伝教太師最澄が開山、日本の仏教界に君臨し強大な力を誇った名刹
天台宗総本山・延暦寺
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延暦寺広域地図
京都より京阪電鉄に乗り、滋賀県大津市坂本駅に降り立つと、日本一の王城(京都)守護、鎮護国家の道場である比叡山の霊峰が目に入ってくる。 延暦寺目指して、坂本駅から約10分ほど歩き日吉大社の裏手のケーブル坂本駅に向かい、そこからケーブルカーに乗ると約10分ほどで延暦寺駅に着く。
今から1200年ほど前の延暦7(788)年に伝教太師最澄が「一隅を照らす人づくり」を願い、山上に庵を結んだのが、天台宗総本山、比叡山延暦寺のはじまりとされる。
広大な山中は、東塔、西塔、横川の3つのエリアからなり、200以上の堂塔伽藍が点在している。
総本堂にあたるのが東塔の根本中堂で、最澄が仏教隆盛を祈願し自刻の薬師如来像を安置し、その前には1200年間絶えることなく灯し続ける「不滅の法灯」がある。鎌倉時代には、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗を興した祖師を輩出するなど、日本仏教史に与えた影響は大きい。
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