冬にしては風が無く、穏やかな陽差しも加わって暖かい日であった。
 忍も噴水広場に出てきて冬場の貴重な陽差しを楽しみながら、後僅かとなった高校生活を過ごしてきた校舎をしみじみとした気持ちで眺めていた。
 そんな忍の視界の隅にふと見知った顔を認めたように感じて、忍はそちらの方に顔を向けてその少年を視界の真正面にとらえた。
「あら、早川君だわ・・・。」
 忍は確認するように小さく呟いた。どうやら大輔は忍の存在に気付いていないようだったので、忍は軽く右手をあげ声をかけようとした。しかし、忍は大輔の表情に妙な違和感を感じて声をかけることなくそのまま手を下ろした。
 その代わりに忍は足音を殺して大輔の背後に忍び寄り、無防備な右手を軽く背中にひねりあげた。
 突然与えられた痛みに驚いて振り返ろうとした大輔の右手を忍は素早く解放する。急な動きで関節を痛めてしまってはいけないと思ったからだが・・。
「あ・・草薙さんでしたか。ちょっと冗談キツイですよ。」
 軽く右腕をさすりながら苦笑する大輔に忍は悪びれずに胸を張って口を開く。
「この世知辛い世の中、隙を見せてはいけないわ・・。」
「合気道部には入りませんよ・・。」
「あら、残念。」
 お互いこの位の冗談は言いあえるぐらいの親しさのまま、もう半年が過ぎた。都合さえつけば休みの日には一緒に遊びに行ったりしている。最近では1年の女の子にいろんな質問をされるぐらいの関係。
「ちょっと意外だったわ・・。早川君が校舎を見上げている顔って、卒業を控えた3年生みたいな顔つきだったから・・。」
「また1年過ぎたなと思うと・・・そんなところです。」
 歯切れの悪い大輔の返答に忍は黙って頷いた。
 後日忍はこのときの会話を苦い思いで思い返すことになるのだが今はその事を知る由もなかった。
 
 河原に腰をおろした少女の後ろ姿が良く見知った女の子のように思え、忍は河原の方に降りていった。
 夕焼けの赤が川面に反射して綺麗な光景であった。その女の子も風景を楽しんでいるだけかもしれない。
 自分の知った女の子であることが確認できる距離まで近づいたところで、忍は少女の横顔に夕焼けの光を反射する液体を見たように思えて声をかけるのを少しためらった。そのためらいが気配となって現れたせいか少女の方が先に忍に気が付いて慌てたように振り返った。
「あ、草薙先輩!・・こんにちわ。」
 スカートの裾をぱんぱんと払いながら、ぺこりと頭を下げ笑顔を見せる。
「こんにちわ、みさきちゃん。」
 忍も軽く頭を下げる。
 大輔と知り合ってまもなくの頃にお互いを知る機会に恵まれ、忍にとっては妹に対する感情に近いものを感じていた。みさきはみさきのほうで忍に懐いてもいた。
「みさきちゃん?今日クラブはどうしたの・・。」
「え・・あ、あはは。」
 みさきが夕焼けの赤とは違うもので頬を赤く染めながら頭をかいた。忍は軽く微笑みながらみさきの緊張をほぐすように話しかけた。
「今日は早川君も少し様子が変だったし・・・何かあったのかな?お姉さんに話してみない?」
「え・・・?いえ、何でもないですよ。」
 慌てて両手を振るみさきの姿に忍は初めての違和感を感じた。合気道は総じて受けの武術と言われる。的確な受けには相手の出方を察知する能力が必要であり、その有段者ともなれば人間を観察する術にも長けている。
 大輔は感情やその他をほぼ自然な演技でごまかすことができたが、みさきはそれが余り上手ではなかったというかできない性質だった。
 忍は上半身を軽く震わせた。いつの間にか風がでてきたらしい。明日からまたどんよりとした冬の天気になるのかもしれなかった。
 
