お題:『ときめきメモリアル・ガールズサイド(PS2)
 
 まあ、なんというか……高任が最初にこのタイトルを聞いたときは、従来のときメモのゲームのクリアデータを使って、女の子キャラの日記風に気恥ずかしい内容でも炸裂させるゲームなのかと思ったんですが……まあ、女の子が主人公のときめきメモリアルって事で『ガールズサイド』なんでしょうなあ、多分。
 ……って事は、これから出るときメモシリーズは『ボーイズサイド』になるんでしょうか……って、なんかそっちのタイトルの方が一部の女性に対しては購買欲をそそってしまいそうな印象を受けますが。(笑)
 いや、そんな話はどうでもいいのでとりあえずゲーム内容を……って、ときメモです。それ以上の説明は不用なぐらいときメモです。そりゃ、タイトルがときメモなんだから当然じゃん!とかいう問題じゃなくってですね(笑)……何というか、『ガールズサイド』とかいうタイトルに騙されてはいけないわけで。
 今度の舞台は、はばたき市にある『私立はばたき学園』
 『きらめき高校』…『ひびきの高校』…『もえぎの高校』と、3作目でわけわかんなくなった高校名になってしまったあっちに比べたら、なんとなく格好いい響きが。(笑)
 では、『伝説の樹』…『伝説の鐘』…『伝説の坂』に対して、今作はどのような伝説かというと……伝説と言うよりは、魔法と呼ぶ方が適切かも知れませんが。
 
 それは、どこかで聞いたような離ればなれになってしまう王子と姫のおとぎ話。
 ある国で旅の途中で迷ってしまった王子様は、森の中の教会で美しい姫と出会い……(以下略)……それを知ったこの国の王は大変腹をたててしまいました。
『旅の王子よ、そなたは姫を好いていると言うがその言葉に偽りはないか?』
『姫は私の心の幸い。姫の愛さえあれば、いかなる試練も喜びに変えることができます』
『ならば遥か遠く、この世の果ての外国に旅立つが良い。無事戻ることがかなえば、その時そなたの言葉を信じよう』
 こうして、王は王子を遠い国へ追放してしまうのでした。
 遠い国に旅立つ日、哀しみに打ちひしがれる姫に王子はこう告げました。
『私は旅立たなければなりません。でも、どうか悲しまないでください。私の心はあなたのもの。たとえ、世界の果てからでもいつか必ず迎えにまいります…』
 それから姫は毎日、森の教会で王子の無事を祈りました。
 いつか、王子が迎えに来る日を信じて……
 
 主人公がその話を聞いたのは、もうはっきりとは思い出せない程小さな子供の頃。
 木々に囲まれた教会の中には大きなステンドグラス……こぼれる光に包まれたそこが魔法の国のように思えたこと……そして、しっかりとつないだ手の感触。でも、少年の顔はよく思い出せない。
 ただ、風が強くて休むことなく桜の花びらが舞っていたことを覚えている……そう、ちょうど主人公が懐かしいこの街に帰ってきた今のように……
 
 という感じに、やたらつかみの部分に気合いが入ってます。もちろん、高任的にはすごくオッケーだったんですが、ゲームの内容はオープニングのベクトルからちょっとビーンボール気味。(意味不明)
 
 
吉 井:「……というわけで、今度の対談は『ガールズサイド』でいきましょう
高 任:「なんか、『ボーイズゲーム愛好家男性主催サークルによるページ』などと紹介されてやけになってませんか吉井さん?(笑)」
吉 井」「いや、俺は純粋にこのゲームに期待してるんであって…
高 任:「でも、この前『シエスタ』特集組んだ後でしょ。なんか、やたらめったら偏った内容になりそうな…」
吉 井:「いいじゃないですか、俺がリクエストする事なんて滅多にないんですから!」
高 任:「まあ、そりゃそうですけど…」
吉 井:「じゃあ、『ときメモ3』」
高 任:「いや、あれはね……えーと、そうそう、後2年ぐらいしてから『ときメモ10周年!』とかいってこれまでのシリーズをまとめてやってしまうという企画があったりなかったり(笑)」
吉 井:「2年後にこのページが存続してるかどうか怪しいと思うんだけど……」
高 任:「じゃあ、とりあえずラオウさんに話してみます」
吉 井:「話すだけ話して駄目だったなどという子供の使いを期待してはいないからね(笑)」
高 任:「……わかりました。吉井さんがそこまで言うのなら、絶対にラオウさんを頷かせて見せましょう!」
 
 そして、対談当日。
 
ラオウ:「ほれ、高任さん。これが約束のゲームだ」
高 任:「ういす」
吉 井:「なんのゲームですか?」
高 任:「いや…まあ、この対談を成立させるためにいろいろありましてね…」
ラオウ:「ちゃんと感想日記を書くように。いろんな意味で楽しみにしてるよ(笑)」
吉 井:「……ああ、そういう取引があったんですか」
高 任:「しくしくしく……同人誌とHP用の原稿の同時進行でただでさえゲームをやる時間がないぐらい忙しいのに」
ラオウ:「……高任さん。同時進行って言葉は、少しでも進んでいるときに使う言葉であって…(笑)」
高 任:「しかし……『俺というキャラを過剰に演出しないで欲しいのだが』とか言ってる割には、こういうゲームがすぐに用意できるあたり、ラオウさんはやはりシスター界の住人じゃあないのかなと思ったり(大爆笑)」
ラオウ:「シスター界の住人ってなんだぁっ!(笑)」
吉 井:「修道院に住んでる人ですか?」
ラオウ:「吉井さん、そんなベタなボケをカマされると対応できないんですけど」
高 任:「知人が使ってたのを聞いて語感が気に入ってしまいまして……って、ときメモプレイヤーに対して一時メモラーと呼んでた風に、妹属性の方に対して実際に使われてる言葉じゃないんですか?」
二 人:「初耳(笑)」
高 任:「そうでしたか」
ラオウ:「そうですとも……つっても、俺らが知らないだけで実際に使われてるかもしれんけど(笑)」
吉 井:「まあ、そういう馬鹿話はともかく、とりあえず対談を……」
高 任:「対談か……大体考えてみたら吉井さんも吉井さんで、あれだけ期待してるとか言いながら結局は俺だけが発売日に購入したりしてしまっているわけで……」
吉 井:「高任君、何をぶつぶつと言ってるんですか?(笑)」
 
