はーい、2009年夏コミです。
日程は、8月14日(金)〜16日(日)の、3日間開催。
去年の冬コミで本を落としたので、今度の夏コミは落ちるんじゃ……きちんと活動をしてるサークルの定義する事は難しいかも知れませんが、少なくとも参加の際に新しい本を出しているかどうかは、それなりの目安になるだろうと高任は思います……とか思ってたのですが、瀕死連合は運良くスペースを確保することが出来ました。
日記にもちょっと書きましたが、3日間開催の場合、参加サークルは合計で約3万5千になります。
で、今回の夏コミで参加申し込みの数が久しぶりに5万を越えたとのこと……昔は普通に5万を越えていたはずなので、ここ数年は参加申し込みの数は減っていたという事になります。
それにくわえ、最近の申し込みでは書類不備(申込書類の書き方が間違っている)の割合が2割にものぼるらしく……つまり、ここ数年における実質的な参加申し込みの数は4万を割っていたと推測する事ができます。
参加することの出来る3万5千という数に対して、実質申し込みが4万以下……つまり、特殊な部分を加味せずに考えると、平均10サークルに1つが落選する……そんな状態だったはず。(ただし、3年ほど前から始まったオンラインによる申し込みは今回で約2万5千。おそらく記入ミスは、減少の方向と思われるので、現状はこれに当てはまらないと推測されます)
後、サークルがHPを運営してるケースが多いようで……コミケスタッフは、時間の許す限りそういうものもチェックして実際に活動しているかどうかを判断しつつ、当落を決めている……という噂を聞きました。(笑)
『同人誌はちゃんと作ってるけど、HPは3年ぐらいほったらかしてるなあ』
というようなサークルは、ひょっとすると……かも知れません。(笑)
さて、コミケレポートと言っても、最近はあまり目新しいことを書いてないので、今回はちょっといつもと違った目線から。
高校球児が、1つの試合のために半年、1年の練習を費やすように、サークルはコミケに向けてどういう風に動いているか……まあ、真面目に活動しているサークルならあれですが、瀕死連合は真面目に活動しているとは言い難いので……迷走ぶりが際だちます。
ただ、読み物として楽しんでもらう……のが、第一目標なので、それはそれでよし。もちろん、真面目に活動している人間にとっては嫌悪の対象になる可能性も否めませんが。
6月8日(月)
夏コミ当選の通知来る。
(高任の考える)真面目に活動しているサークルの場合、この当落通知はあまり関係がありません。
コミケ以外の同人誌即売会にも参加するサークルは、イベント合わせで新刊を作ることが普通なので、1年中原稿を描いてますから。
下手をすると、イベントに合わせて新刊を作るのではなく、印刷所の閑期割引(当然イベントに合わせて原稿を持ち込んでくるサークルがほとんどなので、印刷所の仕事というか、同人誌印刷の仕事は季節によって波があります。その暇な時期は印刷代を割引するというサービスをしている印刷所が少なくない)を利用してコスト削減をはかろうとすると、ますます他のサークルとは原稿を描く時期がずれますし。
もちろん、これをやると本当の意味でタイムリーな同人誌を作り損ねるケースがありますが、本を作るのが好きで好きでしかたのない連中は、ぎりぎりでもう一冊作ってしまったりするので、冗談抜きで1年中原稿を描いてます。(笑)
まあ、こういうサークルはレアな存在です。
学生や、同人誌活動が仕事の集まりを除くと……やはり、普通に社会人をやっていると参加するのはコミケだけとか、参加サークル6千とか1万の大きいイベントのみ参加するようなサークルがほとんどだと思われます。
さて、こういうサークルの場合、ピンからキリまでというか。
描きたいテーマは決まっていて、何冊も本を出してしまうようなサークルから、本を出すのではなくコミケに参加するためだけにとりあえず申し込みだけはして、何を描くかは受かってから決める……最悪、スペースだけ欲しい連中なんかも…。
そもそも同人誌なんか興味ないよという人や、ただ買うだけの人は、印刷所の事がいまいちわからないと思います。
描いた原稿を持ち込むと、本にしてくれるところ……です。
もちろんお金はかかりますし、締め切りもあります。
今回の夏コミで言うと、8月の13日に印刷所に原稿を持ち込んで『明日の朝に、コミケ会場までできあがった配送してください』などとふざけたことを言う人間は、殺されても文句は言えません。
コミケに参加するサークルが3万5千……おそらく、印刷所を利用するサークルは3万以上あるでしょう。
で、印刷会社の数は限られているわけで……早い話、日本最大級の同人誌即売イベントであるコミケの直前は、印刷所が最も忙しい時期にあたります。
印刷所にもよりますが、割増料金無しの普通の締め切りが……7月下旬程度と思っていただければ多分問題ありません。
締め切りより遅れるのはあれですが、早い分には……ですので。
