現代社会はストレス社会であると言われています。
学歴社会なら勉強して学歴とやらを身につけるために努力し、甲子園を目指すならひたすら努力して根性出します……つまり、ストレス社会と言うことは、ストレスに耐えうる精神力を身につける必要があるのではないでしょうか。
重い荷物を持ち上げるためには、筋力を鍛える必要があります。
筋力を鍛えるためには、個人差が出ますが強い負荷をかけたトレーニングをこなした上で、超回復のために必要な栄養と休息をあたえてやればオッケーです。
はい、もうおわかりですね。(笑)
模範解答なら、ストレスは何らかの方法できちんと発散させる……でしょうが、現代社会はそもそもストレスを発散させる事が出来ないから現代社会なわけで。
残る手段は、精神に強い負荷を与えて、精神力を鍛えることです……そう、心トレーニング、略して心(しん)トレ。
高任もちょっと前までは、バカゲーとか、地雷ゲーとか、某くるみなどの番組を見たりして、心トレに余念がなかったのですが、トレーニングをサボっていたせいか最近はめっきり貧弱な坊やに成り下がってしまった感があったり。
というわけで、今回、みなさまの心トレのために推薦するゲームは『娘姉妹』。(PC)
まあ、主人公は二児のパパというか、愛する2人の娘(亜純と鈴)と離ればなれの単身赴任の生活に耐えかねて会社をクビになり、それとは反対に仕事絶好調の妻が仕事の都合で家を空けることになり、主夫となって娘の面倒を見る……という状況なんですが、娘が好きで好きでたまらない主人公は、2人の娘と一線を越える気満々で……すみません、ちょっと休憩ください。(笑)
もちろん18禁で、色々あって修正かかったりした曰く付きのゲームというか……修正かかってこの内容かよっ!?
まあ、このぐらいじゃないと精神に負荷かからないよね……と、ゲームスタート。
主人公が見つめる携帯電話の画面には、2人の娘、亜純(あずみ)と鈴(すず)……それを見ながら、亜純からの留守電メッセージを聞いて、『亜純、可愛い声だ…』などと主人公は息を荒げて……え?
主人公、携帯画面に向かってリビトー放出。
高任、オープニングの時点でいきなり休憩タイム。
高 任:「く、くふう…開始わずか30秒で休憩を余儀なくされるとは、これはなかなか剛の者」
負荷、かかってます。ええ、モリモリかかってるのが実感できます。(笑)
つーか、リビドーぶっかけられたこの携帯って大丈夫なんでしょうか……などと、問題の本質から目を背けているのがいい証拠というか。
だが、この負荷に耐えてこそ、現代社会の星に……あ、星はまずいのか。
気を取り直してゲームを進めると、どうやらこの主人公……愛する娘達に会えない単身赴任なんかやってられるかとばかりに、数年に渡って仕事を半ばボイコットした挙げ句、クビになったらしく。
久しぶりの我が家、久しぶりの娘達……でも、妻とは顔を合わせたくない以前に、愛情のかけらも持ち合わせていないようで、とにかく主人公の愛情はこれすべて娘達に捧げられています。
娘の顔をじっと見つめ、『ああ、こんなに可愛い女の子の顔をじっと見つめても誰にも咎められないんだから、女の子の父親になって良かった』……などと、しみじみと感慨に耽るあたりはツッコミ入れる程度ですみましたが、『胸も少し大きくなったみたいだ…みせてくれないかな、おっぱい。父親なんだから別におかしくないよな』……あたりから、ツッコミを入れる気力がみるみる奪われていきます。
余談ですが、強すぎる負荷を与えると人間の身体は……いや、まだまだぁっ!
さあ、娘2人に囲まれて主人公の幸せライフの始まりです。
料理、掃除、洗濯……単身赴任によって娘との間には長いブランクがあるため、主人公は父親として信頼されようと、まめまめしく娘達の世話をやこうと張り切ります……もちろん、一線を越えるために。
ちなみに洗濯……娘達の下着に、リビドー発射は当たり前。
匂いを嗅いだり、(ぴー)にぶら下げたり……頭にかぶる際には、『上から帽子のようにかぶる』か『マスクのようにかぶる』かで深く悩んだり。
娘の部屋に侵入し、タンスを漁り、布団の匂いを嗅ぎ、『むう、今度カメラ買ってこなくちゃ…ここと、ここ…』などと真剣に悩んだり。
娘の歯ブラシで歯を磨き、娘が口を付けるコップに欲情し、(ピー)をすりつけている内にリビドーを放出してしまい、『うあっ、しまった……しかし、しかしせっかくだから、これをなんとかして娘に飲ませてみたいっ!』などと、牛乳を混ぜ…以下略。
娘が入った後の風呂の香りに欲情し、残り湯を冗談ではなくマジ飲みし、タオルが、ボディスポンジが、ああっ、あああぁぁっ!