 
高 任:「最初につっこんでおきたいんですが
吉 井:「何を?」
高 任:「このゲームってあんまり女性向けとは思えないんですけど。それどころか、女性向けと言うよりむしろ男性向けではないかと(大爆笑)」
ラオウ:「初手から何を言い出すかなこの男は…」
高 任:「いや…プロローグを含めたオープニングとかは気合い入ってる上にとことんまで女性ユーザーを意識した作りだとは思うよ…」
ラオウ:「オープニングと言えば、俺はあのムービーが始まった瞬間『あれ?俺って今何のゲームをしてるんだっけ?』ってな感じに意識の空白化現象が起こってしまいましたが(爆笑)」
吉 井:「あれは、構図といい音楽に合わせたシーンの切り替えといいすごい出来でしたね……何というか、画面の前で背筋がピンと伸びてしまいましたよ(笑)」
高 任:「そうですよね……やっぱり『これは!』っていうゲームをプレイすると知らず知らずのうちに姿勢が良くなりますよね。もちろん、恥ずかしくて悶えまくるときは話が別ですが(爆笑)」
ラオウ:「ただ、葉月の無想転生っぽいウォーキングが炸裂した瞬間笑い転げましたけど(一同大爆笑)」
吉 井:「なるほど、無想転生ですか……僕が連想したのは酔拳でしたが(笑)」
高 任:「モデルウォークにも程がある(爆笑)」
吉 井:「……って、こんなこと言ってたら見てない人間に誤解されそうだ」
高 任:「見栄えと視覚的効果を狙うだけ狙ってゲームの内容とかけ離れたオープニングのゲームが多い中で、葉月の細かな表情の動きとかは感心させられましたな」
ラオウ:「は?」
高 任:「いや、ムービーの最後の方でバラの花束を抱えた葉月がカメラレンズを向けられた瞬間、一瞬だけ憂いの表情を浮かべるでしょ?キャラの設定に合わせたああいう細かな心配りは是非見習って欲しいですね」
吉 井:「……相変わらず無駄にチェック厳しいですね。ただ、葉月の攻略をある程度進めてないとわけわかんないですけど(笑)」
ラオウ:「まあそれはいいんだが……で、このゲームのどこが女性向けとは思えないって?
高 任:「いや……部活の合宿終了後に光り輝く箱が目の前に現れて、『こ、これはっ!』とか叫びながら『…のラケット』とか、『…の勇気』とか手に入れるのってとことんまでときメモテイストと言うかなんというか(爆笑)」
吉 井:「んー、ギャルゲーの中でときメモのユーザーって『比較的』女性の割合が高いらしいからそれはそれでいいのと違うかなあ?」
ラオウ:「あ、そうなんですか……というか、そういうテイストを完全に削除したら『ときメモ』のタイトルを付ける意味がなくなるし」
高 任:「うん、まあそりゃそうなんですが……何というか、そういう従来のテイストと、ゲーム中に散りばめられた女性向けのテイストが化学反応を起こして、一種異様な雰囲気を醸し出してないですか?(大爆笑)」
吉 井:「俺はなんの抵抗もなくときメモを楽しみました(笑)」
高 任:「そりゃ、僕も抵抗なく楽しみましたが……その、なんの抵抗もなくときメモを楽しめたというところが、全然『ガールズサイド』じゃねえだろうと(笑)」
ラオウ:「細かなシステム部分はおいといて、ゲームの進行としてはときメモの初代ですよね……やっぱり、初代のシステムが一番やってて楽しいというと開発者には辛いんだろうけど(笑)」
高 任:「しかし、繰り返しますが我々男性がなんの問題もなくさくさくと楽しめたと言うことが引っかかるというか……これは本当に女性向けなのかなあと心配に(笑)」
吉 井:「面白いゲームに性別の壁はないって自分で言ったでしょうに」
高 任:「んー、上手く表現できないんですが……男キャラの台詞まわしなんかは確かにアレなんですか、ゲーム全体を通じた雰囲気はまるっきり初代ときメモなんでそういう意味では雰囲気の統一性がないかと」
ラオウ:「なんとなく言いたいことはわからないでもない(笑)」
吉 井:「まあ、我々3人も男性の中では少々特殊な位置にあると思いますし(爆笑)」
ラオウ:「なんか引っかかりますね……って、3人を一括りにするのは間違ってるでしょう。この3人の中では、高任さんの感性が1人だけいろんな意味で突出してるような気がするんですが(笑)」
高 任:「黙れ、シスター界の住人(大爆笑)」
ラオウ:「高任さん……前から思ってたんだが、君は俺のことを少し誤解していないかい?」
吉 井:「理解ですか?」
ラオウ:「ああっ、吉井さんまでそんなことを!」
高 任:「まあ、1人の人間が1人の人間を完全に理解しうるなんてのは傲慢な思いこみに過ぎないよね」
ラオウ:「そこ、一般論で無理矢理をオチをつけないように(笑)」
 