つまり、大抵のサークルは6月8日頃の通知から1ヶ月半程度の期間で、原稿を仕上げて印刷所にお願いする……という感じです。
……を、前提にして『瀕死連合』の迷走ぶりを感じていただきたい。(笑)
6月8日(月)
高 任:「(通知を見て)おお、当選か。吉井さんに連絡しないと……って、どうせすぐ対談で会うから、その時でいいか」
2月から高任の仕事が変わり、高任が仕事中に吉井氏が帰宅する……みたいな感じで、連絡がとりづらい状態なので、こう判断したわけですが。
6月10か11日。
ラオウ氏から電話。
ラオウ:「夏コミ落ちたん?」
高 任:「受かったよ。なんで?」
ラオウ:「いや、吉井さんが『連絡ないから落ちたんでしょう。せっかくだから俺はゲームをするぜ』みたいな事をHPで…」
高 任:「いやいやいや。どうせ、すぐ対談で会うやン。その時でいいかなと思って」
ラオウ:「まあ、それはそうだが…一応訂正しといたら?」
高 任:「むう…」
ラオウ:「話は変わるが、俺はバイクの免許を取ったよ」
高 任:「はい?」
ラオウ:「いや、コミケレポートのネタになるかなと思って」
高 任:「お、お前っ、まさか(プライバシー保護のためふせます)からバイクでここまで来るつもりかっ!?」
ラオウ:「うむ」
高 任:「うむ、じゃねえよっ!免許とって1ヶ月や2ヶ月で、長距離運転って、アンタバイク舐めすぎっ!」
ラオウ:「いや、ちゃんと練習するし(笑)」
まあ、この人はこの人で『他人を楽しませるためには手段をあんまり選ばない』という意味で尊敬できる人なのですが。
高 任:「……っていうか、夏コミのネタならもう仕込んであるよっ」
ラオウ:「は?」
高 任:「いや、万歩計買ったンよ。で、コミケ当日にラオウさんに装着してもらう」
ラオウ:「おいおいおいおいっ!」
高 任:「スペースに戻ってくるたびに、歩数を書き出して、ラオウさんの行動を推測すると同時に、コミケの過酷さを具体的な数字を持ってだな…」
ラオウ:「(震える声で)お、お前という奴は…」
高 任:「え、ダメか?我ながらナイスアイデアと思ったんだが」
ラオウ:「いや、面白そうだからやろう。ただ、行列に並ぶと歩数が増えないからなあ……ここでは、『ラオウさん、あんた歩きすぎっ!?』という反応が欲しいわけだろ?」
高 任:「まあ、ぶっちゃけた話そうだが……つーか、最初のピットインでは歩数はそれほどじゃなくて…みたいな分析も含めて、ラオウさんの時間帯毎の生態を調べるみたいな方向でひとつ(笑)」
などと、夏コミに向けて着々と準備が整っておりました。(笑)
いや、準備の方向間違ってるだろ、それはっ!!
6月14日(日)
午前4時、納品されたスポーツ新聞の数をチェックしようとして…
高 任:「ふおおおおっ!」
同 僚:「ど、どーしたんですかっ?」
高 任:「(新聞を指さしつつ)み、み、三沢が、三沢が…死んだって…」
同 僚:「え…」
高 任:「……うお…嘘だろ…え、マジ…」
同 僚:「……あの、高任さん」
高 任:「え?」
同 僚:「三沢って、誰ですか?」
高 任:「(さっき以上のショックを受けて)ふおおおおおおっ!」
同 僚:「え、え?」
高 任:「えーと、猪木知ってる?」
同 僚:「知ってますよ」
高 任:「な、なるほど……プロレスそのものが思いっきり、マイナージャンルへ移行していった証明だな、これは…」
別に高任は熱心なプロレスファンというわけではありませんが……なんというか、『三沢』というプロレスラーが死んだことより、一般的に認知されてないことの方がショックで。
今になって、これが迷走のきっかけになったなとわかります。
高 任:「ああ、夏コミではなんかプロレスネタの本を作らねば」
いや、もちろんチョコキスを出しつつ……という意味で。(笑)
といっても、プロレスファンの、プロレスファンによる、プロレスファンのための本を作るつもりも、知識も、技術もありません。
高任なりの追悼という意味で、何らかの形でプロレスというネタを組み込んだ本が出したいなあ……と。
余談ですが、この日の午後。
高 任:「ラオウさん、三沢って知ってる?」
ラオウ:「誰、それ?」
吉 井:「……」
高 任:「いや、まあ、ラオウさんのことだから予想してたよ、その反応は」
という会話があったとか、ないとか。(笑)
さて、プロレスネタの本……安直に考えると、一応ギャルゲーかなあ?…的に、レッスルエンジェルス(サバイバー)です。
大きな声では言えませんが、女子プロ団体による三国志みたいな感じのパロディを書こうと思って、1年ほど前からプロットを温めて(まだまだ構想初期段階)いたりします。
ただ、このゲームで高任が気にくわないのは……新団体を立ち上げてすぐ、観客が400人以上集まることです。
ゲームだから、と流せればいいのですが……観客数十人とかいう、現実を知ってるだけに、なんというか、こう…。(笑)
今のプロレスの状況なめてるのか?
