様に少なくなってるとか?」
ラオウ:「それなら、多分太って見えないだろ」
高 任:「多分、2時間で0.01キロぐらい痩せてるんでしょうけど……夏の、海の家のアルバイトの方が目に見えて痩せるというか」
吉 井:「痩せるよね、あれ。あの月は、ウエストが0.5センチぐらい細くなるし」
脱線。
ラオウ:「結局、身長は最初の2年が成長期だよね?」
高 任:「多分、最初の2年が1ヶ月で0.5から0.7センチ、次に0.1から0.3センチが続いて、身長の伸びが止まったらバストが膨らむのが1年だったかな……まあ、細かく調べたわけじゃないけど」
吉 井:「胸が小さいと、似合わない服が(笑)」
高 任:「あれ、胸元が少し寂しいような……とか、キューブが地雷を踏む踏む(笑)」
ラオウ:「初代や、『2』の服とかもあったな……なんだか懐かしいような、とかキューブが言ってるけど」
高 任:「ひょっとしたら、なんか怪しげな薬以外にも成長のさせ方があるのかも知れないけど、最初娘の身長は136センチから145センチの間っぽいから、理論的限界値が設定されるのかも……ただ、なんか突然変異みたいに150センチ以上からプレイが始まった事があるような気がするんだけど、1年目と2年目を勘違いしただけかもしれませんが」
ラオウ:「あの、冒険で手に入る『胸(のカップ)が大きくなるミルク』って、使っても変化しなかったんですが?」
高 任:「あ、俺も……5つぐらい持ってたから、遊び半分で全部使ってみたんですが」
吉 井:「あれは……エンディング直前じゃなくて、成長期に使わないとダメなんじゃないでしょうか?」
ラオウ:「身長が1センチ伸びたり縮んだりする薬は即座に効き目が現れるのに(笑)」
高 任:「ミルクと言えば、体重が1キロ減る『いにしえのミルク』でちょっと笑った」
ラオウ:「腐ってて、お腹を壊すだけの話だよねあれ?(笑)」
吉 井:「某アトリエで、シャリオミルクを使いながら、『これってもう腐ってるんじゃないだろうか』とか考えたのを思い出しました(笑)」
さらに脱線。
高 任:「やばい、話が進まない」
ラオウ:「というか、システムが恐ろしく細かく仕上がってるから、1つ1つを取り上げてたら、日が暮れるというか」
高 任:「でも、そういう細かい部分をネタにしないと、『5』がこれまでのプリメとは違うという事が伝わらないような」
吉 井:「毎月始めに設定する教育方針だけで……8種類ありますからね。人との接し方で『他人を信用するな』とかあったら、つい選んでしまうと言うか(笑)」
高 任:「それ、すっごいクールな娘になりますから。クレイトスさんみたいに(大爆笑)」
ラオウ:「やったんかよ(笑)」
高 任:「やったも何も……」
ラオウ:「…どうした?」
高 任:「……エンディング、いくつ確認しました?」
ラオウ:「……」
吉 井:「……」
高 任:「しくしくしくしく…」
ラオウ:「俺は初代だって、6個ぐらいしかクリアしてないぞ(爆笑)」
吉 井:「こ、この人は…」
ラオウ:「人間という生き物は、それまでにいろんな選択を経て今の姿になっているんですよ。あの時、こっちを選択していたらどうだったのか……なんてのは、運命とかじゃなく己に対しての冒涜行為であると…」
高 任:「だから、ゲームなんだよ(笑)」
ラオウ:「っていうか、面白いのは確かだが、こんな時間のかかるゲームを何回も何回も繰り返して出来るほど暇じゃないです」
吉 井:「というか、高任さんひょっとして…」
高 任:「いや、さすがに全部は……というか、まだ5割程度しか。恋愛エンドは時間かかりすぎます」
ラオウ:「そう、それが高任さん……で、俺は俺、と(笑)」
高 任:「やかましわ」
吉 井:「俺はまあ…それなりに。プリンセスとか、妖精界の女王あたりは同時攻略可能ですし」
ラオウ:「そういえば……『5』では『俺の嫁』エンドにするためには、道徳心が低くないとダメってのがありましたね」
吉 井:「そうみたいですね、俺はクリアしてませんけど」
高 任:「(ぼそりと)…ラオウさんがクリアしたエンディングの1つが『俺の嫁』か」
ラオウ:「やかましわ……個人的には、今ひとつなエンディングでしたが(笑)」
吉 井:「『4』はどうでした?」
ラオウ:「ちょいと媚びすぎのような気もしますが、アレはアレで(笑)」
高 任:「俺、嫁エンディングを狙ってたとき『自分がお母さん』って事をころっと忘れてまして(大爆笑)」
吉 井:「クリア不可だよ」
高 任:「さすがに細かい数値とかわからなかったから知人に教えてもらって、数値を調節しながら、余計なルートに潜り込まないように気を遣いながらプレイを進めて8年目だったんです」
ラオウ:「もう、引き返せないな」
高 任:「というか、5月のイベントですよ……『お母さん、本当の娘じゃない私を育ててくれてありがとう』ってカーネーション貰って……お母さんやんっ、自分お母さんだったやんっ!?(爆笑)」
吉 井:「母の日は毎年あるのに…」
高 任:「つーか、何十回もプレイしてると、見たことあるイベントはメッセージ飛ばしますよ……もう、それに気付いた瞬間、某忍者ばりに『ぬかったぁっ!』って(笑)」
ラオウ:「抜かりすぎ……というか、俺はお母さんでプレイしたことないよ(笑)」
吉 井:「俺は2回ぐらいで、あ、あんまり変わりないな、と」
ラオウ:「……あ、お母さんだと思春期イベントはどうなるの?」
高 任:「ん、ああ、お父さんみたいなショッキングなイベントってわけじゃないよ……つーか、俺はお父さんで初めてプレイしたときショックでしたわ(笑)」
吉 井:「キューブをして『なんてこと仰るんですか、お嬢様』って怒りますし」