 忍は白い息を吐き出しながら竹ぼうきで境内を掃き清めていく。秋は降り積もる落ち葉で掃除も大変だったがこの季節になるとそうでもない。思ったより早く掃除が終わった忍はふと目の前をよぎる白いものに誘われるように鉛色の雲が低く垂れ込めた空へ視線を向けた。
「あら・・?」
 暖冬の影響か、忍の知る限りではこの冬初めての雪であった。
 やがて、ちらほらとしていただけの粉雪は横殴りの風に吹き付けられるように辺りを白く染めていった。といっても止めばすぐに消えてしまう淡雪にすぎなかったが。
 忍は雪を避けるようにして屋根の下に移動してほっと一息つく。この天気のせいか、いつもは数人訪れる参拝客も今日は見あたらない。普段は縁結びの神社とあって近くの学校に通う女の子も良く訪れているようだ。
 忍はふと周りを見渡して誰もいないことを確認してからお賽銭を投げ入れた。忍自身初めてのお参りではあったが、巫女装束の女性が熱心に祈っている様は少々コミカルな趣があった。
 単なる後輩だと思っていた少年が学校の階段を落ちたとき、忍はそれが間違いだと悟った。ただ自分はこの神社の跡取り娘であり、その少年の負担になることを考えると迂闊なことはできなかった。自分の方が年上でもあるし、それだけに分別が求められているようにも忍は考えていたからだ。
 でも・・と忍は両手をあわせながら頭の隅で考える。
 ・・・断られるのが怖いだけかもしれないな・・。
 忍は口元を少しゆるませながら振り返ってみると、いつの間にか雪はやんでいて、白い景色は急速に元の色彩を取り戻しつつあった。
 
「早川君、顔色悪いわよ。」
 冬だというのに大輔の額にはうっすらと汗を滲んで、心なしか身体が左右に揺れている。ひょっとして、という風に忍の手が大輔の額にあてられた。
 あいにく保健の先生は席を外しているようで、忍は解熱剤を探して大輔に飲ませた。合気道の部活の関係から保健室のどこに何があるかはほぼ知っている。忍はしばらくしたらみさきを呼びに行かなければ、と考えながら氷嚢を作って大輔の額にあてた。
「草薙さん・・・すいません。」
「いいのよ、後で妹さんを呼ぶからそれまで寝てなさい。」
 忍の言葉に安心したように大輔は目を閉じた。
 忍は大輔の様子を観察し、みさきを呼びに行こうとして椅子から立ち上がった。
 
「え、お兄ちゃんが。・・・もう、だから休めっていったのに。」
 みさきがぶつぶつ文句を言いながらも心配そうな表情で保健室へと向かい、忍がその後を追う。忍は1人っ子のためか、そんなみさきを見て少々羨ましく思った。
「じゃあ早川君朝から調子悪かったの?」
「はい。もうすぐだからって言って・・」
 みさきは慌てて口元に手をやって口をつぐんだ。
 忍はみさきの背後にいたため、会話が突然うち切られたように感じて首を傾げたが、みさきのすぐ目の前に保健室が迫っているのに気が付いて納得する。
 静かに保健室のドアを開ける。相変わらず保険医は留守にしてるようだ。
「もう、お兄ちゃんたら平和な顔して寝てるんだから。」
「どれどれ・・。」
 忍はベッドで眠る大輔に近づいて白い指先を首筋にあてた。正確にはわからないがかなりの高熱のような気がした。
 さてどうしようか、と忍とみさきがお互い顔を見合わせた瞬間に保険医が帰ってきた。 忍が簡潔に事情を話すと、保険医は大輔の額の氷嚢をどけて手をあて頷く。
「早退しなさい。歩けそうもなさそうだから先生の車で送ってあげるわ・・。」
 乗りかかった船とばかりに、車に乗り込もうとする忍に対してみさきが遠慮がちに口を開く。
「あの、草薙先輩?私一人で大丈夫ですよ。」
「みさきちゃん1人で早川君を二階まで担いで登れるの?」
「えーと・・・大丈夫です。」
 みさきの態度に少々不安が残らなくもなかったが、忍は黙って頷いた。
「そう?じゃあ、お大事に。みさきちゃんも風邪をうつされないようにね。」
 
