ついにアメデオの新作『シエスタ』の発売日が決定し、またその日まであと僅か……などと浮かれたついでに熱くこのゲームにかける意気込みを語ったり。(笑)
まあ、雑談も加わったミーティングに近いモノも。
吉 井:「……と、言うわけで4月12日(金)まで後僅かです!(笑)」
高 任:「いやー楽しみですね……ゲームの発売日を指折り数えるなんて、久しぶりですよホント(笑)」
ラオウ:「それはいいんですが……これは何の真似です?」
吉 井:「ああ、高任君と話し合ったんですが、我々瀕死連合のHPでは『シエスタ』の出来に関わらず特集を組む事が決定しました(大爆笑)」
ラオウ:「またそんな大博打を…ゲームが滑ってたらどうするんですか?」
高 任:「いや、俺は信じてますよ……このゲームは必ずやってくれるはずです!」
吉 井:「と、言うわけで発売前の対談、名付けて『前夜祭』にくわえ、4月の対談はこのゲーム一本に絞り、さらに高任君がこのゲームの感想日記も書き、しかも高任君の気が向けばSSまで書き下ろすという『アメデオ一色強化月間』を実施するんです!(一同大爆笑)」
高 任:「……って、書くのは全部俺ですか?(一同大爆笑)」
吉 井:「大丈夫、高任君ならできる!(笑)」
高 任:「……なんか騙されてる?(笑)」
ラオウ:「高任さん、これが魔法だよ(大爆笑)」
吉 井:「懐かしいですね、そのフレーズ…」
ラオウ:「そ、それはさておき……アメデオ特集って完全に一般の来訪者を置き去りにする様な気がするのですが……(笑)」
高 任:「ラオウさん、時代の波に逆らったらアカン(爆笑)」
ラオウ:「波?これが時代の波なのか?」
高 任:「目を閉じて、ほら、感じるだろう?(大爆笑)」
吉 井:「高任君、適当なことを口走らないように(笑)」
ラオウ:「時代の波じゃなくて、高任さんの心の波だろう(爆笑)」
高 任:「90年代の最後、エロゲーメーカーの間を吹き荒れた純愛路線志向……あの一種逆らいがたかった流れに似たものが、このゲームから始まるに違いない!」
吉 井:「誰を煽ろうとしてるの?(笑)」
ラオウ:「つーか、その根拠は?」
高 任:「うむ、あくまでこれはたとえ話なんだが……」
ラオウ:「また高任さんのたとえ話が始まった(笑)」
高 任:「俺の同級生なんかはもう7割近く結婚しているんだが……」
吉 井:「どこがたとえ話ですか?(爆笑)」
高 任:「いや……子育ても一段落して人生ちょっと退屈とかいう主婦やってる人間がなんかみょーに純粋系の少女漫画にはまってる奴が多いんだ!」
ラオウ:「そりゃ、高任さんの交友関係が特殊なだけとちゃうか?」
高 任:「つまりやな……価値観の多様化した、一般的に疲れた社会と言われる日本には純粋なモノに対する渇望が眠っていると俺は推測するわけで、今日の世相を鑑みるに純粋なモノへの復帰志向というのは1つのムーブメントとして……」
ラオウ:「その妙に流暢でうさんくさいしゃべり方やめい(笑)」
高 任:「んじゃ理論的に。その一方で少女漫画には純粋系が減ってるのよ。で、ここ10年ばかり激動の少女漫画界を生き残ったベテラン作家達を集めて新しく漫画雑誌ができてるんだけどそういう雑誌では年齢層が高いだけに性的状況はともかく、割とお話としては純粋系が多い……で、パソゲーの年齢層は比較的高いよな?」
吉 井:「……ボーイズラブはおいといて、パソゲーとして『乙女ブランド』は大きく飛躍する可能性があると高任君は睨んでるわけだね?」
高 任:「ふっ、その通りです(爆笑)」
ラオウ:「あ、アホだ……前からいらん部分でアホとは思ってたけど、ここまでアホだったとは(一同大爆笑)」
高 任:「アホアホ言うけどさ、実際の商品開発の企画会議なんて、このぐらい独りよがりで適当な論理が結構まかり通ってるんだぞ…」
吉 井:「こ、この場面で自分でそれを言うかな…(笑)」
ラオウ:「まあ、つまるところ面白いか面白くないかの問題だから、そういうつまんない理屈は封印してなさい」
高 任:「うむ、同感だな(爆笑)」
