お題…『おめがねティーチャー』 『flowers』(WIN)
2003年の2月14日にバレンタインチョコの特典付きなどという痛い企画で発売された……確か1998年の年末あたりに発売されたと高任は記憶しているのですが定かではありません。
主人公は創立50周年を境に共学となった元女子校に通う男子生徒。
学園生活を通して様々な女の子と出会います。
ゲーム期間は4月の新学期から始まって、展開にもよりますが約一ヶ月間。
昼休みと放課後どこに行くかを選択し……って、めちゃめちゃオーソドックスなゲームなので、これ以上は説明無いかと。(笑)
ヒロイン格のキャラが実は眼鏡娘だったという展開が一部の眼鏡属性の方の心をがっちり鷲掴みにしたりなんかしたのですが、それを抜きにしてもなかなかの秀作……高任の知る限りではあんまり話題にはのぼらなかったみたいですが。
高 任:「この前の対談を読んだ俺の知人が、『ネタがないんですか?』などと心配してくれたんですが……新しいゲームを採り上げて心配されるところがこの対談の方向性を物語っているのかなと(爆笑)」
ラオウ:「まあ、この対談で何がファイナルなのかさっぱりわからないファンタジーなゲームなどを採り上げたりするとみなさんの意表を突くかも知れませんね(大爆笑)」
吉 井:「意表を突いてどうしますか(笑)」
高 任:「もちろん、心の隙間を埋めるんですよ(笑)」
ラオウ:「……心に隙間を作るの間違いでわ?」
高 任:「まあ、ワケの分からない会話はおいといて、『flowers』の対談を始めましょう」
ラオウ:「…え?」
吉 井:「しかし、また随分と昔のゲームをなどと言われるんですかね(笑)」
ラオウ:「……もしもし?」
高 任:「ヒロインが実は眼鏡娘だった…という、嬉しい奇襲を抜きにしてもなかなかの秀作だと思うんですけどね。例によってあまり話題にはのぼらなかったようです」
吉 井:「いわゆるゲームのキャラですけど、当時からやたらと増え始めたプレイヤーに媚びすぎているキャラじゃなかった…ですよね?」
ラオウ:「……ちょいと、お二人さん」
高 任:「何が言いたいかはわかるんだが、頼む、場の空気を読んでくれ(笑)」
ラオウ:「……わかった」
吉 井:「さすがラオウさん」
ラオウ:「で、『おめがねティーチャー』の対談の予定はどうなったんですか?」
高 任:「まあ、ラオウさんはそういう人だよな」
吉 井:「はて、『おめがねティーチャー』……初耳ですね、何かのゲームですか?(笑)」
ラオウ:「吉井さん、自分の記憶を無理矢理改竄するのは良くないと思います」
高 任:「俺も何があったか良く思い出せないな(爆笑)」
ラオウ:「……時代劇の捕り物とか刑事ドラマだと心暖まるシナリオが連想できそうな台詞なんですが(笑)」
高 任:「はて…おめえさん、なんかやらかしたのかい?俺ぁ、何にも覚えちゃいねえよ、なんにも…な」
吉 井:「高任君がガラスの仮面をかぶってるよ(笑)」
ラオウ:「……ガラスだったら、下の素顔が透けて見えませんか?」
吉 井:「……」
高 任:「……説明するのが面倒だから、『ガラスの仮面』を読んでください。というか、いつになったら続きがでるのか(笑)」
吉 井:「体調を崩しているとか、宗教にはまってるとか、『あれだけあおり立てた紅天女のシーンが漫画にできなくて途方に暮れている』とかいう適当な噂は聞こえてくるんですけどね(笑)」
高 任:「まあ、個人的には某ジャンプの某リーダー漫画がどうなるのかの方が気になりますが(爆笑)」
ラオウ:「すごいところで中断させられたからな(笑)」
吉 井:「多分、もうどうにもならないかと(笑)」
