今年もまた夏がやってくる……というわけで、2006年、夏コミレポートです……つっても、サークル参加してると初日、二日目は準備でばたばた、最終日はスペースでお地蔵様と化してるので、レポートもへったくれもないですが。
 何はともあれ、8月11日(金)、12日(土)13日(日)の三日間の日程で行われた2006年夏コミケ。
 今回で70回目を数えるわけですが……どっかの甲子園と違って、記念枠があるわけでもないでしょうに、瀕死連合は今回もサークル当選。
 これで、4期連続……何故か昨年の冬あたりから、知人連中に、『コミケスタッフの弱みを握ったのか?』などと疑われる事が多いですが、高任はごくまっとうにサークル参加申し込みをしております。
 
 
 8月11日(金)
 コミケ初日。
 例によって、アニメとか漫画雑誌とか、格闘系ゲームとか、某大きな会社のゲーム系とか、そういった感じのジャンルのひしめく日。
 夏コミの3日間開催が標準化しつつありますが、そうなるとどうしても一日は平日というか、初日が金曜日になる確率が高く、社会人にとっては参加しにくいなどの理由で色々と不満を伝え聞くことも多いです。
 このジャンルは何日目…というのが、ここ数年固定化されているため、たまには変えてよ……という意見もありますが、ぶっちゃけた話…一番問題を起こしそうなジャンルを最終日にしないと、下手に初日に問題を起こしてしまうと、後の二日も中止になってしまうし。(笑)
 ま、何はともあれいいお天気…ですが、微妙に蒸し暑いあたり、大気の不安定っぽさがうかがえ、参加者にとってはちょっと不安材料。
 
 で、お昼過ぎというか、おやつの時間を過ぎた頃、ラオウさんが来訪。
 
ラオウ:「……だから、玄関の鍵を開けたまま寝るのはやめよう
高 任:「いや、うとうとッとしてたところに『今駅に着いた』って電話かかってきたから、万が一のことを考えて……(笑)」
 
 ちなみに、万が一ってのは思いきり熟睡してしまい、借金取りの追い込みよろしく名前を呼びながらドアを乱打しても起きない事。
 
ラオウ:「……で、どうかね?」
高 任:「うむ……基本的に疲労から来てるんだろうけど、テンションがあがらないのだよ」
ラオウ:「それに関してはどうにもならないが……進捗具合は…(部屋の中を見回して)…というより、ネタは?」
高 任:「SS用のネタなら売るほどあるんだけど、長くなりすぎて漫画への転用は無理……ついでに、漫画用のネタに用意しておいたのも、そこまで偽チョコの本編が進んでないから、書いても意味わからないのがほとんど」
ラオウ:「……複雑な話はとにかく、一言で今の状況をズバッと」
 
高 任:「すんごいまずいです、ラオウさん」
 
ラオウ:「そのようだな……そういや、今日も仕事か?」
高 任:「いや、半ば脅迫するような形で今日と明日は休み貰った…まあ、今年になって3日しか休んでないからな、そのぐらいの無理は聞いて貰わんと……でも、例によってコミケの後は仕事だけど」
ラオウ:「つーか、昼の方は?」
高 任:「あ、あっちは6月末で終わったからなんとか……ただ、身体の疲労が抜けてないな」
ラオウ:「なるほど…つーか、眠そうやな」
高 任:「せっかくの休みなんだから、コミケなかったら30時間ほど爆睡したい
ラオウ:「うむ……それはさておき(バッグから荷物を取り出し)、今度の対談ではこれをよろしく(笑)」
高 任:「今度の対談って…ラオウさん、今度いつこっち来れるの?」
ラオウ:「……むう?(笑)」
高 任:「にしても、こいつは……さすがラオウさんというチョイスだね(笑)」
ラオウ:「そうだろうそうだろう(笑)」
 