吉 井:「……いいんだけど(笑)ま、話は変わりますが、4月12日に有給休暇取れませんでした(爆笑)」
ラオウ:「と、とるつもりだったんですか?このゲームのために休みをとるつもりだったんですか?(笑)」
高 任:「さすが吉井さん、物事の道理をよくわきまえてます……って、取れなかったんですか?」
吉 井:「いやあ、課長に『4月12日に有休お願いします』って言ったのに、どう聞き間違えたのか『4月10日』に有休申請をしてくれまして(一同大爆笑)」
高 任:「……吉井さんの会社って、自分で申請しないんですか?」
ラオウ:「あーお二人さん…そういう企業の勤務規定に関する話題はやめた方が無難だよ」
高 任:「まずいですか?」
ラオウ:「厳密に言うと法律的にちょっと……」
吉 井:「なるほど……って、高任君バイトは?」
高 任:「金・土と休みを2日とってますので、朝から買いに行って、そのまま夜を徹してプレイする予定です(爆笑)」
ラオウ:「またそういう危険な体調でプレイするつもりですか?(笑)」
高 任:「俺、ゲームの途中で中断しても夢の中でプレイし続けるから同じですよ。はっと目が覚めたらセーブデータが記憶と違うの(大爆笑)」
ラオウ:「……お前、絶対夢の中でいらん脳内補完してる(笑)」
吉 井:「で、ラオウさんは?」
ラオウ:「わざわざ休みとらなきゃいかんのですか?(笑)」
高 任:「ふ、某ゲームは有休とって買いに行ったくせに(大爆笑)」
ちょっと脱線。
ラオウ:「ところでタイトルの『シェスタ』ですが……」
高 任:「いや、正確には『シエスタ』です(笑)」
ラオウ:「へ?」
高 任:「『シェスタ』じゃなくて、『シエスタ』(笑)」
吉 井:「もっと正確に言うなら綴りはアルファベットで、『すすき野原の夢物語』というサブタイトルが付きますが(笑)」
ラオウ:「……まあ、それはともかくこの『シエスタ』って、昼食後のお昼寝を意味するアレですか?」
吉 井:「んー、アメデオさんのHPを見る限りでは夢の世界がどうのこうのとか言ってますので、多分それじゃないかと」
高 任:「いやいや、本来の語源は『食事の後のまどろむような夢うつつの感覚』を意味する言葉だったはずだし、これはおそらくこのゲームをプレイして満腹感および夢のような世界を楽しんでくださいという開発者からのメッセージでしょう!これだけでも期待感ばっちりです!」
ラオウ:「あ、あのさ高任さん…」
高 任:「何?」
ラオウ:「かなり入れ込んでるような気がするけど、過大な期待を寄せると失敗するよ。二作目のジンクスを君も知らないわけじゃあるまい」
高 任:「出来が前作の8割でも傑作だと思います(爆笑)」
吉 井:「それって言葉の裏を読めば、前作『ファーストライブ』と同レベルの作品に仕上がっているとは思ってないって事?(笑)」
高 任:「……うーん、理由はいろいろあるんですが、はっきりとした発売予定日が発表されないまま一度延びたでしょ?それがちょっとひっかかってね」
ラオウ:「ゲームの世界に発売延期は良くあることでしょ?(爆笑)」
高 任:「システム関係やグラフィック絡みならいいんですよ……こういう言い方すると誤解されるかも知れませんが、俺は『シナリオ』に期待してるんですから」
ラオウ:「……と言うと?」
高 任:「何というか……前作をプレイしていてテキストから『これが理想だ!』という強烈なメッセージがビンビン伝わってきたでしょ?あれだけの情念を一度放出するとね、いざ第二弾となってはたしてそれに匹敵するだけのパワーが残ってるかどうかがちょっと心配で(笑)」
吉 井:「あ、何となくわかる気がします」
ラオウ:「……作りたいモノ、やりたいモノから、作らなきゃいけないモノ、やらなきゃいけないモノへの意識の変革が与える影響による二作目のジンクスですか…」
高 任:「この作品で前作に近い、もしくは前作以上のパフォーマンスを示すことができたら……はっきり言って、これ以降の心配はないと思います」
吉 井:「なんかテンションさがってきましたが(笑)」