高 任:「作者が何してようが作品には関係ないと思うんだけどね……大体、噂でしか聞いたことがないけど、それが真実だとしたら漫画家に対する扱いの方が犯罪でしょう(大爆笑)」
ラオウ:「君は時々洒落にならないことを口走るね…」
高 任:「まあそれはさておき……『おめがねティーチャー』がタイトルだとしたら少し心惹かれるものを感じますが、それは多分トラップですな(笑)」
ラオウ:「この期に及んでまだ知らないフリかい」
吉 井:「多分トラップに間違いないと思います(笑)」
ラオウ:「……うん、手の届かないブドウはすっぱいからね(爆笑)」
注:童話『すっぱいぶどう』。
童話の内容ではなく……このお話は心理学的で言うところの心の防衛反応の事例として有名で、ラオウさんがそれを皮肉の題材に使用しただけ。
高 任:「ああ…そういえば聞いたことがあるようなないような。妹キャラはなかなか楽しいとか、某漫画家達がデザインしたオリジナル眼鏡バージョンでプレイできるとか、ゲームのシナリオがバレンタインだから2月14日に発売されて、バレンタインチョコのおまけ付きだとか、5000個限定発売だったとか……」
ラオウ:「おいおい、めちゃめちゃ詳しいな(笑)」
吉 井:「オリジナル眼鏡をダウンロードするのに一般回線だとかなり地獄を見るとかいう噂も聞いたことが…」
ラオウ:「……よーするに、対談したくないのね」
吉 井:「したくないです(泣)」
高 任:「吉井さん、泣いたらダメです!俺達は人類の未来を救ったんですよ!」
吉 井:「高任君、ワケわかんないです(笑)」
ラオウ:「……この前『ミスター味っ子』の再放送を目にしたんですが、主人公のお母さんっていっつもこんな気持ちだったんですかね」
高 任:「母さんぜんぜんワケわかんないわよ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「高任さん、ナイスフォロー…っていうか、良くわかったな(笑)」
高 任:「ずうっと昔、『陽一のお母さんって大変だろな…』という話をしたことがあったやんけ、それを思い出しただけだ」
吉 井:「なるほど……で、何が人類の未来を救ったんですか?」
高 任:「いや、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』という番組の中でですね、『1人の未来は無限の未来へとつながっている。1人の未来を救うということは無限の未来を救うということなんだ!』という名言があってですね」
ラオウ:「そ、そーなのか?」
高 任:「つまりですな……こんなクソゲームによって潰れるはずだった1人の人間の未来を俺達は救った。つまり、俺達は人類の未来を救ったんですよっ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「(ぼそっと)……中古で売っちゃいました」
高 任:「(ラオウさんに向かって)ネオショッカーめ、何故子供達を狙うんだ!」
吉 井:「や、あのゲームは18禁だから(笑)」
高 任:「ネオショッカーめ、何故大人達を狙うんだ!(笑)」
ラオウ:「狙われる大人にも問題があるような気がする(爆笑)」
高 任:「くっそう、『スタジオみりす(制作メーカー)』めっ!俺達の心をもてあそんで楽しいのか、コンチキショー!(一同大爆笑)」
吉 井:「眼鏡がいくつあってもクソはクソ(笑)」
高 任:「付け焼き刃の眼鏡娘ゲームが眼鏡属性の人間に通用するなどと決して思うなっ。不快だっ!」
吉 井:「チクショー、かっちブーだぜ……って、高任君、そんなネタ『ピンポン』読んでない人間には絶対わからないって……ほら、ラオウさんが呆れてるし(笑)」
ラオウ:「……つうか、最近パロディというか脱線ネタが多すぎるから少し控えようよ……って、高任さんが文章におこすときにカットすればいいだけの話なんだが(笑)」