吉 井:「まあ、雰囲気の話は後々語るとして、とりあえずゲームの話を(笑)」
ラオウ:「ときメモと言えば伝説で、(笑)今作は伝説の教会なんだけど、なんというかこれはキャラによって全然伝説の意味がないと思う」
高 任:「キャラによってもなんも、あの伝説というか過去の記憶に対応したエンディングって(ぴー)だけだと思うんですが……」
吉 井:「んー、あれはあれで別にいいんじゃないでしょうか?2人ともプロローグで語られたおとぎ話に意識を捕らわれすぎでは?」
高 任:「かもしれない(笑)」
ラオウ:「……純粋に、教会で待つお姫様を迎えに王子様が迎えにやってくるという部分だけを考えるわけですか……それだったら別に、『伝説の樹』タイプの言い伝えでも問題ないんと違うの?」
吉 井:「いや、あくまで女性向けのゲームだから王子様がお姫様を迎えに来ないと(笑)」
高 任:「……」
吉 井:「どうしました?」
高 任:「いや、考えてみたらさ……ときメモって、お姫様が王子様を迎えに来てたんだなと(一同大爆笑)」
ラオウ:「サターン版では、主人公の方から告白ができたが…」
高 任:「それは違うぞラオウさん!」
ラオウ:「何がよ」
高 任:「高校生活の三年間を1人のキャラに捧げつつ、微かな罪悪感を胸に爆弾処理をして、挙げ句の果てに意中のキャラ以外の誰かに告白されてしまって、しかも拒否権はないというのがときメモのときメモたる所以であってだな、俺はあのサターン版をときメモとは認めていないぞ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「またわけのわからんこだわりを…(笑)」
高 任:「ときメモはなあ、エンディングの主人公に拒否権を与えたらいかんじゃあっ!(一同大爆笑)」
吉 井:「何か、心の中に押しつぶされた想い出でもあるんですか?」
高 任:「それが現実世界であろうとゲームの世界であろうとさ、自分がこれまで積み重ねてきた時間に対しての責任をとらなきゃいかんと思うのよ。安易なリセットとロードはゲーム開発者の天敵ですよ(笑)」
ラオウ:「……おめー、『アイスウインドデール』でリセットしてたやん?(笑)」
高 任:「クリア不可能な状況に追い込まれたから仕方ないだろう……って、今はときメモの話なんだが(大爆笑)」
吉 井:「何が言いたいんですか(笑)」
高 任:「いやあ、このゲームってエンディングで主人公に拒否権あるじゃないですか……ちょっと、ときメモ愛好家としては一言言いたかったわけで(爆笑)」
ラオウ:「それ、一言とかいうレベルと違う(笑)」
高 任:「拒否権のあるなしで、爆弾処理デートによって相手キャラの心をもてあそんだ責任をとるとらないの覚悟が違ってくるじゃないですか
ラオウ:「主人公がパラメーターを上げたら否応なしに登場してきて、放っておいたら否応なしにボンバーマンフォーメーションを構築して高校生活を台無しにしてくれるんだから、もてあそばれてるのは主人公の方だと思うが(大爆笑)」
吉 井:「ボ、ボンバーマンフォーメーション…って、そういえばいつからときメモの爆弾って連鎖しなくなったんだろ(笑)」
ラオウ:「なんか、1人爆発すると悪い噂が流れて次々と爆発するあの恐怖感ってのはプレイヤーの心に拭いがたい傷を刻み込んだよね(爆笑)」
高 任:「その切なさがときメモの醍醐味です!(笑)」
吉 井:「そ、そうかなあ…?高任君、いろいろと不本意なエンディングを迎えたみたいだね」
高 任:「ちなみに、俺の心の中で日比谷君のあだなは美樹原さんです(一同大爆笑)」
吉 井:「まあ、頼んでもないのに強制的に登場してくるし
ラオウ:「んー、美樹原さんのエンドは俺もよく見たよ(笑)」
高 任:「そういや、誤解しないで欲しいんですが、俺は日比谷はともかく美樹原さんが嫌いなわけではなくて……」
吉 井:「…の割には、高任君の書くお話で美樹原さんは大概ブラックだよね(爆笑)」
ラオウ:「詩織にナイフで斬りつけたり(笑)」
吉 井:「養命酒飲んで、酒瓶で主人公を殴打したり(笑)」
高 任:「それは一種の愛情表現だと思っていただきたい(大爆笑)」
 
 嫌いなキャラなら、そんな重要な役は与えないと言うかなんというか。(笑)
 
