万葉集に詠われた二上山麓、天平の国宝三重塔と牡丹の古刹
當麻曼荼羅の當麻寺
|
當麻寺広域地図
奈良と大阪の県境に大小二つの峯が寄り添うように並ぶ山がある。万葉集にたびたび詠われた二上山である。かって万葉の人々は二上山に沈む夕日を眺め、彼方に極楽浄土があると信じた。
その麓にある當麻寺は天平時代、日本の白雪姫と言われる中将姫が、蓮の糸で織ったと伝わる極楽浄土を絵に表した當麻曼荼羅(国宝)を本尊とすることで名高い寺である。
境内には白鳳から天平時代にかけて創建された本堂(国宝)と日本で現存する唯一の東塔、西塔二つの三重塔(国宝)が建ち並ぶ。
また寺の南側には、推古天皇が造った日本史の記録に残る一番古い国道である大和と河内をつなぐ竹之内街道が通っている。
画像をクリックすると拡大画像になります。
近鉄當麻駅から當麻寺への街並 |
近くには日本最古の国道竹の内街道 |
當麻寺の門前町の街並
|
門前町の向こうに山門が見えてくる |
當麻寺の山門 |
国宝の三重塔が見えてくる
|
満開の桜に映える
天平時代の三重塔
|
国宝の三重塔
|
境内の堂宇 |
東西二つの三重塔は當麻寺のみ
|
広い境内正面が
本堂 |
本尊の曼荼羅がある国宝の本堂 |
重文の講堂 |
日本最古の梵鐘
(国宝) |
日本最古の石灯籠(重文) |
|