 誉めてません。
 
ラオウ:「ところで、手伝うことないならカタログ見せて」
高 任:「むう、買ったことは買ったが、まだ読んでないのに…」
ラオウ:「漫レポも?」
高 任:「だから、買ってきてからページすらめくってないのだよ……あ、その前に蛍光灯換えるの手伝って。この前換えようと思って本を積み上げたら途中で崩れてね、色々と失ったよ(笑)」
ラオウ:「……この、見事にプレスされたパソゲーの箱とかかね(笑)」
高 任:「新しい蛍光灯もぶち割れたし…いや、大変でした」
 
 などと、蛍光灯を換えてから高任は原稿の下書きをしつつ、ラオウさんは漫画なども読みつつぐだぐだと。
 
ラオウ:「ところで…あのマガジンのアレはなんですか?」
高 任:「まあ、間違いなくこけますな。やっぱ、花形君は、無免許でぶいぶいスポーツカーのりまわさんといかんでしょ(笑)」
ラオウ:「…というか、あんなの原作にはないんだよね?」
高 任:「ないない……つーか、いくら主人公だからといって、花形君は格好悪く描いちゃダメでしょ」
 
 などと、マガジンで始まった新連載の漫画をこき下ろしたり、『はじめの一歩』のこれからの話について熱く語ったり。
 
 で、夕方6時頃。
 
高 任:「テンションあがらないので気分転換というか、飯食いに行きません?」
ラオウ:「そーだね」
 
 バイト先の面白い客の話をしたりしつつ、道を歩く。
 
ラオウ:「ところで、あのラーメン屋(2003年夏コミレポートを参照)はまだつぶれていないのかね?」
高 任:「つぶれてないんだな、これが…相変わらず、客はあまり入ってないようだが
ラオウ:「……久しぶりに行ってみようか?(笑)」
高 任:「いや、んー…テンション低いときにはアレは…」
ラオウ:「怒りでテンションゲージ全開になるかも…」
 
 お休みでした。(笑)
 
ラオウ:「つぶれて…?」
高 任:「いや、お盆だし…つーか、火曜日までいるんでしょ?コミケ終わった後にしましょうよ」
ラオウ:「一応、夏コミレポートのネタを提供しようかと思ったんだが」
高 任:「そりゃ、ネタになるかもしれないけど……本格的にコミケ関係ないよな(笑)」
ラオウ:「(シャッターの張り紙を見て)従業員募集?って、従業員を雇える余裕があるということ?」
高 任:「自分の腕に見切りをつけて、他人に作らせるという手かも」
 
 などと、店前で失礼なトークを延々と。
 結局、無難なところで餃〇の王将に。
 
高 任:「(……そういや、俺朝から何も食ってないな…寝不足でよーわからん)」
ラオウ:「とりあえず、こいつと定食と…」
高 任:「…なんか、この懐かしのセットとかいうの、いろいろあっておもろそう」
ラオウ:「いいね、じゃあ、定食とこれ頼んで、唐揚げとかエビチリとかサラダとか…」
 
 などと、気軽に頼んだところ…
 
店 員:「お待たせしました」
高 任:「…」
ラオウ:「…」
 
 懐かしセットとやらが予想以上に大きく…というか、ラオウさんと高任がそれぞれ頼んだ定食よりもボリュームがあり、加えて定食二つに、単品3つ。
 四人掛けのお座敷テーブルの上に乗り切らないぐらいの量に。
 
高 任:「何やら、今から大食いの勝負でも始まるのかというような量だな(笑)」
ラオウ:「店員さんの視線が妙だった…まあ、これも夏コミレポートのネタと言うことで(笑)」
高 任:「とりあえず、食うか」
ラオウ:「おう、いただきます」
 