ラオウ:「でも、日比谷は主人公が2年生になると強制的に登場するわけだから……美樹原さんと言うよりは優美じゃないのかなあ?好感度がガシガシとあがりやすいし(笑)」
高 任:「……このゲームって主人公の魅力値をあげたらどのキャラも好感度あがりやすいような気がするぞ。魅力の数値が低かったら、葉月の好感度なんか隔週でデートしても現状維持が精一杯だし。多分、『GPM』みたいな感じだと思う(笑)」
ラオウ:「そうか?ただ単に、デートの選択肢が『バッチリ』じゃないとほとんど意味がないだけの話だと思うのだが」
吉 井:「日比谷以外はときめき度が皆一様に上がりにくいですよね(爆笑)」
ラオウ:「日比谷は……確かに、上手くやれば3ヶ月に1度のデートぐらいの頻度でエンディングに到達できた気がする」
高 任:「今更どうでもいいんだが、甲子園目指すような野球部に休日があってたまるかコンチキショー!(一同大爆笑)」
ラオウ:「高任さん、本当に今更です。第一、それ言ったらときメモはどうにもなりませんって(笑)」
高 任:「平日だろうが日曜だろうが夕焼けを見ながら家に帰るなんて事もできるわけがないんだコンチキショー!夕焼け空の下で、『こんな遅くまで練習してる人がいる』とか呟いてんじゃねえよ主人公!ナイター設備が無くて真っ暗闇の中でもランニングや筋トレ練習はできるんだぞっていうかやるんだぞ!(爆笑)」
吉 井:「や、別に野球部に限った事じゃないと思うんですけど」
高 任:「休みなんて、多くてせいぜい正月の3日だけですって……俺の母校はともかく、野球部員が修学旅行に参加できない高校なんてのも結構ありますよ。ちなみに、俺は部活を引退する3年生になるまで文化祭に参加できませんでしたし」
ラオウ:「まあ、現実の野球部の話はおいとけ(笑)」
吉 井:「……じゃあ、高任君はファーストプレイは野球部?」
高 任:「そのつもりだったんですが、野球部に入部するとマネージャーじゃないですか。やっぱりスポーツは見るよりやるべきですから、とりあえずテニス部に入って部活コマンド以外は使わずに、補習は受けまくったけどプロテニスプレイヤーにはなれました(爆笑)」
吉 井:「ちなみに俺はバスケ部に入部して鈴鹿とのエンディングでした……完全ときめき状態じゃなかったんだけどね。どうも、告白条件が甘いキャラが多いみたいで(笑)」
高 任:「うーん、氷室先生の条件がなかなか厳しいっていうか良くわからないけど他は確かに甘いかも…」
ラオウ:「いや、それはときメモというシステムに慣れきった人間の台詞ではないかと(爆笑)」
吉 井:「まあ、無意識にローテーション組んでデートの約束したりしてますけど(笑)」
高 任:「平日でコマンド実行すると新しいキャラが出てくるから、無意識のうちに夏休みや休日を利用してパラメーターを調節してしまっていたりもする(爆笑)」
ラオウ:「まあ、そういうルーチンワークが反射的にできる人間にとって、このゲームの難易度はさほどでもないでしょう」
吉 井:「あ、でもこのゲームって3年生になってもキャラが登場するよね(笑)」
高 任:「そうそう。3年生になったからエンディングに向けてパラメーターを調節しようと思って新しいキャラが出てきたときはちょっとびっくりしました……あ、でも守村だけはちょっと特殊かも。3年生になってから勉強コマンドを実行しても登場しない様な気がするから」
ラオウ:「……ときメモのシステムがとことんまで染みついてるよねえ(爆笑)」
吉 井:「あれ?俺3年生になってから守村を登場させた記憶があるけど?」
高 任:「おや?
吉 井:「まあ、登場してるキャラが3人とか4人で登場条件数値は変化するだろうし、勘違いじゃないの?」
高 任:「むう、学力値が150越えてたけどなあ…3年目は大概100から110ぐらいの数値が必要条件だと思ったけど」
ラオウ:「どのみち、このゲームでは3年生になったからって安易なパラメーター調節は首を絞めるという事に代わりはないわけで(爆笑)」
高 任:「ところで吉井さん、バスケ男のエンディングってことは、紺野さんとの友情にひびが入りましたか(爆笑)」
吉 井:「入りまくり(笑)」
 
 注・このゲームでは、主人公の行動次第で4人の友達が登場します。その友達にはそれぞれ秘めた思いを抱いている王子様キャラがいて、主人公とそのキャラがある一定以上に仲良くなった瞬間そのことが発覚します。
 ただ、プレイヤーの行動次第では仲直りも可能。
 
ラオウ:「……しかし、紺野ってなぜ主人公に対して腹を立てるんでしょうか?(大爆笑)」
吉 井:「それは確かに。『バスケのどこが好き?』って質問に、『シュートするときの真剣な表情とか、試合に勝ったとき握手してくれる手がおっきくて……』なんつって、文字通り自爆しただけなのにねえ(笑)」
高 任:「それを言うなら、藤井もかなり不可解です」
ラオウ:「あれ?藤井ってまだ出したこと無いんだけど?(笑)」
吉 井:「ラオウさん、それはまだ全然やり込めてないでしょう。(笑)チア部に入るか、ハンバーガー屋でバイトすれば出会いますよ」
ラオウ:「……ああ、そういやその2つとは無縁だったな」
高 任:「お二人さん、守村のエンディング見ました?」
ラオウ:「まだ」
吉 井:「同じく」
高 任:「守村を攻略しようとすると、リリカル有沢のすっげえ恥ずかしいイベントが見られるから是非攻略したほうが。俺、そのイベントで床の上を転がりながら悶えましたから(笑)」
ラオウ:「なんですか、その『リリカル有沢』って?(笑)」
高 任:「キャラそのものがリリカルってのもあるんですが、修学旅行でのミニゲームの枕投げにおける有沢の必殺技が『リリカルハートアタック』なの(大爆笑)」
吉 井:「……枕投げの発生条件ってなんだろね?」
高 任:「わかりません。男女ともにときめき状態でも発生しないときはとことん発生しませんし……ひょっとすると複数キャラとの絡みがあるのかも知れませんが」
ラオウ:「まあ、基本的に多くキャラを登場させないプレイスタイルに従事するから、その可能性はあるよね(爆笑)」
高 任:「キャラを多く登場させればさせるほどデンジャラスですからね……このゲームは休日を利用して服を買いに行ったりしないといけないから」
吉 井:「ときメモ3から始まった服装システムなんですが、今作では着替えがやや簡便化されたものの、主人公が服を買いに行かなければならないというシステムに」
ラオウ:「休日の買い物って一軒しか回れないでしょ?なんつーか、男性サイドからすればあの買い物システムはちょっと苦痛かなあ(笑)」
高 任:「デート時に前回と同じ服装だと印象悪いし、相手の好みから外れても印象悪いし、季節を外しても印象悪いし、コーディネイトがおかしくても印象悪いし……って、最初から確固たる信念を持って買い物しないと、デートの回数をこなせませんよね(爆笑)」
吉 井:「デートに誘いたいのに、今の季節にあった服装を保っていないから指をくわえてお小遣いがたまるのを待つしかないとか
ラオウ:「ゲームなのに、そこら辺の感覚がやけに切ないです(一同大爆笑)」
高 任:「普段着でデートすると、好感度の上昇がかなり少ないですよね?」
吉 井:「さあ、そこらはなんとも……ただクリスマスパーティや花火大会、さらに初詣の衣装ってのは確実に影響してると思いますが」
ラオウ:「パーティドレスはともかく、晴着は買えないだろう……確か、300リッチぐらい必要じゃなかったっけ?」
高 任:「だからといってアルバイトを始めるとパラメータが上がりにくくなるしね……ただ、この買い物システムってのは多分女性ユーザーへの楽しみとして想定してると思うんだけど」
吉 井:「でしょうね……でも、晴着に関しては12月23日のバーゲンを利用すれば確か194リッチぐらいで買えたような気が…」
高 任:「むう、買い物はあんまり極めてないです。もっぱらフリーマーケットばっかり足を運んでますから(笑)」
ラオウ:「ところでコーディネイトの判定システムなんだけど……基本的に服の組み合わせだけで判定されてるよね。色彩的にめちゃめちゃセンスの悪い組み合わせでも、『ナイスコーディネイト!』って感じで表示が出るのが笑えた」
吉 井:「『スポーティ』と『ピュア』と『エレガント』と『セクシー』の4つだけど、『セクシー』の組み合わせが少ないのかな……2年目3年目になるとそうでもないけど」
高 任:「吉井さん、『ストレンジ』と『デンジャラス』の2つを忘れてはいけません(一同大爆笑)」
ラオウ:「『デンジャラス』に対しての相手の反応がアレ(笑)ですよね」
吉 井:「……わかってはいても、コスプレの『ストレンジ』も含めて一度はデートでそれをやってしまいます(笑)」
高 任:「俺なら、デートの待ち合わせに着ぐるみとか、幻想水滸伝の服装にレプリカの剣とかもって主人公が現れた瞬間、デンプシーロールを炸裂させてしまうかもしれません(一同大爆笑)」
ラオウ:「新型ですか?(笑)」
吉 井:「それはあんまりかと」
高 任:「某ゲームをプレイしていて、某キャラがペンギンのぬいぐるみでやってきたときは、蹴り倒す選択を0.1秒で選びましたからね(爆笑)」
ラオウ:「なんのゲームですか?」
高 任:「……まあ、あんまり知らなくても良いゲームです(笑)」
吉 井:「フリーマーケットに行くと、『ときメモ1・2・3』の制服はおろか、幻想水滸伝とかマリアとかアルカードとかコスプレの衣装が手にはいるよね……あれって、コンプリートしたら何かのイベントが起こるのかなと思ったんだけど(笑)」
高 任:「あれって、全部揃えるのは無理じゃないかなあ?だって、初期リッチ度が100で1ヶ月のお小遣いは10の、バイトは日給換算で2リッチでしょ?……俺の知る限りコスプレ衣装(フリーマーケットで一様にリッチ度50必要)は10種類以上あったような気がしますよ?」
吉 井:「いや、パラメーターはぼろぼろになるけどゲームのテストプレイのバイトは一週間ぶっ続けですからめちゃめちゃリッチになれます(笑)」
ラオウ:「そりゃ、リッチになれるかも知れないけど、それは何かを失っているよ(笑)」
高 任:「……人間働きすぎると、お金を使う暇もなくなります(爆笑)」
ラオウ:「まあ、そんなことより、真冬のデートって服装選択が難しくないですか?」
吉 井:「ああ、ジャケットとか選択できるアンダーが限られてますからね」
高 任:「どちらにしろ、このゲームでも服装システムはあんまりよろしくないような気がします……でも、買い物に行かないと起こらないイベントもありますからね。隠しキャラとか(笑)」
 
