お題・・・『ナチュラル0(ぷらす)』(WIN)
 18禁ソフト『ナチュラル』シリーズの最新作で、自らのシリーズを完膚無きまで叩きつぶし、完全に終わらせてしまった迷作。(笑)
 特に吉井さんは『このメーカは俺の敵だ!』とまで叫んでいます。
 
 
高 任:「まあ、今月は少しはじけてみましょうか!(笑)」
ラオウ:「んじゃ、酒でも飲む?」
吉 井:「それは意味が無いですよ。高任さんが原稿を書くときに飲ませないと。(笑)」
ラオウ:「それは、対談をする意味がなくなるのでは?」
高 任:「あっはっは。ラオウさんは時々訳の分からないことを言うねえ。」
ラオウ:「何だよ、先月の対談!『シスプリ』はもっとはじけてたやろが?」
高 任:「はじけとったんは、あんただけや!(爆笑)」
吉 井:「まあまあ・・・しかし、『ナチュラル』シリーズは首尾一貫してましたね。」
ラオウ:「純愛の名を借りた鬼畜野郎。(笑)」
高 任:「いや、それは18禁ゲームのお約束。」
吉 井:「・・・このシリーズの眼鏡娘は扱いがひどすぎるんじゃあっ!」
ラオウ:「そうか?・・・いや、そういえば『ナチュラル(初代)』の眼鏡娘だけはクリアしてない。あれは非道すぎる。(笑)」
高 任:「由羽ですか・・・。一応はクリアしましたが、『てめーは眼鏡をかけるんじゃねえっ!』とか叫びそうになりました。(笑)」
吉 井:「そんなキャラいましたっけ?」
高 任:「ああっ、吉井さんが自分の記憶を改竄してるうっ!」
ラオウ:「ダメです、現実から目を背けてはいけません!」
吉 井:「大体ここのメーカが作るゲームの眼鏡娘はほとんどが色物扱いなんじゃあっ!『うぃず・ゆー』とか『ヴァーチャコール』とかっ!」
ラオウ:「ああっ、吉井さん、何か嫌なことでもあったんですか!今日はテンションが高いですね。(笑)」
高 任:「だったら買わなきゃ良いのに。」
吉 井:「だってゲーム全体の出来はいいんだもの。出来が悪いのは眼鏡娘のシナリオとキャラ設定だけ。(爆笑)」
ラオウ:「う、属性のない私が思い当たるということはよっぽどかも。」
 
 その通りだよ。(泣)
 
高 任:「で、この対談をするんだよ、と知人と話してたんだけど。」
吉 井:「はあ?」
高 任:「是非一言だけ言わせてくれ!と強い要望を受けましたのでここで発表します。」
A 氏:「俺のちーちゃんを返せえっ!」
ラオウ:「くうっ、魂の叫びですな。」
吉 井:「他のもあれでしたが、あの『ちーちゃん』だけは似せる努力すら放棄したような出来でしたね。(爆笑)」
 
 (注)おまけとして、これまでのシリーズのキャラを使ったサイドストーリーがあったのですが、これまでの原画さんが某事情でいなくなり、違う原画さんの絵で描かれてまして・・・。
 まあ、なんというか・・・各キャラとも『俺のちーちゃんを返せえっ!』という状態に仕上がっていたわけです。
 
高 任:「あ、でも『初代』の由羽はましなキャラに。」
吉 井:「あのキャラは性格が色物だから関係ないです。」
ラオウ:「それ以前に私は説明書を見た時点でぶっ倒れましたが・・・おかげでインストールするのに凄い勇気が必要でしたよ。(笑)」
高 任:「まあ、何はともあれ・・・『このシリーズの続編は二度と出さない』という制作者の意気込みが、強烈なメッセージとなってユーザーの横っ面を張り飛ばしてくれましたね。(爆笑)」
ラオウ:「あれ、そういえば『ヴァーチャコール』も3作目で終了したっけ?」
吉 井:「あの眼鏡娘も非道かった!」
高 任:「・・・・英理奈でしたっけ?確かイルカの浮き袋に乗った・・・?」
吉 井:「それよっ!(笑)」
ラオウ:「凄い記憶力ですな。」
高 任:「・・・ってちょっと待って。あくまでこれはナチュラル0(ぷらす)』の対談ですから。」
吉 井:「どっちにしろ眼鏡娘の扱いが非道すぎるっ!(爆笑)」
ラオウ:「このゲームは、眼鏡娘というか眼鏡お嬢さんというか・・・。」
 