 黙々黙々、もくもく…もぐもぐ…
 
ラオウ:「勘弁してください(笑)」
高 任:「まあ……アンタこっちにきてから、お菓子とかもりもり食ってたしな
ラオウ:「……なんか余裕あるな、高任さん」
高 任:「いや、朝から何も食ってないし……(残りの料理を見渡し)……まあ、ほとんどいけると思う」
ラオウ:「マジで?」
高 任:「まあ、普段から食う量を調節してるから、目一杯食べるのは久しぶりだが」
 
 十分後。
 
ラオウ:「うお、マジで食べやがった」
高 任:「その唐揚げの残りとそっちのスープは勘弁して…この店のスープは少量ならともかく、皿一杯はイヤすぎるから…さすがに腹具合もちょっときついし」
ラオウ:「(テーブルの上を見渡し)……むう」
高 任:「別に、ラオウさんやって朝から何も食ってなきゃこのぐらいはいけますって」
ラオウ:「いや、そうじゃなくて……最近大食いファイターとやらはどこで何をしてるのかなあ…と」
高 任:「さあねえ…テレビに出てこないだけで、案外そういうイベントは全国各地にあるのかもしれないし」
 
 店を出て、買い物してから帰りました。
 しかし、こっちの本屋でヘル〇ングのコミックスなんて買ってどうするよラオウさん……きっちり忘れて帰ったし。(笑)
 で、10時頃までごそごそやってたんですが、さすがに寝不足で頭回らなくなってきたのと敢えて寝る選択を。
 
高 任:「敢えて寝ますよ俺は」
ラオウ:「(原稿のすすみ具合を眺めつつ)むう、そいつは勇気のいる選択だな(笑)」
 
 
 8月12日(土)
 あーたーらしーいっ、朝が〜きたっ、きぼーのあーさーだ〜。
 
 みなさんご存じの(ともいえないのかな、最近は)、夏の朝といえばラジオ体操の歌ですが、新しい朝が、きぼーとやらを連れてくるはずもなく。
 朝の3時半頃から、ラオウさんを起こさぬようにもそもそ原稿を描いてましたが……とにかく、今回はテンションがあがらないったら。
 
高 任:「……むう、ちょっとトイレ」
ラオウ:「……何回トイレに行ったら気が済むねん」
高 任:「いや、昨日の夕飯食べすぎたから、なんか胃腸の働きが活発に…って、起こしてしまいましたか(笑)」
ラオウ:「おはよう」
高 任:「うむ、おはようさん」
ラオウ:「まあ…昨夜、キミが寝てから俺もすぐ寝たし」
 
 じゃあ、枕元に転がっている漫画はなんだろう?
 
ラオウ:「で、どんな感じ?」
高 任:「下書きは後……2枚ぐらいなら、いいなあ(笑)」
ラオウ:「現実を見つめよう」
高 任:「現実を見つめられるほど強い人間なんて滅多にいないんだよ」
ラオウ:「おいおい」
高 任:「で、今日ラオウさんはコミケにでも行くのかね?」
ラオウ:「んー…実は俺も7月から仕事がらみで疲労が著しくてね…こう、テンションがあがらない……以前に、テニ〇リとか、ナ〇トとかの同人誌を漁ろうとは思わないが
 
 で、高任はせっせと原稿を描き、ラオウさんはせっせと漫画を読……今思うと、何か理不尽なモノを感じないでもない。
 
 で、確か昼の2時頃…2時前だったかな?
 ぽつ、ぽつ…
 
高 任:「おや、怪しい雲行きになってきたと思ったら雨だな…」
ラオウ:「ふーん」
 
 ぽつぽつ、ぼつぼつ、どざざざざざざざ…
 
高 任:「雨というか、スコールというか……1時間に40ミリクラスだな、こりゃ
ラオウ:「くくっ、今頃会場では大騒ぎだな(笑)」
高 任:「…というか、吉井さんおいしいなあ。この雨の中やって来るって感じだよね…これも良いネタというか」
ラオウ:「他人の不幸を…」
高 任:「アンタが言うな、アンタが」
 