高 任:「うがーっ!去年の2月14日は『チョコキス♪』で幸せになれたが、今年は最低だっ!(爆笑)」
吉 井:「高任君、クールダウン、クールダウンプリーズ(笑)」
ラオウ:「つーか、お前の人生ってやっぱり枯れてるぞ…」
高 任:「人間は枯れてから味が出る生き物だよ……と言っても、2月の14日に買ったワケじゃないんだけど(笑)」
『ピンポン』…週刊スピリッツで96年から97年に書けて連載された卓球漫画。昨年映画にもなりました……映画はともかく、原作は最高。(高任主観)
高 任:「……というわけでですね、あんなゲームに捕らわれる事なく、未来に目を向けましょう」
ラオウ:「いや、『flowers』って、めちゃめちゃ過去に目を向けてないか?(笑)」
高 任:「温故知新……言いたいことはわかるな?(笑)」
ラオウ:「うん、とりあえず今の発言で高任さんのさっきの発言そのものが否定されたことだけは(笑)」
吉 井:「それにしても、クソゲーを買うことが人類の未来を救うことだったとは(笑)」
高 任:「ふう、人生において数え切れないぐらいの人類の未来を救ってきたよ俺は(笑)」
ラオウ:「それを言うなら、まあ俺も(笑)」
吉 井:「救いまくり(笑)」
ラオウ:「いや、しかしな……『おめがね…』は新しいゲームだから他人に非常な誤解を与えることについてちょっとためらいがあるんだけど、眼鏡云々を抜きにすれば、評価はどうなんの?」
高 任:「んーまあ、定価もサンパチだからあんなもんでしょうかね?……あくまで、眼鏡属性の人間にとっての人類を救うレベルのクソゲーだと……ただ、『眼鏡づくし』がうりなワケなんだから、ゲームそのモノの存在意義を問われる出来でしょう」
吉 井:「……高任君って、眼鏡娘ゲームについては本当に容赦ないよね(笑)」
ラオウ:「多分、エベレストより高いハードルが心の中に存在してるんだろうね(大爆笑)」
高 任:「気象条件が良かったら、エベレストの山頂から人工衛星が見えるらしいね」
ラオウ:「は?」
高 任:「世の中には辿りつかなければ見えない景色があるんだよ」
ラオウ:「何か打ち切り直前の漫画みたいに、妙なテーマを匂わせる発言をするんじゃない(笑)」
高 任:「打ち切りと言えば……ほら、マガジンのあれ」
ラオウ:「あれを終わらせるぐらいならなあ……」
吉 井:「……どうしてこの二人の手に掛かると、こう自然な流れで脱線してしまうのか」
高 任:「ああ、話を戻しますね……これまでの対談で採り上げてきた中では、『誰彼』とか『メモオフ2』とか『アメリカン…』とかが人類を救うレベルのクソゲーですかね……」
吉 井:「いや、それもユーザーが何を求めているかでかなり評価が変わると思いますが」
ラオウ:「……『レンズの向こう側』は?」
高 任:「あれは銀河系を救うレベルだよラオウさん……まあ、あれも眼鏡を除けばふつーの出来かもしれんが」
以後、死ぬほど脱線。
高 任:「ところで……シナリオは覚えてますか?」
吉 井:「キャラは覚えてますけど、どういうイベントを経てどう話が進行していったか……というレベルになるとかなりうろ覚えです」
ラオウ:「はっはっはっ、キャラも忘れてるぞ……おまけシナリオは覚えてるが(笑)」
高 任:「うん、まあこの対談自体が急な話だったからなあ(大爆笑)」
ラオウ:「……さては、俺がここにやってくるまでの間で2人で決めたな(笑)」
吉 井:「高任君は…」
高 任:「詳細はともかく、ほぼ覚えてますが?」
ラオウ:「脳細胞をね、無駄に使うのは良くないと思うぞ(笑)」
高 任:「んー、俺の人生において役立つことがあるかもしれんし」