注……思春期イベント。
娘の能力値ではなく、表示されない性格パラメーター、親に対する依存心と、娘の年齢によって起こるイベントで、ある程度時間が経過すると終了します。
ちょっとした会話で腹を立てたり、拗ねたり……難しい年頃であることを実感させてくれるというか、『お父さん』でプレイしてると『お父さんのばい菌がうつるから、洗濯物は別々に洗って』などと言われたり。
……そこまでやらんでも。(笑)
吉 井:「娘がブラジャーつけるときとかも、一緒に買い物に行けますよね」
高 任:「他人を信用しないクールな娘に育ててると、そういう何気ないイベントがかなりデンジャラスになりますけどね(笑)」
ラオウ:「つーか、基本的に、愛情豊かで、繊細で、道徳的な方向に向かうよな」
高 任:「まあ、それでは到達できないエンディングも多いので……俺の嫁とか」
吉 井:「(顔がマジ)……ところで、『5』には娘のパラメーターに視力が増えましたよね」
高 任:「(もちろん、本気と書いてマジ)アレを見た瞬間、『これはきっと』…と、血圧が上がりました(笑)」
ラオウ:「……俺は見たことなかったが、やはりあるのか」
吉 井:「正直、よくわからない部分があるんですけどね」
高 任:「テレビとか買って部屋においたら、みるみる下がることが」
ラオウ:「あ、なるほど」
高 任:「というか、最初の娘のパラメーターありますやん。視力が2.0、1.5、1.2の……1.0もあったような気もするが、初期数値が1.2だと、娘の視力が悪くなるイベントってのが固定されてるのかも。もちろん、娘の趣味が自然に親しむこととかになってるとフラグが立たないようですが」
ラオウ:「だとすると、俺は運が良かったのか?(笑)」
吉 井:「というか、習い事で学習塾の説明に『視力が悪くなることがあるかも知れません』ってあるから、これだと思いました(笑)」
ラオウ:「はあ、思っちゃったんですか(笑)」
高 任:「娘の趣味が読書になるまで、お出かけは図書室に行って本を読ませ、習い事は学習塾をメインで」
吉 井:「ツボにはまると、すごい視力の落ち方しますよね」
高 任:「もう、誰にも止められないんじゃよって勢いがやたらリアル。俺も、1ヶ月で片目が1.5から0.4になって、もう片方もそれに引きずられるように落ちましたから、遠くを見ろとかいうレベルじゃないです、アレは」
ラオウ:「……で、眼鏡ですか?」
高 任:「いやいやいや、結論を急ぐなよ」
ラオウ:「出来れば急ぎたいんですが(笑)」
吉 井:「視力が、0.5ぐらいまで下がったら、『黒板の文字が見えなくなった』と言い出すんですよ」
高 任:「よし、きたきたきたっ、眼鏡を買いに行こう、今すぐだ、ハリアップ…で、眼鏡屋に行ったんですが…」
ラオウ:「『が』?」
吉 井:「なんというか……鏡を前に、娘が眼鏡を試着というか、そういうCGが出るのはいいんですけどね」
高 任:「『お母さん(お父さん)…やっぱり、眼鏡よりコンタクトが…』」
吉 井:「お父さん、お前をそんな娘に育てた覚えはないんじゃこらあぁっ!」
高 任:「ああ、俺の教育は間違っていた……いやまてよ、教育さえ間違わなければ、娘は眼鏡娘にクラスチェンジが可能なのか、などと、見果てぬ夢を抱い事もありました」
吉 井:「だよね……眼鏡が格好悪いって、おいおい、ちょっと待てよと思いますよね」
高 任:「つーか、結局コンタクトにして、グラフィックはそのままでしょ?立ちグラフィックだけじゃなく、イベントCGとかで、眼鏡あり、なしの差分を作るのが面倒だから、ああいうイベントの流れにしたとしか思えませんよアレは」
吉 井:「ここまでシステムが細かくなったのに、画竜点睛を欠いたと言われても仕方ないでしょう」
高 任:「かけないなら視力なんてパラメーター必要ないでしょうに」
吉 井:「期待していただけに、失望が深かったよ」
高 任:「……ラオウさん、何か?」
ラオウ:「いや、吉井さんが荒れるって流れは久しぶりだなあと(笑)」
吉 井:「この件に関しては、高任君だけに任せておくわけにも」
高 任:「まあ、ゲームとはいえ、子育ての難しさを実感しましたね」
ラオウ:「イヤな実感の仕方やなあ…」
高 任:「……なんか、話が導入部分で止まってるような(笑)」
ラオウ:「娘の交友関係というか、そのあたりはネタにしないといけないのでは?」
吉 井:「というか、娘のストレスもそうですが、アレが時間のかかる原因ですよね」
高 任:「つーか、小学校、中学校、高校で、どのキャラが何時に、どの場所にいるか、全部調べ上げましたよ……えーと、これか」
ラオウ:「分厚っ!」
吉 井:「何これっ?」
高 任:「いや、プレイ開始時における、星座と血液型による娘の能力値とか、どのキャラがどこに現れるかを調べたうえで、キャラ毎の時間表作ったりしてたら、いつの間にかこんなに」
ラオウ:「攻略本買った方が早かったのでは?」
吉 井:「というか、ネットで調べた方が早いような」
高 任:「攻略本はともかく、ネットで調べられるってことは、その人はこんな感じに調べてるわけですよね?」
吉 井:「まあ、そうだね」
高 任:「別に全否定はしませんが、誰もがそれをあてにするようになったら、そもそもネットで調べられなくなるというか……情報の共有なんて綺麗事ではなく、誰かの犠牲に寄りかかっていると、それはそれでまずいような気がするんですが」
ラオウ:「まあ、正論ではあるが」
高 任:「そっちの方が早いから調べるならいいんですが、自分では調べられないから……という人間が最近増えてきたような気がして仕方ないんですけど」