 で、3時頃に電話が鳴り。
 
高 任:「吉井さんかな?」
ラオウ:「駅まで傘もって迎えに来てとか(笑)」
 
吉 井:『どもども、吉井です』
高 任:「雨に降られましたか」
吉 井:『ああ、なんかそっちすごい雨らしいね…コミケの書き込みがえらいことになってるから』
高 任:「……それはつまり、まだ出発してないと?」
吉 井:『今から…というか、もう少ししたらそっちに向かって出発します』
高 任:「了解です」
 
ラオウ:「……吉井さん、まだ家なん?」
高 任:「うむう、雨が降るのを見越して出発を遅らせるとは…さすが吉井さん」
ラオウ:「いや、多分違うだろそれ…」
高 任:「出発が4時…だとすると、こっちにくるのは夜の9時ってとこかな」
ラオウ:「新幹線かね」
高 任:「多分……そういやさ、最近は熱帯地方みたいに都心上空で積乱雲が発生するらしい」
ラオウ:「は?」
高 任:「いや、だからね…関東地方での夏季における夕立ってのは、甲府あたりの山あたりで積乱雲が発生して、その雲の移動に伴って…だったわけよ、昔は
ラオウ:「ほう」
高 任:「それが…えーと、初めて都心上空で積乱雲が発生したのが確認されたのは1999年だったか……そのころから、都心部というか、関東地方の夏の雨ってのは局所的な集中豪雨のケースが増えたわけで」
ラオウ:「なるほど、ためになりそうな話だが、そんな話をしてる場合なのか?」
 
 とかやってるうちに、雨がやみ……といっても、5時過ぎだけど。
 
高 任:「…うむ、吉井さんが来る前に買い物をすませてしまおう。悪いけど今日の夕飯はスーパーで何か出来合いのものを買うぞ」
ラオウ:「んー」
 
 で、買い物に行く途中。
 
ラオウ:「あ、今日はラーメン屋あいてる」
高 任:「……昨日の休みは何だったのか」
ラオウ:「やっぱり客は入ってないし」
高 任:「ラオウさん、今準備中の札が下がってますが」
ラオウ:「……やっぱあれかな、ラーメンとかじゃなくて、酒を出して売り上げを上げてるのかな?」
高 任:「いや、素直に腕前が上がったという考えはないの?」
ラオウ:「高任さんにはあるの?」
高 任:「いや、これぽっちもないけどさ(笑)」
 
 などと、失礼な会話をかわしつつ、買い物をして家に帰ってご飯食べて、原稿を……さすがに、ラオウさんには無理矢理手伝いをさせ始め……夜の9時半。
 
ラオウ:「あ、吉井さん来たかな」
高 任:「え、そう?じゃあ、ドアの鍵あけて……来てないやん」
ラオウ:「そうか、誰か来たような気がしたんだが」
 
 夜の10時半。
 
高 任:「あ、今度は来たな」
ラオウ:「そのようだね…」
 
 で、ドアを開けて吉井さんを部屋の中に迎え入れた瞬間…
 
吉 井:「なんじゃあ、あのラーメン屋はあっ!?」(爆笑)
高 任:「食、食ったんですか、吉井さん」
ラオウ:「なんておいしい行動を(笑)」
吉 井:「いや、前々から罰ゲームに最適とか色々言ってたから一度は食べなきゃいけないなと思ってて……今日はちょうど、飯も食ってなかったしちょうどいいかな…とか思って入ったら…」
高 任:「…その猛りようからするに、やっぱり腕前は変わってないのか
吉 井:「あれのどこが九州ラーメンなんですか?九州人として、断固抗議するぞ」
高 任:「……店の名前が九州にちなんでるだけで、九州ラーメンというか、熊本ラーメンじゃないような…」
ラオウ:「味のしない豚骨スープに、極細ストレート麺…でしたっけ?」
吉 井:「そうですけど…あれは何?
高 任:「何といわれても」
吉 井:「破壊的なまでに合ってないというか…スープの味がしねえっ!
ラオウ:「じゃあ、相変わらずなんだあそこ」
高 任:「店の赤字を、奥さんがどこかで仕事とかして必死に埋めてるんだなきっと」
 