 
高 任:「話は変わりますが、このゲームは友情エンドがなかなか充実してますね(笑)」
吉 井:「有沢とのエンディングがなかなかいいよね
高 任:「ええ、脇役だからって手を抜かずにきちっと作り上げてくれてるのでポイント高いです(笑)」
ラオウ:「ただ単に眼鏡娘が気に入っただけとか?
高 任:「正直な話、リリカル有沢の王子様になりたかったぐらい気に入ってます(大爆笑)」
吉 井:「僕は王子様になるんだあっ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「懐かしいですね、それ……って、あれからもう何年になるんだか(笑)」
吉 井:「……って、そういやウテナがいたか(笑)」
ラオウ:「私、声優さんはわからないんですが」
高 任:「そういう話はおいといて、須藤とのエンディングで、『ごっ、5月にスズランを送るのは常識って言ったのよ!』の一言にクラクラ来ました(爆笑)」
ラオウ:「すまん、全然意味が分からないんですけど?」
高 任:「わからないならそれはそれで良し!(爆笑)」
吉 井:「そういや、脇役とのエンディングからクリアしていったって言ってたよね(笑)」高 任:「なんというか、ただ単に仲良くなってエンディングを迎えるよりも、一度ケンカしてから仲直りしてエンディングを迎えると高任的にはぐっと来ます(爆笑)」
吉 井:「あれ、エンディング一種類じゃないんですか?」
高 任:「変わりますよ……例えば有沢とのエンディングで、『みんな想い出に変わっていくのね……私達が好きになったあの人のことも』なんて言われた日には、もう同人屋としてはたまりません(大爆笑)」
吉 井:「むむうっ!チェックが甘かった!」
高 任:「ちなみに紺野さんなんかは、『私…あなたと同じ人を好きになって良かった』という台詞で、高任の心を激しく連打してくれました(爆笑)」
ラオウ:「……そういうシチュエーションに弱いよね、君(笑)」
吉 井:「なのに、なんで修羅場が好きなんだろう?
高 任:「おまけのエンディング確認では一番最近にクリアした条件のエンディングで上書きされるから、比べるならメモリーカードを2つ用意です!」
ラオウ:「……ビデオに撮ればいいじゃん(笑)」
吉 井:「確かに、メモリーカードよりは安そうです」
高 任:「まあ、ラブラブ状態までもっていった王子様キャラに嫌われるのって時間の余裕がないと結構難しいですけど(爆笑)」
吉 井:「そ、そうか……友達とは仲直りしつつ、意中の人間のときめき度を下げなきゃいけないんだ」
ラオウ:「見境なくやりこんでるなあ、高任さん(笑)」
高 任:「夏コミの同人誌落ちたら、多分7割方このゲームのせいです。まあ、最悪でもコピー誌として仕上げますが(一同大爆笑)」
吉 井:「高任君、責任転嫁って言葉知ってる?」
高 任:「いや、初耳ですが(爆笑)」
ラオウ:「それはともかく……主人公が身を退いて2人が上手くいくなんてイベント展開はないのかな?」
高 任:「……4人ともいい娘だから幸せになってもらいたいんだけど、なさそうな気がします(笑)」
吉 井:「無いだろうねえ…」
高 任:「遊園地でのダブルデートイベントなんかで、わざと2人ッきりにさせる組み合わせを選んでも何も起こりませんでしたし……って、話は変わりますがその時の有沢さんと藤井さんの反応がポイント高いので必見かも(笑)」
吉 井:「ああ、なんというか『全てを承知で主人公は自分に気を遣ってくれてるんだな…』って感じで照れながらさり気なくお礼言ったりしてくれるアレでしょ?」
高 任:「あのあたりは台詞といい、声優さんの演技といい芸が細かい」
ラオウ:「……なんか、女の子キャラに話題が集中してるんですが……」
高 任:「いやいや、ラオウさん。今はオードブルの段階(爆笑)」
 
