このページには、「横須賀市民九条の会」から、全国の「九条の会」の皆様への発信記事を掲載します。

国会へ請願に行きましょう !         (2009/12/17)

 「九条かながわの会」の11.11大集会「輝け九条‐かながわから平和を」で、 参加者の皆さんに配布したちらしです。
 こちらのpdfファイルを開くと、より鮮明な画像をご覧になれます。



国会へ請願に行きましょう !         (2009/08/10)

全国の九条の会の皆さん。

「憲法改正国民投票法」は、来年5月18日から施行されます。8月30日の総選挙の結果如何では、九条改憲の動きが急になることが考えられます。国会へ請願に行き、憲法改正を発議できる国会議員に、直接働きかけをしませんか。
「横須賀市民九条の会」は、半年に一回、集めた署名簿を持って国会に請願をしています。衆議院が解散された翌日の7月22日には、第4回目の国会請願に行ってきました。その様子を[あゆみ]のページに紹介していますので、ご覧になってください。

過去4回、国会請願を行い、行動する中で見えてきたものが沢山あります。それを紹介して、「全国7000を超える九条の会が、次々と国会請願に押し寄せれば、間違いなく改憲阻止の大きな力になる」ということを訴えたいと思います。

1. 国会請願は署名推進団体の責務


「横須賀市民九条の会」で九条を守る請願署名を始めたのは「国民の過半数が九条改憲に反対する世論を作りたい」との思いを直接のきっかけとするものでした。
しかし、この目標は容易に達成できるものではありません。目標には遠いものの、衆参両院議長が請願先になっているこの署名を「速やかに国会に届けるのは、署名推進団体の責務ではないか」と考えたのが、国会請願に踏み切ったきっかけです。
インターネットで検索したところ、意外に少ない署名数の請願もあったことに勇気付けられました。

2. 民主党中心から全党対象に


国会請願には、紹介議員が必要ということすら最初は知りませんでした。紹介議員は誰に頼もうかということになり、護憲・改憲がはっきりしていない民主党に働きかけるのが一番良いのではと考えました。「横須賀市民九条の会」の人脈を通じて、第1回('08/1/17)は千葉景子議員、第2回('08/7/28)は大河原雅子議員に紹介議員をお願いしました。
ところが二度目の国会請願で、「預ける署名数は少なくても、沢山の人に紹介議員になってもらうことが、議事録にも残るし、大切なことです」と秘書の方からアドバイスがありました。そこで、次の回からは、複数の国会議員に請願することとしました。

3. 紹介議員となってもらうための働きかけも大事な活動


第2回請願の後、会の中に「やるゾー !署名プロジェクトチーム」ができました。
このチームは署名活動を推進するだけでなく、第3回の国会請願に当たって、神奈川県選出国会議員の名簿に基づき、電話やお手紙で紹介議員になってもらうための働きかけをしました。共産党や社民党ではスムーズに話がまとまりましたが、他の党の場合は色々な反応がありました。説得するには知識もいります。これも九条を守る闘いです。とりあえず事務所を訪問する約束だけをとりつけた議員もありました。
こうして第3回('09/1/20)には、民主党、共産党、社民党各二人に紹介議員をお願いし、他に民主党議員の事務所12箇所を訪問し、今後紹介議員になってくれるよう直接お願いすることができました。

4. 参加者みんなが一言を


第3回からは3〜4人が1チームになって複数の議員事務所を訪問することにしました。この方法のもう一つのメリットは、参加者全員がそれぞれの言葉で、九条に対する思いを応対してくれた議員や秘書に伝えられることです。
戦争を体験しているお年寄り、戦後の民主教育で育った世代、20才以下の若い人たちと、思いは様々で、同行した人の話に聞き入ることもしばしばでした。

5. 議員や秘書と知り合い、国会が身近になった


今回の第4回('09/7/22)は衆議院解散の翌日になったこともあり、議員は全員留守でした。しかし、繰り返し訪ねている事務所では、秘書が憶えていてくれて、話が弾みました。中には「いつでも国会に遊びに来てください」と言ってくださる方も居て、政治が身近になった感じがしました。
以前のことですが、議員食堂で食事をしていると、テレビで見た顔にふと行き会い、話しかけると一緒に写真に納まってくれたりしました。議員に国民の気持ちを理解してもらうには、何よりも触れ合いが大切だと思います。それには国会へ行くことです。

6. なるべく大勢で行きましょう


過去4回、届けた署名数は毎回2000筆余りです。持参する署名数が少ない代わりに大勢で行こうと、第2回を除き、マイクロバスを仕立てて行きました。それぞれの参加人数は、第1回30名、第2回13名、第3回23名、第4回24名で、いつも新しい人が加わっています。
バスの中では、行きには署名活動の経験交流、帰りにはそれぞれが訪ねた議員事務所での応対や感想を出し合います。行った人は必ず「次はもっと頑張ろう」と元気になって帰ってきます。
第4回には夏休み中の小・中・高校生が一緒に行けるように計画しました。自分で集めた署名を持って行きたいとの声に応えたものです。九条の改定で一番影響を受けるのは若い人たちです。だから、若い人が一緒に請願に加わるのは、特別な意味が有ります。

7. 署名集めの方法にも工夫を


請願に提出する署名簿に、毎回同じ人が署名するのは構わないそうです。しかし、常に新しい層に呼びかける様、いろいろとアイデアを出し合っています。
@ 毎月9日に市内駅頭で署名呼びかけ。
A 学校に許可を得て、高等学校の門前で署名集め。
B 美容院に署名簿を置いてもらう。(1ヶ月ほどで100筆が集まった)
C 個人宅に、手作り九条ポスターの掲示をお願いに回りながら署名集め。
等など、一人ひとりで工夫もしています。

8. 国会請願には色々と規則があるけれど…


議員会館の事務所に面会に行くには、予め訪問の約束を取り付けた上で、受付に訪問先を告げ、先方の了解があることを確認してもらい、発行された許可証を見せて館内に入ります。
折角来たのだからと、議事堂を背景に写真を撮ろうとしたら、これにも議員の紹介が必要と分かりました。更には持参した「横須賀市民九条の会」の横断幕を拡げることは禁止。
初めて行った人は、その警戒の厳しさに驚きます。

でも、主権者はわれわれ国民です。国会請願の権利を、堂々と行使しようではありませんか。
そして、請願への各党・各議員の対応について、全国規模で交流ができると良いと思っています。改憲阻止への大きな圧力になることは間違いありません。



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