 などと、例のラーメン屋の話でしばらく盛り上がり。
 
吉 井:「で、原稿はどう?」
高 任:「まずいです……というか、さっき表紙をラオウさんにダメだしもらいまして(笑)」
ラオウ:「ただでさえ下手なんだから、表紙ぐらいはまともに描けよ」
高 任:「表紙をまともに描ける画力があるんなら、そもそもこんな苦労はしてないわあっ」
吉 井:「う、わあ…荒んでるね、二人とも」
高 任:「……というか、今何枚どうにかなってるんだったっけ……ひーふーみー……あれ?
ラオウ:「この状況で、『あれ?』とか言うなっ!」
高 任:「……(この状況で表紙の描き直しを言い出すアンタもアンタだが)
吉 井:「で?」
高 任:「そういや、去年の夏コミでね…コンビニで原稿コピーしながら、なんか変だなとか思ってて…夏コミ終わってから部屋の掃除したら、コピーし忘れてた完成原稿が2枚見つかってびっくりしたんですけど」
ラオウ:「…今その話をする理由は?」
高 任:「いや、だから今から部屋の中を掃除したら原稿出てこないかなあとか」
吉 井:「高任君、現実を見つめようよ」
高 任:「吉井さんにまで言われたよ、ラオウさん」
 
 で、例によって3人で原稿の仕上げを。
 
高 任:「よし、これで後……(原稿入れに順番に原稿を入れながら)……あれ?(笑)」
ラオウ:「今度は何の『あれ?』だっ!?」
高 任:「……」
吉 井:「そこで沈黙されても(笑)」
 
 まあ、色々あって。(笑)
 
 
 8月13日(日)
 昨日の雨の影響を受けたかどうか、微妙な空模様……ただ、湿度は高いものの気温そのものはそれほど高くなく、まあまあのコンディションと思われる。
 
高 任:「……まあ、何はともあれ(笑)」
吉 井:「行きますか」
 
 7時10分、出発。
 いつも通り、8時30分頃にビックサイトに到着し、会場に入ったのが40分頃。
 
高 任:「んじゃ、俺は冬コミの申込用紙買ってくるので、スペースのチラシの整頓しててください」
ラオウ:「了解」
 
 で、チラシの整頓して、本を並べて……こう、イベント前の会場内の雑然とした雰囲気がなんともいえず。
 ラオウさんと吉井氏がトイレに行ったり、知り合いのところに挨拶に行ったり……会場前のこの時間帯、トイレにもよりますが結構な行列なできていることが多いです。
 と、言うことでなかなか2人が帰ってこず……一人きりでいると、睡魔が。(笑)
 
ラオウ:「しかし……ほぼ1年間もHPほったらかしにしてたから、今日は客来んだろ」
 
 などと、開場直前にカタログチェックというか、マップエディタを終了させたラオウさんが核心を突く発言を。
 
高 任:「まー、それを言われると」
吉 井:「あははのは」
ラオウ:「目の前が島サークルだし、割合場所的には良さそう……(カタログチェック中)……でもないな(笑)」
高 任:「いや、多分人通りはかなりいいよ、ここ……人目を惹くだけの画力がある人なら、多分かなりの売り上げが見込めるかと
ラオウ:「断言しよう、これぽっちもない(笑)」
高 任:「もう、サークルの前を素通りされることには慣れてるから」
吉 井:「……」
高 任:「……ん?」
ラオウ:「吉井さん、何をおもむろに任〇堂DSを(笑)」
吉 井:「いや、ちょっと『き〇めきスターロード』を」
高 任:「『きらめきス〇ーロード』ですとっ!?」
ラオウ:「は?」
 