ラオウ:「斧とチェーンソーの理論ですか(笑)」
吉 井:「なんですか、それ?」
ラオウ:「斧を使って木を倒すのを全員にやらせると、何割かは出来ない人間がいるわけですよ……で、チェーンソーの登場によって、倒せない人間は消滅というか激減するわけですが、その肝心のチェーンソーがなくなったとき、斧で木を倒せる人間が最初より減ってしまうと言う理論で……まあ、便利さになれることで、人間の能力が次々とスポイルされていくというのが本題ですが」
吉 井:「……?」
高 任:「最初から斧に取り組んだときより、チェーンソーを使ってから斧に取り組むと、大抵の人間は技術を取得するまでに要する時間が激増するそうです」
吉 井:「なるほど……いきなり世の中からネットワークが消滅したら……確かに、きちんとゲームを攻略できる人間は激減するような(笑)」
高 任:「まあ、大げさなこと言いたかったわけじゃないし、俺だって他人をあてにすることはありますから……ただ、多少効率が悪くても、自分のやれることってのは増やしておく方がいいですよ、と」
ラオウ:「まあ、ネットで情報を掲示してる人間にも色々あるんだけどな」
高 任:「話を戻しますが……休日のお出かけで、実際にあって、好印象を与えないと仲良くならないから、確実に会える時間と場所ってのを把握してないとどうにもなりませんよ?」
ラオウ:「ほっとくと絶交宣言されたりするしね(笑)」
吉 井:「というか、キャラによって娘のパラメーターが変動するじゃないですか……プリメでは重要な気品をガンガン下げてくれるみちるとか、正直プリンセス狙いの時は会いたくないというか」
高 任:「ああ、『小早川みちると会話して、すこしがさつになった』という表現はいかがなモノかと(笑)」
ラオウ:「とりあえず、細川さん(気品が上がる)に会いに行って、中和(笑)」
高 任:「ゲーム開始直後は、ひたすら黒田君の後を追いかけて精神力上げないと、体調崩しますからね」
ラオウ:「体力に比べて、ちょっと上げにくいしな」
吉 井:「後、繊細さを上げようとしてるのに、礼とみちるのツープラトンで、娘がどんどんおおらかになっていくとか(笑)」
ラオウ:「でも、考えてみたら……休日のお出かけって、お父さんなりお母さんとお出かけしてるわけだろ。それで友達と話し込むって…」
高 任:「実は放置プレイ?(笑)」
吉 井:「まあ、街で出会ったときとか、通学の途中で出会ったときとか、『無視しなさい』とかいうコマンドが出てきたときはどきっとしましたが(笑)」
ラオウ:「ですよね…結局は、パラメーター調整のための処置なんでしょうけど、おいおい、無視しなさいってそれはどうかなあって?(笑)」
注……娘がつけているヘアピンで、離れていても意志疎通が可能。でも、そんな状態で仕事になるのか主人公?(笑)
高 任:「でも、娘の独立心が高まると、プレイヤーの選択が狭まっていきますよね……友達の誕生日プレゼントを自分で選ぶようになり、出会った友達を勝手に無視したり、話し込んだり(笑)」
ラオウ:「独立心が高まりすぎて、家を飛び出したり(爆笑)」
吉 井:「え、あるんですか?」
高 任:「まあ、不良化したり、病気になったりしますし……アレは家を飛び出すというか…?」
ラオウ:「というか、エンディングのいくつかは思いっきり家を飛び出してるようなもんだし」
高 任:「まあ、それは…」
吉 井:「というか、これまでの作品で登場した妖精界等の5つの世界というか、それらを束ねるプリンセスがどうのあたりは、あまり深く考えない方がいいんでしょうね」
ラオウ:「娘以外のプリンセス候補は改革派によって全て殺され、キューブが娘を非難させたのは、かつて国を救った英雄である人間界の主人公の所だった……言いたくはないし、あまりゲーム内容に関係ないですが、ツッコミどころは満載というか(笑)」
吉 井:「つーか、アシェットは何?(笑)」
高 任:「あの子、性格ねじ曲がってるから、プリンセスになったら別の意味でまずいと思います(笑)」
ラオウ:「しかし、人間世界のプリンセスやら、他の世界の女王やらが乱立して、えらく安っぽくなった感じが(笑)」
高 任:「というか、プリメはこれで最終作的な気配が見え隠れしてるんですけど……オープニングでオールスターとか出てくるし」
吉 井:「どうですかね…?」
ラオウ:「そういえば、娘の交友関係で空白があったんだけど?」
高 任:「魅力を上げた上で芸能事務所にスカウトされないと、出会えない人が結構いますよ」
ラオウ:「なるほど」
吉 井:「なんか、生駒さんって、『ガ〇スの仮面』みたいで面白かったですね(笑)」
高 任:「母親は女優、父親は映画監督でしたっけ……レッスンが終わって、娘が仲間と遊びに行き、忘れ物に気がついて戻ってきたら、一人特訓する生駒さんの姿が……もう、そのまんまのノリというか(笑)」
吉 井:「もう、見てるだけで娘の黒目が消えそう(笑)」
高 任:「まあ、生駒さんに限らず、その手のイベントを全部クリアすると親友フラグが立って、その証をプレゼントされるあたりは、ときメモの部活テイストなんですが(爆笑)」
吉 井:「い、言われてみれば確かに…」
ラオウ:「というか……その手の友達のイベントって、結局は好感度というか、友好度だけの話?」
高 任:「いや、色々条件ありますよ……博子とか、博子の家のピアノ教室に通ってないと起こりませんし」
吉 井:「あ、そうだったんだ…いつまで経っても、『ねえねえ、一緒にトイレ行こう』で時間が止まってしまって(笑)」
ラオウ:「鬱陶しいですよね、あれ」
