歴史を彩った名刹・古城・史跡を行く

松尾芭蕉の古里・忍者発祥の地に日本一の高さを誇る石垣の城

伊賀上野城

名刹古城を行く目次

伊賀上野広域地図

三重県と奈良県の県境、四方を山に囲まれ上方と伊勢を結ぶ伊勢街道が通る9里四方の小さな盆地、そこに俳聖松尾芭蕉の生誕地であり伊賀忍者の発祥地で知られる伊賀上野市がある。
 その近鉄上野市駅裏の上野公園には、関が原の合戦後築城の名手、藤堂高虎がみずから縄張りをして築いた上野城跡がある。
 内堀の石垣の高さ30メートルと日本一の高さを誇り、黒澤明監督の映画「影武者」のロケにも使われた城址である。白亜三層の天守閣は昭和10年に再建されたものだが、老樹の茂る森の中に堅固を誇った高石垣や内堀が当時のままの姿で残り歴史を物語っている。
 城跡の一角にはには松尾芭蕉生誕300年を記念して建てられた奇妙な外観の俳聖殿や伊賀流忍者博物館がある。

交通:大阪上本町から近鉄大阪線急行で1時間20分、伊賀神戸駅乗り換え約30分
   上野市駅下車歩いてすぐ 
  

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大手門から城内へ

伊賀上野城址

城址の中にある
忍者博物館
城址の中にある芭蕉の俳聖殿 日本一の高さを
誇る石垣
天守方面へ登って行く石段 内堀の高さ30m
日本一の石垣
藤堂藩32万石の
上野城天守閣
当時のままの石垣が残る上野城址 桜の名所としても知られる上野城