などと、心のどこかで反発を覚えてしまう自分がいたりするわけで。
いや、プロレスに興味なくてもスポーツ新聞とか普通に読めばわかりますよ。観客数とか書かれてますし……120人とか、98人とか。
極端な話、女子プロとかの垣根を越えて、今の日本で常時400人以上の観客を集める事の出来る団体が誕生したら、既にトップを窺う位置のナンバー3の団体になります。(笑)
つまり……あのゲームは、『新しい団体を立ち上げ、苦労しながらメジャーな団体にしていく』という部分においては(以下略)。
で、ああでもない、こうでもない……つーか、ページ数と、技術が根本的に足りてないので断念。
気がつくと、7月になってました……てへ。(笑)
レッスルエンジェルスがダメなら、一体何を……偽チョコの外伝用のネタでプロレスはある……が、今それを書くとまずい。
本編がそれを書いていいほど進んでないから。
だが、プロレス…しかし、プロレス。
高 任:「あれだっ」
高任の頭に浮かんだネタ。
一見プロレスとは関係なさそうで、ある意味ギャルゲーで、その上確実に『なんでやねんっ!』とツッコミを入れてもらえると確信できるネタ。
『プリンセスメーカー5』
なんでやねんっ!(笑)
いや、ゲーム対談で書きましたが、プレイヤーは職業カテゴリー『先生(と呼ばれる職業。医者とか政治家とか)、経営者、公務員、会社員、自由業』の5つから選び、その上で、職業名を自分で記入します。
母親ではなく、父親を選択したとき、高任の職業は大抵プロレスラーだったのです。(笑)
執事のキューブに、『今年は、養育費として一ヶ月に使える額は2万円です。ちょっと厳しいですね』などと言われて…
高 任:「やべえ、俺の所属してる団体がやべえっ!」
などと騒いでいたり。(笑)
まあ、それはさておき、元勇者で、今はネームバリューがないから実力はあるのに前座プロレスラーに甘んじなければいけない男が、今日から父親になる。
いける。(高任の独断と偏見です)
うむ、わかる人間にだけわかるように、入場曲は『スパ〇タンX』で覆面レスラーという設定にしよう。
ほら、覆面レスラーだったら、父兄参観のイベントとかそのままネタに出来るやん。
自分の娘が父親のことを書いた作文を読み上げる…
娘 :『私のお父さん。私のお父さんは、正体不明の謎の覆面レスラーを』
父 親:『ばらしちゃダメだーっ!』
と、ラリアット一閃。
いける。(高任の独断と偏見です)
娘を悪い遊びに引き込もうとする暴走族をなぎ倒し、強く優しくたくましく、でもちょっと口べたで……大きな背中をちょっと丸めて、娘に語りかける、そんなお父さん。
そうだ、タイトルは、『私のお父さんは、元勇者で、プロレスラー』でいこう。
4コマメインで、ラストでちょっといい話を書いて娘に『私のお父さんは、元勇者で、今は売れないプロレスラーで、ちょっとだらしのないところもあるけど……私は、そんなお父さんが大好きです』とか夕日をバックにいわせりゃ、ばっちりだ。
いける。(高任の独断と偏見です……つーか、このあたりは既にやる気を盛り上げるための思い込みの段階)
よし、そうと決まれば下手は下手なりに、『プリメ5』のネタ出ししながらキャラの練習をしなければ。
この時、関東では梅雨が明けようとしていました。(今年の関東地方の梅雨明けは7月14日)
7月15日(水)
高 任:「ん…?」
目が覚めると、なんか背中が痛い。
床の上で寝ていたからとかいう痛みではなくて、もっと鋭い痛みというか、尖った何かで背中を刺されているようなそんな感じ。
高 任:「…?…あれ…?」
机の上に眼鏡がない。
つーか、背中が痛い。
身体を起こしてみたものの、やっぱり背中が痛い。
高 任:「……はて?」
背中に手を回すと、指先に硬くて細い何かが触れ、かちゃ、と軽い音を立てて床の上に落ちたような。
高 任:「……(机の上を探す)」
眼鏡がない。
そして数秒後。
高 任:「ふおおおおおっ!」
眼鏡のフレームがネジごとぶっこわれたというか、ぶち折れたというか、まあ机の上に置いていた眼鏡を無意識に手にとって、床に落として背中で押し潰してどったんばったんやらかしたんだろうと…。(折れたフレームが背中にちょっと刺さってたのか、血も出てました)
高 任:「(三沢が死んだと知った時以上のショック)ふおおおおおっ!」
自慢じゃありませんが、眼鏡がないと高任目が見えません。裸眼は4桁です。
視力検査の一番上の直径30センチの大きな円が(以下略)。
スペアの眼鏡は5月下旬、ちょっとした事情があって壊れてそのままです。
新しいテレビ資金がどうのこうの言ってる場合ではありません。まず、眼鏡、何よりも眼鏡を買わなければいけません。
眼鏡をかけている人間にとって、眼鏡はまさしく身体の一部であり、眼鏡が壊れると人間として活動できなくなるのです。
そうです、だからこそ気軽に眼鏡を外したりする眼鏡娘は邪道なのです。(眼鏡が壊れると、冗談抜きでこのぐらい狼狽します)
HPの掲示板にも書きましたが、新しい眼鏡というのはストレスが溜まります。
考えても見てください。
眼鏡はまさしく身体の一部なわけで、身体の一部が別の何かに代わる……そりゃあ、いろんな意味で拒絶反応起こりまくりと言うか。
まずい、慣れなければ。
こいつ(新しい眼鏡)のことを、一刻も早く自分の身体の一部にしなければ。
文章(日記など)を書いていてイライラするは、漫画や小説を読んでいてイライラするは、そもそも目をつぶっていても新しい眼鏡のフレームの感触にイライラさせられるは…。
イライライライラ…。
ようやくそれになれ始めた頃には、8月に入ってました。(笑)
高 任:「(カレンダー見ながら指を折る)……あれっ?」
いけん。(高任の独断と偏見…ではなく、誰がどう見ても、破壊的なまでにまずい)
もちろん、いつも瀕死連合はコピー誌だからゆえ、印刷所の締め切りとかそういうのは関係ないけど…。
『プリメ5』……ネタはそこそこ考えてるけど、絵柄をまったく練習できていない。
『チョコキス』…描き慣れてはいても、ネタをまったく考えてない。
ついでに言うと、2月から変わった仕事は、以前の仕事より自由な時間がない。
高 任:「ふおおおおおっ!」
つーか、いつもなら一番時間のかかる表紙とか終わってる段階なんだよっ!
ネタだしっ、ネタだししなきゃっ。でもどっちの…?