 注……『きらめきスターロード』…うろ覚えですが、確か1997年だか98年ぐらいにアーケードで出たクイズゲーム。
 早い話、女の子をスカウト、レッスン、デビュー、テレビ出演、コマーシャル、スキャンダル……などのステージがあって、最終的に押しも押されぬアイドルスターになったり、子供番組で笑顔を振りまき、陰に回って言うこと聞かない子供にけりを入れたり(嘘)するお姉さんになったりするわけで。
 ただ、何というか……クイズというか、イントロクイズというか。
 騒々しいゲーセンの中でイントロクイズはねえ…そのあたりが影響したのか、静かに消えてしまったゲームを、DSでクイズゲームとして復活させたとか、なんとか。
 まあ、本音をぶっちゃけるとゲーム云々じゃなくて、ヒロインの一人に素敵な眼鏡娘がいて、眼鏡属性の仲間内で、もうこれがなんというか…。(笑)
 
 とかやってるウチに、開場。
 
ラオウ:「じゃっ、行って来ますっ!」
高 任:「行ってらっしゃい」
吉 井:「行ってらっしゃい」
 
 と、ラオウさんを送り出した後、二人してクイズゲームに没頭。
 
高 任:「くふうっ、問題が新しいよ(笑)」
吉 井:「と、いうか…妙にレベルが高いような気がする」
M 氏:「……」
高 任:「2番目、2番目です(ゲームに夢中)」
吉 井:「よしっ(同じくゲームに没頭)」
M 氏:「……」
高 任:「……はっ!?」
 
 (名前を出して良いのかどうか確証がもてないので)…M氏が開場早々挨拶に来てくださいました。
 いや、その節は大変失礼を。
 機会があれば、素敵な眼鏡娘を提供するということでご容赦いただきたいです。
 
 そして、着々とゲームは進行…じゃなくて、時間はすすみ11時。
 そろそろ会場内の人間の動きが活発になり始める頃……なんだけど。
 
高 任:「やっぱり、HPを一年もほったらかしたのはまずかったですかね」
吉 井:「…というか、夏コミ終わってから何書くの?」
高 任:「とりあえず偽チョコの2周目は書きますけど、後は秘密(笑)」
吉 井:「…っていうか、6月の対談、さっさとあげてよ」
高 任:「前向きに善処したいのはやまやまなんですが……キミキスがまともにプレイできてないぐらい忙しいのです(笑)」
吉 井:「なるほど、それはかなりだね」
高 任:「そういや、ヤングア〇マルでキミキスの連載が始まるそうですが…どうなんでしょうねえ…」
 
 ぽつぽつとお客も見え始め……12時。
 
高 任:「……ラオウさん、帰ってこないっすね」
吉 井:「大体いつもは1時間か1時間半で、鞄いっぱいにして帰ってくるのに」
高 任:「あんまりうまいこと回れてないのかな…」
 
 スペースの場所の関係のあったのかもしれませんが、わりと会場内の人の数はいつもより多めのように思えました。
 
高 任:「今日は、吉井さん一旦戻らずにそのまま直帰ですよね?」
吉 井:「うん、そんな感じ」
高 任:「じゃあ今日は後かたづけとかやりますかね……正直眠いけど」
 
 正直、今回はあまり変わったことも起きず……こう、ネタに乏しいというか。
 結局、ラオウさんが帰ってきたのは1時前で、当然のように鞄の中身を詰めかえて再び消えてゆく。
 