「お兄ちゃん、お願いだから自分で歩いてよう・・。」
「ん・・。」
 みさきは大輔に肩を貸して、段ボールが両脇に積まれた玄関から廊下をよろよろと歩いていく。
 こんな所誰かに見られたら引っ越しするのが一発でばれてしまう。汗だくになりながらもなんとか大輔を部屋まで引きずり込むことに成功したみさきはほっとため息をついた。とりあえず制服の上着だけを脱がせてベッドに寝かせると、台所からアイスノンをとってきて大輔の額にのせてやった。
「すいません・・草薙先輩。」
「・・・・何寝ぼけてんのよ・・。」
 みさきはどっと疲れを感じて床の上にぺたんとお尻を落とす。
「黙ってて・・すいません・・。」
 とぎれとぎれのうわごとのような大輔の言葉にみさきが身体を硬直させる。大輔の荒い呼吸音がやけに大きくみさきの耳に響いた。
「・・・ごめんね、お兄ちゃん。」
 みさきはそう呟いて静かに部屋から出ていった。
 
 放課後になって忍は真っ直ぐに大輔の家に向かった。
 ぴん・ぽーん。
 オーソドックスなチャイムの音。忍は耳を澄ましたが反応がない。呼吸を整えてもう一度押すとどたどたと階段を駆け下りてくる音。
「はい?」
 扉を開けたみさきの顔中にしまったという文字が所狭しと書き連ねられていた。
「みさきちゃん、早川君の具合はどう?」
「え?もうばっちりです!元気いっぱいで・・・」
 あたふたと忍の視界を遮るように必死につま先立ちになって弁解しようとするみさきに向かって忍は微笑んだ。
「そうなの?じゃあせっかくだから、ちょっと顔を見ていこうかしら。」
「というのは冗談で、まだ眠ってます。草薙先輩にうつしちゃ悪いし、今年の風邪は質が悪いって毎年言うから注意するに越したことはないかなーなんて・・。」
 口を開くたびにみさきの背後の墓穴がどんどんと大きくなっているのだが、既にみさきは冷静な判断ができないほど動揺しまくっていた。そんなみさきの両肩を忍の手ががっしりと掴む。
「みさきちゃん・・?何を隠してるの?」
 みさきの目線にまで落とされた忍の目つきが少し不穏な光を放っている。
「あーうー・・。」
 
 段ボールの山と妙に殺風景な部屋の様子。
 忍はしばらくそれらを眺めていたが、やがてため息をついた。
「なるほど・・・そういうこと・・。」
「あの・・黙ってて欲しいってお兄ちゃんに頼んだの私なんです・・。」
 みさきがしょぼんとうなだれたまま忍の方に向かって呟いた。それに対して忍は何も答えずに目を閉じる。
「草薙先輩・・?」
「・・今ちょっと気持ちを落ち着けてるから・・。」
 大きく吸い込んだ空気をゆっくりと静かに吐き出す。その動作を数回繰り返す。
「・・ふう。みさきちゃん、私が知ってることは早川君には内緒よ。」
 目を開いた忍が発した言葉に対してみさきは怪訝そうな視線を向けた。忍はその視線に気が付くと涼しげに微笑み、言葉を付け足した。
「ちょっとね・・水くさい男の子をどうしようかなと思って・・。」
 
「早川君、あさっての日曜日時間あいてる?」
 大輔は忍に声をかけられ、頭の中で考える。荷物の整理はほとんどすんでいる、特に用事もないし、誰かと約束していることもない。
 ただ、この街で過ごす最後の休日。
 大輔は視線を忍に向ける。忍は、ん?という感じに大輔をのぞき込むようにして微かに微笑んでいた。
「ええ、大丈夫です。」
「そう、じゃあ駅に11時待ち合わせね。」
 ほっとしたような雰囲気をみせた忍に大輔が明るい調子で尋ねた。
「珍しいですね、草薙先輩から誘ってくれるなんて。」
「まあ、たまにはね・・。じゃあ、ちゃんと来てね。忙しいだろうけど・・。」
 楽しそうな笑顔に重い足取りというちぐはぐな後ろ姿で去っていく忍。大輔はその姿に複雑そうな視線を向けていた。
 