高 任:「いや、あくまで懸念材料として口にしただけでして。もちろん、二作目という事で技術的に洗練され、しかも前作と同等の情念を放出することができたら歴史に……いや、みなまで申しますまい(笑)」
ラオウ:「歴史に名が残るとでも言いたいのか?(爆笑)」
高 任:「残るって言うか、もしそうなったら微力ながら全力を尽くしてこのゲームの宣伝をする……それがゲームに惚れ込んだユーザーの義務だと思います」
吉 井:「その手始めがHPでの特集です!」
ラオウ:「本物は放っておいてもブレイクするという台詞を聞いたような気がするが(笑)」
高 任:「ひよこが殻を割って出てくる直前にはね、卵の殻って薄くなるものでしてね……その殻を薄くする手助けができればユーザー冥利に尽きるってモノです」
吉 井:「おおっ、なんか格好良い台詞が…(爆笑)」
ラオウ:「……ところで、今回もど真ん中直球のお約束全開なノリなんですかね?」
高 任:「この変化球全盛の時代に変化球を使用してどうします?(大爆笑)」
ラオウ:「要するに、高任さんはど真ん中直球を要求しているんだね(笑)」
吉 井:「…まあ、間違いなく『浮気は絶対禁止』というルールは守られていると思います(大爆笑)」
高 任:「『ファーストライブ』は凄かったですねえ…(笑)」
ラオウ:「何気ない初対面での会話の選択でいきなりアウトとか…」
吉 井:「選択肢一度でも失敗すると即フラグ消滅とか…」
高 任:「自分の手に何かをつかもうと思ったら、今つかんでいる何かを捨てなきゃいけないというルールをここまで徹底させていることに凄い共感を感じましたよ私は…」
ラオウ:「……スポ根かい(爆笑)」
高 任:「価値観は同じだと思います。ただ、ベクトルの向きがスポーツなのか、それとも恋なのかという違いだけで、どちらも唯一無二のモノ……ワンアンドオンリーってやつですか」
吉 井:「しかしいつも感心するんですが……そんな台詞が良くポンポンと飛び出てきますね」
高 任:「頑張りましたから(笑)」
ラオウ:「何をだ(大爆笑)」
高 任:「まあ、それはさておいて、最近になってやっとわかってきたんですが、『乙女ゲーム』とかそんなんじゃなくてね、『ファーストライブ』って珍しいテンポのゲームだと思うんですよ(笑)」
ラオウ:「最近になって…って、未だにあれをプレイしてるのか?(爆笑)」
高 任:「ここ一年、俺の心のバイブルですよあのゲーム……最近は『チョコキス♪』ですけど(笑)」
吉 井:「…テンポ?」
高 任:「あ、そうそう……こう、普通のゲームって見せ場に向かってイベントとかをこつこつと積み上げていく感じがしません?そして、ゆっくりと盛り上がってきたここ一番の場面でどかんと力のこもったイベントを配置してユーザーを巻き込んでいく…みたいな感じで」
ラオウ:「……ああ、わかった(笑)」
吉 井:「わかりません(笑)」
高 任:「早い話、いきなり最初からどれもこれも破壊力のあるイベントを連続して叩きつけてくるのが『ファーストライブ』だと思うんですよ。最初っから全力疾走でそのノリが最後まで持続するという凄まじいテンポで、ユーザーを翻弄すると言った感じの…(爆笑)」
ラオウ:「翻弄という言葉を使うか、まあ言い得て妙だと思うが…(爆笑)」
吉 井:「確かにオープニングから凄かったですからね……高任君の言葉を借りれば、ユーザーに心の余裕を与えないままエンディングまっで連れていかれたと言うか(笑)」
高 任:「で、力の入ったイベントを最初から叩きつけようと思ったら……それはやっぱりお約束を利用するのが有効だったのかと」
吉 井:「なるほど……って言うか、高任君。普段からそんなこと考えてるんですか?(爆笑)」
高 任:「ん……自分の気に入ったゲームのおもしろさをね、何とかして他人に伝えたいじゃないですか。そのためにもいろんな説明の仕方を考えないと。『やってみないとわからない』って言うのは、ある意味で逃げだと思うんですよ」
ラオウ:「……志は立派だね(笑)」
高 任:「なんかイヤな言い方しますね(笑)」