吉 井:「いや、それはないかと(笑)」
高 任:「……俺の評価としては、内容を覚えておくに足る秀作なんですけど。つーか、このシナリオライターが高任は好きでして、この作品を最後に会社やめる……ってなコメントを目にしたときは涙しましたよ」
ラオウ:「え、でもこの人って…(省略)…」
高 任:「まあ、深くは気にするな(笑)」
吉 井:「シナリオが面白いというか、志村先生が大暴れしたからなのでは?」
高 任:「志村先生というか、大島渚というか……『性欲の強い看護婦』とか言っても、昔からのユーザーじゃないとワケわかんないでしょうね(笑)」
ラオウ:「やっぱり、古すぎるネタは多少控えた方が…」
高 任:「『私リカちゃん、お友達になってね…』の部分で大笑いしましたよ……あーそうか、考えてみると、どのキャラのシナリオでも、笑いは志村先生が受け持ちか」
吉 井:「志村先生というキャラを抜きにしては語ることのできないゲームでしょう、これは」
ラオウ:「しかし…この絵柄を見るたび、『はっちゃけあやよさん』を思い出してしまうのは年のせいでしょうか(笑)」
高 任:「あやよさんもねえ……最初は花屋だかオモチャ屋だかでバイトしていて、店長とか子供に悪戯される、ちょいと脳味噌が足りない事を除けばふつーの娘さんだったのに(笑)」
吉 井:「ごめんなさい、そこまで遡られるとわかりません(笑)」
高 任:「作品がすすむに連れてはっちゃけぶりがエスカレートして(笑)」
ラオウ:「はっちゃけぶり…って、冷静に考えると何の言葉よ?あやよさんと『あばれはっちゃく』以外で耳にしたことがないような気もするが」
吉 井:「あ、あばれはっちゃく……ま、また懐かしい(笑)」
高 任:「父ちゃんなさけなくって涙でてくらあっ!(笑)」
ラオウ:「代がすすむに連れて無茶な決めポーズになっていったよな(爆笑)」
高 任:「あれ?逆立ちとブリッジと……」
吉 井:「お二人さん、めちゃめちゃ話題が横滑ってます(笑)」
吉 井:「(ゲームのレーベルを見ながら)……ところで、何でこれって『クラフトワーク・サイド・b』なわけ?」
高 任:「んー、クラフトワークのゲームって『エリーゼのために』とか『地獄SEEK』とか『さよらを教えて』などのサイケなゲームがあれでね、純愛系のゲームだから裏面なんだ……てな説明を読んだような気がする」
ラオウ:「高任さん。サイケの意味わかって言ってる?(笑)」
高 任:「ん、サイケデリックだろ?中学の時単語の意味が分からなくて涙したからな。ちゃんと覚えてるぞ(笑)」
ラオウ:「綴りは?」
高 任:「(朗らかに)もちろん、わからないぞ(一同大爆笑)」
ラオウ:「威張ってどうする(笑)」
高 任:「まあ、人間何かしらの取り柄があると言うし」
吉 井:「違う、それは取り柄と違う(笑)」
高 任:「さて、対談らしいネタを少しはふっとくか……」
ラオウ:「何やらごまかそうとしているな(笑)」
高 任:「実は眼鏡娘という事を除けば、文武両道、才色兼備の正統派ヒロインの千秋とか、人間すきま家具の異名をとる、意地っ張りで寂しがり屋の柚子(通称ユズ子)とか……このゲームのキャラって全体的にいいよね」
ラオウ:「……えーと?(ゲームの解説書に目を通している)」
吉 井:「この対談いきなり失敗くさいですね…」
ラオウ:「だったら、何の断りもなくお題を変更しないでください(大爆笑)」
吉 井:「……(笑)」
高 任:「まあ、後輩のちなみとか、料理下手の一目惚れ体質の由里絵とかお約束はおさえてるし……あ、でも柔道少女とかちょっと目新しかったか。ワリカンのイベントとか結構好き」
吉 井:「めちゃめちゃ説明的な台詞だね(笑)」