8月11日(火)
仕事中。
『今朝5時頃、静岡県で地震が…』
高 任:「……なんか、東京で震度4とか言ってるけど、感じた?」
同 僚:「いや、気付かなかったすね…?」
まさか、あんな大事になっていたとは…。
その夜、仕事に出かけた高任の家で、電話が鳴ってました……ラオウ氏からです。
あ、余談ですが……8月15日(土)の深夜勤務を同僚に交代してもらって、コミケに参加することが出来る事がはっきりしたのはこの日です。
8月12日(水)
高 任:「(留守電チェックしながら)ありゃ、ラオウさんか……まあ、何日の何時にこっちに来るとかいう話だろ、夜に電話かけるべ」
夜の9時に電話をかけるも、つながらず。
8月13日(木)
夜の9時に電話をかけるもつながらず。
高 任:「……そういや、バイクで来るとか言ってなかったか、あの男」
みなさんご存じの通り、例の地震で東名高速道路の一部が文字通り、透明高速道路になったというか。(笑)
地理に明るくない人間が、慣れないバイクで一般道を……
高 任:「止めねばっ……つーか、バイクは無理って話か?」
首を傾げながら、仕事へ。
今になって思うと、この時高任はかなり焦っていたと思われます。
ラオウ氏がこっちに来るなら、留守電にでもその旨を伝えておかないなんて事があるはずがないという事に気付かなかったのですから。
ちなみに、この時点で吉井氏とは連絡を取ってました。(土曜日夕方予定)
8月14日(金)
コミックマーケット76、初日。
何はともあれ良い天気で、今年の夏はかなり冷夏で、気温も低め。
つーか、朝の室温が26度とか、夏としてはありえねえぐらい涼しいです。
一応週間天気予報的には、日曜日にはちょっと雲が広がるものの、3日間ともおおむねいい天気っぽく。
ちなみに、東京ではここ三ヶ月ほど、土曜日、日曜日の両方が晴れだった週末が存在してなかったり。さて、どうなる事やら。
つーか、東名高速あらため、透明高速となった高速道路の復旧工事は急ピッチで進んでいるようですが、夜行バスなどでこっちに来ようとしていた人なんかはどうなったんだろう……。
今日のジャンルは、芸能、アニメ(ガンダム含む)、ジャンプ系……など。
某海賊漫画とか、某忍者漫画とか……連載が長期に渡りすぎた影響なんでしょう、近年のサークル数は減少傾向。
きっちり数を数えたわけではないし、実際にサークルを回ってみると傾向も変わってくるんでしょうが、カタログをチェックした限りでは某家庭教師漫画のサークルが、ジャンプ系の中では一番多かったです。
まあ、あれも連載長いですが。
某テニス漫画は、スクエアで再開したのでどうなのかな……という興味はあったのですが、カタログを見る限りではあまり伝わってはきませんでした。
個人的には、夏コミの申し込みが終了後に連載が終わった某漫画のサークルは一体どうなったんだろう……などと、下世話な興味が。
愛を貫くも良し、別の作品に転ぶも良し。
最近チェックしてませんが、特撮関係も……これといったムーブメントはなさそうな感じ。
まあ、昔より戦隊モノのサークルが増えたかなあ……ぐらい。
さて、高任がちょっと気になったのはスポーツ。
大学陸上長距離 2006〜2009 〇大×〇大
どんなカップリングだそれはっ!?
カタログのどのページを開いても、かけ算ばっかり(笑)の初日なので、多分高任の勘違いだと思われます……が、高任の想像の翼は大きくはためいて、悶絶する結果となりました。(笑)
まあ、箱根駅伝ならまだしも、関カレにおける長距離強豪校なんて言われても大抵の人間はピンとこないでしょうし。
多分、真面目に考察した内容の同人誌のはず……あ、でも、一万メートル王者の某選手と……いやいやいや。(笑)
実在の人物をモチーフにしたそういう漫画は、訴えられる可能性があるので注意しましょう。
高 任:「……ふう」
部屋の掃除がなかなか終わらな……じゃなくて。
素直にネタを出す……などといった悠長な段階は既に過ぎ去っていて、残り時間を計算しながら『作画に時間をとられない』ネタを出す状況です。
基本的に高任は、四コマ漫画の場合バラバラなネタを出すのが好きなのですが、やっぱりこれは時間がかかります。
時間がかからないのは、ストーリー的四コマとでも言うのか、あるテーマに沿ってネタを出していくというか続けていく感じの(以下略)。
さあ、仕事に行かなきゃ……と、その前にラオウさんに連絡とらなきゃ。
ラオウ:『……はい』
高 任:「おお、いたか」
ラオウ:『仕事が入りました』
高 任:「むう」
ラオウ:『いや、11日に留守電入れただろ?あの段階だと、最終日だけ無理矢理いけるかなとおもったんだけど、とどめの仕事が入って不可能になった』
高 任:「むう…じゃあ『ラオウさんの会場2万歩』の企画は…」
ラオウ:『つーか、眠い…』
高 任:「俺も眠い…つーか、これから仕事だから切るぞ」
ラオウ:『んー』
と、ラオウさんのリタイアが決定しました。(笑)
8月15日(土)
本日もいい天気……にくわえて、今年はとことん冷夏ですなあと頷いてしまいそうなぐらいに気温も低め。
農作物への被害が懸念されますが、コミケ参加者として、近視眼的な利益で言うならば最高のコンディションと言えましょう。
本日のジャンルは、同人ゲーム、ゲーム(格闘、恋愛、RPG)……ギャルゲーとエロゲー以外のゲームと、ジャンプ以外の漫画。(ものすごい乱暴な分類ですが、大きくは外してないと思います)
ちなみに、婆娑羅とか無双もこの日なので……コミケの人波の中に、三国志最強の武人と言われる呂布が乱入して、無双乱舞とかかましたらどうなるんだろう。(意味不明)
しかし、東方も増殖に増殖を重ね……多分わからない人の方が多いと思いますが、ゲームにおける東方は、某芸能グループとは関係ありません。
弾幕型シューティングの同人ソフト……のはずなのですが、それに登場するキャラがいろんな方向に派生して、一大ムーブメントに(以下略)。
まあ、ネットで検索をかけた方が早……くもないか。
多分、ヒット数が多すぎて、どれを見ればいいのかわからなくなるでしょうし。
おや、某ふりかぶってが約10ページ。
祭の後に向かっている気配……そう考えると、鋼連は結構根強い。
……チャンピオン系、せめて1ページ欲しい。(笑)
……三国志大戦の中に何故か、『スクール〇イズ』の文字カットが。(笑)
多分、キャラが学校に通っているとかそういう設定なんでしょうが……やっぱりあれですかねえ。
空城の計とか仕掛けられた側が城門をぶち破っておそるおそる城の中をのぞき込み、『中に誰もいませんよ?』などと呟く漫画だったりするのかなあ。(笑)
それはそれで、ちょっと読んでみたい気もするが。
さて、コミケは10時に開場しますが、仕事を終えた高任が家に帰り着くのもそのぐらいの時間。
もちろん、家に帰りながらも頭の中は残り時間の計算と、ネタを出すことでフル回転。
まだ、ネタだし終わってねえのかよっ!?