えーと。
高任、二度目のタイムアウト。
これは、トレーニング、これはトレーニング……と呟きつつ、高任再アタック。
さて、ここからさらに主人公暴走していくというか、ここまでは娘達が家にいない間とか寝ている間の……発覚する危険度が低い状態での悪戯というかなんというか。
娘がヘッドフォンで音楽を聴きながら本を読んでいる……少々の音では気付かれない、主人公はソファに座っているから、娘が立ち上がったりしない限りは、下半身の状態を見られることもない。
主人公、娘の生姿で自慰。
ばれる、ばれちゃうかも……などと思いつつ、主人公の暴走はとまらず、娘に勉強を教えながら、机の下で…以下略。
夜中、娘の部屋に忍び込み……パジャマを脱がして、リビドー放出。その際、娘がちょっと身動きしたので、ふき取ることもせずにパジャマを着せて……『うお、後始末せずに着せちゃった…大丈夫かな、大丈夫だよね?』などと、娘への愛情がスパークしすぎて、危機管理がほぼゼロになった主人公の行動は、いろんな意味でプレイヤーをドキドキさせ……『いや、ちょっと待てよ』とか『ばれるばれるばれる、それは絶対にばれる』などと、ゲームを始めたときとはツッコミの方向性が変わって来ました。
えっと…若い人にはわからない表現をすると、『志村、後ろ後ろっ!』のアレが一番近いような気がします。(笑)
などと、まあ……ゲームだからと言ってしまえばそれまでですが、『本当はばれる事を期待しているのではないか』としかおもえない主人公の行動の数々を経て……ついに、主人公が行動に出ます。
いや、ある意味最初から行動しっぱなしなんですけどね、主人公。
とりあえず、主人公は娘の弱みを握るために行動を開始……
いや、ちょっと待って。
高任、3度目のタイムアウト。
弱みを握るって……それは既に父親としての愛情とかのベクトルから外れまくってませんか?
2人の娘、亜純は元気系で、鈴はおとなしいというか、引っ込み思案なタイプ。
亜純の場合、無断でバイトしていることを知られ『お母さんには言わないで、お願い』……などという黄金パターンから、転落が始まります。
主人公に盛られた利尿剤によって…中略…さらなる弱みを握られ、もう父親の愛情とか、欲望とかいうレベルではなく、調教以外の何ものでも…。
もう一人の娘、鈴(こっちが妹)の場合……『元気な娘を虐めるのもいいが、おとなしそうな娘には敢えて虐められたい』という主人公の倒錯的な趣味が爆走して、引っ込み思案な鈴を女王様にすべく主人公がハッスルします。
このあたりちょいと強引なんですが、そんなところでツッコムぐらいなら、このゲームそもそも……なので。
さて、娘2人を同時に攻略するか、それともどちらか1人に絞るか……で、シナリオが分岐します。
早い話、主人公の奥さんが仕事で海外に行くことになり、攻略を進めた娘は主人公と一緒に暮らす事を望み、攻略を進めていない娘は母親の元へと。
まあ、ここまでくると18禁イベントの連続というか……。
と、まあ……内容は修正かかって当然だ、の内容なのですが、とにかく『親子愛』とか『家族愛』で全編乗り切ろうとしているので、雰囲気はやたら明るいです。
つーか、全部ギャグにしないとどうにもならなかったのかも知れませんが。
例外として、娘を妊娠させたとき……お腹が目立つから娘は学校に行かず家の中で閉じこもり、主人公は新しく仕事を見つけ……楽しく日々を過ごしながらも、母親が戻ってきたときに全てが終わる……的な雰囲気を感じさせる部分はあります。
それはしごくまっとうな感覚なのですが、ここまでプレイしているとその感覚が異常なモノに感じてしまうから恐ろしい。(笑)
高任の個人的な意見としては……娘達と直接的な行為におよびはじめると、心トレとしての負荷が下がります。
主人公の暴走を楽しむというか、苦しむ(笑)というか……後半は、普通のエロゲーに過ぎないかもしれません。
慣れただけというより、精神が逃避してるからか。(笑)
よし、だったらもういちど最初から……
すみません、やっぱり最初は痛いです。
慣れたんじゃなくて、前半部分の負荷がかなり高いのは間違いないです。
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