吉 井:「アメデオさんのHPにいろいろと新作についての情報があるんですが……」
高 任:「いや、俺は基本的に前知識無しでゲームに臨むのがプレイスタイルですから」
吉 井:「聞きたくないですか」
高 任:「聞きたいですとも(一同大爆笑)」
ラオウ:「それでいいのか?(笑)」
高 任:「だって、既に買うこと決めちゃってるんですから。第一ちゃんと…ンンッ、ゴホッ、ゴホッ…」
吉 井:「……風邪ですか?」
ラオウ:「風邪と言うよりは、何となくツッコんでくれという希望を秘めたわざとらしい咳の仕方だったと思いましたが…」
吉 井:「じゃあ、ツッコミは無しと言うことで…(笑)」
高 任:「あんたら、鬼か?(笑)」
ラオウ:「つーか、あの話題で『ちゃんと』まで言ってしまったら何を言いかけたか予想はつくし……はっ(高任の顔を見て鼻で笑った)」
高 任:「予約入れたら悪いっちゅーんですかぁっ!(一同大爆笑)」
ラオウ:「我慢の足りない男だな…(爆笑)」
吉 井:「話を戻しますけど…(笑)」
高 任:「あっさりと戻しますか…」
吉 井:「まあ……今回の王子様候補の中に『義理の兄』がいるそうです」
高 任:「むむうっ!思い切った事を!」
ラオウ:「……つまり、主人公は妹なんですか(大爆笑)」
吉 井:「ラ、ラオウさん…あなたって人は…(笑)」
ラオウ:「深い意味はなかったんですが……」
高 任:「浅い意味ならあったのか?」
ラオウ:「いや…どうも近親関係の絡んだ恋愛って言うと、どうも『乙女ゲー』という名前に対して少し違和感が…」
高 任:「ああ、わかるような気がします…」
吉 井:「と、言いますと…?」
高 任:「義理かそうでないかはおいといて……近親関係絡みの恋愛って基本的に悲恋モノの香りがしますよね?それは結局禁忌の存在だと思うんですが、その禁忌の元になったのは血の濁りであって……と、そういう部分を連想させてはいけないような気はしますが」
吉 井:「よーするに清冽とした雰囲気が必要だと?」
高 任:「だって、基本的スタンスは王子様でしょ?言ってみれば太陽みたいなモノで、そういう暗い部分ってのはどうかなという気持ちはありますが…」
吉 井:「素直に、実は兄妹じゃなかったというお約束だと思います(大爆笑)」
ラオウ:「でもまあ、実際にプレイしてみないとなんとも言えませんよね(笑)」
高 任:「そういうことです……確かに、このメーカーのシナリオ担当の人ならスカッと爽やかに描ききってしまうような期待感は充分にありますし(笑)」
吉 井:「……なんか、2人とも王子様の解釈が間違ってるような気がしますけど」
高 任:「王子様は王子様でしょう?」
吉 井:「いや、王子様という単語が持つ言葉の意味にとらわれすぎているような…」
ラオウ:「吉井さんの解釈は?」
吉 井:「えーとね、こういう言い方は嫌いなんですけど、周囲から見たつり合いという点で相対的に自分が劣っていると感じる相手…早い話、全ての面で自分にはもったいない相手としての象徴の言葉としての『王子様』だと思うんですが」
ラオウ:「……そう言われると、『ファーストライブ』の王子様5人も、全員が全員完全無欠のキャラというわけでも(笑)」
高 任:「……カイルは?」
吉 井:「……」
ラオウ:「……」
高 任:「強いて言うなら他の女の子に騒がれすぎるのが欠点ですか?(笑)」
ラオウ:「そりゃ、お姫様としては精神衛生的にあまりよろしくないわな(笑)」
吉 井:「難しい話はやめましょうか?(大爆笑)」
この後、吉井氏はゲームの情報について口をつぐみました。(笑)
ラオウ:「しかしあれですね、高任さんが期待するように今作もお約束てんこ盛りならやっぱり私には理解しにくいノリなのでしょうか?」
吉 井:「お約束も何も……もう今となってはかつて使われたことのないパターンなんてほぼ存在しないと言っても良いと思うんですが……」
高 任:「アイデアじゃなくて、アレンジの時代に入ったとも言う(笑)」
ラオウ:「はあ…なるほど」
高 任:「……ってそんなことよりね、前作のようにプロローグから飛ばしてくれるかどうかが勝負の分かれ目だと思います(笑)」