高 任:「まあ、時々ビタミン剤とかお菓子くれますから……つーか、モノで友人の心をつなぎ止めようとする博子には危ういモノを感じて仕方がないです(笑)」
ラオウ:「というか、博子って、某電脳学園の博子では?(大爆笑)」
高 任:「や、やっぱりそうですかね?(笑)」
吉 井:「あれって…そうでしたっけ?」
ラオウ:「いや、正確なところは忘れましたが、博子を見た瞬間に、あのイメージが走ったので」
高 任:「俺もうろ覚えなんですけど、なんとなくアレっぽいなあと……まさか、これがオールスター?(笑)」
ラオウ:「いや、それは考えすぎではないかと」
高 任:「というか、小学校の担任の三好先生もどこかでみたような気が激しくするんですが…」
ラオウ:「実は俺も…なんだったかな…?」
吉 井:「ところで、エミリのカラオケ大会イベントって、アレは本気で音痴なんですかね?それとも、わざと下手くそに歌って受けを狙ったんですかね?」
ラオウ:「音痴な自分を知ってる上での、受け狙いではないでしょうか?」
吉 井:「それにしても、『耳が腐るかと思ったよ』の選択肢はなかなかハードルが高そうな(でも、それが正解)」
高 任:「まあ、音痴かどうかの真偽はともかく……つーか、あの歌はやばいんじゃないでしょうか?」
ラオウ:「あれ、ひょっとしてあの歌って」
吉 井:「まあ、ある意味原型留めてませんけど『北ウ〇ング』ですよね」
高 任:「『ラビズ、ミステリ〜私をよぉぶの〜♪』とか聞いた記憶はないか?」
ラオウ:「ある……曲名までは知らないけど、確かに聞き覚えはある」
吉 井:「ラオウさん、本気で芸能界疎いですね。俺らの世代で、それ知らないのは珍しいを通り越してますよ(笑)」
ラオウ:「……と言うことは、そもそも俺らの世代をターゲットにしてるんですか、このゲーム?(笑)」
高 任:「俺は、あの伴奏というか、間奏の『ちゃらっちゃっちゃっちゃっ、ちゃらっちゃっちゃっちゃっ、ずっちゃーん』で爆笑しましたよ。ネタとしてどうかと思いますが、プリメで爆笑したの初めてです」
吉 井:「?」
高 任:「えっとですね、俺も子供のころに人から聞いた話なのでアレですが、多分中〇明菜のコンサートの時のハプニングのパロディで…」
ラオウ:「いや、ちょっと待てよ(笑)」
高 任:「だから、ネタとしてはどうかと言ってるだろう(笑)」
ラオウ:「俺としては、『何これ、ちゃ、ばっかり』のネタを何となく思い出したんだが」
高 任:「ラオウさん、そのネタも大概です」
吉 井:「…?」
ラオウ:「いや、わからなくて当然ですから吉井さん」
高 任:「つーか、ラオウさんも、『これどういう意味?』って俺に聞いてわかったんやんけ(笑)」
ラオウ:「まあ、確かに『ちゃ』ばっかりだったよなあ……というか、コン〇ティークの付録というか、漫画のネタですが」
高 任:「……って、読み手を振り切って全力ダッシュしてるような気がするので、話を戻しますが、エミリの親友イベントはいい感じですよね」
吉 井:「というか、全部確認してるわけでもないし(笑)」
ラオウ:「伊東さんは、わけわからなかったけど(笑)」
高 任:「伊東さんはイロモノですかね……個人的に、娘を嫁にやるになら黒田君と思ってるんですが」
吉 井:「いいよね、黒田君」
ラオウ:「女性から見てどうかとは思いますが、男にとっては理想のガキ大将というか(笑)」
高 任:「あの、娘に送ってくるメールがなんとも…『すずしいな』だけだったり(笑)」
ラオウ:「しかし……友情はともかく、恋愛状態にどうやったらなるの?」
高 任:「そっちのエンディングはまだきちんとクリアしてないけど、序盤であんまり友情を高めるのはまずいみたい。後は魅力を高めて……ですかね」
吉 井:「ああ、なるほど…なんとなくそんな気が」
高 任:「いや、正確なところはまだ不明ですが……『近すぎて見えない気持ちがある』という黄金パターンを地でいってるのかも(笑)」
ラオウ:「しかし、最初は気にせずキューブに娘の交友関係とか調べてもらってたけど、いきなりばれますよね」
吉 井:「……キューブ、お父さんに告げ口してるでしょ?とか(笑)」
高 任:「問いつめられたときの、キューブの『ぎっくぅ』がなんか可愛い」
ラオウ:「や、男だから……というか、キューブとくっつくエンディングもあるんだっけ?」
高 任:「ありますよ……娘を病気にさせたり、冒険を失敗したりとかの、ちょぉっとネガティブプレイが必要になりますが」
吉 井:「……ああ、娘の看病を自分でしたらダメとか?」
ラオウ:「自分の嫁を目指して、迷うことなく自分で看病(笑)」
高 任:「というか、あの流れで普通キューブに看病は任せないでしょう」
吉 井:「まあ、確かに…」
ラオウ:「あれ、結局小学校で出てくるのは、エミリ、博子、黒田君(仁)、みちる、ケンイチ…」
高 任:「礼(あや)が抜けてる」
吉 井:「でも、礼は最初から出てくるわけじゃないよね……黒田君というか、仁と仲良くなった上で登場するお兄ちゃん大好きキャラだから」
ラオウ:「『ま、負けないから…』とか言われても」
高 任:「……その割には、目をキラキラさせて主人公にバレンタインチョコとか持ってくるよね?(笑)」
吉 井:「本当のお姉ちゃんになってください……って、結局は黒田君(仁)と結婚しろって事だよね?」
ラオウ:「黒田君は、中学校になって劇的に成長するけど、礼はあまり変わらずあのまんまというか……さすがに高校生になってもあのまんまだと大丈夫かなあとか」
吉 井:「それを言ったら…」
高 任:「まあ、交友関係表の礼の位置からして、黒田君と仲良くならない限り、登場してこないのかも知れませんが……試したことはありませんが、黒田君とは登下校で出会うし、狙わないと難しいよね」