ラオウ:「……こういっちゃあなんだけどさ、このゲームが発売されたとき、『To Heart』の二番煎じというか三番煎じとかの批判を浴びてなかったか?」
高 任:「……あかりって実は眼鏡娘だったとか?」
ラオウ:「お前の頭にはその事しかないのかっ!(大爆笑)」
高 任:「確かに、実は眼鏡娘だったヒロインがえっちの途中で眼鏡を外した瞬間、『何故外す!』と叫んだ1人の漢の物語があったとかいう点では似てるな(爆笑)」
吉 井:「ん、ゲームの開始が春からで5月のゴールデンウイーク開け終了とか、珍しかった格闘キャラがいたあたりで……そういう話になったのと違いますか?」
高 任:「そんなこと言ったらさ、じゃあ『To Heart』は確固たるオリジナルなのか……なんて発言するとやばいですか?(笑)」
ラオウ:「さっきもちょっと思ったがチャレンジャーだな、君」
高 任:「前も何かでいった気がするけどさ、純然たるオリジナリティーの定義はともかく……過去からの膨大な作品と相似点が認められない作品なんてほぼ皆無だろ。しかもギャルゲーつーか、エロゲーで」
吉 井:「まあ、それ以前に『To Heart』には志村先生いませんしね(爆笑)」
高 任:「この特殊なキャラをシナリオに組み込んだ力量には頭が下がります」
吉 井:「……まあ、個人的にはあっちよりこっちの方が好きですけど」
高 任:「断然こっち」
ラオウ:「どうでもいいですが、何の対談をしてるんだかぜんぜんわけわかんないわよ状態に陥ってませんか?」
高 任:「かあさん全然ワケわかんないわよ!(爆笑)」
ラオウ:「いや、多分読み手にいわゆるおかあさんの立場の人はいないんじゃないかなあ?(笑)」
高 任:「ふむ、宇宙の真理であり、宇宙の愛ですか(笑)」
吉 井:「この前の対談のネタを引きずられても…」
どうにも話の糸口がつかめなかったので、ちょいと時間を割いて再プレイ。(笑)
吉 井:「……どうでもいいけど、高任君ってめちゃめちゃ几帳面だね」
高 任:「は?」
吉 井:「各キャラの分岐やイベントシーンできちんとセーブデータをまとめてるし」
高 任:「いや、このゲームって結構ややこしかったでしょう?ある特定の日時にあるイベントを起こさないとそこでシナリオがストップする…みたいな」
ラオウ:「……そのぐらい、頭の中で覚えておいたら?」
高 任:「ゲームのキャラの名前忘れてる人間に言われても(笑)」
ラオウ:「……にしても、やっぱりこのゲームの主人公は志村先生だな(大爆笑)」
吉 井:「ほとんどのキャラのシナリオにも顔突っ込んで、しかもいい味だしてますし」
高 任:「たまきのシナリオには出てこないですよ」
ラオウ:「……俺、そのキャラ嫌い(笑)」
吉 井:「それを言うなら、由里絵とかどうなります?」
ラオウ:「あれって、自分で味見してるんだよね……じゃあ、料理が下手なんじゃなくて、ただの味覚オンチなのでわ?」
高 任:「教室中に異臭を漂わせる手作り弁当って…ユズ子曰く『ゴミダメの匂い』(笑)」
吉 井:「『美味しくないけど食えないこともない…』って言いながら全部食べる主人公はある意味男らしいと思います」
高 任:「『私のお弁当食べてくれた人は初めて…』なんて由里絵本人に言われてますからね……それしても、自分の料理の腕に薄々疑問を感じているのに手作り弁当を作る百合絵になにやらどす黒いオーラを感じるのは俺だけですか?(爆笑)」
ラオウ:「……んー、こういうとなんですが、明るいとか料理はへたという表面的な話じゃなくて本質的に『私はこんなに頑張ってます、努力を認めて』とか、『努力は必ず報われる』とかいうタイプのキャラだよね」
高 任:「また、日本の教育理念を揺るがすような発言を(笑)」
ラオウ:「そんなもんとっくに揺らいでるじゃないですか」
