<<前の章へ |
熊本市立図書館に戻る | 次の章へ>>
「どうしても最後の踏み込みが……」
約束の一ヶ月まで後一週間と迫り、素子は焦っていた。
そんな素子を見て、森が呟く。
「先輩、やっぱり瞬間移動には瞬間移動で対抗すべきじゃないでしょうか?」
「善行、一緒に仕事しない?」
「では、励むとしますか」
そして2時間後。
「ふむ、普段デスクワークばっかりなのでパイロットの仕事がかえって新鮮で面白いですね……」
「……善行、もう一回仕事しましょ」
「……仕方ないですね」
そしてさらに2時間後。
「善行、一緒に訓練しない?」
「……なんかやけにしつこいですね?」
そしてまたまた2時間後。
「もう一回訓練…」
「……やりますか?」
で、2時間後……
「ふっふっふぅー……」
「ど、どうしました?悪人の笑い方ですよそれは」
「あなたの負けよ、善行!」
きらめく白刃と同時に善行は瞬間移動。
そして、素子は会得したばかりの瞬間移動能力で後を……後を……
「……って、どこに瞬間移動したかわからなきゃ意味無いじゃないの!森、森はどこっ!?」
「……酷いコトしますね、あなた」
「急所は外したわよ……」
「……デジャブですか?」
原さんのファイナルマーチ第7話完
そうか、このパターンなら一話に1人刺すことができたんだな。今更ながら気が付きましたよ、ホント。(笑)
前回のデートと同じ服装を選択したときの『デジャブ?』の台詞が……って、それは『ときメモ・ガールズサイド』のお話でしたね。
<<前の章へ |
熊本市立図書館に戻る | 次の章へ>>