ラオウ:「……まあ、小学校で出てくる友人はその6人か」
吉 井:「中学で、細川さんと、後はパラメーター次第?」
高 任:「ですかね……でも、大友先輩はどう足掻いても登場するっぽいですが、伊東さんは出てこないときは出てきませんし」
吉 井:「なんか、大友先輩って、『実は悪人だった』っぽいイメージがあるんだけど」
ラオウ:「まあ、あの不良とのいざこざイベントとか、陰に回れば…という気配がぷんぷんするよな(笑)」
高 任:「財閥というか、グループの御曹司ですからね……クリアはしてないけど、懐の深いキャラなのかもしれません」
ラオウ:「後は、芸能界?」
高 任:「まあ、そんな……そんなとこで」
ラオウ:「微妙な沈黙が気になったが」
高 任:「気になったら、自分でプレイしろ(笑)」
高 任:「さて、ストレスですが(笑)」
ラオウ:「門限を遅くしないと、習い事やアルバイトが満足に出来ないし……微妙なところですよね」
吉 井:「まあ大きくなって、門限を『9時』設定にすると、一週間経ったらストレスが100越える……ぐらいですよね」
高 任:「映画を見たり、コンサートに行ったりでストレスを下げつつ、友人に会いに行って……時間が、こんなに時間がかかるゲームなのに、ゲームの中では全然時間が足りないっ(笑)」
ラオウ:「というか……朝一番に、栄養ドリンクとビタミン剤を一気のみですよね?(笑)」
吉 井:「そうなんですが、なんか現代社会の病んだ部分を見せつけられているようで微妙にひっかかるというか」
高 任:「……13歳にして地上最強の女の称号を手にした娘の休日の朝は、ビタミン剤一瓶を栄養ドリンク3本で流し込むことから始まる(爆笑)」
吉 井:「そうそう、そんな感じ(笑)」
ラオウ:「なんだよ、地上最強の女って」
高 任:「いや、習い事で空手を少々」
ラオウ:「少々じゃないだろ、それ(笑)」
高 任:「いや、週2回ぐらいで3年も経てばすぐにレベル10になるし……というか、問題はそこじゃなくて、ビタミン剤(1000円)と栄養ドリンク(3000円)3本で合計1万円(店での割引があるので、実際は9000円ぐらい)ってところ」
吉 井:「1ヶ月は4週間ですし」
高 任:「それだけで、毎月4万円の養育費が消えていきますからね……食費が『健康的に』で7500円。中学で小遣いが2000円としても、5万円は必要で」
吉 井:「で、映画を見るにしてもお金が必要だし……結局、いかにしてストレスを調節し、金を貯め、ここぞの場面でドーピングに金を注ぎ込めるか……とか、考えると、すごいイヤなゲームだ(笑)」
ラオウ:「んー」
高 任:「結局、ドーピングという抜け道をつくったんだけど、簡単にお金が貯まったらその抜け道を必要以上に悪用されるから、ストレスという名の兵糧攻めがあって……休日毎に、色々計算しながらお出かけするしかない……そりゃあ、時間かかるよ、このゲーム」
ラオウ:「まあ、それはね…」
高 任:「日々のスケジュールをすかすかにしても、休んでくれませんし(笑)」
吉 井:「遊べっていってるのに、勉強するなよ。たのむ、散歩に出かけて、ストレスを減らしてくれ……と祈るような気分で画面を見つめたり(笑)」
ラオウ:「現代社会においては、ストレスとどう関わっていくが重要な問題だから……このゲームは、そのあたりの時代の流れというか問題を深くえぐり出そうとした…」
高 任:「ラオウさん、本気でそう思ってる?」
ラオウ:「いや、全然……まあ、実際は関係してるかも知れないけど(笑)」
吉 井:「なんというか……『5』では、『ストレス』の存在が異様に大きいですよね、イメージ的に」
ラオウ:「まあ、これまでは月に一度お休みしたり、お出かけしたり、バカンスに行ってればそれで大丈夫でしたし」
今作においては、バカンスは春休み限定。
海外旅行か、国内旅行か、近場ですませるか、海岸でキャンプ(笑)を選択。
海外および、国内旅行は年ごとに行き先が変わります。
もちろん、お金かかりますよ……一年目のハワイ旅行は4万円(国内旅行は海外旅行の半額)で、思わず『安っ』とか思いましたけど、そもそも総収入から計算した一ヶ月の養育費平均が5万円ですし、旅行の値段は年ごとにどんどんつり上がっていって、10万円越えますから。
高 任:「休日に友人と遊び(デート)にいったら、ストレスが20減りますけど、焼け石に水というか……というか、朝の10時から夕方の5時までかかってるから効率悪い」
吉 井:「でもお金はかからないよ」
高 任:「展望台で過ごすと、1時間でストレスが3減りますからね……ブランド店だと、1時間に2しか減りませんが、気品とかおしゃれが上がるし」
ラオウ:「それで朝から夜までずっと入り浸りって、すごいやな客というか親子連れだよな(笑)」
吉 井:「あれ、山や公園だと5ぐらい減ったような…」
高 任:「あれ、1時間じゃなくて2時間ですから……紅葉狩りや花見のイベントだと、1時間で6減りますけど」
ラオウ:「……さっきから思ってたが、すらすら数値がでてくるな、お前」
高 任:「何十回もやったら、調べなくても覚えるよ。映画は1800円で2時間でストレス20減、水族館は500円で2時間、通常で10減、イルカショーなどのイベント時は15減とか…」
吉 井:「それはそうだけど……結局安上がりにストレス解消できる方法に特化していくというか」
ラオウ:「自由度は高いけど、攻略的な自由度は低い」
高 任:「まあ、どうにもならないときは裏技ありますけどね」
吉 井:「え、あるの?」
ラオウ:「着替えで娘を裸に?(爆笑)」