吉 井:「単なる脱線ならともかく、そういうイヤな脱線はよそでやってください(笑)」
高 任:「じゃあ、お米の国の人だからというサブタイトルで藪の人のお話でも(一同大爆笑)」
ラオウ:「いいなあ、そのサブタイトル。藪の人ってのはちょっと露骨すぎでセンスが悪いと思うが」
吉 井:「お願いしますから勘弁してください(笑)」
高 任:「しかし、シナリオライター自ら『ユズ子最高』と言ってるだけに、ユズ子シナリオにおける主人公はなかなか男前ですね(笑)」
ラオウ:「いや、そういう違いをユーザーに悟られるってのはどうかと思うけど(笑)」
吉 井:「ちびっこの描写における高任君みたいなもんですか(爆笑)」
高 任:「……いや、俺のは単に空回りしてるだけかと(笑)」
ラオウ:「ユズ子ねえ、そう言えば銭湯なんて入ったことが……あ、子供の頃親戚の家に遊びに行ったときぐらいか」
高 任:「俺は結構あるんですよね……実家にいた頃は高校野球の合宿の時とか、大学受験の時に知り合いの家に泊めてもっらた時とかぐらいですけど、今なんか広い湯船で身体をのばしたい時なんかちょくちょく行きます」
ラオウ:「……って、銭湯って一回ナンボ?」
高 任:「地域によって全然違いますけど?」
ラオウ:「あ、そーなんだ…」
吉 井:「まあ、これだけバストイレ付きの物件が増えると、銭湯も潰れちゃいますよねえ……」
ラオウ:「レジャーとして脱皮したあたりは生き残ってるらしいけど……ユズ子の銭湯はダメだったんですな」
高 任:「潰れると言えば、先月、俺が昼間バイトしてた本屋さんが潰れてしまいましてね」
ラオウ:「お前のせいか?」
高 任:「失礼な、俺がバイトを始めてからチャンピオンの売り上げは倍近くになったんだぞ」
吉 井:「いや、チャンピオンだけ売れても…(笑)」
高 任:「つーか、びっくりしたのがね。漫画雑誌の品減ってめちゃめちゃ多いんだわ」
ラオウ:「は?シナベリ?」
高 任:「あ、そうか。品減ってのは……まあ、正確に言うとちょいと語弊があるが早い話万引きって事だ。ちなみに、品が減ると書いてしなべりと読む」
ラオウ:「ほう?」
吉 井:「…って、そんなに高いの?」
高 任:「ジャンプ、サンデー、マガジン、モーニング、およびそのヤング系統を含めての漫画雑誌平均で大体1割ぐらい」
二 人:「1割っ!?」
高 任:「文庫関係はね……ずばり若い子向けの品減が多い。後ちょっと意外に思ったのが、参考書とか歴史小説関係が結構多いの」
吉 井:「それは、その店だけの話?」
高 任:「いや、本屋同士の情報交換からして全体的な傾向らしいよ……俺の独断と偏見やけど、歴史小説って、古本屋で売却するとき結構高いのよ。そのあたりが絡んでるんだと思う……参考書は知らん。『買った』と偽って親から金でも貰うんかもしれんが」
ラオウ:「……へえー」
高 任:「ちなみに古本屋経営は、万引き率1%で倒産すると言われてるけどね(笑)」
ラオウ:「まあ、利が薄いんで有名な業種やし」
吉 井:「なんか、ゲームの対談してるより人生的によっぽどためになりそうな気もしますが、脱線しすぎです(笑)」
ラオウ:「……今、さらりとごついこと言いませんでしたか?」
高 任:「銭湯って万引きとは無縁っぽいですよね。盗難事件とかは多発してるらしいですが」
ラオウ:「ごっつい力技で話を引き戻したな(笑)」
吉 井:「……銭湯と言えば、風呂上がりのコーヒー牛乳とフルーツ牛乳…」
ラオウ:「吉井さん、コーヒー牛乳とフルーツ牛乳という言葉は使用不可になったんですが……ほら、牛の乳100%じゃないと牛乳という名称を冠することができなくなったでしょう」
吉 井:「ああ、そういえば……もう、2年ぐらい前でしたっけ?」
高 任:「こーひーみるくならオッケーです」