 とか言いながら、この時点でかなりの時間が経過してしまっていたり。(笑)
 
高 任:「やっぱり、氷室先生でしょう!(一同大爆笑)」
ラオウ:「ごめん、なにが『やっぱり』なのか全然わけわかんないんですけど?(笑)」
高 任:「いやあ……何というか、『今、自分はこのキャラをオとしている』という実感が激しく感じられるというか……多分、攻略が一番難しいのでは(爆笑)」
吉 井:「なんというか、主人公にメロメロ(死語)になっていく過程が楽しい。バレンタインとか、主人公の誕生日にプレゼントを持ってきたときの言い訳とか聞いてて笑えました(笑)」
高 任:「なんか、プレイヤーの方から能動的な働きかけができない分、通常のイベントも豊富でしょ?補習イベントの穏やかな寝顔とか、ピアノの演奏イベントとか、落ちてくる黒板消しを受け止めるイベントとか……おー、ここはそう来るかって感じですよね」
ラオウ:「そうか、眼鏡は関係ないんだな
高 任:「ラオウさん、僕達の間に流れる誤解という名前の大河について一度話し合う必要があるんじゃないかな?」
吉 井:「話し合えば話し合うほど、2人の間の河の流れが激しくなっていくような気がしますが(大爆笑)」
高 任:「……で、個人的な感想を述べれば、理事長はやりすぎだと思います(笑)」
ラオウ:「それに関しては同感だな(笑)」
吉 井:「デ−タを確認するまで完全に勘違いしてたんだけど、理事長先生って主人公が卒業する年になっても40歳に届かないんだよね」
高 任:「うそおっ!」
吉 井:「いや、データでは1966年生まれだから(笑)」
高 任:「……すいません、今の話は聞かなかったことに」
ラオウ:「またなんかいらん話を考えてたなこいつ(爆笑)」
高 任:「理事長先生ってダンディというか、ナイスミドルというか……『紫の薔薇の人』と『あしながおじさん』を足しっぱなしにしたようなキャラでしたよね(一同大爆笑)」
ラオウ:「足しっぱなしって、アンタ…」
吉 井:「まだクリアしてないんですけど、あの2人を足しっぱなしですか!それは濃すぎる(爆笑)」
高 任:「濃ゆいなんてモノじゃないです。完全ときめき状態になった日には、『やわらかな日差しを浴びた君はまるで天使のようだ…』とか、『妖精パックが悪戯をしたらしい…』とか、『おやおや、アフロディーテが嫉妬したらしい』なんつー台詞を、その場の状況を考えずに素で喋ってくれますからね。(爆笑)」
吉 井:「まあ、『薔薇は紅く、スミレは蒼く……そして、これはバラ色の頬の君に』などと真っ赤なバラの花束を渡してくれたイベントは見たのでおおよその予想はつきますが(笑)」
ラオウ:「女性ユーザーがどう受け取るかは知りませんが、やりすぎでしょう(笑)」
高 任:「理事長としてはなかなか良いキャラだと思うんですが……入学式や卒業式の台詞なんかは聞いてて少し羨ましかったですよ(笑)」
ラオウ:「羨ましいか?(笑)」
高 任:「俺、高校の入学式で『諸君達には灰色の高校生活を送って欲しい!』とかいうとんでもない言葉を贈られましたからね(大爆笑)」
吉 井:「それは…言い間違いじゃなくて?」
高 任:「まあ、早い話が『高校生活とはただひたすら学問にうち込むべきである』という主旨だったんですが……」
ラオウ:「そう言いきれる人間って、ある意味すごい人じゃないのか?」
高 任:「んで、俺が3年生になったらもっとすごい校長先生がやってきてよ……高校生に度を過ぎた部活動など必要ない!とか主張しだして、俺らが卒業した後の野球部とかめちゃめちゃにされましたからね…」
 