などとツッコミを入れる時間も惜しい。
言うなれば、夏休みの宿題を最終日に慌ててやる人間の心理に……。
……まるで成長していない。
安西先生っ!?
などと、関係ないネタはぽんぽんでてくるのですが、人生ままならぬもので。(笑)
もちろん、こういうときに出てくるネタはきちんとストックして置いて、使えるときに使うようにしているので、完全に無駄というわけでもないのですが……麦茶を所望しているときに、メロンパンを差し出されているようなもどかしい気分になるのも確か。
とりあえず仮眠。(1時間半後に目覚ましセット)
12時前起床。
多少クリアになった頭で、ショートショート『ちょこれーと・きっず』の仕上げをすませてから、レイアウトをしてみると、(今の状態で考えると普通に気づけよ俺、と思うのですが)予想以上にページ数が膨らんでいたため、没に。
注:『ちょこれーと、・きっず』……偽チョコキャラの、子供時代のエピソードをつづった内容。
完全没にするのも惜しいので、後日手直し・超増量(笑)してHPに掲載予定。
高 任:「……今日は終戦記念日なんだよな。つーか、敗戦を終戦というあたりの、言葉のセンスは嫌いじゃないんだが、そもそも…」
寝不足時の高任の独り言は、あまり他人に聞かせられるモノではありません。
夕方6時頃だったような気が…。
吉 井:「どもども、お久です〜」
高 任:「ども……涼しいでしょ、こっち」
吉 井:「いやあ、全国的に冷夏だねえ、今年は」
高 任:「つーか俺、夜型生活なのを差し引いても、今年まだ入道雲を見ていないような」
いいかげん長いつきあいなので、当たり障りのない挨拶を交わしてから、当たり前のように原稿の手伝いに入る吉井氏。
同じく長いつきあいでも、これがラオウ氏だったら確実に蹴りの1つも飛んでくる状況(つまり、いつもよりやばい)だったのですが。(笑)
吉 井:「(原稿を確認しながら)…ところで」
高 任:「表紙は描きません」
吉 井:「……」
高 任:「いや、まともに描くと3日ぐらいかかるんで。だったらもう開き直ってタイトルだけの方がいいか、と」
吉 井:「な、なるほど…」
高 任:「……いや、言い訳臭いどころか、言い訳以外の何物でもないという自覚はしてますんで」
吉 井:「いや、何も言ってないけど(笑)」
作業中。
吉 井:「そういや、月曜はもう仕事あるから、コミケ終わった後、直で帰るよ」
高 任:「え、間に合うんですか?」
吉 井:「まあ、3時半に出て……なんとか」
高 任:「なるほど」
吉 井:「高任君は?」
高 任:「いや、当然のように明日の夜から仕事ですが(笑)」
吉 井:「(爽やかな微笑み)」
高 任:「(爽やかな微笑み)」
吉 井:「(消しゴムかけの最中)……あ」
高 任:「どうしました?」
吉 井:「うん、線が消えた(笑)」
高 任:「ペン入れ終わってねーっ!」
吉 井:「……というか、何故この状況で写植などをしてるの、高任君?」
高 任:「なんででしょうね(笑)」
同人活動って、こういう修羅場が一番苦しくて一番楽しいと思うのは、高任だけでしょうか。こう、自分自身のダメなところを否応なしに直視しつつ……いや、本当の意味では直視してないんですが。
まあ、この先は例によって例の如くというか……これまでのコミケレポートと、さほど変わらない内容と思っていただければ。
高 任:「じゃ、吉井さんは上で寝てください。暑いと思ったら、枕元に扇風機もあるのでご随意に」
吉 井:「らじゃ……」
高 任:「…どうしました?」
吉 井:「いや、『双恋』が…」
注:『双恋』……双子専用ギャルゲーっつーか、お相手は全部双子。その土地の不思議な力によって、双子出生確率が異常に高い(女子のみ)地方に住む主人公がさまざまな双子相手に、恋愛模様を繰り広げる(以下略)。
高 任:「吉井さん、よく見てください」
吉 井:「え…うわ、オルタの方だ(笑)」
注:『オルタの方』……『双恋』がそこそこ評判が良かったらしく、続編というか、同じキャラで全然違う話を……という良くあるアレで、正式タイトルは『フタコイ オルタナティブ』。
何が起きるかわからない、トンデモ度200%のモエモエアドベンチャー登場。(パッケージそのまま……これだけでやばすぎ。)
主人公のリアクションによって、燃え(熱血)モードと萌えモードが入れ替わり、ストーリーが変化し(以下略)
まあ、ゲーマー歴が長い人間なら、サブタイトルの『恋と少女とマシンガン』だけで説明は不用と思われる。(笑)
わからない人は、中古ゲーム屋で、売られている値段を見るといいにょ。
あ、ある意味貴重なんで、ひょっとすると高いかも。
8月16日(日)
5時20分。
高 任:「……ふむ、今日も涼しそうだ」
注…エアコン切ってます。
いつもの夏なら、最も気温が低くなるはずのこの時間でも、室温は30度付近。それが、24度。
どうやら、今年の夏コミは3日間とも好天、涼しい……という、絶好のコンディションっぽい。
いや、ラオウ氏に言わせれば、『ひどいコンディションの方が本を買いやすい』のかも知れませんが。
