「・・なんだ坊やか。」
「・・・・。」
僕が黙っていると、瀬戸口さんが急に抱きついてきた。
「ははは、そう照れるなよ。・・・まあ、やっぱり抱きしめるなら女の子の身体の方がやわらかくていいな・・・」
こんなところ誰かに見られたくないと思って、僕が懸命にじたばたするとやっと瀬戸口さんが離れてくれた。
かと思いきや、再び背中から抱きつかれる。そして焼け付くような痛み・・・?
「・・・あんなに裏切らないでって言ったのに・・・しかも男相手だなんて・・・。」
「・・・ま、まだ原さんの出番じゃ・・・しかも裏切るってなんですか?」
「この世界では時間がループしているのよ・・・人の思いもね。」
その言葉を境にして、視界が暗転した。
第4話完
そろそろノンストップ原さん状態になってますね。(笑)
ここまで来ると、もう細かい説明は全部抜き!とにかく刺す!以上!(笑)
しかし、こういう繰り返しの技法については関東と関西では寛容さに違いがあるような気がします・・・。
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