 まあ、年齢が微妙な所なんです。
 
高 任:「今度に限っては『エンディングすら無かった』ですからね。鬼畜系バッドエンド(それもヒロインとダブルなので単独ではない)があるだけですし。」
吉 井:「絶対にハッピーエンドがあると思って、純愛系のサイドストーリーをこまめにチェックしてた俺が馬鹿だった。(笑)」
 
 このゲームの特徴として、女の子のパラメータに精神的依存度と肉体的依存度がありまして。これまではそのパラメータでシナリオやエンディングが分岐してたんです。
 
ラオウ:「笑顔で身を引くか、思いっきり調教されてヒロインの女の子と共に主人公に仕えるかの二択。」
高 任:「しかも、どちらもヒロインがメインだし。(笑)」
吉 井:「やっぱり、あのキャラは純粋なままハッピーエンドを迎えさせなければ!」
ラオウ:「どうせなら『初代』の多上先生のようなパターンにすれば良かったのにねえ。」
高 任:「ああ、夕焼けの屋上で涙を流すシーンでしょ。あれは結構好きです。」
吉 井:「基本的にあのキャラって不幸ですって。どっちかというと調教メインキャラだった気がします。」
ラオウ:「ああ、あのキャラの調教エンドだけしかないキャラのようなものか。なんて不幸なんだ桃瀬環!(たまき)」
 
 今回の不幸キャラの眼鏡娘の名前。
 
高 任:「しかし、このゲームは何のために二枚組だったの?」
ラオウ:「そりゃあ、本編を蔑ろにするぐらいに突っ込みまくったおまけの数々のせいだと思う。」
吉 井:「壁紙が96枚もあるし。(笑)」
高 任:「これまでのキャラのプロフィールとか、イベントとか・・・あまつさえ、このゲームのオープニングが前作のオープニングの転用だとか・・・(以下略)」
ラオウ:「『初代』のヒロインオープニングと『2』のヒロイン2人のオープニングがランダムだろ。」
吉 井:「じゃあ、このゲームのオープニングはどこやねんっ!(爆笑)」
高 任:「ないない、そんなもん。まあ、あるといえばあるか。(笑)」
ラオウ:「ファイルの解析をしてみたら、ゲーム部分のデータは・・・(以下略)」
吉 井:「それだけですか!じゃあ、残りは全部おまけ!(笑)」
高 任:「しかも、今回のキャラは3人だけ。(実質2人)」
ラオウ:「えーと、『初代』は4人、『2』は6人だから・・・」
吉 井:「なるほど、だから『ナチュラル0』!(笑)6人から4人、4人から2人と見事に減っていく。(爆笑)」
ラオウ:「狙ってるのかな?」
高 任:「いやあ、それは違うでしょう。『ナチュラル0(ゼロ)・プラス』が正式なタイトルでしょ。これは、これまでのシリーズファンを一気に殲滅するという強いメッセージに違いない!(大爆笑)」
吉 井:「どのみち最初からこのシリーズは打ち切り予定だったんでしょ?」
ラオウ:「んー、昔分裂したのを1つにまとめてメーカーの名前が変わるとか聞いてるからそのせいじゃないの?・・・話は変わるけど、『プラス』って何よ?」
高 任:「ああ、それはこんなゲームでも気に入る人がいるかもしれない。そんなささやかな願いを込めて『プラス』。(爆笑)」
ラオウ:「全く違うゲームと考えて・・・まあ、出来自体は悪いって事はないか。このゲームから入った人間なら別に叫んだりCDを壁にたたきつけたりする事はないだろう。」
吉 井:「ネットの感想でそんな人がいました。(笑)」
高 任:「シリーズのファンだった人にはショックだったでしょうねえ。あ、でもグラフィックはともかく、キャラ紹介のイベントとかは所々面白かったですよ。」
ラオウ:「まめですね、高任さんは。」
吉 井:「よくチェックする気になりましたね。(笑)」
高 任:「まあ、針供養みたいなもんです。と言うか、そこらに楽しみを求めないと、ディスプレイをたたき壊してしまいそうになった自分が怖かっただけなんですが。(爆笑)」
ラオウ:「私なんかまともにプレイしてませんよ。」
吉 井:「同じく。眼鏡娘のシナリオで気が抜けました。」
高 任:「妹エンディングが苦戦しましたが、一応フルコンプしました。」
ラオウ:「え?妹って死んだんと違うの?」
高 任:「別に病気が完治したわけじゃないけどちゃんとエンディングありますって。」
吉 井:「どんなオチ?」
高 任:「話して良いんですか?」
吉 井:「うん、あのゲーム二度とやりたくないから。(爆笑)
高 任:「結局あのゲームの本編自体が主人公の創作・・・・官能小説だったと言うオチで・・・・上手いこと進めていくとヒロインの『まりの』を選ぶかどうか選択肢が出て来るんです。」
ラオウ:「はあ、とことんまでくそなお話だなあ。(笑)」
 