吉 井:「……あれ?じゃあ、『チョコキス♪』のちびっこのアレはそこらを考慮してたワケですか?」
高 任:「対談ではネタにしませんでしたけど、あれって結構チェック細かいですよ。宮原との会話で『偽ビ薬』ってのが出てきたでしょう?あれって、『媚』っていう漢字を使うと性的表現がどうのこうのでチェックはいるからわざとカタカナにしてるんですよ……多分(笑)」
ラオウ:「というわけで、『こーひーみるく』と『ふるーつみるく』がどうしました?」
吉 井:「いや、なんかもういいです……大人の汚い世界を見せつけられましたから」
高 任:「うん、人はこうして大人になっていくんですね」
ラオウ:「お前は『カニかま』で大人の階段を駆け上がったんだろうが(笑)」
高 任:「……(ちょっと悩んでいる)……ああっ!ラオウさんったら、そんな古いネタ良く覚えてましたね(笑)」
ラオウ:「割と記憶力はいい方だから」
……ナチュラルに脱線しまくり。(笑)
高 任:「……」
ラオウ:「どーしました?」
高 任:「いや…なんか、『flowers』のゲームについてほとんど語っていないような気がするのだが、するのだが?(笑)」
吉 井:「……いわゆる、『良くできたゲーム』だけに何というか。一番のウリは志村先生というキャラだと思うし」
ラオウ:「……これって、もう5年ぐらい前のゲームだよな?」
高 任:「いや、確か年末発売だからまだ4年と少し……(ゲームのパッケージを見て)……なんか、推奨環境がペン2の166以上ってところに時代を感じてしまう(笑)」
吉 井:「今となると、ペン2探すの大変でしょうね(笑)」
ラオウ:「このゲーム探す方がもっと大変かも知れないけど(笑)」
高 任:「余談ですが……『おめがねティーチャー』は既に中古屋で未開封っぽいのがブンブン売られてましたよ(一同大爆笑)」
ラオウ:「まあ、あの手の……個限定とか言うのも怪しいけどね」
高 任:「昔、消費者団体だかなんかの集団がテレビショッピング系の『先着10名様…』とかいうのに、しばらく経ってから代わる代わる10人が注文して、11人目が電話かけたら『はい、まだございます…』なんて返事が帰ってきたという逸話が(爆笑)」
吉 井:「それは笑い話なの?それとも実話?」
高 任:「さあ?」
お買い得度…… 9(損はしない……というか、今なら絶対中古だし)
音楽…………… 5(多分、一番の弱点かと)
操作性………… 8
はっちゃけ度… 9(志村先生、はっちゃけ過ぎ)
絶対値評価…… 4
……ゲーム対談と言うからには、せめて対談の半分ぐらいは『そのゲーム』に関する会話で埋めたいモノです。(汗)
各キャラは活き活きと描かれており、シナリオもまず水準以上の出来……ですが、志村渚(後の大島渚)という1キャラが活き活きとしすぎており、しかも、ユーザーに与えるインパクトは絶大です。
主人公を吹き矢で狙ったり、中庭で昼寝している主人公の顔面に腰を下ろしたり、学校の売店の焼きそばパンを主人公に買い占めさせ、その焼きそばパンから1本ずつ焼きそばを抜き取った上で『焼きそばがいつもより少なねえぞ、返品だゴラァ!』とごねた上で、抜き取った焼きそばを口一杯に頬張ったりするそのはっちゃけぶりがステキすぎです。
そして、全員クリアした後に見られるあのおまけシナリオ……はっちゃけぶりここに極まれり。(笑)
こんなキャラをねじ込まれたシナリオライターが全身全霊を傾けて書き上げた至高の作品だと高任は思うのですが……発売後、中古価格が急落してたところから考えると、あまり世間的な評価は高くないのかなと。(笑)
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