ちなみに、最近は家族で徹夜組とかいるそうです。
それを聞いた瞬間、呆れると同時に、どこか納得してしまう自分もいました。
というのも……夜中の2時〜4時ぐらいに、親子3人(子供は3歳ぐらい)でコンビニに来て、馬鹿騒ぎするような客が珍しくも(以下略)
ただ、あくまで納得できるのは『生活スタイル』としてのそれであり……ぶっちゃけた話、高任のスタイルは『何か問題起きて、コミケがなくなったらイヤだから、徹夜組などの連中を認めない』という、エゴ丸出しのものです。
しかし、5歳やそこらの子供を……睡眠不足(寝たかも知れないけど、普段よりはそうであることに変わりない)の状態で、あの阿鼻叫喚の会場の中に。
少子化政策がどうこう言ってますが、子供の将来以前に、子供が子供である時期の生活に保証を与えてやれない人間は、子供を持つ資格はないと高任は思ってます。
全てを承知でやってるならただのアレですし、そこまで想像出来ない人間はそもそも子供なのですから、子供が子供作ってどうするというレベルの問題です。
……などと、目が覚めてそんなことを考えていたわけではもちろんなく、時間ぎりぎりまで睡眠を貪ろうとして、再び眠りにつき……。
6時20分…頃?
ぷるるる…。
高 任:「ふあい、高任です…?」
ラオウ:「起きたか?」
ラオウ氏よりのモーニングコール。(笑)
ちなみに、目覚まし時計(2つ)設定は6時半だったので……。
後10分、寝ていられたモノを、コンチキショーっ!
などと思ったりはしてません。
ああ、参加したかったんだなあ……と、生暖かい気持ちでさらりと流せるというか。(笑)
まあ、それを除けばいつもの朝のいつもの光景といいますか。
7時頃に家を出て……
吉 井:「お、イタ車がモデルチェンジしてる…」
などと、高任の近所のイタ車を吉井氏が写メったりしつつ駅へ。
乗り継ぎの駅で、ちょうど新木場方面の電車が来ていたため、会場近くのコンビニで買い物をすることにして、乗り込み。
いつもの電車より1本早い電車だったのですが、高任の感覚的にかなり空いてました。
やっぱり、みんなギリギリの電車に乗りたがるんでしょうか……何かトラブルがあったとき、対応できないのは確かですが、公共交通機関のトラブルの場合、10分20分ではどうにもならないことの方が多いため、それはそれで間違ってないのかと。(笑)
吉 井:「……そういや、東名高速が一応復旧したとか」
高 任:「みたいですねえ。3日で復旧ってすごいですよね」
吉 井:「まあ、『なんで1日で復旧しないんだ』などと無茶なこという人間がいるみたいで」
高 任:「夏休みの工作の宿題じゃないんですけどね(苦笑)」
吉 井:「んー」
高 任:「機材とか、資材とかの手配や……それを考えると、3日でどうにか出来たことが奇跡的だと思うんですが」
吉 井:「機材や資材なんかは、第二東名用のを回したらしいよ」
高 任:「あ、なるほど……どうりで、早すぎると思った」
吉 井:「普通はそう思うよね(笑)」
高 任:「それが、『何故3日もかかるんだ』…ですか?モノを知らないというのは恐ろしいですなあ」
などと、電車に揺られながら話したり。
新木場で乗り換え。
昔は、切符を買う列がものすごかったんですが……最近は某ス〇カの普及のせいか、切符を買う列というか、ストレスを感じないぐらい、普通に買えます。(サークル参加観点であることは否めませんが、新木場に朝の8時という時間帯であれば、一般参加の人間にとっても有効な情報ではあるでしょう)
カタログには、切符売り場に長蛇の列が……と記載されてますが、行きに往復切符を購入しておけば、それほどストレスを感じないのが現状であると思われます。
まあ、時間があれば1万円札で千円分チャージしたり、切符を買ったりして、千円札や小銭を用意する……という手段も、普通にできるような。(笑)
高 任:「さて、予想通りコンビニがすごいことに(笑)」
吉 井:「むう」
サークル参加の人間、長蛇の列を構成している一般参加の人間……ごくごく標準的なコンビニの一日の利用者が千人程度であることを考えると、こういったイベント会場の近くのコンビニが戦場になることは想像に難くないと思います。
吉 井:「……会場内のコンビニで買おうか」
高 任:「まあ、まだマシですかね」
と、サークルチケットを手に、会場内へ。
これまで会場内のコンビニを利用したことなかったので、あくまでも推測になりますが……おそらく、このコミケに備えて、棚の配置を全換えしたと思われます。
おにぎりサンドイッチ、御菓子等……それらに特化した棚を作って、今日が終わったらまた元に戻すのか……そりゃ大変だ。
いや、こういうこと考えるぐらい列が並んでるんですよ、店の中で。(笑)
吉 井:「……あれ、この列間違ってない?」
高 任:「え?」
列の先を見ると……店の中のATMが。
高 任:「……違うッス」
吉 井:「むう」
それにしても、前も思いましたがこの状況で金をおろさなきゃいけない状況にいる人間が何でこんなにいるんだろう。
まあ、買い物をすませて。
吉 井:「この日に備えて(店員が)訓練済みって感じだったね」