高 任:「案外たたけませんでしたね。(笑)」
吉 井:「んー、ゲームそのものはそれなりにまとまっていますから。」
高 任:「あくまで、『それなりに』ですけどね。これより、下はあると言う程度の。」
ラオウ:「そういう意味で叩きたいなら、麻雀ゲームのくせに役を認識しない『いただきジャン〇リアン』とか持ってこないと。(爆笑)」
吉 井:「アレはここで叩くまでもないでしょう。あのメーカーのホームページって抗議の嵐が吹きまくってパンクしてましたやん。(笑)」
 
 (注)興味本意で手を出さないでください。あのゲームは危険すぎます。よっぽどの豊かな心と金銭的な余裕がないかぎりは・・・。
 
高 任:「では、そろそろまとめに入りますか。」
ラオウ:「なんかこのゲームに関しては何も言いたくないんですが。お勧めもへったくれもありゃしませんし。」
吉 井:「眼鏡娘が嫌いで、そういうキャラが壊れていく事に至上の興奮を覚える人なら購入しても良いかも(爆笑)」
高 任:「あっはっは・・・買うのはやめとけ。(爆笑)」
 
 
 お買い得度・・・・・・・ 3
 操作性・・・・・・・・・ 7
 音楽・・・・・・・・・・ 7
 再プレイ度・・・・・・・ 5
 エロ・・・・・・・・・・ 7(まあ、エロって言えばそうかも)
 眼鏡娘虐待度・・・・・・10(笑)
 シリーズファン虐待度・・10
 絶対値評価・・・・・・・−3
 
 
 あっはっは、これがシリーズ一作目とか言うなら、まあそれなりの評価を与えますが。
 今回のヒロインは年齢不詳ですが、見た目は確実に青少年保護条例にひっかかりそうな少女です。
 まあ、それはさておき。
 『初代』、『2』とは違って、シナリオに説得力のかけらもありません。(前作に説得力があったのか?と言う突っ込みはおいといて)ヒロインが何故主人公に従うのか、眼鏡娘の常識というのはどこに行ってしまってるのか?という点で、首をひねってひねって720度回転をばっちり決めてしまいそうになりました。
 ひょっとするとこのゲームを作りたくなかったんじゃないかと思うほど、やる気の感じられない作りです。

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