高 任:「もう、そのネタはいいって」
ラオウ:「でも、今回ってメイド服とか、ストリート系ファッションとかスーツとか、コスプレ用のプラグスーツまであるしなあ(笑)」
吉 井:「なるほど、これがオールスター(笑)」
ラオウ:「で、何の裏技?」
高 任:「いや、山とか公園とか海岸で、あたりを調べるコマンドがあるじゃないですか」
ラオウ:「ああ、たまにアイテムとか拾ったりするな」
吉 井:「お金も拾うけど、1円とか50円だし」
高 任:「最高額は500円ですよ、多分」
ラオウ:「500円ではビタミン剤も買えないよ」
高 任:「いや、あの調べるって、無限なんですよ」
ラオウ:「……え?」
高 任:「だから、ずうっと調べ続けたら…ひょっとすると限界あるかも知れないけど、ランダムでゴミとか、アイテムとか、お金を拾い続けることが出来るんです」
吉 井:「じゃあ、時間さえかければ地道にお金が貯まっていくの?」
高 任:「まあ、場所によりますが、1000円2000円レベルなら5分もかかりません。一応、同じ場所で調べ続けて1万円ぐらいまで頑張ったことはありますが、1000円を超えるとどうもペースがガクンと落ちるというか(笑)」
ラオウ:「……時間はかかりそうだが、お出かけの度に1000円でも結構大きいな」
吉 井:「なるほど、裏技と言えば裏技だね……友人がいたら、最初に気付くから、何度も調べるってのはある意味盲点だし」
高 任:「まあ、冒険の方が割がいいと思うかも知れませんが……冒険は一日つぶれますけど、休日の用事を全部済ませた上でお金やアイテムを貯められるってのは割と重宝します」
ラオウ:「けど、時間かかるんだよな?」
高 任:「メッセージスキップで、ひたすら周囲を探すだけだが……というか、元々時間のかかるゲームだからそれぐらい。ほら、レベル上げ作業をやってると思えば」
ラオウ:「なるほど」
高 任:「効率がいいのは公園で、消費アイテムも結構拾えます、砂浜や山も割と……まあ、神社だと拾うお金が5円ばっかりってのは、多分制作者も狙ってるんでしょう(笑)」
吉 井:「ご縁ありまくりなんだ(笑)」
高 任:「ただ、リバウンドというかやばい面もありまして(笑)」
ラオウ:「というと?」
吉 井:「親子そろってゴミ漁ってたら評判悪くなりそうですが(爆笑)」
高 任:「いや、そうじゃなくて……それやってると、人形とかぬいぐるみとか、どんどん拾うんですよ」
ラオウ:「どっちも愛情がちょっと増えて、ストレスが5ぐらい減るんだっけ?」
吉 井:「愛情はともかく、ストレスが減るなら別に…」
高 任:「いや、さっきもちょっと触れましたけど、ストレスを減少させるアイテムを所持していて、ストレスの数値が0だったとすると……アイテムを捨てると、ストレスが増えるんです」
ラオウ:「ああっ、そうかっ」
吉 井:「え、それおかしくないですか?」
高 任:「だから、これも『俺の嫁』狙いの抜け道というかドーピングの一種ですけど、元気に毎日を過ごしている娘のその手のアイテムを一斉に捨てると、いきなりストレス値ががつんと上がって病気になります(大爆笑)」
ラオウ:「な、なるほど…それは盲点だった」
吉 井:「とすると……性格パラメータもそれで調節できるって事だよね?」
高 任:「ええ、ついさっきまでお節介すぎるほどに善良だった娘が、いきなり『アタイは自分以外の誰も信じないのさ』とか言うレベルに(爆笑)」
ラオウ:「一体、娘に何が?(笑)」
高 任:「大事にしてた人形とぬいぐるみを、99個ずつ捨てられたら確かにグレもするだろ(爆笑)」
ラオウ:「99個ずつ持ってる時点で、あんまり大事にしてないような気もするが」
高 任:「だから、金をかけずに集められるアイテムに連動するパラメーターをきちんと把握して、きちんと資金があればほぼアイテムによるドーピングのみで娘のパラメータは自由自在ですからね…もちろん、性格の隠しパラメーターは別ですが」
吉 井:「ドーピングが出来るの、能力値だけと思いこんでたよ…」
ラオウ:「というか、『アイテムをいくつ捨てますか』とかいう操作が出来るってことは、ある意味そういうレベルまで全部想定済みで作られてるよな、このゲーム」
吉 井:「しかし、なんでそんなにアイテムが落ちてるんだか」
高 任:「そりゃあ、プレイヤーからして、アイテム捨てまくってますし……あ、気品の下がるエロ同人誌とか大量に持ってたら、それを捨てるだけで気品が上がるのか、今気付いた(笑)」
ラオウ:「なんか、色々応用が利きそうだな……ただ、アイテムの上限は99個だよね?」
高 任:「そう、そこがね…戦略が難しいというか……消費アイテムならいいけど、所持アイテムは、ある意味火のついた爆弾と同じですからね、いつ捨てればいいかのタイミングがすごく難しいというか」
吉 井:「子育てゲームの会話とは思えませんね(笑)」
ラオウ:「そういや、人形と言えば刺客としてやってきたあの人形怖かったな」
高 任:「宅急便でやってくるもんなあ……『一緒に遊んでくれるっていったのにっ!』って、もし仮に一緒に遊んでたら、ああならなかったんですかね?」
吉 井:「いや、そもそも選択肢がないし」
ラオウ:「つーか、捨てようとしてもダメだし(笑)」
高 任:「異世界からの刺客と言えば、あの戦隊ヒーローにスカウトされてたやつ…(笑)」
吉 井:「いや、考えようによっては、戦隊ヒーローらしい設定ですよ。異世界からやってきて、地球の平和のために戦う正義の味方(笑)」
ラオウ:「……まあ、考えようによっては、娘は地球の平和を乱しかねない存在だし」