吉 井:「飛ばすって、子供の頃の想い出ですか?(爆笑)」
高 任:「ぐっと親指を立てて『泣くな、俺強かったろ』……名シーンです(笑)」
吉 井:「あのプロローグで大分心の余裕を失いましたよね(笑)」
ラオウ:「こ、この2人の感覚は良くわからん……」
高 任:「……で、話を戻しますが、今の時点ではあくまで推測に過ぎないんですけど、さっき吉井さんが言ったとおりこのメーカーは『王子様&浮気厳禁』のスタイルを貫くと思うんですよ(笑)」
ラオウ:「だろうな…」
高 任:「で、この『王子様』はともかく『浮気厳禁』って言うのは間違いなくシナリオにとって諸刃の剣なんですよ!」
吉 井:「……そう?」
高 任:「だって考えても見てください、王子様としてキャラクターがまずかぶりやすい…すると、使えるお約束もかぶりやすいでしょ。恋愛モノの醍醐味とも言える王子様を相手にして主人公の揺れ動く心境とか、『恋の障害を設置するのにかなり苦労する』と思いません?」
ラオウ:「……あ、そっかそっか、シナリオを長くしにくいと言いたいのか」
高 任:「基本的に長くしようとすればするほど自分の首を絞めてしまう……つまり、短期決戦が宿命づけられてると思うんです」
ラオウ:「短期決戦自体は話のテンポとして悪くないけどね(笑)」
吉 井:「……ひょっとして、高任君って今度の新作にかなり危機感持ってません?」
高 任:「さっき話さなかった理由の1つがこれだったんですけどね、正直に白状するとその通りです……大体二作目って妙に肩に力が入るでしょ?下手に長くいい話に仕上げようとすると、『王子様&浮気厳禁』というルールが足枷になってお話の密度が薄くなってしまうかも…」
ラオウ:「……高任さん、君の見識が的はずれかどうかは別にして、もう少しましなことに脳味噌使え(大爆笑)」
高 任:「いつもいつもそんなこと考えてる訳じゃなくて、『シエスタ』に関しては期待度が無茶苦茶高いですし、発売が延期されたせいかいろいろ考える時間が長かったですから(笑)」
吉 井:「女性はともかく、男性ユーザーとしてここまでアメデオさんのゲームに入れ込んでいるのって高任さんだけでしょうね。俺も期待はしてますがさすがに高任君には負けます(爆笑)」
ラオウ:「つーか、下手な考え休むに似たりとも言う(笑)」
高 任:「だって、実際にゲームが発売されたら考えることできなくなりますよ。実際に売られたゲームってのは思考に足枷をはめてしまいますからね。うん、つまりこうして発売前にいろいろ考えている瞬間が一番幸せかも(一同大爆笑)」
吉 井:「また身も蓋もないこと言うね…」
高 任:「なーに言ってるんですか、実際のゲームがその上をいってくれたときの充実感ってのは凄まじいですよ」
ラオウ:「……どうか傑作でありますように」
高 任:「何故祈る?」
ラオウ:「いや、あんまり考えたくないんだけど……もしゲームの出来が悪かったりしたら、対談の本番で高任さんかなり荒れません?(大爆笑)」
吉 井:「ラオウさんラオウさん、断言しますけど絶対荒れます(爆笑)」
ラオウ:「や、高任さんが本気で荒れたら誰も止められませんし」
高 任:「はっはっはっ、心配性ですねえ2人とも…」
吉 井:「荒れないんですか?」
高 任:「荒れるに決まってるじゃないですか(一同大爆笑)」
ラオウ:「(ぼそっと)……『レンズの向こう側』ぐらい荒れる?」
高 任:「ゲームの出来次第……って、何2人とも祈ってるんですか?(笑)」
ラオウ:「今だから言うけどさ、あの対談って…」
吉 井:「高任君から送られてきた原稿を僕が修正と削除入れまくりました(大爆笑)」
ラオウ:「そうでしたか、やっぱり吉井さんがどうにかしてたんですか…(笑)」
ラオウ:「ところで全然話は変わりますが、『2万ヒット記念・眼鏡娘が小公女セーラのようにいじめられるSS』はまだ書いてくれないんですか?そろそろ3万ヒットが見えてきましたが…」
高 任:「ケンカ売ってんのか貴様?」