 ちょっと脱線。
 
高 任:「まあ、メインキャラの6人の話を…」
ラオウ:「……高任さん、アンタひょっとして、もうコンプリートしちゃってたりするの?」
高 任:「いや、そんなこと無いですよ?」
ラオウ:「そ、そうか……なんか話を聞いてると、この短期間でめちゃめちゃやり込んでるような印象を受けたんだが(笑)」
吉 井:「昔を思い出しますよ」
ラオウ:「は?」
吉 井:「いや、学生の頃、高任君にPCエンジンとときメモを貸してあげたんですが、一週間ほど完全に我々の前から姿を消しましたから(一同大爆笑)」
高 任:「わざわざ試験前に貸してくれた人間の台詞ですか?(爆笑)」
吉 井:「その一週間で全てのエンディングをフルコンプしたんだよね」
高 任:「その後、丸一日眠り続けましたけど(一同大爆笑)」
ラオウ:「PCエンジン版の発売ってPSで発売される一年前だったっけ?」
吉 井:「ええ、PSは…95(?)年の10月で、PCエンジンはそれの一年前の5月でしたか?」
高 任:「たしかそのぐらいだと…」
ラオウ:「まあ、いいんですが……とりあえず、6人のキャラでヒロインはやっぱり葉月ですよね」
高 任:「ラオウさん、ヒロインは主人公です(大爆笑)」
ラオウ:「細かいツッコミは入れないように」
吉 井:「めちゃめちゃナチュラルに言い間違えましたね(笑)」
ラオウ:「葉月を完璧超人にしてしまいたかった開発者の気持ちは分かるんだが、そのせいで守村はちとキャラ設定としては辛かったな」
吉 井:「完璧超人って…(笑)」
高 任:「まあ、歴史50年を誇る『はばたき学園創設以来の秀才』なのに、テストの成績では葉月に負けるだけじゃなく単に一桁順位ですからね。そりゃ、全然学園始まって以来の秀才じゃないだろうというツッコミを誰もいれなかったんでしょうか?(笑)」
ラオウ:「多分、ユーザーの5割ぐらいは自然にツッコミの動作をしてしまったのでは(爆笑)」
高 任:「でも、守村の台詞は楽しいですよ。舞い落ちる枯葉を見て、『自然が織りなすロンド……素晴らしいですね』なんつー台詞を連発された日には悶絶してしまいました(笑)」
吉 井:「それは……理事長先生の後継者かも知れない(爆笑)」
高 任:「まあ、葉月に守村、天才少年芸術家かつナルシストの三原色をはじめとして、実にときメモらしい極端なキャラクターが多いんですが、個人的には熱血バスケ少年の鈴鹿が一番落ち着きます(笑)」
ラオウ:「実在してそうと思わせるキャラは、鈴鹿と姫条……一応日比谷もか(笑)」
吉 井:「いや、姫条はともかくあそこまでステロタイプの人間は実在しないと思うんですが……(笑)」
高 任:「吉井さん」
吉 井:「何?」
高 任:「高校野球やってる人間にはああいうのちょくちょくいます(笑)…って事は、多分他のスポーツでもいるはずですよ(笑)」
ラオウ:「サッカーでもいたよ(笑)」
吉 井:「そ、そうでしたか…俺、中学時代はバスケ部だったんですけどちょっといなかったかな」
高 任:「あ、そうだったんですか?初耳ですよ(笑)」
吉 井:「しかし、『スラムダンク』以降、バスケキャラって結構多くなってきましたよね……バスケファンとしてはなかなか嬉しいことです」
高 任:「そういえば、このゲームにはなんでバレー部と陸上部がないんだ?(笑)」
ラオウ:「そんなこと言われても……えーと、バレーはともかく陸上部は体育祭のミニゲームがあるから(笑)」
高 任:「あれって、ときメモ2みたいな神の領域は無いんでしょうか?一応運動能力を400以上に上げて挑戦してみたんですけど…」
吉 井:「400って……運動コマンド以外使ってなさそうな数値ですね」
ラオウ:「高任さん、もう少し冷静になってみ?『神の領域』という言葉でピンとくる世代ってかなり年齢層高いよ(爆笑)」
高 任:「……あれ?でも、『ス〇リンター』って『がんばれ〇気』の後だったっけ?『〇極超人あーる』の中でそのネタが使われてたから…」
ラオウ:「いや、そういう問題じゃなくって……って、どっちにしても若い人にはわからんわあっ!(一同大爆笑)」
吉 井:「若い人っていうよりは、女子には厳しいネタのような…(笑)」
高 任:「じゃあ、『〇の陸上部』あたりからネタを…」
ラオウ:「すいません、そもそも我々がついていけないんですけど(爆笑)」
 
 ちょっと脱線。(笑)
 
ラオウ:「ところで……両親と折り合いの悪いキャラが多くなかったですか?」
高 任:「高校生にもなって、両親と折り合いのいい人間ってのもあんまりいないと思うが(笑)」
吉 井:「高任君、それめちゃめちゃ視野狭いって(爆笑)」
ラオウ:「……で、これもまた実にときメモらしいんですが、イベントが点なんですよね
吉 井:「そうそう、ときメモ3ではストーリーイベントがあったでしょ。やっぱり、ときメモにはあの手のストーリーイベントよりこういうユーザーの想像力をグリグリ刺激するイベントの方がいいですよね(笑)」
高 任:「吉井さん……吉井さんにとってこのゲームの評価はときメモ2や3より上ですか?」
吉 井:「余裕でその二作より評価は上です(爆笑)」
高 任:「……個人的には、ときメモシリーズでは初代が一番好きって人間には、性別に関係なくお勧めと思ってるんですけど」
ラオウ:「なんか、最初に異様な雰囲気とか言ってなかったか?(笑)」
高 任:「まあ、何度も繰り返すことになるんですか、ゲーム全体としての雰囲気は統一されてないんですけどね……随所に散りばめられたお遊びの部分や、チビキャラ表示の豊富さ、またストーリーとは関係のないイベントの豊富さを考えるとね、多分大概の人間がどこかで楽しみを見いだせると思うんだわ」
ラオウ:「……」
高 任:「もちろん、ディープなユーザー(笑)にとって多少不満が残るかも知れないけどさ……元々ときメモってライトユーザーをターゲットにしたゲームやン。2とか3で失いつつあったときメモの神髄を取り戻しつつ全体のボリュームを膨らませたという点で高く評価したいね……
吉 井:「ただ、女性向けとしてはどうか?という疑問は残ります……ひょっとすると、イベントにもう少しドラマがあった方が良かったかも知れないし」
高 任:「傑作という言葉は使えませんが、間違いなく秀作ではあるでしょう。それに、結構やりこみがいもありますぜ。隠しキャラなんかもなかなか手こずりますし……って、脇役ばっかりやり込んでたから、メインキャラの方が結構おざなりになってるんですよ(笑)」
ラオウ:「おめー、既に何十時間プレイした?(爆笑)」
高 任:「いやー、卒業式の前日にギャリソン伊藤(須藤家の執事)から貰うメールにはほろりときますぜ(大爆笑)」
吉 井:「何いっ、そんなの貰えるの?」
高 任:「あ、エンディングがどうとかのお話じゃないからね……良くわかんないんだけど、須藤の友好度がエンディングを迎えられるぐらいの数値で、かつその条件を上回る友達キャラがいるというのが条件だと思うんだけど……まだ一回しか見たこと無いので確証はないです。そのためにもこれからまたやりこまなければ(爆笑)」
ラオウ:「……夏コミの同人誌が落ちるに1ガンプラ(笑)」
吉 井:「ラオウさん、それ賭にならないです(笑)」
高 任:「だから、最悪でもコピー誌は作るってば……ひょっとするとこのゲームネタの本も作ってしまいそうですが(爆笑)」
ラオウ:「そういう適当なことは口走らない方が(笑)」
吉 井:「典型的な自爆同人屋の発言です(爆笑)」
 
