歴史を歩く、伝統的街並みを行く

童謡赤とんぼの里、白壁と醤油蔵がつづく小さな城下町

 


 播磨の小京都、龍野

街並みを行く目次

龍野広域地図

 白壁の土蔵や武家屋敷など風情のある家並みがつづく、脇坂藩5万3千石の城下町「龍野」。
 1672年「脇坂安政」が入封して以来、明治維新まで領主が替わることなく、脇坂家10代200年にわたる城下町の歴史を持つ全国でもめずらしい町である。
 揖保川が街の中央を流れ、龍野城址をはじめ武家屋敷、藩主の上屋敷だった聚遠亭、白壁土蔵の醤油蔵など現在も当時の面影が残り「播磨の小京都」とも呼ばれてる。

 この町を代表する地場産業で全国一の生産量を誇る「うすくち醤油」、「揖保の糸ブランドのソーメン」は、揖保川の水、播州平野の大豆や麦、すぐ近くで産出される赤穂の塩が、歴代藩主の手厚い奨励により伝統産業を守り育ててきた。
 また、童謡「赤とんぼ」の作者「三木露風」の出身地でもあり、近年は「童謡の里」として城跡の龍野公園内の文学の小径・童謡の小径には「赤とんぼ」や「小さい秋みつけた」「七つの子」などの童謡の歌碑があり、前に立つとメロディーが流れたりもする。
 春には一目3000本といわれる桜が龍野城址を中心に咲き誇り全国から花見客が訪れる桜の名所でもある。
交通:姫路駅からJR姫新線30分本竜野駅下車、竜野城址旧市街まで徒歩20分


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竜野を育んできた揖保川の流れ 旧市街の風情ある街並み 歴史を感じさせる商店の看板 白壁の醤油蔵があちこちに点在 旧市街の裏通り

龍野の旧市街 龍野を代表する
醤油醸造工場
街並みに映える
白壁の醤油蔵
かっては食品問屋だった建物 脇坂藩龍野城主
の上屋敷跡
白壁が美しい
武家屋敷通り
脇坂藩龍野城址

脇坂藩龍野城址
大手門
桜の名所
脇坂藩龍野城址
桜の名所
脇坂藩龍野城址