吉 井:「あれは冗談じゃなかったんですか?」
ラオウ:「そんなにイヤか?」
高 任:「無茶苦茶イヤじゃつーの!」
ラオウ:「じゃあ、眼鏡娘がフランダースの犬のネロのように……」
高 任:「世界名作シリーズから離れろって言うか、俺がノリノリで書けるようなとまではいわんがせめて右手が拒否反応を起こしそうなテーマはやめてくれ(爆笑)」
吉 井:「何というか、ラオウさんもやっぱり悪魔ですよね…」
高 任:「『も』ってなんですか、『も』って?(笑)」
ラオウ:「こんな事を言うのはなんですが……最近『チョコキス♪』のSSだけ死ぬほど気合い入ってるのに、他は気合い抜けまくってません?(一同大爆笑)」
高 任:「ん、だって僕狼少年だから」
ラオウ:「こ、この男…意地でもあのゲームをプッシュする気か(爆笑)」
高 任:「この世に孤独な志などないと俺は信じている…(笑)」
吉 井:「ま、またどこかで聞いたような台詞を…」
ラオウ:「この男のお約束の引き出しは一体いくつあるんだ?(爆笑)」
吉 井:「……最近、何かゲームしてます?」
高 任:「え、『初恋ばれんたいん』とかですけど…(一同大爆笑)」
吉 井:「古すぎる……」
ラオウ:「いつのゲームですか、いつの…」
高 任:「ん……と、『みつめてナイト』と『プリズムコート』の前の年だから97年だったと思う」
ラオウ:「その妙な基準は一体……(笑)」
高 任:「いや…98年って言ったら、先に挙げた2作にくわえて『ポヤッチオ』『蒼天の白き神の座』『TLS2』などのそうそうたるゲームが綺羅星のごとく……」
吉 井:「高任君、『TLS2』は99年だ(爆笑)」
ラオウ:「ついでに綺羅星のごとくという語句は本来、『綺羅、星のごとく』だからな。勘違いするなよ…(爆笑)」
高 任:「2人が僕をいじめる…」
吉 井:「『綺羅星』じゃないんですか?」
ラオウ:「いえ、詳しく説明すると長くなるのであれですが、綺羅というのがまあ美しいモノを意味して、それが星のようにちりばめられている状態を示すんです。綺羅星というのは本来1つの単語じゃありません……と言っても、言葉ってのは常に変化していくモノだから原則に捕らわれすぎるのは意味ないですけど(笑)」
高 任:「だったらツッコむなよ!(爆笑)」
ラオウ:「悔しかったらもうちょっと語彙力を上げろ。語彙力の上昇は文章の選択の幅を広げるから…」
脱線……というか、この話自体が脱線だったのですが。(笑)
吉 井:「で、『シエスタ』に関しては王子様キャラにボイスがつくそうです」
ラオウ:「まあ、聞いてはいけないモノを聞いてしまう高任さんには必要ないかも知れませんが(大爆笑)」
高 任:「……」
ラオウ:「何、その不服そうな顔は?(笑)」
高 任:「いや、やっぱり俺の頭の中には『しおーん!』って呼びかけてくる平太君のボイスが耳にリフレインしているのだが(一同大爆笑)」
吉 井:「誰の声ですか?」
高 任:「んー、ちょっと幼い感じの声なんだけど……」
ラオウ:「……しおんという名前のキャラが出てくるアニメがくさいな(爆笑)」
高 任:「いや、『僕じゃしおんを守れないの?』等という台詞もゲームの中で聞いた気がするのだが(大爆笑)」
ラオウ:「病院行け(笑)」
高 任:「まあ、人間誰にでも気のせいって事はあるよね(笑)」
ラオウ:「気のせいにも程がある(一同大爆笑)」
吉 井:「あ、そうだ……実は『シエスタ』発売を記念してイベントがあるらしいんですが…(笑)」
高 任:「……わたしゃそういうのに無縁なんですけど、その手のイベントってどういうコトするんです?」
吉 井:「まあ、無難なところではゲームに参加した声優さんがやってきてトークショーをやったり、ファンと握手をしたり……って、どうしたんですかラオウさん!」
ラオウ:「(悶えている)……い、いや、今ちょっと高任さんが男性声優さんとがっしりと握手するシーンを想像してしまいまして(一同大爆笑)」
吉 井:「高任君、それは絶対においしいって!絶対行くべきだよ!間違いなくそのイベントでただ1人の男性参加者だって(大爆笑)」