吉 井:「……そういや知り合いが一人で来てて、トイレとか困ってるかもしれないからちょっと見てくる」
高 任:「了解です」
 
 この間、ちょっと記憶なし。(笑)
 本の数が減って、手元のお金が増えていたので無意識にやりとりしたと思われます。何か失礼があったら申し訳ないです。
 
ラオウ:「…さすがに、ブランクがあるときつい。前より、普段の運動量そのものは増えているはずなんだけど」
高 任:「まあ、麦茶でも飲みない……つーか、運動量っていっても、自転車だろ?歩くのとは種類が違うがな」
吉 井:「……(DSプレイ中)」
ラオウ:「……(しばらく休んで)……さて、西館いって、ゲーム見てくる」
高 任:「またそんな修羅の道を…このじかんだと、めぼしいのは消えてるだろ」
吉 井:「あ、俺はもうすぐ帰るんで…一応挨拶を」
ラオウ:「あ、直帰ですか今日は?」
吉 井:「ええ」
ラオウ:「じゃ、また今度」
 
 ふとあたりを見渡してみると……もう、大半のサークルが後かたづけというか、帰ってしまった後というか。
 閉会までいないことが多い人間がえらそうな口を利くのはアレですが、3時前にしてこの状態はいかがなモノか……というぐらい、既に周りはガラガラのガラで。
 花火大会の影響かもしれませんが、今回は特にサークルの帰りが早いのが目立ったような気がします。
 ちなみに、3時10分の状態で同じつながりの島ブロック(合計32サークル)で残ってたのが、ウチを含めてたったの11サークル。
 まあ、2時半の時点で半分ぐらいしか残ってなくて……自分たちのいたブロックが特殊なのかというとそうでもなく、少なくとも目に見える範囲において空席が目立つのではなく、居残っているサークルが目立つ状態。
 最終的に、閉会まで残っていたのは4分の1にあたる8サークルでした。
 ここ2年ほどサークル参加しているため、一般参加して本を探しまわってないのですが……仮に10時半に入場できたとして、全館のサークルを視線を向けながら通り過ぎるレベルで回ろうとしても、休みなしで4時間か5時間はかかります。もちろん、行列に並ぶ時間なんてありません。
 ま、それはそれとして……昔は閉会間際まで開場をねり歩く人間が多数いましたが最近は……はてさて、卵が先か鶏が先か。
 
ラオウ:「ただいま…と、もう、吉井さん行っちゃった?」
高 任:「うん…で、おもしろそうなのあった?」
ラオウ:「んー、やってみないとわからないレベルかな」
高 任:「まあ……今日は久しぶりに閉会までいて、後かたづけでも手伝おうかな…というプランなのですが
ラオウ:「そーだねえ、たまにはやらんとな……というか、高任さん、あんたバイトは?」
高 任:「あるよ(笑)」
ラオウ:「大丈夫なん?」
高 任:「まあ、家かえってシャワー浴びて、飯食って……4時間ぐらいは寝られるだろ
ラオウ:「タフやな、アンタ」
 
 などと、閉会を待つこと20分。
 ラオウさんと一緒に、いくつかの机を畳んでまとめて運んで……さあ、帰ろうかという時。
 
高 任:「何やら、駅がすごいことになっているようだが」
ラオウ:「んー、これは…」
 
 国際展示場駅前で、人がうねっているというか……2カ所から人が流入しているのでその合流地点と、列の折り畳み地点に混乱が起きてる感じ。
 とはいえ、新木場からの乗り換えにおいて、高任家に向かう電車は一時間に精々2本……多少並んだとしても、そうは影響なかったです。
 もちろん、前もって切符を買っているという状態で、ですが。
 
 で、帰りにスーパーよって寿司買って家に帰ったのが5時半過ぎ。
 シャワー浴びて、エアコンきかせて扇風機回して、ラオウさんと向かい合わせになってお疲れと叫びながら寿司を食う。(笑)
 これがここ数年来の打ち上げイベントです。
 
 ……と、まあ今回は特に面白いこともなく、笑わせるネタもなく、ますますレポートの意味無いなあという感じで。
 何はともあれ、参加した方は暑い中お疲れさまでした……瀕死連合のスペースに来てくださった方には感謝です。
 
 

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