高 任:「いや、熟練バイトとはいえないですよ、あれでは(笑)」
などと話しつつ、東地区ペー39bのスペースへ。
両隣のサークルに挨拶などをしつつ……『昔の名前で出ています』ではありませんが、ギャルゲージャンル、昔のゲームっつーか、1ジャンル1サークルの連中が集まるところだから、いつも高任達が迷惑をかけていると思われてる(隣で爆睡とか爆睡とか、ピットイン行為とか、アレ(前回参照のこと)を見ながらゲラゲラ笑うとか)、いつもの方で。
ええ、もちろんこの時点で高任は、夏コミのカタログを事前に買ってはいても全然見てませんとも。(買ってから2週間ほったらかして、前日夜に、紙袋から取り出した)
あとはいつもの通り、チラシを片づけてから配布物を並べ、吉井氏が知人の所に挨拶に行き、高任は印刷所のカタログをみたり、チラシと一緒に配られていた『まん〇んブロード』を読んで、今月のはいまいちなどと首を傾げたり。
あ、忘れてた……スタッフへの見本誌提出。
今回、吉井氏がチラシを作っており……四コマ漫画などを含んでいたため、これは提出すべきかどうか……などと悩んでいたのです。
スタッフ:『内容のある、配布物なら一応提出していただくことになります』
なるほど。
スタッフがいなくなってから。
高 任:「(今回の新刊を握りしめ)……内容のない同人誌なら提出しなくてもいいって事ですよね?」
吉 井:「高任君、自虐ネタはそのぐらいで…」
さて、知人への挨拶から吉井氏が帰ってきて、後は10時の会場を待つばかり。
『ただいまより、(中略)…開始します』というアナウンスの後、会場に響き渡る拍手の中、人が動き出す……独特の瞬間。
あの瞬間が、高任はわりと好きなのですが……最近、この瞬間を冒涜するいけない人がいます。
アナウンスの前に、おそらくは『数人で』開始の宣言がされたかのように拍手をし、それを聞いた人間が勘違いして拍手、またそれを聞いて……という、いわゆるフライング宣言。
今回もやってくれました。
高 任:「(拍手を止め)……あれ、アナウンスなってませんよね?」
吉 井:「(時刻を確認しつつ)……まだ10時じゃないよ」
基本は、開始のアナウンス……から拍手です。
別にいいジャンと思うかも知れませんが、『まだ始まっていない』という人間と『もう始まった』という認識の乖離が存在する集団に、統一した行動を期待することは出来ません。
つまり、ただでさえ、危険な行為が連発する開場の瞬間を、より危険なモノにし、事故を発生させかねない、テロ行為の一種なのです。
もし仮に、これをやっている人間を発見したら速やかにスタッフに通報しましょう。
事件にならない自信があれば、テロ行為に対するアメリカ的処置でも…(笑)
(覚醒剤反対のあのフレーズで) ダメ、絶対。
さて、フライングから1分ほど遅れて、アナウンス。
その瞬間、獲物を探すハンターになるはずだったあの人は、遠き空の下でお仕事三昧。
不況だ、ワークシェアリングだ、などといわれている世の中、休みが取れないぐらい仕事がいっぱいだなんて……すみません、ごめんなさい、ラオウさん。
そして、高任と吉井氏は、二人して読書タイム。
みつナイの資料になるかな、と『ビザンティン帝国』の書籍と、『アヘン戦争』がらみの書籍を高任はチョイス。
知人によく言われるのですが、同人誌を買いにいくわけでもなく、スペースで二人してお地蔵さんは珍しいそうです。
まあ、(ここにいたら)ラオウさんが3人分買いますから、平均すれば多分平均。
……来てないのに、いじられるラオウさんって一体…。
吉 井:「……高〇穂が、自転車小説を書いたんだけど」
高 任:「はい?」
吉 井:「読む?」
『ヒルクライム』……8月23日の某読売新聞の書評で採りあげられたので手に取った方もいるかも知れませんが、坂バカ達を描いた(以下略)
50分後。
高 任:「……軽いすね」
吉 井:「まあ…ある意味小説じゃないから」
多分、個人的な好みは別れるでしょうが、高任としては『バカ』はもっと熱いモノだと思います。
つーか、著者が自転車やってるから、あまり熱く書きすぎて読み手にひかれないように……という感じに、心を抑えつけながら書いたようなイメージ。
吉 井:「『サク〇ファイス』って知ってる?」
高 任:「あ、知ってますよ。アシストとか書いてる…」
などと、自転車モノの話をしていたら…。
お客様:「……あの」
おっと失礼しました。
気がつけば、11時10分……開場から1時間経過して、やっとこっちの方に人が流れてくる時間帯です。
お客様:「あの、(高任の方を見ながら)吉井さんですか?」
吉 井:「(ものすごく不当な扱いを受けたという感じに)吉井は私です。こっちは高任君」
高 任:「…(そんなに俺と間違われるのイヤですか、吉井さん。まあ、イヤだろうなあ…)。あ、私が高任です(笑)」
まあ、この後もぽつぽつと……たまに、昔のも全部買ったりする人がいるので、最近になってHPにやってくる人はやはりいるようです。
通りがかって買っていく……という人がいないのは相変わらずですが。