高 任:「や、さすがにそれはちょっと……第一、俺がそれをやったら絵にならないから他のファンの人に迷惑でしょう(爆笑)」
ラオウ:「ん、まあ人のことは言えんが高任さんはちょっとビジュアル的に難があるしな……」
吉 井:「ラオウさん、なんかさらっと失礼なこと言ってません?」
ラオウ:「だって普段から自分でそう言ってるし。高任さん、『がんぱれ』で言うと君の魅力の数値はどれぐらいだと思うかね?」
高 任:「70から80(D)ぐらいじゃないですか?まあ、ひいき目に見ても、平均より下でしょう(爆笑)」
ラオウ:「もうちょっとあるだろう?」
高 任:「いや、中村の初期値が80だからこんなものでしょう(笑)」
ラオウ:「高任さんの場合、中村と言うよりは坂上先生だと思うのだが…(笑)」
吉 井:「って、『がんぱれ』やってない人にはさっぱりわからないネタでしょうね(爆笑)」
高 任:「ま、そういう話はおいといてそのイベントは…」
ラオウ:「行くんですか!(爆笑)」
高 任:「ゲームの内容が良くて気が向けば覗きに行くかも…」
吉 井:「あ、イベントって発売日の前日なんですけど(爆笑)」
高 任:「じゃ、行かない…っていうか行けない(笑)」
吉 井:「絶対受けると思うんですけど……」
高 任:「誰にですか?」
吉 井:「いや、俺とラオウさんに(大爆笑)」
高 任:「そんなことするぐらいなら、『ミスター〇ーキー』の映画で、バース様が登場した瞬間スタンディングオベーションする方がましです(爆笑)」
吉 井:「あ、見に行ったんですか?どうでした?」
高 任:「『メジャー〇ーグ』を二回りぐらい縮小して、それに日本特有の親子の関係をブレンドしてテーマそのものがバラバラになってしまったという感じでしたが(笑)」
ラオウ:「容赦ないなあ……って言うか、テーマって何?」
高 任:「え、あの映画って阪神タイガースの優勝祈願以外に何かあるんですか?(一同大爆笑)」
ラオウ:「私の知人は、『バースの勇姿が見れた!』とか喜びまくってましたけど?」
吉 井:「すいません、その意見は完全に求めるモノを間違ってると思います!」
この後、完全に脱線。
吉 井:「……しかし、ここまであおっといて普通のゲームだったりしたら辛いですね(笑)」
ラオウ:「まあ、クソゲーならクソゲーで対談はある意味盛り上がるでしょうが普通の出来だと……開口一番で『ふつー』とか口走った瞬間話が続かなくなりますし(爆笑)」
高 任:「普通の出来にはならないと思いますが(笑)」
吉 井:「……まさに、のるかそるかのゲームですか?(爆笑)」
高 任:「さっきも言いましたが、前作の同じテンポのゲームならばオープニングが鍵を握ってます!」
ラオウ:「断言しやがったな、この男……テンポを変更して泣かせる話系統の恋愛モノにならないとも限らないと思うのだが」
高 任:「繰り返すが泣かせる話にはある種の悲劇が必要であって……」
ラオウ:「はいはい、乙女ゲームのルールが足を引っ張るって言いたいんだね……俺は、乙女ゲーム云々より、面白いか面白くないかだけが大事なんでね(笑)」
吉 井:「……期待はしてるんですよね?」
ラオウ:「いやあ、だって前作は面白かったよ。少なくとも一度あれだけのモノを作り上げたという実績がある以上期待しないのは嘘でしょう(笑)」
吉 井:「笑いと赤面……あのゲームの中には我々のサークルの掲げる目的が凝縮されてましたからね(笑)」
高 任:「まあ、前夜祭はこのぐらいで切り上げて本番に期待するとしますか!」
ラオウ:「前夜祭って事は、後夜祭もあるのか?(爆笑)」
吉 井:「祭りの後は物寂しい感じがしますからしません(笑)」
ラオウ:「ゲームがつまんなかったら、祭りの後というより、後の祭りって気もしますが…」
高 任:「そのオチ30点(大爆笑)」
そして我々は4月12日(金)を待つ……あ、その日に購入するのは高任だけか。(笑)
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