高 任:「だが、俺の育て上げた娘は、13歳にして地上最強の女という称号を手にしているからな、瞬殺だったよ(大爆笑)」
ちょっと脱線。
吉 井:「……そういえば、ストレスを下げる事に関して、レストランの食事や、お菓子を食べる選択肢があるけど、まだネタにしてませんよね?」
ラオウ:「というか、門限を早くすると1週間の終わりに、補正効果でストレスが減少なんかも話してませんけど」
注……門限には『5時』『7時』『9時』『なし』の4種類あり、『5時』だとそもそもスケジュールが少なくてあまりストレスがたまらず、かつ1週間の終わりにストレスが18減少するので、娘の趣味によってはさらに10マイナスされるので、ビタミン剤やら栄養ドリンクのお世話になることはほぼなくなります。
『7時』だとストレス9減少、『9時』で、7時以降にスケジュールを入れる反対にストレスが増えます。
もちろん、門限設定はストレス以外に、娘の道徳心パラメーター等に影響し……ストレスを貯めたくなくて、門限を早くするといつもいつも娘の成長が偏ってしまったり。
後、娘の趣味というか、教育方針や休日の過ごし方によって、今娘が何に興味を持っているかという事が設定され、1週間の終わり毎に、興味に応じた能力の増減があります。
高 任:「基本的に、習い事よりアルバイトの方がストレスたまりますよね……リアルと言われればその通りですが、ドーピングのための資金は簡単には稼がせないぞという制作者のメッセージが伝わって来るというか」
ラオウ:「まあ、春と秋の年に二回のフリーマーケットで、自分が欲しいアイテムがでてくるまでセーブロードを繰り返して、全財産をつぎ込むような勢いでアイテムを買いまくり(笑)」
高 任:「半額セールは、費用が半分ですむのが重要じゃない。同じ費用で2倍買えることが重要なんだっ!(笑)」
ラオウ:「何のネタでしたっけ、それ?」
吉 井:「……これは本当に、子育てゲームの対談なのかなあ(笑)」
高 任:「ひょっとしたら、3人が3人とも間違った場所に足を踏み入れてるのかも知れませんが(笑)」
ラオウ:「話を戻すけど、お菓子や食事は体重増えるし、歯石取りに行かないと虫歯になるし、あくまでも緊急避難としか」
高 任:「現在のストレスが80で、ファミレスでハンバーグセットをモリモリと10皿平らげて……って、現実で考えるとちょっと怖い(笑)」
吉 井:「食事より、お菓子の方がやすいし効率いいでしょう……すぐに歯医者に行った方がいいですが(笑)」
ラオウ:「結局、安い、時間がかからない、を追い求めないとね」
高 任:「というか、太ったり歯医者に行ったりの手間を考えると、やっぱり、ビタミン剤一瓶に栄養ドリンク3本一気のみのスタイルにならざるを得ないと言うか」
吉 井:「ある意味、娘の生活ってドーピングだらけというか(笑)」
ラオウ:「……なんか、文句ばっかり言ってると誤解されそうな気がするから、一応断っておくけど……面白いよね、このゲーム(笑)」
高 任:「ある意味、従来のとは別の視点で面白い……というか、エンディングに執着せず遊べるもん(笑)」
吉 井:「これほどまでに時間さえかからなければ…」
ラオウ:「いや、多分……何かを犠牲にした上での面白さなんですよ、これは。従来のシステムの不満点を改良してやる、これでどうだ……で、全然別の面白みがひょっこりと顔を出した、みたいな(笑)」
高 任:「そのかわり、別の不満もでてくると?(笑)」
ラオウ:「……というか、あまりに時間がかかりすぎるから、その別の不満点を見いだせるまでやりこめないってのが、面白いという錯覚を与えているという可能性もあるよね」
吉 井:「初めての海外旅行で、『うわあ、海外ってすごいなあ』のレベルでとどまっていると?」
ラオウ:「ああ、そんな感じです吉井さん。まず新鮮な驚きがあって、それから反動的な批判を経て、良いところ悪いところの総合評価に至る流れになるわけですが……総合評価のレベルまでやりこめているかどうかちょっと疑問ですね……高任さんはともかく(笑)」
吉 井:「なるほど…」
高 任:「いや、俺に下駄を預けられても……というか、基本的に俺はプリメシリーズに対する評価は高くないどころかむしろ低いんですよ?」
吉 井:「え、そうなの?」
高 任:「結局は、エンディングつぶしの作業に徹する羽目になると言うか……別の言い方をすれば、細かいイベントはともかく、エンディングに興味を向けざるを得ないシステムは、俺はちょっと拒否反応が」
ラオウ:「ふむ…」
高 任:「たとえになってるかどうかわかりませんけど、そこに伏せられたカードをめくる……カードの内容が何かだけではなく、めくるまでのドキドキ感がなさ過ぎるんですよ。少なくとも俺の認識してるプリメでは」
ラオウ:「なるほど、いってる意味は分かる」
高 任:「だから、俺がこのゲームを面白いって思ってるってことは、従来のプリメファンにとっては、さてどうなのか……って疑問が残りません?」
吉 井:「まあ、俺もプリメ大好きというユーザーではないし(笑)」
ラオウ:「でも、とりあえず面白いと?」
高 任:「相変わらず、エンディングにはあまり興味ないのは同じですけどね……結果ではなく、過程で楽しんでるというか」
吉 井:「んー」
高 任:「たとえば、今作では娘が部屋の中でチョコチョコ動いてるじゃないですか」
ラオウ:「ああ、動くね。あくびをしたり、読書したり、考え事をしていたり(笑)」
吉 井:「あれは、娘の趣味に連動してるよね?」
高 任:「あれで、体を鍛えるのが趣味になったりすると、腕立てしたり、木刀振ったり、キューブを相手に組み手したりするんですよ」
ラオウ:「キューブ相手に組み手(笑)」