「相変わらず時間には几帳面なのね・・。」
 待ち合わせより10分早くついた大輔に忍は目を細めた。厳しいしつけの中で育てられたせいか、忍は他人に対しても自然と礼儀を求める癖がついている。
「今日はどこに行くんですか?この前それを聞くのを忘れてて・・。」
「ああ、そう言えばそうね。今度隣町にプラネタリウムができたらしくてね、それを見に行こうかと思って・・。」
「へえ、それは知らなかったなあ・・。」
 忍が男子並の長身のため言葉通りに2人は肩を並べて歩き出した。
「そう言えば、最近星をゆっくりと見た記憶なんかないなあ・・。」
 大輔が空を見上げる。いい天気であったが、当然昼間に星が見えるはずもない。それを見て忍もまた空を見上げて呟いた。
「星はね、本当に星が好きな人にしか見えないって言われてるの。なぜだかわかる?」
「・・・街では見えないからですか?」
 大輔が顎に手をあててしばらく考えた後にそう答えると、忍はおしい、と呟く。
「それもあるけど・・1年の中で夜空がよく見える季節っていうのは夏と冬なの。春と秋は空気中の微粒子が邪魔をして綺麗に見えないことが多いらしいの・・。」
 ここで忍は一旦言葉を切り、大輔の視線にその先を促されて再び口を開く。
「で、夏は天の川とかで個々の星や星座を楽しむにはあんまり適してないの。だから冬の夜空が一番見応えがあるらしいんだけど・・寒いでしょ?だからね、星が好きでそれを見ようとする人にしか星は見えないって言われるのよ。」
 忍が喋り終わると、大輔が感心したように頷いた。
「はあ、なるほど・・。」
「あら、あれがそうみたいね。もう少し大きな建物をイメージしてたんだけど・・。」
 忍の指さす方向に目をやると確かにそれらしい看板が出ている。何はともあれ、2人は受付らしき場所に向かって歩いていった。
 
「なるほど、好きな人にしか見えないですね・・。」
 大輔はがらがらの座席を見渡してぼそりと呟いた。忍はくすくすと笑って大輔の言葉に付け足す。
「それと、もの好きな人かしら?」
 ほぼ2人の貸し切り状態といえそうな館内の様子と、プログラム30分の値段が1000円という値段を少し皮肉りたかったのかもしれない。
 やがて灯りが落とされ、背もたれをたおした2人は暗闇の中に投げ出されたような感覚に陥った。天球に投射される映像の光がうっすらと2人の顔を照らす。大輔の隣にはほの白く光る忍の引き締まった横顔、頭上には視界に収まりきらない星の海。
 プログラムが終了して補助灯がつく。いきなり明るくすると暗さに慣れた目には眩しすぎるからという配慮からだろう。2人はほぼ同時にほう、と息を吐いた。お互い星に魅了されていた。
「いやあ、おもしろいですね。また一緒に・・」
 大輔のうわずった台詞が途中で尻すぼみになり、体の前で握られた拳が力無く脇にたれた。うつむいた大輔が我に返って顔を上げた視界にうつる忍の顔。
 何かに拭われたように忍の顔には表情がなかった。
 感情を喪失したというわけではなく、強い精神力で全てを抑えつけた表情に大輔は思わず視線を逸らす。
「・・・知ってたんですか?」
 口調こそ疑問形ではではあるが、確認するような大輔の言葉に忍は静かに頷いた。
 重い沈黙を忍が破った。
「とりあえずここを出ましょう・・。」
 