 
高 任:「さて、持ち上げるだけ持ち上げっぱなしという姿勢も問題あるので気付いた問題点なんかを…」
ラオウ:「おいおい(笑)」
吉 井:「オープニングの伝説に対してキャラの扱いが平等じゃないのと、服装システムに関しては述べたよね」
高 任:「ときめき度が高くなってくると、デートの後寄り道するじゃないですか。その時に相手キャラに質問する選択肢が出てくるのって…」
ラオウ:「ああ、最初はともかく中盤から後半になるとうざったいね」
吉 井:「帰り道で喫茶店に寄り道したときと同じな上に、結局全部で7つぐらいしか選択肢がないよね。後は延々ループするだけだし」
高 任:「『もうちょっと一緒にいたい…』てな台詞の後に選択させられるでしょ?断ると角が立ちそうだから、多分ユーザーに義務感覚を強く与えると思うんだわ……まあ、現実でもつき合いだしてある程度時間が経つとそういうことはあるよねとかいう話はおいといて(笑)」
ラオウ:「あれって、質問なんかより季節に合わせたたわいのない会話をするほうがデートの後、離れたくなくてぐずぐずしてる雰囲気が出ると思うけどな」
吉 井:「同感です」
高 任:「個人的に、エンディングの拒否権を削除したい(爆笑)」
吉 井:「しつこいね、高任君」
ラオウ:「おめーが断らなきゃいいだけの話だろう(大爆笑)」
高 任:「だって」
ラオウ:「だってじゃねえよ(笑)」
高 任:「断ったらなんかイベントあるのかなあ?なんて思ったりしてしまったりするじゃないかね!(爆笑)」
吉 井:「……ゲーマーってのは罪深い生き物だねえ(笑)」
ラオウ:「フルコンプのために人間性を失っていく(笑)」
高 任:「フルコンプと言えばさ、このゲームってCGの無いイベントが結構あるよね……しかもそういうイベントの方がぐっと来るシチュエーションだったり、キャラの設定に深みを持たせるモノだったり」
ラオウ:「こらこら、問題点を取り上げるんじゃなかったのか?(笑)」
高 任:「まあ、正直な話あんまり取り上げなきゃいけないような問題点ないし……デートする場所がちょっと似たり寄ったりで少ないような気がしたのと、主人公が病気になったときお見舞いイベントが欲しいなあと思ったくらいで」
吉 井:「キャラによって、その逆はあるから別に良いと思うが」
高 任:「いやあ、なんか自分の部屋で寝込んでてさ、『誰に電話をかけますか?』ってなイベントがあったら楽しいと思うんだが」
ラオウ:「それは…ときメモっぽいイベントじゃないよ(笑)」
吉 井:「確かに……基本的に恋の駆け引きとは無縁なスタイルだから(笑)」
高 任:「じゃあ、ただ単にお見舞いに来てくれるイベントを……」
ラオウ:「いや、だからそういう風にあるイベントを起こすためにゲームの進行として不利な選択をすると言うことがときメモっぽくないと言いたいんだが」
高 任:「……なるほど、どうやらそれはラオウさんが正しいな。そういうイベントはユーザーの頭の中で補完すればいいだけの話で(笑)」
吉 井:「そういう意味では、『ファーストライブ』とは方向性の違うゲームだよね」
高 任:「どちらの方向性が……というのは、答えのでない命題ですな。俺としてはどっちのゲームも楽しめるし」
 
 
吉 井:「んー、さっき高任君が言ったとおり、ときメモの初代が好きだって人間は間違いなく楽しめると思います。はっきり言って、プレイヤーキャラが女性だろうが男性だろうがほとんど違和感がないですから
ラオウ:「そりゃ、ゲームやってる途中はいいけど……やっぱり告白シーンは男性ユーザーにとっては辛いと感じる人間はいるんじゃないのかな?
高 任:「あれはあれで照れくさくて楽しいと思うんだが……やっぱり、それは俺が特殊な感性の持ち主だからですか?(爆笑)」
ラオウ:「まあ、どうしても駄目だって人には女の子キャラとのエンディングもあるし……ゲームその物は細かく作り込まれているので買っても損はないと判断しますが」
高 任:「……そういや言い忘れてましたが、番長とかスケ番との戦闘は多分無いです(一同大爆笑)」
吉 井:「そうか、なんか物足りないと思ったら、ときメモには必須のそんな重要なファクターが!
ラオウ:「……ただ番長になりたい人は買わない方がいいかも(笑)」
 
 
 お買い得度…… 9
 音楽…………… 8
 操作性………… 9
 ときめき度…… ?(だったら、書くなって)
 絶対値評価…… 4(オープニングを除けば、インパクトには欠けます)
 
 
 一言で言うと、良くも悪くもときメモ。(笑)
 エンターテイメントとして広く浅く楽しませる細かな作りは誰もが安心して楽しめると同時に、コアな部分で不満を残します。
 ここで、『うん、これがときメモだよ!』と割り切れる人間は高い評価を与え、そうでない人間は多少評価が低くなると思われます。
 もちろん、ユーザーがときメモというゲームをどうとらえているかによっても評価は変わってくるはずですけど。

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