高 任:「体を鍛えるのと、運動するのが組み合わさると、もう、ダンスしたり、腕立てしたり、木刀振ったり、休むことなく動き続けて、『死ぬのか?お前は体を動かしてないと死ぬのか?』とか、見てるだけ楽しいというか(笑)」
ラオウ:「環境ソフトか」
吉 井:「というか、高任君の説明というかしゃべりが面白いよ(笑)」
高 任:「でも……その面白みは、あくまでも付加価値的なモノで、ゲーム本来の面白みじゃないよね、とか考えるとなあ。子育てして、いろんなエンディングを見るという意味合いでは、俺はほとんど楽しんでませんよ」
ラオウ:「なるほど……キミの言う『面白い』で、他人を誤解させたくないと(笑)」
高 任:「それもあるけど……従来のシステムで楽しんでいた人間にとって、今作はエンディングまでの時間が膨大にかかるようになって手間が増えただけ……という可能性もあるよね?」
吉 井:「そこまでのファンなら、発売と同時に購入してるだろうから、問題ないのでは?」
高 任:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「それもそっすね。いやあ、時間がかかるだけに柄にもなく色々考えすぎましたよ(笑)」
ラオウ:「誰か知り合いが、お前の評価を待っていたりするのか?(笑)」
高 任:「とりあえず、この対談の教育方針を『他人を信用するな』にセット(大爆笑)」
吉 井:「そ、それは…」
高 任:「しかし……まだまだ喋ってないネタがかなりのこってるのに、マジで日が暮れたというか(笑)」
ラオウ:「つーか、これだけ喋ってまだネタが残ってるって事自体が、巨大なボリュームの証明というか」
吉 井:「時間のかかるゲームだっただけに、今回の対談はどれもこれも長い…」
ラオウ:「そういえば、スキルとかネタにしないでいいの?」
高 任:「システム紹介としては必要かも知れないけど、喋って面白いネタでもないですし……それなら映画のタイトルパロディの方がネタになりますよ。いろんな意味でツッコミ所満載でしたし」
ラオウ:「確かに、くすりと笑えるネタが多かったね……さりげなくカオル君とかでてくるし(笑)」
吉 井:「それはある意味予想できましたし…『ラブ&ホッブ』で、ビール映画になってたほうが笑えたよ」
ラオウ:「後は定番ネタで、高校生で、キャバクラのバイトはまずくないですかとか?(笑)」
吉 井:「小学生で、バイトする方が問題です(笑)」
ラオウ:「今作では、ファンタジーですからの逃げ道がふさがれてますし(笑)」
高 任:「今作ではついに、娘がオタクになるとか」
吉 井:「コミケとかでてきますし」
高 任:「そういや、半年に一度ぐらいの割合で、今話題になってるアイテムを持ってなかったらストレスが上がったりするイベントがあるよね。反対に持ってるとカリスマが上がる」
ラオウ:「あれは、完全ランダムだから……というか、漫画の道具とか絶対に話題にならないだろとか(笑)」
吉 井:「まあ、そのためにできるだけ幅広く安いアイテムを確保…」
高 任:「買わなくても、公園や砂浜で調べ続けたら、20種類ぐらいはアイテム集まりますよ(笑)」
ラオウ:「……でも、基本的に安いアイテムだろ?」
高 任:「まあ、それはね……でも、漫画雑誌や旅行雑誌とかの消費アイテムがすぐに10や20は集まるから、能力もアップ…といっても、アイテム1つで0.1しか上がらないようなのばっかりで」
吉 井:「意味ないよ……というか、消費アイテムは,ブランドモノの香水なんかの例外はあるけど、基本的に使えないのがほとんどだよね」
ラオウ:「ブランド香水は高いですよね、気品とか魅力の数値上昇は魅力的なんですが」
高 任:「そういや、今作って主人公というか、親も働くんですよね……もう、同人誌とかで『お父さんは、働かないの?』とかいうネタが使えなくなると言うか(笑)」
ラオウ:「誕生日プレゼント貰って、『元々は、私が働いて貰ったお金だよね』とか(笑)」
吉 井:「昔、ダークプリンセスメーカーとかそんな感じの同人誌読んだ事ありますけど、娘荒れまくりでした」
ラオウ:「いや、その手の同人誌は割とありましたよ。考えることはみな同じというか」
高 任:「そりゃ、親は働かずに自分だけ働いて、そこからお小遣いもらったりしてたら……じゃ〇んこチエちゃん?(笑)」
吉 井:「いや、主人公はテツ程では…」
ラオウ:「あれ、またアニメになりませんかね?」
高 任:「……キリがなさそうなんで、終わりますか」
ラオウ:「そうだね」
高 任:「しかし……このゲームは評価難しいよな」
お買い得度…… 7
音 楽 …… 8
操 作 性…… 8
再プレイ度…… 3(いろんな意味でくじけそう)
絶対値評価…… 4
いやあ、どうなんですかね?(笑)
結構評価が分かれてるんじゃないかと思うんですが……そういう意味では、毒にも薬にもならない凡庸なゲームとは一線を画していることは間違いないんですけど。
多分、ファーストプレイで色々考えながらプレイしてると、休みなくぶっ続けでプレイしてエンディングに到達するまで2日程かかると思います。(笑)
そういう意味では、忙しい人にこのゲームをやれとはとてもお勧めできません。もちろん、ゲーム1本をじっくり一年ほどかけて楽しむという人は別ですが。
エンディングをそろえるという意味では、攻略本とかで条件を調べて、アイテムによる数値調整を駆使し、一度のプレイで5つや6つぐらい回収していかないと、多分心がくじけちゃうと思います。
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