「何も告げずに去るつもりだったの・・?」
「正直なところ考えてませんでした。・・なかなか言い出せなかったのも確かですけど。」
 ぽつりぽつりとした独り言のような会話。 
「意気地なし。」
 大輔の身体が小さく揺れる。しかし、返す言葉もない。
「・・・って他人のことは言えないか・・。」
 忍はそう言って寂しそうに笑うと大輔に背を向けた。顔を上げ空を見上げている。
「見ようとしても見えないものはあるわね・・。」
 忍は地面へと視線を落とし歩き始めた。
「草薙さん?」
「今日はお開きにしましょ・・。そんな気分でもないし・・。」
 忍の背中が大輔の目にいつもより小さく見えた。
 
「意気地なし。」
 大輔にではなく、自分に投げかけた言葉。そう、自分には彼を責める資格など無い。
「・・・意気地なし。」
 布団の中で寝返りをうちながら忍はもう一度呟いた。
 
「意気地なし・・か。」
 忍がぽつりと呟いた言葉が大輔の耳に蘇る。伝えられなかったのは引っ越しのことだけではない。でも、・・・迷惑ではないだろうか?
「見ようとしなければ見えない・・か。」
 忍と大輔、それぞれの夜が静かに過ぎていき、そして大輔にとって青空高校へと通う最後の日が訪れた。
 
 突然の転校の知らせに友人達は皆驚いている。微かな非難を大輔は友人と話すその度に感じ取った。本当にこれで良かったのかと言う後悔が大輔の胸を去来する。みさきに頼まれたからという言い訳を与えられ、自分は逃げていただけの意気地なしだと痛感する。
 最後の日はあっという間に過ぎた。放課後になって大輔の腹はやっと決まった。
「星を見に行くか・・。」
 
 忍の背後で屋上への扉が閉まる音がした。屋上に吹く冬の風はあまりに冷たい。
「・・・もの好きね・・。」
「ええ、ちょっと見たいものがあって。」
 屋上のフェンスに背中を預けるようにして忍が振り返った。夕陽をバックにして風景と忍との境界線が曖昧になり、大輔は彼女が風景の一部となってとけ込んでしまったような錯覚に陥った。
「草薙さんに1つ聞いて欲しいことがあるんです。」
 短い、あまりにも短い言葉に万感の想いをのせて・・。
 忍はそれに応えるように笑いながら・・。
 お互いに交わした約束は今も生きている。
 
 前略 草薙さん
 お元気ですか?こちらはみさきも含めて元気です。
 この前、歯をかたかたといわせながら夜空を見上げていました。草薙さんの言うとおり綺麗な星空です。おかげで風邪をひいてしまいました。でも、心配しないでください。受験勉強は順調で、春になればそちらに行けると思います・・いや、必ず行きます。
 それで、1つ頼みたいことがあります。ちょっと恥ずかしいのですが草薙さんの写真が一枚欲しいんです。お守りの代わりに持っておきたいのですが・・。
 
 拝啓 早川君
 頑張ってるみたいね。貴方のことだから心配はしてないわ。
 偶然だけどこの前私もあの時のこと思いだして夜空を見上げていました。・・ひょっとすると同じ日だったかもしれないわね。貴方にとってこの1年は長かったのかしら、それとも短かったのかしら?
 私は・・・内緒よ。
 でも、春が来るのが待ち遠しいわ。
 追伸 頼まれた写真の事だけど、最近撮った一枚を送ります。・・でも送らなくても貴方は持ってる筈なんだけど?
 
                   完
 
 

 さて、こういうラストはどうなんでしょ?ゲームのラストである手紙にあわせてみましたが・・というのも、季節・イベント・状況の全てが違う話しなのでここぐらいしかあわせられなかっただけなんですが。(笑)
 個人的には夏の夜空も好きですけど。星座の数が少ない分、広々とした空間が広がっていて・・とにかく好きです。確かに視覚的には夏の大三角形ぐらいでバリエーションも少ないため辛いかもしれませんが人の好みはそれぞれですし・・。
 後、プラネタリウムはここ十年は足を運んでないので値段の相場はわかりません。視力が落ちてしまうと星空を見る楽しみというのは少々失われてしまいます。ただ冬の田舎では降るような星の輝きに圧倒されてしまったりして、都会に住まわれてる人より親しんできたとは思います。
 最後に一言。いやあ、草薙さんっていいですよね。(笑)

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