それにしても、印象に残るとレポートのネタにされてしまうと警戒しているのか(笑)今日訪れた人はみんなおとなしい方で。
1人、とても印象的な方がいましたが、残念ながらここではちょっと書けない内容ですので、ネタには出来ません。(笑)
高 任:「……ちょっと買い物してきます」
吉 井:「うい」
まあ、たまには買い物というか……3月に発売された『アマガミ』がどうなったのか(夏コミ申し込みは2月)、近辺を歩き回ってみたのですが……あはは。
基本的に、エロネタにしかされてないというか……そもそも出たばかりのゲームなのに、あまりネタにされてないのは、予想通りといえば予想通り。
15分ほどうろついてから、帰る。
高 任:「ただいまです」
吉 井:「おかえり」
高 任:「読みますか?」
吉 井:「なんの本?」
高 任:「アイマスと、こみパ」
吉 井:「今更?」
高 任:「いや、10周年だそうですよ」
吉 井:「むう…」
……個人的には、こみパより、『こみっくロード』の方が懐かしいのですが。さすがに、さがしてもないような気がする。(笑)
さて、泣く子も黙るというか、異臭に鼻を押さえる3日目。
ジャンルは、男性向けとか男性向けとか男性向けとか……で、8割方間違ってません。
まあ、評論とか、学漫とか、ギャルゲー(最近は一部の18禁ゲームもギャルゲーのカテゴリーに入ってますが)とか、創作とか、薔薇世界とかも。
これという感じの、地殻変動っぽい何かは、カタログからでは読みとれませんでした。
余談ですが、3日目に限らず、最近微妙に増えているのが擬人化ジャンル。
表現に対する規制の抜け道という側面なのか、それとも単純に読み手へのアピールなのかはわかりませんけど。
国擬人化の『ヘ〇リア』あたりはおいといて。(笑)
某駄菓子の擬人化(もちろん可愛い女の子(男の子)だったり)とか、某軍事兵器の擬人化(もちろん、可愛い女の子(男の子)や見目麗しい美女(男)だったり)とか、文章だと堅くならざるを得ない評論モノをソフトイメージに仕上げることに成功したモノから、素直に可愛い女の子の18禁(もしくはイケ面18禁BL)描けばいいんじゃね?と首を傾げるモノまで。(笑)
機会があれば10冊20冊購入して、それっぽい考察などをしてみたいと思います。
まあ、何はともあれ。
吉 井:「……涼しい」
高 任:「汗をかかない夏コミって、かなり記憶を遡る必要がありますな」
人混みに揉まれるとまた違うんでしょうが、スペース内でいる分には快適そのもの。
今回の夏コミの印象としては、快適だった……の一言に尽きるような。(笑)
吉井氏の帰りの新幹線の都合だったり、高任の仕事の都合だったり……で、3時半頃撤収。
会場を出ると、橋の上でいつものようにアイスキャンデーの出店がちらほらと。
駅から会場へと向かうスペースでの販売が禁止され(前から禁止されてたけど、数年前に検挙された云々)、もちろん会場ではダメだから……橋の上で。
なんというか、地方自治体と自治体の管轄ライン付近でうろつくアレを連想させますが、商魂たくましいとだけ言っておきますか。(笑)
そして、吉井氏とは新木場の駅で別れ……家についたら仕事に備えて即仮眠。
冬込みの申し込みが終わるまで夏コミです……を是とするならば、高任の夏コミはまだ終わりません。
次の日は、仕事から帰ってきて、仕事に行くまでずっと寝て、次の日は郵便局での振り込みと、申込書の大半を書いてから寝て、その次の日の水曜日(申し込み締め切り)の朝10時頃に仕事から帰ってきて、慌てて残りを仕上げて郵便局へ。
と、ここまでが高任個人としての夏コミ。
で、それからようやく夏コミレポートに取りかかり……ちょっと体調崩したのも手伝って、気がつけば8月31日、夏休みの宿題に追われる小学生よろしく、今この部分を書いていたりするわけで。(笑)
そして、今この瞬間……結構な衝撃に高任は襲われています。(笑)
コミケカタログの背表紙には、続き物の絵になっているのですが、ここに出てくるキャラは大体、10年ぐらい遅れて登場(順不同、あくまでもコミケの中で大きなムーブメントとなった時期から?)する感じです。
例えば去年の夏コミ(74)の背表紙には名探偵コ〇ン(正確には、73と74にわたって登場)去年の冬コミ(75)では、背景の車の正体が『頭〇字D』の86レビンであることが判明……などと、ある意味『ここに登場したら墓場行き』という(以下略)。
で、今回のカタログの背表紙、今気付きました……というか、今の今まで、そこを見る余裕がありませんでした。
マルチ降臨。
うお、そういえば……あれは、1997(8?)年ぐらいだったか。
つっても、コミケでマルチというか、葉っぱの帝国主義にさらされたのは99年ぐらいだったような……だとすると、やはり10年か。
ふむ、チョコキスが2002年だから、後3年か……楽しみ楽しみ。
ちびっこかな、安寿かな、いや、ここは複数名で…。
時間は夢を裏切らない。(笑)
文責 高任斎 2009年8月31日。
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