歴史を彩った名刹・古城・史跡を行く

女人高野とシャクナゲで知られ、貞観仏教美術を代表する国宝の宝庫

女人高野の室生寺

名刹古城を行く目次

室生寺広域地図

 大阪、京都より電車を乗り継ぎ約1時間、近鉄室生口大野駅で下車、バスに乗り換え15分程でシャクナゲの寺として、また女人高野の寺として全国に名高い室生寺に着く。
 寺の歴史は古く奈良時代後期(780年頃)に興福寺の僧、賢景によって創建された後、中世には興福寺との対立で一時衰退したが、徳川5代将軍(綱吉)の母、桂昌院の庇護の下に真言宗に改宗して再興された。
 その頃から女人禁制の高野山に対し、女人の入山を許可し「女人高野」と呼ばれるようになり大いに栄え、国宝の釈迦如来像を本尊とする浄土宗の寺である。境内に入ると堂搭は背後の山腹に伽藍を配し、石段により上へ上へと導かれていく。国宝指定の貞観美術の宝庫で、シャクナゲの時期は人で溢れる寺である。

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室生寺への玄関口
近鉄室生口大野駅
室生寺の西の玄関
大野寺の枝垂れ桜
女人高野
室生寺正門
室生寺正門前の室生川に架かる橋 女人高野
仁王門
金堂へ登る鎧坂
両脇はシャクナゲ
重文の弥勒堂 国宝の金堂
国宝の本堂 日本一小さい
国宝の五重塔
奥の院から見下ろした室生の里 日本一小さい
国宝の五重塔
奥の院への石段
386段の石段
奥の院弘法大師
御影堂(重文)