歴史を彩った名刹・古城・史跡を行く

京都宇治の地に中国の名僧が創建した中国風禅宗伽藍の珍しい寺

黄檗山万福禅寺

名刹古城を行く目次

万福寺広域地図

 JR奈良線黄檗駅、京阪宇治線京阪黄檗駅から徒歩5分あまりのところにある「黄檗山萬福禅寺」は、1654年(江戸時代)、中国福建省から渡来した隠元禅師が後水尾法皇や徳川四代将軍家綱公の尊崇を得て、1661年に開創された代表的禅宗伽藍の寺院。
 日本三禅宗(臨済・曹洞・黄檗)の一つで中国の名僧を原点とする黄檗宗の大本山である。
 建造物は中国の明朝様式を取り入れた伽藍配置となっており、創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、主要建物23棟、回廊などが重要文化財に指定されているすごい寺。
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総門・重要文化財 三門・重要文化財 境内 大雄宝殿・重文 天王殿・重文
弥勒菩薩坐像 法堂・重文 鼓楼重要文化財 回廊の合山鐘 斎堂・重文
伽藍堂重要文化財 灯篭が並ぶ廊下 刻限を告げる魚鼓 中国風欄干 中国風の門